JPH0657396U - プロペラ付き飛翔玩具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 非回転体がＵＦＯのように浮遊飛行する感覚
を安全に楽しむ。又、支柱の広い面積を、自由にデザイ
ンすることによって、おもしろさを倍加させるものであ
る。 【構成】 リング状に成型された軽量素材に、中心を構
成する数本の支柱が設けられている。中心部は軸受とな
っており、支柱の下方にあるプロペラの軸が貫通してい
る。リングは、プロペラと同じ位置か、プロペラよりも
下方に位置している。支柱は、その一部、あるいは全て
が広い面積を有している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

昔からある、ひもを引いてプロペラを回転させて飛ばす玩具であるが、プロペ ラの上部に非回転体をのせ、ＵＦＯのような浮遊感覚を安全にたのしむものであ る。又値段も安いので景品にも使える。

【０００２】

【従来の技術】

プロペラの下側に非回転のヘリコプターのボディーを装着したものがあった。 又ＵＦＯのデザインとしては、回転プロペラ自体がＵＦＯのデザインのものがあ った。非回転体をプロペラの上側にのせたものとして、真下から見ると、人形が 飛んでいるように見えるというものが開示されている（実開 平３−５６４９８ ）。又、プロペラの上側に飛行機様のものをのせたものが開示されている（実開 平２−１３５９５）。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたものは次のような欠点がある。 （イ）これらの全てが回転体（プロペラ）がむき出しで、ある程度の危険がつき まとっている。 （ロ）プロペラの下側にボディーを装着したものは、ＵＦＯのような浮遊感は乏 しい。 （ハ）回転プロペラ自体がＵＦＯのデザイン化されたものは、デザインされたも のが回転してしまい、ＵＦＯのような浮遊感は乏しい。 （ニ）（実開 平３−５６４９８）においては、人形が飛ぶのであって、ＵＦＯ とは異なる。又、真下から見ることを前提としており、水平方向に飛ばした場合 は、人形がうすくボリュームがないので見えずらい。プロペラに透明素材を用い るので人形だけが見えるとうたっているが、実際にはプロペラのために、見えづ らいと思われる。 （ホ）（実開 平２−１３５９５）においては、高速で飛ぶ飛行機であり、ＵＦ Ｏではない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

リング状に成型された軽量素材（１）に、中心を構成する数本の支柱（２）が 設けられている。中心部は軸受（３）となっており、支柱の下方に設けてあるプ ロペラ（４）の軸が貫通されている。そしてリング（１ａ）は、プロペラ（４） と同じ位置か、あるいは下方に設けて、プロペラを覆いかくすとともに、プロテ クターともなっている。支柱（２）は、一部（２ａ）あるいは全てが広い面積を 有している。本考案は以上のような構成からなるプロペラ付き飛翔玩具である。

【０００５】

【作用】

発射器（６）のひも（８）を強く引くことにより、プロペラ（４）が回転し、 発射器をはなれ上昇する。この時上部の支柱の広い面積による空気抵抗のため、 非回転体は回転をおさえられ、いかにもＵＦＯが飛んでいるように見える。又、 水平方向に飛ばした時、支柱の面積が一方に大きく広がっている場合（図１）は 、非回転体の回転は完全に止まり、中心に対して、対称に近い場合（図２）は、 ゆっくり回転しながら飛行する。又、プロペラの外側に、回転しないボディー兼 プロテクター（１）があるため、プロペラ（４）が見えにくく、浮遊感を大きく し、なおかつ安全性が高い。

【０００６】

【実施例】

以下本案の実施例について説明する。 （イ）発泡スチロールのリング状プロテクター（１）に、ある面積を有する支柱 （２）を四本設ける。一部は図１の（２ａ）のように、広い面積を設ける。中心 部は軸受（３）である。 （ロ）下からハズミリングのついたプロペラ（４）の軸をさし込み、抜けないよ うに、軸おさえ（５）をとり付ける。 本案は以上のような構成で、飛ばす時は、図１の（６）のような発射器のツメ （７）にプロペラ（４）の穴をかけ、発射器のひも（８）を強く引くと、プロペ ラは発射器をはなれ上昇、又は水平方向に飛行する。プロテクターが発泡スチロ ールなので、人に強くぶつかっても安全である。プロテクターは図３のように細 い軟質プラスチックでも可能である。また水平方向に飛ばした時、図１の場合は 非回転体は回転せず、図２の場合はゆっくり回転しながら飛行する。

【０００７】

【考案の効果】

非回転部分にボリュームがあり、プロペラも見えずらいので、遠くから見ても 不思議な浮遊感がある。プロペラ上部に広い面積が確保できるので、自由なデザ インが可能である。たとえばＵＦＯに乗ったキャラクターなど。又、プロペラの 外側に、回転しないプロテクターがあるため、安全性が高く、注意すれば、素手 で受け取ることもできる。上部の面積の取り方によって、非回転部分の、静止か 、回転かを選択できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】支柱（２）の面積における、他の実施例

【図３】本考案の他の実施例

【符号の説明】

１ リング状プロテクター １ａリング ２ 支柱 ２ａ支柱の一部広がった部分 ３ 軸受 ４ ハズミリング付プロペラ ５ 軸おさえ ６ 発射器 ７ ツメ ８ ヒモ ９ 絵模様

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 リング状に成型された軽量素材（１）
   に、中心を構成する数本の支柱（２）が設けられてい
   る。この中心部は、軸受（３）となっており、支柱の下
   方に設けてあるプロペラ（４）の軸が貫通されている。
   そして、リング（１ａ）はプロペラ（４）と同じ位置、
   あるいは下方に設けて、プロペラを覆いかくすととも
   に、プロテクターともなっている。支柱の一部（２ａ）
   あるいは全てが広い面積を有していることを特徴とする
   プロペラ付き飛翔玩具である。