JPH0658090B2 - ロケットエンジン燃焼ガス流量の制御方法 - Google Patents

ロケットエンジン燃焼ガス流量の制御方法

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JPH0658090B2
JPH0658090B2 JP7178788A JP7178788A JPH0658090B2 JP H0658090 B2 JPH0658090 B2 JP H0658090B2 JP 7178788 A JP7178788 A JP 7178788A JP 7178788 A JP7178788 A JP 7178788A JP H0658090 B2 JPH0658090 B2 JP H0658090B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ノズルをピントルに対して軸方向接近離反移
動させ、スロート面積を無段階的に変化させて燃焼ガス
の流量制御を行なうロケットエンジン燃焼ガス流量の制
御方法に関する。
(従来の技術) 固体推進薬を使用するロケットエンジンにあっては、固
体推進薬が一度点火すると、燃焼によるガス発生量を制
御できないので、ノズルスロート部を通過する燃焼ガス
流量を制御するたにめには、ノズルスロート部のスロー
ト面積を変化させることが必要である。
このスロート面積を変化させる方法としては従来、第7
図(a)に示すような方法があり、ロケットのモータチ
ャンバ後端に設けれる多孔ノズル5は、同心円周上に一
定間隔で、円上の噴射孔1を8個備えたノズルスロート
部の形状に対応する円板2を有しており、前記噴射孔1
の開閉個数を調整する調整窓3を備えた噴射孔開閉制御
板4が前記円板に対して円周方向に回転自在に重ね合わ
されている。この多孔ノズル5をノズルスロート部に設
け前記噴射孔開閉制御板4を回転させることによって多
孔ノズル5の噴射孔1の開状態の数を規制して、多孔ノ
ズル5を通過する燃焼ガス流量を制御するようにしたも
のである。具体的には第7図(a)の状態から、噴射孔
開閉制御板4を時計回りに15度回転させると、同図
(b)の状態になり噴射孔1はすべて開状態となる。こ
の時にはスロート面積は最大となるので多孔ノズル5を
通過する燃焼ガス流量は最大となる。また、同図(a)
の状態から、噴射孔開閉制御板4を反時計回りに15度
回転させると同図(c)の状態になり、8個の噴射孔1
のうち2個のみが開状態となる。この時にはスロート面
積は最小となるので多孔ノズル5を通過する燃焼ガス流
量は最小となる。
スロート面積を変化させる他の方法として、ピントル6
を軸方向移動可能に中央ハウジング7内に設け、ピント
ル6の前面に加圧される燃焼室内の圧力と、ノズルスロ
ート部23を通過した燃焼ガスがピントルの背面後部を
加圧する圧力との圧力差によって、ピントルを軸方向に
移動するようにして、スロート面積を変化させようとし
たもの(米国特許第3,608,312号)がある。第
8図に本従来技術の要部の一部断面図を示す。
図示する従来技術のノズル部分には、円筒状でモータチ
ャンバ9の中央部に、燃焼器室8に対して凸部を備える
ほぼ円筒状の中央ハウジング7を支柱10を介して設け
るとともに、前記中央ハウジング7内には、ノズル後方
に凸部を備える円筒状のピントル6が軸方向移動可能に
設けられている。ピントル6の前方部には、軸を中心と
する円筒状の凹部が形成されており、このピントル6の
前方外周部を支持するように、ピントル6の外側には円
筒状の第1スリーブ11が、また、ピントル6の凹部側
には円筒状の第2スリーブ12が設けられている。前記
中央ハウジング7にはその前端部から軸に沿う第1導通
路13が設けられ、当該通路の他端は前記中央ハウジン
グ7中央部に第2スリーブ12により仕切られる第1空
洞14に達している。前記第1導通路13が前記第1空
洞14に達する軸上に開口部15には、弾性部材16を
備える逆止弁17が設けられ、前記弾性部材16の他端
部はピストン18に固定されており、このピストン18
には、ピストンロット19がピントル中央部の軸上に設
けられている。前記第1スリーブ11と前記第2スリー
ブ12およびピントル6の前方外周部により第2空洞2
0が形成され、この第2空洞20と前記第1空洞14を
連通する第2導通路21が前記第2スリーブ12に設け
られている。前記第2導通路21は、逆止弁17が第1
導通路13を閉の状態にしているときには、前記ピスト
ン18により第1空洞14側の開口部15は完全に閉ざ
される位置に、かつ、ピストン18が軸上後方に移動し
たときには、第1スリーブ11と第2スリーブ12とが
完全に連通状態となる位置に設けてある。また、前記モ
ータチャンバ9及び前記中央ハウジング7を支持する支
柱10に固定するように、円筒状のノズルホルダ22が
設けられ、この内側には、ピントル6の後方凸部とによ
りリング状のノズルスロート部23を形成するように耐
熱性のあるノズルインサート24が設けてある。
次に、このような従来技術のノズル部分の作動状態を説
明する。
ピントル6には、逆止弁17の弾性部材16の反発力よ
りも強い力で固定できるノッチなどの図示しない固定装
置が取り付けられているために、固体推進薬が着火する
前にはピントル6の位置は第8図で示す位置にある。固
体推進薬着火し、燃焼によるガス発生量が増加するにつ
れて、燃焼室8内の圧力も上昇する。燃焼室8内の圧力
がある圧力に達すると、その圧力は固定装置の支持力よ
りも大きくなるので逆止弁17を軸上後方に押し開き、
燃焼室8内の燃焼ガスが第1導通路14を通って第1空
洞14に流入する。固体推進薬の燃焼が最大安定期に達
した時には、燃焼室8内及び第1空洞14内の圧力が最
大圧力になる。さらに、リング状のノズルスロート部2
3を通過した燃焼ガスによりピントル6の背面後部に働
くピントル軸上前方向への力は第1空洞14内の圧力を
上回る状態となる。その結果、ピントルは軸上前方向へ
移動し、逆止弁17は第1導通路13を閉鎖する第8図
の位置に戻ることになる。この時には、ノズルスロート
部23のスロート面積は最大であり、ノズルスロート部
23を通過する燃焼ガス流量も最大となる。
一方、固体推進薬の燃焼が燃焼終期に達した時には、燃
焼室8内の圧力は徐々に減少するとともに、リング状の
ノズルスロート部23を通過した燃焼ガスによりピント
ル6の背面後部に働くピントル軸上前方向への力も減少
する。ピントル6の背面後部に働くこの力がある値にま
で減少すると、固体推進薬の燃焼が最大安定期の時に第
1空洞14に閉じ込められた燃焼ガスの圧力の方が高い
状態となる。この結果、第9図に示すように、ピントル
は軸上後方向へ移動し、逆止弁17は第1導通路13を
開とする位置になり、さらに、ピストン18が軸上後方
向へ移動し、第2導通路21も開状態となる。この状態
では、燃焼ガスは、第1導通路13及び第1空洞14を
通り、さらに第2導通路21を通って第2空洞20に至
ることになり、ピントル6の前面に働くピントル軸上後
方向への力は、ピントル6の背面後部に働くピントル軸
上前方向への力をはるかに上回ることになる。そのた
め、ピントル6はもはや第8図に示す位置に戻ることな
く、燃焼終期においては第9図に示す位置に維持される
ことになる。この時には、ノズルスロート面積は最小で
あり、スロート通路23を通過する燃焼ガス流量も最小
となる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の燃焼ガス流量の制御方
法にあっては、多孔ノズル5の噴射孔1の開状態の数を
規制してスロート面積を変化させ、これにより燃焼ガス
の流量制御をする場合、噴射孔1の開状態の数は限られ
るために、スロート面積は段階的にしか変化させること
ができない。このため、スロート面積を任意な大きさに
することができず、精密な燃焼ガス流量の調整を行なう
ことは非常に困難である。また、燃焼室内8の圧力と、
ノズルスロート部23を通過した燃焼ガスがピントル6
の背面後部を加圧する圧力との圧力差によって、ピント
ル6を軸方向に移動してスロート面積を変化させ、これ
により燃焼ガスの流量制御をする場合、固体推進薬の燃
焼が最大安定期に達した時と燃焼終期に達した時とし
か、圧力差によりピントル6を移動させてスロート面積
を変化させることができない。したがって、スロート面
積を任意な大きさにすることができず、精密な燃焼ガス
流量の調整を行うことは不可能である。さらに、その説
明は複雑であり、かつ、可動部分が高温の燃焼ガス中に
さらされるために、耐熱的な面からも実用化が非常に困
難である。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので
あり、スロート面積を任意な大きさに変化させ、燃焼ガ
スの精密な流量調整を行なう制御方法を提案することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明は、モータチャンバの
後端にピントルを固着する一方、ノズルスカート部を有
し前記ピントルとによりノズルスロート部を形成するノ
ズルホルダーを前記モータチャンバに軸方向移動可能に
装着し、前記ノズルホルダを軸方向に駆動する駆動手段
により前記ノズルスロート部のスロート面積を連続的に
変化させ、前記ノズルスロート部から噴出するガスの流
量を制御するようにしたことを特徴とするロケットエン
ジン燃焼ガス流量制御方法である。
(作用) 上述のような本発明にあっては、ノズルホルダは、駆動
手段によりモータチャンバ及びノズルスカート部に対し
て軸方向移動し、ノズルスロート部の面積を段階的でな
く連続的に変化させることができる。このことにより、
ノズルスロート部から噴出するガスの流量を連続的に制
御することが可能となる。
(実施例) 以下、図示する本発明の一実施例に基づいて本発明を説
明する。
第1図は本発明の可動構成部を示す断面図である。尚、
図示する本発明の実施例において、前記従来技術と共通
する部位には同一の符号を付してある。
本発明の可動構成部42は、ノズルホルダ22と、これ
の前端部にフレキシブルジョイント25を介在して取り
付けられたモータチャンバ9と、前記ノズルホルダ22
の後端部に前記フレキシブルジョイント25を介在して
取り付けられたノズルスカート26と、前記ノズルホル
ダ22を軸方向に移動させる駆動手段27を有してい
る。ノズルホルダ22はほぼ円筒状で、その内面には、
ノズルインサート24がノズルホルダ22の軸を中心と
する円筒状の開口部28を形成するよう固着されてい
る。前記、フレキシブルジョイント25は、第2図に示
すように耐熱ゴム29と金属板30とを多層に積層し、
前記、耐熱ゴム29が軸方向弾性変形可能なように円筒
状に形成したものである。このフレキシブルジョイント
25を介在して、飛翔体本体内に固定されて燃焼室8を
形成する円筒状のモータチャンバ9が前記ノズルホルダ
22の前端部に接合している。さらに、飛翔体本体内に
固定されて燃焼ガスを後方に噴出する円筒状のノズルス
カート26が前記フレキシブルジョイント25を介在し
て前記ノズルホルダ22の後端部に接合している。前記
モータチャンバー9内の軸上後端には、前記ノズルイン
サート24との共働により、リング状に開口するノズル
スロート部23を形成するほぼ円筒状で前方と後方に凸
部を備えるピントル6が支柱10を介在して固定されて
いる。前記ノズルホルダ22の外周部と一体となる支持
具31と前記モータチャンバ9の外側との間に設けられ
た軸32に、モータ等の駆動源により回転するウォーム
ギア33を連結させ、前記ノズルホルダ22がモータチ
ャンバ9及びノズルスカート26に対して軸方向接近離
反移動可能に取り付けて駆動手段27が形成されてい
る。
本発明の制御回路の一例を第4図に示す。第4図に示す
加速度検出手段34は、飛翔体の加速度を検出するため
の手段であって、通常は慣性航法装置と称される装置に
組み込まれている。また速度変換手段35は、飛翔体の
加速度を速度に変換するための手段であって、前記加速
度検出手段34により検出した加速度が加わっている時
間を積算するタイマーが組み込まれている。この加速度
の大きさと積算時間とにより速度を算出するものであ
る。この速度変換手段35からの信号は、速度演算手段
36に送られる。この速度演算手段36は飛翔体の必要
速度を演算するためのものであり、内蔵する固定記憶装
置に記憶された計画速度に基づいて設定速度を決めると
ともに、この設定速度と速度変換手段35からの信号と
に基づいて補正を行い、飛翔体の必要速度を演算するも
のである。この速度演算手段36からの信号は必要圧力
演算手段37に送られる。この必要圧力演算手段37
は、必要速度を達成するのに必要な燃焼室内の圧力を演
算するものである。この必要圧力演算手段37には、燃
焼室内の圧力と飛翔体の速度との相関関係を表わすプロ
グラムが組み込まれており、このプログラムにより速度
演算手段36からの必要速度の信号が変換されて燃焼室
内の必要圧力が演算されるものである。
圧力検出手段38は、燃焼室内の圧力を検出するための
ものであり、モータチャンバ9の後方部に形成された貫
通穴39に一端を連結した圧力センサーが熱の影響を受
けない位置に離して設けられている。この圧力検出手段
38からフィードバックされた信号と、前記必要圧力演
算手段37からの信号とを比較する比較手段40が設け
られている。比較されたあとの信号は移動距離演算手段
41に送られる。この移動距離演算手段41は、必要と
する燃焼室8内の圧力に応じて可動構成部を軸方向へ移
動させる必要距離を演算するための手段であって、ここ
からの信号は、駆動手段27に送られる。
次に、本発明の作用を第5図のフローチャートを参照し
つつ説明する。
モータチャンバ9内の図示しない固体推進薬に着火さ
れ、燃焼室8内の内圧がが上昇して推力が既定値に達す
れば飛翔体は飛翔を始める。飛翔中の飛翔体の加速度は
加速度検出手段34により検出され、その信号は速度変
換手段35に送られる。速度演算手段36において、内
蔵された固定記憶装置に記憶された計画速度に基づいて
設定速度を決めるとともに、この設定速度と前記速度変
換手段35から送られた信号とに基づいて補正を行い、
飛翔体の必要速度を演算する。速度演算手段36からの
必要速度の信号は、必要圧力演算手段37に送られる。
必要圧力演算手段37において、前記プログラムにより
必要速度の信号が変換されて燃焼室内の必要圧力が演算
される。このようなして求められた必要圧力の信号と圧
力検出手段38からフィードバックされた燃焼室内の圧
力信号とを比較する。この結果の信号に基づいて移動距
離演算手段41において、可動構成部を軸方向へ移動さ
せる必要距離を求める。この軸方向移動必要距離の信号
に応じて、駆動手段27に取り付けられたウォームギア
33が駆動源により回転し、このウォームギア33に連
結された軸32を介してノズルホルダ22はモータチャ
ンバ9及びノズルスカート26に対して軸方向接近離反
移動可能となる。
次に、可動構成部42の作動状態を説明する。例えば、
可動構成部42をモータチャンバ9に対してもっとも接
近させ、ノズルスカート26に対しては最も離反させる
位置に移動すべき状態にある場合には、可動構成部42
は第3図(a)に示す状態にある。ウォームギア33が
回転してノズルホルダ22の支持具31とモータチャン
バ9の外側本体とがもっとも接近する。ノズルホルダ2
2とモータチャンバ9との間に介在するフレキシブルジ
ョイント25は、軸方向に弾性変形はしない。他方、ノ
ズルホルダ22とノズルスカート26との間に介在する
フレキシブルジョイント25は図示するように軸方向後
方に弾性変形する。この場合、ノズルホルダ22の内面
のノズルインサート24の最小径部分とピントル6の後
方の凸部とは最も接近する。このため、ノズルインサー
ト24とピントル6とにより形成されるリング状開口部
であるノズルロート部23においては、スロート面積は
最小となる。したがって燃焼室8内の燃焼ガスがノズル
スロート部23を通過して後方に噴出するガスの流量は
最小となる。また、推進力はスロート面積に比較するの
で、この場合における推進力も最小となる。
一方、可動構成部42をノズルスカート26に対しても
っとも接近させ、モータチャンバ9に対してはもっとも
離反させる位置に移動すべき状態にある場合には、可動
構成部42は第3図(b)に示す状態にある。
ノズルホルダ22の支持具31とモータチャンバ9の外
側本体とがもっとも離反する。ノズルホルダ22とモー
タチャンバ9との間に介在するフレキシブルジョイント
25は軸方向後方に弾性変形するが、ノズルスカート2
6側のフレキシブルジョイント25は弾性変形しない。
この場合、ノズルホルダ22の内面のノズルインサート
24の最小径部分とピントル6の後方の凸部とはもっと
も離反する。このため、ノズルスロート部23における
スロート面積は最大となり、燃焼室8内の燃焼ガスがノ
ズルスロート部23を通過して後方に噴出するガスの流
量は最大となる。また、この場合における推進力も最大
となる。
ウォームギア33の回転を調整することにより、可動構
成部42の位置は上述した場合のみならず、それらの位
置の中間位置にも、移動させることができる。したがっ
てノズルスロート部23のスロート面積は、最小スロー
ト面積から最大スロート面積まで、階段的ではなく、連
続的に変化させることができる。
このようにして、スロート面積を変化させれば、飛翔体
の燃焼ガス流量は、第6図に示すように連続的な制御を
行うことが可能となる。例えば、固体推進薬がが着火後
T1秒後に燃焼ガス流量をW1に制御する場合を説明す
る。この時の飛翔体の必要速度V1は速度演算手段36
により演算され、この必要速度V1は速度演算手段36
により演算され、この必要速度V1の信号は必要圧力演
算手段に送られて、必要速度V1を達成するための燃焼
室内の必要圧力P1が演算される。この必要圧力1と現
実の燃焼室内の圧力を比較した結果に応じて、可動構成
部の移動必要距離が求められる。この移動必要距離の信
号に応じて駆動手段27のウォームギア33が回転し、
このウォームギア33に連結された軸32を介してノズ
ルホルダ22が軸方向に移動する。この位置でノズルイ
ンサート24の位置が決まり、よってスロート面積が決
まることになる。したがって、この時のスロート面積に
応じてノズルスロート部を通過する燃焼ガス流量W1が
得られることになる。
また、T2秒後に燃焼ガス流量をW2に制御をする場合
も、上述したのと同様に行われて、所用流量が得られる
ことになる。このような制御を飛翔中に連続して行え
ば、階段的でなく連続的に燃焼ガスの流量変化をさせる
ことができることになる。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、ノズルスロート部のス
ロート面積を変化させるのは、ノズルホルダの移動距離
を変えるだけでよいので、スロート面積は階段的ではな
く最小スロート面積から最大スロート面積まで連続的に
変化させることが可能である。したがってスロート面積
により決まる燃焼ガスの流量の制御を連続的に、しかも
精密に行うことが可能となる。また、駆動手段を高温の
燃焼ガスにさらされない場所に設置し、かつ輻射熱に対
する断熱手段を施すことがきるので長時間の作動に対し
て、耐熱時にもすぐれ安定的に作動させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の可動構成部の断面図であり、第2図
は、フレキシブルジョイントの断面図であり、第3図
(a)、(b)は、可動構成部の作動状態を説明する断
面図であり、第4図は、本発明の一実施例に係るロケッ
トエンジン燃焼ガス流量の制御方法の制御回路を示す概
略図であり、第5図は、本発明の制御方法を示すフロー
チャートであり、第6図は、本発明により燃焼ガス流量
を制御した場合を説明する図であり、第7図(a)〜
(c)は、従来の多孔ノズルの平面図および作動状態図
であり、第8、9図は、燃焼ガスの流量制御を行う従来
技術の要部の一部断面図である。 6……ピントル、9……モータチャンバ、10……支
柱、22……ノズルホルダ、23……ノズルスロート
部、24……ノズルインサート、 25……フレキシブルジョイント、 26……ノズルスカート、27……駆動手段、 42……可動構成部。
フロントページの続き (72)発明者 清水 春雄 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 行木 徹 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータチャンバの後端にピントルを固着す
    る一方、ノズルスカート部を有し前記ピントルとにより
    ノズルスロート部を形成するノズルホルダーを前記モー
    タチャンバに軸方向移動可能に装着し、前記ノズルホル
    ダを軸方向に駆動する駆動手段により前記ノズルスロー
    ト部のスロート面積を連続的に変化させ、前記ノズルス
    ロート部から噴出するガスの流量を制御するようにした
    ことを特徴とするロケットエンジン燃焼ガス流量制御方
    法。
JP7178788A 1988-03-28 1988-03-28 ロケットエンジン燃焼ガス流量の制御方法 Expired - Lifetime JPH0658090B2 (ja)

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