JPH065884Y2 - 通気性天井材 - Google Patents
通気性天井材Info
- Publication number
- JPH065884Y2 JPH065884Y2 JP1988154298U JP15429888U JPH065884Y2 JP H065884 Y2 JPH065884 Y2 JP H065884Y2 JP 1988154298 U JP1988154298 U JP 1988154298U JP 15429888 U JP15429888 U JP 15429888U JP H065884 Y2 JPH065884 Y2 JP H065884Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- ceiling material
- breathable
- core material
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Building Environments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、畜舎等の天井に適用して換気と断熱に優れ
た通気性天井材に関する。
た通気性天井材に関する。
(従来の技術) 従来、畜舎の換気は、その換気効率を高めるとともに、
舎内の熱効率を高めるために、外部から導入した新鮮な
空気を天井から舎内に流出させるようになっている。そ
のため、天井材として、全体が通気性をもつように組成
したボード材、又はベニヤ材等に多数の小孔をあけたも
の等が使用されている。しかしながら、従来のこれらの
天井材はコストが高く、しかも施工が困難であり、さら
に粉塵等の目詰まりが発生し易く、十分な性能を発揮す
ることができない等の問題点があった。
舎内の熱効率を高めるために、外部から導入した新鮮な
空気を天井から舎内に流出させるようになっている。そ
のため、天井材として、全体が通気性をもつように組成
したボード材、又はベニヤ材等に多数の小孔をあけたも
の等が使用されている。しかしながら、従来のこれらの
天井材はコストが高く、しかも施工が困難であり、さら
に粉塵等の目詰まりが発生し易く、十分な性能を発揮す
ることができない等の問題点があった。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記従来の天井材の問題点を解消するために
創案されたものであって、目詰まりが発生し難く通気性
が良く、しかも舎内の保温性が良く、且つ低コストであ
り、さらに施工も簡単である通気性天井を提供すること
を目的とする。
創案されたものであって、目詰まりが発生し難く通気性
が良く、しかも舎内の保温性が良く、且つ低コストであ
り、さらに施工も簡単である通気性天井を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を本考案の通気性天井材は、網状のシート心材
を挟んで一側には合成樹脂性フィルムを、他側にはアル
ミニュウム箔を定着させて形成した通気を遮断する密閉
部と、前記網状心材が露出する適宜細幅の連続通気孔と
を交互に設けたことを特徴とする構成を達成することが
できる。
を挟んで一側には合成樹脂性フィルムを、他側にはアル
ミニュウム箔を定着させて形成した通気を遮断する密閉
部と、前記網状心材が露出する適宜細幅の連続通気孔と
を交互に設けたことを特徴とする構成を達成することが
できる。
(作用) 上記天井材の密閉部は、合成樹脂及びアルミニュウム箔
の積層構造になっているので、通気を遮断すると共に熱
を反射して極めて断熱性に優れている。また、一方通気
孔は粗い網目となっているので、目詰りを起こし難く極
めて通気性に優れている。従って、上記天井材を天井に
採用することによって、冬季において室内上部の天井面
に停滞する暖かい空気は、アルミニュウム箔によって反
射され、室内の保温を高め、且つ通気性に優れているの
で天井全域から外部の新鮮な空気が導入されて、室内の
換気を効率的に行うことができる。
の積層構造になっているので、通気を遮断すると共に熱
を反射して極めて断熱性に優れている。また、一方通気
孔は粗い網目となっているので、目詰りを起こし難く極
めて通気性に優れている。従って、上記天井材を天井に
採用することによって、冬季において室内上部の天井面
に停滞する暖かい空気は、アルミニュウム箔によって反
射され、室内の保温を高め、且つ通気性に優れているの
で天井全域から外部の新鮮な空気が導入されて、室内の
換気を効率的に行うことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図乃至第2図は、本考案に係る通気性天井材の実施
例を示す。図中1は、通気性天井材であり、強靱な細い
繊維材で粗く編んだ網状の心材2を挟んで、片側に適宜
面積を有するポリプロピレンフィルム等の合成樹脂性フ
ィルム3を、他面側には前記合成樹脂フィルムと同じ面
積を有するアルミニュウム箔4を定着してなる密閉部5
が適宜細幅の間隔を経て順次形成されている。前記密閉
部5間の細幅間隔部は、網状心材2が露出して通気孔6
を形成している。該通気孔6は、本実施例では、短冊状
に形成される密閉部5間に連続して形成されているが、
必ずしも連続状に構成されていなくても良い。例えば、
合成樹脂フィルムとアルミニュウム箔とを多数の孔が形
成されたものを用いて、両者を網状心材を介在させて両
者の孔が一致するように定着させれば、不連続の通気孔
が多数形成されることになる。
例を示す。図中1は、通気性天井材であり、強靱な細い
繊維材で粗く編んだ網状の心材2を挟んで、片側に適宜
面積を有するポリプロピレンフィルム等の合成樹脂性フ
ィルム3を、他面側には前記合成樹脂フィルムと同じ面
積を有するアルミニュウム箔4を定着してなる密閉部5
が適宜細幅の間隔を経て順次形成されている。前記密閉
部5間の細幅間隔部は、網状心材2が露出して通気孔6
を形成している。該通気孔6は、本実施例では、短冊状
に形成される密閉部5間に連続して形成されているが、
必ずしも連続状に構成されていなくても良い。例えば、
合成樹脂フィルムとアルミニュウム箔とを多数の孔が形
成されたものを用いて、両者を網状心材を介在させて両
者の孔が一致するように定着させれば、不連続の通気孔
が多数形成されることになる。
上記通気性天井材を畜舎に使用する場合、針金で棚を設
け、該棚に上記天井材を合成樹脂フィルム面を上にして
載せ、端部を固定するだけで、例えば第3図に示すよう
に、通気性天井が構成できる。上記天井材は、継目を熱
着又は縫合することによって、簡単に大面積の天井を構
成することができる。なお、第3図において、10は屋
根、11は空気取入口、13が上記通気性天井材で構成
された通気性天井、14が豚房、15が豚房のすのこ
床、16が排気ダクト、17が排気口であり、矢印が空
気の流れを示している。
け、該棚に上記天井材を合成樹脂フィルム面を上にして
載せ、端部を固定するだけで、例えば第3図に示すよう
に、通気性天井が構成できる。上記天井材は、継目を熱
着又は縫合することによって、簡単に大面積の天井を構
成することができる。なお、第3図において、10は屋
根、11は空気取入口、13が上記通気性天井材で構成
された通気性天井、14が豚房、15が豚房のすのこ
床、16が排気ダクト、17が排気口であり、矢印が空
気の流れを示している。
上記天井材によって通気性天井を構成することによっ
て、空気取入口11から取り入れられた外部の新鮮な空
気は、通気孔2を介して天井全体から室内に流入し、室
内上部の暖かい空気を攪はんして、室内の汚れた空気を
室床面の冷たい空気と熱交換しながら豚房のすのこ床を
通って排気ダクトにより、外部に排出する。また、室内
の暖かい空気は熱対流により室上部に滞留するが、この
通気性天井によれば、密閉部5の室内に面する側には、
熱の反射効率が高いアルミニュウム箔を設けてあるの
で、該アルミニュウム箔に反射され、極めて断熱効果が
高く、熱エネルギーが節約できる。また、軽量な可とう
性シートであるから、単に吊だけで簡単に天井を形成す
ることができる。
て、空気取入口11から取り入れられた外部の新鮮な空
気は、通気孔2を介して天井全体から室内に流入し、室
内上部の暖かい空気を攪はんして、室内の汚れた空気を
室床面の冷たい空気と熱交換しながら豚房のすのこ床を
通って排気ダクトにより、外部に排出する。また、室内
の暖かい空気は熱対流により室上部に滞留するが、この
通気性天井によれば、密閉部5の室内に面する側には、
熱の反射効率が高いアルミニュウム箔を設けてあるの
で、該アルミニュウム箔に反射され、極めて断熱効果が
高く、熱エネルギーが節約できる。また、軽量な可とう
性シートであるから、単に吊だけで簡単に天井を形成す
ることができる。
なお、本願の天井材の適用は、豚舎等の畜舎に限らず、
種々の建造物の天井材として適用できる。
種々の建造物の天井材として適用できる。
(効果) 本考案の天井材は、以上のように構成され次のような顕
著な効果を奏する。
著な効果を奏する。
密閉部は通気を遮断すると共に熱を反射し、一方通気孔
は目詰りを起こし難く極めて通気性に優れているので、
断熱と通気性に優れた天井材を得ることができる。
は目詰りを起こし難く極めて通気性に優れているので、
断熱と通気性に優れた天井材を得ることができる。
従って、上記天井材を天井に採用することによって、冬
季において室内の保温を高めつつ、天井全域から外部の
新鮮な空気が導入されて、室内の換気を効率的に且つ室
内の大幅な温度変化をもたらすことなく行うことができ
る。
季において室内の保温を高めつつ、天井全域から外部の
新鮮な空気が導入されて、室内の換気を効率的に且つ室
内の大幅な温度変化をもたらすことなく行うことができ
る。
従来の天井材と比べ、材料費が安く、且つ軽量であるの
で、簡単に取付ることができ、施工コストも安い。
で、簡単に取付ることができ、施工コストも安い。
図面は本考案の通気性天井材の実施例を示し、第1図は
その正面断面図、第2図はその平面図、第3図は該天井
材を適用した豚舎の側概略断面図である。 1:通気性天井材、2:網状心材、3:合成樹脂性フィ
ルム、4:アルミニュウム箔、5:密閉部、6:通気孔
その正面断面図、第2図はその平面図、第3図は該天井
材を適用した豚舎の側概略断面図である。 1:通気性天井材、2:網状心材、3:合成樹脂性フィ
ルム、4:アルミニュウム箔、5:密閉部、6:通気孔
Claims (1)
- 【請求項1】網状のシート心材を挟んで一側には合成樹
脂性フィルムを、他側にはアルミニュウム箔を定着させ
て形成した通気を遮断する密閉部と、 前記網状心材が露出する適宜細幅の連続通気孔とを交互
に設けたことを特徴とする通気性天井材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988154298U JPH065884Y2 (ja) | 1988-11-29 | 1988-11-29 | 通気性天井材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988154298U JPH065884Y2 (ja) | 1988-11-29 | 1988-11-29 | 通気性天井材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0276028U JPH0276028U (ja) | 1990-06-11 |
JPH065884Y2 true JPH065884Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=31430904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988154298U Expired - Lifetime JPH065884Y2 (ja) | 1988-11-29 | 1988-11-29 | 通気性天井材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065884Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3324823B2 (ja) * | 1993-03-03 | 2002-09-17 | アキレス株式会社 | 建築物構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53143156U (ja) * | 1977-04-15 | 1978-11-11 | ||
JPS62131822U (ja) * | 1986-02-12 | 1987-08-20 | ||
JPS635877U (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-14 |
-
1988
- 1988-11-29 JP JP1988154298U patent/JPH065884Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0276028U (ja) | 1990-06-11 |
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