JPH0655432A - 水噴射ノズル自動指向調整型ブラシロール機 - Google Patents

水噴射ノズル自動指向調整型ブラシロール機

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JPH0655432A
JPH0655432A JP20783992A JP20783992A JPH0655432A JP H0655432 A JPH0655432 A JP H0655432A JP 20783992 A JP20783992 A JP 20783992A JP 20783992 A JP20783992 A JP 20783992A JP H0655432 A JPH0655432 A JP H0655432A
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brush
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平に走る金属ストリップパスラインの上下
面を、該ラインの上下動に上下追従変位する上下対設の
ブラシロールで研磨するブラシロール機において、同ラ
インの上下研磨領域に水を接線向きに噴射する上下のノ
ズルを、ブラシロールの上下追従変位に合わせて、同研
磨領域へ接線向きの指向が保たれるようにする。 【構成】 本発明は、上記形式のブラシロール機におい
て、上下ブラシロールと一緒に上下動する上下ロールチ
ヨック11,11の上下対向面内に挟まれゴム状弾性体
でトルクを付与されて該対向面の間に両端を押しつけら
れた第1のアーム5、及び上下に並列する第2,3のア
ーム6,7及び該両アームをそれらの端で揺動可能に連
結した竪のリンク9によるリンク機構で以って、金属ス
トリップパスラインの上下動に対応して、上下ノズル
2,2の指向を自動調整するようにしたことを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブラシロール機、詳しく
は、長さの方向へ横に走る金属ストリップパスラインに
回転ブラシロールを圧接し、そのブラッシング部に定位
置のノズルから接線向きに水を噴射しつつ、該ストリッ
プを研磨するブラシロール機に関する。
【0002】この種の研磨においては、回転ブラシロー
ルが金属ストリップパスラインに圧接している領域、つ
まり研磨領域にノズルからの噴射水による水膜が形成さ
れることが肝要である。そうでないと、良好な研磨がで
きないし、ブラシロールの耐用期間も短かくなる。
【0003】研磨領域に水膜が形成されるには、研磨領
域に対し水がノズルから所定の角度で正確に噴射される
ことを不可欠とする。
【0004】金属ストリップパスラインの走行には、ガ
イドロールにより板がパスを規制されるものの、或る程
度の上下動を伴う。
【0005】近年、前記形式のブラシロール機は、研磨
能率を上げるためにブラシロールを金属ストリップパス
ラインの上下面に配して、上下面を同時に研磨する改変
型の機種が実用されるようになった。
【0006】この改変型のブラシロール機では、金属ス
トリップパスラインの前記上下動に合わせて、板の上下
面のブラシロールも上下に追従変位させると、板に対す
る上下ブラシロールの圧接度合い、換言すれば上下面の
研磨成果の均等が保たれて、好都合である。
【0007】
【従来の技術】従来、前記改変型ブラシロール機におい
て、板の上下動にブラシロールを上下に追従変位させる
ことを有意義に体現し得るまでには至っていない。
【0008】因みに従来では、水を噴射するノズルの向
きが不変という固定的なものであるため、板の上下動に
合わせてブラシロールを上下に追従変位させると、ノズ
ルからの水の噴射角度が不適切となり、研磨領域に旨く
水膜が形成されなくなってしまうことは自明である。
【0009】また従来では、ブラシロールが磨耗して直
径が小さくなると、ストリップパスラインが標準高さを
占めていても、ノズルの向き、つまりノズルからの水の
噴射角度が的確性を失うという問題があった。これを適
切にするには、ブラシロール機を停止して、ノズルの向
きを調節しなおす必要があって、ブラシロール機の稼動
率が下がる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、前記改変型のブラシロール機において、板の上下動
に上下のブラシロールを上下に追従変位させることの体
現を、ブラシロールの上下追従変位に対応して、水噴射
ノズルが板の研磨領域へ接線向きに指向する状態を維持
するよう自動調整する形で、しかもこれを旨くまた電子
的制御装置を必要とせずに構造乃至は機器的に簡潔に行
い得る形で、図れるようにするにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、長さ方向へ横
に走る金属ストリップパスラインの上下面に回転ブラシ
ロールを圧接し、そのブラッシング部にノズルから水を
接線向きに噴射しつつ、該ストリップの上下面を研磨す
ると共に、金属ストリップパスラインの走行に伴う上下
動に対応して、上下のブラシロールをそれのロールチヨ
ックと一緒に上下に追従変位するようにされたブラシロ
ール機において、前記ストリップの前後方向へ延びる第
1のアームが上側ロールチヨックと下側ロールチヨック
との間に介在され、該アームはゴム状弾性体により一定
の方向へトルクを付与されて、アーム両端が前記パスラ
インに対する両ブラシロールの圧接の下で上下ロールチ
ヨックの上下対向面に押しつけられており、上下に並列
する第2のアーム及び第3のアームがブラシロール機の
側方に配設され、該第2,3のアームの一者の一端が前
記第1のアームの長さについての中点相当個所に結合さ
れ、その他端側とこれに対応する端側で第2,3のアー
ムが竪のリンクにより揺動可能に連結され、該第2,3
のアームに、ブラシロールと平行に延びて定位置に配置
され軸線の周りの方向へ回動自在なロッドが結合され、
それらアームの一者のロッドに上側ブラシロールのため
の水噴射ノズルが、他者のロッドに下側ブラシロールの
ための水噴射ノズルが取り付けられていることを特徴と
している。
【0012】この構成をとることによって、後に説明す
るように所期の課題解決の達成がもたらされる。
【0013】後に説明する理由によって、上記第2,3
のアーム及び竪のリンクのアセンブリには、金属ストリ
ップパスラインの標準高さに対応する位置に第1のアー
ムの中点を自動的に心合わせさせるためのセンタリング
装置が備えられていることが好ましい。
【0014】本明細書において、本発明に関し「ゴム状
弾性体」なる語は、ゴム状弾性の物体のみならず、スプ
リングも指す広義の意味で使用されている。このこと
は、明細書全体の記載について同じである。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施態様例を示す図面を参照
して、本発明を説明する。
【0016】図1から図5に本発明の一実施例が示さ
れ、図6に本発明に係るノズルと従来技術に係るノズル
の機能が示され、図7に本発明に実施の他例が示されて
いる。
【0017】図1から図5で1がブラシロール機100
におけるブラシロールであり、ブラシロール1は上下に
配置されている。金属ストリップパスラインPは、上下
のブラシロール1と1の間を長さの方向へ横に走行され
る。上下のブラシロール1は、走行する金属ストリップ
パスラインPに圧接される。上下のブラシロール1は、
ストリップパスラインPが上下動するとき、それ自体公
知の手段により、当該上下動に合わせて、該ブラシロー
ル1のロールチヨック11と一緒に上下に自動的に追従
変位するようにされている。
【0018】2は水噴射ノズルで、該ノズル2は上下の
ブラシロール1,1のそれぞれにつき、定位置に配置さ
れ、その上側のノズルが上側ブラシロール1と平行に延
在する上側のロッド3に、下側のノズル2が下側ブラシ
ロール1と平行に延在する下側のロッド3に、それぞれ
複数並べて取り付けられている。上側ノズル2はパスラ
インPにおけるストリップの上面側研磨領域に、下側ノ
ズル2は下面側研磨領域に対し接線向きの指向になって
いる。各ノズル2は、スプレーパターンがブラシロール
1の長さ方向へは拡散するが、上下方向については殆ん
ど広がらないようにされた、それ自体公知のタイプのも
のである。前記ロッド3は、定位置に配置された軸受け
4に支持され、軸線の周りの方向へ回動可能である。ロ
ッド3には、ノズル2に水を送る管を充当するのがよ
い。
【0019】5,6,7が順次第1,2,3のアーム
で、第1のアーム5は前記パスラインPの前後方向へ延
びて、上下のロールチヨック11と11との間に介在さ
れ、第2,3のアーム6,7は上下に相並列して、ブラ
シロール機100の側方に配設されている。第2,3の
アーム6,7の一者、例えば第2のアーム6は、一端が
第1のアーム5の長さについての中点相当個所に結合さ
れている。
【0020】第1のアーム5は、ゴム状弾性体8により
一定の方向、例えば図1、5の右回り方向へトルクを付
与されて、それによってアームの実質的な両端つまり中
点より等距離の両端部に取り付けられたローラ52が、
金属ストリップパスラインPの板に上下の回転するブラ
シロール1が圧接する状態下で、上下のロールチヨック
1,1の対向面に押しつけられるようになっている。図
示の実施例で、ゴム状弾性体6にはゴムのブロックが適
用されている。詳しくは、第1のアーム5の前記中点の
部位に形成された内周面が横断面角形の筒体51、及び
該中点部位に対応する第2のアーム6の端部に形成され
た内周面が横断面角形の筒体61それぞれの内部に、横
断面三角形のゴムブロック片が筒体51,61の軸線の
周りに円形に並べて充填され、それらゴムブロック片で
画成された角形穴に、これと同じ角形のコア81が充填
されている。
【0021】前記ゴムブロック片は、それに加わる筒体
51,61の軸線の周りの方向へのねじり力の反作用で
第1のアーム5に一定方向へのトルクを付与する。前記
ねじり力は、ストリップパスラインPに上下のブラシロ
ール1,1が圧接された状態の下、上下のロールチヨッ
ク11,11の上下に対向する面で第1のアーム5両端
部のローラ52,52が押され、該アーム5がその中点
を中心として角変位されることによって生ずる。
【0022】第1のアーム5にトルクを付与するゴム状
弾性体8には、上記ゴムブロック片に代え、コイルばね
(図示せず)によるものを用いてもよい。該コイルばね
は、一端が第1のアーム5側に結合され、他端が第1の
アーム5と結合されたアーム即ち図示の例では第2のア
ーム6側に結合される。このコイルばねも上記ゴムブロ
ック片と同じように機能する。
【0023】第2,3のアーム6,7は、アーム6の他
端側、即ち第1のアーム5に結合されたとは反対の端側
とこれに対応するアーム7の端側で、竪に延びたリンク
9により上下揺動可能に連結されている。
【0024】前記第2,3のアーム6,7及びリンク9
によるアセンブリには、金属ストリップパスラインPの
標準高さに対応する位置に、第1のアーム5の中点を自
動的に心合わせさせるためのセンタリング装置10を備
えるとよい。該センタリング装置10には、スプリング
付勢によって、前記の自動心合わせ即ちセンタリングを
行うタイプのものを用いることができる。図には、この
タイプのものが例として示されている。詳しくは、図に
例示されたスプリング付勢型センタリング装置10は、
定位置に配置された竪方向に延在するガイドロッド12
上を上下に摺動可能なスライドブロック13、及び前記
ガイドロッド12に巻装されて該スライドブロック13
を上下からスプリング付勢するコイルばね14を具有
し、スライドブロック13に第2のアーム6の所定側の
端部が枢着されている。前記コイルばね14は、一端が
スライドブロック13に、他端がガイドロッド12上の
固定片16に接触されている。前記ガイドロッド12
は、ブラシロール機100のフレーム101上に固定さ
れたブラケット15に取り付けられている。
【0025】板の上下動に自動追従して、上下のブラシ
ロール1,1と共に上下ロールチヨック11,11が上
下に変位すると、それにより第1のアーム5を通じ第2
のアーム6がロッド3を回動軸して揺動され、上記セン
タリング装置10の上側或いは下側コイルばね14が圧
縮される。このため、該ばね14によって、第2,3の
アーム6,7及びリンク9のアセンブリを中立状態即第
1のアーム5の中点がパスラインPの標準高さを占める
のに相当する状態に戻す傾向を該アセンブリに付与す
る。即ち、上記センタリング装置10は、上下ブラシロ
ール1,1の上下動に対する上下ノズル2,2の後述す
る所定指向の自動復帰を助勢する作動をし、これをより
的確にする。またセンタリング装置10は、上下のブラ
シロール1,1が長さの異なるもの或いは新品との取り
換えなどに際し上下に開放されて、上下のロールチヨッ
ク11,11の上下に対向する面に対し、第1のアーム
5が遊離した状態となったときも、アーム6,7及びリ
ンク9のアセンブリであるリンク機構を前記中立状態ま
たはほぼその状態に保持する役割りをする。このこと
は、前示の取り換え後、ブラシロール機100の稼働を
再開するべく上下のブラシロール1,1をパスラインP
の板に圧接させるに当たって、当該リンク機構に予備的
な位置調節を必要とせずに、これを容易に行い得ること
を意味する。即ち、板に上下のブラシロール1,1を圧
接させると、第1のアーム5の中点が上下のロールチヨ
ック11,11の上下に対向する面の間の中心高さを再
び占める。
【0026】板の上下動に基づき、上下ロールチヨック
11,11が上下変位するとき、第1のアーム5は該ロ
ールチヨック11,11の上下に対向する面と面の間に
挟持された状態の下、この上下変位に自動追従して上下
に変位する。すると、該第1のアーム5を通じ、第2,
3のアーム6,7及びリンク9によるリンク機構が上下
のロッド3,3を回動軸として、図1の右または左回り
に揺動し、その揺動に従う上下ロッド3,3の角変位を
通じ、上下のノズル2,2は板の上下の研磨領域に対す
る指向が変わる。
【0027】この指向の変更は図6の(A)及び同
(B)に示されている。図6の水噴射方向は図1の側面
と反対側の側面からの視図として示されている。板がパ
スラインPの標準高さ(図6に鎖線で示されたパスライ
ンがそれ)より下った場合は、上下のノズル2,2はパ
スラインPが標準高さにあるときに比較し、指向が下向
きとなり、パスライン標準高さより上った際は、標準高
さにおけるより指向が上向きとなる。
【0028】従って、リンク機構における原動節である
アーム6のアーム5中点相当部位とロッド3中心相当部
位との間の長さを計設的に然るべく設定することによっ
て、ストリップの上下動に対する上下ブラシロール1,
1の上下追従変位に対応して、上下ノズル2,2を板の
研磨領域へ接線向きに指向する状態を維持するよう、追
従変向させることができる。
【0029】第1のアーム5は、ゴム状弾性体8により
一定の方向へトルクを付与されて、同アーム5の実質上
の両端が上下のロールチヨック11,11の上下に対向
する面と面との間に押しつけられている。
【0030】この構成は、上下ロール1,1の直径の大
小、つまり上下のロールチヨック11,11の対向面の
間隔の不同にも、またロールチヨック11,11の上下
動にも関係なく、常に第1のアーム5の中点が両ロール
チヨック11,11の上下対向間隔の中心相当高さを占
めることをもたらす。このため、第1のアーム5の中点
相当個所に所要側の端を結合された、前述のリンク機構
の原動節であるアーム6には、上下のロールチヨック1
1,11の上下動時に、第1のアーム5を従動体とし
て、当該上下動に比例する機械的運動が入力される。従
って、前記リンク機構の揺動もロールチヨック11,1
1の上下動に比例し、これに上下のノズル2,2の自動
指向調整が従うことになり、これを的確に行うことがで
きる。
【0031】即ち、上下ブラシロール1,1の上下動に
対する上下ノズル2,2の自動指向調整を電子的制御装
置を必要とせずに、前記リンク機構で以って、旨くまた
構造乃至は機器的に簡潔に行い得るのである。
【0032】本発明と異なり、板の研磨領域に対するノ
ズルの向きが固定である従来技術のものでは、ストリッ
プパスラインが標準高さより上ると、図6の(C)に示
したように、ノズルの指向はもはや不適切となる。標準
高さより下ったときも、同様にノズルの指向は的確性を
欠く。図6(C)において、図6の(A)、(B)と同
部分には同じ符号が付されている。
【0033】板が上下動したとき、その研磨領域に対し
ノズルを接線向きに保持するべく、ノズルをブラシロー
ルと一緒に、板の上下動に上下追従変位するよう、一体
化したとしても、ブラシロールが磨耗して直径が小さく
なれば、その磨耗に応じてブラシロールの高さを調整し
た分、ノズルの高さが変わるため、ノズルの指向は不適
切となる。また、そのようにすると、板幅の異なるスト
リップの通過に対応して(ストリップは板幅の異なるも
の同士を溶接した形で研磨されることがよくある。)、
ブラシロールを必要長さのものと取り換える際、ブラシ
ロールに対するノズルの前記一体化結合を解かないと旧
ロールの抜き出しができないし、新ロールの挿入後、一
体化結合をしなおす必要があって、迅速なロール交換が
できず、好ましくない。
【0034】これと異なり、ノズル2を定位置で上記の
ようにブラシロール1の上下動に追従変向させる仕様を
とるときは、前記のような不都合がない。
【0035】板が標準高さを走っているときは、上下の
ロールチヨック11,11は上下動しないので、第1の
アーム5も上下動せず、上下のノズル2,2はこれに対
応する向きである定常の指向を保つ。
【0036】図7に示された本発明の実施の変更例は、
第3のアーム7が下側のロッド3から下側のロールチヨ
ック11の方へ延在されている点、第2のアーム6の中
間部とこれに対応する第3のアーム7の端部でそれらア
ーム6,7がリンク9により連結されている点、及びセ
ンタリング装置10が第3のアーム7の側に連係されて
いる点を除き、図1から図5に示された実施例のもの
と、実質的に同じ構成である。従って、当該実施変更例
については、図1に相当する側面図のみを図7として示
した。図7は図1と反対側の側面からの視図として示さ
れている。
【0037】図7の実施変更例のものは、上記の構成で
あるから作動も図1から図5の実施例のものと実質的に
変りがない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は前述した改変型のブラシロール機におい
て、板の上下動に上下のブラシロールを上下に追従変位
させることの体現を、ブラシロールの上下追従変位に対
応して、水噴射ノズルが板の研磨領域へ接線向きに指向
する状態を維持するよう自動調整する、しかもこれを旨
くまた電子的制御装置を必要とせずに構造乃至は機器的
に簡潔に行い得る形で、図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1に示されたブラシロール機の一部を縦断し
て示す平面図である。
【図3】図3(A)は図1,2に示された第1,2のア
ームの結合部の拡大断面詳細図(平面相当図)である。
図3(B)は図3(A)のIII −III 線断面図、図3
(C)は図3(A)の第1アームを省略した正面図であ
る。
【図4】図4(A)は図1の実施例におけるセンタリン
グ装置の正面図、図4(B)はその側面図、図4(C)
は平面図を示す。
【図5】同実施例における第1,2,3のアーム及びリ
ンクの連結態様ならびにノズル付きロッドの結合態様を
模式的に示す斜視図である。
【図6】図6(A)、同(B)は板の上下動に対応する
本発明の水噴射ノズルの指向変更説明図、同(C)は従
来ノズルの板下降に対する指向説明図を示す。
【図7】本発明の実施の他例を示す側面図である。
【符号の説明】
P 金属ストリップパスライン 1 ブラシロール 2 水噴射ノズル 3 ロッド 4 軸受け 5 第1のアーム 6 第2のアーム 7 第3のアーム 8 ゴム状弾性体 9 リンク 10 センタリング装置 11 ロールチヨック 12 ガイドロッド 13 コイルばね 100 ブラシロール機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向へ横に走る金属ストリップパス
    ラインの上下面に回転ブラシロールを圧接し、そのブラ
    ッシング部にノズルから接線向きに水を噴射しつつ、該
    ストリップの上下面を研磨すると共に、金属ストリップ
    パスラインの走行に伴う上下動に対応して、上下のブラ
    シロールをそれのロールチヨックと一緒に上下に追従変
    位するようにされたブラシロール機において、前記スト
    リップの前後方向へ延びる第1のアームが、上側ロール
    チヨックと下側ロールチヨックとの間に介在され、該ア
    ームはゴム状弾性体により一定の方向へトルクを付与さ
    れて、アーム両端が前記パスラインに対する両ブラシロ
    ールの圧接の下で上下ロールチヨックの上下対向面に押
    しつけられており、上下に並列する第2のアーム及び第
    3のアームがブラシロール機の側方に配設され、該第
    2,3のアームの一者の一端が前記第1のアームの長さ
    についての中点相当個所に結合され、その他端側とこれ
    に対応する端側で第2,3のアームが竪のリンクにより
    上下揺動回能に連結され、該第2,3のアームに、ブラ
    シロールと平行に延びて定位置に配置され軸線の周りの
    方向へ回動可能なロッドが結合され、それらアームの一
    者のロッドに上側ブラシロールのための水噴射ノズル
    が、他者のロッドに下側ブラシロールのための水噴射ノ
    ズルが取り付けられていることを特徴とする水噴射ノズ
    ル自動指向調整型ブラシロール機。
  2. 【請求項2】 第2のアーム、第3のアーム及び竪のリ
    ンクのアセンブリに、金属ストリップパスラインの標準
    高さに対応する位置に第1のアームの中心を自動的に心
    合わせさせるためのセンタリング装置が備えられている
    ことを特徴とする請求項1記載の水噴射ノズル自動指向
    調整型ブラシロール機。
JP20783992A 1992-08-04 1992-08-04 水噴射ノズル自動指向調整型ブラシロール機 Expired - Lifetime JP3263742B2 (ja)

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