JP2504669B2 - 開封容易な容器 - Google Patents

開封容易な容器

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JP2504669B2 JP4215116A JP21511692A JP2504669B2 JP 2504669 B2 JP2504669 B2 JP 2504669B2 JP 4215116 A JP4215116 A JP 4215116A JP 21511692 A JP21511692 A JP 21511692A JP 2504669 B2 JP2504669 B2 JP 2504669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビスケット及びパンを製
造するための練粉のような製品の開封容易な容器、また
特に、容器の両端間に螺旋状に延在する開封容易な継目
を有し、螺旋状に巻いた本体壁を具える開封容易な容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加圧した製品、特に冷凍した混練製品を
包装するための複合容器は大きな市場性を持つ製品であ
る。通常、このような容器は、螺旋状に巻いた厚紙層、
又は厚紙素材層と、クラフト紙、箔、又は重合体層を成
層した内側ライナと、外側ラベルとで構成されている。
螺旋状に巻いた厚紙素材層は、容器の一端から他端まで
螺旋状に延在する接着していない突き合わせ接合部を有
する。外側ラベルは厚紙素材を包囲し、突き合わせ接合
部を覆い、突き合わせ接合部が早過ぎて開封されるのを
防止している。
【0003】この形式の容器でかなり市販されている容
器は、トーンヒル等に与えられた米国特許第39814
33号に開示されており、この容器は接着されていない
螺旋状の突き合わせ接合部に対向して位置する螺旋折目
を有する内側ライナを具え、一操作で容易に開封できる
容器である。外側包装を除去した時、ライナの折目、又
はひだがほぐれると同時に、混練製品とライナとが共に
外側に膨張する。これにより容器本体に生じた圧力によ
って突き合わせ接合部が開く。このため、更に内側ライ
ナを自動的に膨張させる。迅速に膨張する混練製品によ
ってライナが自動的に開き、従って容器内部の混練製品
を出すことができる。
【0004】この形式の容器の突き合わせ接合部を包囲
する外側ラベルは、この容器の重要な構造上の構成部材
であり、これは外側ラベルは突き合わせ接合部に橋渡し
しており、突き合わせ接合部を閉じて維持しているから
である。従って、容器が早過ぎて開封されるのを防止す
るためには、ラベルが強力でなければならない。ラベル
に対するこのような構造上の要求は、ラベルを構成する
ため一層安価な弱いシート材料を使用することを不可能
にしている。
【0005】一般に、突き合わせ接合部を有する形式の
開封容易な容器に真空パックを適用することは全く不可
能か、困難である。複合容器の構造設計のため、容器の
内部に真空を適用すると、容器の壁が突き合わせ接合部
の継目に沿って部分的に、又は完全に内方に圧潰する。
このため、複合容器の外観が悪くなり、容器内の製品の
シールが悪くなる。
【0006】突き合わせ接合部を有する開封容易な容器
の製造は、マンドレルの周りに螺旋状に厚紙素材を巻き
付ける工程を含むプロセスによって行われる。この場
合、厚紙素材の端縁は連続的に接触し、しかも重複する
ことなくマンドレルの全長に沿って位置するように、こ
の巻き付け操作を非常に精密に実施しなければならな
い。また、マンドレルの周りに巻き付けた厚紙素材の隣
接する端縁の間にギャップが存在するよう、厚紙素材の
幅は均一であることが必要である。
【0007】開封容易な螺旋状に巻いた複合容器には種
々のものが提案されている。例えば、ツエラー等に与え
られた米国特許第3221975号には螺旋状に巻いた
重複接合部を有する開封容易な容器が開示されている。
この接合部の重複端縁はその下にあるプライに恒久的に
接着されている。複数個の不連続の有孔部を重複継目そ
れ自身に設け、容器を開くための裂断ストリップを重複
継目それ自身によって形成している。
【0008】またマーチン等の米国特許第423534
1号では、薄い紙の素材の表面に接着するフィルム状の
内側プライを設け、複合容器に強度を付与した螺旋状に
巻いた容器が提案されている。この容器は螺旋状の継目
を有し、この継目は所要に応じ多孔質にすることができ
るとされているが、多くの場合、重複した接着継目であ
る。この容器の外側プライを除去して、容器を捩って開
くか、固い端縁に強打すると、この重複した接着継目は
破裂するようになっている。また容器を捩るか、固い表
面に強打すると、紙の素材を包囲する内側プライは本体
プライと共に裂けることになっている。
【0009】これ等容器に対する消費者の好みや、便利
さに合わせて、開封容易な螺旋状に巻いた容器を変更
し、改良するため、種々の提案がなされている。それに
も拘わらず、螺旋状に巻いた突き合わせ接合した開封容
易な容器に匹敵する利点と能力とを有し、しかもその欠
点を取り除いた、混練製品、又はその類似物のための開
封容易な容器は開発されていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は通常の突き合
わせ接合容器の能力と利点とを有し、しかも通常の開封
容易な容器より優れ、効率のよい新規な螺旋状に巻いた
開封容易な容器を得るにある。例えば、本発明の好適な
実施例では、容器壁を実質的に損傷することなく、真空
パックすることができ、密封シールすることができる容
器を提供する。好適な実施例に於ける本発明開封容易な
容器は、通常の開封容易な容器と同一の強度を発揮しな
がら、薄く、又は安価な外側ラベル構造を有するもので
ある。本発明開封容易な容器は、通常入手できる螺旋巻
き製造装置と、通常の厚紙素材と、通常のライナと、通
常の蓋部材等を使用して構成することができる。
【課題を解決するための手段】
【0011】本発明の一実施例では、ほぼ円筒形の容器
を画成し、重複する端縁を有する螺旋状に巻いた本体壁
を含む開封容易な容器を提供する。この本体壁の重複す
る端縁は、容器の両端間に螺旋状に延在する開封容易な
継目を画成する。本体壁の重複する端縁を解放可能に接
合し、開封容易な継目に沿って容器の壁を開き得るよう
にするため、本体壁の重複する端縁間に一時接着剤を設
ける。螺旋状に巻いた容器本体の重複する端縁によって
容器の壁に強度が付与されるから、通常の真空パック操
作中、容器の壁が圧潰するのを防止するか、少なくする
ことができる。本体の壁の周りに外側ラベルを設けるの
は好適であるが、本体の壁の重複端縁が開封容易な継目
を閉じて維持するのを助けるから、ラベルとしては一層
弱い、一層安価な材料を使用することができ、このた
め、外側ラベルとしての構造的な条件を軽減することが
できる。
【0012】容器本体の重複端縁間に設ける一時接着剤
としては、高い初期粘着性、即ち接着力を有するが、乾
燥すると固体脆弱層となるものが有利である。一時接着
剤を、実質的に別個の層として容器本体の重複端縁間に
設けるのが有利である。即ち、一時接着剤が容器の本体
壁に実質的に貫入しないようにするのがよい。螺旋状に
巻く前に、容器本体の端縁に圧縮スカイビングを施し、
これによりこの端縁に接着剤が一層貫入しにくいように
し、容器本体の外側表面が、外観及び感触とも比較的平
滑で、連続的であるようにする。一時接着剤は高い初期
粘着強さを有するから、外側容器ラベル接着剤、又は内
側容器ライナ接着剤の乾燥前に、容器端部に蓋部材を加
えることができ、従って、通常の開封容易な容器の製造
工程に匹敵する製造効率を達成することができる。一時
接着剤は乾燥すると、殆ど接着力のない層を形成するか
ら、容器の本体壁の重複端縁に沿って容器の端部から端
部まで螺旋状に開封容易な継目を生ずる。
【0013】本発明の開封容易な容器においては、容器
の両端間に螺旋状に延在する広げられる折目、又はひだ
を具える可撓性のシートライナを円筒体壁の内面に接合
するのが有利である。この折目を本体壁の開封容易な継
目に隣接させるか、重複させて位置させる。本体壁の内
側の開封容易な継目の両側に隣接する縁区域は、ライナ
に対して接着せず、従って開封容易な継目を画成する本
体壁の釈放可能に接着された重複端縁が開封されるのを
助ける。
【0014】本発明の開封容易な容器は、通常の突き合
わせ接合された開封容易な容器に比較し、その外観、及
び操作については実質的に変わらない。しかし、本発明
の開封容易な容器は、通常の製作操作を僅かに変更する
だけで容易に製作することができる。しかも、本発明の
開封容易な容器は容器ラベル構造についてその材料を節
約することができ、練粉、スナック製品等を含む食品の
真空パックを行うことができる。更に、開封容易な継目
に沿う重複量が僅かに変化しても差し支えないから、製
作操作を簡単化することができる利点がある。
【0015】
【実施例】次に本発明の好適な実施例を説明する。本発
明はこれ等の好適な実施例に限定されず、本発明は特許
請求の範囲内で種々の変更を加えることができる。
【0016】図1の斜視図に本発明による好適な開封容
易な容器10を示す。その外観から明らかなように容器
10は円筒形であり、連続的に螺旋状に巻いた外側ラベ
ル12を有する。容器の両端に上蓋14と底蓋16とを
設ける。容易に開封できる重複継目20を外側ラベル1
2の下に配置する。短い垂片切目22を外側ラベルに設
け、容器の頂部の周りに円周方向に短い距離だけこの垂
片切目を延在する。これにより、消費者が外側ラベルの
糊のついていない垂片24を掴んで引張ることによって
外側ラベルを除去することができる。即ち垂片24を引
張ると外側ラベルの頂部を円周方向に裂き始める。次に
外側ラベルを外側ラベル継目26に沿って巻きほぐし、
継目20を露出させる。
【0017】継目20の構造を図2に明示する。図2は
図1の2−2線上の一部拡大断面図である。図2におい
て、この複合体は外側ラベル12と、壁層30と、内側
ライナ層32とを含む。壁層30は2.54〜8.89
mm(0.10〜0.35インチ)、好ましくは3.8
1〜7.62mm(0.15〜0.30インチ)、例え
ば0.53mm(0.021インチ)の厚さを有する通
常の螺旋状に巻いた厚紙又は厚紙素材で構成するのがよ
い。螺旋状に巻いた容器を製造するのに通常使用する厚
紙素材は「ソノコプロダクツコーポレーション」、「リ
パブリックペーパーボードコーポレーション」及び「ミ
ドルタウンボードコーポレーション」のような種々の製
造業者から市販されている。螺旋状に巻いた壁層として
有利に機能させるため、この厚紙素材はクラフト紙又は
再生紙で構成し、この厚紙素材を代表的に例えば50〜
100ポンド/連の範囲にすることができる。或る例で
は、例えば0.076mm(0.003インチ)新聞紙
のような弱い外層をこの厚紙素材に加えることができ
る。
【0018】縦方向に重複し、横方向に圧縮される壁端
縁34、36から継目20を形成する。重複する壁端縁
34、36間に接着層38を設ける。以下に詳細に説明
するように、接着層38に設ける接着剤は一時接着剤で
あるのが有利である。これにより、製造作業中、重複端
縁34、36を一時的に接合するが、一時接着剤が一旦
乾燥すると接着強度が低くなり、厚紙素材の重複端縁に
よって容易に開き得る継目を生ずる。壁層30の重複端
縁34、36のおのおのは図2に示すように主壁である
壁層、又は壁30の厚さより薄い厚さまで圧縮するのが
よい。このように重複端縁を圧縮すると、壁層30の厚
さが重複端縁において実質的に増大せず、容器の外観を
向上させ、有利である。更に、重複端縁を圧縮すること
は一次接着剤が重複端縁に貫入するのを減少させ、後に
詳細に説明するように、接着層38が釈放される性質が
向上する。
【0019】図2に明示するように、解放容易な継目2
0の端縁に明瞭に見える突条39を設ける。このように
明瞭な突条39を設けることは解放容易な継目の位置を
消費者に知らせるため有利である。突条39は本発明の
必須の要旨ではなく、省略してもよいし、或は重複端縁
34、36を圧縮する形式又は程度を変えて一層強調し
てもよい。
【0020】内側ライナ層32は重合体と箔、クラフト
紙と箔と重合体、重合体と重合体、又はクラフト紙と箔
の成層体のような遮断層型の可撓性シート材であるのが
よい。この遮断層型のシート状内側ライナによって液
体、油、そして好ましくはガスが容器の壁の内外に出入
するのを防止する。内側ライナ層32と容器本体である
壁層30との間に恒久接着層40を設ける。重複継目2
0の各側部に小縁区域41を設けるのがよく、この小縁
区域は接着しない区域であり、これは容器を開く際、接
着層38の破砕即ち解放を助ける。伸長できる折目又は
ひだ42を重複継目20に又はその付近に設ける。図2
に示すように折目42の下側の一部のみに沿って延在す
る熱シール44を介して、伸長できる、即ち広げること
ができる折目42をライナの重複端縁に熱シールする。
後に詳細に説明するように、容器内に収容した混練製品
50のような食品が膨張しようとするのを折目42によ
って助け、重複継目20を強制的に開くのを可能にす
る。
【0021】接着層43を介して容器の本体である壁層
30の外面に外側ラベル12を接着するのがよい。この
接着層43もデキストリン等から形成した一時接着剤で
あるのがよい。外側ラベル12はクラフト紙、重合体と
箔との成層体、クラフト紙と箔との成層体等のような任
意適当な材料で造ることができる。
【0022】図3及び図4は本発明の容易に開封できる
容器に設けた容易に開封できる重複継目20の開封状態
を示す。図3において、継目26と部分的な垂片切目2
4(図1参照)とによって画成する垂片24を掴むこと
によって消費者が外側ラベル12を剥すことができる。
容器の本体である壁層30からラベル12を剥した時、
例えば1.05〜2.81kg/cm2(15〜40ps
i)の圧力で保持されている混練材料50又はその他の
材料は容器の壁層に外方への圧力を働かせる。伸長でき
る折目42がまずシールされていない部分で折目が延
び、混練材料50が膨張することができる。混練材料5
0が容器の内側の重複端縁36に外方への圧力を作用さ
せるから、図3で見て上方に指向する圧力が容器の外側
の重複端縁34に伝達させる。そのため例えば破砕によ
り接着層38を破断する。
【0023】図4に示すように、ライナ32が熱シール
44に沿って剥がれるまで、混練材料50は膨張し続
け、これにより継目20に沿って容器の開封を行なうこ
とができる。理論にこだわりたくないが、図2及び図3
に示すように、ライナ32と容器の壁層30との間に接
着されていない区域41を設けることによって継目20
の開封を助けることができることは確実である。容器の
継目の内側の重複端縁36はライナ32が外方に膨張す
るためこのライナ32に対して滑る。更に、継目20の
両側に接着されていない小縁区域を設けることによっ
て、恒久的に接着されないようになり、製造工程中、こ
の接着されていない区域は内側の重複継目まで達するこ
ともある。
【0024】本発明で採用した一時接着剤として当業者
に既知の種々の接着剤を使用することができる。ここに
「一時接着剤」と称するのは湿潤した状態では高い粘着
性、即ち接着性を生ずるが、一旦乾燥すると殆ど又は全
く接着強度のない層になる材料を意味する。一時接着剤
は容器の本体の壁の重複端縁間に実質的に区別された層
として存在するのがよい。即ち、例えば、高粘性接着剤
の使用、容器本体への解放被着、又は重複端縁の圧縮に
よって接着剤が容器本体内に貫入するのを防止するのが
望ましい。乾燥すると容易に脆弱又は破砕する結晶状態
になるが初期に高い粘着性を有する接着剤を採用するこ
とによって、又は乾燥すると継目20の重複端縁34、
36の一方又は両方から容易に剥がすことができる接着
層を採用することによって一時接着層を設けることがで
きる。
【0025】一時接着層38を形成するために使用する
接着剤は初期に高い粘着性を有する。従って、容器を製
造中及びその直後に、この接着層38によって重複継目
30は合体保持される。層38を形成するために使用し
た接着剤の初期接着性が余りに低いと、容器本体の製造
直後に容器に蓋を加えることが困難になるか、不可能に
なる。これは、通常蓋を加えることに伴なう容器本体に
加わる下向きの圧力によって重複端縁を互に滑らせてし
まい、容器を縦方向に圧潰してしまうからである。一
方、接着層38が乾燥しても高い接着強度を有する層で
ある場合には、容器を開封するのが困難になる。従って
層38の接着強度はラベル12の除去に続く容器の開封
の難易を決定する。例えば極端に低い乾燥接着強度を有
する接着剤を使用すれば、外側ラベル12を除去してか
ら容器を自己開封、即ち外側ラベルを除去すれば自然に
開封することができる。一方、接着層が若干高い乾燥接
着強度を有する場合には、接着層38を破砕し解放する
ために、消費者は重複継目20に沿って容器をゆるやか
に押圧する必要がある。しかし、外側ラベル12の除去
を行なうと直ちに容器が開封されると、消費者が驚くか
も知れないので、このように重複継目に沿って容器を押
圧することが望ましいこともある。この接着剤は湿潤し
ている時の初期粘着力、即ち接着強度は約0.0035
〜0.1054kg/cm2 (0.05〜1.5ps
i)、好ましくは0.007〜0.028kg/cm2
(0.1〜0.4psi)であるのが好適である。上述
したように、厚紙の圧縮の程度、又は厚紙素材の組成も
接着強度又は剥ぎ取り強度に影響を及ぼす。
【0026】乾燥すると脆弱な固体層になる接着剤で接
着層38を造るのが好適である。脆弱な接着剤は当業者
には既知である。本発明では高い粘着性を有するよう改
質したデキストリン系接着剤を成功裡に採用している。
このデキストリン系接着剤は米国テキサス州グランドプ
レーリーのナショナルスターチアンドケミカルコーポレ
ーションから「71−5626B」として市販されてい
る。この接着剤は高い固体率(約64%)、高い粘性
(約21,000cps)、改質酸(約2.5pH)の
デキストリン接着剤である。本発明に有利に使用できる
その他の脆性接着剤は大量に増量した樹脂水性乳濁液型
の接着剤であって、例えば粘土、二酸化珪素、炭酸カル
シウム、タルク等の不活性の増量剤と、粘着付与アルコ
ールと共に水に分散させたポリ酢酸ビニルである。不活
性増量剤によって接着剤の弱い明確な層が本体の重複端
縁間に確実に残存することになり、それにより確実に接
着剤の破断を行なうことができる。代案として、マイク
ロクリスタリンワックス、シリコン等の剥離剤塗布を容
器本体の重複端縁36、34の一方又は両方の内面に施
こし、乾燥した時、接着層を容器の重複端縁から容易に
離すことができるようにすることができる。
【0027】圧縮スカイビングは容器本体の重複端縁か
ら接着層38を離すのを容易にすると信じられている
が、これは圧縮スカイビング作用によって厚紙素材が圧
縮され密度を増すためである。また、これにより接着剤
の樹脂が厚紙素材に貫入するのを防止でき、重複継目で
厚紙素材から接着層を容易に剥がすことができると信じ
られている。圧縮スカイビングは既知の操作であり、圧
力ロールとバックアップロールとの間、又は2個の圧力
ロールの間で厚紙の端縁を圧縮する。圧縮スカイビング
は10%程度までも圧縮すれば、即ちもとの厚さの約9
0%まで圧縮すれば有効であると信じられている。本体
の壁の厚紙素材の端縁を約80%又はそれ以下、好まし
くは厚紙素材のもとの厚さの約50%から約70%まで
圧縮スカイビングするのがよい。
【0028】図5は容器本体の壁層30の重複端縁3
4、36を面取りした本発明の他の実施例を示す。圧縮
ロールの採用、即ち圧縮スカイビングによって面取りを
行なうことができるが、研削又は転写法を使用して面取
りを行なうことができる。研削又は転写法を使用する場
合には、厚紙素材30の研削端縁が一般に粗く多孔質に
なる。その場合、一時接着層38を形成する接着剤を加
える前に、厚紙素材の粗い端縁に抗接着剤材料又は接着
剤剥離剤を下塗りするのが非常に有利であると考えられ
る。
【0029】本発明により一時接着剤により接合した容
器本体の壁層の重複端縁を図示した以外の構造、形状に
することが考えられる。例えば、圧縮スカイビングを使
用せず図2、図3及び図4に示すように、又は図5のよ
うな面取りは行なわず、特に容器の外観は重要と考え
ず、容器本体の壁層の端縁を重複させることができる。
従って、容器本体の端縁を前処理して一時接着剤を加
え、次に圧縮又は面取りを行なわずこの端縁を重複させ
る。この場合、容器本体の外側の周りに外側突条を螺旋
状に延在する。
【0030】重複継目を有するこの容器の製造は図6
(a)及び(b)に示すような通常の容器製造工程を実
質的に変更することなく行なうことができる。図6
(a)において、最初、内側ライナ層32を固定マンド
レル100の上に螺旋状に巻き付ける。ライナ32を供
給装置102からマンドレル100に供給する際、折舌
片104のような折装置をライナ32によって横切らせ
る。ライナ32の他の端縁の一部を加熱装置106によ
って加熱する。ライナのこの加熱された端縁に加圧ロー
ラ108によって圧力を加え、図2の折目42の先端縁
でこのライナ同志を接合する。
【0031】容器の本体壁を供給源110から供給し、
この厚紙素材30をマンドレル100に送る。その際、
厚紙素材30の両側を図6(b)に明示する圧縮スカイ
ビング装置112によって処理し、この装置の圧縮ロー
ラ114とバックアップローラ116とによりカレンダ
ー処理により厚紙素材30の端縁を圧縮する。厚紙素材
30の一側で圧縮ローラ114が厚紙素材の頂部に作用
すると共に、厚紙素材の他方の側で又は他方の端縁でバ
ックアップローラ116が厚紙素材の下面に作用するか
ら、厚紙素材の両側の端縁に凸部が形成される。代案と
して、ローラ114、116を共に圧縮ローラにし、厚
紙素材の両面が均一に圧縮されるようにしてもよい。
【0032】接着剤添加装置118によって脆性接着剤
を各圧縮端縁に加える。圧力ローラによって圧縮された
厚紙素材の端縁と同一の側に一時接着剤を加える。従っ
て一方の端縁の頂部に一時接着剤を加え、この端縁の底
部の側にも一時接着剤を加える。次にライナ32の外側
に接着するため、接着剤添加ローラ122によって恒久
接着剤を厚紙素材の内面に加える。この接着剤添加ロー
ラ122の幅を厚紙素材30の幅より狭くし、厚紙素材
の外端縁に恒久接着剤が添加されないようにする。容器
の本体になる厚紙素材を連続内側ライナ層の上にマンド
レル上に巻付け、厚紙素材の先端縁をその後端縁に重複
させ、圧縮スカイビングを受けた端縁に整合させる。次
に、通常のベルトコンベア装置124によってこの本体
壁層と内側ライナ層との成層体をマンドレル100の上
で縦方向に左に動かす。
【0033】マンドレル100に対し端縁が重複する関
係に外側ラベル層12を縦方向に送り、接着剤ローラ添
加装置126によって外側ラベル層12の下面に液圧接
着剤の層を被着する。この接着剤を加える前に、固定切
断部材128によってラベル12に一連の平行な垂片切
目22を設ける。この技術はトーンヒル氏に与えられた
米国特許第4091718号明細書に開示されている。
【0034】容器の本体の壁層30の外面に、端縁を重
複して接着剤でこの重複部を接着した関係になるよう、
上記の垂片切目を入れたラベル12を螺旋状に巻付け、
このできた成層体をベルトコンベア124によって切断
ステーション130に移送する。この切断ステーション
130は回転自在に取付けた複数個の刃132を有し、
この刃により、印刷した又は印刷していない分割線13
4によって画成した円周切目に沿って円筒体又は「罐
体」にこの環状の成層体を分割する。代案として、この
成層体を希望の一層長い長さ(例えば8個分に相当する
長さ)に分割し、マンドレル100から除去し、必要な
ら他の切断ステーションで数個の部分に切断する。切断
ステーション130をこの巻付け台上に取付けて示した
が、切断操作を第2機械で行なってもよい。切断された
罐体を蓋取付ステーション即ち「蓋取付機」140に移
送し、ここで容器本体の一端に蓋を取付ける。
【0035】図7(a),(b)は本発明に採用できる
代案の端縁スカイビング操作を示す。図7(a)では厚
紙素材30の圧縮スカイビングを受けた面取り端縁3
4、36を形成するため、ソフトバックアップローラ1
16に作用する張開いた圧縮ローラ114を使用する。
図7(b)では、波形に圧縮スカイビングを受けた端縁
を設けるため、バックアップローラ116に作用する波
形圧縮ローラ114を使用する。
【0036】図8(a),(b)及び(c)は蓋14の
周端縁14Aを折り又はひだをつけ、容器の壁層30に
一層良好に蓋を取り付けることができるようにするため
図8(a)に示す通常のひだ付き継目を含む蓋の3種類
の異なる形状を示す。図8(b)は「二重ロック継目」
又は「巻込み継目」を示し、継目を作る前に本体の壁層
30の上端の一部30Aを張開き、蓋の周縁ひだ又は継
目14A内に折り込む。水系ネオプレーンゴム又は溶剤
系ネオプレーンゴムのような通常の化合物141を蓋の
内側又は本体の内周縁端に加え、継目を形成後シールを
形成するよう本体の内側ライナ(図示せず)と蓋14の
内面との間にシール化合物を位置させる。図8(b)の
二重ロック構造は他の形式の厚紙罐体では採用されてい
るが、突き合せ継目の開封容易な厚紙容器では採用され
たことがない。これはフランジを形成するのがこれ等の
容器については非常に困難なためである。本体を曲げて
外側から応力を加えると、突き合せ継目は離れる。
【0037】図8(c)は一部二重ロック構造の蓋を示
し、容器本体30のフランジ端30Aを巻いた端縁又は
ひだの部分14Aに突出する。端部30Aはひだの部分
14Aによって完全に保持されている訳でないから、図
8(b)の二重ロック構造の蓋よりも容易に取外すこと
ができる。しかし、フランジの作用とシール化合物14
1によってこれ等の蓋は形成し易い密封シール作用を有
する。
【0038】或る例では、化合物141を使用しない
で、図8(b)の二重ロック構造の蓋又は図8(c)の
一部二重構造の蓋が望ましいことがある。その場合、シ
ールの状態は図8(a)の構造より良好ではあるが、完
全密封とはならない。その他の蓋の構造としては、図8
(a)のひだ付き継目構造を採用し、その蓋を取付ける
前に、本体の端部30Aを外方に巻くようにしてもよ
い。
【0039】図5に戻り、本体の壁層30又はラベル層
12の相手面には、円周方向の端部垂片切目22と、
(レシチン、シリコン又はマイクロクリスタリンワック
スのような)抗接着剤又は(ポリ塩化ビニル又は粘土及
び水を使用したポリ酢酸ビニル生成物、又は種々の高温
溶融体のような)剥離接着剤を加えるのが望ましいかも
知れない。これにより、ラベル層を繊維質の本体壁層か
ら容易に切り裂くことができる。従ってラベル層12を
接着剤添加装置126に通す前に、ラベル層を一次ステ
ーション150に通し、ここで円周方向の切目134の
線の反対側にラベル層の下面に抗接着剤又は剥離接着剤
を被着する。代案として、類似の回転添加装置152に
よって抗接着剤又は剥離接着剤を本体の壁層30の下側
に加えることができる。接着力が大きいことを希望する
場合には、添加装置150又は152によって下塗剤を
本体の壁層又はラベル層に加えることができる。
【0040】本体の壁層の端縁を重複させる前に、レシ
チン、シリコン又はマイクロクリスタリンワックスのよ
うな抗接着剤、又はポリ塩化ビニル又は粘土及び水のよ
うな増量剤を含むポリ酢酸ビニル生成物のような剥離接
着剤を本体の壁層の端縁に加えるのが望ましいこともあ
る。このような場合に、端縁のスカイビング処理に続い
て、接着剤を加える前に、図6に示す接着剤添加装置1
54によって抗接着剤又は剥離接着剤を加えることがで
きる。
【0041】本発明容器は種々の実施例において、外側
ラベルについて、構造的な条件を著しく減らすことがで
きることを含めて顕著な利点がある。このことにより、
通常の突き合せ接合の開封容易な容器において使用され
る外側ラベルより薄い、又は一層弱い外側ラベル層を使
用することができる。理論にこだわりたくないが、本発
明の開封容易な容器は少なくとも2つの理由により外側
ラベル層に関して構造的な条件を減らすことができる。
容器本体の端縁を重複させるから、容器の内側の加圧製
品、即ち混練製品によって作用する応力は従来の突き合
せ接合壁に比較し一層広い面積にわたって作用する。従
来のものは容器本体の周りに延びる単一螺旋の線に応力
が集中する。真空パックの製品の場合でも同様に、外側
の圧力によって、開封容易な継目が圧潰する傾向は少な
い。更に、容器本体の重複端縁の間の一時接着層は乾燥
後でも或る程度は接着力を維持し続ける。従って、この
接着層が破断し又は剥がれるまでは、一時接着剤は容器
本体を閉じて維持するのを助ける。
【0042】一時接着剤を注意深く選択することによっ
て、乾燥した時、本発明容器の開封容易な重複継目が種
々の接着力を有するようにすることができる。従って、
或る一時接着剤は、乾燥した時、最小の接着力を示し、
外側層を剥ぐと、容器は自己開封する。一方、本発明で
は、乾燥した時、一層大きな接着作用を有する他の接着
剤を採用することもできる。このような一層強力な接着
剤を採用する場合、本発明により外側ラベル層を必要と
しないようにする要旨を本発明の構成とすることが考え
られる。この場合別個の外側ラベルを必要とすることな
く厚紙素材の壁層自身に印刷を施こし、容器ラベルとし
て機能させる。この場合、容器の重複端縁間の一時接着
層は乾燥した時、消費者が容器を開封するまで、壁層を
閉成保持するに充分な接着力を発揮する必要がある。こ
のような場合消費者が容器の継目を押すことによって一
時接着剤の破断を開始できるよう比較的強力な脆性、即
ち破断可能な接着層を採用するのが有利である。
【0043】本発明のその他の利点は、容器本体を損傷
することなく、真空包装を有利に採用できることであ
る。突き合せ接合による通常の開封容易な容器において
は突き合せ接合部自身が弱い。従って、容器の内部に真
空を加えると容器の壁層が部分的に又は完全に内方横方
向に圧潰する。しかし、本発明容器においては、本体の
壁層に圧潰を生ずることなく、包装中、容器の内部に真
空を加えることができる。このことは真空状態、または
加圧状態で製品を包装する際重要な利点である。
【0044】本発明の開封容易な容器の更に他の利点は
突き合せ接合した開封容易な継目に沿う液体の吸上げを
最小にするか、全く消滅させることができることであ
る。このような吸上げ、即ち「シロッピング」は、通常
の突き合せ接合による容器を長期にわたり保管すると破
損を生ずることがある。液体は混練製品から分離し、容
器本体の壁層の端部に吸収されることが知られている。
通常の開封容易な容器においては、容器の内側の液体か
ら生ずる湿分は容器の突き合せ接合された開封容易な継
目に沿って運ばれることが知られている。容器本体の壁
層の突き合せ接合された端縁は一層多孔質であるため、
突き合せ接合された開封容易な継目は吸上げ作用を有
し、螺旋状の突き合せ接合部に沿って液体を集中させる
ものと考えられる。このため外側容器ラベルの離層また
はクラフトと箔との内側ライナの離層を生ずる。何れの
場合でも容器の外観は悪くなり、製品の保存は達成され
ない。
【0045】本発明容器は突き合せ接合部が無いので、
開封容易な継目に沿う液体の移送は最少になるか、又は
全く無い。特に、重複継目を形成する前に本体の壁層に
圧縮スカイビングを施すか、コーテイングを行なう時本
体の壁層の端縁はこの壁層の残部より液体の吸上げに対
する抵抗が実際上増大する。その結果容器の頂部と底部
とにおいて、容器の内部からの液体が容器本体の壁層に
よって吸収され、この吸収された液体は開封容易な継目
によって吸上げられないので容器の頂部と底部に本来的
に残留する。一方、容器の頂部と底部の端部は構造的に
強化されているので、容器本体の壁層に破損を生ずるこ
とはない。容器の頂部と底部の端部によって生ずるこの
ような液体の吸上げを最少にするため、蓋を取付ける前
に容器の端部自身に簡単にコーテイングを施し、この端
部をシールすることができる。
【0046】本発明の重複継目を有する容器の本体壁層
間の重複の量を開封容易な容器の希望する機能に応じて
変化させることができる。一般に容器の壁層の端縁の縦
方向の重複量を2.5mm(0.1インチ)にすれば顕
著か効果が得られる。一方縦方向の重複量を12mm
(0.50インチ)にしても開封容易な優れた機能を有
する。この容器を真空パックに使用する場合には、例え
ば6mm(0.25インチ)の最少重複量より実質的に
大きい重複量を有利に採用することができる。また容器
を自己開封することを希望する場合には、重複量は例え
ば9mm(0.370インチ)以下の小さな範囲にする
のが有利である。この重複量の選択は一部は容器本体の
直径と、採用した一時接着剤の接着強度のような因子に
よって影響を受ける。次の例は本発明容器の実際を示す
ものであるが、本発明はこの例に限定されない。
【0047】容 器 例 直径約50mm(2インチ)の固定円筒マンドレルの周
りに巻いたアルミニウム箔複合内側ライナに本体壁層と
して厚紙素材の層を組み合せて成層することにより図6
(a)に示す容器製作工程によって開放容易な容器を準
備した。厚紙素材の層をマンドレルに巻き付ける前に連
続する螺旋状の接合部になるよう内側ライナをマンドレ
ルに熱シールした。この最後の層は予め印刷したラベル
層である。厚紙素材の両端縁に圧縮スカイビングを施
し、最終的な厚紙素材の厚さを、マンドレルに巻き付け
る前の厚さの60〜70%になるようにした。低粘性
で、高粘着性のデキシトリンからなる接着剤を厚紙素材
の頂部圧縮端縁に加えた。この端縁を、接着剤を被着し
ていない他方の圧縮された端縁に巻き付けて整合させ
た。図8(c)に示す部分二重ロック構造になるよう金
属蓋を容器の両端に加えた。
【0048】この容器を構成するため使用した内側ライ
ナは次の通りである。 L1:25ポンドクラフト/結合層/0.007mm箔
/結合層/61ポンド高密度ポリエチレン(HDPE) L2:17ポンドクラフト/結合層/0.007mm箔
/結合層/61ポンドHDPE L3:0.17mm箔/30ポンド湿潤強度クラフト L4:0.13mm箔/30ポンド湿潤強度クラフト L5:0.09mm箔/25ポンド湿潤強度クラフト 厚紙素材は次の通りである。 B1:0.53mm湿潤強度クラフト B2:0.46mm非湿潤強度クラフト B3:0.46mm非湿潤強度クラフト ラベルは次の通りである。 La1:40ポンド湿潤強度クラフト/0.08mm箔 La2:60ポンド非湿潤強度クラフト La3:40ポンド非湿潤強度クラフト La4:25ポンド非湿潤強度クラフト/0.08mm
箔 容器は次の構造を有する。
【0049】
【表1】
【0050】容器の金属蓋小孔を通してヘリウムを容器
に充填し、シールし、漏洩を測定することによって容器
のシールの程度をテストした。測定された漏洩は十分低
く密封シールされていると考えられた。各容器の内部を
加圧し、ラベルを除去することによって容器の操作性を
テストした。薄いライナと、薄い厚紙素材の壁層と、中
間又は少ない重複量の容器は自己開封される傾向がある
が、その他の容器は自己開封のためには継目に接触する
か、又は継目を押圧する必要があることがわかった。従
ってライナL2とL5、厚紙素材B2とB3、重複量
6.4mm又はそれ以下の容器は自己開封される傾向が
ある。すべての容器は壁層の圧潰を生ずることなく、内
部の真空に耐えることができた。上述したように本発明
は特許請求の範囲内において種々の変更を加えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例による開封容易な容器の
斜視図である。
【図2】図1の容器の開封容易な継目とライナと外側ラ
ベルとを示す図1の2−2線上の拡大断面図である。
【図3】本発明容器の継目に沿う開封の一段階を示す断
面図である。
【図4】図3の次の開封の段階を示す段面図である。
【図5】本発明容器の重複継目の他の構造を示す断面図
である。
【図6】(a)は図1の容器を製造する好適な方法と装
置とを線示的に示す図である。(b)は本発明の好適な
実施例で行なう圧縮スカイビング工程を示す図6(a)
の6b−6b線上の断面図である。
【図7】(a)は本発明の他の好適な実施例の圧縮スカ
イビング操作を示す断面図である。(b)は圧縮スカイ
ビング操作の更に他の例を示す断面図である。
【図8】(a),(b)及び(c)はそれぞれ本発明容
器の蓋の好適な取り付け状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 容器 12 外側ラベル 14 上蓋 16 底蓋 20 重複継目 22 垂片切目 24 垂片 26 外側ラベル継目 30 壁層、壁 32 内側ライナ層 34、36 壁端縁、端縁 38 一時接着剤、接着層 40 恒久接着層 41 小縁区域 42 折目又はひだ 44 熱シール 50 混練製品 100 固定マンドレル 102 供給装置 104 折舌片 106 加熱装置 108 加圧ローラ 110 供給源 112 圧縮スカイビング装置 114 圧縮ローラ 116 バックアップローラ 118 接着剤添加装置 122 接着剤添加ローラ 124 ベルトコンベア装置 126 接着剤ローラ添加装置 130 切断ステーション 132 刃 150、152 添加装置 154 接着剤添加装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェネラル テイラー アメリカ合衆国 サウスカロライナ州 29501 フローレンス キティ レイン 708 (72)発明者 ダブリュー ジェラルド ゲイニー アメリカ合衆国 サウスカロライナ州 29532 ダーリントン ルート 2 ボ ックス 78 (56)参考文献 特開 昭52−37177(JP,A) 実開 昭63−97615(JP,U)

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混練製品等を収納するため、両端を有す
    るほぼ円筒形の容器を画成し、重複する端縁を有する螺
    旋状に巻いた堅固な本体壁を具え、前記容器の前記両端
    間に螺旋状に延在する開封容易な継目を前記本体壁の重
    複する前記端縁によって画成し、 前記本体壁の重複する前記端縁を互いに釈放できるよう
    接着し、しかも螺旋状に延在する開封容易な継目に沿っ
    て前記容器を開封できるようにするため前記本体壁の重
    複する前記端縁間に一時接着剤を設けたことを特徴とす
    る開封容易な容器。
  2. 【請求項2】 前記本体壁の重複する前記端縁間の脆弱
    な接着剤の実質的に別個の層として、前記一時接着剤を
    設けた請求項1に記載の開封容易な容器。
  3. 【請求項3】 厚紙から成る前記本体壁の重複する前記
    端縁のおのおのは、この本体壁の主要部の厚さの80%
    以下の厚さまで圧縮されたものである請求項1に記載の
    開封容易な容器。
  4. 【請求項4】 遮断性を有する可撓性のシート状材料か
    ら成り、円筒形の本体壁の内面に接合した螺旋状に巻い
    た内側ライナを付加的に具える請求項1に記載の開封容
    易な容器。
  5. 【請求項5】 前記一時接着剤が厚紙に貫入するのを減
    少させるため、厚紙の前記本体壁の前記端縁にコーテイ
    ングを施した請求項1に記載の開封容易な容器。
  6. 【請求項6】 厚紙の前記本体壁の外側に印刷による表
    示を設け前記容器の外側を構成させた請求項1に記載の
    開封容易な容器。
  7. 【請求項7】 両端を有するほぼ円筒形の容器を画成
    し、解放可能に接着した重複する端縁を有する螺旋状に
    巻いた本体壁を具え、前記容器の前記両端間に螺旋状に
    延在する開封容易な継目を前記本体壁の重複する前記端
    縁によって画成し、 前記容器の前記両端間に螺旋状に延在する広げることが
    できる折目を有し、円筒形の本体壁の内面に接合した可
    撓性遮断性シートライナを設け、前記折目を前記本体壁
    の開封容易な継目の内部に隣接させて位置させるか、又
    は重複させ、本体壁の内部の開封容易な継目の両側に隣
    接する縁区域を前記ライナに接合せず、本体壁の解放可
    能に接着した重複端縁の開封を助けることを特徴とする
    開封容易な容器。
  8. 【請求項8】 重複する端縁を解放可能に接着するた
    め、前記本体壁の重複する前記端縁間の脆弱な接着剤の
    実質的に別個の層を付加的に設けた請求項7に記載の開
    封容易な容器。
  9. 【請求項9】 螺旋状に巻いた厚紙の前記本体壁の重複
    する前記端縁は、この本体壁の主要部の厚さの75%以
    下の厚さまで圧縮されたものである請求項7に記載の開
    封容易な容器。
  10. 【請求項10】 螺旋状に巻いた前記本体壁の重複する
    前記端縁はこの重複する端縁に接着剤の貫入に対する抵
    抗を増大するコーテイングを施したものである請求項7
    に記載の開封容易な容器。
  11. 【請求項11】 混練製品等を収納するため、ほぼ堅固
    な厚紙で構成し、横方向に圧縮され縦方向に重複する端
    縁を有する螺旋状に巻いた厚紙本体壁を具え、この螺旋
    状に巻いた厚紙本体壁によって両端を有するほぼ円筒形
    の容器を画成し、前記本体壁の縦方向に重複する端縁に
    よって前記容器の前記両端間に螺旋状に延在する開封容
    易な継目を画成し、 本体壁の重複する端縁を解放可能に接着し開封容易な継
    目に沿って容器を開封するため、前記厚紙本体壁の横方
    向に圧縮され縦方向に重複する前記端縁間の脆弱な接着
    剤の実質的に別個の層を設けたことを特徴とする開封容
    易な容器。
  12. 【請求項12】 前記厚紙本体壁の横方向に圧縮され縦
    方向に重複する前記端縁間の脆弱な接着剤の実質的に別
    個の層を、0.007kg/cm2 (0.1psi)以
    上の初期粘着強さを有する接着剤で構成した請求項11
    に記載の開封容易な容器。
  13. 【請求項13】 前記容器の両端間に螺旋状に延在する
    広げることができる折目を有し円筒形の本体壁の内面に
    接合した可撓性遮断性のシート状内側ライナを付加的に
    具え、前記折目を前記本体壁の開封容易な継目に隣接さ
    せて位置させるか、又は重複させ、本体壁の内部の開封
    容易な継目の両側に隣接する縁区域を前記ライナに接合
    せず、本体壁の解放可能に接着した重複端縁の開封を助
    ける請求項12に記載の開封容易な容器。
  14. 【請求項14】 ほぼ円筒形の前記容器の少なくとも一
    方の端部に取付けた蓋を付加的に具え、前記容器の本体
    壁の端部の外方フランジを前記蓋の周縁の巻いた端縁内
    に部分的に突出する二重構造によって前記蓋を取付けた
    請求項11に記載の開封容易な容器。
  15. 【請求項15】 前記厚紙本体壁の横方向に圧縮され縦
    方向に重複する前記端縁間の脆弱な接着剤がデキシトリ
    ン系接着剤である請求項11に記載の開封容易な容器。
  16. 【請求項16】 開封容易な容器を製造するにあたり、 連続する本体壁厚紙シートの両側の連続する端縁を圧縮
    し、 前記連続する本体壁厚紙シートの少なくとも一方の圧縮
    連続端縁部の少なくとも一方の面に一時接着剤を被着
    し、 前記連続する本体壁厚紙シートの一方の圧縮連続端縁部
    の面が他方圧縮連続端縁部の接着剤を被着した面に接触
    するよう端縁が重複する関係に前記連続する本体壁厚紙
    シートをマンドレル上に螺旋状に巻き付けて、連続する
    解放可能な接着本体壁管を形成し、 前記連続する解放可能な接着本体壁管を所定長さの複数
    個の円筒状容器本体部に切断することを特徴とする開封
    容易な容器の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記所定長さの複数個の円筒状容器本
    体部の少なくとも一方の端部に蓋を固着する付加的工程
    を具える請求項16に記載の開封容易な容器の製造方
    法。
  18. 【請求項18】 前記切断工程に先立って、 連続外側ラベルシートを設け、 この連続外側ラベルシートの一方の面に一時接着剤を被
    着し、 この一時接着剤を被着した連続外側ラベルシートを連続
    する解放可能な接着本体壁管に螺旋状に巻き付ける工程
    とを具える請求項16に記載の開封容易な容器の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 前記連続する本体壁厚紙シートを前記
    マンドレル上に螺旋状に巻き付けるに先立って、 遮断性のシートから成る連続する内側ライナを設け、 この内側ライナの一方の端縁に連続折目を形成し、 このマンドレル上に連続する管状内側ライナを形成する
    よう前記連続する内側ライナを前記マンドレル上に螺旋
    状に巻き付ける請求項16に記載の開封容易な容器の製
    造方法。
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