JPH0658579A - 2管式地域冷暖房システム - Google Patents
2管式地域冷暖房システムInfo
- Publication number
- JPH0658579A JPH0658579A JP21300692A JP21300692A JPH0658579A JP H0658579 A JPH0658579 A JP H0658579A JP 21300692 A JP21300692 A JP 21300692A JP 21300692 A JP21300692 A JP 21300692A JP H0658579 A JPH0658579 A JP H0658579A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- hot water
- pipe
- ice water
- type district
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 配管コストやポンプ動力を大幅に低減できる
とともに、蓄熱槽をコンパクト化できる2管式地域冷暖
房システムを提供すること。 【構成】 氷水スラリー供給設備10と、温水供給設備
20と、1以上の冷暖房ユニットゾーン301 〜30n
とを有するとともに、氷水スラリー供給設備10又は温
水供給設備20から冷暖房ユニットゾーン301 〜30
n に氷水スラリー又は温水を季節又は時間を区切って交
互に供給する。
とともに、蓄熱槽をコンパクト化できる2管式地域冷暖
房システムを提供すること。 【構成】 氷水スラリー供給設備10と、温水供給設備
20と、1以上の冷暖房ユニットゾーン301 〜30n
とを有するとともに、氷水スラリー供給設備10又は温
水供給設備20から冷暖房ユニットゾーン301 〜30
n に氷水スラリー又は温水を季節又は時間を区切って交
互に供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの往路管と1つの
環路管を有する2管式地域冷暖房システムに関する。
環路管を有する2管式地域冷暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】我国の地域冷暖房システムにおける熱輸
送配管は、温水用の往環配管と冷水用の往環配管から成
る4管式が主流をしめている。その中で往環温度差が6
〜7℃しか取れない冷水配管の径が最も大きく、配管径
で温水配管の約2〜2.5倍、断面積で数倍となってい
る。また、蓄熱槽も冷水用の蓄熱槽が温水用の蓄熱槽の
数倍の容積を持っている。このような、温水と冷水の量
的に大きなアンバランスがあるため、冷水と温水の輸送
を別系統にせざるを得ないのが現状である。
送配管は、温水用の往環配管と冷水用の往環配管から成
る4管式が主流をしめている。その中で往環温度差が6
〜7℃しか取れない冷水配管の径が最も大きく、配管径
で温水配管の約2〜2.5倍、断面積で数倍となってい
る。また、蓄熱槽も冷水用の蓄熱槽が温水用の蓄熱槽の
数倍の容積を持っている。このような、温水と冷水の量
的に大きなアンバランスがあるため、冷水と温水の輸送
を別系統にせざるを得ないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、冷水の代りに
氷水スラリーを用いることによって、冷水の数倍の冷熱
を輸送・蓄熱することができる。本発明は、かかる知見
に基づいてなされたものであり、その目的は、配管コス
トやポンプ動力を大幅に低減できるとともに、蓄熱槽を
コンパクト化できる2管式地域冷暖房システムを提供す
ることにある。
氷水スラリーを用いることによって、冷水の数倍の冷熱
を輸送・蓄熱することができる。本発明は、かかる知見
に基づいてなされたものであり、その目的は、配管コス
トやポンプ動力を大幅に低減できるとともに、蓄熱槽を
コンパクト化できる2管式地域冷暖房システムを提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得る本
発明の2管式地域冷暖房システムは、氷水スラリー供給
設備と、温水供給設備と、1以上の冷暖房ユニットゾー
ンとを有するとともに、氷水スラリー供給設備又は温水
供給設備から冷暖房ユニットゾーンに氷水スラリー又は
温水を季節又は時間を区切って交互に供給するようにし
たことを特徴とする。
発明の2管式地域冷暖房システムは、氷水スラリー供給
設備と、温水供給設備と、1以上の冷暖房ユニットゾー
ンとを有するとともに、氷水スラリー供給設備又は温水
供給設備から冷暖房ユニットゾーンに氷水スラリー又は
温水を季節又は時間を区切って交互に供給するようにし
たことを特徴とする。
【0005】このように氷水スラリー供給設備と、温水
供給設備と、1以上の冷暖房ユニットゾーンとを有する
とともに、氷水スラリー供給設備又は温水供給設備から
冷暖房ユニットゾーンに氷水スラリー又は温水を季節又
は時間を区切って交互に供給するようにしたことによ
り、配管コストやポンプ動力を大幅に低減できるととも
に、蓄熱槽をコンパクト化できる。
供給設備と、1以上の冷暖房ユニットゾーンとを有する
とともに、氷水スラリー供給設備又は温水供給設備から
冷暖房ユニットゾーンに氷水スラリー又は温水を季節又
は時間を区切って交互に供給するようにしたことによ
り、配管コストやポンプ動力を大幅に低減できるととも
に、蓄熱槽をコンパクト化できる。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1は季節切替方式を示すものであり、図中、10
は氷水スラリー供給設備、20は温水供給設備である。
これらは2つのバルブ11,21を備えた配管1と、バ
ルブ12,22を備えた配管2により、接続されてい
る。さらに、バルブ11,21の間の配管1からは往管
3が分岐し、バルブ12,22の間の配管2からは往管
3と同径の還管4が分岐している。
る。図1は季節切替方式を示すものであり、図中、10
は氷水スラリー供給設備、20は温水供給設備である。
これらは2つのバルブ11,21を備えた配管1と、バ
ルブ12,22を備えた配管2により、接続されてい
る。さらに、バルブ11,21の間の配管1からは往管
3が分岐し、バルブ12,22の間の配管2からは往管
3と同径の還管4が分岐している。
【0007】一方、301 〜30n は、冷暖房ユニット
ゾーンであり、各冷暖房ユニットゾーン301 〜30n
は、冷房設備31及び暖房・給湯設備32を有してい
る。しかも、冷房設備31は、熱交換器33及びバルブ
34,35を介して往管3から分岐した分岐管36と、
還管4から分岐した分岐管37に接続している。また、
暖房・給湯設備32も熱交換器38及びバルブ39,4
0を介して往管3から分岐した分岐管41と、還管4か
ら分岐した分岐管42に接続している。
ゾーンであり、各冷暖房ユニットゾーン301 〜30n
は、冷房設備31及び暖房・給湯設備32を有してい
る。しかも、冷房設備31は、熱交換器33及びバルブ
34,35を介して往管3から分岐した分岐管36と、
還管4から分岐した分岐管37に接続している。また、
暖房・給湯設備32も熱交換器38及びバルブ39,4
0を介して往管3から分岐した分岐管41と、還管4か
ら分岐した分岐管42に接続している。
【0008】夏期には、バルブ21,22,39,40
を「閉」、バルブ11,12,34,35を「開」に
し、氷水スラリー供給設備10内の氷比率が、例えば、
30%の氷水スラリーを図示しないポンプによって往管
3内に供給すると、各冷暖房ユニットゾーン301 〜3
0n の熱交換器33において氷水スラリーによる冷房設
備31の冷媒冷却が行われ、仕事を終えた氷水スラリー
は還管4を経て氷水スラリー供給設備10に復帰する。
を「閉」、バルブ11,12,34,35を「開」に
し、氷水スラリー供給設備10内の氷比率が、例えば、
30%の氷水スラリーを図示しないポンプによって往管
3内に供給すると、各冷暖房ユニットゾーン301 〜3
0n の熱交換器33において氷水スラリーによる冷房設
備31の冷媒冷却が行われ、仕事を終えた氷水スラリー
は還管4を経て氷水スラリー供給設備10に復帰する。
【0009】一方、冬期になれば、上記とは逆に、バル
ブ21,22,39,40を「開」、バルブ11,1
2,34,35を「閉」にし、温水供給設備20内の温
水を図示しないポンプによって往管内に供給すると、各
冷暖房ユニットゾーン301 〜30n の熱交換器38に
おいて温水による暖房・給湯設備32の熱媒体の加温が
行われ、仕事を終えた温水は還管4を経て温水供給設備
20に復帰する。
ブ21,22,39,40を「開」、バルブ11,1
2,34,35を「閉」にし、温水供給設備20内の温
水を図示しないポンプによって往管内に供給すると、各
冷暖房ユニットゾーン301 〜30n の熱交換器38に
おいて温水による暖房・給湯設備32の熱媒体の加温が
行われ、仕事を終えた温水は還管4を経て温水供給設備
20に復帰する。
【0010】図2に示すタイムシェアリング方式は、年
間を通して冷熱及び温熱が必要な場合に、前日の冷熱、
温熱使用量等より判断して一日の時間を分割して氷水ス
ラリー又は温水を同一系統で切替え輸送するものであ
り、各冷暖房ユニットゾーン301 〜30n 内に氷水ス
ラリー用蓄熱槽45及び温水用蓄熱槽46を備えた以外
は、上述した季節切替方式と同様の構造なので、詳細な
説明を省略する。
間を通して冷熱及び温熱が必要な場合に、前日の冷熱、
温熱使用量等より判断して一日の時間を分割して氷水ス
ラリー又は温水を同一系統で切替え輸送するものであ
り、各冷暖房ユニットゾーン301 〜30n 内に氷水ス
ラリー用蓄熱槽45及び温水用蓄熱槽46を備えた以外
は、上述した季節切替方式と同様の構造なので、詳細な
説明を省略する。
【0011】
【発明の効果】上記のように、本発明は、氷水スラリー
供給設備と、温水供給設備と、1以上の冷暖房ユニット
ゾーンとを有するとともに、氷水スラリー供給設備又は
温水供給設備から冷暖房ユニットゾーンに氷水スラリー
又は温水を季節又は時間を区切って交互に供給するよう
にしたので、配管コストやポンプ動力を大幅に低減でき
るとともに、蓄熱槽をコンパクト化できる。
供給設備と、温水供給設備と、1以上の冷暖房ユニット
ゾーンとを有するとともに、氷水スラリー供給設備又は
温水供給設備から冷暖房ユニットゾーンに氷水スラリー
又は温水を季節又は時間を区切って交互に供給するよう
にしたので、配管コストやポンプ動力を大幅に低減でき
るとともに、蓄熱槽をコンパクト化できる。
【図1】本発明に係る2管式地域冷暖房システムの一例
を示す系統図である。
を示す系統図である。
【図2】本発明に係る2管式地域冷暖房システムの他の
一例を示す系統図である。
一例を示す系統図である。
【符号の説明】 10 氷水スラリー供給設備 20 温水供給設備 301 〜30n 冷暖房ユニットゾーン
Claims (1)
- 【請求項1】 氷水スラリー供給設備と、温水供給設備
と、1以上の冷暖房ユニットゾーンとを有するととも
に、氷水スラリー供給設備又は温水供給設備から冷暖房
ユニットゾーンに氷水スラリー又は温水を季節又は時間
を区切って交互に供給するようにした2管式地域冷暖房
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21300692A JPH0658579A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 2管式地域冷暖房システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21300692A JPH0658579A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 2管式地域冷暖房システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0658579A true JPH0658579A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16631933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21300692A Withdrawn JPH0658579A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 2管式地域冷暖房システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0658579A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4903612A (en) * | 1988-03-11 | 1990-02-27 | Nippon Sharyo, Ltd. | Intercar gangway for articulated cars |
JP2016090178A (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-23 | 日立アプライアンス株式会社 | 空気調和機及びそのリニューアル方法 |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP21300692A patent/JPH0658579A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4903612A (en) * | 1988-03-11 | 1990-02-27 | Nippon Sharyo, Ltd. | Intercar gangway for articulated cars |
JP2016090178A (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-23 | 日立アプライアンス株式会社 | 空気調和機及びそのリニューアル方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |