JPH0655435A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH0655435A JPH0655435A JP20768192A JP20768192A JPH0655435A JP H0655435 A JPH0655435 A JP H0655435A JP 20768192 A JP20768192 A JP 20768192A JP 20768192 A JP20768192 A JP 20768192A JP H0655435 A JPH0655435 A JP H0655435A
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- JP
- Japan
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- sheet
- semiconductor substrate
- bumps
- adhesive film
- substrate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】上面にバンプを有する半導体基板の下面研磨に
より生ずるクラック及び面荒れを防止する。 【構成】バンプ2を含む表面に設けたレジスト膜3の上
に熱硬化性樹脂を含む接着剤膜4を厚く塗布したシート
5を貼付けて紫外線を照射し、接着剤膜4を硬化させ弾
力性を持たせることにより、バンプの突起を吸収して基
板下面の研磨によるクラックを防ぎ鏡面度を向上させ
る。
より生ずるクラック及び面荒れを防止する。 【構成】バンプ2を含む表面に設けたレジスト膜3の上
に熱硬化性樹脂を含む接着剤膜4を厚く塗布したシート
5を貼付けて紫外線を照射し、接着剤膜4を硬化させ弾
力性を持たせることにより、バンプの突起を吸収して基
板下面の研磨によるクラックを防ぎ鏡面度を向上させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特に半導体基板裏面の研磨方法に関する。
関し、特に半導体基板裏面の研磨方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置の製造方法を図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0003】図3(a)〜(c)は従来の半導体装置の
製造方法を説明するための工程順に示した断面図であ
る。
製造方法を説明するための工程順に示した断面図であ
る。
【0004】まず、図3(a)に示すように、半導体基
板1の上面に設けたバンプ2を含む表面にレジスト膜3
をスピンコートし、レジスト膜3の上に厚さ10μmの
接着剤膜7を有するシート5を貼り付ける。
板1の上面に設けたバンプ2を含む表面にレジスト膜3
をスピンコートし、レジスト膜3の上に厚さ10μmの
接着剤膜7を有するシート5を貼り付ける。
【0005】次に、図3(b)に示すように、半導体基
板1の下面を研磨する。
板1の下面を研磨する。
【0006】次に、図3(c)に示すように、シート5
およびレジスト膜3を剥離して、所望の厚さの半導体基
板1を得る。
およびレジスト膜3を剥離して、所望の厚さの半導体基
板1を得る。
【0007】ここで、シート5はバンプ2の突起を十分
吸収しておらず、半導体基板1の下面を研磨した場合に
バンプ2の下部の半導体基板1の厚さが薄くなってしま
い、クラックや割れを発生させる。
吸収しておらず、半導体基板1の下面を研磨した場合に
バンプ2の下部の半導体基板1の厚さが薄くなってしま
い、クラックや割れを発生させる。
【0008】なお、シート5の接着剤膜7の厚さを20
μm以上に厚くした場合にはシート5はバンプ2の突起
を十分吸収できるが、半導体基板1の下面を研磨すると
きに弾力があり過ぎて基板が逃げる為にうまく研磨出来
ず、厚さの変動が大きく、研磨面の鏡面の度合い(荒
さ)が悪くなるという問題点がある。これは、シート5
の基材を柔かくしても同様の結果となる。
μm以上に厚くした場合にはシート5はバンプ2の突起
を十分吸収できるが、半導体基板1の下面を研磨すると
きに弾力があり過ぎて基板が逃げる為にうまく研磨出来
ず、厚さの変動が大きく、研磨面の鏡面の度合い(荒
さ)が悪くなるという問題点がある。これは、シート5
の基材を柔かくしても同様の結果となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来の半導体装置
の製造方法では、シートがバンプの突起を十分吸収でき
ず、バンプの部分の基板の厚さが薄くなったり、クラッ
クが発生したり、シートの密着性が悪くなって基板が割
れるという問題がある。
の製造方法では、シートがバンプの突起を十分吸収でき
ず、バンプの部分の基板の厚さが薄くなったり、クラッ
クが発生したり、シートの密着性が悪くなって基板が割
れるという問題がある。
【0010】また、シートの基材を柔かいものとした
り、接着剤の厚さを厚くして、バンプの突起を吸収しよ
うとすると、シートの弾力が高い為に基板がブレードか
ら逃げてうまく下面が削れず、基板の厚さが変動した
り、下面の鏡面度が悪くなるという問題があった。
り、接着剤の厚さを厚くして、バンプの突起を吸収しよ
うとすると、シートの弾力が高い為に基板がブレードか
ら逃げてうまく下面が削れず、基板の厚さが変動した
り、下面の鏡面度が悪くなるという問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板の上面に設けたバンプを含む表面
に熱硬化性樹脂を含む接着剤膜を塗布したシートを貼付
ける工程と、前記接着剤膜を硬化させた後前記半導体基
板の下面を研磨して鏡面を形成する工程とを含んで構成
される。
造方法は、半導体基板の上面に設けたバンプを含む表面
に熱硬化性樹脂を含む接着剤膜を塗布したシートを貼付
ける工程と、前記接着剤膜を硬化させた後前記半導体基
板の下面を研磨して鏡面を形成する工程とを含んで構成
される。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を用いて説明す
る。
る。
【0013】図1(a)〜(c)は本発明の第1の実施
例を説明するための工程順に示した断面図である。
例を説明するための工程順に示した断面図である。
【0014】まず、図1(a)に示すように、半導体基
板1の上面に設けたバンプ2を含む表面にレジスト膜3
を塗布し、レジスト膜3の上に変成アクリレートを5〜
30wt%含む熱硬化性樹脂からなる接着剤膜4を20
〜30μmの厚さで厚めに塗布したシート5の接着剤膜
4をレジスト膜3に接触させて貼り付ける。次に、シー
ト5の上面より紫外線6を照射して接着剤膜4を硬化さ
せる。
板1の上面に設けたバンプ2を含む表面にレジスト膜3
を塗布し、レジスト膜3の上に変成アクリレートを5〜
30wt%含む熱硬化性樹脂からなる接着剤膜4を20
〜30μmの厚さで厚めに塗布したシート5の接着剤膜
4をレジスト膜3に接触させて貼り付ける。次に、シー
ト5の上面より紫外線6を照射して接着剤膜4を硬化さ
せる。
【0015】次に、図1(b)に示すように、半導体基
板1の下面を鏡面研磨する。
板1の下面を鏡面研磨する。
【0016】次に、図1(c)に示すように、シート5
およびレジスト膜3を剥離して所望の厚さを有する半導
体基板1を得る。ここで、半導体基板1は凹みやクラッ
クを防止できる。
およびレジスト膜3を剥離して所望の厚さを有する半導
体基板1を得る。ここで、半導体基板1は凹みやクラッ
クを防止できる。
【0017】図2(a)〜(c)は本発明の第2の実施
例を説明するための工程順に示した断面図である。
例を説明するための工程順に示した断面図である。
【0018】図2(a)に示すように、半導体基板1の
上面に設けたバンプ2を含む表面に熱硬化性樹脂からな
る接着剤膜4を厚く塗布したシート5を貼付け、シート
5の上面から紫外線6を照射して接着剤膜4を硬化させ
る。
上面に設けたバンプ2を含む表面に熱硬化性樹脂からな
る接着剤膜4を厚く塗布したシート5を貼付け、シート
5の上面から紫外線6を照射して接着剤膜4を硬化させ
る。
【0019】次に、図2(b)に示すように、半導体基
板1の下面を鏡面研磨する。
板1の下面を鏡面研磨する。
【0020】次に、図2(c)に示すように、シート5
を剥離する。
を剥離する。
【0021】本実施例では接着剤膜4の厚さを厚くする
ことにより、バンプの吸収力を向上させてレジスト膜を
不要とする利点がある。
ことにより、バンプの吸収力を向上させてレジスト膜を
不要とする利点がある。
【0022】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、バンプを有
する半導体基板の下面を研磨する工程に使用するシート
に熱硬化性樹脂を含む接着剤を塗布して半導体ウェハへ
貼り付けた後、紫外線を照射して接着剤を硬化させるこ
とにより、弾力性が高い事による面荒れの問題を接着剤
膜の厚さを厚く(10→20〜30μm)して、バンプ
の吸収性を良くする事によりクラックの無い研磨が可能
となり、鏡面度の高い半導体基板が得られるという効果
を有する。
する半導体基板の下面を研磨する工程に使用するシート
に熱硬化性樹脂を含む接着剤を塗布して半導体ウェハへ
貼り付けた後、紫外線を照射して接着剤を硬化させるこ
とにより、弾力性が高い事による面荒れの問題を接着剤
膜の厚さを厚く(10→20〜30μm)して、バンプ
の吸収性を良くする事によりクラックの無い研磨が可能
となり、鏡面度の高い半導体基板が得られるという効果
を有する。
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための工程順
に示した断面図。
に示した断面図。
【図2】本発明の第2の実施例を説明するための工程順
に示した断面図。
に示した断面図。
【図3】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
工程順に示した断面図。
工程順に示した断面図。
1 半導体基板 2 バンプ 3 レジスト膜 4,7 接着剤膜 5 シート 6 紫外線
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板の上面に設けたバンプを含む
表面に熱硬化性樹脂を含む接着剤膜を塗布したシートを
貼付ける工程と、前記接着剤膜を硬化させた後前記半導
体基板の下面を研磨して鏡面を形成する工程とを含むこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20768192A JP2910428B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20768192A JP2910428B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655435A true JPH0655435A (ja) | 1994-03-01 |
JP2910428B2 JP2910428B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=16543816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20768192A Expired - Fee Related JP2910428B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2910428B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011029450A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Disco Abrasive Syst Ltd | ウエーハの加工方法 |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP20768192A patent/JP2910428B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011029450A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Disco Abrasive Syst Ltd | ウエーハの加工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2910428B2 (ja) | 1999-06-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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