JP3105449U - フライングディスク - Google Patents

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Abstract

【課題】飛行中の飛行姿勢だけでなく飛行軌跡にも変化をもたせて、娯楽性を向上させることができる飛行玩具を提供することである。
【解決手段】浮揚機能を有するディスク1にその回転中心からはずれた位置にアンバランスおもり部4を設けることで、ディスク1の重心を回転中心から外し、飛行中でのディスク1の飛行姿勢が揺動し、また、飛行軌跡が蛇行し、さらに飛行速度が加速、減速を繰り返すため、変化に富んだものとした。
【選択図】図1

Description

この考案は円盤形の飛行玩具、いわゆるフライングディスクに関するものである。
一般にフライングディスクは、それを交互に投げ合ったり、受け取り合ったりして少なくとも2人で遊ぶ玩具であり、また、投げるテクニックや飛距離を競う競技も行われており、フリスビー(登録商標)の名で知られている。
従来のフライングディスクは図6に示すようにディスク11とその円周に沿って下向きに湾曲した周縁部12が一体に形成されたものであり、周縁部12はフライングディスクを投げる際の把持部となると共にディスク11に浮揚機能を付与する部分となる。
すなわち、周縁部12を把持し、手首のスナップを効かせて腕を振りながら空中に投げると、周縁部12の存在により、ディスク11の上面と下面とに空気の流れが生じ、上面に沿って流れる空気の速度の方が、下面に沿って流れる空気の速度よりも速くなる。そのため、ディスク11の上面の気圧が下面の気圧より低くなり、フライングディスクに揚力が発生する。
前記の浮揚機能により、前方へ回転を与えて空中に投げ出されたフライングディスクは空中を飛行することができる。また、フライングディスクはその回転中心とその重心が一致しているため、飛行中はバランスのとれた回転運動をし、安定した飛行姿勢と直線的な飛行軌跡を保つことができる。
しかし、フライングディスクは、前述のように交互に投げ合ったり、受け取り合ったりして遊ぶ玩具であるので、フライングディスクの飛行姿勢が安定しているうえに、飛行軌跡も直線的であると、受け手が容易にこれを受け取ることができるので、遊戯の興味が半減する。その上、遊戯に参加していない者も含めて視覚的な刺激がなくなり、フライングディスクを用いての遊戯が単調なものとなる不具合があった。
そこで、この考案の課題は飛行姿勢だけでなく飛行軌跡にも変化をもたせて、娯楽性を向上させることができるフライングディスクを提供することである。
前記の課題を解決するため、この考案においては、浮揚機能を有するディスクにその回転中心からはずれた位置にアンバランスおもりを設けたのである。
ここで、アンバランスおもりとは、前記ディスクの回転中心から離れた位置に設けられ、ディスクの重心がその回転中心から外れることとなる少なくとも1個のおもりをいう。
また、前記アンバランスおもりを前記ディスクと一体成形した構成、または、前記アンバランスおもりを前記ディスクに着脱自在に取り付けた構成をとることができる。
前記構成によると、アンバランスおもりを設けたことで、ディスクの重心がその回転中心から外れる。このため、この考案のフライングディスクは、飛行姿勢が揺動し、また、飛行軌跡が蛇行し、さらに飛行速度が加速、減速を繰り返すため、変化に富んだものとなる。
以上のように、この考案のフライングディスクは、受け手がフライングディスクを受け取ることが難しくなり、そのため、遊戯の面白味が増す。また、遊戯に参加していない者も含めて視覚的に楽しむことができる。したがって、フライングディスクを用いる遊戯の興趣を一層向上させる。
以下、この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1、図2に示したように、ディスク1は加工が容易で軽量な材料、例えばプラスチックで形成され、ディスク1の中心部に膨出部2が一体成形され、膨出部2の中心が上向きに突出している。このディスク1の周縁に沿って周縁部3がディスク1と一体成形される。周縁部3はディスク1の周縁を一定の幅で囲むように形成され、周縁部3の内周がディスク1より上方に膨出し、その外周がディスク1より下方に湾曲し、全体として下方に開放した溝形状になるように形成されている。
アンバランスおもり部4は、周縁部3の外周から内周近くまでの範囲に、円周方向に一定距離で、フライングディスクの底面まで周縁部3の一部分を埋めるように肉厚に形成され、周縁部3と一体成形される。
前記構造により、前記周縁部3はフライングディスクを投げる際の把持部となると同時にディスク1に浮揚機能を付与する部分となる。すなわち、周縁部3の存在により、ディスク1および前記膨出部2の上面と下面とに空気の流れを生じさせ、その上面に沿って流れる空気の速度の方が、下面に沿って流れる空気の速度よりも速くなる。そのため、ディスク1の上面の気圧がその下面の気圧より低くなり、フライングディスクに揚力が発生する。
次に、前記アンバランスおもり部4を設けることによるフライングディスクの飛行姿勢、飛行軌跡および飛行速度の変化を添付図面に基づいて説明する。
図2に示すように、アンバランスおもり部4には重力F1が働き、この重力F1はアンバランスおもり部4側にフライングディスクを傾けるように働くため、その飛行姿勢は、アンバランスおもり部4側に傾き、ゆらゆらと揺動する。
図3は前記フライングディスクの静止状態での回転運動を示したものであり、互いに直交する直線I−Iと直線II−IIの交点を点Oとし、フライングディスクの回転中心に点Oを一致させる。フライングディスクの周縁部分と直線I−Iとが交差する点を点P、点Q、直線II−IIとフライングディスクの周縁部分とが交差する点を点R、点Sとする。矢印aは線I−Iと平行でフライングディスクの飛行方向を示す。
前記アンバランスおもり部4が点Rから点Pを経て、点Sへと回転移動する場合は、アンバランスおもり部4には、遠心力F2が働き、その遠心力F2は直線I−I方向の分力F3と直線II−II方向の分力F4とに分解することができる。
同様にして、アンバランスおもり部4が点Sから点Qを経て、点Rへと回転移動する場合、アンバランスおもり部4には、遠心力F5が働き、遠心力F5は直線I−I方向の分力F6と直線II−II方向の分力F7とに分解することができる。
つまり、アンバランスおもり部4が点Rから点Pを経て、点Sへと回転移動するときフライングディスクには分力F3により、矢印aの方向に力が働く。点Sから点Qを経て、点Rへと回転移動するときは分力F6により、矢印aの方向と逆方向に力が働く。
また、アンバランスおもり部4が点Pから点Sを経て、点Qへと回転移動するときは前記フライングディスクが分力F7により直線II−IIの右方向に力に働く。点Qから点Rを経て、点Pへと回転移動するときは分力F4により直線II−IIの左方向に力に働く。
図4はフライングディスクの飛行軌跡を示している。フライングディスクが矢印aの方向に飛行する場合において、範囲Iは矢印aの方向に対して左向きの分力F4がゼロから大きくなり再びゼロになるまでのフライングディスクの回転中心の移動範囲である。また、範囲IIは矢印aの方向に対して右向きの分力F7がゼロから大きくなり再びゼロになるまでのフライングディスクの回転中心の移動範囲である。
さらに、範囲Aは矢印aの方向の分力F3がゼロから大きくなり再びゼロになるまでのフライングディスクの回転中心の移動範囲である。範囲Bは矢印aと逆の方向の分力F6がゼロから大きくなり再びゼロになるまでのフライングディスクの回転中心の移動範囲である。
フライングディスクの飛行軌跡は、フライングディスクの回転中心が範囲Iにあるとき分力F4の働きによって左に移動し、範囲IIにあるとき分力F7の働きによって右に移動する。
一方、フライングディスクの飛行速度は、フライングディスクの回転中心が範囲Aの位置にあるとき、分力F3の働きによって加速し、範囲Bの位置にあるとき分力F6の働きによって減速する。
以上より、フライングディスクは重力F1と遠心力F2、F5の働きによって飛行姿勢はゆらゆらと揺動し、また、飛行軌跡は蛇行し、さらに飛行速度は加速、減速を繰り返す。
実際には、前記フライングディスクの飛行姿勢等の変化は上述の理論のみで起こるものではなく、フライングディスクの形状、フライングディスクに対する空気抵抗、フライングディスクの前方への速度、もしくはその回転速度、または気流の速度等の影響を受けることでもフライングディスクの飛行姿勢等は変化することになる。
他の実施形態として、前記アンバランスおもりを着脱自在に取り付けることができる。図5(a)から(c)に示すように、前記把持部3の内側には弾性を有するおもり支持部5を一体に形成する。おもり支持部5の先端に金属製の球体のアンバランスおもり6を支持するツメを設け、おもり支持部5は4箇所でアンバランスおもり6を支持する。
アンバランスおもり6をおもり支持部5に押し付けると、支持部5が互いに外側に広がり、アンバランスおもり6をはさみこむと、おもり支持部5の弾性により元の位置に戻るため、アンバランスおもり6が固定される。
アンバランスおもり6が不要の場合には、おもり支持部5を互いに外側に広げ、アンバランスおもり6を引き抜いて、通常のフライングディスクとして利用できる。
なお、フライングディスクの傾きの大きさは前記アンバランスおもり部4の重量によって変化し、その重量が重いと、フライングディスクの傾きが大きくなり、飛行中に空気抵抗をより大きく受けるため、失速し、飛行距離が短くなる。
逆にアンバランスおもり部4の重量が軽いと、飛行姿勢および飛行軌跡の変化が小さくなり、本来の目的を果たさない。
そこで、この考案の目的を果たすためには、アンバランスおもり部4の重量はフライングディスクの重量の20〜25%が望ましい。
また、アンバランスおもりの形状は、アンバランスおもりがフライングディスクと一体成形の場合、前記周縁部3の下方に湾曲した外周と同じ厚みと幅でその外周の内側に沿って一定距離の長さとする薄板形状が望ましい。
または、前記周縁部3の周縁上の2点を結んだ直線と周縁部3の周縁が作る円弧と、前記直線をフライングディスクの底面に対して垂直に延ばした平面、および、周縁部3の内側で囲まれた空間を埋めるような円弧形状が望ましい。
アンバランスおもりの材質はフライングディスクと同じ材質つまり、加工が容易で軽量な材料、例えばプラスチックが望ましい。
フライングディスクと着脱自在の場合は、その形状は球体が望ましく、材質は金属、またはフライングディスクと同じ材質、つまり加工が容易で軽量な材料、例えばプラスチックが望ましい。
実施形態のフライングディスクを示す底面図 同上の縦断正面図 同上の模式図 同上の飛行軌跡の模式図 (a)他の実施形態のフライングディスクを示す断面図、(b)同上の一部拡大断面図、(c)同上の一部拡大底面図 従来のフライングディスクを示す縦断面図
符号の説明
1 ディスク
2 膨出部
3 周縁部
4 アンバランスおもり部
5 おもり支持部
6 アンバランスおもり
11 ディスク
12 周縁部

Claims (3)

  1. 浮揚機能を付与したディスクからなるフライングディスクにおいて、前記ディスクの回転中心から外れた位置にアンバランスおもりを設けたことを特徴とするフライングディスク。
  2. 前記アンバランスおもりを前記ディスクと一体成形したことを特徴とする請求項1に記載のフライングディスク。
  3. 前記アンバランスおもりを前記ディスクに着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のフライングディスク。
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