JP2511421Y2 - 路面融雪装置 - Google Patents

路面融雪装置

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JP2511421Y2 JP1990050697U JP5069790U JP2511421Y2 JP 2511421 Y2 JP2511421 Y2 JP 2511421Y2 JP 1990050697 U JP1990050697 U JP 1990050697U JP 5069790 U JP5069790 U JP 5069790U JP 2511421 Y2 JP2511421 Y2 JP 2511421Y2
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、寒冷地等において冬期に路面の融雪をする
路面融雪装置に係わり、特にこの路面融雪装置を夏期に
おいて太陽熱エネルギを有効利用した給湯設備として兼
用できるようにした路面融雪装置に関する。
《従来の技術》 一般に、寒冷地においては路面等の融雪を行うため
に、その路面などに沿って融雪装置が埋設されている
が、この路面融雪装置として、従来、第2図に示すよう
な熱交換装置を採用したものが知られている。図示する
ように、この熱交換装置でなる路面融雪装置1は、加熱
器2で加熱した温水を熱交換媒体としてポンプ3で強制
循環させる閉ループ状の第1の循環ライン4と、熱交換
媒体として不凍液をポンプ5で強制循環させる閉ループ
状の第2の循環ライン6と、これら第1の循環ライン4
および第2の循環ライン6の双方の途中に接続されて設
けられ、当該第1の循環ライン4を流れる温水と第2の
循環ライン6を流れる不凍液との間で相互に熱交換をさ
せる第1の熱交換器7と、前記第2の循環ライン6の途
中に接続されて路面下の地中等に埋設され、地表と熱交
換を行う第2の熱交換器8とを備えている。
そして、この路面融雪装置1によれば、冬期におい
て、まず第1の熱交換器7によって、第1の循環ライン
4内を循環する温水と第2の循環ライン6内を循環する
不凍液との間で熱交換が行われ、不凍液は温水から熱量
を受けて加温される。そして、加温された不凍液は第2
の循環ライン6に介設された第2の熱交換器8に流入
し、ここで放熱して地表と熱交換を行う。すなわち、こ
れにより路面等の融雪作用がなされる。
ところで、従来にあっては夏期においてはその熱交換
装置でなる路面融雪装置1は有効に利用されていなかっ
た。すなわち、当該夏期においては太陽熱によって地表
温度が上昇するので、前記路面融雪装置1の第2の熱交
換器8では、熱交換媒体としての不凍液で冬期とは逆に
地熱等を吸熱し得る状態となる。そこで、第1の循環ラ
イン4に対して、第1の熱交換器7の上流側から水を給
水する給水ライン9を切換可能に接続させると共に、加
熱器2の下流側に加熱された温水を外部の温水利用設備
に給湯する給湯ライン10を切換可能に接続すれば、当該
路面融雪装置1を太陽熱エネルギーの有効利用を図った
給湯装置として利用し得る。
つまり、第2の熱交換器8によって不凍液に吸熱した
地熱を、さらに第1の熱交換器7を介して、給水ライン
9から第1の循環ライン4内に給水される供給水に吸熱
させ、この供給水をさらに加熱器2で所望の温度まで加
熱して、この温水を第1の循環ライン4から引出した給
湯ライン10を通じて地上等の温水利用設備に給湯するよ
うにすれば、太陽熱エネルギの有効利用が図れるように
なるばかりか、路面等の地表を冷却して当該地表からの
不快な熱気を和らげることができるようになる。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上述のように熱交換装置でなる路面融
雪装置1に対して、その第1の循環ライン4に給水ライ
ン9と給湯ライン10とを切換可能に接続して、当該路面
融雪装置1を夏期に給湯設備として利用するようにした
場合、第2の熱交換器8を介して不凍液に吸熱した地熱
(太陽熱)の熱量をさらに第1の熱交換器7を介して給
水ライン9から送水される供給水と熱交換させることに
なるため、この第1の熱交換器7での熱損失が大きく、
太陽熱エネルギを充分に効率良く利用し得ないという不
具合がある。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、冬期における融雪を円滑に行えるだけ
でなく、夏期においては太陽熱エネルギを充分に効率良
く吸熱して給湯設備として兼用し得る路面融雪装置を提
供することにある。
《課題を解決するための手段》 本考案は上記の目的を達成するために、熱交換媒体と
して加熱器で加熱した温水を強制循環させる閉ループ状
の第1の循環ラインと、熱交換媒体として不凍液を強制
循環させる閉ループ状の第2の循環ラインと、これら第
1および第2の循環ラインの途中に接続されて当該第1
および第2の循環ライン相互間で熱交換させる第1の熱
交換器と、前記第2の循環ラインの途中に接続されて地
表と熱交換を行うべく地中に埋設された第2の熱交換器
と、を備えた路面融雪装置において、前記第2の熱交換
器上流側の第2の循環ラインに外部から水を給水する給
水ラインを接続するとともに、前記第2の熱交換器下流
側の第2の循環ラインと前記加熱器上流側の第1の循環
ラインとを連結管で接続し、かつ前記第1の循環ライン
の加熱器下流側には当該第1の循環ライン外へ温水を送
出する給湯ラインを接続し、さらにこれら各接続点には
流路切換弁を設けた。
《作用》 上記構成の本考案に係る路面融雪装置によれば、冬期
には、各流路切換弁の操作により、閉ループ状の第2の
循環ラインおよび第1の循環ラインが形成され、給水ラ
イン、連結管および給湯ラインはそれぞれ閉状態とされ
る。そして、第1の熱交換器によって、第1の循環ライ
ン内を循環する温水と、第2の循環ライン内を循環する
不凍液との間で熱交換が行われ、第2の熱交換器では加
温された不凍液と地表との間で熱交換が行われること
で、従来と同様の融雪作用がなされる。
一方、夏期においては、各流路切換弁の操作により、
給水ライン、連結管および給湯ラインがそれぞれ開状態
とされ、第1の循環ラインおよび第2の循環ラインは双
方とも第1の熱交換器への経路がそれぞれ閉状態とされ
る。この状態で給水ラインへの給水を行えば、供給水に
よって第2の循環ラインの第2の熱交換器部分の不凍液
は連結管および給湯ラインを介してパージされる。そし
て、不凍液に代わって連続的に供給される水は、まず第
2の熱交換器で地熱からの吸熱により余熱された後、連
結管を介して加熱器に送られて必要温度まで加熱され、
給湯ラインを介して外部の温水利用設備に給湯される。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を第1図を参照して説明す
る。
本実施例に係る路面融雪装置11は、熱交換媒体として
温水を強制循環させる閉ループ状の第1の循環ライン12
と、熱交換媒体として不凍液を循環させる閉ループ状の
第2の循環ライン13とを有している。
第1の循環ライン12は温水を強制循環させるポンプ14
と、加熱器15および第1の熱交換器16とが配管17によっ
て順次環状に接続されて構成されている。
また、第2の循環ライン13は、不凍液を強制循環させ
るポンプ18と上記第1の熱交換器16と第2の熱交換器19
とが配管20によって順次環状に接続されて構成されてお
り、第2の熱交換器19は道路または駐車場等の地表と熱
交換を行うべく路面下の地中に埋設されている。
上記第1の熱交換器16は2つの流通路を有していて、
それぞれの流通路に対して個別に第1の循環ライン12の
配管17と第2の循環ライン13の配管20とが接続されて、
当該第1の循環ライン12と第2の循環ライン13との相互
間で熱交換が行なれるようになっている。
このものにおいて、第2の循環ライン13の第2の熱交
換器19上流側には、外部からの給水を行う給水ライン21
が接続されている。また、第2の循環ライン13の第2の
熱交換器19下流側と第1の循環ライン12の加熱器15上流
側とにはこれらを結んで連結管22が接続されている。さ
らに第1の循環ライン12の加熱器15下流側には、この第
1の循環ライン12外へ温水を送出する給湯ライン23が接
続されている。そして、これら給水ライン21,連結管22
および給湯ライン23と第1および第2の循環ライン12,1
3との各接続点には、三方弁等の流路切換弁24,25,26,27
が設けられている。
このようにしてなる路面融雪装置11においては、冬期
の融雪時には、各流路切換弁24,25,26,27の操作によ
り、第2の循環ライン13および第1の循環ライン12はそ
れぞれ閉ループ状の還流路に形成され、給水ライン21、
連結管22おび給湯ライン23はそれぞれ閉状態とされる。
そして、各ポンプ15、18を作動させて各循環ライン12,1
3内で温水および不凍液を循環流通させる。これによ
り、第1の熱交換器16において、第1の循環ライン12内
の温水と第2の循環ライン13内の不凍液との間で熱交換
が行われる。また、第2の循環ライン13の第2の熱交換
器19では、加温された不凍液と地表との間で熱交換が行
われ、不凍液による融雪作用が円滑に行われる。
一方、夏期においては、各流路切換弁24,25,26,27の
操作により、給湯ライン21,連結管22および給湯ライン2
3がそれぞれ開状態とされる。そして、第2の循環ライ
ン13および第1の循環ライン12は、双方とも第1の熱交
換器16部の経路がそれぞれ閉塞状態とされる。
そして、この状態で給水ライン21から水の供給を行
い、この供給水によって第2の循環ライン13内の第2の
熱交換器19部分等に充填されている不凍液を連結管22お
よび給湯ライン23を介してパージさせる。爾後、不凍液
のパージ完了後に、当該路面融雪装置11を給湯設備とし
て利用する。すなわち、不凍液に代えて給水ライン21か
ら連続して水を供給すると、この供給水は、まず第2の
熱交換器19に流入してここで地表と熱交換することによ
り太陽熱エネルギーの熱量を吸熱して予熱される。その
後、連結管22を介して加熱器15に導かれ、当該加熱器15
により必要温度まで加熱された後、給湯ライン23を通じ
て図外の温水利用設備に給湯される。
つまり、この路面融雪装置11を利用した給湯装置で
は、温水利用設備に給湯される温水は加熱器15で加熱さ
れるに先だって太陽熱エネルギで予熱されるにあたっ
て、第2図の従来例の場合のように第2の熱交換器8と
第1と熱交換器7との2つの熱交換器を通じて間接的に
太陽熱エネルギの熱量を吸熱するのではなく、第1図に
示されるように温水として給湯されることになる供給水
が直接第2の熱交換器19に流入されて太陽熱エネルギー
の熱量を吸熱するので、その太陽熱エネルギを可及的に
効率良く有効利用することができる。
また、夏期においては、第2の熱交換器19の吸熱作用
によって地熱が奪われるので、地表温度はそれだけ低下
し、しかもその低下度合いは従来例によるものに比して
太陽熱の利用効率が向上された分だけ大きくなる。した
がって、本実施例装置を、駐車場や道路等に適用した場
合には、夏場における駐車場や道路等からの不快な熱気
を可及的に和らげて不快感を緩和させることができる。
《考案の効果》 以上実施例で詳細に説明したように、本考案に係る路
面融雪装置によれば、夏期において、給水ラインから供
給する水をまず直接第2の熱交換器に流入させて地熱か
らの吸熱により予熱させた後、連結管を通じて加熱器に
導き、ここで必要温度まで加熱してから給湯ラインを通
じて外部の温水利用設備に給湯し得るようにしたので、
当該夏期において、給湯設備として兼用するにあたっ
て、太陽熱エネルギーを可及的に効率良く吸熱して有効
利用でき、加熱器で費やされる燃料などの燃費を可及的
に低減できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る路面融雪装置の一実施例を示す概
略構成図、第2図は従来例の概略構成図である。 12……第1の循環ライン 13……第2の循環ライン 14,18……ポンプ 15……加熱器 16……第1の熱交換器 19……第2の熱交換器 21……給水ライン 22……連結管 23……給湯ライン 24,25,26,27……流路切換弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換媒体として加熱器で加熱した温水を
    強制循環させる閉ループ状の第1の循環ラインと、熱交
    換媒体として不凍液を強制循環させる閉ループ状の第2
    の循環ラインと、これら第1および第2の循環ラインの
    途中に接続されて当該第1および第2の循環ライン相互
    間で熱交換をさせる第1の熱交換器と、前記第2の循環
    ラインの途中に接続されて地表と熱交換を行うべく地中
    に埋設された第2の熱交換器と、を備えた路面融雪装置
    において、 前記第2の熱交換器上流側の第2の循環ラインに外部か
    ら水を給水する給水ラインを接続するとともに、前記第
    2の熱交換器下流側の第2の循環ラインと前記加熱器上
    流側の第1の循環ラインとを連結管で接続し、かつ前記
    第1の循環ラインの加熱器下流側には該第1の循環ライ
    ン外へ温水を送出する給湯ラインを接続し、さらにこれ
    ら各接続点には流路切換弁を設けたことを特徴とする路
    面融雪装置。
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