JP4562235B2 - 半没水体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水面下に水没する航走体と、その航走体に接続されてなる構造体を水面上に保持する半没水体において、前記構造体を水面上に保持するためのストラットに係わり、特に、半没水体を横傾斜させるような流体力が発生しにくいストラットを有する半没水体に関する。
【0002】
【従来の技術】
海上における射撃訓練に使用される標的として、母船に曳航されて走行する水上曳航標的がある。
【0003】
この種の標的として、従来から、水面に浮かぶ双胴船形の航走体に支柱を立設し、この支柱にルネベルグレンズといわれるレーダー反射体を取付けた構造のものがある。しかしながら、このような水上曳航標的では、航走体が水面に浮かんでいるために、高速で曳航すると波を受けて転覆してしまうことがあるという難点があった。
【0004】
上記のような実情に鑑みて、図6に示すように、航走体2が水面下を走行するようにし、高速での曳航が可能な半没水型の曳航標的が開発された。この半没水型の曳航標的は、海中に水没する航走体2と海面上に浮上するレーダー反射体10とをストラット8によって連結してなり、そのストラット8は、水中から上空に向かって延在する翼型断面形状の一本の支柱であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示すように、上記ストラット8は海水と大気の境界面(海面11)をまたがって位置するものであるため、海水中のストラット8には、図5に示すように曳航による正面方向からの海水流H1と、風や波等の影響による横方向からの海水流H2により、正面方向及び横方向の合成方向に相対流H3が流れる。従って、半没水体1が高速で曳航される場合には、横方向からの海水流H2の影響は相対的に小さくなるため、海水の相対流H3は、半没水体1のほぼ正面から流れることになる。一方、半没水体1が低速で曳航される場合には、横方向からの海水流H2の影響が相対的に大きくなるため、海水の相対流H3は、図5に示すように半没水体1の斜め横方向から流れることになる。そして、この斜め横方向の相対流H3によりストラット8に流体力P1が発生し、その流体力P1の横方向成分の流体力P1’により半没水体1は曳航方向に対して左右に動揺(ローリング)してしまうことがあった。
【0006】
また、風や波等の影響による横方向の海水流H2は、海面11からの深さによって変化し、一般に海面11に近い位置ほど横方向の海水流H2が大きく、海面11から海底方向に離れるに連れて横方向の海水流H2は小さくなることがわかっている。この横方向の海水流H2の大きさの違いにより、ストラット8の海面近辺部に発生する流体力P1’は大きく、海底部方向に行くに従って流体力P1’が小さくなる。従って、ストラット8は水深による流体力P1’の大きさの変化により、正面から見て時計回りまたは反時計回りにローリングする力を受けることがあった。
【0007】
本出願に係る発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、母船により低速で曳航される場合または低速で自航する場合にも、半没水体を動揺させるような流体力が発生しにくいストラットを有する半没水体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本出願に係る第1の発明は母船に曳航されてまたは自航式に水面下を走行する航走体と、該航走体の下側に支持部材を介して吊設されたバラストウェイトと、前記航走体の上側に海水と大気の境界面である海面をまたがって立設されたストラットとを有する半没水体において、
前記ストラットは、支軸と該支軸に対して軸方向の移動を止められて回転可能に備えられた浮力により上昇する複数枚のフェアリングを有し、
前記フェアリングは、各々が独立して回転可能であることを特徴とする半没水体である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1〜図9に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図1は半没水体1の走行方向に対して左側の側面を表した図、図2は半没水体1の正面図を示している。この半没水体1は、図1及び図2に示すように、海水中に潜水する航走体2と、この航走体2の下側に支持部材3を介して吊設されたバラストウェイト4と、航走体2の上側に立設されたストラット8、及びストラット8の延長線上に取付けられたレーダー反射体10とからなるもので、具体的には次のように構成されている。
【0013】
航走体2は、略円柱形状をなし、その両端部は緩やかなカーブを描きながら端部に向かってつぼまった魚雷形状をしている。その外殻は、アルミ等の金属または強化合成樹脂(またはこれらの組合せ材料)より形成されており、水密構造とされた外殻内には発泡樹脂等の比較的低密度な物質を充填している。図1に向かって左側が航走体2の先頭方向であり、その先端部にはスイベルジョイント7が取付けられている。スイベルジョイント7は、曳航索17が結び付けられる連結金具であり、母船18により曳航している間の曳航索17のねじれを戻すために回転可能な構造となっている。また、図1に向かって右側が航走体2の後方にあたり、その後端部近傍には4枚の尾翼5,6が固着されている。図2に示すように、尾翼は航走体2の正面に向かって上下に垂直安定翼5、左右に水平安定翼6として設けられており、垂直安定翼5と水平安定翼6は90°をなして配置されている。
【0014】
前記支持部材3は、アルミ等の金属または合成樹脂製(またはこれらの組合せ材料)とされ、その上端は航走体2のほぼ中央底部に固定されている。支持部材3は、海水中での流水による抵抗を少なくするために翼型をなしている。
【0015】
また、半没水体1の状態を保つためのバラストウェイト(重り)4は、流線形をなすものであって、外殻がステンレスよりなり、内部には鉛が詰められている。このバラストウェイト4は前記支持部材3の下端部に航走体2とほぼ平行に取り付けられている。
【0016】
一方、上記航走体2のほぼ中央上部にはストラット8が立設されている。ストラット8は航走体2に関して、前記支持部材3のほぼ対称の位置に設けられており、ストラット8の上端部延長線上にはマスト9が取付けられている。航走体2は通常の使用状態においては海中に水没しており、バラストウェイト4を下方向に配置した姿勢を保っている。図1及び図2に示すように、バラストウェイト4は水中で重力により下方向に向かって引っ張られているため、航走体2に関して前記支持部材3と対称の位置に設けられたストラット8は、海面11に対してほぼ垂直状態をなし、海面11から上方に向かって突き出た姿勢を保っている。そして、ストラット8の上端部延長線上に取付けられたマスト9には、電波を反射するためのレーダー反射体10が取付けられている。マスト9は、その下端部にフランジ部(図示せず)が設けられており、フランジ部に穿設された穴よりねじ止めすることにより支軸12(後述)の上端に固定されている。マスト9とレーダー反射体10は通常一体のものであり、レーダー反射体10が破損等した場合には、マスト9のフランジ部のねじをはずし、新しいレーダー反射体10と交換をする。
【0017】
次に図4及び図8を用いて、ストラット8の構造について詳細に説明する。
【0018】
図4はストラット8の走行方向に対して左側の側面を示した図である。図に示すようにストラット8は、一本の支軸12と複数枚のフェアリング13とからなっている。この支軸12は、F.R.P.(繊維強化プラスチック)等よりなり、一本の細長い円柱状をなし、その側面は滑らかに形成されている。
【0019】
また、本実施の形態においては、図8に示すように1枚のフェアリングは、弦長L1が約300mmで、翼幅L2が約400mm、翼厚Wが約100mmの翼型をしている。フェアリング13の内部構造は、F.R.P.(繊維強化プラスチック)等よりなる翼型の外殻14内に、ウレタン等の発泡樹脂15を詰めたものであり、フェアリング13の頭部にはF.R.P.(繊維強化プラスチック)等よりなる円筒状の軸受16が埋設されている。ここで、外殻14はフェアリング13の上下面に端板(不図示)を一体に有し、軸受16の両端は前記不図示の端板に一体形成されている。
【0020】
前記軸受16はその軸受内径面が滑らかに形成され、図4に示すように、軸受中心軸に沿って前記支軸12が挿通しており、支軸12と軸受16は滑らかに回転できる構造になっている。そして、支軸12を通して複数枚のフェアリング13が縦に配列し、各々のフェアリング13の間にはスペーサ19が配置されている。スペーサ19は円板形状をなし、その中心に支軸12と同径の穴が形成されいる。その穴には支軸12が挿通されており、スペーサ19はその円板側面からねじ20により締結されて支軸12に固定されている。スペーサ19は隣接するフェアリング13が各々滑らかに回転できるように、フェアリング13同士の間隔を保つためのものである。ストラット8が大気中に出ている場合は、フェアリング13は重力により下方に降りるが、下側のスペーサ19の上部に乗って係止するため、その下のフェアリング13との間隔を保つことができる。また、ストラット8が海水中に沈んでいる場合は、フェアリング13は浮力により上昇するが、上側のスペーサ19の下部に係止するため、その上のフェアリング13との間隔を保つことができる。このように隣接するフェアリング13同士の間隔を保つことにより、フェアリング13が他の隣接するフェアリング13の回転に追従することなく、各々独立して滑らかに回転することができる。
【0021】
次に上記のように構成された半没水体1を曳航する場合について、図7を用いて説明する。
【0022】
この半没水体1は、母船18に搭載されて訓練海域に運ばれ、その上端部にレーダー反射体10を備えたマスト9をストラット8に取付けると共に、スイベルジョイント7に予め連結した曳航索17(長さ約400メートル程度)をつないで海上に下げおろされる。なお、上記曳航索17は海水に浮く必要があるため、海水よりも比重が小さいポリエチレンやポリプロピレン等の合成繊維製ロープが使用される。また、海上に着水された半没水体1は、航走体2がその浮力によって水面に浮かび、バラストウェイト4の作用により、ストラット8が海面11に垂直となった状態で安定する。
【0023】
この半没水体1を母船18によって曳航すると、始めは海中にある支持部材3が海水による抵抗を受けるため、航走体2の先頭部が水平よりも下を向き、海中に向かって進み出す。やがて、海面上に浮き出ていたストラット8が海水中に潜り始めると、今度はストラット8が海水から受ける抵抗によって、航走体2の先頭部が下方から水平方向に向き始め、ほぼ水平状態で釣り合うことになる。そして、この水平状態における航走体2の位置は、海面11から1メートル程度の深さにあり、海面11の位置はストラット8のほぼ中央部に維持される。
【0024】
このようにして曳航される半没水体1に対する射撃訓練は、他の射撃用の船から行うものであり、的となるレーダー反射体10に向かって電波を発射する。レーダー反射体10は電波を反射して、その電波は射撃用の船の方へ返ってくる。
そして、射撃用の船において電波を受信することにより、半没水体1の位置を測定する。
【0025】
なお、本実施の形態は、レーダーによる照準訓練用の半水没体1を例示しているため、レーダー反射体10以外において電波が反射することのないように、ストラット8等の外殻14をF.R.P.(繊維強化プラスチック)等で形成している。しかし、本発明は、レーダーによる照準訓練用の半没水体1に限られるものではなく、例えば実弾射撃訓練用の半没水体1である場合には、レーダー反射体10の代わりに布製の的である幕的を付ければ良く、また、ストラット8等の外殻14を金属等で形成することもできる。
【0026】
上記のように母船18により曳航されると、海水の相対的な流れは、図5に示すように曳航による半没水体の正面方向からの海水流H1と、風や波等の影響による横方向からの海水流H2の合成方向に流れる。半没水体1が低速で曳航される場合には、横方向からの海水流H2の影響が相対的に大きくなるため、海水の相対流H3の方向はストラット8の斜め横方向から流れることになり、ストラット8の右側面と左側面を流れる海水に圧力差が生じる。そして、その圧力差によりストラット8の斜め横方向に向かって揚力として流体力P1が発生する。
【0027】
しかし、本発明のストラット8は、フェアリング13が支軸12に対して滑らかに回転できるように取付けられた構造であるため、前記斜め横方向の流体力P1がフェアリング13の側面に発生すると、その流体力P1によってフェアリング13の尾部が移動して方向を変える。そして、図3に示すように、フェアリング13の尾部の方向が、海水の相対流H3の方向になるまで移動すると、流体力は殆ど発生しなくなる。すなわち、海水の相対流H3の方向と釣り合いを保った方向でフェアリング13の尾部の移動は止まり、海水の相対流H3を受け流す形になる。従って、従来の半水没体1ように、ストラット8に流体力P1が発生して、その流体力P1の横方向成分の流体力P1’により半没水体1が曳航方向に対して左右に動揺(ローリング)するということはなく、低速度であっても殆ど動揺せずに曳航することができる。
【0028】
例えば、波浪階級3の波による水粒子の水平方向の最大速度は海面11付近で1kt程度である。このような横波を受けながら半没水体1が5ktで曳航される場合、海水の相対流H3の方向は曳航方向に対して約10°変動する。このとき、本実施の形態と同様に、弦長L1が約300mm、翼幅L2が約400mm、翼厚Wが約100mmのフェアリング13で、海水流に沿って回転することができない従来の固定式ストラット8の場合には、揚力係数を1とすると、上記相対流H3によって300N程度の横方向の流体力P1’が発生することになる。
一方、本発明のように支軸12に対して滑らかに回転可能なフェアリング13を有する構造の場合には、抵抗係数を0.2として、抵抗値が約20Nとなり、横方向の流体力P2’は3N程度となる。従って、フェアリング13が回転しない従来の固定式ストラット8に発生する横方向の流体力P1’に比べて、ストラット8にかかる横方向の流体力P2’は格段に小さくなるため、半没水体1の動揺を抑えることができる。
【0029】
また、風や波等の影響による横方向の海水流H2は、海面11からの深さによって変化し、一般に海面11に近い位置ほど横方向の海水流H2は大きく、海面11から海底方向に離れるに連れて横方向の海水流H2は小さくなる。このため、従来の不分割型ストラット8は、ストラット8の海面付近部と水深の深い部分とに発生する流体力P1’の大きさに差があり、水深による流体力P1’の大きさの変化によっても半没水体1がローリングする力を受けることがあった。しかし、本発明の分割型のストラット8は、翼幅方向に複数枚に分割されて各々が独立して回転可能なフェアリング13と、フェアリング13の回転軸である支軸12を有する構造であるため、海中における流体力P1’が大きい海面付近のフェアリング13は、相対流H3の方向に沿って斜め横方向に向きを変えることができる。一方、海面11から離れた位置にあるフェアリング13への海水の相対流H3の方向は曳航方向と殆ど一緒であるため、流体力P1が殆ど発生せず、フェアリング13はほぼ曳航方向を向くことになる。このように、翼幅方向に複数枚に分割され、支軸12に対して各々が独立して回転可能なフェアリング13を備えた分割型のストラット8構造にしたことにより、海中での流体の流れが水深によって異なっている場合でも、各々のフェアリング13が適宜にその向きを変えて流体力の発生を抑えることができる。その結果、ストラット8の海面付近部と水深の深い部分とが受ける流体力P1’の大きさに殆ど差がなくなるため、半没水体1は動揺することなく曳航することができる。
【0030】
なお、本実施の形態においては、フェアリング13の正面からの流体抵抗を小さくするために、フェアリング13の形状を翼型にしているが、支軸12に対して回転可能なフェアリング13構造であれば、その形状は特に翼型に限定されるものではない。
【0031】
次に、図9に基づいて、本発明の他の実施の形態について説明する。
【0032】
図9は、自航式の半没水体1を示した図である。自航式の半没水体1とは、航走体2自身に原動機を備えており、母船により曳航されるのではなく、自らの原動機の動力により海水中を走行するものである。曳航式の半没水体1と比較すると、航走体2の前端部にスイベルジョイント7及び曳航索17が取付けられていない点、後端部にスクリュー23が取付けられている点、垂直安定翼5及び水平安定翼6が可動である点以外は、図1の曳航式半没水体1と概ね同様である。
【0033】
この自航式の半没水体1は、航走体2自身に原動機(図示せず)を積んでおり、その原動機の回転によりスクリュー23を回転させて航走体2が海水中を走行する。また、航走体2の内部には記憶部及び制御部を搭載しており、記憶部に予め記憶してあるプログラムに従って制御部が垂直安定翼5及び水平安定翼6の方向を制御し、半没水体1の走行方向を制御するものである。このように、自航式の半没水体1においても、支軸12に対して回転可能なフェアリング13を複数枚有するストラット構造とすることにより、各々のフェアリング13が海水の相対流H3の方向に沿って向きを変えて流体力P1の発生を抑えることができ、低速度であっても殆ど動揺せずに走行することができる。なお、上記自航式の半没水体1においては、航走体2内部に記憶部を設けずに、電波により制御部を遠隔操作することも可能である。この場合には、マスト9が電波を受け取るアンテナを兼ねる構造にすれば良い。
【0034】
【発明の効果】
本発明のストラットを備えた半没水体は、翼幅方向に複数枚に分割され、各々が独立して回転可能なフェアリングと、フェアリングの回転軸である支軸を有する構造であるため、各々のフェアリングが海水の相対流の方向に沿って向きを変えて流体力の発生を抑えることができ、低速度であっても殆ど動揺せずに走行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半没水体の走行方向に対して左側の側面を表した図である。
【図2】半没水体の正面図である。
【図3】海水の相対流に対する本発明のストラットの動きを示す図である。
【図4】本発明のストラットの左側の側面を表した図である。
【図5】海水の相対流によりストラットに流体力が発生する原理を示す図である。
【図6】従来の半没水体を左側から見た図である。
【図7】半没水体を母船により曳航している様子を示す図面である。
【図8】フェアリングの内部構造を示した図である。
【図9】自航式の半没水体を示す図面である。
【符号の説明】
1…半没水体
2…航走体
3…支持部材
4…バラストウェイト
5…垂直安定翼
6…水平安定翼
7…スイベルジョイント
8…ストラット
9…マスト
10…レーダー反射体
11…海面
12…支軸
13…フェアリング
14…外殻
15…発泡樹脂
16…軸受
17…曳航索
18…母船
19…スペーサ
20…ねじ
23…スクリュー
H1,H2…海水流
H3…相対流
L1…弦長
L2…翼幅
W…翼厚
P1,P1’…流体力
P2,P2’…流体力。
Claims (1)
- 母船に曳航されてまたは自航式に水面下を走行する航走体と、該航走体の下側に支持部材を介して吊設されたバラストウェイトと、前記航走体の上側に海水と大気の境界面である海面をまたがって立設されたストラットとを有する半没水体において、
前記ストラットは、支軸と該支軸に対して軸方向の移動を止められて回転可能に備えられた浮力により上昇する複数枚のフェアリングを有し、
前記フェアリングは、各々が独立して回転可能であることを特徴とする半没水体。
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