JPH0655396U - フィルタ付たばこ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙巻たばこのフイルタ部に凹凸部を設けたこ
とにより、たばこの美観を向上でき、フイルタ部を口に
くわえたとき、凹凸部の肌触りを楽しみながら喫煙でき
るフイルタ付たばこを提供することを目的とする。 【構成】 たばこ本体１２と、このたばこ本体１２に接
続されたフイルタ部１４とを備え、このフイルタ部１４
の外周面には、凹凸部２４が設けられている。この凹凸
部２４により、たばこの美観が向上され、またフイルタ
部１４を口にくわえて凹凸部２４の肌触りを楽しながら
喫煙できることとなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、フイルタ付たばこに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、紙巻きたばこは、数種の原料葉たばこを配合し、香料を加えて小さく刻 んだ葉たばこを巻紙で巻上げたものであり、昔から多くの人に嗜好されている。 また、近年、紙巻たばこに含有されるタール成分やニコチン成分が人の健康に有 害であるため、前記タール成分やニコチン成分を濾過するフイルタ部を吸口に設 けたフイルタ付たばこが製造、販売されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

しかしながら、前記フイルタ付たばこのフイルタ部は、アセテート繊維の様な 濾過材をやや厚目の巻紙に巻込み形成しているもので、表面が滑面状で美観に乏 しく、口にくわえたときの肌触りも芳しくない等の問題があった。

【０００４】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、紙巻 たばこのフイルタ部に各種模様の凹凸部を設けて美観を高め、口にくわえた時の 凹凸部の肌触りを楽しみながら喫煙できることを特徴としたフイルタ付たばこを 提供することにある。

【０００５】

【問題点を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案は、たばこ本体１２と、このたばこ本体１ ２に接続されたフイルタ部１４とを備え、このフイルタ部１４の外周面には、凹 凸部２４が設けられて成るフイルタ付たばこ１０から構成される。

【０００６】 また、前記凹凸部２４は、前記フイルタ部１４の外周面の長手方向に向け凹設 され、かつ円周方向に向け並列された複数の長溝２６と、この長溝２６で区画さ れた凸稜部２８とより成ることとしてもよい。

【０００７】 また、前記凹凸部２４は、前記フイルタ部１４の外周面の円周方向に周回して 凹設され、かつフイルタ部の長手方向に向け並列された複数の円周溝３０と、こ の円周溝３０で区画された円周凸稜部３２とより成ることとしてもよい。

【０００８】 また、前記凹凸部２４は、前記フイルタ部１４の外周面に凹設された碁盤目状 の溝３４と、この碁盤目状の溝３４で区画された凸部３６とより成ることとして もよい。

【０００９】 また、前記凹凸部２４は、前記フイルタ部１４の外周面に凹設された螺旋溝３ ８と、この螺旋溝３８で区画された螺旋凸稜部４０とより成ることとしてもよい 。

【００１０】 また、前記凹凸部２４は、前記フイルタ部１４の外周面に凹設されたドット状 の穴溝４２と、このドット状の穴溝４２で区画された外周面部４４とより成るこ ととしてもよい。

【００１１】

【作用】

本考案に係るフイルタ付たばこは、たばこ本体に接続されたフイルタ部に各種 模様の凹凸部を設けたものである。この凹凸部の模様によってたばこの美観が向 上され、またフイルタ部を口にくわえたときに凹凸部の肌触りを楽しみながら喫 煙できることとなる。

【００１２】

【実施例】

以下、添付図面を参照しながら、本考案の好適な実施例を説明する。 図１ないし図１４には、本考案の実施例に係るフイルタ付たばこ１０が示され ている。 図より明らかな様に、フイルタ付たばこ１０は、たばこ本体１２と、このたば こ本体１２に接続されたフイルタ部１４と、を備えた紙巻きたばこよりなる。 前記たばこ本体１２は、巻紙１６の内部に刻み葉たばこ１８が棒状に巻込み形 成されている。 前記フイルタ部１４は、たばこ本体１２の吸口側において前記巻紙１６に接続 されたフイルタ用巻紙２０の内部に濾過材２２が充填されて棒状に巻込まれてい る。前記濾過材２２として、アセテート繊維、紙、パルプシート等が使用され、 また、活性炭等の添加剤を濾過材２２内に挟んでもよい。

【００１３】 更に、前記フイルタ部１４の外周面には、任意形状の凹凸部２４が設けられて いる。この凹凸部２４は、長溝、円周溝、螺旋溝等より成り、濾過材２２をフイ ルタ用巻紙２０に巻込んだ状態で凹凸型枠を外面に圧着して形成したり、或は始 めにフイルタ用巻紙２０のみに凹凸型枠で凹凸面を形成し、その後で濾過材２２ を巻込み形成してもよい。 これにより、フイルタ付たばこ１０は、フイルタ部１４の外周面の凹凸部２４ の模様で美観が向上され、また、フイルタ部１４を口にくわえて凹凸部２４の肌 触りを楽しみながら喫煙できることとなる。

【００１４】 図１、図２、図３には、本考案の一実施例に係るフイルタ付たばこ１０が示さ れている。 図において、たばこ本体１２に接続されたフイルタ部１４に設けらられた凹凸 部２４は、フイルタ部１４の外周面の長手方向に向け凹設され、かつ円周方向に 向け並列された複数の長溝２６と、この長溝２６で区画された凸稜部２８とで形 成されている。 前記フイルタ部１４の長手方向に凹設された複数の長溝２６の線条模様でフイ ルタ付たばこ１０の美観が向上される。また、フイルタ部１４を口にくわえた時 に長溝２６と凸稜部２８とによる凹凸感触を楽しみながら喫煙できる。

【００１５】 図４、図５には、凹凸部２４の他の実施例が示されている。 図において、凹凸部２４は、フイルタ部１４の外周面の円周方向に周回して凹 設され、かつフイルタ部の長手方向に向け並列された複数の円周溝３０と、この 円周溝３０で区画された円周凸稜部３２とで形成されている。 前記フイルタ部１４の円周方向に凹設された複数の円周溝３０の円周模様でフ イルタ付たばこ１０の美観が向上される。また、フイルタ部１４を口にくわえた 時に円周溝３０と円周凸稜部３２とによる凹凸感を唇で感じながら感触を楽しみ つつ喫煙できる。

【００１６】 図６、図７、図８には、他の実施例の凹凸部２４が示されている。 図において、凹凸部２４は、フイルタ部１４の外周面に凹設された碁盤目状の 溝３４と、この碁盤目状の溝３４で区画された凸部３６とで形成されている。 前記フイルタ部１４の外周面の碁盤目状の溝３４が幾何学的な碁盤目模様とな ってフイルタ付たばこ１０の美観が向上される。また、フイルタ部１４を口にく わえた時に碁盤目状の溝３４と凸部３６とによる凹凸感を唇で感じながら感触を 楽しみつつ喫煙できる。

【００１７】 図９、図１０、図１１には、他の実施例の凹凸部２４が示されている。 図において、凹凸部２４は、フイルタ部１４の外周面に凹設された螺旋溝３８ と、この螺旋溝３８で区画された螺旋凸稜部４０とで形成されている。 前記フイルタ部１４の外周面の螺旋溝３８が幾何学的な螺旋模様となってフイ ルタ付たばこ１０の美観が向上される。また、フイルタ部１４を口にくわえた時 に螺旋溝３８と螺旋凸稜部４０とによる凹凸感の感触を楽しみながら喫煙できる 。

【００１８】 図１２、図１３、図１４には、他の実施例の凹凸部２４が示されている。 図において、凹凸部２４は、フイルタ部１４の外周面に凹設されたドット状の 穴溝４２と、このドット状の穴溝４２で区画された外周面部４４とで形成されて いる。この穴溝４２は、円形の外に四角形、多角形等に形成してもよい。 前記フイルタ部１４の外周面のドット状の穴溝４２が幾何学的な点状模様とな り、フイルタ付たばこ１０の美観を向上できる。また、フイルタ部１４を口にく わえた時にドット状の穴溝４２と外周面部４４とによる凹凸感の感触を楽しみな がら喫煙できる。

【００１９】

【考案の効果】

以上、説明した様に請求項１に係るフイルタ付たばこによれば、たばこ本体と 、このたばこ本体に接続されたフイルタ部と、を備え、このフイルタ部の外周面 には、凹凸部が設けられて成ることにより、フイルタ付たばこは、フイルタ部の 外周面の凹凸部で意匠的な美観が向上され、フイルタ部を口にくわえて凹凸部の 肌触りを楽しみながら喫煙できることとなる。

【００２０】 また、請求項２によれば、前記凹凸部は、前記フイルタ部の外周面の長手方向 に向け凹設され、かつ円周方向に向け並列された複数の長溝と、この長溝で区画 された凸稜部とより成ることにより、フイルタ部の外周面には複数の長溝で線条 模様が形成されてフルタ付たばこの美観が向上され、フイルタ部を口にくわえた 時に長溝と凸稜部との凹凸感触を楽しみながら喫煙できる。

【００２１】 また、請求項３によれば、前記凹凸部は、前記フイルタ部の外周面の円周方向 に周回して凹設され、かつフイルタ部の長手方向に向け並列された複数の円周溝 と、この円周溝で区画された円周凸稜部とより成ることにり、フイルタ部に円周 模様が形成されてフイルタ付たばこの美観が向上され、フイルタ部を口にくわえ た時に円周溝と円周凸稜部との凹凸感触を楽しみつつ喫煙できる。

【００２２】 また、請求項４によれば、前記凹凸部は、前記フイルタ部の外周面に凹設され た碁盤目状の溝と、この碁盤目状の溝で区画された凸部とより成ることにより、 フイルタ部の外周面に幾何学的な碁盤目模様が形成されてフイルタ付たばこの美 観が向上され、フイルタ部を口にくわえた時に碁盤目状の溝と凸部とによる凹凸 感触を楽しみつつ喫煙できる。

【００２３】 また、請求項５によれば、前記凹凸部は、前記フイルタ部の外周面に凹設され た螺旋溝と、この螺旋溝で区画された螺旋凸稜部とより成ることにより、フイル タ部の外周面に幾何学的な螺旋模様が形成されてフイルタ付たばこの美観が向上 され、フイルタ部を口にくわえた時に螺旋溝と螺旋凸稜部とによる凹凸感触を楽 しみながら喫煙できる。

【００２４】 また、請求項６によれば、前記凹凸部は、前記フイルタ部の外周面に凹設され たドット状の穴溝と、このドット状の穴溝で区画された外周面部とより成ること により、フイルタ部の外周面に幾何学的なドット模様が形成されてフイルタ付た ばこの美観が向上され、フイルタ部を口にくわえた時にドット状の穴溝と外周面 部とによる凹凸感を楽しみながら喫煙できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例に係るフイルタ付たばこの長溝
凹凸部を備えたフイルタ部を示した一部拡大斜視図であ
る。

【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。

【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図である。

【図４】円周溝凹凸部を備えたフイルタ部を示した一部
拡大斜視図である。

【図５】図４のＣ−Ｃ線断面図である。

【図６】碁盤目状溝の凹凸部を備えたフイルタ部を示し
た一部拡大斜視図である。

【図７】図６のＤ−Ｄ線断面図である。

【図８】図６のＥ−Ｅ線断面図である。

【図９】螺旋溝の凹凸部を備えたフイルタ部を示した一
部拡大斜視図である。

【図１０】図９のＦ−Ｆ線断面図である。

【図１１】図９のＧ−Ｇ線断面図である。

【図１２】ドット状穴溝の凹凸部を備えたフイルタ部を
示した一部拡大斜視図である。

【図１３】図１２のＨ−Ｈ線断面図である。

【図１４】図１２のＩ−Ｉ線断面図である。

【符号の説明】

１０ フイルタ付たばこ １２ たばこ本体 １４ フイルタ部 ２４ 凹凸部

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 たばこ本体と、このたばこ本体に接続さ
   れたフイルタ部と、を備え、このフイルタ部の外周面に
   は、凹凸部が設けられて成るフイルタ付たばこ。
2. 【請求項２】 前記凹凸部は、前記フイルタ部の外周面
   の長手方向に向け凹設され、かつ円周方向に向け並列さ
   れた複数の長溝と、この長溝で区画された凸稜部と、よ
   り成る請求項１記載のフイルタ付たばこ。
3. 【請求項３】 前記凹凸部は、前記フイルタ部の外周面
   の円周方向に周回して凹設され、かつフイルタ部の長手
   方向に向け並列された複数の円周溝と、この円周溝で区
   画された円周凸稜部と、より成る請求項１記載のフイル
   タ付たばこ。
4. 【請求項４】 前記凹凸部は、前記フイルタ部の外周面
   に凹設された碁盤目状の溝と、この碁盤目状の溝で区画
   された凸部と、より成る請求項１記載のフイルタ付たば
   こ。
5. 【請求項５】 前記凹凸部は、前記フイルタ部の外周面
   に凹設された螺旋溝と、この螺旋溝で区画された螺旋凸
   稜部と、より成る請求項１記載のフイルタ付たばこ。
6. 【請求項６】 前記凹凸部は、前記フイルタ部の外周面
   に凹設されたドット状の穴溝と、このドット状の穴溝で
   区画された外周面部と、より成る請求項１記載のフイル
   タ付たばこ。