JPH0658791B2 - 色基準用モノクロ陰極線管およびその製造方法 - Google Patents
色基準用モノクロ陰極線管およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH0658791B2 JPH0658791B2 JP61075653A JP7565386A JPH0658791B2 JP H0658791 B2 JPH0658791 B2 JP H0658791B2 JP 61075653 A JP61075653 A JP 61075653A JP 7565386 A JP7565386 A JP 7565386A JP H0658791 B2 JPH0658791 B2 JP H0658791B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- cathode ray
- ray tube
- phosphor
- color reference
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/10—Screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored
- H01J29/18—Luminescent screens
- H01J29/30—Luminescent screens with luminescent material discontinuously arranged, e.g. in dots, in lines
- H01J29/32—Luminescent screens with luminescent material discontinuously arranged, e.g. in dots, in lines with adjacent dots or lines of different luminescent material, e.g. for colour television
Landscapes
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、色基準に関するものであり、特に色基準とし
てのモノクロ陰極線管(CRT)およびその製造方法に関す
るものである。
てのモノクロ陰極線管(CRT)およびその製造方法に関す
るものである。
あらゆる測色機器は使用前に標準源に対し校正する必要
がある。ナショナル・ビューロー・オブ・スタンダーズ
(National Bureau of Standards)はこのような校正に対
する一次源として白熱電球を挙げている。任意の色は複
合フィルタセットを用いることにより達成でき、色の安
定性は入力エネルギー(電流および電圧)を極めて正確
に制御することにより得られる。
がある。ナショナル・ビューロー・オブ・スタンダーズ
(National Bureau of Standards)はこのような校正に対
する一次源として白熱電球を挙げている。任意の色は複
合フィルタセットを用いることにより達成でき、色の安
定性は入力エネルギー(電流および電圧)を極めて正確
に制御することにより得られる。
しかし、研究機関以外では、使用が面倒であっても廉価
な標準(しばしば二次標準と称する)が必要である。例
えば、製造段階において、色の品質制御を良好に行う為
には、安定で、竪牢で、携帯的で、比較的廉価な色標準
が必要となる。
な標準(しばしば二次標準と称する)が必要である。例
えば、製造段階において、色の品質制御を良好に行う為
には、安定で、竪牢で、携帯的で、比較的廉価な色標準
が必要となる。
標準のカラーテレビジョン受像機或いは試験セットはそ
の色域内の任意の色を得るように比較的容易に調整しう
る。しかし、色の安定性は、3(赤、青および緑)電子
銃間の位置合わせ、シャドウマスクスクリーン上の蛍光
体パターンとの間の位置合わせ、電子銃の各々における
相対ビーム電流および動作(陽極)電圧を含む多数の要
因に依存する。
の色域内の任意の色を得るように比較的容易に調整しう
る。しかし、色の安定性は、3(赤、青および緑)電子
銃間の位置合わせ、シャドウマスクスクリーン上の蛍光
体パターンとの間の位置合わせ、電子銃の各々における
相対ビーム電流および動作(陽極)電圧を含む多数の要
因に依存する。
この問題に対する1つの解決策は電子銃の2つ、シャド
ウマスクおよび螢光体パターンを除去し、異なる螢光体
を物理的に混合し、この得られた混合物をCRTスクリー
ン上に堆積することにより所望の色標準を生ぜしめるこ
とである(例えば米国特許第4,406,971号明細書参
照)。しかし、このようなCRTは主として螢光体粉末の
物理的特性が異なる為に製造するのが困難である。例え
ば、スラリーからの沈殿により螢光体混合物を堆積する
と、沈殿速度が異なったり、堆積異常が生じたりするこ
とにより沈殿堆積体の色をもとの混合物の色と相違せし
めてしまう。従って特定の色標準を得るには可成りの試
行錯誤が必要である。
ウマスクおよび螢光体パターンを除去し、異なる螢光体
を物理的に混合し、この得られた混合物をCRTスクリー
ン上に堆積することにより所望の色標準を生ぜしめるこ
とである(例えば米国特許第4,406,971号明細書参
照)。しかし、このようなCRTは主として螢光体粉末の
物理的特性が異なる為に製造するのが困難である。例え
ば、スラリーからの沈殿により螢光体混合物を堆積する
と、沈殿速度が異なったり、堆積異常が生じたりするこ
とにより沈殿堆積体の色をもとの混合物の色と相違せし
めてしまう。従って特定の色標準を得るには可成りの試
行錯誤が必要である。
本発明の目的は、製造容易で、安定で、竪牢で、携帯的
で、廉価な色標準を提供せんとするにある。
で、廉価な色標準を提供せんとするにある。
本発明の他の目的は、位置合せや電気的な要因に殆ど依
存しないCRT螢光体の色標準を提供せんとするにある。
存しないCRT螢光体の色標準を提供せんとするにある。
本発明による色基準用モノクロ陰極線管(CRT)は、電子
銃と、少なくとも2種類の色の螢光体素子のパターン化
アレイの少なくとも1つのフィールドを有するスクリー
ンとを具えており、螢光体素子の寸法は各色に対し一定
であり、異なる色の螢光体素子の相対寸法は前記のアレ
イを予め定めたビーム電流および陽極電圧の電子からの
電子により走査した際に標準色が得られるように予め決
定されている。
銃と、少なくとも2種類の色の螢光体素子のパターン化
アレイの少なくとも1つのフィールドを有するスクリー
ンとを具えており、螢光体素子の寸法は各色に対し一定
であり、異なる色の螢光体素子の相対寸法は前記のアレ
イを予め定めたビーム電流および陽極電圧の電子からの
電子により走査した際に標準色が得られるように予め決
定されている。
本発明の好適例では、赤、青および緑の螢光体を順次に
設けた第1のアレイを用いて、これらの色域内の標準色
を得、アレイを他の3つのアレイとともにCRTのスクリ
ーン上に位置させ、これら他の3つのアレイの各々は第
1のアレイ中の原色の1つのみを以って構成する。
設けた第1のアレイを用いて、これらの色域内の標準色
を得、アレイを他の3つのアレイとともにCRTのスクリ
ーン上に位置させ、これら他の3つのアレイの各々は第
1のアレイ中の原色の1つのみを以って構成する。
本発明によれば、螢光体アレイを製造する方法をも提供
し、この方法では、第1の螢光体およびホトレジストの
第1の層を第1の位置からの化学線放射源によりパター
ン化したアパーチャマスクを経て露光し、この露光した
第1の層を現像して第1の螢光体素子のパターンを形成
し、第2の螢光体およびホトレジストの第2の層を第1
の螢光体素子のパターンの上に配置し、次にこの第2の
層を第2の位置からの化学線放射源により前記のアパー
チャマスクを経て露光し、この第2の層を現像して第1
の螢光体素子間に第2の螢光体素子のパターンを形成
し、螢光体素子の寸法は露光時間長に関連させるととも
に各色に対し一定とし、露光時間長は所望の色が生じる
螢光体素子の相対寸法が得られるように決定する。
し、この方法では、第1の螢光体およびホトレジストの
第1の層を第1の位置からの化学線放射源によりパター
ン化したアパーチャマスクを経て露光し、この露光した
第1の層を現像して第1の螢光体素子のパターンを形成
し、第2の螢光体およびホトレジストの第2の層を第1
の螢光体素子のパターンの上に配置し、次にこの第2の
層を第2の位置からの化学線放射源により前記のアパー
チャマスクを経て露光し、この第2の層を現像して第1
の螢光体素子間に第2の螢光体素子のパターンを形成
し、螢光体素子の寸法は露光時間長に関連させるととも
に各色に対し一定とし、露光時間長は所望の色が生じる
螢光体素子の相対寸法が得られるように決定する。
本発明の好適例によれば、赤、青および緑の3種類の螢
光体素子を順次に配置して設けるアレイは、3回の写真
食刻形成工程を順次に行うことにより形成する。
光体素子を順次に配置して設けるアレイは、3回の写真
食刻形成工程を順次に行うことにより形成する。
本発明の他の好適例によれば、パターン化したアパーチ
ャマスクをほぼ完全に孔で満たし、まず最初孔をマスク
し、次に形成すべきフィールドを画成するアパーチャマ
スクの領域における孔のマスクを順次に取り、マスクが
取られた各領域に対し写真食刻処理を繰返することによ
り、各々が異なる標準色のアレイを有する複数のフィー
ルドをフェースパネル上に順次に形成する。
ャマスクをほぼ完全に孔で満たし、まず最初孔をマスク
し、次に形成すべきフィールドを画成するアパーチャマ
スクの領域における孔のマスクを順次に取り、マスクが
取られた各領域に対し写真食刻処理を繰返することによ
り、各々が異なる標準色のアレイを有する複数のフィー
ルドをフェースパネル上に順次に形成する。
本発明の更に他の好適例によれば、パターン化したアパ
ーチャマスクをほぼ完全に孔で満たし、まず最初孔をマ
スクし、次に同じ色を含むフィールドを画成するアパー
チャマスクの領域における孔のマスクを取り、これらの
マスク除去領域に対し写真食刻処理を行い、次に1色の
フィールドの領域をマスクし、マスクを取った領域に対
する処理を行うとにより、少なくとも1つのフィールド
が1色のみの螢光体素子のアレイであり、この色が他の
色の少なくとも1つのアレイ中にも存在している複数の
フィールドを形成する。
ーチャマスクをほぼ完全に孔で満たし、まず最初孔をマ
スクし、次に同じ色を含むフィールドを画成するアパー
チャマスクの領域における孔のマスクを取り、これらの
マスク除去領域に対し写真食刻処理を行い、次に1色の
フィールドの領域をマスクし、マスクを取った領域に対
する処理を行うとにより、少なくとも1つのフィールド
が1色のみの螢光体素子のアレイであり、この色が他の
色の少なくとも1つのアレイ中にも存在している複数の
フィールドを形成する。
図面につき本発明を説明する。
第1図に示す本発明の陰極線管(CRT)11はネック13、フ
ァンネル15およびフェースパネル17の部分を一体に有す
る外側ガラス管器と、フェースパネル17の内面上に設け
た複数の色基準フィールド(19および21を示してある)
より成るスクリーンと、これら色基準フィールド19およ
び21を覆いフェースパネル17の側壁17aまで部分的に延
在する導電性被膜22と、この導電性被膜22を部分的に覆
いファンネル15の内面を横切って部分的にネック13内ま
で延在する導電性被膜37と、ネック13内に位置する電子
銃アセンブリ23とを具えており、電子銃アセンブリはコ
ンバーゼンスカップ33内で終端しており且つこの電子銃
アセンブリは、コンバーゼンスカップに連結され導電性
被覆37と電気接触させる為の少なくとも1つの緩衝部材
38を有している。
ァンネル15およびフェースパネル17の部分を一体に有す
る外側ガラス管器と、フェースパネル17の内面上に設け
た複数の色基準フィールド(19および21を示してある)
より成るスクリーンと、これら色基準フィールド19およ
び21を覆いフェースパネル17の側壁17aまで部分的に延
在する導電性被膜22と、この導電性被膜22を部分的に覆
いファンネル15の内面を横切って部分的にネック13内ま
で延在する導電性被膜37と、ネック13内に位置する電子
銃アセンブリ23とを具えており、電子銃アセンブリはコ
ンバーゼンスカップ33内で終端しており且つこの電子銃
アセンブリは、コンバーゼンスカップに連結され導電性
被覆37と電気接触させる為の少なくとも1つの緩衝部材
38を有している。
動作に当っては、陽極ボタン34を経てスクリーンおよび
電子銃アセンブリの端子部分に動作電圧すなわち陽極電
圧を印加し、種々の小電圧をピンコネクタ31を経て電子
銃アセンブリに印加し、これにより少なくとも1つの電
子ビーム27をスクリーンの方向に向ける。関連の偏向コ
イルおよび制御回路(図示せず)は既知のようにビーム
がスクリーン上を走査するようにする。これにより色基
準フィールドの内CRT螢光体が励起され、所定の色の発
光放射を生ぜしめる。これらの色は陽極電圧およびビー
ム電流が所定の値である場合に安定であり再現性があ
る。
電子銃アセンブリの端子部分に動作電圧すなわち陽極電
圧を印加し、種々の小電圧をピンコネクタ31を経て電子
銃アセンブリに印加し、これにより少なくとも1つの電
子ビーム27をスクリーンの方向に向ける。関連の偏向コ
イルおよび制御回路(図示せず)は既知のようにビーム
がスクリーン上を走査するようにする。これにより色基
準フィールドの内CRT螢光体が励起され、所定の色の発
光放射を生ぜしめる。これらの色は陽極電圧およびビー
ム電流が所定の値である場合に安定であり再現性があ
る。
第2図は第1図のパネル17の正面図であり、4つの色基
準フィールド21,19,190および210を示している。これ
らの色基準フィールドの各々は垂直に向けた螢光体材料
のストライプを以って構成されている。フィールド190
は赤、青および緑の細条を順次に配列したアレイを以っ
て構成され、フィールド21,19および210の各々はこれ
ら三原色の1つのみを以って構成されている。フィール
ド190内の赤、青および緑のストライプの相対的な幅は
これら原色の色域内の所望の色、例えば特定の色温度を
有する白を与えるように選択する。本例における他の色
基準フィールドは単に原色を与えるだけである。しか
し、これらの他のフィールドのいずれか1つ或いは複数
個を2種類以上の螢光体素を以って構成し、異なる色温
度の追加の白或いは他の標準色を与えるようにすること
もできる。
準フィールド21,19,190および210を示している。これ
らの色基準フィールドの各々は垂直に向けた螢光体材料
のストライプを以って構成されている。フィールド190
は赤、青および緑の細条を順次に配列したアレイを以っ
て構成され、フィールド21,19および210の各々はこれ
ら三原色の1つのみを以って構成されている。フィール
ド190内の赤、青および緑のストライプの相対的な幅は
これら原色の色域内の所望の色、例えば特定の色温度を
有する白を与えるように選択する。本例における他の色
基準フィールドは単に原色を与えるだけである。しか
し、これらの他のフィールドのいずれか1つ或いは複数
個を2種類以上の螢光体素を以って構成し、異なる色温
度の追加の白或いは他の標準色を与えるようにすること
もできる。
単色フィールド21,19および210における螢光体ストラ
イブ間の間隔はフィールド190における場合よりも広く
する。その理由は、螢光体細条はすべてカラーテレビジ
ョン用のカラーCRTに用いられている種類の1つのシャ
ドウマスクに対応するアパーチャマスクを経て写真食刻
的に形成される為である。このようなマスクを第3図に
示す。
イブ間の間隔はフィールド190における場合よりも広く
する。その理由は、螢光体細条はすべてカラーテレビジ
ョン用のカラーCRTに用いられている種類の1つのシャ
ドウマスクに対応するアパーチャマスクを経て写真食刻
的に形成される為である。このようなマスクを第3図に
示す。
本例では、マスク40内の孔490は縦方向に細長であり、
縦列に配置され、孔の幅よりも短かい距離だけこれら縦
列中で互いに分離されている。マスク40を覆う第2のマ
スク41は大きな孔49および50により、スクリーン上に形
成すべき4つのフィールドのうらの2つを規定する。他
のフィールドの孔の位置を仮想的に51および52で示して
ある。
縦列に配置され、孔の幅よりも短かい距離だけこれら縦
列中で互いに分離されている。マスク40を覆う第2のマ
スク41は大きな孔49および50により、スクリーン上に形
成すべき4つのフィールドのうらの2つを規定する。他
のフィールドの孔の位置を仮想的に51および52で示して
ある。
4つの色基準フィールド21,19,210および190を有する
フェースパネルは3回の露光工程で製造でき、各露光工
程でフェースパネルの2つの部分のみを第2のマスク41
で被覆しないようにする。例えば、第1の露光工程で部
分19および190を被覆せず、第2の露光工程で部分21お
よび190を被覆せず、第3の露光工程で部分210および19
0を被覆しないようにする。このようにするのは種々の
方法で達成しうる。
フェースパネルは3回の露光工程で製造でき、各露光工
程でフェースパネルの2つの部分のみを第2のマスク41
で被覆しないようにする。例えば、第1の露光工程で部
分19および190を被覆せず、第2の露光工程で部分21お
よび190を被覆せず、第3の露光工程で部分210および19
0を被覆しないようにする。このようにするのは種々の
方法で達成しうる。
第1の具体例では、マスク40上に第2のマスク41を重ね
る。第1の露光工程で用いる第2のマスク41は2つの大
きな孔49および50を有する。これら2つの孔49および50
は前述したようにスクリーン上に形成すべき4つのフィ
ールドのうちの2つ(19,190)を規定する。この第1露
光工程で部分19および190が露光される。次に、上記の
第2のマスク41を除去し、他の第2のマスク41をマスク
40上に配置する。この他の第2のマスク41はフィールド
21および190を規定する2つの大きな孔50および51を有
する。この第2のマスクを用いて第2露光工程で部分21
および190を露光する。第3露光工程では、大きな孔50
および52を有する更に他の第2のマスク41をマスク40上
に重ね、この第2のマスクを用いて第3露光工程で部分
210および190を露光する。
る。第1の露光工程で用いる第2のマスク41は2つの大
きな孔49および50を有する。これら2つの孔49および50
は前述したようにスクリーン上に形成すべき4つのフィ
ールドのうちの2つ(19,190)を規定する。この第1露
光工程で部分19および190が露光される。次に、上記の
第2のマスク41を除去し、他の第2のマスク41をマスク
40上に配置する。この他の第2のマスク41はフィールド
21および190を規定する2つの大きな孔50および51を有
する。この第2のマスクを用いて第2露光工程で部分21
および190を露光する。第3露光工程では、大きな孔50
および52を有する更に他の第2のマスク41をマスク40上
に重ね、この第2のマスクを用いて第3露光工程で部分
210および190を露光する。
第2の具体例では、4つの孔49〜52をあけた1つのみの
第2のマスクを用い、この第2のマスクに、孔49,51お
よび52を選択的に覆う手段(例えばふた)を設ける。第
1露光工程では孔51および52を覆い(従って孔49および
50を覆わないように保ち)、第2露光工程では孔49およ
び52を覆い(従って孔51および50を覆わないように保
ち)、第3露光工程で孔49および51を覆う(従って孔52
および50を覆わないように保つ)。
第2のマスクを用い、この第2のマスクに、孔49,51お
よび52を選択的に覆う手段(例えばふた)を設ける。第
1露光工程では孔51および52を覆い(従って孔49および
50を覆わないように保ち)、第2露光工程では孔49およ
び52を覆い(従って孔51および50を覆わないように保
ち)、第3露光工程で孔49および51を覆う(従って孔52
および50を覆わないように保つ)。
採用する写真食刻処理では、重クロム酸塩で感光性が与
えられ、光のような化学線の放射源により露光すると水
に溶解しなくなるポリビニルアルコールのような水性の
ホトレジスト材料を、パターン化したマスクを経て露光
し、次に水で洗浄して現像し、露光されなかった部分を
除去して露光パターンを残す。単一の孔の長さの数倍の
長さを有する細長光源を用いることにより、縦方向で隣
接する孔間のマスク材料の橋絡部により生ぜしめられる
影が殆ど完全に除去され、第3図のマスクを用いた場合
に連続的な縦方向細条のパターンが得られる。更に、多
重露光を行うと、単一孔の列により多重細条が得られ
る。このことを第4図に示す。3つの光線軌跡250,270
および290で示す3つの異なる位置に光源を移動させる
ことにより、マスク40の単一孔の列490aを経て3つの異
なるストライプ170,171および172が得られる。この処理
はカラーテレビジョン用のカラーCRTの製造に用いられ
ている処理に類似する。例えば米国特許第3,140,176
号、第3,146,368号および第4,070,596号明細書を参照し
うる。
えられ、光のような化学線の放射源により露光すると水
に溶解しなくなるポリビニルアルコールのような水性の
ホトレジスト材料を、パターン化したマスクを経て露光
し、次に水で洗浄して現像し、露光されなかった部分を
除去して露光パターンを残す。単一の孔の長さの数倍の
長さを有する細長光源を用いることにより、縦方向で隣
接する孔間のマスク材料の橋絡部により生ぜしめられる
影が殆ど完全に除去され、第3図のマスクを用いた場合
に連続的な縦方向細条のパターンが得られる。更に、多
重露光を行うと、単一孔の列により多重細条が得られ
る。このことを第4図に示す。3つの光線軌跡250,270
および290で示す3つの異なる位置に光源を移動させる
ことにより、マスク40の単一孔の列490aを経て3つの異
なるストライプ170,171および172が得られる。この処理
はカラーテレビジョン用のカラーCRTの製造に用いられ
ている処理に類似する。例えば米国特許第3,140,176
号、第3,146,368号および第4,070,596号明細書を参照し
うる。
既知のように、カラーCRT用のカラースクリーンは螢光
体素子を囲む光吸収マトリックスを用いても用いなくて
も形成しうる。このようなマトリックスは一般に像表示
のコントラストおよび輝度の双方またはいずれか一方を
改善するものと考えられている。本発明により色基準を
形成する場合、螢光体アレイを形成する写真食刻処理を
それほど正確に制御しないですむという点でこのような
マトリックスを用いるのが有利である。その理由は、螢
光体の発光原光の輝度は、螢光体素子の寸法を規定する
マトリックス中の窓の寸法を調整することにより制御さ
れる為である。この窓の寸法はマトリックスを形成する
のに用いるホトレジストの露光線量(強度×時間)によ
り制御される。マトリックスのない色基準では、原色の
輝度はこの色に対する螢光体アレイを形成するのに用い
たホトレジストの露光線量により制御される。マトリッ
クスがある場合とマトリックスがない場合との双方にお
いて、露光線量と螢光体素子の輝度との間の関係を次式
(1)で示す実験的な一次方程式で近似させることができ
る。
体素子を囲む光吸収マトリックスを用いても用いなくて
も形成しうる。このようなマトリックスは一般に像表示
のコントラストおよび輝度の双方またはいずれか一方を
改善するものと考えられている。本発明により色基準を
形成する場合、螢光体アレイを形成する写真食刻処理を
それほど正確に制御しないですむという点でこのような
マトリックスを用いるのが有利である。その理由は、螢
光体の発光原光の輝度は、螢光体素子の寸法を規定する
マトリックス中の窓の寸法を調整することにより制御さ
れる為である。この窓の寸法はマトリックスを形成する
のに用いるホトレジストの露光線量(強度×時間)によ
り制御される。マトリックスのない色基準では、原色の
輝度はこの色に対する螢光体アレイを形成するのに用い
たホトレジストの露光線量により制御される。マトリッ
クスがある場合とマトリックスがない場合との双方にお
いて、露光線量と螢光体素子の輝度との間の関係を次式
(1)で示す実験的な一次方程式で近似させることができ
る。
L=A×D+B … (1) ここにAおよびBは定数である。
第5図を参照するに、この第5図には写真食刻処理の好
適例の種々の工程中のスクリーンを示してあり、この場
合、螢光体アレイを形成する前に、単一のホトレジスト
層60に3つの異なる位置からの化学線放射源によりマス
クを経て露光し(第5(a)図、第5(b)および第5(c)
図)、不溶性の部分60aおよび60b,61aおよび61b,62a
および62bを得ることにより最初に光吸収マトリックス
を形成する。この露光したホトレジストを次に現像して
非露光部分を除去するとともに所望の螢光体パターンア
レイに対応するホトレジスト素子のアレイを残す(第5
(d)図)。次にこのアレイ上に光吸収層70を配置し(第
5(e)図)、この複合層を現像してホトレジストアレイ
とこの上の光吸収層とを除去し、所望の螢光体パターン
アレイに対応する窓のアレイを規定するマトリックス71
を残す(第5(f)図)。露光したホトレジストは水に不
溶性である為、この工程には既知のように過酸化水素、
或いは過ヨウ素酸カリウムのような特別の現像液を必要
とする。第5(a)〜5(c)図の工程における各露光に際し
化学線放射線量を調節することにより、各螢光の発光色
に対する所望の寸法の窓を形成しうる。
適例の種々の工程中のスクリーンを示してあり、この場
合、螢光体アレイを形成する前に、単一のホトレジスト
層60に3つの異なる位置からの化学線放射源によりマス
クを経て露光し(第5(a)図、第5(b)および第5(c)
図)、不溶性の部分60aおよび60b,61aおよび61b,62a
および62bを得ることにより最初に光吸収マトリックス
を形成する。この露光したホトレジストを次に現像して
非露光部分を除去するとともに所望の螢光体パターンア
レイに対応するホトレジスト素子のアレイを残す(第5
(d)図)。次にこのアレイ上に光吸収層70を配置し(第
5(e)図)、この複合層を現像してホトレジストアレイ
とこの上の光吸収層とを除去し、所望の螢光体パターン
アレイに対応する窓のアレイを規定するマトリックス71
を残す(第5(f)図)。露光したホトレジストは水に不
溶性である為、この工程には既知のように過酸化水素、
或いは過ヨウ素酸カリウムのような特別の現像液を必要
とする。第5(a)〜5(c)図の工程における各露光に際し
化学線放射線量を調節することにより、各螢光の発光色
に対する所望の寸法の窓を形成しうる。
一例として色座標x(r),y(r);x(b),y(b);x(g),y(g)
をそれぞれ有する3種類の螢光体(赤、青、緑)を用い
て、x(s),y(s)の色座標とL(s)の輝度とを有する色標準
を生ぜしめるものとする。以下の一次方程式の組により
所望関係を表わす。
をそれぞれ有する3種類の螢光体(赤、青、緑)を用い
て、x(s),y(s)の色座標とL(s)の輝度とを有する色標準
を生ぜしめるものとする。以下の一次方程式の組により
所望関係を表わす。
x(s)=〔x(r)L(r)+x(g)L(g)+x(b)L(b)〕/L(s)…(2) y(s)=〔y(r)L(r)+y(g)L(g)+y(b)L(b)〕/L(s)…(3) L(s)=L(r)+L(g)+L(b) …(4) この方程式の組の逆数をとることにより標準の色を生ぜ
しめるのに必要とする赤、緑および青の輝度を決定する
ことができる。この場合(1)の逆数をとることにより所
望の相対的な窓寸法を生ぜしめるのに必要とする露光線
量を決定する。
しめるのに必要とする赤、緑および青の輝度を決定する
ことができる。この場合(1)の逆数をとることにより所
望の相対的な窓寸法を生ぜしめるのに必要とする露光線
量を決定する。
次に以下のようにして窓上に螢光体層を形成する。まず
最初、赤の螢光体およびホトレジストの層72をマトリッ
クス層71上に配置し、次にこれを露光し(第5図(g)
図)、次にこれを現像し、赤の素子72aおよび72bを得る
(第5(h)図)。次にこの処理を青および緑の螢光体に
対して繰返し(第5(i)図〜第5(l)図)、順次の赤スト
ライプ(72aおよび72b)、青ストライプ(73aおよび73b)お
よび緑ストライプ(74aおよび74b)を有する螢光体アレイ
を得る。式(1)は実験に基づく近似式にすぎず、写真食
刻処理にはある種の非直線性がある為、所望の色座標の
色標準を達成する為には通常数個の試験パネルを造って
正しい露光時間を決定する必要がある。各色は組分けす
るのが好ましい。すなわち、各色に対する露光は、他の
色に対する露光時間を一定に保って、計算した露光時間
と、この時間よりも多い時間および少ない時間でも行う
のが好ましい。従って、3色を用いる場合、上述した処
理により9つの試験パネルを準備する。次にこれらの試
験パネルを、校正したスペクトル放射計を用いて測定し
てこれらの実際の色およびスペクトルを決定する。
最初、赤の螢光体およびホトレジストの層72をマトリッ
クス層71上に配置し、次にこれを露光し(第5図(g)
図)、次にこれを現像し、赤の素子72aおよび72bを得る
(第5(h)図)。次にこの処理を青および緑の螢光体に
対して繰返し(第5(i)図〜第5(l)図)、順次の赤スト
ライプ(72aおよび72b)、青ストライプ(73aおよび73b)お
よび緑ストライプ(74aおよび74b)を有する螢光体アレイ
を得る。式(1)は実験に基づく近似式にすぎず、写真食
刻処理にはある種の非直線性がある為、所望の色座標の
色標準を達成する為には通常数個の試験パネルを造って
正しい露光時間を決定する必要がある。各色は組分けす
るのが好ましい。すなわち、各色に対する露光は、他の
色に対する露光時間を一定に保って、計算した露光時間
と、この時間よりも多い時間および少ない時間でも行う
のが好ましい。従って、3色を用いる場合、上述した処
理により9つの試験パネルを準備する。次にこれらの試
験パネルを、校正したスペクトル放射計を用いて測定し
てこれらの実際の色およびスペクトルを決定する。
一例として、0.6374および0.3524,0.1472および0.066
4,0.368および0.5984xおよびy座標をそれぞれ有する
標準のカラーCRT赤、青、緑の螢光体を用いて、0.2991
および0.3138のxおよびy色座標と7513゜K+7MPCDの色
温度とを有する色基準を生ぜしめた。これらの色基準
に、25KVの動作電圧および333μAのビーム電流にする
標準の受像機の単一電子銃によりビームを当てた。これ
らの色標準は約4インチ(10.16cm)平方の面積に亘り約9
8.5フートランベルトの輝度を呈する。電流に対する緑
螢光体の輝度は非直線関係にある為、所望の色のxおよ
びy値を±0.0002内を維持する為には、上述した電流お
よび電圧値を±5〜10%以内に維持する必要がある。
4,0.368および0.5984xおよびy座標をそれぞれ有する
標準のカラーCRT赤、青、緑の螢光体を用いて、0.2991
および0.3138のxおよびy色座標と7513゜K+7MPCDの色
温度とを有する色基準を生ぜしめた。これらの色基準
に、25KVの動作電圧および333μAのビーム電流にする
標準の受像機の単一電子銃によりビームを当てた。これ
らの色標準は約4インチ(10.16cm)平方の面積に亘り約9
8.5フートランベルトの輝度を呈する。電流に対する緑
螢光体の輝度は非直線関係にある為、所望の色のxおよ
びy値を±0.0002内を維持する為には、上述した電流お
よび電圧値を±5〜10%以内に維持する必要がある。
比較の為に説明するに、白熱電球標準の為の動作条件は
匹敵しうる測色精度を維持する為には約1/2〜1%内で
制御する必要がある。更に、主として白熱電球のフィラ
メントのもろさの為に、白熱電球のこのような標準はCR
T標準ほど永続性がない。スクリーンの固有の機械的お
よび化学的安定性の為に、色標準はCRTの比較的長い寿
命期間に亘って一定に維持される。
匹敵しうる測色精度を維持する為には約1/2〜1%内で
制御する必要がある。更に、主として白熱電球のフィラ
メントのもろさの為に、白熱電球のこのような標準はCR
T標準ほど永続性がない。スクリーンの固有の機械的お
よび化学的安定性の為に、色標準はCRTの比較的長い寿
命期間に亘って一定に維持される。
これらのCRTは輝度標準として用いることもでき、動作
電圧(陽極電圧)、ビーム電流およびラスタ走査の寸法
を 内で制御すると、これらのCRTは、匹敵しうる制御の度
合の下での白熱電流の標準の場合3%であるのに対し約
1/2%の精度を有する。
電圧(陽極電圧)、ビーム電流およびラスタ走査の寸法
を 内で制御すると、これらのCRTは、匹敵しうる制御の度
合の下での白熱電流の標準の場合3%であるのに対し約
1/2%の精度を有する。
第1図は、色基準のフィールドのスクリーンを有する本
発明の陰極線管(CRT)を示す部分的断面図、 第2図は、4つの色基準フィールドを示す第1図のCRT
の正面図、 第3図は、本発明の方法に用いるのに適したアパーチャ
マスクを示す正面図、 第4図は、アパーチャマスクを経てスクリーンに当てる
化学線放射源からの光線の軌跡を表す線図、 第5(a)図〜第5(l)図は、本発明の好適例による、色基
準フィールドを生ぜしめるのに用いる写真食刻処理の工
程を示す線図である。 11……陰極線管、13……ネック 15……ファンネル、17……フェースパネル 19,21,190,210……色基準フィールド 22,37……導電性被覆、23……電子銃アセンブリ 27……電子ビーム、38……緩衝部材 40,41……マスク、49,50,51,52……孔 60……ホトレジスト層 60a,60b,61a,61b,62a,62b……不溶性部分 70……光吸収層、71……マトリックス 72……赤螢光体−ホトレジスト層 73……青螢光体−ホトレジスト層 74……緑螢光体−ホトレジスト層
発明の陰極線管(CRT)を示す部分的断面図、 第2図は、4つの色基準フィールドを示す第1図のCRT
の正面図、 第3図は、本発明の方法に用いるのに適したアパーチャ
マスクを示す正面図、 第4図は、アパーチャマスクを経てスクリーンに当てる
化学線放射源からの光線の軌跡を表す線図、 第5(a)図〜第5(l)図は、本発明の好適例による、色基
準フィールドを生ぜしめるのに用いる写真食刻処理の工
程を示す線図である。 11……陰極線管、13……ネック 15……ファンネル、17……フェースパネル 19,21,190,210……色基準フィールド 22,37……導電性被覆、23……電子銃アセンブリ 27……電子ビーム、38……緩衝部材 40,41……マスク、49,50,51,52……孔 60……ホトレジスト層 60a,60b,61a,61b,62a,62b……不溶性部分 70……光吸収層、71……マトリックス 72……赤螢光体−ホトレジスト層 73……青螢光体−ホトレジスト層 74……緑螢光体−ホトレジスト層
Claims (16)
- 【請求項1】フェースパネル、ファンネルおよびネック
部分を一体に有する排気されたガラス管器と、前記のフ
ェースパネルの内面上に配置した螢光体スクリーンと、
1つ以上の電子ビームを形成し、該電子ビームを前記の
螢光体スクリーンに当てて螢光体を励起せしめる為の、
末端の陽極を含む複数の電極を有し、前記のネック内に
配置された電子銃と、前記のスクリーンの内面上に設け
た導電性スクリーン被覆と、前記のガラス管器の内面上
に設けられ、前記のスクリーン被覆および前記の陽極を
相互接続する為の導電性被膜とを具えるも、シャドウマ
スクを具えていない色基準用モノクロ陰極線管におい
て、 前記のスクリーンは少なくとも2種類の色の個別の螢光
体素子を順次に配置した繰返しパターンアレイの少なく
とも1つのフィールドを以って構成され、螢光体素子の
寸法は各色に対し一定であり、異なる色の螢光体素子の
相対寸法は、前記のアレイを予め定めたビーム電流およ
び陽極電圧の電子銃からの電子により走査した際に標準
色が得られるように予め決定されていることを特徴とす
る色基準用モノクロ陰極線管。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の色基準用モ
ノクロ陰極線管において、前記のアレイは3色より成っ
ていることを特徴とする色基準用モノクロ陰極線管。 - 【請求項3】特許請求の範囲第2項に記載の色基準用モ
ノクロ陰極線管において、前記の色は赤、緑および青で
あることを特徴とする色基準用モノクロ陰極線管。 - 【請求項4】特許請求の範囲第1〜3項のいずれか1項
に記載の色基準用モノクロ陰極線管において、前記の螢
光体素子は光吸収マトリックスにより互いに分離されて
いることを特徴とする色基準用モノクロ陰極線管。 - 【請求項5】特許請求の範囲第1〜3項のいずれか1項
に記載の色基準用モノクロ陰極線管において、前記の螢
光体素子は縦方向の連続的なストライプであることを特
徴とする色基準用モノクロ陰極線管。 - 【請求項6】特許請求の範囲第1〜5項のいずれか1項
に記載の色基準用モノクロ陰極線管において、前記のス
クリーンは複数個のフィールドを有し、各フィールドが
異なる標準色のアレイを有していることを特徴とする色
基準用モノクロ陰極線管。 - 【請求項7】特許請求の範囲第1項に記載の色基準用モ
ノクロ陰極線管において、前記のスクリーンは複数個の
フィールドを有し、これらフィールドの少なくとも1つ
は1色のみの螢光体素子のアレイであることを特徴とす
る色基準用モノクロ陰極線管。 - 【請求項8】特許請求の範囲第7項に記載の色基準用モ
ノクロ陰極線管において、前記のスクリーンは4つのフ
ィールドを有し、第1のフィールドは赤、緑および青の
螢光体素子より成り、第2のフィールドは赤の螢光体素
子より成り、第3のフィールドは緑の螢光体素子より成
り、第4のフィールドは青の螢光体素子より成っている
ことを特徴とする色基準用モノクロ陰極線管。 - 【請求項9】フェースパネル、ファンネルおよびネック
部分を一体に有する排気されたガラス管器と、前記のフ
ェースパネルの内面上に配置した螢光体スクリーンと、
1つ以上の電子ビームを形成し、該電子ビームを前記の
螢光体スクリーンに当てて螢光体を励起せしめる為の、
末端の陽極を含む複数の電極を有し、前記のネック内に
配置された電子銃と、前記スクリーンの内面上に設けた
導電性スクリーン被覆と、前記のガラス管器の内面上に
設けられ、前記のスクリーン被覆および前記の陽極を相
互接続する為の導電性被膜とを具えるも、シャドウマス
クを具えていない色基準用モノクロ陰極線管を製造する
に当り、第1の螢光体およびホトレジストの第1の層
を、所望の螢光体層の寸法にほぼ等しい寸法の孔を有し
この第1の層に対し離間関係に配置したパターン化した
アパーチャマスクを経て第1の位置からの化学線放射線
により露光し、この露光した第1の層を現像して第1の
螢光体素子のパターンを形成し、第2の螢光体およびホ
トレジストの第2の層を第1の螢光体素子のパターン上
に配置し、次にこの第2の層を前記のアパーチャマスク
を経て経て第2の位置からの化学線放射源により露光
し、この露光した第2の層を現像して第1の螢光体素子
間に第2の螢光体素子パターンを形成し、螢光体素子の
寸法を露光時間長に関連させるとともに各色に対し一定
とすることにより、少なくとも2種類の色の個別の螢光
体素子を順次に配置した繰返しパターンのアレイの少な
くとも1つのフィールドを前記のフェースパネルの内面
上に写真食刻的に配置する色基準用モノクロ陰極線管の
製造方法において、前記のアレイを予め定めたビーム電
流および陽極電圧の電子銃からの電子ビームにより走査
した際に標準色が生じるような異なる色の螢光体素子の
相対寸法が得られるように各露光の時間長を予め決定し
ておくことを特徴とする色基準用モノクロ陰極線管の製
造方法。 - 【請求項10】特許請求の範囲第9項に記載の色基準用
モノクロ陰極線管の製造方法において、第2の螢光体素
子のパターンを形成する現像に続いて、第3の螢光体お
よびホトレジストの第3の層を第1および第2の螢光体
素子のパターン上に形成し、この第3の層を前記のマス
クを経て第3の位置からの化学線放射源により露光し、
この露光した第3の層を現像して第1および第2の螢光
体素子間に第3の螢光体素子のパターンを形成すること
を特徴とする色基準用モノクロ陰極線管の製造方法。 - 【請求項11】特許請求の範囲第10項に記載の色基準用
モノクロ陰極線管の製造方法において、螢光体素子の色
を赤、緑および青とすることを特徴とする色基準用モノ
クロ陰極線管の製造方法。 - 【請求項12】特許請求の範囲第9〜11項のいずれか1
項に記載の色基準用モノクロ陰極線管の製造方法におい
て、螢光体素子のパターン化アレイを形成する前に、1
つのホトレジスト層を前記のマスクを経て第1の位置お
よび第2の位置からの化学線放射源により順次に露光
し、この露光したホトレジスト層を現像して非露光部分
を除去するとともに所望の螢光体パターンアレイに対応
するホトレジストのアレイを残し、このホトレジストア
レイの上に光吸収層を配置し、この光吸収層を現像して
ホトレジスト6露光部分とその上の光吸収層とを除去
し、光吸収マトリックスを残し、このマトリックスによ
り所望の螢光体パターンアレイに対応する窓のアレイを
規定することにより、光吸収マトリックスを最初に写真
食刻的に形成することを特徴とする色基準用モノクロ陰
極線管の製造方法。 - 【請求項13】特許請求の範囲第9〜11項のいずれか1
項に記載の色基準用モノクロ陰極線管の製造方法におい
て、前記のマスクの孔を縦方向に細長とし、縦列に配置
し、孔の幅よりも短い距離だけこれら縦列内で互いに離
間し、化学線放射源を1つの孔の長さの数倍に細長とし
且つ縦方向に向け、これにより露光に際しこの化学線放
射源が孔の縦列に相当する連続的な縦方向ストライプを
露光するようにすることを特徴とする色基準用モノクロ
陰極線管の製造方法。 - 【請求項14】特許請求の範囲第9〜11項のいずれか1
項に記載の色基準用モノクロ陰極線管の製造方法におい
て、パターン化したアパーチャマスクをほぼ完全に孔で
満たし、まず最初孔をマスクし、次に形成すべきフィー
ルドを画成するアパーチャマスクの領域における孔のマ
スクを順次に取り、マスクが取られた各領域に対し写真
食刻処理を繰返することにより、各々が異なる標準色の
アレイを有する複数のフィールドをフェースパネル上に
順次に形成することを特徴とする色基準用モノクロ陰極
線管の製造方法。 - 【請求項15】特許請求の範囲第9〜11項のいずれか1
項に記載の色基準用モノクロ陰極線管の製造方法におい
て、パターン化したアパーチャマスクをほぼ完全に孔で
満たし、まず最初孔をマスクし、次に同じ色を含むフィ
ールドを画成するアパーチャマスクの領域における孔の
マスクを取り、同じ色に対するこれらのマスク除去領域
に対し写真食刻処理を行い、次に1色のフィールドの領
域をマスクし、マスクを取ったアレイの残りのいずれの
色に対しても写真食刻処理を行うことにより、少なくと
も1つのフィールドが1色のみの螢光体素子のアレイで
あり、この色が他の色の少なくとも1つのアレイ中にも
存在している複数のフィールドをフェースパネル上に形
成することを特徴とする色基準用モノクロ陰極線管の製
造方法。 - 【請求項16】特許請求の範囲第15項に記載の色基準用
モノクロ陰極線管の製造方法において、前記のスクリー
ンに4つのフィールド、すなわち、赤、緑および青の螢
光体素子のアレイの第1フィールドと、赤の螢光体素子
の第2フィールドと、緑の螢光体素子の第3フィールド
と、青の螢光体素子の第4フィールドとを設け、このス
クリーンを、各色に対し残りの色のフィールド領域をマ
スクして写真食刻処理を行うことにより形成することを
特徴とする色基準用モノクロ陰極線管の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US719616 | 1985-04-03 | ||
US06/719,616 US4607188A (en) | 1985-04-03 | 1985-04-03 | Monochrome cathode ray tube for use as a color reference |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61232538A JPS61232538A (ja) | 1986-10-16 |
JPH0658791B2 true JPH0658791B2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=24890704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61075653A Expired - Lifetime JPH0658791B2 (ja) | 1985-04-03 | 1986-04-03 | 色基準用モノクロ陰極線管およびその製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4607188A (ja) |
EP (1) | EP0197596B1 (ja) |
JP (1) | JPH0658791B2 (ja) |
DE (1) | DE3667878D1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2637416B1 (fr) * | 1988-10-03 | 1990-12-21 | Malifaud Pierre | Procede pour generer des images video en couleurs et son dispositif de mise en oeuvre |
JPH02204951A (ja) * | 1989-02-02 | 1990-08-14 | Sony Corp | 大画面表示装置 |
US5213918A (en) * | 1990-12-12 | 1993-05-25 | North American Philips Corporation | Color reference CRT and method of making |
US5638117A (en) * | 1994-11-14 | 1997-06-10 | Sonnetech, Ltd. | Interactive method and system for color characterization and calibration of display device |
US6576139B1 (en) * | 1996-07-30 | 2003-06-10 | Kenneth C. Hou | Process for purifying photoresist composition employing a filter sheet |
KR100907330B1 (ko) * | 2003-01-25 | 2009-07-13 | 엘지.필립스 디스플레이 주식회사 | 칼라 음극선관용 패널 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2337980A (en) * | 1941-04-26 | 1943-12-28 | Du Mont Allen B Lab Inc | System for color television receivers |
US3928785A (en) * | 1971-11-23 | 1975-12-23 | Adrian W Standaart | Single gun, multi-screen, multi-beam, multi-color cathode ray tube |
US4406971A (en) * | 1976-04-20 | 1983-09-27 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Color cathode ray tube having a reference white fluorescent screen |
JPS5357964A (en) * | 1976-11-05 | 1978-05-25 | Mitsubishi Electric Corp | Color braun tube |
JPS6058082B2 (ja) * | 1978-09-14 | 1985-12-18 | 株式会社ヨシツカ精機 | レコ−ドの包装方法 |
EP0129620A1 (en) * | 1983-06-23 | 1985-01-02 | International Business Machines Corporation | Colour cathode ray tube with improved phosphor pattern |
-
1985
- 1985-04-03 US US06/719,616 patent/US4607188A/en not_active Expired - Fee Related
-
1986
- 1986-04-01 DE DE8686200533T patent/DE3667878D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1986-04-01 EP EP86200533A patent/EP0197596B1/en not_active Expired
- 1986-04-03 JP JP61075653A patent/JPH0658791B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61232538A (ja) | 1986-10-16 |
EP0197596B1 (en) | 1989-12-27 |
DE3667878D1 (de) | 1990-02-01 |
EP0197596A3 (en) | 1987-08-26 |
US4607188A (en) | 1986-08-19 |
EP0197596A2 (en) | 1986-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4049451A (en) | Method for forming a color television picture tube screen | |
EP0181463B1 (en) | Flat colour cathode-ray tube | |
JPH07235264A (ja) | 電子写真的にスクリーニング処理された陰極線管のベーキングとシーリングを組合せた製造方法 | |
JPH0658791B2 (ja) | 色基準用モノクロ陰極線管およびその製造方法 | |
US5213918A (en) | Color reference CRT and method of making | |
US6013400A (en) | Method of manufacturing a luminescent screen assembly for a cathode-ray tube | |
KR100245107B1 (ko) | 녹색 및 청색의 각 패턴들보다 더 넓은 적색패턴을 갖는 블랙 매트릭스 칼라 음극선관 | |
KR0180913B1 (ko) | 전자 사진법에 의한 형광체 피착 방법 | |
US4770962A (en) | Monochrome cathode ray tube for use as a color reference | |
KR19990072174A (ko) | 컬러-필터층들을구비한컬러디스플레이장치 | |
US4778738A (en) | Method for producing a luminescent viewing screen in a focus mask cathode-ray tube | |
US5640019A (en) | Method of determining the quality of an aluminized, luminescent screen for a CRT | |
US3992207A (en) | Method of manufacturing a cathode-ray tube for the display of colored images | |
US5122708A (en) | Color reference CRT and method of making | |
KR19990072175A (ko) | 컬러-필터층들을구비한컬러디스플레이장치 | |
EP0983604B1 (en) | Color cathode-ray tube having phosphor elements deposited on an imperforate matrix border | |
US4414318A (en) | Method of exposing to light fluorescent screens of color picture tubes | |
KR100298386B1 (ko) | 칼라 음극선관의 형광막 제조방법 | |
JPH0729530A (ja) | 蛍光表示管 | |
GB2176647A (en) | Manufacture of colour CRT phosphor screens | |
MXPA00007682A (en) | Method of manufacturing a luminescent screen assembly for a cathode-ray tube | |
KR100225435B1 (ko) | 이중노광장치에 의한 녹색 형광체 노광방법 | |
US3973160A (en) | Color screen with space between luminescent regions pervious to thermal radiation from shadow mask | |
JPH1050214A (ja) | カラー陰極線管の露光方法および装置 | |
EP0342900A1 (en) | Phosphor screen preparation |