JPH0655642A - 3次元物体形成方法および3次元物体形成システム - Google Patents

3次元物体形成方法および3次元物体形成システム

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JPH0655642A
JPH0655642A JP22808192A JP22808192A JPH0655642A JP H0655642 A JPH0655642 A JP H0655642A JP 22808192 A JP22808192 A JP 22808192A JP 22808192 A JP22808192 A JP 22808192A JP H0655642 A JPH0655642 A JP H0655642A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的広範囲の材料を使用することのできる
3次元物体形成方法および3次元物体形成システムを提
供する。 【構成】 光硬化性樹脂で第1の硬化層22を形成する
とともに、熱硬化性樹脂で第2の硬化層42を形成す
る。そして、これらの硬化層22,42を積層していく
ことによって3次元の凝固体Smを形成する。その後、
加熱処理によって第1の硬化層22を溶解して除去し、
第2の硬化層42で構成される凝固体Smaを得る。こ
の凝固体Smaが所望の3次元物体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、薄い未凝固層内の所
望の領域を凝固させた凝固層を積層していくことによっ
て3次元物体を形成する3次元物体形成方法および3次
元物体形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】複雑な形状の3次元物体を形成するシス
テムとしては、3次元モデル形成システムが知られてい
る。3次元モデル形成システムは、種々の装置の部品の
モデル(プロトタイプ)をその設計データに基づいて作
成するためのシステムである。作成されたモデルは、そ
の部品の動作を確認したり、また、部品形状が好ましい
か否かを判断したりするために利用される。
【0003】3次元モデル形成システムとしては、特開
昭63−72526号公報や特開平2−78531号公
報に記載されたものが知られている。これらの公報に記
載されたシステムは、光硬化性の樹脂剤を用いて薄い硬
化層を積層していくことによって3次元モデルを形成す
る。このシステムは複雑な3次元モデルを高精度で高速
に形成できるという利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】3次元モデルは、種々
の目的に利用されるので、その利用形態に応じてモデル
の材料を選択したい場合がある。しかし、上述の従来の
システムでは、光硬化性の樹脂がそのまま3次元モデル
として使用されるので、その材料が特定の光硬化性樹脂
に限定されてしまうという問題があった。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、比較的広範囲の
材料を使用することのできる3次元物体形成方法および
3次元物体形成システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明による3次元物体形成方法では、(a)凝
固後においても所定の除去処理によって除去可能な第1
の凝固可能剤を用いて第1の未凝固剤層を形成する工程
と、(b)前記未凝固剤層に所定の放射エネルギを選択
的に照射することによって前記第1の未凝固剤層の所望
の領域を凝固させ、これによって第1の凝固層領域を形
成する工程と、(c)前記第1の凝固層領域以外の未凝
固領域にある前記第1の凝固可能剤を除去する工程と、
(d)凝固後において前記所定の除去処理によって除去
されない第2の凝固可能剤を前記未凝固領域に充填する
ことによって第2の未凝固剤層領域を形成する工程と、
(e)前記第2の未凝固剤層領域を凝固させることによ
って第2の凝固層領域を形成し、これによって前記第1
と第2の凝固層領域からなる凝固層を形成する工程と、
(f)前記凝固層の上に前記第1の未凝固剤層を形成す
ることによって前記工程(a)を実行しつつ、前記工程
(a)ないし(d)を繰り返すことにより前記凝固層を
積層した凝固体を形成する工程と、(g)前記凝固体内
の前記第1の凝固層領域の積層構造を前記所定の除去処
理によって除去し、これによって前記第2の凝固層領域
の積層構造で構成される3次元物体を得る工程と、を備
える。また、この発明における3次元物体形成システム
では、(a)凝固後においても所定の除去処理によって
除去可能な第1の凝固可能剤を用いて第1の未凝固剤層
を形成する第1の未凝固層形成手段と、(b)前記未凝
固剤層に所定の放射エネルギを選択的に照射することに
よって前記第1の未凝固剤層の所望の領域を凝固させ、
これによって第1の凝固層領域を形成する第1の凝固手
段と、(c)前記第1の凝固層領域以外の未凝固領域に
ある前記第1の凝固可能剤を除去する未凝固剤除去手段
と、(d)凝固後において前記所定の除去処理によって
除去されない第2の凝固可能剤を前記未凝固領域に充填
することによって第2の未凝固剤層領域を形成する第2
の未凝固層形成手段と、(e)前記第2の未凝固剤層領
域を凝固させることによって第2の凝固層領域を形成
し、これによって前記第1と第2の凝固層領域からなる
凝固層を形成する第2の凝固手段と、(f)前記凝固層
を積層することによって形成された凝固体内の前記第1
の凝固層領域の積層構造を前記所定の除去処理によって
除去し、これによって前記第2の凝固層領域の積層構造
で構成される3次元物体を得る凝固層除去手段と、を備
える。
【0007】
【作用】3次元物体は、第2の凝固層領域が積層された
物体として形成される。第2の凝固層領域を形成するた
めの第2の凝固可能剤としては、所定の除去処理によっ
て除去されない材料を選択することができるので、3次
元物体の材料として比較的広範囲の材料を使用すること
ができることになる。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の一実施例としての3次元
モデル形成システムの全体構成を示す概念図である。こ
の3次元モデル作成システムは、グラフィックワークス
テーション100と、3次元モデル自動形成装置200
とで構成されている。
【0009】グラフィックワークステーションは、CA
Dデータなどの物体の形状を表わすデータに基づいて、
物体の断面形状を表わす断面形状データを作成し、作成
した断面形状データを3次元モデル自動形成装置200
に供給する。なお、CADデータから物体の断面形状を
表わすデータを作成する方法は、CAD(コンピュータ
援用設計)の分野において周知であり、例えば、イスラ
エル、サイテックス社(Scitex Corp.)から市販されて
いるQuantum1システムのプロット機能により実現されて
いる。物体の断面形状を表わすデータを作成する方法や
装置については前述の特開昭63−72526号公報お
よび特開平2−78531号公報に記載されているの
で、ここではその詳細は省略する。
【0010】3次元モデル自動形成装置200は、マス
ク作成サブシステム300と、凝固層形成サブシステム
400と、乾燥サブシステム500と、樹脂溶解サブシ
ステム600とを備えている。
【0011】マスク作成サブシステム300は、電子写
真技術によって光学マスク30のマスク部分を形成する
装置である。光学マスク30は、ガラス基体の下面にト
ナーを付着させたものである。このマスク作成サブシス
テム300は、特開平2−78531号公報の第22図
に記載されたマスク作成サブシステム(502)を利用
することができる。
【0012】凝固層形成サブシステム400は、硬化層
を順次積層していくことによって、3次元物体の形状を
有する硬化部を含んだ凝固体を形成する装置である。凝
固層形成サブシステム400は、次のユニットを備えて
いる。 (a)露光ユニット410:マスク作成サブシステム3
00で形成されたマスクを用いて第1の凝固可能剤の層
を露光する。 (b)第1のアプリケータユニット420:第1の凝固
可能剤を塗布する。この実施例では、第1の凝固可能剤
として光硬化性樹脂を用いる。 (c)空力ワイパユニット430:露光ユニット410
において露光した後に、未凝固の第1の凝固可能剤を除
去する。 (d)第2のアプリケータユニット440:第2の凝固
可能剤を塗布する。この実施例では、第2の凝固可能剤
として熱硬化性樹脂を用いる。 (e)切削ユニット450:硬化層の表面を切削する。
【0013】凝固層形成サブシステム400としては、
特開平2−78531号公報の第22図に記載された物
理モデル形成サブシステム(504)を利用することが
できる。
【0014】なお、マスク作成サブシステム300と凝
固層形成サブシステム400の両者を備えた装置とし
て、イスラエル、キュービタル社(Cubital Ltd.)のソ
リダー(Solider、商標)を利用することができる。
【0015】乾燥サブシステム500は、第2の凝固可
能剤(熱硬化性樹脂)を乾燥させて硬化させるためのユ
ニットである。乾燥サブシステム500は、温風乾燥器
502と制御装置504とドクターブレード506とを
有している。樹脂溶解サブシステム600は、凝固体を
加熱して光硬化性樹脂を溶解する装置である。樹脂溶解
サブシステム600は、支持台602と、カバー604
と、カバー604の内部に設けられたヒータ606と、
電源608と、ボールネジ610とモータ612とで構
成された垂直駆動機構と、溶解して樹脂を受けるための
樹脂タンク614とを有している。垂直駆動機構は、カ
バー604を上方に退避させる機構である。支持台60
2は、多数の開口を有する平板上に立設された多数の突
起を有するものであり、これらの多数の突起の上に凝固
体Smが載置される。
【0016】なお、この3次元モデル形成システムで
は、凝固層形成サブシステム400と、乾燥サブシステ
ム500と、樹脂溶解サブシステム600との間で凝固
体Smを移動させる移動装置460が設けられている。
移動装置460は、後述する成型工程に従って所望のユ
ニットの位置に移動する。各ユニットにおいて所定の処
理がなされる結果、移動装置460の上部にある底板4
70の上に凝固体Smが形成される。なお、乾燥サブシ
ステム500と樹脂溶解サブシステム600は、凝固層
形成サブシステム400に接続されていない別個の装置
でもよい。また、2つのサブシステム500,600
は、どちらも加熱・乾燥を行なう装置なので、同じ1つ
の装置としてもよい。
【0017】図2および図3は、この発明の一実施例に
よる3次元モデルの作成手順を示す工程断面図である。
まず、移動装置460が第1のアプリケータユニット4
20の位置に移動し、図2(A)に示すように、底板4
70の上に光硬化性の液体状樹脂(第1の凝固可能剤)
の第1の樹脂層20が塗布される。この際、第1の樹脂
層20の厚みが約0.1mmの所定の厚みになるように
塗布量が調整される。光硬化性樹脂としては、例えば英
国、Coats社のF-5621 (商標)を使用することができ
る。この光硬化性樹脂は、紫外線(波長310〜390
μm)の照射によって硬化し、また、後述するように、
硬化後においても所定の加熱処理で溶解する。
【0018】なお、光硬化性樹脂の代わりに、所定の放
射エネルギ(可視光、紫外線、X線、電子線など)によ
って凝固するとともに、所定の溶解処理によって溶解す
る他の凝固可能剤を用いてもよい。溶解処理としては、
加熱処理の他に、酸やアルカリ溶液、有機溶媒などによ
って溶解する処理を利用してもよい。
【0019】第1の樹脂層20が塗布されると、移動装
置460が露光ユニット410の位置に移動する。露光
ユニット410は、図2(B)に示すように、塗布され
た樹脂層20の上方に光学マスク30を近接させ、その
上方から紫外線UVを照射する。光学マスク30は、ガ
ラス基体32の下面に遮光性のマスク層34が形成され
たものであり、マスク層34以外の部分は紫外線UVが
透過する。紫外線UVが照射された第1の樹脂層20の
部分は直ちに硬化して第1の硬化層22となる。この実
施例では、後述するように、第1の硬化層22は最終的
に溶解され、その他の部分の形状が3次元モデルの形状
となる。従って、マスク層34は、所望の3次元モデル
の断面形状に等しくなるように形成されている。なお、
光学マスク30は、図2(B)の工程の前までに、グラ
フィックワークステーション100から与えられた断面
形状データに基づいて、マスク作成サブシステム300
によって準備されている。
【0020】なお、光硬化性樹脂としてネガタイプのも
のを使用した場合には、紫外線の照射後に硬化工程(例
えば加熱工程)を実行することにより、紫外線が照射さ
れない樹脂層20の部分が硬化する。この場合には、光
学マスク30のマスクパターンを図2(B)のものと反
転させればよい。
【0021】露光が終了すると、移動装置460が空力
ワイパユニット430の位置に移動する。空力ワイパユ
ニット430は、樹脂層20から未硬化の樹脂剤を除去
するとともに、その表面を乾燥させる。この結果、図2
(C)に示すように、第1の硬化層22が底板470上
に残される。
【0022】次に、移動装置460が第2のアプリケー
タユニット440の位置に移動し、ここで、図2(D)
に示すように、第1の硬化層22の周囲に熱硬化性の液
体状樹脂(第2の凝固可能剤)の第2の樹脂層40が塗
布される。この熱硬化性樹脂としては、例えば信越化学
工業(株)のセミコート115(商標)を使用すること
ができる。なお、第2の凝固可能剤としては、熱硬化性
樹脂の代わりに、後述する溶解処理によっては溶解しな
い他の凝固可能剤を用いてもよい。
【0023】熱硬化性樹脂の樹脂層40が塗布される
と、移動装置460が乾燥サブシステム500内に移動
し、移動装置460の移動に伴って、図2(E)に示す
ようにドクターブレード506で樹脂層40の表面が拭
き取られる。移動装置460は温風乾燥器502の直下
で停止し、温風乾燥器502が第2の樹脂層40を乾燥
させる。この結果、図2(F)に示すように、第2の樹
脂層40が硬化して第2の硬化層42となる。なお、第
1の硬化層22と第2の硬化層42の表面はほぼ平坦で
ある。
【0024】次に、移動装置460が切削ユニット45
0の位置に移動する。切削ユニット450は、図2
(G)に示すように、第1の硬化層22と第2の硬化層
42の表面を切削して表面を粗くする。表面を粗くする
のは、これらの硬化層22,42と、硬化層22,42
の上に形成される次の硬化層との結合を強固にするため
である。
【0025】表面切削後には図2(H)に示すように第
1の樹脂層20が硬化層22,42の表面上に塗布され
る。図2(H)の工程は図2(A)の工程と同じであ
る。この後、図2(B)〜図2(H)の工程が繰り返さ
れ、硬化層22,42が積層されることによって図3
(A)に示す3次元の凝固体Smが形成される。この凝
固体Smは、第1と第2の硬化層22,42が積層され
て形成されたものである。
【0026】3次元の凝固体Smが完成すると、移動装
置460が樹脂溶解サブシステム600に移動する。そ
して、凝固体Smが図示しないアームに押され、これに
よって凝固体Smが底板470の上からから支持台60
2の上に移動する。
【0027】凝固体Smが支持台602の上に移動する
と、カバー604が下方におりて凝固体Smの周囲を密
閉し、支持台602とともに加熱室を構成する。そし
て、ヒータ606が加熱室内を所定の温度で所定の時間
加熱し、これによって第1の硬化層22で形成された凝
固部分が溶解する。溶解した樹脂は、図3(B)に示す
ように、支持台602の開口部を通って下方にある樹脂
タンク614に落下する。こうして得られた図3(B)
の凝固体Smaが所望の3次元モデルであり、この3次
元モデルでは、第1の硬化層22の凝固部分が空間部4
2aとなっている。なお、上述の樹脂(Solimer、およ
び、セミコート115)を用いた場合の加熱条件として
は、まず150℃で1時間程度加熱し、続いて180℃
で4時間程度加熱するのが適当である。
【0028】上記実施例では、熱硬化性樹脂で3次元モ
デルを形成するので、3次元モデルの使用目的に合わせ
た所望の熱硬化性樹脂を3次元モデルの材料として使用
することができる。また、熱硬化性樹脂を適切に選択す
ることによって、3次元モデルのみでなく、3次元の製
品そのものを作成することも可能である。
【0029】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば、次の
ような変形も可能である。 (1)第1の凝固可能剤として、凝固後において溶解処
理以外の所定の処理によって除去可能な材料を用いるこ
ともできる。例えば、凝固後に加熱処理や冷凍処理によ
って脆化する材料を用いることができる。この場合に
は、脆化した第1の凝固層を破砕することにより除去
し、これによって脆化しない第2の凝固層からなる所望
の3次元物体を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の3次元物
体作成方法および3次元物体作成システムによれば、第
2の凝固層領域が積層されることによって3次元物体が
作成される。この第2の凝固層領域を形成するための第
2の凝固可能剤としては、所定の除去処理によって除去
されない材料を選択することができるので、3次元物体
の材料として比較的広範囲の材料を使用することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用して3次元モデルを
形成する3次元モデル形成システムの全体構成を示す概
念図。
【図2】この発明による3次元モデルの作成手順を示す
工程断面図。
【図3】この発明による3次元モデルの作成手順を示す
工程断面図。
【符号の説明】
20…第1の樹脂層(光硬化性樹脂) 22…第1の硬化層 30…光学マスク 32…ガラス基体 34…マスク層 40…第2の樹脂層(熱硬化性樹脂) 42…第2の硬化層 42a…空間部 100…グラフィックワークステーション 300…マスク作成サブシステム 400…凝固層形成サブシステム 410…露光ユニット 420…第1のアプリケータユニット 430…空力ワイパユニット 440…第2のアプリケータユニット 450…切削ユニット 460…移動装置 470…底板 500…乾燥サブシステム 502…温風乾燥器 504…制御装置 506…ドクターブレード 600…樹脂溶解サブシステム 602…支持台 604…カバー 606…ヒータ 608…電源 610…ボールネジ 612…モータ 614…樹脂タンク Sm …凝固体 Sma…凝固体(3次元モデル)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝固層を積層することによって3次元物
    体を形成する方法であって、 (a)凝固後においても所定の除去処理によって除去可
    能な第1の凝固可能剤を用いて第1の未凝固剤層を形成
    する工程と、 (b)前記未凝固剤層に所定の放射エネルギを選択的に
    照射することによって前記第1の未凝固剤層の所望の領
    域を凝固させ、これによって第1の凝固層領域を形成す
    る工程と、 (c)前記第1の凝固層領域以外の未凝固領域にある前
    記第1の凝固可能剤を除去する工程と、 (d)凝固後において前記所定の除去処理によって除去
    されない第2の凝固可能剤を前記未凝固領域に充填する
    ことによって第2の未凝固剤層領域を形成する工程と、 (e)前記第2の未凝固剤層領域を凝固させることによ
    って第2の凝固層領域を形成し、これによって前記第1
    と第2の凝固層領域からなる凝固層を形成する工程と、 (f)前記凝固層の上に前記第1の未凝固剤層を形成す
    ることによって前記工程(a)を実行しつつ、前記工程
    (a)ないし(d)を繰り返すことにより前記凝固層を
    積層した凝固体を形成する工程と、 (g)前記凝固体内の前記第1の凝固層領域の積層構造
    を前記所定の除去処理によって除去し、これによって前
    記第2の凝固層領域の積層構造で構成される3次元物体
    を得る工程と、を備えることを特徴とする3次元物体形
    成方法。
  2. 【請求項2】 凝固層を積層することによって3次元物
    体を形成するシステムであって、 (a)凝固後においても所定の除去処理によって除去可
    能な第1の凝固可能剤を用いて第1の未凝固剤層を形成
    する第1の未凝固層形成手段と、 (b)前記未凝固剤層に所定の放射エネルギを選択的に
    照射することによって前記第1の未凝固剤層の所望の領
    域を凝固させ、これによって第1の凝固層領域を形成す
    る第1の凝固手段と、 (c)前記第1の凝固層領域以外の未凝固領域にある前
    記第1の凝固可能剤を除去する未凝固剤除去手段と、 (d)凝固後において前記所定の除去処理によって除去
    されない第2の凝固可能剤を前記未凝固領域に充填する
    ことによって第2の未凝固剤層領域を形成する第2の未
    凝固層形成手段と、 (e)前記第2の未凝固剤層領域を凝固させることによ
    って第2の凝固層領域を形成し、これによって前記第1
    と第2の凝固層領域からなる凝固層を形成する第2の凝
    固手段と、 (f)前記凝固層を積層することによって形成された凝
    固体内の前記第1の凝固層領域の積層構造を前記所定の
    除去処理によって除去し、これによって前記第2の凝固
    層領域の積層構造で構成される3次元物体を得る凝固層
    除去手段と、を備えることを特徴とする3次元物体形成
    システム。
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