JPH0656074A - 浮遊式海洋構造物 - Google Patents
浮遊式海洋構造物Info
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- JPH0656074A JPH0656074A JP4234202A JP23420292A JPH0656074A JP H0656074 A JPH0656074 A JP H0656074A JP 4234202 A JP4234202 A JP 4234202A JP 23420292 A JP23420292 A JP 23420292A JP H0656074 A JPH0656074 A JP H0656074A
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- offshore structure
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- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B39/00—Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B35/00—Vessels or similar floating structures specially adapted for specific purposes and not otherwise provided for
- B63B35/44—Floating buildings, stores, drilling platforms, or workshops, e.g. carrying water-oil separating devices
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B39/00—Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude
- B63B39/02—Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by displacement of masses
- B63B39/03—Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by displacement of masses by transferring liquids
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B39/00—Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude
- B63B39/06—Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by using foils acting on ambient water
- B63B2039/067—Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by using foils acting on ambient water effecting motion dampening by means of fixed or movable resistance bodies, e.g. by bilge keels
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はレジャー施設やホテル等に用いられ
る浮遊式海洋構造物に関し、その動揺の軽減をはかろう
とするものである。 【構成】 円板状のロワーハル2と、同ロワーハル2の
上部に配設された円筒状のコラム1とによって構成さ
れ、同コラム1の内側には内部水区画3を有し、同内部
水区画3は上記ロワーハル2に設けられた導水口4を通
じて外部水と導通している浮遊式海洋構造物において、
上記ロワーハル2の外周に沿い鉛直線とのなす角が15度
から30度の範囲で斜め下方に広がるようにフィン8をそ
なえ、同フィン8が上記ロワーハル2の外周部との間に
間隙を保つようにして同ロワーハルに固着されているこ
とを特徴としている。これにより、フィン8の作用で動
揺軽減の効果が得られる。
る浮遊式海洋構造物に関し、その動揺の軽減をはかろう
とするものである。 【構成】 円板状のロワーハル2と、同ロワーハル2の
上部に配設された円筒状のコラム1とによって構成さ
れ、同コラム1の内側には内部水区画3を有し、同内部
水区画3は上記ロワーハル2に設けられた導水口4を通
じて外部水と導通している浮遊式海洋構造物において、
上記ロワーハル2の外周に沿い鉛直線とのなす角が15度
から30度の範囲で斜め下方に広がるようにフィン8をそ
なえ、同フィン8が上記ロワーハル2の外周部との間に
間隙を保つようにして同ロワーハルに固着されているこ
とを特徴としている。これにより、フィン8の作用で動
揺軽減の効果が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浮遊式海洋構造物に関
するもので、浮体方式のレジャー施設やホテル等の海洋
構造物一般に適用可能である。
するもので、浮体方式のレジャー施設やホテル等の海洋
構造物一般に適用可能である。
【0002】
【従来の技術】従来の浮遊式海洋構造物の一例として、
図12および図13に示す形状のものがある。図12,13に示
すように、円板状のロワーハル2とその上部の円筒状コ
ラム1とによって浮遊式海洋構造物が構成され、コラム
1は水面5を貫通している。コラム1の内側には内部水
区画3があり、ロワーハル2に設けた導水口4を通じて
外部水と導通している。このような浮遊式海洋構造物で
は、コラム1の水線面積が小さく、ロワーハル2に作用
する付加質量が大きいため、上下揺6や縦揺7の固有周
期が長くなり、実海面の波周期範囲からずれるようにな
って、実波浪に同調しにくい特性を有している。
図12および図13に示す形状のものがある。図12,13に示
すように、円板状のロワーハル2とその上部の円筒状コ
ラム1とによって浮遊式海洋構造物が構成され、コラム
1は水面5を貫通している。コラム1の内側には内部水
区画3があり、ロワーハル2に設けた導水口4を通じて
外部水と導通している。このような浮遊式海洋構造物で
は、コラム1の水線面積が小さく、ロワーハル2に作用
する付加質量が大きいため、上下揺6や縦揺7の固有周
期が長くなり、実海面の波周期範囲からずれるようにな
って、実波浪に同調しにくい特性を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の浮
遊式海洋構造物では、上下揺れおよび縦揺れをロワーハ
ル2の外径とロワーハル2の中央部に設けた導水口4の
口径とにより減衰力を設定しているが、これらによる減
衰力は小さい。また、これらの設計仕様は実海域の平均
的波浪のデータに基づいたものであり、時々刻々変化す
る波浪に対して安定した揺れ防止の制御はできないとい
う欠点がある。
遊式海洋構造物では、上下揺れおよび縦揺れをロワーハ
ル2の外径とロワーハル2の中央部に設けた導水口4の
口径とにより減衰力を設定しているが、これらによる減
衰力は小さい。また、これらの設計仕様は実海域の平均
的波浪のデータに基づいたものであり、時々刻々変化す
る波浪に対して安定した揺れ防止の制御はできないとい
う欠点がある。
【0004】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、浮遊式海洋構
造物において十分に動揺を軽減できるようにすることに
あり、時々刻々変化する波浪に対応して揺れを制御でき
る浮遊式海洋構造物を提供しようとするものである。
されたもので、その目的とするところは、浮遊式海洋構
造物において十分に動揺を軽減できるようにすることに
あり、時々刻々変化する波浪に対応して揺れを制御でき
る浮遊式海洋構造物を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の請求項1の浮遊式海洋構造物は、円板状の
ロワーハルと、同ロワーハルの上部に配設された円筒状
のコラムとによって構成され、同コラムの内側には内部
水区画を有し、同内部水区画は上記ロワーハルに設けら
れた導水口を通じて外部水と導通している浮遊式海洋構
造物において、上記ロワーハルの外周に沿い鉛直線との
なす角が15度から30度の範囲で斜め下方に広がるように
フィンをそなえ、同フィンが上記ロワーハル外周部との
間に間隙を保つようにして同ロワーハルに固着されてい
ることを特徴としている。また、請求項2の浮遊式海洋
構造物は、上記ロワーハルの外周部に少なくとも4基の
上下方向に推力を発生しうるスラスタが互いに間隔をあ
けて設置され、同スラスタの回転数および回転方向を変
えられるスラスタ制御装置が装備されたことを特徴とし
ている。
め、本発明の請求項1の浮遊式海洋構造物は、円板状の
ロワーハルと、同ロワーハルの上部に配設された円筒状
のコラムとによって構成され、同コラムの内側には内部
水区画を有し、同内部水区画は上記ロワーハルに設けら
れた導水口を通じて外部水と導通している浮遊式海洋構
造物において、上記ロワーハルの外周に沿い鉛直線との
なす角が15度から30度の範囲で斜め下方に広がるように
フィンをそなえ、同フィンが上記ロワーハル外周部との
間に間隙を保つようにして同ロワーハルに固着されてい
ることを特徴としている。また、請求項2の浮遊式海洋
構造物は、上記ロワーハルの外周部に少なくとも4基の
上下方向に推力を発生しうるスラスタが互いに間隔をあ
けて設置され、同スラスタの回転数および回転方向を変
えられるスラスタ制御装置が装備されたことを特徴とし
ている。
【0006】さらに、請求項3の浮遊式海洋構造物は、
上記円筒状のコラムの円周部に沿って水面より上方に浮
力体をそなえ、同浮力体の外面に複数のフィンが固着さ
れたことを特徴としている。また、請求項4の浮遊式海
洋構造物は、上記ロワーハルの内部に形成されたブロッ
ク用格納室と、同格納室に格納されるブロックとをそな
えるとともに、同ブロックを上記格納室から上記ロワー
ハルの外側方へ張り出しうるブロック駆動装置をそなえ
たことを特徴としている。
上記円筒状のコラムの円周部に沿って水面より上方に浮
力体をそなえ、同浮力体の外面に複数のフィンが固着さ
れたことを特徴としている。また、請求項4の浮遊式海
洋構造物は、上記ロワーハルの内部に形成されたブロッ
ク用格納室と、同格納室に格納されるブロックとをそな
えるとともに、同ブロックを上記格納室から上記ロワー
ハルの外側方へ張り出しうるブロック駆動装置をそなえ
たことを特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1の浮遊式海洋構造物では、ロワーハル
の外周に配設されたフィンの周りに水流が発生し、これ
よってフィンに揚力および抗力が発生するので、縦揺れ
を軽減する作用が行なわれる。また請求項2の浮遊式海
洋構造物では、ロワーハルに配設された4個以上のスラ
スタを用いて、上下揺れおよび縦揺れに対応してスラス
タの回転数および排水方向を制御し、これらの揺れを軽
減する作用が行なわれる。さらに請求項3の浮遊式海洋
構造物では、海面よりも上方で円筒状コラムの円周部に
配設された浮力体と同浮力体における突起状フィンとに
よって、上下揺時および縦揺時に海面の水が撹乱される
ので、これらの揺れが軽減されるようになる。また、請
求項4の浮遊式海洋構造物では、その動揺の際に、ロワ
ーハルに内蔵されたブロックの出入りを制御することに
よって、動揺を軽減する作用が行なわれる。
の外周に配設されたフィンの周りに水流が発生し、これ
よってフィンに揚力および抗力が発生するので、縦揺れ
を軽減する作用が行なわれる。また請求項2の浮遊式海
洋構造物では、ロワーハルに配設された4個以上のスラ
スタを用いて、上下揺れおよび縦揺れに対応してスラス
タの回転数および排水方向を制御し、これらの揺れを軽
減する作用が行なわれる。さらに請求項3の浮遊式海洋
構造物では、海面よりも上方で円筒状コラムの円周部に
配設された浮力体と同浮力体における突起状フィンとに
よって、上下揺時および縦揺時に海面の水が撹乱される
ので、これらの揺れが軽減されるようになる。また、請
求項4の浮遊式海洋構造物では、その動揺の際に、ロワ
ーハルに内蔵されたブロックの出入りを制御することに
よって、動揺を軽減する作用が行なわれる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1実施例としての浮遊式海
洋構造物を示す斜視図であり、図2は図1の縦断面図、
図3,4はいずれも作用説明図である。これらの図に示
すように、この浮遊式海洋構造物は、円板状の浮体とし
てのロワーハル2と、同ロワーハルの上部に配設された
円筒状のコラム1とによって構成され、同コラム1の内
側には内部水区画3が形成されている。そして、内部水
区画3はロワーハル2の中央部に設けられた導水口4を
通じて外部水と導通している。
洋構造物を示す斜視図であり、図2は図1の縦断面図、
図3,4はいずれも作用説明図である。これらの図に示
すように、この浮遊式海洋構造物は、円板状の浮体とし
てのロワーハル2と、同ロワーハルの上部に配設された
円筒状のコラム1とによって構成され、同コラム1の内
側には内部水区画3が形成されている。そして、内部水
区画3はロワーハル2の中央部に設けられた導水口4を
通じて外部水と導通している。
【0009】また、フィン8がロワーハル2の外周に沿
ってリング状に配設され、同フィン8とロワーハル2と
の間には間隙が保たれている。すなわちフィン8はフィ
ン支柱9でロワーハル2に固着されている。そして、フ
ィン8は鉛直線に対し15〜30度の傾斜角の範囲で斜め下
方へ広がるように傾斜して設けられている。この浮遊式
海洋構造物が図3のように縦揺れで傾斜すると、フィン
8に流入する流れ10,10'は、それぞれ下方および上方か
らの流れであり、これらの流れによりフィン8に作用す
る力は図4(a),(b)に符号11,11'で示すようになる。フ
ィン8に流入する流れ10,10'に対し、フィン8には流速
のほぼ2乗に比例した揚力12,12'および抗力13,13'が図
示する方向に発生する。フィン8に作用する力11,11'の
合力はこの浮遊式海洋構造物の傾斜を引き起こす方向の
モーメントを誘起するので、縦揺れが軽減されることに
なる。
ってリング状に配設され、同フィン8とロワーハル2と
の間には間隙が保たれている。すなわちフィン8はフィ
ン支柱9でロワーハル2に固着されている。そして、フ
ィン8は鉛直線に対し15〜30度の傾斜角の範囲で斜め下
方へ広がるように傾斜して設けられている。この浮遊式
海洋構造物が図3のように縦揺れで傾斜すると、フィン
8に流入する流れ10,10'は、それぞれ下方および上方か
らの流れであり、これらの流れによりフィン8に作用す
る力は図4(a),(b)に符号11,11'で示すようになる。フ
ィン8に流入する流れ10,10'に対し、フィン8には流速
のほぼ2乗に比例した揚力12,12'および抗力13,13'が図
示する方向に発生する。フィン8に作用する力11,11'の
合力はこの浮遊式海洋構造物の傾斜を引き起こす方向の
モーメントを誘起するので、縦揺れが軽減されることに
なる。
【0010】また、上方からフィン8に流入する流れ1
0'は水面に近い部分の流れであるため、乱れが大きく、
下方からの流れ10に比べてフィン8に流入する流速が遅
い。このため、下方からの流れ10に対して揚力12と抗力
13とが効率的に発生するように、フィン8は下向きに広
げられており、大きな揚力が発生する15〜30度を有効角
度としている。図5(a),(b),(c)は各種フィンの部分拡
大断面図であり、フィン8の形状の変形例を示してい
る。すなわち図5(a)は平板フィン8を示し、図5(b)は
翼形フィン8を示していて、この翼形フィン8は大きな
揚力を発生するものである。
0'は水面に近い部分の流れであるため、乱れが大きく、
下方からの流れ10に比べてフィン8に流入する流速が遅
い。このため、下方からの流れ10に対して揚力12と抗力
13とが効率的に発生するように、フィン8は下向きに広
げられており、大きな揚力が発生する15〜30度を有効角
度としている。図5(a),(b),(c)は各種フィンの部分拡
大断面図であり、フィン8の形状の変形例を示してい
る。すなわち図5(a)は平板フィン8を示し、図5(b)は
翼形フィン8を示していて、この翼形フィン8は大きな
揚力を発生するものである。
【0011】また図5(c)はフィン8の先端部をフラッ
プ形に折曲げた形状を示しており、この場合も大きな揚
力を発生して、縦揺れ軽減作用が大きくなる。図6は本
発明の第2実施例としての浮遊式海洋構造物を示す縦断
面図であり、図7は図6の平面図である。図6,7に示
すように、第1実施例と同様のコラム1およびロワーハ
ル2を有する浮遊式海洋構造物において、上下方向に推
力を発生しうる4基のスラスタ20が、ロワーハル2の外
周近くでロワーハル2の中心軸に関し対称に互いに間隔
をあけて配設されており、上下揺や縦揺に対し図示しな
い制御装置によりスラスタ20の回転数および、回転方向
(順、逆)を変えて制御できるようになっている。した
がって、この浮遊式海洋構造物の上下揺および縦揺を各
スラスタ20の作用により的確に軽減することができる。
プ形に折曲げた形状を示しており、この場合も大きな揚
力を発生して、縦揺れ軽減作用が大きくなる。図6は本
発明の第2実施例としての浮遊式海洋構造物を示す縦断
面図であり、図7は図6の平面図である。図6,7に示
すように、第1実施例と同様のコラム1およびロワーハ
ル2を有する浮遊式海洋構造物において、上下方向に推
力を発生しうる4基のスラスタ20が、ロワーハル2の外
周近くでロワーハル2の中心軸に関し対称に互いに間隔
をあけて配設されており、上下揺や縦揺に対し図示しな
い制御装置によりスラスタ20の回転数および、回転方向
(順、逆)を変えて制御できるようになっている。した
がって、この浮遊式海洋構造物の上下揺および縦揺を各
スラスタ20の作用により的確に軽減することができる。
【0012】図8は本発明の第3実施例としての浮遊式
海洋構造物を示す縦断面図であり、図9は図8の平面図
である。図8,9に示すように、この第3実施例も第
1,2実施例と同様のコラム1およびロワーハル2を有
し、浮力体30がコラム1の外周上部に固着されて、その
下端は通常は水面よりも上方に位置しており、縦揺れ時
に水面と接するよう設定されている。
海洋構造物を示す縦断面図であり、図9は図8の平面図
である。図8,9に示すように、この第3実施例も第
1,2実施例と同様のコラム1およびロワーハル2を有
し、浮力体30がコラム1の外周上部に固着されて、その
下端は通常は水面よりも上方に位置しており、縦揺れ時
に水面と接するよう設定されている。
【0013】また、浮力体31がコラム1の内周上部に固
着されて、その下端は通常は水面に接している。各浮力
体30,31の外面には複数個のフィン32が固着されてい
る。コラム1が縦揺する場合、水没した浮力体30,31に
よる浮力が生じて、復元力となる。またフィン32が、着
水時には同フィン32の周りの渦のために縦揺れに対する
反力を生じるので、縦揺れに対する減衰効果が得られる
ようになる。図10は本発明の第4実施例としての浮遊式
海洋構造物を示す縦断面図であり、図11は図10の平面図
である。
着されて、その下端は通常は水面に接している。各浮力
体30,31の外面には複数個のフィン32が固着されてい
る。コラム1が縦揺する場合、水没した浮力体30,31に
よる浮力が生じて、復元力となる。またフィン32が、着
水時には同フィン32の周りの渦のために縦揺れに対する
反力を生じるので、縦揺れに対する減衰効果が得られる
ようになる。図10は本発明の第4実施例としての浮遊式
海洋構造物を示す縦断面図であり、図11は図10の平面図
である。
【0014】図10,11に示すように、前述の各実施例と
同様にコラム1およびロワーハル2を有する浮遊式海洋
構造物において、ブロック40がロワーハル2の中心軸に
関して対称に少なくとも4個以上配設され、各ブロック
40の一端には同ブロック40を出し入れするブロック駆動
装置41が設置されている。そしてロワーハル2に設けら
れたブロック用格納室42には、ブロック40およびブロッ
ク駆動装置41が格納されている。各ブロック40は、ブロ
ック駆動装置41により波浪条件に応じて出し入れされこ
れにより、この浮遊式海洋構造物の動揺が軽減される。
同様にコラム1およびロワーハル2を有する浮遊式海洋
構造物において、ブロック40がロワーハル2の中心軸に
関して対称に少なくとも4個以上配設され、各ブロック
40の一端には同ブロック40を出し入れするブロック駆動
装置41が設置されている。そしてロワーハル2に設けら
れたブロック用格納室42には、ブロック40およびブロッ
ク駆動装置41が格納されている。各ブロック40は、ブロ
ック駆動装置41により波浪条件に応じて出し入れされこ
れにより、この浮遊式海洋構造物の動揺が軽減される。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の浮遊式海
洋構造物によれば、次のような効果が得られる。 (1) 円板状のロワーハルとその上部に配設される円筒状
のコラムとで構成された浮遊式海洋構造物において、ロ
ワーハルの外側に下向きに拡開されたフィンが配設され
たことにより、コラムの動揺を軽減ではきる。 (2) ロワーハルの周辺部にスラスタが少なくとも4基配
設され、同スラスタの回転数および回転方向(順・逆)
を各個別に変えるスラスタ制御装置が設けられたことに
より、コラムの動揺を軽減できる。 (3) コラムの水面よりも上方の位置にフィン付きの浮力
体が固着されたことにより、コラムの動揺を軽減でき
る。 (4) ロワーハル内のブロック格納室からブロックをブロ
ック駆動装置により出し入れすることにより、コラムの
動揺を軽減できる。
洋構造物によれば、次のような効果が得られる。 (1) 円板状のロワーハルとその上部に配設される円筒状
のコラムとで構成された浮遊式海洋構造物において、ロ
ワーハルの外側に下向きに拡開されたフィンが配設され
たことにより、コラムの動揺を軽減ではきる。 (2) ロワーハルの周辺部にスラスタが少なくとも4基配
設され、同スラスタの回転数および回転方向(順・逆)
を各個別に変えるスラスタ制御装置が設けられたことに
より、コラムの動揺を軽減できる。 (3) コラムの水面よりも上方の位置にフィン付きの浮力
体が固着されたことにより、コラムの動揺を軽減でき
る。 (4) ロワーハル内のブロック格納室からブロックをブロ
ック駆動装置により出し入れすることにより、コラムの
動揺を軽減できる。
【図1】本発明の第1実施例としての浮遊式海洋構造物
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】,
【図4】第1実施例の作用説明図である。
【図5】(a),(b),(c) はいずれも第1実施例のフィンの
取付図である。
取付図である。
【図6】本発明の第2実施例としての浮遊式海洋構造物
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】本発明の第3実施例としての浮遊式海洋構造物
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】本発明の第4実施例としての浮遊式海洋構造物
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】従来の浮遊式海洋構造物を示す縦断面図であ
る。
る。
【図13】図12の平面図である。
1 コラム 2 ロワーハル 3 内部水区画 4 導水口 5 水面 6 上下揺 7 縦揺 8 フィン 9 支柱 10,10' 流れ 11,11' 作用力 12,12' 揚力 13,13' 抗力 20 スラスタ 30,31 浮力体 32 フィン 40 ブロック 41 ブロック駆動装置 42 ブロック格納室
Claims (4)
- 【請求項1】 円板状のロワーハルと、同ロワーハルの
上部に配設された円筒状のコラムとによって構成され、
同コラムの内側には内部水区画を有し、同内部水区画は
上記ロワーハルに設けられた導水口を通じて外部水と導
通している浮遊式海洋構造物において、上記ロワーハル
の外周に沿い鉛直線とのなす角が15度から30度の範囲で
斜め下方に広がるようにフィンをそなえ、同フィンが上
記ロワーハル外周部との間に間隙を保つようにして同ロ
ワーハルに固着されていることを特徴とする、浮遊式海
洋構造物。 - 【請求項2】 円板状のロワーハルと、同ロワーハルの
上部に配設された円筒状のコラムとによって構成され、
同コラムの内側には内部水区画を有し、同内部水区画は
上記ロワーハルに設けられた導水口を通じて外部水と導
通している浮遊式海洋構造物において、上記ロワーハル
の外周部に少なくとも4基の上下方向に推力を発生しう
るスラスタが互いに間隔をあけて設置され、同スラスタ
の回転数および回転方向を変えられるスラスタ制御装置
が装備されたことを特徴とする、浮遊式海洋構造物。 - 【請求項3】 円板状のロワーハルと、同ロワーハルの
上部に配設された円筒状のコラムとによって構成され、
同コラムの内側には内部水区画を有し、同内部水区画は
上記ロワーハルに設けられた導水口を通じて外部水と導
通している浮遊式海洋構造物において、上記円筒状のコ
ラムの円周部に沿って水面より上方に浮力体をそなえ、
同浮力体の外面に複数のフィンが固着されたことを特徴
とする、浮遊式海洋構造物。 - 【請求項4】 円板状のロワーハルと、同ロワーハルの
上部に配設された円筒状のコラムとによって構成され、
同コラムの内側には内部水区画を有し、同内部水区画は
上記ロワーハルに設けられた導水口を通じて外部水と導
通している浮遊式海洋構造物において、上記ロワーハル
の内部に形成されたブロック用格納室と、同格納室に格
納されるブロックとをそなえるとともに、同ブロックを
上記格納室から上記ロワーハルの外側方へ張り出しうる
ブロック駆動装置をそなえたことを特徴とする、浮遊式
海洋構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4234202A JPH0656074A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 浮遊式海洋構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP4234202A JPH0656074A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 浮遊式海洋構造物 |
Publications (1)
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JPH0656074A true JPH0656074A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16967294
Family Applications (1)
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JP4234202A Withdrawn JPH0656074A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 浮遊式海洋構造物 |
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JP (1) | JPH0656074A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2005080189A1 (ja) | 2004-02-24 | 2005-09-01 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | 海洋構造物の動揺低減装置 |
US7086810B2 (en) * | 2004-09-02 | 2006-08-08 | Petróleo Brasileiro S.A. - Petrobras | Floating structure |
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WO2017091086A1 (en) * | 2015-11-27 | 2017-06-01 | 7Waves As | Floating installation for petroleum exploration or production or related use |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP4234202A patent/JPH0656074A/ja not_active Withdrawn
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US9079644B2 (en) | 2011-02-01 | 2015-07-14 | Sevan Marine Asa | Production unit having a ballastable rotation symmetric hull and a moonpool |
GB2500850B (en) * | 2011-02-01 | 2016-08-17 | Sevan Marine Asa | Production unit having a ballastable rotation symmetric hull and a moonpool |
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