JPH0658916A - 超音波顕微鏡装置 - Google Patents

超音波顕微鏡装置

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JPH0658916A
JPH0658916A JP4215056A JP21505692A JPH0658916A JP H0658916 A JPH0658916 A JP H0658916A JP 4215056 A JP4215056 A JP 4215056A JP 21505692 A JP21505692 A JP 21505692A JP H0658916 A JPH0658916 A JP H0658916A
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JP
Japan
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circuit
ultrasonic
probe
vibrators
signal
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Pending
Application number
JP4215056A
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English (en)
Inventor
Sakae Takeda
栄 竹田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動子が複数存在する超音波顕微鏡装置にお
いて、受信系統を1個にして、回路点数の減少をはか
り、更に回路のばらつきの悪影響をさけたい。 【構成】 2つの振動子3、4の受信信号(超音波信
号)を切替回路16で交互に取り込む。この回路16の
出力は、時系列的にみると、複数の振動子からの出力で
あるが、各時点では1つの振動子毎の1つの受信信号と
なる。そこで、切替回路の出力側に1個の受信回路17
と1個の振幅・位相回路18とより成る1個の受信系統
を設けておき、この1個の受信系統だけで、複数の振動
子からの超音波信号を受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異種な弾性波の音速を
同時測定する超音波顕微鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波集束形式には、点集束形(PF
B)と線集束形(LFB)とがあり、LFB形は、異方
性計測に適し、PFB形は、画像計測に適すると云われ
ている。
【0003】PFB形で、異なる2種の弾性波を計測す
るには、それぞれの弾性波が入射角度によって異なるこ
とから、それぞれの入射角度位置に振動子を設置するや
り方をとる。2種の弾性波計測の代表的なものに、V
(Z)曲線がある。V(Z)曲線とは、垂直反射波と表
面弾性波とを、試料と音響レンズとの距離Zを変更しな
がら計測して求めた、その計測値Vと路離Zとの関係を
規定する計測関数である。V(Z)曲線から試料の機械
的、物理的性質を見つける。
【0004】図2(イ)、(ロ)に振動子分離構造のP
FB形の探触子を示す。PFB形探触子1は、音響レン
ズ2と振動子3、4とより成る。音響レンズ2は円筒形
状であり、その上面に振動子3、4を取り付けてある。
音響レンズ2の下面にはレンズ形状の凹面部5を持つ。
図2の(ロ)には、上面に設けた振動子3、4の構成を
示す。振動子3は中心位置に設けられ、円板状の形状で
ある。振動子4は、その振動子3の外側に設けられ、円
環状の形状である。振動子3、4共に、下部電極と上部
電極とを持ち、下部電極は、レンズ2の上面にはりつけ
られ振動子3と4とで共通に使用され、上部電極は、振
動子3、4にそれぞれ独立して設けられている。レンズ
2の凹面部5と試料6との間には音響媒質(水滴)を設
けて測定を行う。振動子3から放射した超音波Cは、試
料表面から反射してこの振動子3に入射する。この入射
波が垂直波である。一方、振動子4から放射した超音波
Aは、試料6の表面を通って反射波Bとなり、振動子4
に入射する。これが表面弾性波である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この振動子分離構造の
探触子の利点は、振動子3、4でそれぞれ独立して超音
波反射信号が検出できる点である。しかし、その場合、
振動子3用の受信回路と、振動子4用の受信回路とを別
々に設けるやり方がとられるが、受信回路の数が大とな
り好ましくない。
【0006】本発明の目的は、振動子の数が増加しても
1個の受信回路で受信可能とする超音波顕微鏡装置を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、増幅を行う受
信手段及び振幅・位相の検出手段とを1系統とし、複数
の振動子を時系列的に切替えて、この1系統で受信でき
るようにした。
【0008】
【作用】本発明によれば、1系統を設けて、この1系統
へ複数の振動子の超音波信号を切替えて送出する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の超音波顕微鏡装置の実施例図
である。本実施例の装置は、送信回路11、分配回路1
2、サーキュレータ13a、13b、切替回路16、受
信回路17、振幅・位相回路18、トリガー回路20、
ゲート回路21、共通バス22、マイクロプロセッサ2
3、Z駆動ステージ24、ステージコントローラ25、
及び探触子1、音響レンズ2、振動子3、4より成る。
【0010】送信回路11はバースト波発生を行い、分
配回路12はこのバースト波を各振動子3、4用に分配
する。サーキュレータ13a、13bは、送信と受信と
の分離を行う。ステージコントローラ25は、探触子1
のZ軸方向の駆動を行う。切替回路16は、サーキュレ
ータ13aと13bとの受信出力をトリガー回路20の
出力で時分割(交互)切替える。受信回路17は、従来
に比し1個のみであり、これは切替回路16の時分割切
替えによって可能となったものである。
【0011】振幅・位相回路18は、受信回路17の出
力を、ゲート回路21のゲート信号に振幅と位相の信号
を出力する。マイクロプロセッサ23は、共通バス22
を介してコントローラ25の制御、トリガー回路20の
制御、及び振幅・位相回路18で得た受信信号(振幅及
び位相)を取り込み、V(Z)曲線を求め、音響解析を
行う。
【0012】次に動作を説明する。トリガー回路20か
ら発せられたトリガーパルスによって送信回路11から
バースト波が出力される。バースト波は分配器12で同
じ大きさで分配され、各々サーキュレータ13a、13
bを介して探触子1の上面にはりつけられた振動子3、
4に印加される。探触子1で検出された超音波信号は再
び振動子3、4で電気信号に変換された後、分配器13
a、13bを介して切替回路16に入力される。切替回
路16ではトリガー回路20から発せられたトリガーパ
ルスによって振動子3または4からの信号を任意選択し
て出力する。任意に選択された信号は受信回路17で増
幅されて振幅・位相回路18に入力される。振幅・位相
回路18ではトリガー回路20のトリガーパルスによっ
てゲート回路21から発生したゲートパルスによって必
要な振幅と位相の信号が得られ、バス22を介してコン
ピュータ23に送られる。探触子1はステージコントロ
ーラ25によって制御されたステージ24によって上下
に走査する。
【0013】本実施例において切替回路16の動作を図
3により説明する。一定周期の繰り返しパルスをトリガ
ーパルスとしてトリガー回路20から送信回路11と切
替回路16とゲート回路21に同時に出力する。まず送
信回路11にトリガーパルスが加わるとバースト波が発
振して分配器12、サーキュレータ13a及び13bを
介して振動子3及び4に印加され、探触子1で検出され
た超音波信号は逆の系路を通って切替回路16に同図の
RF信号a及びRF信号bとして入力される。ところで
トリガーパルスを同図に示すようにTr1、Tr2、Tr3
r4……、というように時系列的に記号をつけておく。
トリガーパルスは同時に切替回路16にも印加されてお
り、例えばトリガーパルスがTr1の時は振動子3からの
信号を選択して切替回路16から出力し、トリガーパル
スがTr2の時は振動子4からの信号を選択して回路16
から出力する。次にトリガーパルスTr3が発せられると
切替回路16は再びa側に切替り同様の動作を行う。つ
まり同図に示すようにトリガーパルスが切替回路16に
印加されるたびにスイッチング動作により信号aとbが
交互に切り換って出力される。
【0014】一方、ゲート回路21からはトリガーパル
スにより予め設定された位置と幅で同図に示すようなゲ
ートパルスが振幅・位相回路18に印加されて、ゲート
内に現れたRF信号の振幅(最大値)と位相を測定し
て、その結果をディジタル値としてインタフェースを介
して、データバスライン22、マイクロプロセッサ23
に送られ、所定の演算がなされる。
【0015】本実施例によれば、切替回路16をTr
順番によって交互切替えているため、受信回路は、回路
17の1個のみで2つの振動子3、4の反射信号を交互
に受信できることになった。
【0016】本実施例では図1に示すように、探触子は
1つで振動子が2つの例を示したが、振動子の数は3つ
でも4つでも構わず、その数を切替える機能を持った切
替回路16であればよい。さらにまた、図4に示すよう
に探触子が複数(1A、1B)であっても方法は同じで
ある。
【0017】本実施例での2つの弾性波として、垂直反
射波と表面反射波の例としたが、表面反射波の種類は各
種存在し、且つそれらは入射角によって定まっている。
即ち、表面弾性波(SAW)には、表面のみを伝播する
本来の表面弾性波の他に、媒質(水)を伝播する漏洩波
(L)、試料中を伝播する疑似波(P)があり、更にそ
れらの組合さった各種の波が存在する(LSAW、PS
AW、LPSAW)。また縦波、横波があり、これらと
表面弾性波との組合せ、また漏洩波(L)、疑似波
(P)との組合せも種々存在する。計測目的によってど
の波を計測するかが定まる。そこで、図1での1個の振
動子4の他に、その外周又は内周に1つ又は2つ以上の
円環状振動子をその入射角に位置するように設けておく
ことで、複数の表面弾性波を検出できる。こうした2つ
以上の円環状振動子を設けた構成に対しても、1個の受
信回路でそれぞれの振動子の反射信号の受信を達成でき
る。また、ステージ24の測定中の位置変動に対して、
図4の回路で、2つの振動子1Aと1Bとの受信信号の
位相差を求めてステージの水平面での左右の位置変動を
補正するやり方が考えられる。このような位置補正の際
にも、受信回路は1個ですむとの利点がある。更に、P
FBの例としたが、LFB(材料の異方性計測に使用)
でも適用できる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、受信回路以降の回路は
1系統ですむので、 (イ)、回路を複数にしたときの回路間の特性のばらつ
きがなくなる。 (ロ)、振動子または探触子が複数であっても切替回路
の構成を変更するだけで対応できる。 (ハ)、安価になる。 (ニ)、コンパクトになる。との効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波顕微鏡装置の実施例図である。
【図2】本発明の対象となる探触子の構成図である。
【図3】本発明のタイムチャートである。
【図4】本発明の超音波顕微鏡装置の他の実施例図であ
る。
【符号の説明】
1 探触子 2 音響レンズ 3、4 振動子 5 凹面部 11 送信回路 12 分配回路 13a、13b サーキュレータ 16 切替回路 17 受信回路 18 振幅・位相回路 20 トリガー回路 21 ゲート回路 23 マイクロプロセッサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料表面を伝播する複数弾性波の音速を
    測定する超音波顕微鏡装置において、複数の弾性波を検
    出するために探触子のレンズ上面に配置された複数の振
    動子と、夫々振動子に同時にバースト波を送出する手段
    と、探触子で検出した複数の超音波信号から任意の超音
    波信号を選択し逐次切替える手段と、前記で選択された
    超音波信号を増幅する手段と、増幅された超音波信号の
    任意の位置にゲートをかける手段と、ゲート内に現れた
    超音波信号の振幅と位相を測定する手段と、探触子を試
    料表面に垂直な方向に移動させる手段を備えた超音波顕
    微鏡装置。
  2. 【請求項2】 上記逐次切替える手段は、時系列的な切
    替えタイミング信号によって、複数の振動子の超音波信
    号を逐次切替えるものとした請求項1の超音波顕微鏡装
    置。
JP4215056A 1992-08-12 1992-08-12 超音波顕微鏡装置 Pending JPH0658916A (ja)

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