JPH0657323A - 加熱炉におけるバーナー制御方法 - Google Patents

加熱炉におけるバーナー制御方法

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JPH0657323A
JPH0657323A JP23313192A JP23313192A JPH0657323A JP H0657323 A JPH0657323 A JP H0657323A JP 23313192 A JP23313192 A JP 23313192A JP 23313192 A JP23313192 A JP 23313192A JP H0657323 A JPH0657323 A JP H0657323A
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JP
Japan
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furnace
burners
burner
cold steel
steel slabs
Prior art date
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Pending
Application number
JP23313192A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakuni Sato
正訓 佐藤
Yoichi Maruta
陽一 丸田
Kazuhiko Sakai
和彦 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0657323A publication Critical patent/JPH0657323A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱鋼片に混じって冷鋼片が装入された場合の
鋼片間の抽伸時刻のばらつきを少なくする。 【構成】 冷鋼片の炉内移動位置をトラッキングする。
バーナー3a,3b・・・の一部が点火される帯域で
は、冷鋼片のトラッキング情報に基づいて、冷鋼片に対
応するバーナーを優先的に点火させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延等に使用する
連続加熱炉においてバーナーの点火消火を制御するバー
ナー制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギーを目的として、連続
鋳造設備と熱間圧延工程を直結し、連続鋳造設備で製造
された高温鋼片を冷却することなく熱延用連続加熱炉に
直接装入するダイレクトチャージ操業を採用するところ
が増加している。
【0003】熱間圧延用の連続加熱炉では、図1に示す
ように、例えば連続鋳造設備で製造された鋼片1が加熱
炉2に次々と装入されて、炉内を炉長方向に移動する。
加熱炉2の両側壁には、相互に向き合った一対のバーナ
ー3a,3bが、炉長方向に所定の間隔で複数設けられ
ている。炉内は、炉長方向に複数の帯域に区分されてお
り、各帯域に設けたバーナー3a,3bにより各帯域が
所定温度に加熱される。鋼片1は通常1チャージ毎に一
つの帯域に装入され、各帯域を通過する間に所定の加熱
を受ける。
【0004】ダイレクトチャージ操業では、連続鋳造設
備で製造された高温鋼片が冷却されることなく熱間圧延
用の連続加熱炉に直接装入されるわけである。
【0005】このようなダイレクトチャージ操業では、
加熱炉に装入される鋼片の供給ピッチが連続鋳造設備の
操業に大きく左右され、これに伴って加熱炉における燃
焼負荷変動幅が大きくなる。そのため、各帯域でバーナ
ーの間引点火が行われる(特開昭61−70319号公
報)。
【0006】図2は単位時間当りの燃料使用量とバーナ
ーの点火本数との関係を例示するグラフである。間引点
火では、加熱炉に装入される鋼片の材質や加熱温度、炉
内分布状態等の加熱条件に基づいて燃料使用量が各帯域
毎に求められ、その燃料使用量に見合う本数のバーナー
が点火される。例えば図2では、一つの帯域におけるバ
ーナーの本数が4対8本、燃料使用量の最大値がLとさ
れ、燃料使用量がL〜f3 (L)のときは4対8本、f
3 (L)〜f2 (L)のときは3対6本、f2(L)〜
1 (L)のときは2対4本、f1 (L)以下のときは
1対2本のバーナーが点火されるのである。
【0007】図3は従来の間引パターン例を示す。従来
の間引点火では、バーナーの点火優先順位が決まってお
り、例えば図3では、出側ほど優先度が高くされてい
る。そして、1対のバーナーが点火されるときは、入側
から4番目のNo. 4バーナーが使用され、2対のバーナ
ーが点火されるときは、3番目と4番目のNo. 3,4バ
ーナーが使用され、3対のバーナーが点火されるときは
2〜4番目のNo. 2〜4バーナーが使用され、4対のバ
ーナーが点火されるときは1〜4番目のNo. 1〜4バー
ナーが使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような間引点火に
よると、加熱炉に装入される鋼片が同程度の顕熱を持つ
場合は、各鋼片が所定の温度に均一加熱される。ところ
が、実際の操業では、ダイレクトチャージの熱鋼片に混
じって冷鋼片が加熱炉にチャージされることがある。そ
うなると、炉温分布が一定な同一の帯域に顕熱差の大き
い熱鋼片と冷鋼片が混在するため、熱鋼片・冷鋼片の加
熱量も一定となり顕熱差は縮まらない。
【0009】これを防止するために、例えば冷鋼片の抽
出タイミングを遅らせて、冷鋼片の加熱時間を長くする
ような対策が採られるが、この対策では鋼片の抽出時刻
がばらつき、後段の熱間圧延で種々な不都合が生じると
いう問題があった。
【0010】本発明の目的は、熱鋼片に混じって冷鋼片
が加熱炉に装入された場合の抽出時刻のばらつきを抑え
る加熱炉におけるバーナー制御方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の炉長方向にバー
ナーが配列された連続加熱炉において、連続加熱炉に装
入される鋼片の材質や加熱温度、装入ピッチ等の加熱条
件に基づいて炉内の各帯域毎の燃料使用量を求め、その
燃料使用量に見合う本数のバーナーを選択点火させるバ
ーナー制御方法であって、熱鋼片に混じって冷鋼片が装
入される場合にその冷鋼片の炉内移動位置をトラッキン
グし、バーナーの一部を点火させる帯域では冷鋼片のト
ラッキング情報に基づいて冷鋼片に対応するバーナーを
優先的に点火させることを特徴とする。
【0012】
【作用】バーナーの一部が点火される帯域、即ち間引点
火の行われる帯域で、冷鋼片に対応するバーナーが優先
的に点火され、冷鋼片の加熱が促進されるので、熱鋼片
に混じって冷鋼片が加熱炉に装入された場合の熱冷鋼片
間の加熱温度差が小さくなる。従って、在炉時間の調整
が不要となり、抽出時刻を安定化させることができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図4は本発明を実施するのに適したバーナ
ー制御系の系統図で、特定の帯域を示している。
【0015】該帯域においては、加熱炉2の両側壁に、
バーナー3a,3bを一組とする8個のバーナーが、炉
長方向の4位置に設けられている。燃料は、燃料管4を
通り、開閉弁5a,5b・・・を介してバーナー3a,
3b・・・に供給される。燃料管4には、該帯域に供給
される燃料の流量を検出するために、流量計6が介装さ
れている。
【0016】該帯域に供給される燃料量は、加熱炉2に
装入される鋼片の材質や加熱温度、装入ピッチ等の加熱
条件に基づいて決定される。
【0017】加熱炉2に鋼片1が装入されると、その装
入情報や鋼材1の移動速度情報等に基づいて、各鋼材1
の炉内位置がトラッキング装置7により追跡検出され、
その情報がバーナー間引指示装置8に送られる。バーナ
ー間引指示装置8は、流量計6からの流量情報に基づい
て、該帯域におけるバーナー3a,3b・・・の点火本
数を決めると共に、トラッキング装置7から与えられる
各鋼片1についてのトラッキング情報に基づいて点火バ
ーナーを決める。
【0018】今、該帯域におけるバーナー3a,3b・
・・の点火本数を2組4本とすると、該帯域内の鋼片1
が全て熱鋼片の場合は、図5(A)に示すように、本来
の優先順位に従って例えば入側から3、4番目のNo.
3,4バーナーが点火される(図3参照)。該帯域に冷
鋼片が進入すると、図5(B)に示すように、3番目の
No. 3バーナーが消火され、代わって1番目のNo. 1バ
ーナーが点火される。これにより、冷鋼片が集中的に加
熱される。
【0019】冷鋼片がNo. 1バーナーのところを通過し
てNo. 2バーナーのところに来ると、図5(C)に示す
ように、No. 2バーナーが点火される。引き続いて、冷
鋼片が該帯域に進入する場合は、No. 1バーナーが点火
状態を維持し、代わってNo.4バーナーが消火される。
【0020】冷鋼片の進入がこれで終了する場合は、図
5(D)〜(E)に示すように、冷鋼片の移動に従って
点火バーナーを出側へ順番に切り換えて行く。冷鋼片の
進入が続く場合は、点火バーナーをNo. 1,2に固定し
ておいてもよい。
【0021】バーナーの点火本数が4組8本の場合、即
ち間引きが行われない場合は、冷鋼片の進入の有無にか
かわらず、全バーナーが点火される。その場合も、加熱
炉2のいずれかの帯域で冷鋼片優先の点火パターンが実
施されることにより、冷鋼片の加熱が促進される。
【0022】バーナーの点火本数が1組2本の場合は、
そのバーナーが冷鋼片の加熱に充当され、3組6本の場
合は、その少なくとも1組が冷鋼片の加熱に充当され
る。
【0023】加熱炉2の各帯域でこのような冷鋼片優先
の間引パターンが実施されることにより、熱鋼片に混っ
て冷鋼片が装入される場合の加熱の不均一が解消され
る。その結果、抽出タイミングの調節による在炉時間の
調整が不要になり、抽出時刻が安定する。
【0024】図6(A)(B)は、抽出時刻の予定時刻
に対するばらつきを表わす図表で、(A)がバーナーの
点火優先順位を固定した従来法、(B)が冷鋼片優先で
バーナーの点火を制御した本発明法である。本発明法に
より、抽出時刻が大幅に安定化し、後続の熱間圧延での
様々な不都合が解消される。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱炉におけるバーナー制御方法は、連続加熱炉の少
なくとも1つの帯域でバーナーの一部点火が行われる場
合に、その点火バーナーを冷鋼片の加熱に充てるので、
熱鋼片に混じって冷鋼片が装入される場合の鋼片間の温
度差を小さくできる。従って、在炉時間の調整が不要に
なり、抽出時刻を安定化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱間圧延用連続加熱炉の概略構成図である。
【図2】燃料使用量とバーナーの点火本数の関係を示す
図表である。
【図3】従来の間引パターンを説明するための平面図で
ある。
【図4】本発明の実施に適したバーナー制御系の系統図
である。
【図5】本発明に係る間引パターンを説明するための平
面図である。
【図6】抽出時刻のばらつきを従来法と本発明法につい
て示す図表である。
【符号の説明】
1 鋼片 2 加熱炉 3a,3b バーナー 5a,5b 開閉片 6 流量計 7 トラッキング装置 8 バーナー間引指示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉長方向にバーナーが配列された連続加
    熱炉において、連続加熱炉に装入される鋼片の材質や加
    熱温度、装入ピッチ等の加熱条件に基づいて炉内の各帯
    域毎の燃料使用量を求め、その燃料使用量に見合う本数
    のバーナーを選択点火させるバーナー制御方法であっ
    て、熱鋼片に混じって冷鋼片が装入される場合にその冷
    鋼片の炉内移動位置をトラッキングし、バーナーの一部
    を点火させる帯域では冷鋼片のトラッキング情報に基づ
    いて冷鋼片に対応するバーナーを優先的に点火させるこ
    とを特徴とする加熱炉におけるバーナー制御方法。
JP23313192A 1992-08-06 1992-08-06 加熱炉におけるバーナー制御方法 Pending JPH0657323A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008006248A1 (de) * 2008-01-25 2009-07-30 Schwartz, Eva Vorrichtung und Verfahren zur Erwärmung von Werkstücken
US7793666B2 (en) 2005-07-28 2010-09-14 Innovation Biomedical Devices, Inc. Apparatus and method for treatment of infected nail
US10973874B2 (en) 2014-10-21 2021-04-13 Hexima Limited Method of treatment

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