JPH0655536A - シート材料の防着液乾燥装置 - Google Patents

シート材料の防着液乾燥装置

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Publication number
JPH0655536A
JPH0655536A JP20669192A JP20669192A JPH0655536A JP H0655536 A JPH0655536 A JP H0655536A JP 20669192 A JP20669192 A JP 20669192A JP 20669192 A JP20669192 A JP 20669192A JP H0655536 A JPH0655536 A JP H0655536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
rack
adhesion liquid
adhesion
rack bar
Prior art date
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Pending
Application number
JP20669192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohiko Miyazaki
博彦 宮崎
Hideki Aoyama
秀樹 青山
Kiyomitsu Hirozawa
清光 広沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP20669192A priority Critical patent/JPH0655536A/ja
Publication of JPH0655536A publication Critical patent/JPH0655536A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート材料に付着させた防着液が、シート材
料のU字状に折り曲げた内側に溜まるのを防止して乾燥
工程において防着液を略完全に乾燥させることが出来、
シート材料の表面の水分による不具合を解消でき、シー
ト材料の品質精度を保つことが出来ると共に荷崩れ等の
問題も解消することが出来るシート材料の防着液乾燥装
置を提供することを目的とするものである。 【構成】 複数本のラックバー7には、従来と同様に防
着液3が付着したシート材料Wが蛇行状に掛け回され、
ラックバー7の両端の軸部7aには、前記ガイドレール
11上を移動するローラ12と、ピニオン14とが装着
されている。前記ガイドレール11の上下部に、ラック
バー7の移動方向に沿って、かつ所定の間隔を隔てて上
下交互にラックギャー13a,13bが配設し、このラ
ックギャー13a,13bと対応する位置には、このラ
ックギャー13a,13bと噛合する前記ピニオン14
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シート材料の防着液
乾燥装置に係わり、更に詳しくは成形されたゴムシート
材料の表裏面に塗布する離型剤等の防着液を効率良く乾
燥させる防着液乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム材料の混合工程において、ゴ
ムシート材料の冷却乾燥は、図4及び図5に示すような
ラックバー式バッチオフマシンが使用されるのが一般的
である。このラックバー式バッチオフマシンは、図4に
示すように、混練ロール1により混練されたシート材料
Wを、搬送コンベヤ2を介して防着液3を入れた液槽4
内に供給し、防着液4に浸してシート材料Wの表裏面に
防着液3を付着させた後、供給コンベヤ5により冷却乾
燥工程6のラックバー7に順次蛇行させてに掛け渡して
いる。
【0003】前記ラックバー7の両端は、それぞれ駆動
チェーン8を介して連結され、ラックバー7の両端に設
けた図示しないローラを介してループ状に配設されたガ
イドレールに沿って移動し、その間にラックバー7に掛
けられたシート材料Wに、ファン等から風を送って防着
液3を乾燥させるようにしている。また、防着液3が乾
燥したシート材料Wxは、受取コンベヤ9を介してパレ
ット10上まで搬送されパレット10上に折り畳まれて
積み上げられるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら、上記の
ような従来の冷却乾燥方法の場合、図5に示すようにラ
ックバー7に掛けられたシート材料Wの下部のU字部分
Xに、シート材料Wの表裏面に付着させた防着液3が乾
燥しないうちに流れて溜まり、防着液3が未乾燥の状態
でパレット10上に折り畳まれて積み上げられると言う
問題があった。防着液3が未乾燥の状態で次工程に搬送
されると、防着液3には水分を含んでいるため、シート
材料の表面に付着している水分により、次工程において
シート材料の焼けや、膨張等による押出し不良の問題が
発生し、サイズ不良が生じたり、加硫時間が早くなり、
製品の品質に問題が生ずると言う不具合があった。
【0005】また、上記のシート材料の表面に付着して
いる水分によって、シート材料の運搬中に荷崩れが生
じ、極めて危険であると言う問題があった。この発明
は、かかる従来の課題に着目して案出されたもので、シ
ート材料に付着させた防着液が、シート材料のU字状に
折り曲げた内側に溜まるのを防止して乾燥工程において
防着液を略完全に乾燥させることが出来、シート材料の
表面の水分による不具合を解消でき、シート材料の品質
精度を保つことが出来ると共に荷崩れ等の問題も解消す
ることが出来るシート材料の防着液乾燥装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、ガイドレールの上下部に、ラックバーの移
動方向に沿って、かつ所定の間隔を隔てて上下交互にラ
ックギャーを配設し、このラックギャーと対応する位置
のラックバーの両端軸部に、ラックギャーと噛合するピ
ニオンを夫々設けたことを要旨とするものである。
【0007】またこの発明は、シート材料の移動側のガ
イドレールに、所定の間隔を隔てて上方に突出した膨出
部を設け、前記ラックバーの両端に設けたローラがガイ
ドレールの膨出部に乗り上げることにより、シート材料
を上昇させるように構成したことを要旨とするものであ
る。
【0008】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、ラッ
クバーに蛇行させて掛け回したシート材料を、乾燥移送
中に上下方向に移動させることで、シート材料のU字状
部分に溜まっていた防着液をシート材料の乾燥部分に移
動させることで、防着液を略完全に乾燥させることが出
来、これによりシート材料の表面に水分が残ることがな
く、次工程においてシート材料の焼けや、膨張等による
押出し不良,サイズ不良等の問題を解消でき、また製品
の品質も保持でき、更にシート材料の表面に付着してい
る水分によって、シート材料の運搬中に荷崩れ等の問題
も解消出来るものである。
【0009】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同
一符号を付して説明は省略する。図1は、この発明を実
施したシート材料Wの防着液乾燥装置の要部拡大一部平
面図、図2は図1の一部拡大正面図を示し、冷却乾燥工
程6のループ状に形成されたガイドレール11上に、駆
動チェーン8により連結された複数本のラックバー7が
ローラ12を介して移動可能に載置されている。
【0010】前記複数本のラックバー7には、従来と同
様に防着液3が付着したシート材料Wが蛇行状に掛け回
され、ラックバー7の両端の軸部7aには、前記ガイド
レール11上を移動するローラ12と、ピニオン14と
が装着されている。前記ガイドレール11の上下部に、
ラックバー7の移動方向に沿って、かつ所定の間隔を隔
てて上下交互にラックギャー13a,13bを配設し、
このラックギャー13a,13bと対応する位置には、
このラックギャー13a,13bと噛合する前記ピニオ
ン14が設けられている。
【0011】このように構成されているので、防着液3
が付着したシート材料Wが図2に示すように複数本のラ
ックバー7に蛇行して掛け回された状態で、ガイドレー
ル11に沿って移動して来て、ピニオン14がガイドレ
ール11上のラックギャー13aに噛合すると、ピニオ
ン14は時計方向(矢印方向)に回転してラックバー7
に掛け回されていた進行方向のシート材料Waは引上げ
られ、またラックバー7後方のシート材料Wbは押し下
げられた状態となり、蛇行状に掛け回されていたシート
材料Wの下端のU字部分Xの位置が変化することにな
る。この時、シート材料Wの下部のU字部分Xに溜まっ
ていた防着液3が今まで垂直位置となっていたシート材
料Wの側面に流れて付着し、防着液3の液溜まりがなく
なる。
【0012】次に、ラックバー7が移動してピニオン1
4がガイドレール11の下方のラックギャー13bに噛
合すると、ピニオン14は反時計方向(矢印方向)に回
転して、前記押し下げられた状態となっているシート材
料Wbを引上げ、また進行方向のシート材料Waは引下
げられる。このような作用がラックバー7の進行方向に
対して繰返し行われる結果、防着液3の液溜まりは殆ど
なくなり、またシート材料WのU字部分X以外の部分に
付着した防着液3は冷却乾燥工程6を進行している間に
乾燥される。
【0013】以上のように、ラックバー7に蛇行させて
掛け回したシート材料Wを、乾燥移送中に上下方向に移
動させることで、シート材料WのU字状部分Xに溜まっ
ていた防着液3をシート材料Wの乾燥部分に移動させる
ことで、防着液3を略完全に乾燥させることが出来、こ
れによりシート材料Wの表面に水分が残ることがなく、
次工程においてシート材料Wの焼けや、膨張等による押
出し不良,サイズ不良等の問題を解消でき、また製品の
品質も保持できるものである。
【0014】また、図3はこの発明の第2実施例を示
し、この実施例は、前記シート材料Wの乾燥移動中に上
下させる手段としてガイドレール11に、所定の間隔を
隔てて上方に突出したカムの如き膨出部15を設け、前
記ラックバー7の両端に設けたローラ12がガイドレー
ル11の膨出部15に乗り上げることにより、シート材
料Wを上昇さ、水平部分に移動した際にはシート材料W
を下降させて、シート材料WのU字状部分Xに溜まって
いた防着液3をシート材料Wの乾燥部分に移動させるこ
とで、冷却乾燥工程6を移動中に防着液3を略完全に乾
燥させることが出来るものである。
【0015】また、上記のガイドレール11に設ける膨
出部15を、平行なガイドレール11に左右位相を異に
して夫々設けることで、シート材料Wを昇降させること
が出来ると共に、左右方向に対しても交互に傾けること
が出来、防着液3をより効率良く乾燥させることが出来
るものである。なお、その他の構成は上記第1実施例と
同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
【0016】
【発明の効果】この発明は上記のように、ラックバーに
蛇行させて掛け回したシート材料を、乾燥移送中に上下
移動または左右方向に傾けることで、シート材料のU字
状部分に溜まる防着液をシート材料の冷却乾燥工程中に
乾燥部分に移動させて乾燥させることが出来、従って、
搬出するまでに防着液を略完全に乾燥させることが出
来、これによりシート材料の表面に水分が残ることがな
く、次工程においてシート材料の焼けや、膨張等による
押出し不良,サイズ不良等の問題を解消でき、また製品
の品質も保持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したシート材料の防着液乾燥装
置の要部拡大一部平面図である。
【図2】図1の一部拡大正面図である。
【図3】この発明の第2実施例を示す一部拡大正面図で
ある。
【図4】従来のシート材料の防着液乾燥装置の概略構成
図である。
【図5】従来のシート材料の未乾燥部分の説明図であ
る。
【符号の説明】
3 防着液 6 冷却乾燥工程 7 ラックバー 8 駆動チェーン 11 ガイドレール 12 ローラ 13a,13b ラックギャー 14 ピニオン W シート材料 X U字部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防着液が付着したシート材料を、両端が
    それぞれ連結部材を介して連結された複数本のラックバ
    ーに蛇行状に掛け回し、前記ラックバーを、該ラックバ
    ーの両端に設けたローラを介して冷却乾燥工程に設けら
    れた平行なループ状のガイドレールに沿って移動させな
    がらシート材料の表裏面の防着液を乾燥させるようにし
    て成るシート材料の防着液乾燥装置において、前記ガイ
    ドレールの上下部に、ラックバーの移動方向に沿って、
    かつ所定の間隔を隔てて上下交互にラックギャーを配設
    し、このラックギャーと対応する位置のラックバーの両
    端軸部に、ラックギャーと噛合するピニオンを夫々設け
    たことを特徴とするシート材料の防着液乾燥装置。
  2. 【請求項2】 防着液が付着したシート材料を、両端が
    それぞれ連結部材を介して連結された複数本のラックバ
    ーに蛇行状に掛け回し、前記ラックバーを、該ラックバ
    ーの両端に設けたローラを介して冷却乾燥工程に設けら
    れた平行なループ状のガイドレールに沿って移動させな
    がらシート材料の表裏面の防着液を乾燥させるようにし
    て成るシート材料の防着液乾燥装置において、前記シー
    ト材料の移動側のガイドレールに、所定の間隔を隔てて
    上方に突出した膨出部を設け、前記ラックバーの両端に
    設けたローラがガイドレールの膨出部に乗り上げること
    により、シート材料を上昇させるように構成したことを
    特徴とするシート材料の防着液乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールに設ける膨出部を、二
    本平行なガイドレールに左右位相を異にして夫々設けた
    請求項2に記載のシート材料の防着液乾燥装置。
JP20669192A 1992-08-03 1992-08-03 シート材料の防着液乾燥装置 Pending JPH0655536A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100904877B1 (ko) * 2001-09-13 2009-06-29 오끼 덴끼 고오교 가부시끼가이샤 잉크 리본 카셋트 및 프린터
KR101335242B1 (ko) * 2012-10-31 2013-11-29 금호타이어 주식회사 시트 고무 건조장치 및 이를 갖는 타이어용 시트 고무 제조장치
CN105466188A (zh) * 2015-12-31 2016-04-06 洪湖市卓发化机有限公司 一种合成橡胶的干燥处理装置
CN105546962A (zh) * 2015-12-31 2016-05-04 洪湖市卓发化机有限公司 一种用于合成橡胶干燥箱的传动装置

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