JPH0656151A - 開放容易容器及びその製造方法 - Google Patents
開放容易容器及びその製造方法Info
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- JPH0656151A JPH0656151A JP4099848A JP9984892A JPH0656151A JP H0656151 A JPH0656151 A JP H0656151A JP 4099848 A JP4099848 A JP 4099848A JP 9984892 A JP9984892 A JP 9984892A JP H0656151 A JPH0656151 A JP H0656151A
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- Japan
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- easy
- longitudinal edge
- outer label
- container
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D3/00—Rigid or semi-rigid containers having bodies or peripheral walls of curved or partially-curved cross-section made by winding or bending paper without folding along defined lines
- B65D3/22—Rigid or semi-rigid containers having bodies or peripheral walls of curved or partially-curved cross-section made by winding or bending paper without folding along defined lines with double walls; with walls incorporating air-chambers; with walls made of laminated material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D3/00—Rigid or semi-rigid containers having bodies or peripheral walls of curved or partially-curved cross-section made by winding or bending paper without folding along defined lines
- B65D3/26—Opening arrangements or devices incorporated in, or attached to, containers
- B65D3/261—Opening arrangements or devices incorporated in, or attached to, containers the opening arrangement being located in the container side wall
- B65D3/266—Opening arrangements or devices incorporated in, or attached to, containers the opening arrangement being located in the container side wall forming a helical line of weakness
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S206/00—Special receptacle or package
- Y10S206/83—Biscuit package
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
- Making Paper Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 開放容易容器に関し、簡素な構造と確実な開
放を目的とする。 【構成】 容器本体の端部間に螺旋状に延びる開放容易
継ぎ目18を有するドー等の製品のための開放容易容器10
が開示される。螺旋状に配された帯状の外側ラベル12
は、少なくとも一方の長手方向縁部が折返され接着され
ることによって、柔軟なシート材料の少なくとも２層を
有する補強された長手方向の縁部部分20を供給する。補
強された長手方向の縁部部分20は、容器側板の開放容易
継ぎ目18をブリッジする関係に配されて、開放容易継ぎ
目18を閉止状態に維持すると共に、剥離によって開放容
易継ぎ目18を露出させて容器本体の開放を可能にする。
放を目的とする。 【構成】 容器本体の端部間に螺旋状に延びる開放容易
継ぎ目18を有するドー等の製品のための開放容易容器10
が開示される。螺旋状に配された帯状の外側ラベル12
は、少なくとも一方の長手方向縁部が折返され接着され
ることによって、柔軟なシート材料の少なくとも２層を
有する補強された長手方向の縁部部分20を供給する。補
強された長手方向の縁部部分20は、容器側板の開放容易
継ぎ目18をブリッジする関係に配されて、開放容易継ぎ
目18を閉止状態に維持すると共に、剥離によって開放容
易継ぎ目18を露出させて容器本体の開放を可能にする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ビスケット及びパン生
地（ドー）等の製品のための開放容易容器及びその製造
方法に関する。更に詳しくは、本発明は、螺旋状に配さ
れた側板を有し、且つ容器の端部相互間に螺旋状に延在
する開放容易継ぎ目を有する開放容易容器及びその製造
方法に関する。
地（ドー）等の製品のための開放容易容器及びその製造
方法に関する。更に詳しくは、本発明は、螺旋状に配さ
れた側板を有し、且つ容器の端部相互間に螺旋状に延在
する開放容易継ぎ目を有する開放容易容器及びその製造
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】圧力下で製品を、特に冷蔵されたドー製
品を包装する複合容器は重要な消費者製品を構成する。
典型的には、容器は、螺旋状に配された板紙乃至は厚紙
の層、板紙、クラフト紙、金属箔及び／又はポリマーの
層を含む積層品を成す内側層、及び外側のラベル（ラベ
ル部材）によって形成される。螺旋状に配された厚紙層
は、缶の端から端迄の間に螺旋状に延在する厚紙の相互
に隣接する縁部によって形成される非接着の突合せジョ
イントを有する。外側ラベルは、厚紙を囲み突合せジョ
イントを覆うことによって、この突合せジョイントの早
まった開放を防止する。
品を包装する複合容器は重要な消費者製品を構成する。
典型的には、容器は、螺旋状に配された板紙乃至は厚紙
の層、板紙、クラフト紙、金属箔及び／又はポリマーの
層を含む積層品を成す内側層、及び外側のラベル（ラベ
ル部材）によって形成される。螺旋状に配された厚紙層
は、缶の端から端迄の間に螺旋状に延在する厚紙の相互
に隣接する縁部によって形成される非接着の突合せジョ
イントを有する。外側ラベルは、厚紙を囲み突合せジョ
イントを覆うことによって、この突合せジョイントの早
まった開放を防止する。
【０００３】上記形式の商業的に重要な容器は、ソーン
ヒル等に与えられた米国特許第3,981,433号に開示され
ており、この特許は、非接着の螺旋状の突合せジョイン
トに向かい合って配される螺旋状のひだを有する内側の
裏当（ライナー）を備えるワンステップの容易開放容器
に向けられている。外側の包紙が取り除かれると、ドー
及びライナーは、ライナーのひだが開く時に同時に外側
に広がる。その結果生ずる缶本体の圧力が突合せジョイ
ントを開放させる。次に、これによって自動的に内側ラ
イナーが更に広がるようになる。ライナーは、急速に膨
張するドーによって自動的に開放されて容器内部に配さ
れるドーの利用を可能にする。
ヒル等に与えられた米国特許第3,981,433号に開示され
ており、この特許は、非接着の螺旋状の突合せジョイン
トに向かい合って配される螺旋状のひだを有する内側の
裏当（ライナー）を備えるワンステップの容易開放容器
に向けられている。外側の包紙が取り除かれると、ドー
及びライナーは、ライナーのひだが開く時に同時に外側
に広がる。その結果生ずる缶本体の圧力が突合せジョイ
ントを開放させる。次に、これによって自動的に内側ラ
イナーが更に広がるようになる。ライナーは、急速に膨
張するドーによって自動的に開放されて容器内部に配さ
れるドーの利用を可能にする。
【０００４】この形式の容器における突合せジョイント
を囲む外側ラベルは、突合せジョイントを繋ぎ合わせ且
つこれを閉止位置に維持するので、容器の重要な構造要
素である。従って、ラベルは容器の早まった開放を防止
するために強度を有していなくてはならない。加えて、
容器内部の製品、例えばドーからの液体が、開放容易継
ぎ目の端部の方に洩れて、継ぎ目を下に伝うことがあ
る。ラベルはまた、そのような液体に晒されることにも
堪えなければならない。ラベルに必要とされるかかる構
造的要件は、ラベルの構成のためのより経済的で低い強
度のシート材料の使用を妨げる。
を囲む外側ラベルは、突合せジョイントを繋ぎ合わせ且
つこれを閉止位置に維持するので、容器の重要な構造要
素である。従って、ラベルは容器の早まった開放を防止
するために強度を有していなくてはならない。加えて、
容器内部の製品、例えばドーからの液体が、開放容易継
ぎ目の端部の方に洩れて、継ぎ目を下に伝うことがあ
る。ラベルはまた、そのような液体に晒されることにも
堪えなければならない。ラベルに必要とされるかかる構
造的要件は、ラベルの構成のためのより経済的で低い強
度のシート材料の使用を妨げる。
【０００５】容器の容易な開放を目的とする開放容易継
ぎ目を露出するためには、外側ラベルを容易に取り除く
ようにする必要もある。典型的には、ラベルは消費者が
掴むためのタブを含んでおり、このタブは、引っ張られ
たときに開放容易継ぎ目を充分に露出させて、ラベルが
全体として若しくは部分的に除去されることができるよ
うに外側ラベルに引裂きを起こす。しかしながら、もし
消費者によってタブが不注意に引っ張られると、ラベル
は間違った方向に引き裂かれることがあり、開放容易継
ぎ目の一部のみが露出されることがある。そのような場
合には、開放容易継ぎ目を覆うラベルの残りの部分を取
り除くこと、並びに容器本体を開放することは消費者に
不満を生じさせる。
ぎ目を露出するためには、外側ラベルを容易に取り除く
ようにする必要もある。典型的には、ラベルは消費者が
掴むためのタブを含んでおり、このタブは、引っ張られ
たときに開放容易継ぎ目を充分に露出させて、ラベルが
全体として若しくは部分的に除去されることができるよ
うに外側ラベルに引裂きを起こす。しかしながら、もし
消費者によってタブが不注意に引っ張られると、ラベル
は間違った方向に引き裂かれることがあり、開放容易継
ぎ目の一部のみが露出されることがある。そのような場
合には、開放容易継ぎ目を覆うラベルの残りの部分を取
り除くこと、並びに容器本体を開放することは消費者に
不満を生じさせる。
【０００６】ラベルに必要な構造的要件を満足させるた
めに、外側ラベルに厚いクラフト紙が使用されるときに
は、更に別の困難が発生する。ラベルが缶本体から引き
離されるときに、厚いクラフト紙はその外側と内側の表
面に層が分離され得る。この場合には、ラベルの外側部
分のみが取り除かれ、開放容易継ぎ目を覆う薄い紙の層
が残されることとなる。この薄い層を除くことは特に困
難である。
めに、外側ラベルに厚いクラフト紙が使用されるときに
は、更に別の困難が発生する。ラベルが缶本体から引き
離されるときに、厚いクラフト紙はその外側と内側の表
面に層が分離され得る。この場合には、ラベルの外側部
分のみが取り除かれ、開放容易継ぎ目を覆う薄い紙の層
が残されることとなる。この薄い層を除くことは特に困
難である。
【０００７】螺旋状に巻かれた開放容易複合容器のため
に、数多くの修正が提案されている。例えば、螺旋状に
配された重ね合わせジョイントを有する開放容易容器
が、ゾーラー等に与えられた米国特許第3,221,975号に
提案されている。このジョイントの上側に重ねられる縁
部は、その下側の縁部に永久接着（固着）されている。
この重ねられる縁部自身が容器を開放するための引裂き
帯を構成するように、重ねられる側の縁部に不連続の打
抜き穴が設けられている。
に、数多くの修正が提案されている。例えば、螺旋状に
配された重ね合わせジョイントを有する開放容易容器
が、ゾーラー等に与えられた米国特許第3,221,975号に
提案されている。このジョイントの上側に重ねられる縁
部は、その下側の縁部に永久接着（固着）されている。
この重ねられる縁部自身が容器を開放するための引裂き
帯を構成するように、重ねられる側の縁部に不連続の打
抜き穴が設けられている。
【０００８】突合せジョイントに重ね合わされる関係に
設けられ、容器本体に接着される別の補強帯片を設ける
ことも提案されている。かかる別の張力部材はゼーラー
に与えられた米国特許第3,102,818、リードに与えられ
た米国特許第3,972,468、ターピン等に与えられた米国
特許第3,940,496において提案されている。突合せジョ
イントをブリッジ状に繋ぎ合わせる張力部材の使用は、
突合せジョイント間に改良された強度を与え、より軽量
の外側ラベルシート材料の使用を可能とさせる。しかし
ながら、別の強度部材を付加することは容器の価格を増
加させ製造工程を複雑にする。
設けられ、容器本体に接着される別の補強帯片を設ける
ことも提案されている。かかる別の張力部材はゼーラー
に与えられた米国特許第3,102,818、リードに与えられ
た米国特許第3,972,468、ターピン等に与えられた米国
特許第3,940,496において提案されている。突合せジョ
イントをブリッジ状に繋ぎ合わせる張力部材の使用は、
突合せジョイント間に改良された強度を与え、より軽量
の外側ラベルシート材料の使用を可能とさせる。しかし
ながら、別の強度部材を付加することは容器の価格を増
加させ製造工程を複雑にする。
【０００９】公知の螺旋状に巻かれた開放容易容器を修
正するための、上記或いはそれ以外の数多くの提案にも
拘らず、商業的に利用できる開放容易容器は未だに、比
較的より厚い外側ラベル構造を典型的には採用してお
り、この構造は、容器の価格を増加させ、更には外側ラ
ベルの除去が、容器本体の開放容易継ぎ目の確実な露出
を保証するだけの信頼性ある様式で必ずしも達成され得
ない。
正するための、上記或いはそれ以外の数多くの提案にも
拘らず、商業的に利用できる開放容易容器は未だに、比
較的より厚い外側ラベル構造を典型的には採用してお
り、この構造は、容器の価格を増加させ、更には外側ラ
ベルの除去が、容器本体の開放容易継ぎ目の確実な露出
を保証するだけの信頼性ある様式で必ずしも達成され得
ない。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、開放容器継
ぎ目における増加された補強を有する、ドーの如き製品
のための容器を提供し、更には、開放容易容器の外側ラ
ベルを取り除く間における開放容易継ぎ目の露出を確実
にするための信頼性ある構造を提供することを目的とす
る。
ぎ目における増加された補強を有する、ドーの如き製品
のための容器を提供し、更には、開放容易容器の外側ラ
ベルを取り除く間における開放容易継ぎ目の露出を確実
にするための信頼性ある構造を提供することを目的とす
る。
【００１１】本発明に従って提供される開放容易容器
は、外側ラベルの構造のためにいかなる安価な或いは容
易に手に入る材料も採用できる。本発明の改良された開
放容易容器には、その好適な実施例において、従来の開
放容易容器に比して同等若しくはより大きな強度を発揮
しながらも、より薄い及び／又はより経済的な外側ラベ
ルの構造が設けられれる。本発明に従って提供される開
放容易容器は、従来から利用可能な螺旋状の巻付け製造
装置、並びに、従来の厚紙、従来の細長い内側材料、及
び従来の閉止部材を使用しながら製造できる。
は、外側ラベルの構造のためにいかなる安価な或いは容
易に手に入る材料も採用できる。本発明の改良された開
放容易容器には、その好適な実施例において、従来の開
放容易容器に比して同等若しくはより大きな強度を発揮
しながらも、より薄い及び／又はより経済的な外側ラベ
ルの構造が設けられれる。本発明に従って提供される開
放容易容器は、従来から利用可能な螺旋状の巻付け製造
装置、並びに、従来の厚紙、従来の細長い内側材料、及
び従来の閉止部材を使用しながら製造できる。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明の開放容易容器
は、対向する端部を有する略円筒形の容器を区画する螺
旋状に配された板紙の側板を有する。板紙の側板の縁部
は、相互に隣接して容器本体の端部間に螺旋状に延在す
る開放容易継ぎ目を形成する。帯形状の柔軟なシート材
料から成る螺旋状に巻かれた外側ラベルは、外側ラベル
の長手方向縁部の少なくとも一方が外側ラベルの主要部
に折り返され且つ接着されると共に、側板の外側表面の
少なくとも一部に接着されており、これによって、柔軟
なシート材料の少なくとも２層を有する外側ラベルの補
強された長手方向の縁部部分を提供する。外側ラベルの
補強された縁部部分は、容器本体の実質的に端から端ま
での側板の開放容易継ぎ目をブリッジする位置関係に配
される。好ましくは、ラベルの外側表面は、非浸透性の
材料、例えば合成樹脂薄膜若しくはラッカー被膜から成
り、長手方向縁部は、ラベル帯片の主要部の下側に折り
返される。これは、ラベルの補強された縁部部分の下側
に非浸透性の面を提供する。従って、開放容易継ぎ目と
接触するラベルの縁部の面が非浸透性となり、液による
作用の影響が減少する。
は、対向する端部を有する略円筒形の容器を区画する螺
旋状に配された板紙の側板を有する。板紙の側板の縁部
は、相互に隣接して容器本体の端部間に螺旋状に延在す
る開放容易継ぎ目を形成する。帯形状の柔軟なシート材
料から成る螺旋状に巻かれた外側ラベルは、外側ラベル
の長手方向縁部の少なくとも一方が外側ラベルの主要部
に折り返され且つ接着されると共に、側板の外側表面の
少なくとも一部に接着されており、これによって、柔軟
なシート材料の少なくとも２層を有する外側ラベルの補
強された長手方向の縁部部分を提供する。外側ラベルの
補強された縁部部分は、容器本体の実質的に端から端ま
での側板の開放容易継ぎ目をブリッジする位置関係に配
される。好ましくは、ラベルの外側表面は、非浸透性の
材料、例えば合成樹脂薄膜若しくはラッカー被膜から成
り、長手方向縁部は、ラベル帯片の主要部の下側に折り
返される。これは、ラベルの補強された縁部部分の下側
に非浸透性の面を提供する。従って、開放容易継ぎ目と
接触するラベルの縁部の面が非浸透性となり、液による
作用の影響が減少する。
【００１３】外側ラベルの補強された部分は開放容易継
ぎ目と重なるので、消費者が缶を開放するまで缶を保持
することが必要な場合には、外側ラベルの強度は開放容
易継ぎ目の範囲で集中させられている。外側ラベルの補
強された部分は、強度が液の作用に耐える必要のある位
置にも設けられる。外側ラベルの除去によって、容器が
開放されるときには、外側ラベルの補強された縁部部分
は、開放容易継ぎ目に重なって外側ラベルの部分の適当
な除去を保証するための剥離帯片若しくは引裂き帯片を
提供する。外側ラベルは、開放容易継ぎ目に重なる部分
においてより厚いので、その除去の間において外側ラベ
ルが不適当に引き裂かれる傾向は最小となる。従って、
タブカットは、缶の一端に近い外側ラベルの補強された
縁部の全て或いは一部に設けられることができ、消費者
がタブを引っ張るときには、外側ラベルの重なった部分
のより大きな強度が、外側ラベルのこの部分を相互に保
持させるのに役立つ。帯片を連続的に引っ張ると、タブ
片に隣接する材料が裂けるか、或いは、ラベル全体が缶
本体から剥離するかの結果を生ずる。開放容易継ぎ目が
一旦露出すると、缶は自身で開放するか、或いは缶を開
放させるために、消費者が開放容易継ぎ目に沿って僅か
な圧力を加えるかする。
ぎ目と重なるので、消費者が缶を開放するまで缶を保持
することが必要な場合には、外側ラベルの強度は開放容
易継ぎ目の範囲で集中させられている。外側ラベルの補
強された部分は、強度が液の作用に耐える必要のある位
置にも設けられる。外側ラベルの除去によって、容器が
開放されるときには、外側ラベルの補強された縁部部分
は、開放容易継ぎ目に重なって外側ラベルの部分の適当
な除去を保証するための剥離帯片若しくは引裂き帯片を
提供する。外側ラベルは、開放容易継ぎ目に重なる部分
においてより厚いので、その除去の間において外側ラベ
ルが不適当に引き裂かれる傾向は最小となる。従って、
タブカットは、缶の一端に近い外側ラベルの補強された
縁部の全て或いは一部に設けられることができ、消費者
がタブを引っ張るときには、外側ラベルの重なった部分
のより大きな強度が、外側ラベルのこの部分を相互に保
持させるのに役立つ。帯片を連続的に引っ張ると、タブ
片に隣接する材料が裂けるか、或いは、ラベル全体が缶
本体から剥離するかの結果を生ずる。開放容易継ぎ目が
一旦露出すると、缶は自身で開放するか、或いは缶を開
放させるために、消費者が開放容易継ぎ目に沿って僅か
な圧力を加えるかする。
【００１４】本発明の好適な一実施例では、外側ラベル
の補強された長手方向の縁部部分は、他方の長手方向縁
部に、即ち外側ラベルの後側縁部に接着され、この後側
縁部は、次に、容器本体の端から端迄の開放容易継ぎ目
に隣接する缶本体の外側表面に接着される。外側ラベル
の補強された長手方向縁部は、どんな形式の接着剤を使
用しても、外側ラベルの対向する後側縁部に接着でき、
一つの有利な実施例では、缶の開放の際に剥離帯片が容
易に開放容易継ぎ目から引き離されるように、剥離可能
な熱シール、或いは弱い接着剤等の取り外し可能な接着
剤を使用して、対向する後側縁部に接着されることがで
きる。有利な構成として、補強された長手方向縁部の容
器上端に近い部分は、外側ラベルの対応する後側縁部に
接着されないで、補強された縁部のこの非接着の部分の
全体若しくは一部にタブカットが設けられ、これによっ
て、接着されないタブが容易に利用可能となり、消費者
には、開放容易継ぎ目と重なっている外側ラベルの部分
を掴み、引っ張って除去することが明かとなる。
の補強された長手方向の縁部部分は、他方の長手方向縁
部に、即ち外側ラベルの後側縁部に接着され、この後側
縁部は、次に、容器本体の端から端迄の開放容易継ぎ目
に隣接する缶本体の外側表面に接着される。外側ラベル
の補強された長手方向縁部は、どんな形式の接着剤を使
用しても、外側ラベルの対向する後側縁部に接着でき、
一つの有利な実施例では、缶の開放の際に剥離帯片が容
易に開放容易継ぎ目から引き離されるように、剥離可能
な熱シール、或いは弱い接着剤等の取り外し可能な接着
剤を使用して、対向する後側縁部に接着されることがで
きる。有利な構成として、補強された長手方向縁部の容
器上端に近い部分は、外側ラベルの対応する後側縁部に
接着されないで、補強された縁部のこの非接着の部分の
全体若しくは一部にタブカットが設けられ、これによっ
て、接着されないタブが容易に利用可能となり、消費者
には、開放容易継ぎ目と重なっている外側ラベルの部分
を掴み、引っ張って除去することが明かとなる。
【００１５】外側ラベルの折り返され、補強された縁部
部分は、外側ラベルに使用された材料及び剥離片の所望
の強度に従って、一度だけ折り返されることによって２
層の厚みを有する補強された縁部を形成することがで
き、或いは、何度も折り返されることによって、数層の
厚みの補強された縁部を形成することができる。紙のご
とき極めて経済的で環境的に受け入れられる材料は、剥
離帯片として機能するため、並びに消費者がその剥離帯
片を除去するまでの間突合せジョイントを保持するに充
分な強度を獲得するために、多数回の折返しを必要とす
ることがある。クラフト、合成樹脂、若しくは金属箔等
の別の材料の組み合わせの場合には、より少ない回数の
折曲げが使用され得る。折り返された範囲の強度は、折
返しの回数で容易に変えられるので、広い範囲の材料及
び材料構造が、外側ラベルの主要部として使用可能であ
る。
部分は、外側ラベルに使用された材料及び剥離片の所望
の強度に従って、一度だけ折り返されることによって２
層の厚みを有する補強された縁部を形成することがで
き、或いは、何度も折り返されることによって、数層の
厚みの補強された縁部を形成することができる。紙のご
とき極めて経済的で環境的に受け入れられる材料は、剥
離帯片として機能するため、並びに消費者がその剥離帯
片を除去するまでの間突合せジョイントを保持するに充
分な強度を獲得するために、多数回の折返しを必要とす
ることがある。クラフト、合成樹脂、若しくは金属箔等
の別の材料の組み合わせの場合には、より少ない回数の
折曲げが使用され得る。折り返された範囲の強度は、折
返しの回数で容易に変えられるので、広い範囲の材料及
び材料構造が、外側ラベルの主要部として使用可能であ
る。
【００１６】本発明に従う改良された開放容易容器は、
螺旋状に配された厚紙の側板に隣接する対向縁部が相互
に接着されない、従来の突合せジョイントの開放容易継
ぎ目構造を採用できる。これに代えて、本発明に従って
提供された開放容易容器は、マイケル・Ｔ・ドルモンド
等によって１９９０年１１月３０日に出願され、発明の
名称を”冷蔵ドー製品等のための開放容易容器”とする
米国出願第07/621,219号に開示された重合わせ缶本体構
造を採用でき、この出願は、引用により全体が本明細書
に含まれる。そこで提供された容器においては、螺旋状
に配された側板の隣接する縁部は重ねられ、側板の重ね
合わされた縁部の間の一時接着剤は、側板の重ね合わさ
れた縁部相互を取り外し可能に接着する。そのような重
ね合わされた開放容易継ぎ目は容器本体により大きな強
度を与える。開放容易継ぎ目と重ねられる補強された縁
部を有するこの発明の外側ラベル構造を採用すると、更
に大きな強度が複合開放容易容器に対して与えられる。
螺旋状に配された厚紙の側板に隣接する対向縁部が相互
に接着されない、従来の突合せジョイントの開放容易継
ぎ目構造を採用できる。これに代えて、本発明に従って
提供された開放容易容器は、マイケル・Ｔ・ドルモンド
等によって１９９０年１１月３０日に出願され、発明の
名称を”冷蔵ドー製品等のための開放容易容器”とする
米国出願第07/621,219号に開示された重合わせ缶本体構
造を採用でき、この出願は、引用により全体が本明細書
に含まれる。そこで提供された容器においては、螺旋状
に配された側板の隣接する縁部は重ねられ、側板の重ね
合わされた縁部の間の一時接着剤は、側板の重ね合わさ
れた縁部相互を取り外し可能に接着する。そのような重
ね合わされた開放容易継ぎ目は容器本体により大きな強
度を与える。開放容易継ぎ目と重ねられる補強された縁
部を有するこの発明の外側ラベル構造を採用すると、更
に大きな強度が複合開放容易容器に対して与えられる。
【００１７】本発明に従って提供された開放容易容器
は、良く知られている商業的に利用可能な開放容易容器
と、外観若しくは開放の様式において実質的に異なるも
のではない。それにも拘らず、本発明の開放容易容器
は、より経済的な外側ラベル構造を採用可能であり、不
完全な若しくは不適当な外側ラベルの取外しの問題を最
小限度にし、或いは除去することができる。開放容易缶
本体における開放容易継ぎ目の閉止は、本発明の容器に
おいて改善され且つ強められているにも拘らず、開放容
易継ぎ目の覆いのためにいかなる別体の張力部材も必要
とされない。本発明の容器は、製造者に対して、外側ラ
ベルの材料、接着剤及び缶本体構造の選択の多様性をも
たらすものである。
は、良く知られている商業的に利用可能な開放容易容器
と、外観若しくは開放の様式において実質的に異なるも
のではない。それにも拘らず、本発明の開放容易容器
は、より経済的な外側ラベル構造を採用可能であり、不
完全な若しくは不適当な外側ラベルの取外しの問題を最
小限度にし、或いは除去することができる。開放容易缶
本体における開放容易継ぎ目の閉止は、本発明の容器に
おいて改善され且つ強められているにも拘らず、開放容
易継ぎ目の覆いのためにいかなる別体の張力部材も必要
とされない。本発明の容器は、製造者に対して、外側ラ
ベルの材料、接着剤及び缶本体構造の選択の多様性をも
たらすものである。
【００１８】
【実施例】以下の詳細な記述において本発明の様々な好
適な実施例が記述される。しかし、本発明は、その好適
な実施例に限定されるものではなく、また、特定の用語
が好適な実施例を記述する際に採用されてはいるが、こ
れらは例示の目的にのみ使用されるものであり、限定の
目的に使用されるものではない。従って、本発明は、様
々な代替、修正及び等価な構成をその精神及び範囲に含
むものである。
適な実施例が記述される。しかし、本発明は、その好適
な実施例に限定されるものではなく、また、特定の用語
が好適な実施例を記述する際に採用されてはいるが、こ
れらは例示の目的にのみ使用されるものであり、限定の
目的に使用されるものではない。従って、本発明は、様
々な代替、修正及び等価な構成をその精神及び範囲に含
むものである。
【００１９】図１及び２は、斜視図によって、本発明に
従って提供された開放容易容器１０を示している。外部
から見られるように、容器１０は略円筒形状であり螺旋
状に配された外側ラベル１２を含んでいる。上端閉鎖部
材１４及び下端閉鎖部材１６が容器の対向する端部に設
けられている。開放容易継ぎ目１８は、外側ラベル１２
の厚くされた長手方向縁部２０の下側に、容器の側板内
に設けられる。短いタブカット２２は、上端閉鎖部材１
４の近くの外側ラベルの補強された長手方向縁部２０の
中に設けられ、缶上端回りの円周方向に、短い距離だけ
延びている。このことは、消費者にタブ２４を掴ませる
こと並びに外側ラベル１２の厚くされた長手方向縁部２
０を剥離させることを可能にし、これによって厚くされ
た長手方向縁部２０が剥離帯片として機能するようにさ
せる。厚くされた長手方向縁部２０は外側ラベル１２の
主要部よりも強いので、タブは強度を改善しており、消
費者が掴むことにより単にひきちぎられることは起りそ
うにない。引きちぎられるのではなく、厚くされた長手
方向縁部２０は、図２に示されたように、缶本体から除
去され、開放容易継ぎ目１８を露出させる。
従って提供された開放容易容器１０を示している。外部
から見られるように、容器１０は略円筒形状であり螺旋
状に配された外側ラベル１２を含んでいる。上端閉鎖部
材１４及び下端閉鎖部材１６が容器の対向する端部に設
けられている。開放容易継ぎ目１８は、外側ラベル１２
の厚くされた長手方向縁部２０の下側に、容器の側板内
に設けられる。短いタブカット２２は、上端閉鎖部材１
４の近くの外側ラベルの補強された長手方向縁部２０の
中に設けられ、缶上端回りの円周方向に、短い距離だけ
延びている。このことは、消費者にタブ２４を掴ませる
こと並びに外側ラベル１２の厚くされた長手方向縁部２
０を剥離させることを可能にし、これによって厚くされ
た長手方向縁部２０が剥離帯片として機能するようにさ
せる。厚くされた長手方向縁部２０は外側ラベル１２の
主要部よりも強いので、タブは強度を改善しており、消
費者が掴むことにより単にひきちぎられることは起りそ
うにない。引きちぎられるのではなく、厚くされた長手
方向縁部２０は、図２に示されたように、缶本体から除
去され、開放容易継ぎ目１８を露出させる。
【００２０】タブカット２２は、図１及び２には容器本
体の上端に配されたものとして示されているが、これに
代えて或いはこれに加えて、タブカット２２を容器本体
の下端に設けることができる。容器から剥離帯片のみを
除去するとき、従ってラベル全体を除去すべきでないと
きには、タブカットを容器本体の下端に設けることが特
に役に立つ。
体の上端に配されたものとして示されているが、これに
代えて或いはこれに加えて、タブカット２２を容器本体
の下端に設けることができる。容器から剥離帯片のみを
除去するとき、従ってラベル全体を除去すべきでないと
きには、タブカットを容器本体の下端に設けることが特
に役に立つ。
【００２１】厚くされた長手方向縁部２０及び開放容易
継ぎ目１８の構造は、図１の３−３から見た拡大部分断
面である図３（Ａ）に最も良く示されている。外側ラベ
ル１２の厚くされた長手方向縁部２０は、外側ラベルの
長手方向縁部の部分２６を外側ラベル１２の第二の部分
２８の上に折り返すことによって形成され、これによっ
て外側ラベル１２を形成する材料の２つの層２６及び２
８を含む長手方向の縁部部分２０が提供される。層２６
及び２８は永久接着層３０によって相互に固着されてい
る。
継ぎ目１８の構造は、図１の３−３から見た拡大部分断
面である図３（Ａ）に最も良く示されている。外側ラベ
ル１２の厚くされた長手方向縁部２０は、外側ラベルの
長手方向縁部の部分２６を外側ラベル１２の第二の部分
２８の上に折り返すことによって形成され、これによっ
て外側ラベル１２を形成する材料の２つの層２６及び２
８を含む長手方向の縁部部分２０が提供される。層２６
及び２８は永久接着層３０によって相互に固着されてい
る。
【００２２】補強された長手方向の縁部部分２０の前側
縁部の下側の一部は、接着層３２を介して外側ラベル１
２の後側長手方向縁部３４の外側表面に接着されてい
る。接着層３２は、有利な構成として、容易に剥離され
て開放容易継ぎ目１８を露出するように、比較的弱い接
着強度である。接着層３２は剥離可能な熱シールとする
ことができ、若しくは、低強度のデキストリン若しくは
硬質接着剤のような弱い接着剤とすることができ、或い
は、スポット接着のように間欠的乃至は不規則接着とす
ることができる。
縁部の下側の一部は、接着層３２を介して外側ラベル１
２の後側長手方向縁部３４の外側表面に接着されてい
る。接着層３２は、有利な構成として、容易に剥離され
て開放容易継ぎ目１８を露出するように、比較的弱い接
着強度である。接着層３２は剥離可能な熱シールとする
ことができ、若しくは、低強度のデキストリン若しくは
硬質接着剤のような弱い接着剤とすることができ、或い
は、スポット接着のように間欠的乃至は不規則接着とす
ることができる。
【００２３】外側ラベル１２は、様々な柔軟なシート材
料、例えば紙、クラフト、合成樹脂薄膜、薄膜／金属箔
積層、紙／金属箔積層、紙／薄膜積層及び同様ないかな
る物からも作ることができる。柔軟なシート材料の強度
及び外側ラベルの補強された長手方向の縁部部分の所望
の強度次第で、補強された縁部部分２０は、何度も長手
方向縁部が折り返されることにより形成されて、多層の
長手方向の縁部部分を形成することができ、或いは、図
３（Ａ）に示されたように唯１回のみ折り返されること
もできる。外側ラベル１２の補強された長手方向の縁部
部分を、外側ラベルの後側縁部３４と結合する接着層３
２が、剥離可能な熱シールであるときには、熱シール可
能な材料が、以下に詳細に述べるような印刷層として、
ラベルシートの縁部に適用される。
料、例えば紙、クラフト、合成樹脂薄膜、薄膜／金属箔
積層、紙／金属箔積層、紙／薄膜積層及び同様ないかな
る物からも作ることができる。柔軟なシート材料の強度
及び外側ラベルの補強された長手方向の縁部部分の所望
の強度次第で、補強された縁部部分２０は、何度も長手
方向縁部が折り返されることにより形成されて、多層の
長手方向の縁部部分を形成することができ、或いは、図
３（Ａ）に示されたように唯１回のみ折り返されること
もできる。外側ラベル１２の補強された長手方向の縁部
部分を、外側ラベルの後側縁部３４と結合する接着層３
２が、剥離可能な熱シールであるときには、熱シール可
能な材料が、以下に詳細に述べるような印刷層として、
ラベルシートの縁部に適用される。
【００２４】図３（Ａ）に戻り、外側ラベル１２の下側
は、永久若しくは弱い接着層３６を介して、板紙の側板
の外側表面に接着されている。或る場合には、外側ラベ
ルの主要部分が、外側ラベルの補強された長手方向縁部
２０の除去の後にも、引続き側板に接着されていること
が望ましい。かかる場合には、接着層３６は永久接着部
を構成する。それとは別に、外側ラベル１２の全て若し
くは一部が除去されることが望ましい場合には、接着層
３６は、デキストリン或いは硬質成分の接着剤の如き弱
い接着剤から構成される。弱い接着剤が採用されるとき
には、この弱い接着剤は、突合せジョイント３２の全体
に亘って延在させることができ、且つ図３（Ａ）の接着
されない範囲４０を完全に満たすことができる。更に加
えて、そのような場合には、接着層３２及び接着層３６
は、同じ弱い接着材料から形成することができる。
は、永久若しくは弱い接着層３６を介して、板紙の側板
の外側表面に接着されている。或る場合には、外側ラベ
ルの主要部分が、外側ラベルの補強された長手方向縁部
２０の除去の後にも、引続き側板に接着されていること
が望ましい。かかる場合には、接着層３６は永久接着部
を構成する。それとは別に、外側ラベル１２の全て若し
くは一部が除去されることが望ましい場合には、接着層
３６は、デキストリン或いは硬質成分の接着剤の如き弱
い接着剤から構成される。弱い接着剤が採用されるとき
には、この弱い接着剤は、突合せジョイント３２の全体
に亘って延在させることができ、且つ図３（Ａ）の接着
されない範囲４０を完全に満たすことができる。更に加
えて、そのような場合には、接着層３２及び接着層３６
は、同じ弱い接着材料から形成することができる。
【００２５】図３（Ａ）に見られるように、補強された
長手方向縁部２０の後側縁部の一部は、接着層４１（こ
れは接着層３６と同じもの或いは異なるもののいずれと
することもできる）を介して側板３８と接着されてい
る。補強された縁部部分の後側縁部の全て或いは一部を
側板に接着することは、長手方向縁部の性能を増加させ
て開放容易継ぎ目を閉止形状に維持させることから好ま
しい。
長手方向縁部２０の後側縁部の一部は、接着層４１（こ
れは接着層３６と同じもの或いは異なるもののいずれと
することもできる）を介して側板３８と接着されてい
る。補強された縁部部分の後側縁部の全て或いは一部を
側板に接着することは、長手方向縁部の性能を増加させ
て開放容易継ぎ目を閉止形状に維持させることから好ま
しい。
【００２６】内側ライナー４２は、有利な構成として、
仕切の形を成す柔軟なシート材料、例えばポリマー／金
属箔、クラフト／金属箔／ポリマー、ポリマー／ポリマ
ー、クラフト／ポリマー（金属層とともに）ポリマー熱
シール層、若しくはクラフト／金属箔の各積層とされ
る。内側ライナーのシート状仕切は、容器側板からの液
体、油の逃げを防止し、また好ましくは、ガスの逃げ或
いは侵入を防止する。永久接着層４４は、内側ライナー
４２と容器本体３８との間に設けられる。伸ばすことが
できる折畳み部若しくはひだ４６は、突合せジョイント
１８に対して重なった位置関係で設けられ、図３（Ａ）
に示されたように、折畳み部４６の下側の一部のみに沿
って延在する熱シール４８を介して、ライナー４２の重
なった縁部に熱シールされている。後に詳述するよう
に、折畳み部４６はドーの圧力で容易に伸びてしまうこ
とができ、容器内に収容されたドー等の製品が膨張する
ことによって突合せジョイント１８を開放できるように
させるために設けられている。
仕切の形を成す柔軟なシート材料、例えばポリマー／金
属箔、クラフト／金属箔／ポリマー、ポリマー／ポリマ
ー、クラフト／ポリマー（金属層とともに）ポリマー熱
シール層、若しくはクラフト／金属箔の各積層とされ
る。内側ライナーのシート状仕切は、容器側板からの液
体、油の逃げを防止し、また好ましくは、ガスの逃げ或
いは侵入を防止する。永久接着層４４は、内側ライナー
４２と容器本体３８との間に設けられる。伸ばすことが
できる折畳み部若しくはひだ４６は、突合せジョイント
１８に対して重なった位置関係で設けられ、図３（Ａ）
に示されたように、折畳み部４６の下側の一部のみに沿
って延在する熱シール４８を介して、ライナー４２の重
なった縁部に熱シールされている。後に詳述するよう
に、折畳み部４６はドーの圧力で容易に伸びてしまうこ
とができ、容器内に収容されたドー等の製品が膨張する
ことによって突合せジョイント１８を開放できるように
させるために設けられている。
【００２７】側板３８は、厚みが約2.5mmから8.8mm迄、
好ましくは約3.7mmから7.5mm、例えば5.3mmである、従
来の螺旋状に配された板紙若しくは厚紙から構成されて
おり、有利な構成である。従来から螺旋状の容器の製造
に使用されている厚紙は、ソノコ・プロダクツ・コーポ
レーション、レパブリック・ペーパーボード・コーポレ
ーション、及びミドルタウン・ボード・コーポレーショ
ンを含む様々な製作者から商業的に利用できる。螺旋状
に配された側板として有利に機能させるためには、厚紙
は、典型的にはクラフト若しくは再生紙から構成され、
また典型的には例えば2.3乃至4.5kg／連の範囲にある。
幾つかの場合には、厚紙は弱い外部層、例えば0.075mm
の厚みの外部層を有している。
好ましくは約3.7mmから7.5mm、例えば5.3mmである、従
来の螺旋状に配された板紙若しくは厚紙から構成されて
おり、有利な構成である。従来から螺旋状の容器の製造
に使用されている厚紙は、ソノコ・プロダクツ・コーポ
レーション、レパブリック・ペーパーボード・コーポレ
ーション、及びミドルタウン・ボード・コーポレーショ
ンを含む様々な製作者から商業的に利用できる。螺旋状
に配された側板として有利に機能させるためには、厚紙
は、典型的にはクラフト若しくは再生紙から構成され、
また典型的には例えば2.3乃至4.5kg／連の範囲にある。
幾つかの場合には、厚紙は弱い外部層、例えば0.075mm
の厚みの外部層を有している。
【００２８】図３（Ｂ）は、図３（Ａ）に示された構造
に代えて採用される例を示しており、その差異は、伸長
可能なひだ４６が少しだけ突合せジョイントの位置から
外しておかれていることである。突合せジョイント１８
に隣接し、従ってこれと重ならない位置に伸長可能なひ
だ４６を設けることによって、開放容易継ぎ目を開放す
るためには僅かに、より大きな圧力を必要とする。これ
は、容器に包装された材料５０が大きな圧力下に在ると
き、或いは、容器が自身で開放しないことが望まれてい
るときに、有利となり得る。かかる場合には、突合せジ
ョイントの外側表面の露出に引続いて、消費者によって
行われる開放容易継ぎ目への僅かな押力によって容器は
開放される。
に代えて採用される例を示しており、その差異は、伸長
可能なひだ４６が少しだけ突合せジョイントの位置から
外しておかれていることである。突合せジョイント１８
に隣接し、従ってこれと重ならない位置に伸長可能なひ
だ４６を設けることによって、開放容易継ぎ目を開放す
るためには僅かに、より大きな圧力を必要とする。これ
は、容器に包装された材料５０が大きな圧力下に在ると
き、或いは、容器が自身で開放しないことが望まれてい
るときに、有利となり得る。かかる場合には、突合せジ
ョイントの外側表面の露出に引続いて、消費者によって
行われる開放容易継ぎ目への僅かな押力によって容器は
開放される。
【００２９】図４及び５は、外側ラベル１２の補強され
た長手方向縁部２０の除去に引続き生ずる、突合せジョ
イントされた開放容易継ぎ目１８の開放を示している。
図１を参照すると、補強された長手方向縁部２０は、消
費者の掴みタブ２４によって剥離される。補強された長
手方向縁部２０が容器本体３８から剥離されるときに、
例えば15〜40psiの圧力下で維持されたドー若しくはそ
の他の材料は容器の側板に外向きの圧力を及ぼす。伸長
可能な折畳み部４６はシールされない部分において広が
り始めると、これによってドー５０を膨張させる。伸長
可能な折畳み部が広がり始めると、ライナーの円周方向
の大きさは増加し、これによって突合せジョイント１８
を図４に示したように開放させ始める。
た長手方向縁部２０の除去に引続き生ずる、突合せジョ
イントされた開放容易継ぎ目１８の開放を示している。
図１を参照すると、補強された長手方向縁部２０は、消
費者の掴みタブ２４によって剥離される。補強された長
手方向縁部２０が容器本体３８から剥離されるときに、
例えば15〜40psiの圧力下で維持されたドー若しくはそ
の他の材料は容器の側板に外向きの圧力を及ぼす。伸長
可能な折畳み部４６はシールされない部分において広が
り始めると、これによってドー５０を膨張させる。伸長
可能な折畳み部が広がり始めると、ライナーの円周方向
の大きさは増加し、これによって突合せジョイント１８
を図４に示したように開放させ始める。
【００３０】図５に示されたように、ドー５０は、ライ
ナー４２が熱シール４８に沿って剥離される迄膨張を続
け、これによって容器内部のドー５０を消費者が利用す
ることが可能になる。
ナー４２が熱シール４８に沿って剥離される迄膨張を続
け、これによって容器内部のドー５０を消費者が利用す
ることが可能になる。
【００３１】図６は、外側ラベル１２の補強された長手
方向の縁部部分２０が、重ねられた開放容易継ぎ目５２
の上に折り重なって配されている、本発明の別の好適な
実施例を示している。本発明の先の実施例の場合のよう
に、複合容器本体は、外側ラベル層１２、側板層３８及
び内側ライナー層４２を有している。開放容易継ぎ目５
２は、重なり合っている側板の縁部５４及び５６から形
成されている。接着層５８は重なっている側板縁部５４
と５６との間に設けられている。接着層５８は、有利な
構成として、一時接着材料から成り、この一時接着材料
は、製造作業の間に重なった縁部５４及び５６の一時接
着を与えるが、乾燥して小さな接着力となるので、開放
容易継ぎ目１２が本体構造の重ね合わされた縁部によっ
て形成される。好ましくは、側板３８の重ね合わされた
縁部の夫々は、側板１８の主要部の厚みよりも小さな厚
みに圧縮されている。重ねられた縁部の圧縮は側板の厚
みが重合せ位置において実質的に増加しないことから有
利な構成である。加えて、重合せ縁部の圧縮は、重ね合
わされた縁部への一時接着剤の浸透を減少させ、このこ
とは、接着層３８の解離特性を改善し、加えてドー５０
から逃れ出る油及び液体が開放容易継ぎ目５２に浸透す
ることを防止する。
方向の縁部部分２０が、重ねられた開放容易継ぎ目５２
の上に折り重なって配されている、本発明の別の好適な
実施例を示している。本発明の先の実施例の場合のよう
に、複合容器本体は、外側ラベル層１２、側板層３８及
び内側ライナー層４２を有している。開放容易継ぎ目５
２は、重なり合っている側板の縁部５４及び５６から形
成されている。接着層５８は重なっている側板縁部５４
と５６との間に設けられている。接着層５８は、有利な
構成として、一時接着材料から成り、この一時接着材料
は、製造作業の間に重なった縁部５４及び５６の一時接
着を与えるが、乾燥して小さな接着力となるので、開放
容易継ぎ目１２が本体構造の重ね合わされた縁部によっ
て形成される。好ましくは、側板３８の重ね合わされた
縁部の夫々は、側板１８の主要部の厚みよりも小さな厚
みに圧縮されている。重ねられた縁部の圧縮は側板の厚
みが重合せ位置において実質的に増加しないことから有
利な構成である。加えて、重合せ縁部の圧縮は、重ね合
わされた縁部への一時接着剤の浸透を減少させ、このこ
とは、接着層３８の解離特性を改善し、加えてドー５０
から逃れ出る油及び液体が開放容易継ぎ目５２に浸透す
ることを防止する。
【００３２】製品”71-5626B”として、ナショナル・ス
ターチ・アンド・ケミカル・コーポレーション、グラン
ド・プレーリー、テキサスから商業的に利用可能な、高
い初期接着力のデキストリンをベースとする接着剤を含
む種々の接着剤が、一時接着層５８を供給するために採
用できる。これは、硬質性で（約６４％）、高い粘度の
（約2100 cps）、酸度修正された（約2.5 PH)デキスト
リン接着剤である。使用されて良好であった他の接着剤
には、充填剤が多く含まれる樹脂性の液エマルジョン形
の接着剤、例えば、粘着性を付与するアルコール及び不
活性の充填剤、例えば粘土、酸化珪素炭化カルシウム、
タルク等と共に水中に分散させられたポリ酢酸ビニルが
含まれる。不活性充填剤は、弱い接着層から成る分離層
が容器本体の重ねられた縁部間に維持され、これによっ
て接着剤の破断若しくは分離が行われることを保証す
る。別の例として、ミクロクリスタリン・ワックス、シ
リコーン等の解離被膜が、乾燥後には接着層が容易に解
離するように、容器の側板の重なり合った双方の縁部５
４及び５６の何れか又は双方の内部表面に設けられるこ
とができる。更に加えて、図６には圧縮された縁部５４
及び５６が示されているものの、側板の縁部が圧縮され
ても、面取りされてもおらず、或いは重ね合わせで同様
な様式でないような構成等の重ね合わせ配置が可能であ
る。そのような重ね合わされた開放容易結合は、マイケ
ル・Ｔ・ドゥルモンド等によって出願され、発明の名称
が「冷蔵されたドー製品等のための開放容易容器」とさ
れる米国特許出願第07/621,219号に開示されており、こ
の出願内容は、引用により本明細書に含まれる。
ターチ・アンド・ケミカル・コーポレーション、グラン
ド・プレーリー、テキサスから商業的に利用可能な、高
い初期接着力のデキストリンをベースとする接着剤を含
む種々の接着剤が、一時接着層５８を供給するために採
用できる。これは、硬質性で（約６４％）、高い粘度の
（約2100 cps）、酸度修正された（約2.5 PH)デキスト
リン接着剤である。使用されて良好であった他の接着剤
には、充填剤が多く含まれる樹脂性の液エマルジョン形
の接着剤、例えば、粘着性を付与するアルコール及び不
活性の充填剤、例えば粘土、酸化珪素炭化カルシウム、
タルク等と共に水中に分散させられたポリ酢酸ビニルが
含まれる。不活性充填剤は、弱い接着層から成る分離層
が容器本体の重ねられた縁部間に維持され、これによっ
て接着剤の破断若しくは分離が行われることを保証す
る。別の例として、ミクロクリスタリン・ワックス、シ
リコーン等の解離被膜が、乾燥後には接着層が容易に解
離するように、容器の側板の重なり合った双方の縁部５
４及び５６の何れか又は双方の内部表面に設けられるこ
とができる。更に加えて、図６には圧縮された縁部５４
及び５６が示されているものの、側板の縁部が圧縮され
ても、面取りされてもおらず、或いは重ね合わせで同様
な様式でないような構成等の重ね合わせ配置が可能であ
る。そのような重ね合わされた開放容易結合は、マイケ
ル・Ｔ・ドゥルモンド等によって出願され、発明の名称
が「冷蔵されたドー製品等のための開放容易容器」とさ
れる米国特許出願第07/621,219号に開示されており、こ
の出願内容は、引用により本明細書に含まれる。
【００３３】図７は、本発明の好適な方法の実施例に従
った容器の製造方法を示している。まず最初に、内側ラ
イナーシート材料４２が静止の主軸７０周りに巻き付け
られる。ライナー４２が供給部７２から主軸７０に供給
されるときには、それは折畳みトング７４のような縁部
折畳み手段７４を通過する。ライナー４２の他方の縁部
の一部はヒータ７６を介して加熱される。圧力ロール７
８は、ライナーの加熱された縁部に圧力を印加して折畳
み部４６（図３）の前側縁部においてライナーをそれ自
身と接着する。
った容器の製造方法を示している。まず最初に、内側ラ
イナーシート材料４２が静止の主軸７０周りに巻き付け
られる。ライナー４２が供給部７２から主軸７０に供給
されるときには、それは折畳みトング７４のような縁部
折畳み手段７４を通過する。ライナー４２の他方の縁部
の一部はヒータ７６を介して加熱される。圧力ロール７
８は、ライナーの加熱された縁部に圧力を印加して折畳
み部４６（図３）の前側縁部においてライナーをそれ自
身と接着する。
【００３４】容器の側板３８は供給部７８から供給され
る。側板３８の長手方向縁部が重ね合わされるときに
は、これら縁部８０、８２は、有利な構成として、圧縮
ロール（図示せず）によって、主軸上に巻き付けられる
前に圧縮される。そのような場合には、接着剤塗布器
（図示せず）を介して各圧縮された縁部に弱い接着剤が
塗布される。接着剤塗布ローラ８４が次に、ライナー４
２の外側に接着するために、厚紙の内側表面に永久接着
剤を供給する。ローラ８４は、開放容易継ぎ目の近くの
厚紙の部分に接着剤を塗布することを防止するため、厚
紙３８の幅よりも狭い幅としてある。これは図６に示さ
れた本発明の実施例の場合に特に適している。しかし、
ローラ１１２は、本発明の全ての実施例において、厚紙
３８の幅全体に亘って延在して、厚紙の幅全体に亘って
永久接着剤を塗布することが出来る。これは、突合せジ
ョイントの開放容易継ぎ目を採用する本発明の実施例に
おいて特に適している。更に、側板の厚紙層の外側に接
着剤レジストを塗布するためのロール８６が設けられて
いる。この接着剤レジストは、例えば、ラベルが容易に
缶本体から剥離されることが望まれる場合には、容器の
側板に外側ラベルの固着を防止するために採用できる。
る。側板３８の長手方向縁部が重ね合わされるときに
は、これら縁部８０、８２は、有利な構成として、圧縮
ロール（図示せず）によって、主軸上に巻き付けられる
前に圧縮される。そのような場合には、接着剤塗布器
（図示せず）を介して各圧縮された縁部に弱い接着剤が
塗布される。接着剤塗布ローラ８４が次に、ライナー４
２の外側に接着するために、厚紙の内側表面に永久接着
剤を供給する。ローラ８４は、開放容易継ぎ目の近くの
厚紙の部分に接着剤を塗布することを防止するため、厚
紙３８の幅よりも狭い幅としてある。これは図６に示さ
れた本発明の実施例の場合に特に適している。しかし、
ローラ１１２は、本発明の全ての実施例において、厚紙
３８の幅全体に亘って延在して、厚紙の幅全体に亘って
永久接着剤を塗布することが出来る。これは、突合せジ
ョイントの開放容易継ぎ目を採用する本発明の実施例に
おいて特に適している。更に、側板の厚紙層の外側に接
着剤レジストを塗布するためのロール８６が設けられて
いる。この接着剤レジストは、例えば、ラベルが容易に
缶本体から剥離されることが望まれる場合には、容器の
側板に外側ラベルの固着を防止するために採用できる。
【００３５】次に、厚紙の前側縁部が、厚紙の後側縁部
に突合されるか或いは重ねられるかして、夫々突合せジ
ョイントの開放容易継ぎ目或いは重合せの開放容易継ぎ
目を形成するように、側板の厚紙が連続する内側ライナ
ー層の上側において主軸に巻き付けられる。側板／内側
ライナー層の積層は、次に従来のベルトコンベア８８を
介して主軸上で長手方向左側に位置が移される。
に突合されるか或いは重ねられるかして、夫々突合せジ
ョイントの開放容易継ぎ目或いは重合せの開放容易継ぎ
目を形成するように、側板の厚紙が連続する内側ライナ
ー層の上側において主軸に巻き付けられる。側板／内側
ライナー層の積層は、次に従来のベルトコンベア８８を
介して主軸上で長手方向左側に位置が移される。
【００３６】外側ラベルは供給部９０から供給される。
本発明の好適な実施例の一つでは、外側ラベルのシート
材料の前側長手方向縁部の一部は、所望により、その後
行われる折り返された縁部の容器側板への接着を修正す
るために処理される。図７を参照すると、外側ラベルの
シートの所定の縁部部分９４に近い長手方向縁部の一部
９２は、接着剤レジストによって処理され、他方、ラベ
ルの前側長手方向縁部の残りの部分９３は処理されな
い。範囲９２に塗布された接着剤レジストは、その後の
折畳み及び容器本体への巻付けに引続いてこの範囲がラ
ベルの後側縁部９６に接着されることを防止し、これに
よって、消費者が容易に掴むことができるように非接着
のタブ（図１におけるタブ２６）を供給する。それに代
えて、予め印刷されたラベルの範囲９４は、印刷の際若
しくはそれに引続いて塗布される熱活性化接着剤を有す
ることが出来る。
本発明の好適な実施例の一つでは、外側ラベルのシート
材料の前側長手方向縁部の一部は、所望により、その後
行われる折り返された縁部の容器側板への接着を修正す
るために処理される。図７を参照すると、外側ラベルの
シートの所定の縁部部分９４に近い長手方向縁部の一部
９２は、接着剤レジストによって処理され、他方、ラベ
ルの前側長手方向縁部の残りの部分９３は処理されな
い。範囲９２に塗布された接着剤レジストは、その後の
折畳み及び容器本体への巻付けに引続いてこの範囲がラ
ベルの後側縁部９６に接着されることを防止し、これに
よって、消費者が容易に掴むことができるように非接着
のタブ（図１におけるタブ２６）を供給する。それに代
えて、予め印刷されたラベルの範囲９４は、印刷の際若
しくはそれに引続いて塗布される熱活性化接着剤を有す
ることが出来る。
【００３７】外側ラベルの前側長手方向縁部９８の折畳
み及び接着は、まず、永久接着塗布ロール１００を介し
て、永久接着剤を前側長手方向縁部９８の下側に塗布す
ることによって達成される。ラベルは次に、折畳みトン
グ１０２等の折畳み手段を通過し、そこにおいて折畳ま
れて、それ自身と接着される。柔軟なシート材料の２以
上の層を有する補強された縁部を供給するために、縁部
が１回若しくはそれ以上の回数折り返されるようにされ
る場合には、付加的な接着剤供給ロール及び縁部折畳み
手段が、引続きの折畳み操作のために設けられることが
出来る。折畳み操作の間にラベルの幅が正確に維持され
るようにするためには、自動幅センサ及び幅調整器が採
用できる。かかる装置は、電気的、光電気的若しくは機
械的センサと、折畳み位置の信号調整部とから成ること
が出来る。かかる装置は、当業者に知られているよう
に、従来のラベル巻付け作業において印刷された注目ト
ラックを監視する交差検出装置と協力して使用されるこ
とが出来る。
み及び接着は、まず、永久接着塗布ロール１００を介し
て、永久接着剤を前側長手方向縁部９８の下側に塗布す
ることによって達成される。ラベルは次に、折畳みトン
グ１０２等の折畳み手段を通過し、そこにおいて折畳ま
れて、それ自身と接着される。柔軟なシート材料の２以
上の層を有する補強された縁部を供給するために、縁部
が１回若しくはそれ以上の回数折り返されるようにされ
る場合には、付加的な接着剤供給ロール及び縁部折畳み
手段が、引続きの折畳み操作のために設けられることが
出来る。折畳み操作の間にラベルの幅が正確に維持され
るようにするためには、自動幅センサ及び幅調整器が採
用できる。かかる装置は、電気的、光電気的若しくは機
械的センサと、折畳み位置の信号調整部とから成ること
が出来る。かかる装置は、当業者に知られているよう
に、従来のラベル巻付け作業において印刷された注目ト
ラックを監視する交差検出装置と協力して使用されるこ
とが出来る。
【００３８】外側ラベルの長手方向縁部９８の折畳み及
び接着に続き、ラベルは、外側ラベルび補強された縁部
２０の全て若しくは一部を通る短い垂直カット１０５を
与えるタブカット手段を通過させられる。補強された縁
部におけるカットの程度は、一部はラベル材料の強度に
よって決定される。弱いラベルの場合には、補強された
縁部全体を通るカットは、ラベルが巻付け装置の方向に
引かれたときに引裂きを生じ得る。ラベルシートにおい
てタブカットを形成する方法及び装置は、ソーンヒルに
与えられた米国特許第4,091,718号に開示されている。
タブカットが回転ナイフブレードによって行われるとき
には、ラベルの前側縁部の方向に向かうブレードの回転
は、タブの縁部をタブから上方に突出させ、これは望ま
しいものと考えられる。外側ラベルは次に、外側ラベル
の下側に永久或いは仮の接着剤を供給する接着剤ロール
１０６を通過させられる。引続き外側ラベルが前進する
と、それは選択的な縁部接着剤供給ロール１０８を通過
し、そこにおいて接着剤は、補強された長手方向縁部２
０の下側に被覆される。以前に示されたように、この接
着剤は、デキストリン等の弱い接着剤が有利である。も
し、接着剤供給ロール１０８によって供給された接着剤
が、熱活性化接着剤であれば、或いは、もし熱活性化接
着剤が以前にラベルの縁部に塗布されていれば、選択的
なヒータが、缶本体に接着層を巻き付けるに先立って接
着層を加熱するために採用される。選択的に採用される
圧力ロールは、これは加熱されることも出来るものであ
るが、外側ラベルの補強された長手方向縁部２０を外側
ラベルの後側縁部９６の上に押し付け、これによって、
重ね合わされる補強された縁部２０が外側ラベルの後側
縁部９６に接着されることを確実にする。
び接着に続き、ラベルは、外側ラベルび補強された縁部
２０の全て若しくは一部を通る短い垂直カット１０５を
与えるタブカット手段を通過させられる。補強された縁
部におけるカットの程度は、一部はラベル材料の強度に
よって決定される。弱いラベルの場合には、補強された
縁部全体を通るカットは、ラベルが巻付け装置の方向に
引かれたときに引裂きを生じ得る。ラベルシートにおい
てタブカットを形成する方法及び装置は、ソーンヒルに
与えられた米国特許第4,091,718号に開示されている。
タブカットが回転ナイフブレードによって行われるとき
には、ラベルの前側縁部の方向に向かうブレードの回転
は、タブの縁部をタブから上方に突出させ、これは望ま
しいものと考えられる。外側ラベルは次に、外側ラベル
の下側に永久或いは仮の接着剤を供給する接着剤ロール
１０６を通過させられる。引続き外側ラベルが前進する
と、それは選択的な縁部接着剤供給ロール１０８を通過
し、そこにおいて接着剤は、補強された長手方向縁部２
０の下側に被覆される。以前に示されたように、この接
着剤は、デキストリン等の弱い接着剤が有利である。も
し、接着剤供給ロール１０８によって供給された接着剤
が、熱活性化接着剤であれば、或いは、もし熱活性化接
着剤が以前にラベルの縁部に塗布されていれば、選択的
なヒータが、缶本体に接着層を巻き付けるに先立って接
着層を加熱するために採用される。選択的に採用される
圧力ロールは、これは加熱されることも出来るものであ
るが、外側ラベルの補強された長手方向縁部２０を外側
ラベルの後側縁部９６の上に押し付け、これによって、
重ね合わされる補強された縁部２０が外側ラベルの後側
縁部９６に接着されることを確実にする。
【００３９】上記のようにして形成された連続的な容器
積層は、ベルトコンベア８８によって切断場所１１４の
方向に送られ、この切断場所では、印刷され若しくは印
刷されないラベル端部９４によって規定された円周上の
カット位置に沿って、円周方向にチューブ状の積層を切
断して円筒形の区分若しくは”缶本体”にする。それに
代えて、連続的な積層は、所望の長さに分割されること
が出来（例えば缶本体８個の長さに）、別の所望の切断
場所において区分に切断されるために主軸７０から外さ
れる。切断装置１１４は、巻付け機台上に取り付けて示
してあるが、切断作業は二次的機械によって行われるこ
とが出来、またそれが望ましい。
積層は、ベルトコンベア８８によって切断場所１１４の
方向に送られ、この切断場所では、印刷され若しくは印
刷されないラベル端部９４によって規定された円周上の
カット位置に沿って、円周方向にチューブ状の積層を切
断して円筒形の区分若しくは”缶本体”にする。それに
代えて、連続的な積層は、所望の長さに分割されること
が出来（例えば缶本体８個の長さに）、別の所望の切断
場所において区分に切断されるために主軸７０から外さ
れる。切断装置１１４は、巻付け機台上に取り付けて示
してあるが、切断作業は二次的機械によって行われるこ
とが出来、またそれが望ましい。
【００４０】切断された缶本体は、端部取付け場所即
ち”シーマー”１１８に送られ、そこで、閉鎖部材が容
器本体の一方の端に取り付けられる。マイケル・Ｔ・ド
ルモンド等によって1990年11月30日に出願され、発明の
名称を「冷蔵されたドー製品等のための開放容易容器」
とする米国出願第07/621,219号に記載された閉鎖部材構
造のための端部シーム構成のいずれをも採用可能であ
る。これらの構成には、缶本体の側板の円筒の端部が、
シーム作業に先立って広げられ、折り曲げられて閉鎖部
材における周辺のカール若しくはシームとされる”ダブ
ルロック”構造、閉鎖部材の周縁が折り曲げられ、カー
ルされて、折り曲げられない容器本体側板のグリップ部
を形成する従来のカールされた閉鎖部材構造、或いは、
缶本体の端部が閉鎖部材の取付けに先立って僅かに広げ
られると共に、広げられた缶本体端部が閉鎖部材のロー
ルされた縁部に部分的にのみ伸張する”部分的ダブルロ
ック”構造が含まれる。
ち”シーマー”１１８に送られ、そこで、閉鎖部材が容
器本体の一方の端に取り付けられる。マイケル・Ｔ・ド
ルモンド等によって1990年11月30日に出願され、発明の
名称を「冷蔵されたドー製品等のための開放容易容器」
とする米国出願第07/621,219号に記載された閉鎖部材構
造のための端部シーム構成のいずれをも採用可能であ
る。これらの構成には、缶本体の側板の円筒の端部が、
シーム作業に先立って広げられ、折り曲げられて閉鎖部
材における周辺のカール若しくはシームとされる”ダブ
ルロック”構造、閉鎖部材の周縁が折り曲げられ、カー
ルされて、折り曲げられない容器本体側板のグリップ部
を形成する従来のカールされた閉鎖部材構造、或いは、
缶本体の端部が閉鎖部材の取付けに先立って僅かに広げ
られると共に、広げられた缶本体端部が閉鎖部材のロー
ルされた縁部に部分的にのみ伸張する”部分的ダブルロ
ック”構造が含まれる。
【００４１】図８は本発明の開放容易容器の別の実施例
の構造を示している。この実施例では、外側ラベル１２
の折り曲げられた長手方向縁部２０が外側ラベル１２の
後側縁部３４と相互にロックされ、固着されている。永
久接着層３０は、外側ラベルの補強された長手方向縁部
２０の下側に折り曲げられた縁部２６及び上側縁部２８
の双方を、これらと相互にロックされた外側ラベルの後
側縁部３４と接着する。外側ラベルの後側縁部３４もま
た、外側ラベルの前側縁部２０との間でインタロック構
造を形成するために、外側に折り曲げられていることが
見える。
の構造を示している。この実施例では、外側ラベル１２
の折り曲げられた長手方向縁部２０が外側ラベル１２の
後側縁部３４と相互にロックされ、固着されている。永
久接着層３０は、外側ラベルの補強された長手方向縁部
２０の下側に折り曲げられた縁部２６及び上側縁部２８
の双方を、これらと相互にロックされた外側ラベルの後
側縁部３４と接着する。外側ラベルの後側縁部３４もま
た、外側ラベルの前側縁部２０との間でインタロック構
造を形成するために、外側に折り曲げられていることが
見える。
【００４２】図８に示された如きインタロック構造の形
成は、（図７の）圧力ロール１１２の直前位置の巻付け
主軸７０上において、部材７４若しくは１０２の如きを
折畳み部材を採用することによって達成される。かかる
折畳み部材は、外側ラベルの前側縁部及び後側縁部の双
方を収容し、二つの縁部を一緒にしてインタロック構造
に折り曲げることができるように位置決めされる。少な
くとも一つの長手方向縁部が、それ自身の上に折り返さ
れ、且つ、挿入されるインタロック層を介して接着され
る別の形式のインタロック層もまた、本発明の範囲内に
あるものと考えられる。
成は、（図７の）圧力ロール１１２の直前位置の巻付け
主軸７０上において、部材７４若しくは１０２の如きを
折畳み部材を採用することによって達成される。かかる
折畳み部材は、外側ラベルの前側縁部及び後側縁部の双
方を収容し、二つの縁部を一緒にしてインタロック構造
に折り曲げることができるように位置決めされる。少な
くとも一つの長手方向縁部が、それ自身の上に折り返さ
れ、且つ、挿入されるインタロック層を介して接着され
る別の形式のインタロック層もまた、本発明の範囲内に
あるものと考えられる。
【００４３】本発明の例示された実施例において、外側
ラベルは、その下側において一時的に或いは永久に、直
接、缶本体の側板３８の開放容易継ぎ目の双方の側に接
着されるものとして示されている。しかしながら、外側
ラベルの缶本体への接着は、容器の目的に従って変える
ことが出来る。好ましくは、外側ラベルは缶本体の側板
３８の少なくとも一部と接着され、且つ、外側ラベルの
補強された縁部は外側ラベルの後側縁部の一部に接着さ
れる必要がある。しかしながら、本発明は、次のように
広く変えることが出来る。即ち、例えば、外側ラベルの
折畳まれ且つ補強された長手方向縁部は、ラベルの後側
縁部を、開放容易継ぎ目をブリッジする関係に位置させ
且つ開放容易継ぎ目の双方の側において側板に接着する
ことで、容易に容器本体に取り付けることが出来る。外
側ラベルを、開放容易継ぎ目の双方の側に極めて接近し
た位置で缶本体の側板に接着することは必要ではないと
考えられている。しかしながら、外側ラベルが、容器の
端から端迄の開放容易継ぎ目の一方の側に極めて隣接し
た位置で、即ち、実質的に開放容易継ぎ目の全体長さに
沿って開放容易継ぎ目の一方の側に極めて隣接して、容
器側板３８に対して接着されることが好ましい。
ラベルは、その下側において一時的に或いは永久に、直
接、缶本体の側板３８の開放容易継ぎ目の双方の側に接
着されるものとして示されている。しかしながら、外側
ラベルの缶本体への接着は、容器の目的に従って変える
ことが出来る。好ましくは、外側ラベルは缶本体の側板
３８の少なくとも一部と接着され、且つ、外側ラベルの
補強された縁部は外側ラベルの後側縁部の一部に接着さ
れる必要がある。しかしながら、本発明は、次のように
広く変えることが出来る。即ち、例えば、外側ラベルの
折畳まれ且つ補強された長手方向縁部は、ラベルの後側
縁部を、開放容易継ぎ目をブリッジする関係に位置させ
且つ開放容易継ぎ目の双方の側において側板に接着する
ことで、容易に容器本体に取り付けることが出来る。外
側ラベルを、開放容易継ぎ目の双方の側に極めて接近し
た位置で缶本体の側板に接着することは必要ではないと
考えられている。しかしながら、外側ラベルが、容器の
端から端迄の開放容易継ぎ目の一方の側に極めて隣接し
た位置で、即ち、実質的に開放容易継ぎ目の全体長さに
沿って開放容易継ぎ目の一方の側に極めて隣接して、容
器側板３８に対して接着されることが好ましい。
【００４４】
【発明の効果】種々の実施例の何れにおいても、本発明
の容器は、例えば、外側ラベル層の構造要求を大いに減
らしたこと、及び／又は、容器のための開放容易継ぎ目
の補強を大いに改良したことを含む大きな利益及び利点
を提供している。本発明は、従来の開放容易容器に採用
される外側ラベル層よりも、薄く及び／又は弱くできる
外側ラベル層の使用を可能にしている。本発明は、剥離
可能な、熱シール性の接着剤の使用を可能にしている。
本発明は、消費者が、容器から外側ラベルを剥離する際
に、適当な注意を払おうと払うまいとに拘らず、開放容
易継ぎ目を覆う外側ラベルの部分が除去できる容器を提
供できる。それにも拘らず、本発明の容器は容易に製造
でき、新しい製造装置における実質的な投資及び／又は
容器本体の構造に対する新しい要素の付加を必要とする
ものではない。
の容器は、例えば、外側ラベル層の構造要求を大いに減
らしたこと、及び／又は、容器のための開放容易継ぎ目
の補強を大いに改良したことを含む大きな利益及び利点
を提供している。本発明は、従来の開放容易容器に採用
される外側ラベル層よりも、薄く及び／又は弱くできる
外側ラベル層の使用を可能にしている。本発明は、剥離
可能な、熱シール性の接着剤の使用を可能にしている。
本発明は、消費者が、容器から外側ラベルを剥離する際
に、適当な注意を払おうと払うまいとに拘らず、開放容
易継ぎ目を覆う外側ラベルの部分が除去できる容器を提
供できる。それにも拘らず、本発明の容器は容易に製造
でき、新しい製造装置における実質的な投資及び／又は
容器本体の構造に対する新しい要素の付加を必要とする
ものではない。
【００４５】本発明は、その好ましい実施例を参照して
かなりな程度まで詳細に記述された。しかしながら、種
々の変形及び修正が、上記詳細な説明及び特許請求の範
囲に記述された本発明の精神及び範囲内において可能で
あることは明らかである。
かなりな程度まで詳細に記述された。しかしながら、種
々の変形及び修正が、上記詳細な説明及び特許請求の範
囲に記述された本発明の精神及び範囲内において可能で
あることは明らかである。
【図１】本発明の好適な実施例に従って提供される開放
容易容器の斜視図。
容易容器の斜視図。
【図２】開放容易継ぎ目を覆う外側ラベルの部分の除去
のための剥離帯片を成す外側ラベルの補強された縁部の
作用を示す、図１に示された開放容易容器の斜視図。
のための剥離帯片を成す外側ラベルの補強された縁部の
作用を示す、図１に示された開放容易容器の斜視図。
【図３】（Ａ）は図１の３−３ラインから見た断面の拡
大部分図で、外側レベルの補強された縁部部分の構造及
び開放容易継ぎ目との関係を、開放容易継ぎ目及び側板
ライナーの好ましい構造と共に示す図、（Ｂ）は、ライ
ナーの螺旋状のひだが突合せジョイントに隣接し、これ
を覆わない位置にある場合を示す、図１及び図２の開放
容易容器のための別の突合せジョイントを示す拡大断面
部分図。
大部分図で、外側レベルの補強された縁部部分の構造及
び開放容易継ぎ目との関係を、開放容易継ぎ目及び側板
ライナーの好ましい構造と共に示す図、（Ｂ）は、ライ
ナーの螺旋状のひだが突合せジョイントに隣接し、これ
を覆わない位置にある場合を示す、図１及び図２の開放
容易容器のための別の突合せジョイントを示す拡大断面
部分図。
【図４】開放容易継ぎ目を覆う外側ラベルの除去の後
に、開放容易継ぎ目に沿って図１の容器が自動開放する
様子を示す断面図。
に、開放容易継ぎ目に沿って図１の容器が自動開放する
様子を示す断面図。
【図５】開放容易継ぎ目を覆う外側ラベルの除去の後
に、開放容易継ぎ目に沿って図１の容器が自動開放する
様子を示す断面図。
に、開放容易継ぎ目に沿って図１の容器が自動開放する
様子を示す断面図。
【図６】本発明の別の実施例の開放容易容器における突
合せ構造を示す拡大断面部分図で、重ねられた一時接着
されたジョイントが図３乃至５の突合せジョイントに置
き換えられている、容器の開放容易継ぎ目の別の構造を
示す図。
合せ構造を示す拡大断面部分図で、重ねられた一時接着
されたジョイントが図３乃至５の突合せジョイントに置
き換えられている、容器の開放容易継ぎ目の別の構造を
示す図。
【図７】本発明の実施例の開放容易容器の製造方法を示
すための製造装置のブロック図。
すための製造装置のブロック図。
【図８】本発明の実施例の開放容易容器の外側ラベルの
別の構造を示す、突合せジョイントに沿った拡大部分断
面図で、外側ラベルの補強された縁部がラベルの他方の
長手方向縁部とインタロックされている図。
別の構造を示す、突合せジョイントに沿った拡大部分断
面図で、外側ラベルの補強された縁部がラベルの他方の
長手方向縁部とインタロックされている図。
１０：開放容易容器 １２：外側ラベル １４：上端閉鎖部材 １６：下端閉鎖部材 １８：開放容易継ぎ目 ２０：補強された長手方向縁部 ２２：タブカット ２４：タブ ３０：接着層 ３８：側板 ７０：主軸 ７２：シート供給部 ７８：側板供給部 ９０：外側ラベル供給部
Claims (29)
- 【請求項１】 対向する端部を有する略円筒形の容器本
体を区画し、相互に隣接する縁部を有して前記容器本体
の前記端部の間に螺旋状に延在する開放容易継ぎ目を形
成する、螺旋状に配された側板と、 螺旋状に巻かれ前記側板の外側表面の少なくとも一部に
接着されており、少なくとも一つの長手方向縁部が主要
部に折り返され且つ接着されることによって、柔軟なシ
ート部材の少なくとも２層を有する補強された長手方向
の縁部部分を備える外側ラベル部材とを備え、 前記外側ラベル部材の前記補強された縁部部分が、前記
容器本体の一端から他端までの略全体の前記側板の前記
開放容易継ぎ目をブリッジする関係に配されることによ
って、前記開放容易継ぎ目を閉止状態に維持すると共
に、前記容器本体を開放するための開放容易継ぎ目を露
出させるための剥離片を形成することを特徴とする開放
容易容器。 - 【請求項２】 前記外側ラベル部材の前記補強された長
手方向の縁部部分の前側縁部の少なくとも一部が、前記
外側ラベル部材の他方の長手方向縁部の少なくとも一部
と接着されていることを特徴とする請求項１に記載の開
放容易容器。 - 【請求項３】 前記外側ラベル部材の前記補強された長
手方向の縁部部分の前側縁部の下側が、前記外側ラベル
部材の他方の長手方向縁部の外側の少なくとも一部と接
着されていることを特徴とする請求項２に記載の開放容
易容器。 - 【請求項４】 前記開放容易継ぎ目から前記外側ラベル
部材の前記補強された長手方向の縁部部分を除去するた
めのタブを形成するために、前記外側ラベル部材の前記
補強された長手方向縁部の全体若しくは一部に、前記容
器本体の端部に隣接する位置に円周方向のタブカットが
設けられることを特徴とする請求項１に記載の開放容易
容器。 - 【請求項５】 前記外側ラベル部材の前記補強された長
手方向の縁部部分が柔軟なシート材料の少くと３層を有
し、該層は相互に接着されていることを特徴とする請求
項１に記載の開放容易容器。 - 【請求項６】 前記容器本体の端部の間に螺旋状に延在
する開放容易継ぎ目が突合せ接合であることを特徴とす
る請求項１に記載の開放容易容器。 - 【請求項７】 前記螺旋状に配された側板の隣接する縁
部が重ねられ、該重ねられた側板の縁部の間に、前記側
板の重ねられた縁部を取り外し可能に接着するための一
時接着剤が供給されることを特徴とする請求項１に記載
の開放容易容器。 - 【請求項８】 前記外側ラベル部材の少なくとも一部が
前記容器の側板に固着されていることを特徴とする請求
項１に記載の開放容易容器。 - 【請求項９】 前記外側ラベル部材の少なくとも一部が
前記容器の側板と取り外し可能に接着されていることを
特徴とする請求項１に記載の開放容易容器。 - 【請求項１０】 前記外側ラベル部材が、紙、クラフ
ト、合成樹脂、薄膜、金属箔、及びこれらの材料の積層
から成る群から選択される材料から成るシート材料であ
ることを特徴とする請求項１に記載の開放容易容器。 - 【請求項１１】 相互に隣接して配される縁部を備え、
対向する端部を有する略円筒形の容器本体を区画してお
り、前記隣接する縁部が前記端部の間に螺旋状に延在す
る開放容易継ぎ目を形成する板紙の側板と、 前記側板の外側表面の少なくとも一部に接着され、二つ
の長手方向縁部によって区画された帯状の柔軟なシート
材料から成り、少なくとも一つの長手方向縁部が主要部
に折り返され且つ接着されることによって、柔軟なシー
ト部材の少なくとも２層を形成する、螺旋状に配された
外側ラベル部材とを備え、 前記補強された縁部部分の少なくとも一部が、前記外側
ラベル部材の他方の長手方向縁部に隣接する外側ラベル
部材の部分に取り外し可能に接着されて、前記外側ラベ
ル部材の前記補強された縁部の部分が、前記容器本体の
一端から他端までの略全体の前記側板の前記開放容易継
ぎ目をブリッジする関係に配されることによって、前記
開放容易継ぎ目を閉止状態に維持すると共に前記容器本
体を開けるための開放容易継ぎ目を露出させるための剥
離帯片を提供することを特徴とする開放容易容器。 - 【請求項１２】 前記ラベル部材の補強された長手方向
の縁部部分の前側端部が、剥離可能な熱シールを介し
て、前記ラベル部材の他方の長手方向の縁部部分に隣接
する前記外側ラベル部材の部分に、取り外し可能に接着
されていることを特徴とする請求項１１に記載の開放容
易容器。 - 【請求項１３】 前記ラベル部材の補強された長手方向
の縁部部分の前側端部が、弱い接着剤を介して、前記ラ
ベル部材の他方の長手方向の縁部部分に隣接する前記外
側ラベル部材の部分に、取り外し可能に接着されている
ことを特徴とする請求項１１に記載の開放容易容器。 - 【請求項１４】 前記外側ラベル部材の他方の長手方向
縁部に隣接する前記外側ラベル部材の前記部分が、前記
容器本体の側板と、前記容器の双方の端部の間に配され
る前記開放容易継ぎ目に隣接して固着されていることを
特徴とする請求項１１に記載の開放容易容器。 - 【請求項１５】 前記外側ラベル部材の他方の長手方向
縁部に隣接する前記外側ラベル部材の部分が、前記容器
本体の側板の外側表面と、前記容器本体の実質的に一端
から他端迄に配される前記螺旋状の開放容易継ぎ目に隣
接して取り外し可能に接着されていることを特徴とする
請求項１１記載の開放容易容器。 - 【請求項１６】 前記補強された長手方向縁部の前側端
部の少なくとも一部が、前記容器本体の側板に固着され
ていることを特徴とする請求項１１に記載の開放容易容
器。 - 【請求項１７】 外側ラベル部材の補強された長手方向
縁部の前側端部の少なくとも一部が、前記側板と取り外
し可能に接着されていることを特徴とする請求項１１に
記載の開放容易容器。 - 【請求項１８】 前記外側ラベル部材が、紙、クラフ
ト、合成樹脂薄膜、薄膜／金属箔積層体、紙／金属箔積
層体、及び紙／薄膜積層体から成る群から選択された柔
軟なシート状材料から製作されることを特徴とする請求
項１１に記載の開放容易容器。 - 【請求項１９】 前記外側ラベル部材の前記補強された
長手方向の縁部部分が、相互に接着された柔軟なラベル
部材の少なくとも３層から成ることを特徴とする請求項
１１に記載の開放容易容器。 - 【請求項２０】 前記螺旋状に配された板紙の側板の隣
接する縁部が、前記容器本体の一端から他端までの間に
螺旋状に延在する突合せ継ぎ目を形成することを特徴と
する請求項１１に記載の開放容易容器。 - 【請求項２１】 前記螺旋状に配された側板の隣接する
縁部が重ねられ、一時接着剤が、前記側板の該重ねられ
た縁部相互間に、該重ねられた縁部を相互に取り外し可
能に接着するために供給されていることを特徴とする請
求項１１に記載の開放容易容器。 - 【請求項２２】 前記容器の双方の端部間に螺旋状に延
在する折畳み部を有すると共に前記円筒形の側板の内表
面に接着される柔軟な仕切シートライナ部材を更に備
え、前記折畳み部が、前記側板の開放容易継ぎ目に隣接
し若しくは重なって位置することを特徴とする請求項１
１に記載の開放容易容器。 - 【請求項２３】 前記外側ラベル部材の前記補強された
長手方向の縁部部分が、前記外側ラベル部材の前記補強
された長手方向の縁部部分を通り前記外側ラベル部材の
主要部の一部に続く円周方向のカット部を、備えること
を特徴とする請求項１１に記載の開放容易容器。 - 【請求項２４】 前記補強された長手方向の縁部部分を
通る前記円周方向のカット部に隣接する前記外側ラベル
部材の前記補強された長手方向の縁部部分の少なくとも
一部が、前記外側ラベル部材の前記他方の長手方向縁部
に接着されないことを特徴とする請求項２３に記載の開
放容易容器。 - 【請求項２５】 螺旋状の継ぎ目を備える連続的な側板
チューブを形成するために、縁部を相互に隣接させなが
ら連続的な側板の厚紙シートを軸上に螺旋状に巻きつ
け、 柔軟なシート材料の少なくとも２層を有する、補強され
た長手方向の縁部部分を備える外側ラベルシートを供給
するために、主要部に折り返され且つ接着された少なく
とも一つの長手方向縁部を有する連続的なシート材料を
供給し、 前記外側ラベルシートの一面の少なくとも一部に接着材
料を付け、 柔軟な前記外側ラベルシートの前記補強された長手方向
の縁部部分が、前記連続的な側板チューブの前記螺旋状
の継ぎ目をブリッジする関係に位置するように、且つ、
前記接着材料が前記外側ラベルシートを前記側板チュー
ブに固着するように、前記連続的な外側ラベルシートを
前記連続的な側板チューブに螺旋状に巻きつける工程を
有することを特徴とする開放容易容器を製造する方法。 - 【請求項２６】 主要部に折り返され且つ接着された少
なくとも一つの長手方向縁部を有する連続的なシート材
料を供給するための前記工程が、連続的な帯形状の外側
ラベルシート材料を供給し、前記連続的な外側ラベルシ
ート材料の一面の少なくとも一つの長手方向の縁部部分
に接着剤を付け、前記連続的なシート材料の長手方向縁
部を前記連続的なシート材料の主要部に折り返す工程を
含み、該工程によって前記柔軟なシート材料の少くとも
２層を備える前記補強された長手方向の縁部部分が供給
されることを特徴とする請求項２５に記載の開放容易容
器を製造する方法。 - 【請求項２７】 前記連続的な外側ラベルシートを前記
連続的な側板チューブに螺旋状に巻きつける前記工程
が、前記補強された長手方向の縁部部分が前側縁部とし
て配置されるように前記連続的な側板チューブが導入さ
れることによって行われ、更に、他方の長手方向縁部が
前記連続的な側板チューブの前記螺旋状の継ぎ目に極め
て隣接する位置となるように、前記連続的な側板チュー
ブ上に配され、且つ、前記外側ラベルの前記前側に配さ
れる補強された長手方向の縁部部分が、前記外側ラベル
シートの前記他方の長手方向縁部の外側表面の一部に螺
旋状に巻かれていることを特徴とする請求項２５に記載
の開放容易容器を製造する方法。 - 【請求項２８】 前記外側ラベルシート材料の前記補強
された長手方向の縁部部分が、剥離可能な接着部を形成
可能な熱活性化被膜を下側に備え、前記補強された長手
方向の縁部部分が加熱され、前記連続的な外側ラベルシ
ートが、前記柔軟な外側ラベルシート材料の前記補強さ
れた長手方向の縁部部分の外側に加えられた圧力によっ
て、前記連続的な側板チューブに巻かれることを特徴と
する請求項２５に記載の開放容易容器を製造する方法。 - 【請求項２９】 前記柔軟な外側ラベルシート材料が、
紙、合成樹脂、薄膜、若しくはこれらの積層材料から成
る群から選択される材料から構成されることを特徴とす
る請求項２５に記載の開放容易容器を製造する方法。
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