JPH0656481U - 断熱カーテン装置 - Google Patents
断熱カーテン装置Info
- Publication number
- JPH0656481U JPH0656481U JP8945692U JP8945692U JPH0656481U JP H0656481 U JPH0656481 U JP H0656481U JP 8945692 U JP8945692 U JP 8945692U JP 8945692 U JP8945692 U JP 8945692U JP H0656481 U JPH0656481 U JP H0656481U
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- insulating curtain
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遮光とともに建物内を外気温から断熱する。
【構成】 断熱カーテン装置は、透明屋根4および透明
窓6よりなる断熱を施すべき区域7の上端部内側に設け
られた断熱カーテン出入口8を有するコイル状断熱カー
テン収容部9と、収容部9内に配置せられた断熱カーテ
ン巻取り巻戻し用駆動ローラ10と、駆動ローラ10に取付
けられかつコイル状に巻きうるように相互に連結せられ
た多数の断熱材充填中空スラット11で構成せられている
断熱カーテン12と、断熱カーテン12の両側縁部の移動経
路に対応する位置において建物内面にそって設けられか
つ断熱カーテン12の側縁部が移動自在にはめ入れられて
いる溝状案内部を有するガイド・レール14とを備えてい
る。
窓6よりなる断熱を施すべき区域7の上端部内側に設け
られた断熱カーテン出入口8を有するコイル状断熱カー
テン収容部9と、収容部9内に配置せられた断熱カーテ
ン巻取り巻戻し用駆動ローラ10と、駆動ローラ10に取付
けられかつコイル状に巻きうるように相互に連結せられ
た多数の断熱材充填中空スラット11で構成せられている
断熱カーテン12と、断熱カーテン12の両側縁部の移動経
路に対応する位置において建物内面にそって設けられか
つ断熱カーテン12の側縁部が移動自在にはめ入れられて
いる溝状案内部を有するガイド・レール14とを備えてい
る。
Description
【0001】
この考案は、断熱カーテン装置に関するものである。 この明細書において「透明」とは、半透明を含むものとする。
【0002】
従来、建物の透明窓、透明戸などのあるところで、必要により遮光の必要な場 合は、建物内面に、一般にはカーテン装置が設けられている。
【0003】
従来の上記カーテン装置では、採光の不必要なさいカーテンを閉じ遮光するこ とはできる。しかしながら、夏季太陽熱が強く室内が暑くなり過ぎるような場合 断熱することはできない。
【0004】 この考案の目的は、遮光はもちろんのこと建物内を外気温から断熱することの できる断熱カーテン装置を提供することにある。
【0005】
この考案の断熱カーテン装置は、建物の断熱を施すべき区域の一端部内側に設 けられかつ断熱カーテン出入口を有するコイル状断熱カーテン収容部と、収容部 内に配置せられた断熱カーテン巻取り巻戻し用駆動ローラと、駆動ローラに取付 けられかつコイル状に巻きうるように相互に連結せられた多数の断熱材充填中空 スラットで構成せられている断熱カーテンと、断熱カーテンの両側縁部の移動経 路に対応する位置において建物内面にそって設けられかつ断熱カーテンの側縁部 が移動自在にはめ入れられている溝状案内部を有するガイド・レールとよりなる ものである。
【0006】 建物内面の断熱を施すべき区域としては、透明窓、透明戸等の透明体で建物の 壁、屋根の一部が構成されているような区域が一般的であるが、寒冷地では冬季 における建物の保温のため、通常の壁の内面に施してもよい。
【0007】 また、コイル状断熱カーテン収容部は、通常、建物内面の断熱を施すべき区域 の上端部に水平に設けられるが、同区域の一端部に垂直に設けてもよい。
【0008】
この考案による断熱カーテン装置は、建物の断熱を施すべき区域の一端部内側 に設けられかつ断熱カーテン出入口を有するコイル状断熱カーテン収容部と、収 容部内に配置せられた断熱カーテン巻取り巻戻し用駆動ローラと、駆動ローラに 取付けられかつコイル状に巻きうるように相互に連結せられた多数の断熱材充填 中空スラットで構成せられている断熱カーテンと、断熱カーテンの両側縁部の移 動経路に対応する位置において建物内面にそって設けられかつ断熱カーテンの側 縁部が移動自在にはめ入れられているので、断熱の必要な場合は、上記収容部の ローラから断熱カーテンを巻戻せば、建物内面の断熱を施すべき区域を建物の内 側から覆うことができる。断熱が不必要な場合は、断熱カーテンをローラに巻取 って収容部内に収めておけば、建物は常態に戻る。
【0009】
この考案の実施例を、以下図面を参照して説明する。なお、この明細書におい て、前とは室外側をいい、後とは室内側をいう。
【0010】 図1に示す建物は、一部にレストラン用の部屋があり、その部屋は、複数本の 支柱(1) で下端が支えられて宙に浮いている階上外壁(2) より所定距離をおいた 位置に腰壁(3) が設けられ、階上外壁(2) の下端寄りから張出し状に片流れの透 明屋根(4) が設けられている。透明屋根(4) の下端部は凸円弧状に屈曲し、腰壁 (3) とその上方のけた(5) との間にあるはめ殺し透明窓(6) に、けた(5) を介し て接続されている。
【0011】 上記建物において、断熱を施すべき区域(7) は、透明屋根(4) と透明窓(6) の 連続している区域であって、断熱カーテン装置は、上記区域(7) の上端部室内側 に設けられた断熱カーテン出入口(8) を有するコイル状断熱カーテン収容部(9) と、収容部(9) 内に水平に配置せられた断熱カーテン巻取り巻戻し用駆動ローラ (10)と、駆動ローラ(10)に取付けられかつコイル状に巻きうるように相互に連結 せられた多数の断熱材充填中空スラット(11)で構成せられている断熱カーテン(1 2)と、断熱カーテン(12)の両側縁部の移動経路に対応する位置において建物内面 にそって設けられかつ断熱カーテン(12)の側縁部が移動自在にはめ入れられてい る溝状案内部(17)を有するガイド・レール(14)(14A) とよりなるものであり、断 熱カーテン(12)および駆動ローラ(10)は直列状に複数存在し、ガイド・レール(1 4)(14A) は各断熱カーテン(12)を案内しうるように配置せられている。
【0012】 断熱カーテン収容部(9) は、透明屋根(4) の上端部と、その下方において外壁 (2) から張出し状にかつ傾斜透明屋根(4) との間に出入口(8) が得られるように 設けられた多数の案内灯(31)付き帯状天井壁(32)と、外壁(2) の下端寄り部とで 囲まれる空間で形成せられている。
【0013】 ガイド・レール(14)(14A) は、図2ないし図5に示すように、透明屋根(4) の 垂木(15)から透明窓(6) の縦桟(16)(16A) にかけて取付けられている。
【0014】 ガイド・レール(14)(14A) の溝状案内部(17)の一対の対向壁(17a)(17b)の縁部 には、閉鎖状態の断熱カーテン(12)の両側縁部を介して対向状に、塵埃侵入防止 用の多数の化学繊維製毛状物(18)が長さ方向に帯状に設けられている。多数の毛 状物(18)は基布に植えられて横断面H状の帯状部材(19)の片面に貼付けられてお り、帯状部材(19)は毛状物(18)の存在する壁を露出させて一対の対向壁(17a)(17 b)の縁部に対向状に設けられた内部拡大溝(20)に嵌合せられている。
【0015】 中間ガイド・レール(14)は溝状案内部(17)を両側に備えているが(図3および 4参照)、端部ガイド・レール(14)は溝状案内部(17)を1つしか備えていない( 図5参照)。
【0016】 断熱カーテン(12)を構成する各スラット(11)は、図6ないし図8に示すように 、中空アルミニウム製であり、内部に充填せられている断熱材(21)には、ウレタ ン・フオームが用いられている。
【0017】 各スラット(11)の上縁には、その長さ方向にのびた上方突出部(22)が設けられ るとともに、その先端に後下向き鉤部(23)が設けられており、各スラット(11)の 下縁には、下位スラットの鉤部(23)付き上方突出部(22)のほぼ全体を上下動自在 に収めうる横断面逆U形の下向き凹部(24)が形成せられ、凹部(24)の開口後縁に は、その長さ方向にのびた前向き水平突出部(25)が設けられ、これにより下位の スラットが重力により降下したさいその鉤部(23)が受止められるようになされて いる。上方突出部(22)には、採光用横長孔(13)が長さ方向に所定間隔をおいて複 数あけられている(図8参照)。スラット(11)の前壁(11a) には、長さ方向にの びかつ平行な複数の後方突出リブ(26)が設けられている。スラット(11)の後壁(1 1b) は横断面凹弧状に形成せられている。
【0018】 断熱カーテン(12)を構成する多数のスラット(11)には、上から下に向かって順 次左端と右端と交互に、溝状案内部(17)の底を滑る合成樹脂製滑り部材(27)が装 着せられている。滑り部材(27)は、スラット(11)の上方突出部(22)と下向き凹部 (24)との間において、スラット(11)の中空端部内に挿入せられている挿入部(28) と、スラット(11)の端面を覆いかつ上下にスラット横ずれ防止翼(29)を有する頭 部(30)とよりなる。頭部(30)は、溝状案内部(17)の底と接する中央部は平坦であ り、その上部と下部は上下のスラット横ずれ防止翼(29)の端に向かって底より次 第に離れるように勾配が付されている。滑り部材(27)の挿入部(28)は、スラット (11)の後壁(11b) にほぼそう横断面アーチ状部(28a) と、アーチ状部(28a) の前 面に間隔をおいて平行に設けられた2つの水平前向き突条(28b) よりなる。滑り 部材(27)の翼部(29)付き頭部(30)は、側面からみて挿入部(28)のアーチ部(28a) とほぼ同じ曲率のアーチ状に形成せられている。
【0019】 滑り部材(27)の挿入部(28)の先端上下には、その尖った水平突出部(28c) が設 けられている。挿入部(28)がスラット(11)の中空端部に挿入せられるさいは、挿 入すべき部分にある断熱材(21)が除去せられる。
【0020】 図示しない駆動装置により、ローラ(10)を断熱カーテン(12)を巻戻し方向に回 転させ、断熱カーテン(12)を溝状案内部(17)の案内のもとに降下せしめると、最 下位のスラット(11)が腰板(3) の上面に当接する。当接するまで、各スラット(1 1)は重力により、下位のスラット(11)の鉤部(23)が上位のスラット(11)の水平突 出部(25)に受止められて、採光用横長孔(13)を有する上方突出部(22)が露出して いる。断熱カーテン(12)を降下した状態で建物内に採光の必要なさいは、この状 態を保っておく。最下位のスラット(11)が腰板(3) の上面に上記のように当接し てから、さらに断熱カーテン(12)をローラ(10)から巻戻すと、下位のスラット(1 1)の上方突出部が上位のスラット(11)の下向き凹部(24)内に入り込んで前者のス ラット(11)の上縁が後者のスラット(11)の下縁に密接し、断熱カーテン(12)が完 全に閉鎖せられ室内は外気と断熱せられる。
【0021】 上記の実施例では、断熱カーテン(12)をローラ(10)に巻取ると、透明屋根(4) および透明窓(6) の存在により、外の景色がみえるとともに採光することができ る。
【0022】
この考案の断熱カーテン装置によれば、断熱の必要な場合は、収容部のローラ から断熱カーテンを巻戻して建物の断熱を施すべき区域を建物の内側から覆うこ とができ、断熱が不必要な場合は、断熱カーテンをローラに巻取って収容部内に 収めておけば、建物は常態に戻すことができ、これらの操作を自動的に行なえる から、非常に便利である。
【図1】この考案による断熱カーテン装置を備えた透明
屋根および透明窓付き建物の垂直断面図である。
屋根および透明窓付き建物の垂直断面図である。
【図2】図1のII−II線にそう拡大断面図で、断熱カー
テンが存在する状態を示すものである。
テンが存在する状態を示すものである。
【図3】図1のIII −III 線にそう拡大断面図で、断熱
カーテンが存在する状態を示すものである。
カーテンが存在する状態を示すものである。
【図4】図3のIV−IV線の矢視にそう一部を切欠いた正
面図である。
面図である。
【図5】建物の端部に設けられたこの考案による断熱カ
ーテン装置を示す水平断面図である。
ーテン装置を示す水平断面図である。
【図6】断熱カーテンの一部の垂直拡大斜視断面図であ
る。
る。
【図7】図4のVII −VII 線にそう拡大断面図である。
【図8】各スラットの採光長孔を露出した状態を示す図
6相当の斜視断面図である。
6相当の斜視断面図である。
(7) :建物の断熱を施すべき区域 (8) :断熱カーテン出入口 (9) :コイル状断熱カーテン収容部 (10):ローラ (11):スラット (12):断熱カーテン (14)(14A) :ガイド・レール (17):溝状案内部
Claims (1)
- 【請求項1】 建物の断熱を施すべき区域の一端部内側
に設けられかつ断熱カーテン出入口を有するコイル状断
熱カーテン収容部と、収容部内に配置せられた断熱カー
テン巻取り巻戻し用駆動ローラと、駆動ローラに取付け
られかつコイル状に巻きうるように相互に連結せられた
多数の断熱材充填中空スラットで構成せられている断熱
カーテンと、断熱カーテンの両側縁部の移動経路に対応
する位置において建物内面にそって設けられかつ断熱カ
ーテンの側縁部が移動自在にはめ入れられている溝状案
内部を有するガイド・レールとよりなる断熱カーテン装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8945692U JPH0656481U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 断熱カーテン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8945692U JPH0656481U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 断熱カーテン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656481U true JPH0656481U (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=13971207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8945692U Pending JPH0656481U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 断熱カーテン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0656481U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015098748A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 株式会社Lixil | シャッター装置 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP8945692U patent/JPH0656481U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015098748A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 株式会社Lixil | シャッター装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981222 |