JPH0657867U - 正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブおよび そのエアゾールバルブを内蔵したエアゾールバル ブ内蔵容器 - Google Patents
正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブおよび そのエアゾールバルブを内蔵したエアゾールバル ブ内蔵容器Info
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- JPH0657867U JPH0657867U JP3428192U JP3428192U JPH0657867U JP H0657867 U JPH0657867 U JP H0657867U JP 3428192 U JP3428192 U JP 3428192U JP 3428192 U JP3428192 U JP 3428192U JP H0657867 U JPH0657867 U JP H0657867U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来の複雑な構造のエアゾールバルブの場合
は、故障し易く、また、その製造に手間がかかる欠点が
有った。特に、正倒立状態で使用可能なエアゾールバル
ブは複雑な構造のため、欠点は倍加した。そこで、前述
の欠点を除去するため、従来の複雑な構造のエアゾール
バルブが有する性能を維持するとともにバルブの構造を
可能な限り簡略化する必要がある。本考案は、合成樹脂
素材の統一と構造の簡素化を図り、上記の問題を解決す
ることを目的とするものである。 【構成】本考案は、エアゾールバルブ本体と給液管を接
続し、その給液管の下端に重錘を設け、わん曲可能な給
液管の素材と、バルブと容器の間の密封部の素材とをプ
ロピレンを主原料の柔軟性共重合軟質合成樹脂材に統一
させてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブと
エアゾールバルブ内蔵容器である。
は、故障し易く、また、その製造に手間がかかる欠点が
有った。特に、正倒立状態で使用可能なエアゾールバル
ブは複雑な構造のため、欠点は倍加した。そこで、前述
の欠点を除去するため、従来の複雑な構造のエアゾール
バルブが有する性能を維持するとともにバルブの構造を
可能な限り簡略化する必要がある。本考案は、合成樹脂
素材の統一と構造の簡素化を図り、上記の問題を解決す
ることを目的とするものである。 【構成】本考案は、エアゾールバルブ本体と給液管を接
続し、その給液管の下端に重錘を設け、わん曲可能な給
液管の素材と、バルブと容器の間の密封部の素材とをプ
ロピレンを主原料の柔軟性共重合軟質合成樹脂材に統一
させてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブと
エアゾールバルブ内蔵容器である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブに関
し、特に、エアゾールバルブ内蔵容器を正立状態で使用した時にも、倒立状態で
使用した時にもチューブ下端の重錘を適切に移動させて、エアゾールバルブを作
動させうるようにしてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブおよびその
エアゾールバルブを内蔵してなるエアゾールバルブ内蔵容器に関する。
し、特に、エアゾールバルブ内蔵容器を正立状態で使用した時にも、倒立状態で
使用した時にもチューブ下端の重錘を適切に移動させて、エアゾールバルブを作
動させうるようにしてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブおよびその
エアゾールバルブを内蔵してなるエアゾールバルブ内蔵容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エアゾール容器を正倒立状態のいずれの状態でも使用
可能なエアゾールバルブは、種々開発されてきた。しかし、それらのバルブの構
造がいずれも複雑であった。例えば、エアゾール容器を正立状態で使用した時に
は、エアゾールバルブのバルブハウジングに設けた流体供給用チューブの下端部
の開口部から流体を供給し、エアゾール容器を倒立状態で使用した時には、バル
ブハウジングに設けた流体供給用チューブの下端部の開口部から流体を供給させ
ることなく、バルブハウジングに設けた通口部分に、直接、流体を供給させるこ
とになり、バルブハウジングに設けた通口部分の弁部分の複雑な構造が問題であ
った。そしてそのように、バルブが複雑な構造であるため組み立てに手間がかか
り、また、使用に際して故障し易いため長期使用に適しない欠点があった。
可能なエアゾールバルブは、種々開発されてきた。しかし、それらのバルブの構
造がいずれも複雑であった。例えば、エアゾール容器を正立状態で使用した時に
は、エアゾールバルブのバルブハウジングに設けた流体供給用チューブの下端部
の開口部から流体を供給し、エアゾール容器を倒立状態で使用した時には、バル
ブハウジングに設けた流体供給用チューブの下端部の開口部から流体を供給させ
ることなく、バルブハウジングに設けた通口部分に、直接、流体を供給させるこ
とになり、バルブハウジングに設けた通口部分の弁部分の複雑な構造が問題であ
った。そしてそのように、バルブが複雑な構造であるため組み立てに手間がかか
り、また、使用に際して故障し易いため長期使用に適しない欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述の複雑な構造のエアゾールバル
ブの場合は、上述の欠点があるため、その欠点を除去する手段として種々の工夫
を重ねる必要があり、そこで、バルブの複雑な構造を改善せねばならない。そし
て、従来の複雑な構造のエアゾールバルブが有する性能を維持するとともにバル
ブの構造を可能な限り簡略化する必要がある。本考案は、上記の問題を解決する
ことを第1の目的とし、柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製流体送り用管状部を
提供することを第2の目的とし、柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製材製給液管
部材を蛇腹状給液管として使用するとともに、その給液管部材と同じ材質の柔軟
性のある共重合軟質合成樹脂製密封材をエアゾールバルブとエアゾールバルブ内
蔵容器との間に介在させてエアゾールバルブとエアゾールバルブ内蔵容器の間の
密封のために使用し上記柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製材を給液管用と密封
部材用の2つの用途に使用しうるようにしたエアゾールバルブ内蔵容器を提供す
ることを第3の目的とする。
ブの場合は、上述の欠点があるため、その欠点を除去する手段として種々の工夫
を重ねる必要があり、そこで、バルブの複雑な構造を改善せねばならない。そし
て、従来の複雑な構造のエアゾールバルブが有する性能を維持するとともにバル
ブの構造を可能な限り簡略化する必要がある。本考案は、上記の問題を解決する
ことを第1の目的とし、柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製流体送り用管状部を
提供することを第2の目的とし、柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製材製給液管
部材を蛇腹状給液管として使用するとともに、その給液管部材と同じ材質の柔軟
性のある共重合軟質合成樹脂製密封材をエアゾールバルブとエアゾールバルブ内
蔵容器との間に介在させてエアゾールバルブとエアゾールバルブ内蔵容器の間の
密封のために使用し上記柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製材を給液管用と密封
部材用の2つの用途に使用しうるようにしたエアゾールバルブ内蔵容器を提供す
ることを第3の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、エアゾールバルブ本体の下端開口に、
柔軟性共重合軟質合成樹脂製給液管の上端開口を接続し、前記給液管の上端から
下端の重錘までの間の中間部分をわん曲可能にさせてなる正倒立状態で使用可能
なエアゾールバルブおよびそのエアゾールバルブとエアゾールバルブ内蔵容器と
の接続部に柔軟性共重合軟質合成樹脂製シール材を配設し、そのシール材と給液
管とを同一の種類の柔軟性共重合軟質合成樹脂によって形成してなるエアゾール
バルブ内蔵容器である。
柔軟性共重合軟質合成樹脂製給液管の上端開口を接続し、前記給液管の上端から
下端の重錘までの間の中間部分をわん曲可能にさせてなる正倒立状態で使用可能
なエアゾールバルブおよびそのエアゾールバルブとエアゾールバルブ内蔵容器と
の接続部に柔軟性共重合軟質合成樹脂製シール材を配設し、そのシール材と給液
管とを同一の種類の柔軟性共重合軟質合成樹脂によって形成してなるエアゾール
バルブ内蔵容器である。
【0005】
【作用】本考案を施した正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブは、エアゾー
ル容器を正立状態で使用した時に、流体送り用管状部の下端に位置する重錘が前
記エアゾール容器の底面部に近い位置に位置するようにしてなるので、エアゾー
ル容器の底面部に近い位置に位置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入
用開口部から容易に流体を流入させることができるのである。そして、前記流体
送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チュー
ブなどによって一体成形してなるので、製造は容易であり、また、流体送り用管
状部の蛇腹状の下部部分の下端に位置する重錘がエアゾール容器内で、常に、下
方に移動しうるのである。また、前記バルブハウジングと前記マウンテンキャッ
プとの間にバルブハウジングの回転止めを配設してなるので前記バルブハウジン
グを前記マウンテンキャップの中央部分の円筒状部に装着した後は前記バルブハ
ウジングの回転止めにより確実に固定しうるのである。また、エアゾール容器を
倒立状態で使用した時に、流体送り用管状部の中間部分から下端までのわん曲可
能な部分をわん曲させることによって、その先端に位置する重錘が下方に向けて
移動し、前記エアゾール容器の上面部にあるエアゾールバルブのバルブの部分に
近い位置に位置しうるようにしてなるので、エアゾール容器の上面部にあるエア
ゾールバルブのバルブの部分がエアゾール容器の倒立状態即ちエアゾール容器の
容器部分の下方にバルブの部分を位置させて、そのバルブの部分に近い位置に位
置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入用開口部から容易に流体を流入
させることができるのである。また、前記流体送り用管状部の直管からなる上部
部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チューブなどによって一体成形し、前記
流体送り用管状部の直管からなる上部部分より蛇腹状の下部部分をわずかではあ
るが長くしてなるので前記流体送り用管状部の蛇腹状の下部部分の先端に位置す
る重錘が下方に向けて移動し、前記流体送り用管状部の直管からなる上部部分の
基部のところまで容易に移動させることができる。そして、そのことはエアゾー
ル容器の倒立状態での容器部分の下方のところにバルブの部分を位置させること
となるから、そのような状態で前記バルブの部分に近い位置に位置する流体送り
用管状部の下端に設けた流体流入用開口部から容易に流体送り用管状部に流体を
流入させることができるのである。また、本考案のエアゾールバルブ内蔵容器
は、柔軟性のあるSPXと省略して表わしているプロピレンを主原料とする共重
合軟質合成樹脂製材製給液管部材を蛇腹状給液管として使用するとともに、その
給液管部材と同じ材質のSPXと省略して表わしているプロピレンを主原料とす
る柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製密封材をエアゾールバルブとエアゾールバ
ルブ内蔵容器との間に介在させてエアゾールバルブとエアゾールバルブ内蔵容器
の間の密封のために使用し上記柔軟性のあるSPXと省略して表わしているプロ
ピレンを主原料とする共重合軟質合成樹脂製材を給液管用と密封部材用の2つの
用途に使用しうるようにしたのでエアゾールバルブ内蔵容器の製造組み立てを容
易にし、その使用に際しても、給液機能およびシール機能を確実にさせ、かつ耐
久性を高めうる。
ル容器を正立状態で使用した時に、流体送り用管状部の下端に位置する重錘が前
記エアゾール容器の底面部に近い位置に位置するようにしてなるので、エアゾー
ル容器の底面部に近い位置に位置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入
用開口部から容易に流体を流入させることができるのである。そして、前記流体
送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チュー
ブなどによって一体成形してなるので、製造は容易であり、また、流体送り用管
状部の蛇腹状の下部部分の下端に位置する重錘がエアゾール容器内で、常に、下
方に移動しうるのである。また、前記バルブハウジングと前記マウンテンキャッ
プとの間にバルブハウジングの回転止めを配設してなるので前記バルブハウジン
グを前記マウンテンキャップの中央部分の円筒状部に装着した後は前記バルブハ
ウジングの回転止めにより確実に固定しうるのである。また、エアゾール容器を
倒立状態で使用した時に、流体送り用管状部の中間部分から下端までのわん曲可
能な部分をわん曲させることによって、その先端に位置する重錘が下方に向けて
移動し、前記エアゾール容器の上面部にあるエアゾールバルブのバルブの部分に
近い位置に位置しうるようにしてなるので、エアゾール容器の上面部にあるエア
ゾールバルブのバルブの部分がエアゾール容器の倒立状態即ちエアゾール容器の
容器部分の下方にバルブの部分を位置させて、そのバルブの部分に近い位置に位
置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入用開口部から容易に流体を流入
させることができるのである。また、前記流体送り用管状部の直管からなる上部
部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チューブなどによって一体成形し、前記
流体送り用管状部の直管からなる上部部分より蛇腹状の下部部分をわずかではあ
るが長くしてなるので前記流体送り用管状部の蛇腹状の下部部分の先端に位置す
る重錘が下方に向けて移動し、前記流体送り用管状部の直管からなる上部部分の
基部のところまで容易に移動させることができる。そして、そのことはエアゾー
ル容器の倒立状態での容器部分の下方のところにバルブの部分を位置させること
となるから、そのような状態で前記バルブの部分に近い位置に位置する流体送り
用管状部の下端に設けた流体流入用開口部から容易に流体送り用管状部に流体を
流入させることができるのである。また、本考案のエアゾールバルブ内蔵容器
は、柔軟性のあるSPXと省略して表わしているプロピレンを主原料とする共重
合軟質合成樹脂製材製給液管部材を蛇腹状給液管として使用するとともに、その
給液管部材と同じ材質のSPXと省略して表わしているプロピレンを主原料とす
る柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製密封材をエアゾールバルブとエアゾールバ
ルブ内蔵容器との間に介在させてエアゾールバルブとエアゾールバルブ内蔵容器
の間の密封のために使用し上記柔軟性のあるSPXと省略して表わしているプロ
ピレンを主原料とする共重合軟質合成樹脂製材を給液管用と密封部材用の2つの
用途に使用しうるようにしたのでエアゾールバルブ内蔵容器の製造組み立てを容
易にし、その使用に際しても、給液機能およびシール機能を確実にさせ、かつ耐
久性を高めうる。
【0006】
【実施例1】本考案は、エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、柔軟性のある
SPXと省略して表わしているプロピレンを主原料とする共重合軟質合成樹脂材
製流体送り用管状部の上端の開口部を接続し、前記流体送り用管状部の下端の部
分の外側に重錘を嵌着し、前記流体送り用管状部の中間部分から下端の前記重錘
までの部分をわん曲可能にさせてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブ
である。
SPXと省略して表わしているプロピレンを主原料とする共重合軟質合成樹脂材
製流体送り用管状部の上端の開口部を接続し、前記流体送り用管状部の下端の部
分の外側に重錘を嵌着し、前記流体送り用管状部の中間部分から下端の前記重錘
までの部分をわん曲可能にさせてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブ
である。
【0007】
【実施例2】本考案は、エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、SPXと省略
して表わしているプロピレンを主原料とする柔軟性のある共重合軟質合成樹脂材
製流体送り用管状部の上端の開口部を接続し、前記流体送り用管状部の下端の部
分の外側に、その管状部の下端の部分の外側の外径よりわずか大きい内径の貫通
口部分を有する重錘の貫通口を嵌着し、前記流体送り用管状部の下端の部分を外
側に向けてわずか広げることによって外向き環状凸部を設け、その外向き環状凸
部によって前記重錘が離脱しないように係止しうるようにし、前記流体送り用管
状部の中間部分から下端の前記重錘までの部分をわん曲可能にさせてなる正倒立
状態で使用可能なエアゾールバルブである。
して表わしているプロピレンを主原料とする柔軟性のある共重合軟質合成樹脂材
製流体送り用管状部の上端の開口部を接続し、前記流体送り用管状部の下端の部
分の外側に、その管状部の下端の部分の外側の外径よりわずか大きい内径の貫通
口部分を有する重錘の貫通口を嵌着し、前記流体送り用管状部の下端の部分を外
側に向けてわずか広げることによって外向き環状凸部を設け、その外向き環状凸
部によって前記重錘が離脱しないように係止しうるようにし、前記流体送り用管
状部の中間部分から下端の前記重錘までの部分をわん曲可能にさせてなる正倒立
状態で使用可能なエアゾールバルブである。
【0008】
【実施例3】本考案は、流体送り用管状部の下端の部分に熱を加えて、その部分
を柔くし、そして、外側に向けてわずか広げるようにして外向き環状凸部を設
け、その環状凸部によって前記重錘が離脱しないように係止しうるようにし、前
記流体送り用管状部の中間部分から下端の前記重錘までの部分をわん曲可能にさ
せてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブである。
を柔くし、そして、外側に向けてわずか広げるようにして外向き環状凸部を設
け、その環状凸部によって前記重錘が離脱しないように係止しうるようにし、前
記流体送り用管状部の中間部分から下端の前記重錘までの部分をわん曲可能にさ
せてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブである。
【0009】
【実施例4】本考案は、流体送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下
部部分とを合成樹脂製チューブなどによって一体成形し、前記流体送り用管状部
の上端から中間部分の長さに比べて、その中間部分から下端までのわん曲可能な
部分の長さを多少長くし、そのわん曲可能な部分の先端に重錘を配設してなる正
倒立状態で使用可能なエアゾールバルブである。
部部分とを合成樹脂製チューブなどによって一体成形し、前記流体送り用管状部
の上端から中間部分の長さに比べて、その中間部分から下端までのわん曲可能な
部分の長さを多少長くし、そのわん曲可能な部分の先端に重錘を配設してなる正
倒立状態で使用可能なエアゾールバルブである。
【0010】
【実施例5】本考案は、バルブハウジングの上部部分をマウンテンキャップの中
央部分に設けた円筒部に挿入し、前記バルブハウジングと前記マウンテンキャッ
プとによって形成される空間部にバルブステムおよびステムラバおよびコイルば
ねを内蔵し、流体送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを
合成樹脂製チューブなどによって一体成形し、前記流体送り用管状部の上端から
中間部分の長さに比べて、その中間部分から下端までのわん曲可能な部分の長さ
を多少長くし、そのわん曲可能な部分の先端に重錘を配設してなる正倒立状態で
使用可能なエアゾールバルブである。
央部分に設けた円筒部に挿入し、前記バルブハウジングと前記マウンテンキャッ
プとによって形成される空間部にバルブステムおよびステムラバおよびコイルば
ねを内蔵し、流体送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを
合成樹脂製チューブなどによって一体成形し、前記流体送り用管状部の上端から
中間部分の長さに比べて、その中間部分から下端までのわん曲可能な部分の長さ
を多少長くし、そのわん曲可能な部分の先端に重錘を配設してなる正倒立状態で
使用可能なエアゾールバルブである。
【0011】
【実施例6】本考案は、バルブハウジングの上部部分をマウンテンキャップの中
央部分に設けた円筒部に挿入し、前記バルブハウジングとマウンテンキャップと
によって形成される空間部にバルブステムおよびステムラバおよびコイルばねを
内蔵し、前記バルブハウジングと前記マウンテンキャップとの間にバルブハウジ
ングの回転止めを配設してなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブであ
る。
央部分に設けた円筒部に挿入し、前記バルブハウジングとマウンテンキャップと
によって形成される空間部にバルブステムおよびステムラバおよびコイルばねを
内蔵し、前記バルブハウジングと前記マウンテンキャップとの間にバルブハウジ
ングの回転止めを配設してなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブであ
る。
【0012】
【実施例7】本考案は、バルブハウジングの上部部分をマウンテンキャップの中
央部分に設けた円筒部に挿入し、前記バルブハウジングとマウンテンキャップと
によって形成される空間部にバルブステムおよびステムラバおよびコイルばねを
内蔵し、前記バルブハウジングと前記マウンテンキャップとの間に位置してい
て、かつ、バルブハウジングの外周面の適宜位置に縦長の或は適宜の形状のバル
ブハウジングの回転止めを配設してなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバル
ブである。
央部分に設けた円筒部に挿入し、前記バルブハウジングとマウンテンキャップと
によって形成される空間部にバルブステムおよびステムラバおよびコイルばねを
内蔵し、前記バルブハウジングと前記マウンテンキャップとの間に位置してい
て、かつ、バルブハウジングの外周面の適宜位置に縦長の或は適宜の形状のバル
ブハウジングの回転止めを配設してなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバル
ブである。
【0013】
【実施例8】本考案は、エアゾール容器を正立状態で使用した時に、流体送り用
管状部の下端に位置する重錘が前記エアゾール容器の底面部に近い位置に位置す
るようにしてなり、前記流体送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下
部部分とを合成樹脂製チューブなどによって一体成形し、前記バルブハウジング
と前記マウンテンキャップとの間にバルブハウジングの回転止めを配設してなる
正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブである。
管状部の下端に位置する重錘が前記エアゾール容器の底面部に近い位置に位置す
るようにしてなり、前記流体送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下
部部分とを合成樹脂製チューブなどによって一体成形し、前記バルブハウジング
と前記マウンテンキャップとの間にバルブハウジングの回転止めを配設してなる
正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブである。
【0014】
【実施例9】本考案は、エアゾール容器を倒立状態で使用した時に、流体送り用
管状部の中間部分から下端までのわん曲可能な部分をわん曲させることによっ
て、その先端に位置する重錘が下方に向けて移動し、前記エアゾール容器の上面
部にあるエアゾールバルブのバルブの部分に近い位置に位置しうるようにしてな
り、前記流体送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを合成
樹脂製チューブなどによって一体成形し、前記バルブハウジングと前記マウンテ
ンキャップとの間にバルブハウジングの回転止めを配設してなる正倒立状態で使
用可能なエアゾールバルブである。
管状部の中間部分から下端までのわん曲可能な部分をわん曲させることによっ
て、その先端に位置する重錘が下方に向けて移動し、前記エアゾール容器の上面
部にあるエアゾールバルブのバルブの部分に近い位置に位置しうるようにしてな
り、前記流体送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを合成
樹脂製チューブなどによって一体成形し、前記バルブハウジングと前記マウンテ
ンキャップとの間にバルブハウジングの回転止めを配設してなる正倒立状態で使
用可能なエアゾールバルブである。
【0015】
【実施例10】考案は、エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、柔軟性のある
共重合軟質合成樹脂製流体送り用管状部の上端の開口部を接続し、前記流体送り
用管状部の上端から下端の重錘までの間の中間部分をわん曲可能にさせてなる正
倒立状態で使用可能なエアゾールバルブのマウンテンキャップの周縁部と容器本
体の上端開口部の周縁部との間に柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製シール材を
介在させて密封しうるようにしてなるエアゾールバルブ内蔵容器である。
共重合軟質合成樹脂製流体送り用管状部の上端の開口部を接続し、前記流体送り
用管状部の上端から下端の重錘までの間の中間部分をわん曲可能にさせてなる正
倒立状態で使用可能なエアゾールバルブのマウンテンキャップの周縁部と容器本
体の上端開口部の周縁部との間に柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製シール材を
介在させて密封しうるようにしてなるエアゾールバルブ内蔵容器である。
【0016】
【実施例11】考案は、エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、プロピレンを
主原料とする柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製流体送り用管状部の上端の開口
部を接続し前記流体送り用管状部の上方部分から下端の重錘までの部分をわん曲
可能にさせてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブのマウンテンキャッ
プの周縁部と容器本体の上端開口部の周縁部との間に柔軟性のある共重合軟質合
成樹脂製シール材を介在させて密封しうるようにしてなるエアゾールバルブ内蔵
容器である。
主原料とする柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製流体送り用管状部の上端の開口
部を接続し前記流体送り用管状部の上方部分から下端の重錘までの部分をわん曲
可能にさせてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブのマウンテンキャッ
プの周縁部と容器本体の上端開口部の周縁部との間に柔軟性のある共重合軟質合
成樹脂製シール材を介在させて密封しうるようにしてなるエアゾールバルブ内蔵
容器である。
【0017】
【実施例12】考案は、エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、ソフトポリマ
ーと呼ばれていて、それをSPXと省略して表わしているプロピレンを主原料と
する耐熱性および成形性および柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製流体送り用管
状部の上端の開口部を接続し、前記流体送り用管状部の上方部分から下端の重錘
までの部分をわん曲可能にさせてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブ
のマウンテンキャップの周縁部と容器本体の上端開口部の周縁部との間に柔軟性
のある共重合軟質合成樹脂製シール材を介在させて密封しうるようにしてなるエ
アゾールバルブ内蔵容器である。
ーと呼ばれていて、それをSPXと省略して表わしているプロピレンを主原料と
する耐熱性および成形性および柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製流体送り用管
状部の上端の開口部を接続し、前記流体送り用管状部の上方部分から下端の重錘
までの部分をわん曲可能にさせてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブ
のマウンテンキャップの周縁部と容器本体の上端開口部の周縁部との間に柔軟性
のある共重合軟質合成樹脂製シール材を介在させて密封しうるようにしてなるエ
アゾールバルブ内蔵容器である。
【0018】
【効果】本考案を施した正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブは、エアゾー
ル容器を正立状態で使用した時に、流体送り用管状部の下端に位置する重錘が前
記エアゾール容器の底面部に近い位置に位置するようにしてなるので、エアゾー
ル容器の底面部に近い位置に位置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入
用開口部から容易に流体を流入させることができる効果がある。そして、前記流
体送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チュ
ーブなどによって一体成形してなるので、製造が容易となる効果があり、また、
流体送り用管状部の蛇腹状の下部部分の下端に位置する重錘がエアゾール容器内
で、常に、下方に移動しうる効果がある。また、前記バルブハウジングと前記マ
ウンテンキャップとの間にバルブハウジングの回転止めを配設してなるので前記
バルブハウジングを前記マウンテンキャップの中央部分の円筒状部に装着した後
は前記バルブハウジングの回転止めにより確実に固定しうる効果がある。また、
エアゾール容器を倒立状態で使用した時に、流体送り用管状部の中間部分から下
端までのわん曲可能な部分をわん曲させることによって、その先端に位置する重
錘が下方に向けて移動し、前記エアゾール容器の上面部にあるエアゾールバルブ
のバルブの部分に近い位置に位置しうるようにしてなるので、エアゾール容器の
上面部にあるエアゾールバルブのバルブの部分がエアゾール容器の倒立状態即ち
エアゾール容器の容器部分の下方にバルブの部分を位置させて、そのバルブの部
分に近い位置に位置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入用開口部から
容易に流体を流入させることができる効果がある。また、前記流体送り用管状部
の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チューブなどによっ
て一体成形し、前記流体送り用管状部の直管からなる上部部分より蛇腹状の下部
部分をわずかではあるが長くしてなるので前記流体送り用管状部の蛇腹状の下部
部分の先端に位置する重錘が下方に向けて移動し、前記流体送り用管状部の直管
からなる上部部分の基部のところまで容易に移動させることができる効果があ
る。そして、そのことはエアゾール容器の倒立状態での容器部分の下方のところ
にバルブの部分を位置させることとなるから、そのような状態で前記バルブの部
分に近い位置に位置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入用開口部から
容易に流体送り用管状部に流体を流入させることができる効果がある。また、本
考案のエアゾールバルブ内蔵容器は、柔軟性のあるSPXと省略して表わしてい
るプロピレンを主原料とする共重合軟質合成樹脂製材製給液管部材を蛇腹状給液
管として使用するとともに、その給液管部材と同じ材質のSPXと省略して表わ
しているプロピレンを主原料とする柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製密封材を
エアゾールバルブとエアゾールバルブ内蔵容器との間に介在させてエアゾールバ
ルブとエアゾールバルブ内蔵容器の間の密封のために使用し上記柔軟性のあるS
PXと省略して表わしているプロピレンを主原料とする共重合軟質合成樹脂製材
を給液管用と密封部材用の2つの用途に使用しうるようにしたのでエアゾールバ
ルブ内蔵容器の製造組み立てを容易にし、その使用に際しても、給液機能および
シール機能を確実にさせ、かつ耐久性を高めうる効果がある。
ル容器を正立状態で使用した時に、流体送り用管状部の下端に位置する重錘が前
記エアゾール容器の底面部に近い位置に位置するようにしてなるので、エアゾー
ル容器の底面部に近い位置に位置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入
用開口部から容易に流体を流入させることができる効果がある。そして、前記流
体送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チュ
ーブなどによって一体成形してなるので、製造が容易となる効果があり、また、
流体送り用管状部の蛇腹状の下部部分の下端に位置する重錘がエアゾール容器内
で、常に、下方に移動しうる効果がある。また、前記バルブハウジングと前記マ
ウンテンキャップとの間にバルブハウジングの回転止めを配設してなるので前記
バルブハウジングを前記マウンテンキャップの中央部分の円筒状部に装着した後
は前記バルブハウジングの回転止めにより確実に固定しうる効果がある。また、
エアゾール容器を倒立状態で使用した時に、流体送り用管状部の中間部分から下
端までのわん曲可能な部分をわん曲させることによって、その先端に位置する重
錘が下方に向けて移動し、前記エアゾール容器の上面部にあるエアゾールバルブ
のバルブの部分に近い位置に位置しうるようにしてなるので、エアゾール容器の
上面部にあるエアゾールバルブのバルブの部分がエアゾール容器の倒立状態即ち
エアゾール容器の容器部分の下方にバルブの部分を位置させて、そのバルブの部
分に近い位置に位置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入用開口部から
容易に流体を流入させることができる効果がある。また、前記流体送り用管状部
の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チューブなどによっ
て一体成形し、前記流体送り用管状部の直管からなる上部部分より蛇腹状の下部
部分をわずかではあるが長くしてなるので前記流体送り用管状部の蛇腹状の下部
部分の先端に位置する重錘が下方に向けて移動し、前記流体送り用管状部の直管
からなる上部部分の基部のところまで容易に移動させることができる効果があ
る。そして、そのことはエアゾール容器の倒立状態での容器部分の下方のところ
にバルブの部分を位置させることとなるから、そのような状態で前記バルブの部
分に近い位置に位置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入用開口部から
容易に流体送り用管状部に流体を流入させることができる効果がある。また、本
考案のエアゾールバルブ内蔵容器は、柔軟性のあるSPXと省略して表わしてい
るプロピレンを主原料とする共重合軟質合成樹脂製材製給液管部材を蛇腹状給液
管として使用するとともに、その給液管部材と同じ材質のSPXと省略して表わ
しているプロピレンを主原料とする柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製密封材を
エアゾールバルブとエアゾールバルブ内蔵容器との間に介在させてエアゾールバ
ルブとエアゾールバルブ内蔵容器の間の密封のために使用し上記柔軟性のあるS
PXと省略して表わしているプロピレンを主原料とする共重合軟質合成樹脂製材
を給液管用と密封部材用の2つの用途に使用しうるようにしたのでエアゾールバ
ルブ内蔵容器の製造組み立てを容易にし、その使用に際しても、給液機能および
シール機能を確実にさせ、かつ耐久性を高めうる効果がある。
【提出日】平成5年3月2日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【考案の詳細な説明】
【0001】
本考案は、正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブに関し、特に、エアゾー ルバルブ内蔵容器を正立状態で使用した時にも、倒立状態で使用した時にもチュ ーブ下端の重錘を適切に移動させて、エアゾールバルブを作動させうるようにし てなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブおよびそのエアゾールバルブを 内蔵してなるエアゾールバルブ内蔵容器に関する。
【0002】
従来から、エアゾール容器を正倒立状態のいずれの状態でも使用可能なエアゾ ールバルブは、種々開発されてきた。しかし、それらのバルブの構造がいずれも 複雑であった。例えば、エアゾール容器を正立状態で使用した時には、エアゾー ルバルブのバルブハウジングに設けた流体供給用チューブの下端部の開口部から 流体を供給し、エアゾール容器を倒立状態で使用した時には、バルブハウジング に設けた流体供給用チューブの下端部の開口部から流体を供給させることなく、 バルブハウジングに設けた通口部分に、直接、流体を供給させることになり、バ ルブハウジングに設けた通口部分の弁部分の複雑な構造が問題であった。そして そのように、バルブが複雑な構造であるため組み立てに手間がかかり、また、使 用に際して故障し易いため長期使用に適しない欠点があった。
【0003】
ところで、上述の複雑な構造のエアゾールバルブの場合は、上述の欠点がある ため、その欠点を除去する手段として種々の工夫を重ねる必要があり、そこで、 バルブの複雑な構造を改善せねばならない。そして、従来の複雑な構造のエアゾ ールバルブが有する性能を維持するとともにバルブの構造を可能な限り簡略化す る必要がある。本考案は、上記の問題を解決することを第1の目的とし、柔軟性 のある共重合軟質合成樹脂製流体送り用管状部を提供することを第2の目的とし 、柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製材製給液管部材を蛇腹状給液管として使用 するとともに、その給液管部材と同じ材質の柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製 密封材をエアゾールバルブとエアゾールバルブ内蔵容器との間に介在させてエア ゾールバルブとエアゾールバルブ内蔵容器の間の密封のために使用し上記柔軟性 のある共重合軟質合成樹脂製材を給液管用と密封部材用の2つの用途に使用しう るようにしたエアゾールバルブ内蔵容器を提供することを第3の目的とする。
【0004】
本考案は、エアゾールバルブ本体の下端開口に、柔軟性共重合軟質合成樹脂製 給液管の上端開口を接続し、前記給液管の上端から下端の重錘までの間の中間部 分をわん曲可能にさせてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブおよびそ のエアゾールバルブとエアゾールバルブ内蔵容器との接続部に柔軟性共重合軟質 合成樹脂製シール材を配設し、そのシール材と給液管とを同一の種類の柔軟性共 重合軟質合成樹脂によって形成してなるエアゾールバルブ内蔵容器である。
【0005】
本考案を施した正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブは、エアゾール容器 を正立状態で使用した時に、流体送り用管状部の下端に位置する重錘が前記エア ゾール容器の底面部に近い位置に位置するようにしてなるので、エアゾール容器 の底面部に近い位置に位置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入用開口 部から容易に流体を流入させることができるのである。そして、前記流体送り用 管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チューブなど によって一体成形してなるので、製造は容易であり、また、流体送り用管状部の 蛇腹状の下部部分の下端に位置する重錘がエアゾール容器内で、常に、下方に移 動しうるのである。また、前記バルブハウジングと前記マウンテンキャップとの 間にバルブハウジングの回転止めを配設してなるので前記バルブハウジングを前 記マウンテンキャップの中央部分の円筒状部に装着した後は前記バルブハウジン グの回転止めにより確実に固定しうるのである。また、エアゾール容器を倒立状 態で使用した時に、流体送り用管状部の中間部分から下端までのわん曲可能な部 分をわん曲させることによって、その先端に位置する重錘が下方に向けて移動し 、前記エアゾール容器の上面部にあるエアゾールバルブのバルブの部分に近い位 置に位置しうるようにしてなるので、エアゾール容器の上面部にあるエアゾール バルブのバルブの部分がエアゾール容器の倒立状態即ちエアゾール容器の容器部 分の下方にバルブの部分を位置させて、そのバルブの部分に近い位置に位置する 流体送り用管状部の下端に設けた流体流入用開口部から容易に流体を流入させる ことができるのである。また、前記流体送り用管状部の直管からなる上部部分と 蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チューブなどによって一体成形し、前記流体送 り用管状部の直管からなる上部部分より蛇腹状の下部部分をわずかではあるが長 くしてなるので前記流体送り用管状部の蛇腹状の下部部分の先端に位置する重錘 が下方に向けて移動し、前記流体送り用管状部の直管からなる上部部分の基部の ところまで容易に移動させることができる。そして、そのことはエアゾール容器 の倒立状態での容器部分の下方のところにバルブの部分を位置させることとなる から、そのような状態で前記バルブの部分に近い位置に位置する流体送り用管状 部の下端に設けた流体流入用開口部から容易に流体送り用管状部に流体を流入さ せることができるのである。また、本考案のエアゾールバルブ内蔵容器は、柔軟 性のあるSPXと省略して表わしているプロピレンを主原料とする共重合軟質合 成樹脂製材製給液管部材を蛇腹状給液管として使用するとともに、その給液管部 材と同じ材質のSPXと省略して表わしているプロピレンを主原料とする柔軟性 のある共重合軟質合成樹脂製密封材をエアゾールバルブとエアゾールバルブ内蔵 容器との間に介在させてエアゾールバルブとエアゾールバルブ内蔵容器の間の密 封のために使用し上記柔軟性のあるSPXと省略して表わしているプロピレンを 主原料とする共重合軟質合成樹脂製材を給液管用と密封部材用の2つの用途に使 用しうるようにしたのでエアゾールバルブ内蔵容器の製造組み立てを容易にし、 その使用に際しても、給液機能およびシール機能を確実にさせ、かつ耐久性を高 めうる。
【0006】
【実施例1】 本考案は、エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、柔軟性のあるSPXと省 略して表わしているプロピレンを主原料とする共重合軟質合成樹脂材製流体送り 用管状部の上端の開口部を接続し、前記流体送り用管状部の下端の部分の外側に 重錘を嵌着し、前記流体送り用管状部の中間部分から下端の前記重錘までの部分 をわん曲可能にさせてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブである。
【0007】
【実施例2】 本考案は、エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、SPXと省略して表わし ているプロピレンを主原料とする柔軟性のある共重合軟質合成樹脂材製流体送り 用管状部の上端の開口部を接続し、前記流体送り用管状部の下端の部分の外側に 、その管状部の下端の部分の外側の外径よりわずか大きい内径の貫通口部分を有 する重錘の貫通口を嵌着し、前記流体送り用管状部の下端の部分を外側に向けて わずか広げることによって外向き環状凸部を設け、その外向き環状凸部によって 前記重錘が離脱しないように係止しうるようにし、前記流体送り用管状部の中間 部分から下端の前記重錘までの部分をわん曲可能にさせてなる正倒立状態で使用 可能なエアゾールバルブである。
【0008】
【実施例3】 本考案は、流体送り用管状部の下端の部分に熱を加えて、その部分を柔くし、 そして、外側に向けてわずか広げるようにして外向き環状凸部を設け、その環状 凸部によって前記重錘が離脱しないように係止しうるようにし、前記流体送り用 管状部の中間部分から下端の前記重錘までの部分をわん曲可能にさせてなる正倒 立状態で使用可能なエアゾールバルブである。
【0009】
【実施例4】 本考案は、流体送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを 合成樹脂製チューブなどによって一体成形し、前記流体送り用管状部の上端から 中間部分の長さに比べて、その中間部分から下端までのわん曲可能な部分の長さ を多少長くし、そのわん曲可能な部分の先端に重錘を配設してなる正倒立状態で 使用可能なエアゾールバルブである。
【0010】
【実施例5】 本考案は、バルブハウジングの上部部分をマウンテンキャップの中央部分に設 けた円筒部に挿入し、前記バルブハウジングと前記マウンテンキャップとによっ て形成される空間部にバルブステムおよびステムラバおよびコイルばねを内蔵し 、流体送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製 チューブなどによって一体成形し、前記流体送り用管状部の上端から中間部分の 長さに比べて、その中間部分から下端までのわん曲可能な部分の長さを多少長く し、そのわん曲可能な部分の先端に重錘を配設してなる正倒立状態で使用可能な エアゾールバルブである。
【0011】
【実施例6】 本考案は、バルブハウジングの上部部分をマウンテンキャップの中央部分に設 けた円筒部に挿入し、前記バルブハウジングとマウンテンキャップとによって形 成される空間部にバルブステムおよびステムラバおよびコイルばねを内蔵し、前 記バルブハウジングと前記マウンテンキャップとの間にバルブハウジングの回転 止めを配設してなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブである。
【0012】
【実施例7】 本考案は、バルブハウジングの上部部分をマウンテンキャップの中央部分に設 けた円筒部に挿入し、前記バルブハウジングどマウンテンキャップとによって形 成される空間部にバルブステムおよびステムラパおよびコイルばねを内蔵し、前 記バルブハウジングと前記マウンテンキャップとの間に位置していて、かつ、バ ルブハウジングの外周面の適宜位置に縦長の或は適宜の形状のバルブハウジング の回転止めを配設してなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブである。
【0013】
【実施例8】 本考案は、エアゾール容器を正立状態で使用した時に、流体送り用管状部の下 端に位置する重錘が前記エアゾール容器の底面部に近い位置に位置するようにし てなり、前記流体送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを 合成樹脂製チューブなどによって一体成形し、前記バルブハウジングと前記マウ ンテンキャップとの間にバルブハウジングの回転止めを配設してなる正倒立状態 で使用可能なエアゾールバルブである。
【0014】
【実施例9】 本考案は、エアゾール容器を倒立状態で使用した時に、流体送り用管状部の中 間部分から下端までのわん曲可能な部分をわん曲させることによって、その先端 に位置する重錘が下方に向けて移動し、前記エアゾール容器の上面部にあるエア ゾールバルブのバルブの部分に近い位置に位置しうるようにしてなり、前記流体 送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チュー ブなどによって一体成形し、前記バルブハウジングと前記マウンテンキャップと の間にバルブハウジングの回転止めを配設してなる正倒立状態で使用可能なエア ゾールバルブである。
【0015】
【実施例10】 考案は、エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、柔軟性のある共重合軟質合 成樹脂製流体送り用管状部の上端の開口部を接続し、前記流体送り用管状部の上 端から下端の重錘までの間の中間部分をわん曲可能にさせてなる正倒立状態で使 用可能なエアゾールバルブのマウンテンキャップの周縁部と容器本体の上端開口 部の周縁部との間に柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製シール材を介在させて密 封しうるようにしてなるエアゾールバルブ内蔵容器である。
【0016】
【実施例11】 考案は、エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、プロピレンを主原料とする 柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製流体送り用管状部の上端の開口部を接続し前 記流体送り用管状部の上方部分から下端の重錘までの部分をわん曲可能にさせて なる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブのマウンテンキャップの周縁部と 容器本体の上端開口部の周縁部との間に柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製シー ル材を介在させて密封しうるようにしてなるエアゾールバルブ内蔵容器である。
【0017】
【実施例12】 考案は、エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、ソフトポリマーと呼ばれて いて、それをSPXと省略して表わしているプロピレンを主原料とする耐熱性お よび成形性および柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製流体送り用管状部の上端の 開口部を接続し、前記流体送り用管状部の上方部分から下端の重錘までの部分を わん曲可能にさせてなる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブのマウンテン キャップの周縁部と容器本体の上端開口部の周縁部との間に柔軟性のある共重合 軟質合成樹脂製シール材を介在させて密封しうるようにしてなるエアゾールバル ブ内蔵容器である。
【0018】
【効果】 本考案を施した正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブは、エアゾール容器 を正立状態で使用した時に、流体送り用管状部の下端に位置する重錘が前記エア ゾール容器の底面部に近い位置に位置するようにしてなるので、エアゾール容器 の底面部に近い位置に位置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入用開口 部から容易に流体を流入させることができる効果がある。そして、前記流体送り 用管状部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チューブな どによって一体成形してなるので、製造が容易となる効果があり、また、流体送 り用管状部の蛇腹状の下部部分の下端に位置する重錘がエアゾール容器内で、常 に、下方に移動しうる効果がある。また、前記バルブハウジングと前記マウンテ ンキャップとの間にバルブハウジングの回転止めを配設してなるので前記バルブ ハウジングを前記マウンテンキャップの中央部分の円筒状部に装着した後は前記 バルブハウジングの回転止めにより確実に固定しうる効果がある。また、エアゾ ール容器を倒立状態で使用した時に、流体送り用管状部の中間部分から下端まで のわん曲可能な部分をわん曲させることによって、その先端に位置する重錘が下 方に向けて移動し、前記エアゾール容器の上面部にあるエアゾールバルブのバル ブの部分に近い位置に位置しうるようにしてなるので、エアゾール容器の上面部 にあるエアゾールバルブのバルブの部分がエアゾール容器の倒立状態即ちエアゾ ール容器の容器部分の下方にバルブの部分を位置させて、そのバルブの部分に近 い位置に位置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入用開口部から容易に 流体を流入させることができる効果がある。また、前記流体送り用管状部の直管 からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チューブなどによって一体 成形し、前記流体送り用管状部の直管からなる上部部分より蛇腹状の下部部分を わずかではあるが長くしてなるので前記流体送り用管状部の蛇腹状の下部部分の 先端に位置する重錘が下方に向けて移動し、前記流体送り用管状部の直管からな る上部部分の基部のところまで容易に移動させることができる効果がある。そし て、そのことはエアゾール容器の倒立状態での容器部分の下方のところにバルブ の部分を位置させることとなるから、そのような状態で前記バルブの部分に近い 位置に位置する流体送り用管状部の下端に設けた流体流入用開口部から容易に流 体送り用管状部に流体を流入させることができる効果がある。また、本考案のエ アゾールバルブ内蔵容器は、柔軟性のあるSPXと省略して表わしているプロピ レンを主原料とする共重合軟質合成樹脂製材製給液管部材を蛇腹状給液管として 使用するとともに、その給液管部材と同じ材質のSPXと省略して表わしている プロピレンを主原料とする柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製密封材をエアゾー ルバルブとエアゾールバルブ内蔵容器との間に介在させてエアゾールバルブとエ アゾールバルブ内蔵容器の間の密封のために使用し上記柔軟性のあるSPXと省 略して表わしているプロピレンを主原料とする共重合軟質合成樹脂製材を給液管 用と密封部材用の2つの用途に使用しうるようにしたのでエアゾールバルブ内蔵 容器の製造組み立てを容易にし、その使用に際しても、給液機能およびシール機 能を確実にさせ、かつ耐久性を高めうる効果がある。
【図1】本考案を施した正倒立状態で使用可能なエアゾ
ールバルブの縦断面図である。
ールバルブの縦断面図である。
【図2】図1に示した本考案を施した正倒立状態で使用
可能なエアゾールバルブをエアゾールバルブ内蔵容器に
装着して、エアゾールバルブ内蔵容器を倒立状態で使用
した時のエアゾールバルブの要部である流体送り用管状
部の中間部分から下端までのわん曲可能な部分をわん曲
させることによって、その先端に位置する重錘が下方に
向けて移動したところを外部から解るように切り欠いで
示したエアゾールバルブ内蔵容器の正面図である。
可能なエアゾールバルブをエアゾールバルブ内蔵容器に
装着して、エアゾールバルブ内蔵容器を倒立状態で使用
した時のエアゾールバルブの要部である流体送り用管状
部の中間部分から下端までのわん曲可能な部分をわん曲
させることによって、その先端に位置する重錘が下方に
向けて移動したところを外部から解るように切り欠いで
示したエアゾールバルブ内蔵容器の正面図である。
【図3】本考案を施した正倒立状態で使用可能なエアゾ
ールバルブ内蔵容器の正立状態を示した図面であって、
図1に示した給液管とは別の給液管を使用してなる本考
案を施したエアゾールバルブ内蔵容器の縦断面図であ
る。
ールバルブ内蔵容器の正立状態を示した図面であって、
図1に示した給液管とは別の給液管を使用してなる本考
案を施したエアゾールバルブ内蔵容器の縦断面図であ
る。
1. マウンテンキャップ 2. バルブハ
ウジング 3. バルブステム 4. ステムラ
バ 5. コイルばね 6. 給液管取
付用突部 7. 給液管即ち流体送り用管状部 8. 給液管の
直管状の上部部分 9. 給液管の蛇腹状部 10.重錘 11.外向き環状凸部 12.バルブハ
ウジングの回転止め 13.エアゾールバルブ内蔵容器 14.シール部
材 15.給液管の直管状の下部部分
ウジング 3. バルブステム 4. ステムラ
バ 5. コイルばね 6. 給液管取
付用突部 7. 給液管即ち流体送り用管状部 8. 給液管の
直管状の上部部分 9. 給液管の蛇腹状部 10.重錘 11.外向き環状凸部 12.バルブハ
ウジングの回転止め 13.エアゾールバルブ内蔵容器 14.シール部
材 15.給液管の直管状の下部部分
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月2日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 正倒立状態で使用可能なエアゾ
ールバルブおよびそのエアゾールバルブを内蔵したエア
ゾールバルブ内蔵容器
ールバルブおよびそのエアゾールバルブを内蔵したエア
ゾールバルブ内蔵容器
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を施した正倒立状態で使用可能なエアゾ
ールバルブの縦断面図である。
ールバルブの縦断面図である。
【図2】図1に示した本考案を施した正倒立状態で使用
可能なエアゾールバルブをエアゾールバルブ内蔵容器に
装着して、エアゾールバルブ内蔵容器を倒立状態で使用
した時のエアゾールバルブの要部である流体送り用管状
部の中間部分から下端までのわん曲可能な部分をわん曲
させることによって、その先端に位置する重錘が下方に
向けて移動したところを外部から解るように切り欠いで
示したエアゾールバルブ内蔵容器の正面図である。
可能なエアゾールバルブをエアゾールバルブ内蔵容器に
装着して、エアゾールバルブ内蔵容器を倒立状態で使用
した時のエアゾールバルブの要部である流体送り用管状
部の中間部分から下端までのわん曲可能な部分をわん曲
させることによって、その先端に位置する重錘が下方に
向けて移動したところを外部から解るように切り欠いで
示したエアゾールバルブ内蔵容器の正面図である。
【図3】本考案を施した正倒立状態で使用可能なエアゾ
ールバルブ内蔵容器の正立状態を示した図面であって、
図1に示した給液管とは別の給液管を使用してなる本考
案を施したエアゾールバルブ内蔵容器の縦断面図であ
る。
ールバルブ内蔵容器の正立状態を示した図面であって、
図1に示した給液管とは別の給液管を使用してなる本考
案を施したエアゾールバルブ内蔵容器の縦断面図であ
る。
【符号の説明】 1. マウンテンキャップ 2. バルブハ
ウジング 3. バルブステム 4. ステムラ
バ 5. コイルばね 6. 給液管取
付用突部 7. 給液管即ち流体送り用管状部 8. 給液管の
直管状の上部部分 9. 給液管の蛇腹状部 10.重錘 11.外向き環状凸部 12.バルブハ
ウジングの回転止め 13.エアゾールバルブ内蔵容器 14.シール部
材 15.給液管の直管状の下部部分
ウジング 3. バルブステム 4. ステムラ
バ 5. コイルばね 6. 給液管取
付用突部 7. 給液管即ち流体送り用管状部 8. 給液管の
直管状の上部部分 9. 給液管の蛇腹状部 10.重錘 11.外向き環状凸部 12.バルブハ
ウジングの回転止め 13.エアゾールバルブ内蔵容器 14.シール部
材 15.給液管の直管状の下部部分
Claims (16)
- 【請求項1】エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、
柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製流体送り用管状部の
上端の開口部を接続し、前記流体送り用管状部の上端か
ら下端の重錘までの間の中間部分をわん曲可能にさせて
なる正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブ。 - 【請求項2】エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、
プロピレンを主原料とする柔軟性のある共重合軟質合成
樹脂製流体送り用管状部の上端の開口部を接続し、前記
流体送り用管状部の中間部分から下端の重錘までの部分
をわん曲可能にさせてなる請求項1記載の正倒立状態で
使用可能なエアゾールバルブ。 - 【請求項3】エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、
流体送り用管状部の上端の開口部を接続し、前記流体送
り用管状部の下端の部分の外側に重錘を嵌着し、前記流
体送り用管状部の中間部分から下端の前記重錘までの部
分をわん曲可能にさせてなる請求項1記載の正倒立状態
で使用可能なエアゾールバルブ。 - 【請求項4】エアゾールバルブ本体の下端の開口部に、
流体送り用管状部の上端の開口部を接続し、前記流体送
り用管状部の下端の部分の外側に、その管状部の下端の
部分の外側の外径よりわずか大きい内径の貫通口部分を
有する重錘の貫通口を嵌着し、前記流体送り用管状部の
下端の部分を外側に向けてわずか広げることによって外
向き環状凸部を設け、その外向き環状凸部によって前記
重錘が離脱しないように係止しうるようにし、前記流体
送り用管状部の中間部分から下端の前記重錘までの部分
をわん曲可能にさせてなる請求項1記載の正倒立状態で
使用可能なエアゾールバルブ。 - 【請求項5】流体送り用管状部の下端の部分に熱を加え
て、その部分を柔くし、そして、外側に向けてわずか広
げるようにして外向き環状凸部を設け、その環状凸部に
よって前記重錘が離脱しないように係止しうるように
し、前記流体送り用管状部の中間部分から下端の前記重
錘までの部分をわん曲可能にさせてなる請求項1記載の
正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブ。 - 【請求項6】流体送り用管状部の蛇腹状の部分を柔軟性
のある共重合軟質合成樹脂製チューブなどによって一体
成形し、前記流体送り用管状部の上端から中間部分の長
さに比べて、その中間部分から下端までのわん曲可能な
部分の長さを多少長くし、そのわん曲可能な部分の先端
に重錘を配設してなる請求項1記載の正倒立状態で使用
可能なエアゾールバルブ。 - 【請求項7】バルブハウジングの上部部分をマウンテン
キャップの中央部分に設けた円筒部に挿入し、前記バル
ブハウジングと前記マウンテンキャップとによって形成
される空間部にバルブステムおよびステムラバおよびコ
イルばねを内蔵し、流体送り用管状部の直管からなる上
部部分と蛇腹状の下部部分とを合成樹脂製チューブなど
によって一体成形し、前記流体送り用管状部の上端から
中間部分の長さに比べて、その中間部分から下端までの
わん曲可能な部分の長さを多少長くし、そのわん曲可能
な部分の先端に重錘を配設してなる請求項1記載の正倒
立状態で使用可能なエアゾールバルブ。 - 【請求項8】バルブハウジングの上部部分をマウンテン
キャップの中央部分に設けた円筒部に挿入し、前記バル
ブハウジングとマウンテンキャップとによって形成され
る空間部にバルブステムおよびステムラバおよびコイル
ばねを内蔵し、前記バルブハウジングと前記マウンテン
キャップとの間にバルブハウジングの回転止めを配設し
てなる請求項1記載の正倒立状態で使用可能なエアゾー
ルバルブ。 - 【請求項9】バルブハウジングの上部部分をマウンテン
キャップの中央部分に設けた円筒部に挿入し、前記バル
ブハウジングとマウンテンキャップとによって形成され
る空間部にバルブステムおよびステムラバおよびコイル
ばねを内蔵し、前記バルブハウジングと前記マウンテン
キャップとの間に位置していて、かつ、バルブハウジン
グの外周面の適宜位置に縦長の或は適宜の形状のバルブ
ハウジングの回転止めを配設してなる請求項1記載の正
倒立状態で使用可能なエアゾールバルブ。 - 【請求項10】エアゾール容器を正立状態で使用した時
に、流体送り用管状部の下端に位置する重錘が前記エア
ゾール容器の底面部に近い位置に位置するようにしてな
り、前記流体送り用管状部の直管からなる上部部分と蛇
腹状の下部部分とを柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製
チューブなどによって一体成形し、前記バルブハウジン
グと前記マウンテンキャップとの間にバルブハウジング
の回転止めを配設してなる請求項1記載の正倒立状態で
使用可能なエアゾールバルブ。 - 【請求項11】エアゾール容器を倒立状態で使用した時
に、流体送り用管状部の中間部分から下端までのわん曲
可能な部分をわん曲させることによって、その先端に位
置する重錘が下方に向けて移動し、前記エアゾール容器
の上面部にあるエアゾールバルブのバルブの部分に近い
位置に位置しうるようにしてなり、前記流体送り用管状
部の直管からなる上部部分と蛇腹状の下部部分とをプロ
ピレンを主原料とする耐熱性および成形性および柔軟性
のある共重合軟質合成樹脂製チューブなどによって一体
成形し、前記バルブハウジングと前記マウンテンキャッ
プとの間にバルブハウジングの回転止めを配設してなる
請求項1記載の正倒立状態で使用可能なエアゾールバル
ブ。 - 【請求項12】エアゾールバルブ本体の下端の開口部
に、プロピレンを主原料とする耐熱性および成形性およ
び柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製流体送り用管状部
の上端の開口部を接続し、前記流体送り用管状部の上方
部分から下端の重錘までの部分をわん曲可能にさせてな
る請求項1記載の正倒立状態で使用可能なエアゾールバ
ルブ。 - 【請求項13】エアゾールバルブ本体の下端の開口部
に、ソフトポリマーと呼ばれSPXと省略して表わして
いるプロピレンを主原料とする耐熱性および成形性およ
び柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製流体送り用管状部
の上端の開口部を接続し、前記流体送り用管状部の上方
部分から下端の重錘までの部分をわん曲可能にさせてな
る請求項1記載の正倒立状態で使用可能なエアゾールバ
ルブ。 - 【請求項14】エアゾールバルブ本体の下端の開口部
に、柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製流体送り用管状
部の上端の開口部を接続し、前記流体送り用管状部の上
端から下端の重錘までの間の中間部分をわん曲可能にさ
せてなる請求項1記載の正倒立状態で使用可能なエアゾ
ールバルブのマウンテンキャップの周縁部と容器本体の
上端開口部の周縁部との間に柔軟性のある共重合軟質合
成樹脂製シール材を介在させて密封しうるようにしてな
るエアゾールバルブ内蔵容器。 - 【請求項15】エアゾールバルブ本体の下端の開口部
に、プロピレンを主原料とする柔軟性のある共重合軟質
合成樹脂製流体送り用管状部の上端の開口部を接続し、
前記流体送り用管状部の上方部分から下端の重錘までの
部分をわん曲可能にさせてなる請求項1記載の正倒立状
態で使用可能なエアゾールバルブのマウンテンキャップ
の周縁部と容器本体の上端開口部の周縁部との間に柔軟
性のある共重合軟質合成樹脂製シール材を介在させて密
封しうるようにしてなるエアゾールバルブ内蔵容器。 - 【請求項16】エアゾールバルブ本体の下端の開口部
に、ソフトポリマーと呼ばれていて、それをSPXと省
略して表わしているプロピレンを主原料とする耐熱性お
よび成形性および柔軟性のある共重合軟質合成樹脂製流
体送り用管状部の上端の開口部を接続し、前記流体送り
用管状部の上方部分から下端の重錘までの部分をわん曲
可能にさせてなる請求項1記載の正倒立状態で使用可能
なエアゾールバルブのマウンテンキャップの周縁部と容
器本体の上端開口部の周縁部との間に柔軟性のある共重
合軟質合成樹脂製シール材を介在させて密封しうるよう
にしてなるエアゾールバルブ内蔵容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3428192U JPH0657867U (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブおよび そのエアゾールバルブを内蔵したエアゾールバル ブ内蔵容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3428192U JPH0657867U (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブおよび そのエアゾールバルブを内蔵したエアゾールバル ブ内蔵容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657867U true JPH0657867U (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=12409783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3428192U Pending JPH0657867U (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 正倒立状態で使用可能なエアゾールバルブおよび そのエアゾールバルブを内蔵したエアゾールバル ブ内蔵容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0657867U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010254359A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Mitani Valve Co Ltd | 正倒立バルブ機構および正倒立バルブ機構を備えたエアゾール式製品 |
CN113460502A (zh) * | 2020-03-31 | 2021-10-01 | 竞联企业有限公司 | 高压喷罐 |
US11261021B2 (en) | 2020-03-31 | 2022-03-01 | Motedo Co., Ltd. | Aerosol spray can |
AU2022209326B2 (en) * | 2021-09-30 | 2024-02-01 | Superior Power Tool Co., Ltd. | Bagless gas canister for gas nailer |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5550939B1 (ja) * | 1971-06-12 | 1980-12-20 |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP3428192U patent/JPH0657867U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5550939B1 (ja) * | 1971-06-12 | 1980-12-20 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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