JPH0636286Y2 - 固体ロケット - Google Patents

固体ロケット

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JPH0636286Y2
JPH0636286Y2 JP1987060681U JP6068187U JPH0636286Y2 JP H0636286 Y2 JPH0636286 Y2 JP H0636286Y2 JP 1987060681 U JP1987060681 U JP 1987060681U JP 6068187 U JP6068187 U JP 6068187U JP H0636286 Y2 JPH0636286 Y2 JP H0636286Y2
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JP
Japan
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grain
ignition
protector
solid rocket
igniter
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Application number
JP1987060681U
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JPS63168248U (ja
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浪之介 久保田
裕 矢野
卓雄 桑原
勝明 小坂
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は特に推力を多段に発生させるようにした固体ロ
ケットに関する。
〔従来の技術〕 従来において、例えば、ダブルレイヤ燃焼方式等の手段
により、固体ロケットの推力パターンを多段にしている
ものが知られている(例えば、特開昭54−76812号公報
に開示されている)。この手段は、例えば、ダブルベー
ス系の推進薬を用いこの推進薬グレインのスタイルを後
側において円筒状にする一方前側において円柱状にし、
円筒状のグレインを内面から燃焼させて急加速するとと
もに円柱状のグレインを端面から燃焼させて加速後にそ
の速度を接続させるようにし推力を2段にしたものであ
る。
〔問題点〕
ところで、このような従来の固体ロケットは、構造が簡
易で取扱い易いという実用上の利点がある反面、目標に
応じて飛行軌道を適時に変更したい場合等に、これを容
易にはなし得ないという欠点があった。
それは、固体推進薬は燃焼の中断や再点火が困難なこと
から、固体ロケットでは当初に設定された推力パターン
しか得られず、そのため飛行軌道がこの推力パターンと
発射角度とによってほぼ確定してしまうからである。
そこで本考案の技術的課題は固体ロケットの上記利点を
亨受しながら推力パターンの変更自由度を増大する点に
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような課題を解決するための本考案の技術的手段
は、複数の推進薬のグレインを機軸方向に互いに所定距
離隔て、この間に空間層を設けて配列するとともに各グ
レイン毎には各別に点火器を取り付ける一方、これら点
火器の点火時期を独自に設定可能な点火装置を設けか
つ、上記各グレインを、中空円板状のレストリクタ及び
この中空部を後方から覆う熱軟化性材料で造られた蓋体
からなりかつ少なくとも最後部グレインよりも前のグレ
インの燃焼面を当該グレインの点火によって離脱するプ
ロテクタによって隔離した固体ロケットである。
〔作用〕
この手段によれば、機軸方向に互いに所定距離隔てて配
列された複数のグレインは各別に点火器を取り付ける一
方、夫々の点火器に点火時期を独自に設定可能な点火装
置各々独立しているので、これらのグレインを最後位の
ものから順に設定された点火時期に点火させることがで
きる。この場合、後位のグレインからの燃焼ガスは後方
に流進してノズルから噴出されるので、その前位には燃
焼ガスが畜圧されるのみでほとんど流動しないこと、更
に空間層を設けて前位のグレインとは所定の距離をへだ
てているし、また前位のグレイン燃焼面はプロテクタに
よって隔離されていることで当該グレインは後位のもの
の燃焼熱によって着火されることがない。そしてかかる
後位のグレインに附帯する点火装置を作動させると上記
のプロテクタが点火の際の熱衝撃あるいは圧力衝撃によ
って離脱するとともにその燃焼面が点火される。また、
このプロテクタは熱軟化しつつ外部に放出される。
以上のようにして次々とグレインに点火することにより
所望の段階的推力パターンが得られる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて、本考案の実施例に係る固体
ロケットを説明する。
第1図に示す固体ロケットRにおいて、1はダブルベー
ス系の推進薬のグレイン(本実施例では3個)であっ
て、機軸方向に互いに適宜の間隔を隔ててその間に空間
層15を設けて配列されている。最後部のグレイン1aは内
端面燃焼型のグレインに形成される一方、最後部のグレ
イン1aより前にあるグレイン1b,1cはその前後端面にレ
ストリクタ2を設けて内面燃焼型のグレインに形成され
ている。3は最後部のグレイン1aの筒形点火器であり、
前端面に被覆された易燃性の板体3aに固定される。ま
た、4はグレイン1b,1cの点火装置であり、グレイン1b,
1cの前端部に埋設される環状点火器5b,5cとロケットR
の前頭部9に収納され点火部5b,5cを発火させるスイッ
チ手段6とを備えている。このスイッチ手段6はアンテ
ナ9及び受信器7を介して地上Eにある発信器8からの
テレメータ指令によって作動せしめられる。
10はグレイン1b,1cの燃焼面を被服しているプロテク被
膜であり、環状点火器5b,5cの発火により離脱するよう
に、例えば、塩化ビニール等の材料で形成される。
12はグレイン1b,1cの内孔後端部に嵌装したプロテクタ
キャップで熱軟化性樹脂などで作られる。このプロテク
タキャップは後位のグレインにおける点火器が発火した
ときその熱衝撃が前位のグレイン燃焼面へ波及しないよ
うに隔離しておくとともに、特に前記ダブルベース系の
ような低圧着火性に劣る推進薬を用いた場合に、点火器
からの火炎を当該グレインの近傍に一時畜圧して点火確
度を向上させるためのものである。よってプロテクタキ
ャップ12を嵌装するときはプロテクタ被膜10を廃止する
こともできる。
尚、符号13はノズル、14はロケットの尾翼である。
従って、この固体ロケットによれば以下のような作用を
する。
図示外の発射スイッチを操作して最後部グレイン1aの点
火器3を発火させると、易燃性材料からなる板体3aが消
失して当該グレイン1aの前端面も露出する。同時に点火
器3からの火炎が所定の間隔を隔てて設けられたグレイ
ン1bのレストリクタ2に衝突するとともにプロテクタキ
ャップ12によりこのグレイン内孔への波及が阻止される
ので、この火炎はグレイン1bの後方に瞬時間滞留して畜
圧させる。これによってグレイン1aの内面と両端面とが
点火されてロケットRが急加速しつつ発射される。そし
てロケットRはグレイン1aが消失したところで慣性飛行
に移る。ここで、この最後部グレイン1aの燃焼の時に
は、前位のグレイン1bとの間には間隔を隔てているの
で、前位のグレイン1bが当該グレインに対する着火指令
の前に着火されてしまうという事態を確実に防止するこ
とができる。
その後適時に前記テレメータ指令を発してグレイン1bの
点火器5bを発火させると、この環状点火器5bの内周から
火炎が急激に放射されてその圧力衝撃と熱衝撃とで前記
塩化ビニールのプロテクタ被膜10が離脱して溶融ないし
は燃焼するので当該グレインの内孔内面が露出する。同
時にこの内孔に嵌着したプロテクタキャップ12と前位の
グレイン1cとの間に上記火炎が保存され畜圧されるの
で、当該内孔内面に点火されて燃焼圧力と温度とが急上
昇する。これによってプロテクタキャップ12が吹飛ばさ
れて離脱し、熱軟化しつつプロテクタ被膜10の残滓とと
もにノズル13から放出される。ここで第2段階目の推力
が発生してこれがグレイン1bの消失まで持続する。ここ
で、このグレイン1bの燃焼の時には、前位のグレイン1c
との間には間隔を隔てているので、前位のグレイン1cが
当該グレインに対する着火指令の前に着火されてしまう
という事態を確実に防止することができる。
その後適時にグレイン1cに点火する。作用はグレイン1b
の場合と同様である。
この実施例はプロテクタとしてプロテクタ被膜とプロテ
クタキャップとを併用したのでグレインの着火阻止につ
いてその信頼性が向上する。
尚、上記実施例において、スイッチ手段は地上からの指
令により作動するようになっているが、必ずしもこれに
限らず、タイマー等で作動させるようにしても良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、固体ロケットに
おいても確実かつ容易に推力パターンを変えることがで
きるので、目標に応じた飛行軌道を適時に適確に設定し
うる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る固体ロケットを示す断面
図である。 R…固体ロケット 1(1a,1b,1c)…グレイン 1a…最後部グレイン 3…点火器 4…点火装置 10…プロテクタ皮膜 12…プロテクタキャップ 2…レストリクタ 15…空間層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小坂 勝明 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−42855(JP,A) 特公 昭35−351(JP,B1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の推進薬のグレインを機軸方向に互い
    に所定距離隔て、この間に空間層を設けて配列するとと
    もに各グレイン毎には各別に点火器を取り付ける一方、
    これら点火器の点火時期を独自に設定可能な点火装置を
    設けかつ、上記各グレインを、中空円板状のレストリク
    タ及びこの中空部を後方から覆う熱軟化性材料で造られ
    た蓋体からなりかつ少なくとも最後部グレインよりも前
    のグレインの燃焼面を当該グレインの点火によって離脱
    するプロテクタによって隔離した固体ロケット。
JP1987060681U 1987-04-23 1987-04-23 固体ロケット Expired - Lifetime JPH0636286Y2 (ja)

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JP1987060681U JPH0636286Y2 (ja) 1987-04-23 1987-04-23 固体ロケット

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JP1987060681U JPH0636286Y2 (ja) 1987-04-23 1987-04-23 固体ロケット

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JPS63168248U JPS63168248U (ja) 1988-11-01
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ID=30893308

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Families Citing this family (4)

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US4956971A (en) * 1988-08-03 1990-09-18 Morton Thiokol, Inc. Solid propellant canister loaded multiple pulsed or staged rocket motor
JP4647985B2 (ja) * 2004-12-09 2011-03-09 三菱重工業株式会社 飛翔体推進制御装置
JP2012101672A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Ihi Aerospace Co Ltd 情報収集用のロケットとこれによる情報収集方法
JP5602094B2 (ja) * 2011-06-08 2014-10-08 三菱重工業株式会社 マルチパルスロケットモータ及びそのパルスユニット

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