JPH0655931B2 - 段ボ−ル製造用の接着剤 - Google Patents

段ボ−ル製造用の接着剤

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JPH0655931B2
JPH0655931B2 JP3685886A JP3685886A JPH0655931B2 JP H0655931 B2 JPH0655931 B2 JP H0655931B2 JP 3685886 A JP3685886 A JP 3685886A JP 3685886 A JP3685886 A JP 3685886A JP H0655931 B2 JPH0655931 B2 JP H0655931B2
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孝俊 小役丸
卓司 岡谷
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は段ボール製造用の接着剤に関するものであり、
更に詳しくは、ポリビニルアルコール、クレー及び水溶
性硼素化合物を主成分とする、取扱いが容易で、接着性
が良好な水系接着剤を用いて、この接着剤を塗布後、加
熱を必要とせずに高速で製造することを特徴とする非常
に省熱効果に優れた段ボール製造用の接着剤に関するも
のである。
従来の技術 段ボールシートの製造は基本的にはライナー原紙と中芯
原紙との接着であり、その加工度合に比べると熱エネル
ギーを極めて多量に消費する工程となっている。この原
因は接着剤として加熱乾燥が起こらなければ接着が起こ
らない水系の澱粉糊を使用している所にある。
又、段ボールシートの一般的な製造方法は、まずシング
ルフェーサー部で中芯原紙を段成形すると同時に糊ロー
ルで段頂に糊を塗布し、ライナー原紙に加熱圧着して片
面段ボールを製造する。次いでダブルフェーサー部で、
シングルフェーサーで製造した片面段ボールの段頂に糊
を塗布し、約170℃に加熱された熱盤とキャンバスシ
ートとの間に供給して、加熱と同時にウエイトロールで
加圧することにより、塗布した澱粉糊を糊化乾燥して接
着し、引続き直ちに罫線入れ、幅断ち、流れ断ちをして
両面段ボールシートあるいは複両面段ボールシートを製
造する。このダブルフェーサー部での接着は、両面段ボ
ールの場合はライナー原紙を介して、又複両面段ボール
の場合は更にライナー原紙と片面段ボールを介して、熱
盤の熱により片面段ボールに塗布された澱粉糊を加熱し
て行なっている。また、ダブルフェーサー部では、すで
に構造体となっている片面段ボールとライナー原紙との
接着であるため、加圧も段構造を破壊しない程度の温和
なものしか行なえず、そのため熱盤からの熱の伝達も更
に効率の悪いものとなっている。特にダブルフェーサー
部での熱エネルギーの消費が大きな問題となっている。
この欠点を改善しようと近年接着を完了するのに加熱す
る必要のない接着剤を用いた段ボールの製造方法が検討
されてきた( 特開昭 56−32570号、特開昭5
6−70074号、特開昭56−105952号)。そ
の他、従来からポリビニルアルコール系の紙用接着剤に
ついては種々検討されており、特公昭36−22579
号、特開昭 47−3336号、USP3,135,6
48等に開示されている。
しかしながら上記の特開昭56−32570号や特開昭
56−70076号に示された、いわゆる冷固化性接着
剤は接着剤を高温で塗布し、塗布された接着剤が冷却さ
れることにより増粘固化する性質を利用したものであ
る。そのため低速時には中芯原紙に塗布された接着剤が
ライナー原紙と接触する前に固まってしまい接着出来な
くなるという欠点がある。更にアミロース含量の高い澱
粉系冷固化性接着剤等の澱粉系接着剤にはセット性に優
れたものもあるが、澱粉系接着剤は一度冷却して固化し
た場合には、再度加熱を行ない、使用温度まで接着剤を
昇温しても、流動性をもった液状にはならない欠点があ
り、接着剤のパイプ搬送や塗布、貯蔵等の取扱いが非常
に困難であり、実用化されていない。
又特開昭56−105952号に示された方法は、中芯
原紙あるいはライナー原紙の一方に接着剤を塗布し、他
方に硬化剤を塗布した後貼合し、両者を反応させて接着
させる方法であるが、これは工程が複雑になるという欠
点を有する。
又特公昭36−22579号、特開昭47−3336
号、USP3,135,648に開示されたポリビニル
アルコール系接着剤では、初期接着姓が不足し、接着剤
を塗布後熱盤での加熱を必要としない方法では、到底高
速での段ボールの製造が出来ず、消費熱エネルギーの低
減を達成し得ない。
本発明が解決しようとする問題点 今日、段ボールの製造は一般的に毎分100m以上の高
速で行なわれており、しかも生産性の観点よりダブルフ
ェーサー部での貼合直後に罫線入れ、幅断ち、流れ断ち
を行なうため、接着の初期の段階で接着部に大きな応力
がかかる。そのため接着剤には非常に速いセット性と大
きな初期接着性が要求されるため、段ボールシート製造
用接着剤の開発は非常に難しいものとなっている。現行
のコルゲーターのダブルフェーサー部で、澱粉糊が塗布
されてから、罫線入れ、幅断ち、流れ断ちが行なわれる
までの時間は、100m/min以上の高速となると4
〜10秒の間となり、この短時間に罫線入れ、幅断ち、
流れ断ち時の応力に耐えられる所まで接着力が発揮され
ておかねばならない。この点が同じ紙用接着剤と言って
も合紙用や紙管用接着剤と大きく異なるところである。
しかも接着剤の塗布量のコントロールも、非常に大きい
剪断速度下で行なう必要があり、極めて流動性の良い接
着剤が要求されるのである。又逆に、コルゲーターの貼
合速度は、原紙替え、オーダー替え等の作業が頻繁に行
なわれるため速度の高低が激しく、低速で貼合する場合
が結構頻度高くある。
そのためコルゲーター用の接着剤としては、高速時の非
常に速いセット性及び大きい初期接着力と、逆に低速時
には接着剤が塗布されてからダブルフェーサー部に入る
まで時間がかかるので、オープンタイムが非常に長いこ
とが必要であり、この二律背反する要求性能を満足する
と共に、接着剤の塗布後、加熱を必要としない段ボール
の省熱高速製造方法は未だ開発されていない。
問題を解決する為の手段 本発明者らはこのような現状に鑑み、鋭意検討の結果、
ある特定のポリビニルアルコール系接着剤が段ボール製
造用として非常に優れた接着性を示すことを見出し、又
この接着剤を用いて塗布すれば、その後加熱を必要とせ
ず、しかも低速から高速の条件下で段ボールの製造が可
能なことを見出し、本発明を完成したものである。
即ち本発明はポリビニルアルコール(以下PVAと略記
する)、クレー及び水溶性硼素化合物を主成分とし、P
VAとクレーとの割合が、PVA100部(重量基準、
以下同じ)に対しクレーが200〜600部であり、水
溶性硼素化合物はPVA100部に対し0.1〜15部
であり、接着剤固形分濃度が25〜60%(重量基準、
以下同じ)である水系接着剤に於て、 (イ)接着剤中のPVAの水溶液としての濃度範囲が、
使用されるPVAの平均重合度に応じて下記の(i)、
(ii)及び(iii)式を満足する領域内にあり、 Y≧−0.0014X+ 9.4 (i) Y≦−0.0061X+26.3 (ii) 200≦ X ≦3500 (iii) ここで Y=100×P/(P+W) (重量%) P:接着剤中のポリビニルアルコール含有量 W:接着剤中の水の含有量 X:ポリビニルアルコールの平均重合度 (ロ)B型粘度計による接着剤の粘度が、85℃で20
0〜6000センチポイズで、85℃から30℃へ接着
剤の温度が低下した時の粘度の増大割合が8倍以下、
1.5倍以上であり、 (ハ)ポリビニルアルコールが、けん化度72〜100
モル%のポリビニルアルコール(a) 10〜90重量部
と、けん化度が(a)よりも2〜30モル%低いポリビニ
ルアルコール(b)90〜10重量部とからなる ことを特徴とする段ボール製造用の接着剤であって、こ
の接着剤を用いれば、接着剤を塗布後、段ボールを加熱
せずとも高速でも充分段ボールの製造が可能となったも
のである。
本発明において、PVA100部に対しクレーの割合が
200部未満では初期接着性が不足し、一方600部を
越えると平衡接着力が低過ぎると共に固形分濃度が高く
なり粘度が高くなり過ぎるため不適当であり、そのため
結局200〜600部が適当で、更に好ましくは200
〜450部が適当である。
水溶性硼素化合物としては硼酸、硼砂などの硼酸塩及び
グリセリンやエチレングリコールなどの多価アルコール
の硼酸エステルが適当である。使用量はPVA100部
に対し15部以下が適当である。下限については特に制
限はないが0.1部以上が望ましい。使用量が多いほど
接着剤の粘着性が増し初期接着性が良くなるが、低温で
ゲル化し易くなり、85℃から30℃に接着剤の温度が
低下した時の粘度の増大割合が8倍より大きくなって取
り扱いにくく、好ましくない。更に好ましくは、重合度
の低いPVAに対しては水溶性硼素化合物の使用量を比
較的多くし、逆に重合度の高いPVAに対しては少な目
でよい。このような水溶性硼素化合物を比較的多く使用
する場合は、接着剤のPHに注意しなければならない。
即ち、接着剤がアルカリ性であるとPVAと水溶性硼素
化合物との結合が進み、低温でゲル替し易くなって、8
5℃から30℃に接着剤の温度が低下した時の粘度の増
大割合が8倍以下1.5倍以上にならず、接着剤の取扱
いが容易でなく、又接着性も良くない。このため接着剤
のPHは中性から酸性領域が良く、好ましくは6以下が
望ましい。
接着剤の固形分濃度は25〜60%が適当で、25%よ
り低いと初期接着性が悪く、又60%より高いと取り扱
いにくく、又平衡接着力も出にくい。
本発明に於て用いられるPVAの重合度は200〜35
00のものが適当であり、重合度が200未満では平衡
接着力が極端に低くなり、又3500よりも大きい重合
度ではPVA自体の粘度が急激に高くなり、初期接着性
を満足させるためには、接着剤中のPVA含有量を高く
する事が出来ず、結果的には段ボールに対する平衡接着
力が低くなる。結局PVAの重合度としては200〜3
500のものが適当で、更に望ましくは300〜250
0のものが好適である。
更に、接着剤の接着性に対しPVAの重合度に対する接
着剤中のPVAの濃度が極めて重要であることが判明し
た。即ち、PVAの重合度200〜3500に於て、P
VA重合度の比較的低いものは使用出来るPVAの濃度
の範囲は大きい。しかし余りにPVAの濃度を高くする
と接着剤の保水性が著しく高くなり、初期接着性が悪く
なる。又PVAの濃度を低くし過ぎると、接着剤の粘着
力が弱くなって初期接着性が悪くなると共に平衡接着力
も低くなるため問題であり、結局段ボールの品質を保つ
ためにはPVAの含有量を比較的多目にする必要がある
のである。一方、PVA重合度の比較的高いものは、P
VA自体の粘度が高く、PVAの濃度を高くすると接着
剤の粘度が極端に高くなると共に、保水性が高くなり初
期接着性が悪くなる。そのためPVAの濃度を比較的低
くする必要があるが、又余りにPVAの濃度を低くし過
ぎると接着剤の粘着力が不足して、やはり初期接着性が
悪くなる。PVA重合度の比較的高いものは、使用出来
る接着剤中のPVAの濃度範囲は小さく、又傾向的には
PVAの濃度を低重合度のPVAのものより低くして粘
度を下げ、クレーを多目にして接着剤の固形分濃度をあ
る程度高くする必要があるが、クレーを多くして接着剤
中のPVAの含有量を少なくし過ぎると平衡接着力が低
くなりすぎるのは当然である。
このように、PVAの重合度に対してごく一部の特定の
範囲のPVA濃度の接着剤が優れた接着性を示すことが
判明した。更に詳しく検討した結果、下記の(i)、(ii)
及び(iii)式で示されるPVAの濃度範囲の接着剤が好
適であることが判明した。
Y≧−0.0014X+ 9.4 (i) Y≦−0.0061X+26.3 (ii) 200≦ X ≦3500 (iii) ここで Y=100×P/(P+W) (重量%) P:接着剤中のポリビニルアルコール含有量 W:接着剤中の水の含有量 X:ポリビニルアルコールの平均重合度 (粘度平均重合度 JIS K6726) 即ち、第1図に於て斜線の部分が好適に使用される範囲
である。
これらのPVAのけん化度としては70モル%以上、望
ましく80モル%以上のものが接着性に優れることを見
出した、このことは先に出願した通りである(特開昭5
9−230793号)。しかし、このけん化度について
も種々の検討をした結果、同じけん化度であっても1種
のPVAを用いた場合よりも、けん化度の異なる2種以
上のPVAをある特定の割合で混合使用したものの方が
更に接着性に優れることを見出し、本発明を完成したも
のである。即ち、72〜100モル%のPVA(a)10
〜90部と、けん化度が(a)よりも2〜30モル%低い
PVA(b)90〜10部とを併用したものの接着性が同
じけん化度である単一のPVA(初めからそのけん化度
になるようにけん化条件を設定して製造したPVA)を
用いたときよりも更に良好であることを見出した。接着
性が良好な理由ははっきりとしないが、低けん化度PV
Aの紙層中への浸透し易さと、高けん化度PVAの粘着
力とが接着性に寄与し、初期接着性及び平衡接着力が共
に向上したものと思われる。ただし、けん化度が高くか
つ重合度も高いPVAが多いものは粘度が高くそれ故あ
まり接着剤の濃度を高く出来ず、又けん化度が低くかつ
重合度も低いPVAが多いものは粘着力が特に低いこと
に注意しなければならない。これらのPVA混合物の平
均けん化度としては70モル%以上が適当で、更に望ま
しくは80モル%以上が適当である。けん化度の差が2
モル%未満では単一のPVAと変わらず、差が30モル
%を越えるものは粘着力が低下しかえって接着性が良く
ないのである。
部分けん化PVAとしては通常のメタノール溶液中でけ
ん化したものが使用可能であるが、酢酸メチルやその他
の溶媒中、又はメタノールと他の溶媒との混合溶媒中で
けん化したPVAも使用可能である。(尚けん化度の測
定はJIS K7626による) PVA重合度としては、200〜3500、望ましくは
300〜2500のものが適当であることは前にも述べ
たが、この重合度に関しても、重合度の異なる2種以上
のPVAを混合使用した方が1種のPVA(初めからそ
の重合度になるように重合、けん化して製造したPV
A)を使用した場合よりも接着性が良好である。即ち、
PVA重合度については重合度200〜800望ましく
は300〜600のPVA10〜90部と、重合度11
00〜3500、望ましくは1700〜2500のPV
A90〜10部からなるものの方が、同じ重合度のPV
Aであっても1種のPVAを使用した場合よりも、粘度
はほぼ同じであるにもかかわらず接着性が良好である。
200〜800の重合度のPVAも、1100〜350
0の重合度のPVAも、全体のPVA100部に対し1
0部未満では1種のPVAを用いた場合とあまり変わら
ない。この理由についてははっきりしないが、1種のP
VAよりも重合度の異なる2種以上のPVAを混合した
PVAの方が重合度分布が広く、即ち平均重合度は同じ
であっても、2種以上のPVAを混合したものは、より
低重合度のPVAと、より高重合度のPVAが存在する
ことになり、重合度の低いPVAは接着剤糊液の紙層中
への浸透を良くし、又クレーの分散性を良くして接着性
の向上に寄与し、一方、より重合度の高いPVAは初期
接着性に大きな影響を与える接着性を高めるのに寄与し
ているものと思われる。
又アニオン変性PVA、カチオン変性PVA、アクリル
アミド変性PVA、ラクトン変性PVA、その他共重合
により変性した種々の変性PVAや、アセタール変性P
VA等のPVAを後変性したPVA、又はその他の方法
により変性したPVAを併用しても良い。
本発明に於けるクレーとしてはカオリナイト系、ハロイ
サイト系、パイロフィライト系及びセリサイト系の1種
又は2種以上のものを使用出来るが、粒径としては平均
粒径が2ミクロン以下の微粒子のものの方が接着性が良
好である。ただし水を加えてスラリーにした時に増粘す
るものは取扱いにくく、又接着剤の固形分濃度もあまり
高く出来ず初期接着性もあまり良くない。クレー単独、
又は後述するアニオン性高分子化合物及びその金属塩、
水ガラス、リン酸化合物の金属塩又はノニオン活面活性
剤の中の1種又は2種以上のものを併用した場合のB型
粘度計によるスラリー粘度が、25〜40%の水系分散
液で1000センチポイズ(25℃)以下のものが良
い。
又接着剤の粘度も接着性に大きく影響し、85℃に於け
るB型粘度計による粘度が200〜6000センチポイ
ズ、望ましくは300〜3000センチポイズが適当で
ある。接着剤を中芯原紙の段頂に塗布後ライナー原紙と
貼り合わせた時の接着機構を考えてみると、初期接着性
に対しては接着剤中の水分が中芯原紙やライナー原紙に
吸収されることにより、接着剤の固形分濃度が増大し、
それに伴って粘着性が増大することが本発明に用いる接
着剤の初期接着性に最も寄与しているものと思われる
が、接着剤の粘度も大きく影響しているものと考えら
れ、従って接着剤の粘度は高い方が良い。一方平衡接着
力に関しては、接着剤が中芯原紙やライナー原紙の紙層
中にある程度の深さまで浸透することが必要と思われ接
着剤の粘度は低い方が良い。即ち、粘度の高い方が初期
接着性は良好であるが、平衡接着力が不足し、逆に粘度
が低過ぎると平衡接着力は高くなるが初期接着性が不足
する。結局85℃に於けるB型粘度計による粘土が20
0〜6000センチポイズ、望ましくは300〜300
0センチポイズが適当である。
又接着剤の物性としてこの接着剤の温度が室温近くまで
低下した時にゲル化するようでは、パイプ搬送や貯蔵時
等の接着剤の取扱いが容易でないばかりか、低速貼合時
には、特にダブルフェーサー部で、片段に塗布された接
着剤のオープンタイムが長くなるため、塗布された接着
剤の温度が低下し、被着体のライナー原紙と接触する前
に接着剤がゲル化もしくは著しく増粘し、接着力が低下
して接着に問題が生じる。
これに対し、接着剤の液温が85℃から30℃まで低下
した時の接着剤の粘度の増大割合が8倍以下1.5倍以
上であれば、このような問題は生じない。85℃から3
0℃への接着剤の液温が低下した時の粘度の増大割合を
8倍以下1.5倍以上にするためには、クレーとして前
記のカオリナイト系、パイロフィライト系、ハロイサイ
ト系又はセリサイト系の1種又は2種以上のものを使用
すれば良い。又水溶性硼素化合物を使用する場合は、前
記の特定のクレーを用いて、かつ中性から酸性領域で使
用する等のある特定の条件下で使用すれば、粘度の増大
割合を8倍以下1.5倍以上にすることが可能である。
コンゴーレッドやレゾルシノール等のゲル化剤を比較的
多く使用したり、比較的多くの量の水溶性硼素化合物と
アルカリ性フィラーを用いたPVA系接着剤では、この
増粘割合を8倍以下1.5倍以上には抑えられないので
ある。
更に近年、コルゲートマシンの貼合速度は100m/m
inあるいはそれ以上の高速で運転されており、グレー
マシンでの塗布量のコントロールは104sec-1以上のか
なり高い剪断速度下で行なわれており、高剪断速度下の
接着剤の流動特性が接着性に大きく影響しているものと
考えられ検討した結果、3×104sec-1の剪断速度下の
ハーキュレス粘度(A)と同一温度に於けるB型粘度計に
よる粘度(B)とが、下記の(iv)式の関係にあり、 かつ、85℃でのB型粘度計による粘度が300〜30
00センチポイズの範囲にあるものが特に段ボール製造
用の接着剤として適当であることがわかった。
の下限については特に制限はないが、通常1以上であ
る。この関係を第2図に示した。このことは低剪断速度
下の粘度に対する高剪断速度下の粘度が低いほど接着性
が良いことを示している。
このような性質を有する段ボール製造用の接着剤とし
て、PVA、クレー及び水溶性硼素化合物からなる接着
剤でも良いが、更にポリリン酸ナトリウムやヘキサメタ
リン酸ナトリウム等のリン酸化合物の金属塩や水ガラス
等のクレーの分散剤、ポリアクリル酸及びその塩、アル
ギン酸ナトリウム、イソブテン−無水マレイン酸共重合
物等のアニオン性高分子化合物とその金属塩、高級アル
コールのエチレンオキサイド付加物、エチレンオキサイ
ドとプロピレンオキサイドとの共重合物等のノニオン界
面活性剤又はグァーガムを併用すると流動性がより一層
改良され、更に接着性が向上する。上記の流動性改良剤
の中でもヘキサメタリン酸ナトリウム、ポリアクリル酸
ナトリウム又はアルギン酸ナトリウムが好適である。添
加量はクレー100部に対し0.01〜2部が適当で、
2部を越えると初期接着性が悪くなり、0.01部未満
では効果がない。
又、過ヨウ素酸ナトリウム、過ヨウ素酸、過ヨウ素酸カ
リウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸ア
ンモニュウム等の過酸化物を添加することも、接着性を
改良するのに効果的である。中でも過ヨウ素酸、過ヨウ
素酸ナトリウム、過硫酸ナトリウムが好適である。過酸
化物を添加すると粘度が低くなって取扱いが容易にな
り、又接着剤の粘着性も向上し初期接着性が良くなる。
ただしあまり入れ過ぎると粘度が低くなりすぎ、逆に初
期接着性が悪くなるので、添加量としてはPVA100
部に対し0.01〜10部が適当である。0.01部未
満では効果がほとんどない。
又、サッカロース、コロイダルシリカ、炭酸カウシウ
ム、カーボンブラック、ホワイトカーボン又は無水シリ
カを添加しても粘着性が増し接着性が向上する。添加量
はクレー100部に対し0.1〜20部が適当で、更に
望ましくは0.5〜15部である。0.1部未満では効
果がなく、20部を越えると流動性が悪くなり使えな
い。ホワイトカーボン又は炭酸カルシウムも大量に使用
すると接着性が良くないが、クレーに少量添加した場合
は接着性を向上させる効果がある。
これらの接着剤は段ボール用途の他に、合紙、紙管、製
袋等の紙用接着剤としても使用可能である。これらの用
途は段ボールほど短時間で接着させる必要はないが、そ
れでも近年貼合速度が段々速くなるにしたがい初期接着
性の向上が求められており、この点本発明の接着剤は非
常に有効である。
これらの接着剤の調製方法としては、まずPVA、クレ
ー、水溶性硼素化合物あるいはその他の添加物を予め混
合したものを、撹拌しながら水中に投入するか、又はリ
ン酸化合物の金属塩や水ガラス等のクレーの分散剤、ア
ニオン性高分子化合物及び/又はその金属塩及び/又は
ノニオン界面活性剤等の添加剤、クレー、PVA、水溶
性硼素化合物あるいはその他の添加物を逐次撹拌しなが
ら水中に投入してスラリー液を調製しても良い。接着剤
の調製はバッチ方式あるいは連続方式のどちらでも良
く、ジェットクッカーや調製槽で、このスラリー液に蒸
気を直接吹き込む加熱方式、あるいはジャケットによる
間接加熱方式のような任意の加熱方式によって加熱溶解
し調製すれば良い。過酸化物を添加する場合には、添加
時期としては、加熱溶解する前、あるいは加熱後の高温
時のいずれでも良いが、好ましくは加熱する直前のスラ
リー液に添加するのが効率的である。
このような接着剤を塗布して段ボールを製造するに際
し、塗布時の接着剤の温度としては特に制限はないが、
室温から95℃の範囲が適当で、望ましくは60〜95
℃、更に望ましくは70〜90℃が適当である。本発明
に用いる接着剤の主たる初期接着機構としては、接着剤
中の水分が中芯原紙やライナー原紙にすみやかに移行
し、接着剤の接着剤固形分濃度が増大して接着剤の粘着
力が急激に高まるためと考えられる。接着剤の温度を高
くすると接着剤中の水の表面張力が低下し、極めて容易
に接着剤中の水分が中芯原紙やライナー原紙に移行して
いくためと考れられるため、塗布時の接着剤の温度が高
いほど接着性が良好であるが、一方で温度が高くなるに
したがって接着剤中の水分の蒸発が激しくなり、濃度の
コントロールが難しく、又接着剤表面に皮膜が形成され
易くなって接着剤の取扱いが難しくなるため、高温での
運転が難しくなるので注意を要する。
尚本発明の接着剤を用いて段ボールを製造する場合に
は、ライナー原紙あるいは片段を予熱しても、あるいは
熱盤を加熱しても貼合しても、何等差し支えない。
本発明の接着剤を用いて段ボールを製造すれば100m
/min以上の高速貼合が可能であり、更には120m
/min以上の高速でも、更に必要に応じて140m/
min以上の極めて高速でも貼合が可能である。
作用及び発明の効果 本発明の接着剤は、取扱いが容易で、非常に初期接着性
に優れ、平衡接着力も充分で段ボール製造用の接着剤と
して非常に有用なものであり、この接着剤を塗布後、加
熱を必要とせずに、低速から高速までの広い範囲で、容
易に段ボールを製造し得るという格段の効果を有し、非
常に優れた省熱効果を有するものであり、又段ボールシ
ートの反りの低減にも大きな効果を有するものである。
以下にテーブルテスト並びにコルゲーターでの実施例を
あげて本発明を更に具体的に説明するが、下記の実施例
はこの発明を何等制限するものではない。
イ.使用したPVA及びクレーの明細は次の通りであ
る。
(1)PVA A:重合度 550,けん化度 98.6モル%(クラ
レポバール PVA−105) B:重合度1750,けん化度 98.5モル%(クラ
レポバール PVA−117) C:重合度1750,けん化度 88.5モル%(クラ
レポバール PVA−217) D:重合度2450,けん化度 98.5モル%(クラ
レポバール PVA−124) E:重合度 550,けん化度 88.4モル%(クラ
レポバール PVA−205) F:重合度2450,けん化度 95.2モル%(クラ
レポバール PVA−624) G:重合度1750,けん化度 96.1モル%(クラ
レポバール PVA−CST) H:重合度1300,けん化度 93.6モル%(クラ
レポバール PVA−613) I:重合度2450,けん化度 88.2モル%(クラ
レポバール PVA−224) J:重合度3300,けん化度 88.3モル% (2) クレー I:UG−90(エンゲルハルド社製) 平均粒径0.3ミクロン、カオリナイト系 II:金谷クレーNSF(金谷工業製) 粒径2ミクロン以下が99%、ハロイサイト系 ロ.初期接着性の評価、高速貼合適性あるいは低速貼合
適性の評価、平衡接着力、粘度の測定は次の方法により
行なった。
(1)テーブルテストによる初期接着性の評価方法。
所定の温度にコントロールした接着剤中で、所定の温度
にコントロールしたアプリケーターロールを回転させド
クターブレードでロール上の接着剤量をコントロールし
た後、片段の段頂部をローラー上に軽く押しつけて塗布
し、直ちにライナー原紙と貼り合わせ、その後3〜10
秒間、軽度に圧縮した後、強制剥離し、接着状況を肉眼
にて測定した。[※極めて優れている、◎優れている、
○良好、△普通、×不良、××極めて不良] なお使用した片段とライナー原紙は、JIS B級、坪
量 220g/m2のライナー原紙と、JIS B級坪量
125g/m2の中芯原紙からなるものを用いた。
(2) コルゲーターでの評価 使用したコルゲーターは、1600mm幅、最高速度1
40m/minのマシンで、従来とダブルフェーサー部
での加熱は一切行なっていない。原紙は主として、JI
S B級の坪量220g/m2のライナー原紙と、JIS
B級の坪量125g/m2の中芯原紙とを使用した。
加熱調製した本接着剤を室温〜95℃の塗布温度に保温
したグルーマシンに供給し、片段の段頂にアプリケータ
ーロールにて転移塗布し、片段とライナー原紙とを貼合
した後、連続してコルゲーターオンマシンにて、スリッ
タースコアラーに通し、幅断ち並びに罫線入れを行な
い、更にカッターにて流れ断ちを行なった。
(a)コルゲーターによる高速貼合適性の評価。
貼合速度を次第に上げて段ボールシートの製造を行な
い、ダブルフェーサーカッター先で直ちに剥離し、スリ
ッター部並びに罫線部の接着剥がれを生じていない最高
貼合速度を貼合可能最高速度として評価した。
(b)コルゲーターによる低速貼合適性の評価。
25m/minの最低速度でコルゲーターを運転し、ダ
ブルフェーサーカッター先で接着の良否を判定した。
(3) 平衡接着力の測定方法 JIS Z−0402に準じて、片面ピンアタッチメン
トを用いて測定した。
(4) 粘度の測定 (a) ブルックフィールド粘度 (センチポイズ) B型粘度計、No.1〜No.4 ローター30〜60 rp
m. (b) 高剪断速度下の粘度(センチポイズ) ハーキュレス高剪断粘度計 (熊谷理機工業(株)製) ボブB、最高回転速度 8800rpm、sweep
time 10秒、 なおハーキュレス粘度(η)は次式により定義する。
η=955×T×S/N(センチポイズ) T:トルク(dyne cm) S:形状係数=0.0004 N:回転数=7200 rpm (剪断速度 3×104sec-1) なお実施例中の部および%はいずれも重量基準である。
実施例1 表−1に示した組成の接着剤を撹拌しながら
約1時間加熱して溶解し湖液を調製した。これらの湖液
の初期接着性及びコルゲータでの貼合テストの結果を表
−2に示した。尚貼合テストにはAフルートを用い、塗
布量は片面のみの固形分接着剤量を示す。
本発明例1〜12に示したように、PVA重合度に対す
るPVAの濃度が第1図の斜線の範囲内にあり、固形分
濃度が25〜60%、85℃に於ける接着剤の粘度が2
00〜6000センチポイズの範囲内にあり、85℃か
ら30℃への接着剤の温度が低下した時の粘度の増大割
合が8倍以下である接着剤を塗布貼合した時に、接着性
に優れていることがわかる。
比較例1や比較例2のように接着剤の粘度が低過ぎて
も、又は逆に高過ぎても接着性があまり良くない。
本発明例2と比較例3、あるいは本発明例6と比較例4
に示したように、同じけん化度であっても、けん化度の
異なる2種以上のPVAを混合使用したものの方が接着
性が良好である。
本発明例3〜12に示すようにけん化度及びPVAの重
合度の異なる2種以上のPVAを併用したものの接着性
が更に良好であった。
本発明例1〜12で示したように、PVA−硼酸水溶液
の塗布温度に於ける粘度が100〜1500センチポイ
ズの範囲内にあるものの接着性が良好である。
又、本発明例7〜12に示されるようにアニオン性高分
子化合物、過酸化物、コロイダルシリカ(スノーテック
ス C、日産化学(株)製)、ホワイトカーボン(シルト
ン R−2、水沢化学(株)製)、カーボンブラック(#
44、三菱化成(株)製)又はグァーガム(メイプロガム
SN−20三晶(株)製)を添加すると更に接着性が向
上する。
尚クレー(I)の40%濃度スラリー液の25℃に於け
るB型粘度計による粘度は10センチポイズで、又クレ
ー(II)の32%濃度スラリー液の粘度は800センチ
ポイズであった。
実施例 2 実施例1の本発明例6の組成の接着剤を実施例1と同じ
方法で調製し、前と同様にAフルートを用いて、接着剤
の塗布時の温度を40℃、60℃又は85℃と変えて貼
合テストを行なった。
結果を表−3に示すが、塗布時の温度が高いほど接着性
が良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明において使用されるPVAの重合度
と、それにたいするPVA濃度との相関を示す図であ
る。図中、XはPVA重合度を表わし、YはPVA濃度
を表わす。 第2図は、3×104sec-1の剪断速度におけるハーキュ
レス粘度と、同一温度におけるB型粘度計による粘度と
の相関を示す図である。図中、Aはハーキュレス粘度を
表わし、BはB型粘度計による粘度をあらわす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡谷 卓司 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内 (72)発明者 高野 紘治 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内 (72)発明者 大西 弘之 大阪府大阪市北区梅田1丁目12番39号 株 式会社クラレ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリビニルアルコール、クレー及び水溶性
    硼素化合物を主成分とし、ポリビニルアルコールとクレ
    ーとの割合が、ポリビニルアルコール100重量部に対
    し、クレーが200〜600重量部であり、水溶性硼素
    化合物がポリビニルアルコール100重量部に対し0.
    1〜15重量部であって、接着剤固形分濃度が25〜6
    0重量%である水系接着剤に於て、 (イ)接着剤中のポリビニルアルコールの水溶液として
    の濃度範囲が、使用されるポリビニルアルコールの平均
    重合度に応じて下記の (i)、(ii)及び(iii)式を満足する領域内にあ
    り、 Y≧−0.0014X+ 9.4 (i) Y≦−0.0061X+26.3 (ii) 200≦ X ≦3500 (iii) ここで Y=100×P/(P+W) (重量%) P:接着剤中のポリビニルアルコール含有量 W:接着剤中の水の含有量 X:ポリビニルアルコールの平均重合度 (ロ)B型粘度計による接着剤の粘度が、85℃で20
    0〜6000センチポイズで、85℃から30℃への接
    着剤の温度が低下した時の粘度の増大割合が8倍以下、
    1.5倍以上であり、 (ハ)ポリビニルアルコールが、けん化度72〜100
    モル%のポリビニルアルコール(a) 10〜90重量部
    と、けん化度が(a)よりも2〜30モル%低いポリビニ
    ルアルコール(b)90〜10重量部とからなる ことを特徴とする段ボール製造用の接着剤。
  2. 【請求項2】ポリビニルアルコールが、重合度200〜
    800の低重合度ポリビニルアルコール10〜90重量
    部と、重合度1100〜3500の高重合度ポリビニル
    アルコール90〜10重量部とからなる特許請求の範囲
    第1項記載の段ボール製造用の接着剤。
  3. 【請求項3】3×104sec-1の剪断速度下のハーキュレ
    ス粘度(A)と同一温度に於けるB型粘度計による粘度
    (B)とが、下記の(iv)式の関係にあり かつ、85℃でのB型粘度計による粘度が300〜30
    00センチポイズの範囲にある特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の段ボール製造用の接着剤。
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