JPH065806B2 - 音量制御装置 - Google Patents

音量制御装置

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JPH065806B2
JPH065806B2 JP4591288A JP4591288A JPH065806B2 JP H065806 B2 JPH065806 B2 JP H065806B2 JP 4591288 A JP4591288 A JP 4591288A JP 4591288 A JP4591288 A JP 4591288A JP H065806 B2 JPH065806 B2 JP H065806B2
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、音量制御装置に関し、より詳細には、複数の
抵抗素子または抵抗素子群を有し、マイクロコンピュー
タからのディジタル制御によって該抵抗素子を切換接続
することにより抵抗値、すなわちボリウムレベルを変更
可能にした装置に関する。本発明による装置は、例えば
オーディオ機器等において音声信号のレベル(受聴レベ
ル)を変化させる場合に利用され得る。
〔従来の技術、および発明が解決しようとする課題〕
オーディオ機器に現在用いられている音量制御装置の一
例として、いわゆるワンタッチ方式の装置が知られてい
る。これは、複数のスイッチを連続的に配置し、且つ、
各スイッチに連続的に固定の増幅度(GAIN量)を定
義したもので、いずれかのスイッチが操作されると、該
スイッチに定義されている増幅度に対応したレベルまで
瞬時にボリウムレベルが変化するようになっている。
従って、このワンタッチ方式の音量制御装置によれば、
0〜−∞までのGAIN量をワンタッチで設定できるの
で、ボリウムレベルの選択を容易に且つ迅速に行うこと
ができるという利点がある。ところが、操作がワンタッ
チで行えるため、操作次第によっては予想しなかったよ
うな大音量で音声信号が出力されるという不都合があ
る。
これに対処するために、ボリウムレベルの最大量を予め
任意に設定(プリセット)可能とした機能を上述のワン
タッチ方式の装置に付加した装置が提案されている。こ
の形態の装置によれば、プリセットされた最大ボリウム
レベルを越えるレベルに対応するスイッチが操作されて
も、出力される音量はあくまで該最大ボリウムレベルに
対応したレベルに抑制されるので、上述した不都合は解
消することができる。しかしながら、最大ボリウムレベ
ルのプリセットの際に操作を誤った場合には、上述した
不都合に対する完全な対策とはならない。
一方、音量制御装置の他の例として、いわゆるステップ
アップまたはダウン方式(以下単に、ステップアップ方
式と称する)の装置が知られている。これは、ボリウム
レベルを高位側または低位側にシフトさせるための1対
のスイッチを配置し、いずれかのスイッチが操作される
と、予め設定されたレベル(例えば2dB)毎にボリウム
レベルが段階的に増大または低減するようになってい
る。
従って、このステップアップ方式の音量制御装置によれ
ば、1回の操作によって変化するボリウムレベルはそれ
程大きくないので、上述のワンタッチ方式に見られたよ
うな不都合、すなわち、予想しない大音量で音声信号が
出力されるという不都合は生じないという利点がある。
ところがその反面、所望とするボリウムレベルと現在の
ボリウムレベルとの間にかなりのレベル差がある場合に
は、その所望とするボリウムレベルに達するまでスイッ
チ操作を継続する必要があり、しかも時間を要するとい
う不都合がある。
本発明は、上述した従来技術における課題に鑑み創作さ
れたもので、ワンタッチ方式による利点を活かすと共
に、予想しない大音量で音声信号が出力されるのを防止
することができる音量制御装置を提供することを目的と
している。
〔課題を解決するための手段、および作用〕
上述した従来技術における課題は、所定のボリウムレベ
ルまで瞬時に変化させることができる機能(ワンタッチ
方式による音量制御形態)と、ボリウムレベルを比較的
小さなレベルで段階的に変化させることができる機能
(ステップアップ方式による音量制御形態)とを適宜組
み合わせることにより、解決され得る。
従って、第1の形態として本発明によれば、各個にそれ
ぞれ固定の増幅度が定義された複数のスイッチを有する
操作部と、外部からの増幅度制御信号に応じた増幅度で
音声信号を増幅する音量増幅手段と、該音量増幅手段に
増幅度制御信号を与えて該音量増幅手段の増幅度の制御
を行う制御部とを具備し、該制御部は、前記複数のスイ
ッチのうちのどのスイッチが操作されたかを識別するス
イッチ識別手段と、該複数のスイッチのうちの少なくと
も1つが操作されているか否かを判断して操作検出信号
を出力するスイッチ操作検出手段と、前記スイッチ識別
手段によって識別されたスイッチに定義されている増幅
度が現在の増幅度より大きい時には、前記操作検出信号
が発生している間、現在の増幅度から該定義されている
増幅度まで漸次変化するように増幅度制御信号を出力す
る第1の出力手段とを有することを特徴とする音量制御
装置が提供される。
また、第2の形態として本発明によれば、各個にそれぞ
れ固定の増幅度が定義された複数のスイッチを有する操
作部と、外部からの増幅度制御信号に応じた増幅度で音
声信号を増幅する音量増幅手段と、該音量増幅手段に増
幅度制御信号を与えて該音量増幅手段の増幅度の制御を
行う制御部とを具備し、該制御部は、前記複数のスイッ
チのうちのどのスイッチが操作されたかを識別するスイ
ッチ識別手段と、該複数のスイッチのうちの少なくとも
1つが操作されているか否かを判断して操作検出信号を
出力するスイッチ操作検出手段と、前記スイッチ識別手
段によって識別されたスイッチに定義されている増幅度
が予め定められた第1の増幅度よりも大きく、且つ現在
の増幅度が該第1の増幅度よりも小さい時は現在の増幅
度を該第1の増幅度まで瞬時に変化させた後、前記操作
検出信号が発生している間、現在の増幅度から該定義さ
れている増幅度まで漸次変化するように増幅度制御信号
を出力する第2の出力手段とを有することを特徴とする
音量制御装置が提供される。
さらに、第3の形態として本発明によれば、各個にそれ
ぞれ固定の増幅度が定義された複数のスイッチを有する
操作部と、外部からの増幅度制御信号に応じた増幅度で
音声信号を増幅する音量増幅手段と、該音量増幅手段に
増幅度制御信号を与えて該音量増幅手段の増幅度の制御
を行う制御部とを具備し、該制御部は、前記複数のスイ
ッチのうちのどのスイッチが操作されたかを識別するス
イッチ識別手段と、該複数のスイッチのうちの少なくと
も1つが操作されているか否かを判断して操作検出信号
を出力するスイッチ操作検出手段と、前記スイッチ識別
手段によって識別されたスイッチに定義されている増幅
度から所定の増幅量を減じた比較増幅度が予め定められ
た第2の増幅度よりも大きく、且つ現在の増幅度が該第
2の増幅度よりも小さい時は、現在の増幅度を該第2の
増幅度まで瞬時に変化させた後、前記操作検出信号が発
生している間、前記識別されたスイッチに定義されてい
る増幅度まで漸次増加させるように増幅度制御信号を出
力し、前記識別されたスイッチに定義されている増幅度
が前記第2の増幅度よりも大きく、且つ前記比較増幅度
が該第2の増幅度よりも小さく、且つ現在の増幅度が該
比較増幅度よりも小さい時は、増幅度を該比較増幅度ま
で瞬時に変化させた後、前記操作検出信号が発生してい
る間、前記識別されたスイッチに定義されている増幅度
まで漸次増加させるように増幅度制御信号を出力し、前
記識別されたスイッチに定義されている増幅度が前記第
2の増幅度よりも小さく、且つ現在の増幅度が該識別さ
れたスイッチに定義されている増幅度よりも小さい時
は、増幅度を該識別されたスイッチに定義されている増
幅度まで瞬時に変化させるように増幅度制御信号を出力
し、前記識別されたスイッチに定義されている増幅度が
前記第2の増幅度よりも大きく、且つ現在の増幅度が該
識別されたスイッチに定義されている増幅度よりも小さ
い時は、増幅度を該識別されたスイッチに定義されてい
る増幅度まで瞬時に変化させるように増幅度制御信号を
出力する第3の出力手段とを有することを特徴とする音
量制御装置が提供される。
さらに、第4の形態として本発明によれば、基準増幅度
を増減操作するための一対の基準増幅度設定スイッチ
と、各個にそれぞれ固定の変化量が定義された複数の変
化量設定スイッチを有する操作部と、外部からの増幅度
制御信号に応じた増幅度で音声信号を増幅する音量増幅
手段と、前記基準増幅度設定スイッチの操作を検出して
基準増幅度を増減させる基準増幅度増減手段と、前記複
数のスイッチの操作を検出し、前記基準増幅度を操作さ
れたスイッチに定義された変化量だけ増減した増幅度に
対応する増幅度制御信号を前記音量増幅手段へ出力する
第4の出力手段とを備えたことを特徴とする音量制御装
置が提供される。
なお、本発明の他の構成上の特徴および作用の詳細につ
いては、添付図面を参照しつつ以下に記述する実施例を
用いて説明する。
〔実施例〕
第1図には本発明の一実施例としての音量制御装置の構
成が示される。第1図の例示は、カーステレオを対象と
しており、その低周波回路部の構成をブロック的に示し
たものである。
第1図において、1はスイッチ操作部を示し、例えばタ
ッチパネル方式の複数のスイッチ(第1図には図示せ
ず)が後述するような形態を有して該スイッチ操作部に
設けられている。2は音量レベルインジケータ部を示
し、例えば発光ダイオード(LED)、螢光表示管等の
複数の発光素子が一列に配置された構成を有し、連続的
に複数の発光素子を点灯させることにより、現在の音量
に対応するレベルをアナログ的に指示する機能を有して
いる。
3はマイクロコンピュータであって、スイッチ操作部1
からの各スイッチ入力に応答して音量レベルを演算し、
演算された音量レベルの表示制御を音量レベルインジケ
ータ部2に対して行うと共に、電子ボリウム4に制御信
号Cを供給してディジタル制御を行う機能を有してい
る。
電子ボリウム4は、複数の抵抗素子または抵抗素子群
(第1図には図示せず)を有し、マイクロコンピュータ
3からの制御信号Cに応答して該抵抗素子を切換接続す
ることによりその抵抗値を電子的に変更するよう構成さ
れている。この場合、マイクロコンピュータ3において
演算された音量レベルに対応する抵抗値が該電子ボリウ
ムにおいて設定されるようになっている。従って、電子
ボリウム4は、オーディオ入力信号VINを該設定された
抵抗値に応じたレベルに分圧し、オーディォ出力信号V
OUTとして出力する。5は電力増幅回路であって、電子
ボリウム4からの信号VOUTの電力増幅を行なうもの
で、該増幅された信号はスピーカ6に供給される。スピ
ーカ6は、電子ボリウム4において設定された抵抗値に
応じた音量で音声信号を放射する。
次に、電子ボリウムの一構成例について第2図を参照し
ながら説明する。
この電子ボリウムは、複数の抵抗素子R1〜Rkと、マイク
ロコンピュータからの制御信号C(クロックCK、データ
Dおよびラッチ信号L)を一時的に格納するレジスタ41
と、レジスタ41からの切換制御によって該抵抗素子を切
換接続することによりその抵抗値を変更するスイッチ群
42とから構成されている。このスイッチ群42は、抵抗素
子R1〜Rkの接続点にそれぞれ接続された複数のMOSス
イッチS1〜Skからなっている。この電子ボリウムにおい
ては、マイクロコンピュータにおいて演算された音量レ
ベルに対応するデータDがクロックCKに同期して入力さ
れ、さらにラッチ信号Lによって時間的に調整された
後、上述の切換制御が行われるようになっている。
次に、第1図におけるスイッチ操作部の具体的な形態に
ついて第3図および第4図を参照しながら説明する。
第3図はスイッチ操作部の1つの形態を模式的に例示し
たもので、この場合、各スイッチSW1〜SWnにはそれぞれ
固定の減衰(ATT)量が定義され、且つ、該固定のA
TT量が連続的に漸次増大もしくは減少するように一列
に配置されている。図示の例では、スイッチSW1に定義
されているATT量は−∞で、スイッチSWnに定義され
ているATT量は0である。
なお、第3図において(a)および(b)はそれぞれ、後で詳
述する音量制御方法の第1の例、第2の例を説明するた
めのスイッチの形態を示すものである。
第4図はスイッチ操作部の他の形態と操作データの一例
を示す。同図(a)に示されるように、この場合のスイッ
チ操作部は、各個にそれぞれ所定の範囲(図示の例では
−10dB〜+10dB)内でボリウムレベルの固定のシフト量
が定義され且つ該固定のシフト量が連続的に漸次増大も
しくは減少するように配置された複数のスイッチSWA1
SWA11と、ボリウムレベルを所定のレベル単位で高位側
および低位側にそれぞれシフトさせる1対のスイッチSW
B1およびSWB2とを有している。また、同図(b)に示され
るように、操作データには固定のATT量が連続的に漸
次変化するように定義されている。上述のスイッチSWA1
〜SWA11、SWB1およびSWB2のいずれかが操作されると、
該スイッチ入力に対応したシフト量の単位で上記ATT
量が変化するようになっている。
次に、第1図装置による音量制御方法のいくつかの例に
ついて、第5図〜第7図を参照しながら説明する。な
お、第5図〜第7図はそれぞれ第1図におけるマイクロ
コンピュータの処理を表すフローチャートを示す。
(1)第1の例(第5図および第3図(a)参照) まずステップ11では、スイッチ操作部においてスイッチ
入力が有ったか否か、つまりボリウム操作(VR操作)が
有った(Y)か否(N)かの判定を行う。ここで判定が
Yの場合にはステップ12に進み、判定がNの場合にはス
テップ21に進む。ステップ21ではマイクロコンピュータ
内のボリウムスイッチフラグ(VRSWフラグ)をオフ(OFF)
にし、そして、上述のステップ11に戻る。
ステップ12では、操作位置がA点より上(Y)か否
(N)かの判定を行い、判定がYの場合にはステップ13
に進み、判定がNの場合にはステップ23に進む。ステッ
プ13ではVRSWフラグがOFF(Y)か否(N)かの判定を
行い、判定がYの場合にはステップ14に進み、判定がN
の場合にはステップ22に進む。ステップ14ではVRSWフラ
グをオン(ON)にし、ステップ15に進む。
ステップ15では操作位置のデータがVRデータ、つまり現
在位置に対応したデータ、より大(Y)か否(N)かの
判定を行う。ここで判定がYの場合にはステップ16に進
み、判定がNの場合にはステップ23に進む。ステップ16
ではVRデータがA点のデータより小(Y)か否(N)か
の判定を行い、判定がYの場合にはステップ17に進み、
判定がNの場合にはステップ25に進む。ステップ17では
A点のデータをVRデータとしてメモリ内容を書換える。
ステップ18では該VRデータをVR制御部(第2図における
レジスタに相当)に転送する(VRデータの設定)。これ
によって、電子ボリウムでは該VRデータに応じた抵抗値
が設定され、スピーカからは該抵抗値に応じた音量で音
声信号が出力される。ステップ18の処理が完了すると、
ステップ11に戻る。
一方、ステップ22では操作位置のデータがVRデータより
小(Y)か否(N)かの判定を行い、判定がYの場合に
はステップ23に進み、判定がNの場合にはステップ24に
進む。ステップ23では操作位置のデータをVRデータとし
てメモリ内容を書換え、そしてステップ18に進む。他
方、ステップ24ではVRデータが操作位置のデータより小
(Y)か否(N)かの判定を行い、判定がYの場合には
ステップ25に進み、判定がNの場合にはリターン、すな
わちステップ11に戻る。ステップ25ではVRデータの歩進
(+1)を行い新たなVRデータとしてメモリ内容を書換
え、そしてステップ18に進む。
第3図(a)に示される形態の場合、マイクロコンピュー
タは、ステップ11、12、13、14、15、16、25および18を、スイ
ッチ操作部からのスイッチ入力に基づきVRデータが操作
位置のデータと一致するまで繰り返す。つまりこの場合
には、スピーカから受聴される音声信号の音量は漸次増
大される(ステップアップ方式の利点)。これによっ
て、従来形に見られたような不都合、すなわち、予想し
ない大音量で音声信号が出力されるという不都合を解消
することができる。
(2)第2の例(第6図および第3図(b)参照) まず、ステップ31ではボリウム操作(VR操作)が有った
(Y)か否(N)かの判定を行い、判定がYの場合には
ステップ32に進み、判定がNの場合にはステップ41に進
む。ステップ41ではVRSWフラグをOFFにし、そして、上
述のステップ31に戻る。
ステップ32では、操作位置がB点より上(Y)か否
(N)かの判定を行い、判定がYの場合にはステップ33
に進み、判定がNの場合にはステップ43に進む。ステッ
プ33ではVRSWフラグがOFF(Y)が否(N)かの判定を
行い、判定がYの場合にはステップ34に進み、判定がN
の場合にはステップ42に進む。ステップ34ではVRSWフラ
グをONにし、ステップ35に進む。
ステップ35では操作位置のデータがVRデータより大
(Y)か否(N)かの判定を行い、判定がYの場合には
ステップ36に進み、判定がNの場合にはステップ43に進
む。ステップ36ではC点のデータ、すなわち操作位置の
データから所定のレベル差Mに応じたデータだけ減じた
データ、がVRデータより大(Y)か否(N)かの判定を
行い、判定がYの場合にはステップ37に進み、判定がN
の場合にはステップ45に進む。
ステップ37では、C点がB点より上(Y)か否(N)か
の判定を行い、判定がYの場合にはステップ38に進み、
判定がNの場合にはステップ39に進む。ステップ38では
C点のデータをVRデータとしてメモリ内容を書換え、一
方、ステップ39ではB点のデータをVRデータとしてメモ
リ内容を書換え、そしてステップ40に進む。
ステップ40では該VRデータをVR制御部に転送する(VRデ
ータの設定)。これによって、電子ボリウムでは該VRデ
ータに応じた抵抗値が設定され、スピーカからは該抵抗
値に応じた音量で音声信号が出力される。ステップ40の
処理が完了すると、ステップ31に戻る。
一方、ステップ42では操作位置のデータがVRデータより
小(Y)か否(N)かの判定を行い、判定がYの場合に
はステップ43に進み、判定がNの場合にはステップ44に
進む。ステップ43では操作位置のデータをVRデータとし
てメモリ内容を書換え、そしてステップ40に進む。他
方、ステップ44ではVRデータが操作位置のデータより小
(Y)から否(N)かの判定を行い、判定がYの場合に
はステップ45に進み、判定がNの場合にはステップ31に
戻る。ステップ45ではVRデータを+1し、新たなVRデー
タとしてメモリ内容を書換え、そしてステップ40に進
む。
第3図(b)に示される形態の場合、マイクロコンピュー
タはまず、ステップ31〜36、37、38および40を実行す
る。これによって、ボリウムレベルは、現在位置に応じ
たレベルからC点に応じたレベルまで瞬時に変化する。
次いでマイクロコンピュータは、ステップ31〜36、45お
よび40を実行する。これによって、ボリウムレベルは、
C点に応じたレベルから操作位置に応じたレベルまで緩
慢に変化する。つまりこの場合には、スピーカから受聴
される音声信号の音量は、一定レベルまでは瞬間的に増
大され(ワンタッチ方式の利点)、その後所望のレベル
までは漸次増大される(ステップアップ方式の利点)。
従って、予想しない大音量で音声信号が出力されるとい
う不都合を解消することができると共に、所望とするボ
リウムレベルに達するまでの時間を従来形に比べて短縮
することができる。
(3)第3の例(第7図および第4図(a)参照) まず、ステップ51ではVR操作が有った(Y)か否(N)
かの判定を行い、判定がYの場合にはステップ52に進
み、判定がNの場合にはステップ61に進む。ステップ61
ではVRSWフラグをOFFにし、そして、上述のステップ51
に戻る。
ステップ52ではVRSWフラグがOFF(Y)か否(N)かの
判定を行い、判定がYの場合にはステップ53に進み、判
定がNの場合にはステップ62に進む。ステップ53ではVR
SWフラグをONにし、ステップ54に進む。ステップ54では
操作位置のデータをVRデータとしてメモリ内容を書換
え、そしてステップ55に進む。
ステップ55では該VRデータをVR制御部に転送する(VRデ
ータの設定)。これによって、電子ボリウムでは該VRデ
ータに応じた抵抗値が設定され、スピーカからは該抵抗
値に応じた音量で音声信号が出力される。ステップ55の
処理が完了すると、ステップ51に戻る。
一方、ステップ62では操作位置が最下位でない(Y)か
否(N)かの判定を行い、判定がYの場合にはステップ
63に進み、判定がNの場合にはステップ66に進む。ステ
ップ63では操作位置が最上位である(Y)か否(N)か
の判定を行い、判定がYの場合にはステップ64に進み、
判定がNの場合にはステップ51に戻る。ステップ64では
上位側のシフトエンド(Y)か否(N)かの判定を行
い、判定がNの場合にはステップ65に進み、判定がYの
場合にはステップ51に戻る。ステップ65では操作位置の
スイッチに割り当てられた操作データを上位側にシフト
し、そしてステップ55に進む。
他方、ステップ66において下位側のシフトエンド(Y)
か否(N)かの判定を行い、判定がNの場合にはステッ
プ67に進み、判定がYの場合にはステップ51に戻る。ス
テップ67では操作位置のスイッチに割り当てられた操作
データを下位側にシフトし、そしてステップ55に進む。
第4図(a)に示されるような形態のスイッチ操作部を備
えた音量制御装置によれば、複数のスイッチSWA1〜SWA
11のいずれかのスイッチ入力があった時は該スイッチ入
力に対応したシフト量の単位でボリウムレベルが変化す
るようになっている。つまり、1回の操作によって変化
するボリウムレベルは比較的大きく、その意味で、ワン
タッチ方式の利点をひき出していることになる。また、
1対のスイッチSWB1およびSWB2のいずれかのスイッチ入
力があった時は該スイッチ入力に応答してボリウムレベ
ルが高位側または低位側に漸次シフトするようになって
いる。この場合には、1回の操作によって変化するボリ
ウムレベルはそれ程大きくないので、その意味で、ステ
ップアップ方式の利点をひき出していることになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の音量制御装置によれば、ワ
ンタッチ方式とステップアップ方式の中間的な操作性を
実現することにより、ワンタッチ方式による利点、すな
わち所望とする増幅度の選択を容易に且つ迅速に行うこ
とができるという利点を活かすと共に、ステップアップ
方式による利点、すなわち増幅度を比較的小さなレベル
で段階的に変化させることができるという利点を活かす
ことができ、それによって、予想しない大音量で音声信
号が出力されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての音量制御装置の構成
を示すブロッグ図、 第2図は第1図における電子ボリウムの一構成例を示す
回路図、 第3図(a)および(b)は第1図におけるスイッチ操作部の
一形態を模式的に示す図、 第4図(a)および(b)は第1図におけるスイッチ操作部の
他の形態および操作データの一例を示す図、 第5図は第1図装置による音量制御方法の第1の例を説
明するためのフローチャート、 第6図は第1図装置による音量制御方法の第2の例を説
明するためのフローチャート、 第7図は第1図装置による音量制御方法の第3の例を説
明するためのフローチャート、 である。 (符号の説明) 1…スイッチ操作部、2…音量レベルインジケータ部、
3…マイクロコンピュータ、4…電子ボリウム、5…電
力増幅回路、6…スピーカ、SW1〜SWn、SWA1〜SWA11、S
WB1〜SWB2…スイッチ、R1〜Rk…抵抗素子。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各個にそれぞれ固定の増幅度が定義された
    複数のスイッチを有する操作部と、 外部からの増幅度制御信号に応じた増幅度で音声信号を
    増幅する音量増幅手段と、 該音量増幅手段に増幅度制御信号を与えて該音量増幅手
    段の増幅度の制御を行う制御部とを具備し、 該制御部は、 前記複数のスイッチのうちのどのスイッチが操作された
    かを識別するスイッチ識別手段と、 該複数のスイッチのうちの少なくとも1つが操作されて
    いるか否かを判断して操作検出信号を出力するスイッチ
    操作検出手段と、 前記スイッチ識別手段によって識別されたスイッチに定
    義されている増幅度が現在の増幅度より大きい時には、
    前記操作検出信号が発生している間、現在の増幅度から
    該定義されている増幅度まで漸次変化するように増幅度
    制御信号を出力する第1の出力手段とを有することを特
    徴とする音量制御装置。
  2. 【請求項2】各個にそれぞれ固定の増幅度が定義された
    複数のスイッチを有する操作部と、 外部からの増幅度制御信号に応じた増幅度で音声信号を
    増幅する音量増幅手段と、 該音量増幅手段に増幅度制御信号を与えて該音量増幅手
    段の増幅度の制御を行う制御部とを具備し、 該制御部は、 前記複数のスイッチのうちのどのスイッチが操作された
    かを識別するスイッチ識別手段と、 該複数のスイッチのうちの少なくとも1つが操作されて
    いるか否かを判断して操作検出信号を出力するスイッチ
    操作検出手段と、 前記スイッチ識別手段によって識別されたスイッチに定
    義されている増幅度が予め定められた第1の増幅度より
    も大きく、且つ現在の増幅度が該第1の増幅度よりも小
    さい時は現在の増幅度を該第1の増幅度まで瞬時に変化
    させた後、前記操作検出信号が発生している間、現在の
    増幅度から該定義されている増幅度まで漸次変化するよ
    うに増幅度制御信号を出力する第2の出力手段とを有す
    ることを特徴とする音量制御装置。
  3. 【請求項3】各個にそれぞれ固定の増幅度が定義された
    複数のスイッチを有する操作部と、 外部からの増幅度制御信号に応じた増幅度で音声信号を
    増幅する音量増幅手段と、 該音量増幅手段に増幅度制御信号を与えて該音量増幅手
    段の増幅度の制御を行う制御部とを具備し、 該制御部は、 前記複数のスイッチのうちのどのスイッチが操作された
    かを識別するスイッチ識別手段と、 該複数のスイッチのうちの少なくとも1つが操作されて
    いるか否かを判断して操作検出信号を出力するスイッチ
    操作検出手段と、 前記スイッチ識別手段によって識別されたスイッチに定
    義されている増幅度から所定の増幅量を減じた比較増幅
    度が予め定められた第2の増幅度よりも大きく、且つ現
    在の増幅度が該第2の増幅度よりも小さい時は、現在の
    増幅度を該第2の増幅度まで瞬時に変化させた後、前記
    操作検出信号が発生している間、前記識別されたスイッ
    チに定義されている増幅度まで漸次増加させるように増
    幅度制御信号を出力し、 前記識別されたスイッチに定義されている増幅度が前記
    第2の増幅度よりも大きく、且つ前記比較増幅度が該第
    2の増幅度よりも小さく、且つ現在の増幅度が該比較増
    幅度よりも小さい時は、増幅度を該比較増幅度まで瞬時
    に変化させた後、前記操作検出信号が発生している間、
    前記識別されたスイッチに定義されている増幅度まで漸
    次増加させるように増幅度制御信号を出力し、 前記識別されたスイッチに定義されている増幅度が前記
    第2の増幅度よりも小さく、且つ現在の増幅度が該識別
    されたスイッチに定義されている増幅度よりも小さい時
    は、増幅度を該識別されたスイッチに定義されている増
    幅度まで瞬時に変化させるように増幅度制御信号を出力
    し、 前記識別されたスイッチに定義されている増幅度が前記
    第2の増幅度よりも大きく、且つ現在の増幅度が該識別
    されたスイッチに定義されている増幅度よりも小さい時
    は、増幅度を該識別されたスイッチに定義されている増
    幅度まで瞬時に変化させるように増幅度制御信号を出力
    する第3の出力手段とを有することを特徴とする音量制
    御装置。
  4. 【請求項4】基準増幅度を増減操作するための一対の基
    準増幅度設定スイッチと、各個にそれぞれ固定の変化量
    が定義された複数の変化量設定スイッチを有する操作部
    と、 外部からの増幅度制御信号に応じた増幅度で音声信号を
    増幅する音量増幅手段と、 前記基準増幅度設定スイッチの操作を検出して基準増幅
    度を増減させる基準増幅度増減手段と、 前記複数のスイッチの操作を検出し、前記基準増幅度を
    操作されたスイッチに定義された変化量だけ増減した増
    幅度に対応する増幅度制御信号を前記音量増幅手段へ出
    力する第4の出力手段とを備えたことを特徴とする音量
    制御装置。
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