JPH06561Y2 - 往復動ポンプの暖気終了検知装置 - Google Patents
往復動ポンプの暖気終了検知装置Info
- Publication number
- JPH06561Y2 JPH06561Y2 JP1987182877U JP18287787U JPH06561Y2 JP H06561 Y2 JPH06561 Y2 JP H06561Y2 JP 1987182877 U JP1987182877 U JP 1987182877U JP 18287787 U JP18287787 U JP 18287787U JP H06561 Y2 JPH06561 Y2 JP H06561Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- warm
- temperature
- reciprocating pump
- detection device
- completion detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control Of Turbines (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、蒸気駆動ポンプにおける蒸気駆動部の暖気終
了時期を検知する暖気終了検知装置に関するものであ
る。
了時期を検知する暖気終了検知装置に関するものであ
る。
（従来の技術およびその問題点） 一般に、往復動ポンプを起動する際、所要時間をかけ
て、無負荷状態で暖機運転を行なっているが、この暖機
に要する時間は、環境温度などの影響もあり、一定して
いないので、これを経験に頼って決定している。これ
は、すこぶる信頼性に欠けている。
て、無負荷状態で暖機運転を行なっているが、この暖機
に要する時間は、環境温度などの影響もあり、一定して
いないので、これを経験に頼って決定している。これ
は、すこぶる信頼性に欠けている。
一方、タービンの運転には、例えば、特開昭５２−９８
８０６号公報に所載のように、急激な温度上昇によっ
て、タービン翼に熱応力歪が発生して、それが損傷され
ないように、上限の温度勾配が基準値として設定してあ
り、暖機の場合も、その温度勾配の範囲で、暖機目標温
度に近づけるようになっているが、このために、検知装
置、および、これに関連する制御系が非常に複雑な構成
になる。
８０６号公報に所載のように、急激な温度上昇によっ
て、タービン翼に熱応力歪が発生して、それが損傷され
ないように、上限の温度勾配が基準値として設定してあ
り、暖機の場合も、その温度勾配の範囲で、暖機目標温
度に近づけるようになっているが、このために、検知装
置、および、これに関連する制御系が非常に複雑な構成
になる。
（考案の目的） 本考案は、比較的簡単な構成で、しかも、正確に暖機終
了の判定ができる往復動ポンプの暖機終了検知装置を提
供しようとするものである。
了の判定ができる往復動ポンプの暖機終了検知装置を提
供しようとするものである。
（問題点を解決するための手段） このため、本考案では、蒸気駆動部の温度測定を行なう
温度センサと、この温度センサによる測定値に基き単位
時間当りの温度変化が任意の基準値以下に達したことに
より暖機終了を判定する手段とから成ることを特徴とす
る。
温度センサと、この温度センサによる測定値に基き単位
時間当りの温度変化が任意の基準値以下に達したことに
より暖機終了を判定する手段とから成ることを特徴とす
る。
（作用） このような構成では、温度センサにより蒸気駆動部の温
度測定がなされた後、第２図(a)に示すように、単位時
間（ｔn−ｔn-1）当りの温度上昇変化（Ｔn−Ｔn-1）が
小さくなった時を暖機が終了したものと判定することが
できる。すなわち、暖機終了時における温度変化の基準
値をδＴと設定し、Ｔn−Ｔn-1≦δＴとなった時、暖機
終了とする。
度測定がなされた後、第２図(a)に示すように、単位時
間（ｔn−ｔn-1）当りの温度上昇変化（Ｔn−Ｔn-1）が
小さくなった時を暖機が終了したものと判定することが
できる。すなわち、暖機終了時における温度変化の基準
値をδＴと設定し、Ｔn−Ｔn-1≦δＴとなった時、暖機
終了とする。
（実施例） 以下、図面を参照しながら、本考案の実施例について説
明する。
明する。
第１図は、本考案の暖機終了検知装置のブロック図であ
り、そこで、符号１０は往復動ポンプ、１２はボイラー
などの蒸気源（図示せず）から供給される蒸気１１を往
復動ポンプ１０に送り込む蒸気入口、１４は往復動ポン
プ１０内から蒸気を排出する蒸気出口である。
り、そこで、符号１０は往復動ポンプ、１２はボイラー
などの蒸気源（図示せず）から供給される蒸気１１を往
復動ポンプ１０に送り込む蒸気入口、１４は往復動ポン
プ１０内から蒸気を排出する蒸気出口である。
蒸気入口１２には圧力センサ１６が接続され、ボイラー
から往復動ポンプ１０内に供給される蒸気圧が計測され
る。また、往復動ポンプ１０には温度センサ１８が接続
され、往復動ポンプ１０の温度が計測される。
から往復動ポンプ１０内に供給される蒸気圧が計測され
る。また、往復動ポンプ１０には温度センサ１８が接続
され、往復動ポンプ１０の温度が計測される。
そして、これら圧力センサ１６および温度センサ１８は
演算部２０に接続され、該演算部にて圧力センサ１６お
よび温度センサ１８からの計測値が表示されるととも
に、暖機終了の判定がなされる。
演算部２０に接続され、該演算部にて圧力センサ１６お
よび温度センサ１８からの計測値が表示されるととも
に、暖機終了の判定がなされる。
次に、この暖機終了の判定方法について第２図(b)を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
上記したように、往復動ポンプ１０における暖機終了の
判定は、温度センサ１８の測定値に基き演算部でなされ
る。この判定の方法は、単位時間（ｔn−ｔn-1）当りの
温度差（Ｔn−Ｔn-1）が基準値δＴ（これは予め設定さ
れている）以下に達することによりなされる。
判定は、温度センサ１８の測定値に基き演算部でなされ
る。この判定の方法は、単位時間（ｔn−ｔn-1）当りの
温度差（Ｔn−Ｔn-1）が基準値δＴ（これは予め設定さ
れている）以下に達することによりなされる。
すなわち、第２図(b)のフローチャートに示すように、
暖機運転開始後、温度上昇率の基準値（温度差の設定
値）δＴの設定が行なわれ、次いで、単位時間（ｔn−
ｔn-1）毎の温度差（Ｔn−Ｔn-1）が演算される。そし
て、その結果が基準値δＴと比較され、（Ｔn−Ｔn-1）
＞δＴであれば、更に継続して温度検出、温度差の演算
が行なわれる。そして、（Ｔn−Ｔn-1）≦δＴの場合、
表示装置で暖機終了を表示し、運転者に、これを報知す
る。かくして、通常の運転状態に入ることができる。
暖機運転開始後、温度上昇率の基準値（温度差の設定
値）δＴの設定が行なわれ、次いで、単位時間（ｔn−
ｔn-1）毎の温度差（Ｔn−Ｔn-1）が演算される。そし
て、その結果が基準値δＴと比較され、（Ｔn−Ｔn-1）
＞δＴであれば、更に継続して温度検出、温度差の演算
が行なわれる。そして、（Ｔn−Ｔn-1）≦δＴの場合、
表示装置で暖機終了を表示し、運転者に、これを報知す
る。かくして、通常の運転状態に入ることができる。
なお、単位当りの暖機温度変化が他の要因、例えば、ボ
イラーの故障、上記管路の破損などにより基準値以下に
なることが想定されるが、この場合には、圧力センサ１
６による測定値が、所要の圧力値に達していないのが通
常であり、演算部では、これをキャッチできるから、上
記の異常を発見し、運転者に警告することが可能であ
る。
イラーの故障、上記管路の破損などにより基準値以下に
なることが想定されるが、この場合には、圧力センサ１
６による測定値が、所要の圧力値に達していないのが通
常であり、演算部では、これをキャッチできるから、上
記の異常を発見し、運転者に警告することが可能であ
る。
なお、この実施例では、圧力センサ１６による測定値を
演算部２０に入力して、それが所定値に到達していない
場合には、暖機温度変化の演算を行なわないようにする
ことができる。
演算部２０に入力して、それが所定値に到達していない
場合には、暖機温度変化の演算を行なわないようにする
ことができる。
（考案の効果） 以上説明したように、本考案の往復動ポンプの暖機終了
検知装置では、従来のタービンの暖機終了検知装置の場
合のように、急激な温度上昇によるタービンブレードの
熱的損傷などの問題が無いので、上限の温度勾配を特定
し、これに対して、温度制御するのではなく、運転過程
の温度変化率が所定値以下になることで、暖機終了時期
を判定できるから、その検出装置、および、関連する制
御系を極めて簡単な構成することができる。
検知装置では、従来のタービンの暖機終了検知装置の場
合のように、急激な温度上昇によるタービンブレードの
熱的損傷などの問題が無いので、上限の温度勾配を特定
し、これに対して、温度制御するのではなく、運転過程
の温度変化率が所定値以下になることで、暖機終了時期
を判定できるから、その検出装置、および、関連する制
御系を極めて簡単な構成することができる。
第１図は本考案の一実施例を示すブロック図、第２図
（ａ）は本考案の原理を説明するための温度変化率を示
す図、第２図（ｂ）は本考案の暖機終了判定のフローチ
ャートである。 １０…往復動ポンプ、１８…温度センサ、２０…演算部
（ａ）は本考案の原理を説明するための温度変化率を示
す図、第２図（ｂ）は本考案の暖機終了判定のフローチ
ャートである。 １０…往復動ポンプ、１８…温度センサ、２０…演算部
フロントページの続き (71)出願人 999999999 日本鋼管株式会社 東京都千代田区丸の内１丁目１番２号 (71)出願人 999999999 三菱重工業株式会社 東京都千代田区丸の内２丁目５番１号 (72)考案者 中園 寿俊 東京都中央区築地５丁目６番４号 三井造 船株式会社内 (72)考案者 川原 靖夫 東京都江東区豊洲２―１―１ 石川島播磨 重工業株式会社東京第一工場内 (72)考案者 宮原 淨志 広島県呉市昭和町２―１ 石川島播磨重工 業株式会社呉総合事務所内 (72)考案者 松岡 喜市 愛知県知多市北浜町11―１ 石川島播磨重 工業株式会社愛知工場内 (72)考案者 福田 俊一 兵庫県神戸市中央区東川崎町３―１―１ 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)考案者 中村 賀昭 神奈川県横浜市鶴見区末広町２―１ 日本 鋼管株式会社鶴見製作所内 (72)考案者 中村 紀三 長崎県長崎市飽の浦町１―１ 三菱重工業 株式会社長崎造船所内 (56)参考文献 特開 昭52−98806（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】蒸気駆動部の温度測定を行なう温度センサ
と、この温度センサによる測定値に基き単位時間当りの
温度変化が任意の基準値以下に達したことにより暖機終
了を判定する手段とから成ることを特徴とする往復動ポ
ンプの暖気終了検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987182877U JPH06561Y2 (ja) | 1987-12-02 | 1987-12-02 | 往復動ポンプの暖気終了検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987182877U JPH06561Y2 (ja) | 1987-12-02 | 1987-12-02 | 往復動ポンプの暖気終了検知装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0188003U JPH0188003U (ja) | 1989-06-09 |
| JPH06561Y2 true JPH06561Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31474318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987182877U Expired - Lifetime JPH06561Y2 (ja) | 1987-12-02 | 1987-12-02 | 往復動ポンプの暖気終了検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06561Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010066108A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Olympus Corp | 自動分析装置および自動分析装置の駆動制御方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5298806A (en) * | 1976-02-16 | 1977-08-19 | Toshiba Corp | Automatic turbine warming apparatus |
-
1987
- 1987-12-02 JP JP1987182877U patent/JPH06561Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0188003U (ja) | 1989-06-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20020152820A1 (en) | Torque wrench for further tightening inspection | |
| US7942042B2 (en) | Apparatus configured to estimate quantity of fuel stored in vehicle | |
| KR930012500A (ko) | 스티어링 핸들의 중립점 추정 방법 | |
| EP2466278B1 (en) | Method for estimating the fuel level in a vehicle tank and corresponding fuel level estimation system | |
| CN108730058B (zh) | 一种大气压力传感器的检测方法和装置 | |
| JPH06561Y2 (ja) | 往復動ポンプの暖気終了検知装置 | |
| FI3903018T3 (fi) | Menetelmä vuotojen havaitsemiseksi paineistetussa tai alipaineisessa kaasuverkossa ja kaasuverkko | |
| JP5717545B2 (ja) | オイルポンプのトルク測定方法及び流量測定方法 | |
| CN109282927B (zh) | 一种轴扭矩测量系统及测量方法 | |
| KR890004296B1 (ko) | 디이젤기관의 연료분사 시기 제어방법 | |
| CN101801754B (zh) | 驾驶员状态推断装置 | |
| JPH0752129B2 (ja) | エンジン出力表示計 | |
| RU2631722C1 (ru) | Система и способ непрямого обнаружения недостаточного давления шины | |
| JP4955159B2 (ja) | 流量測定方法および装置 | |
| US4914946A (en) | Vessel speed detecting device | |
| JP4740430B2 (ja) | ねじ締結トルクの測定方法およびトルクレンチ | |
| CN111780920A (zh) | 在线原位校准动态扭矩传感器方法 | |
| JP2765456B2 (ja) | パイプラインの漏洩検知方法 | |
| JP6180623B2 (ja) | 車速センサ故障検出装置及びその制御方法 | |
| FR3089867B1 (fr) | Procédé de détection d’un risque d’éclatement d’un pneu | |
| JP2001162548A (ja) | ねじ締付装置及び該装置の異物噛み込み判定方法 | |
| JP2520725Y2 (ja) | 車両用高度計 | |
| JP2001241550A (ja) | シール装置の異常検出装置及び異常予知診断装置 | |
| JPH0419051B2 (ja) | ||
| KR100680826B1 (ko) | 하이브리드 차량의 실화 판정방법 |