JPS6038400Y2 - マツチ箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はマツチ箱特に広告媒体として利用するに好適な
マツチ箱に関するものであり、外箱に種々の輪郭形状の
切り起こし片部を設けて、使用の際にこれを起立させ、
マツチ箱に立体感を附与するようになしたものである。

以下、本考案を図示した実施例に即して更に詳細に説明
する。

第１図は内箱を上方に途中まで引き出した状態の斜視図
、第２図は第１図中Ａ−Ａ線断面図、第３図は本考案の
他の実施例の内箱を省略して示した断面図である。

図中、１は外箱であり、前面には例えば人物をマンガ的
に表わした図柄が表示されている。

２は該外箱１の側面に耳の輪郭形状の切取線３を設けて
切り起こした、耳の形状をした切り起こし片部である。

尚該切取線３は切り起こし片部２が全部切断されないよ
うに輪郭形状の一部を残して設けている。

４は該切り起こし片部２の一部に設けた、指先を掛けて
持ち上げるための切欠部である。

５は前記外箱１の側面において前記切り起こし片部２よ
り下部に形成された、腕に相当する三角状の切り起こし
片部である。

６は該切り起こし片部５を形成する切取線であり、前記
の切取線３と同様に輪郭形状の一部を残して設けている
。

７は前記切り起こし片部５に設けた、指先を掛けるため
の切欠部である。

８は内箱であり、外側面には前記外箱１の切り起こし片
部２，５と対応する位置に摩擦発火薬９が設けられてい
る。

その他、図中１０はマツチ棒、１０ａは頭薬を示す。

而して、上記構成からなる本考案の使用方法について説
明すると、使用する際に各切り起こし片部２，５を起立
させて、マツチ箱を立てておくものであり、斯くするこ
とによりマツチ箱をきわめて立体的にして、外箱１の外
面に適宜の色彩を起こせばより立体感が増して、人の注
意をひきつける効果は絶大である。

したがって、外箱１の外面に広告文を印刷等によって表
示すれば、より多くの宣伝広告効果を挙げることができ
るものである。

また広告用のマツチ箱としてのみならず、使用者が自分
の好みの彩色を施して立体マツチ箱として楽しむことも
てきるものである。

尚切り起こし片部２，５を起立させるには、指先を切り
起こし片部２，５の切欠部４，７に掛けて持ち上げれば
よく、斯くすることにより切取線３，６が切断して、切
り起こし片部２，５が起立するものである。

そして、マツチ棒１０を着火するにはその頭薬１０ａを
、切り起こし片部２，５を起立させたことによりのぞい
た摩擦発火薬９に擦りつければよい。

また、第３図には本考案の他の実施例が示されており、
前記実施例と相違する処は、前記実施例が摩擦発火薬９
を内箱８の外側面に設けているのに対して、外側１の切
り起こし片部２，５に対応する位置の内側面に設けてい
ることにあり、この場合にも作用効果は同一である。

尚、その他の構成は前記の実施例と同様であるので同一
部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。

本考案は上記の如き構成、作用であり、使用する際に切
取線から切断して切り起こし片部を起立させれば、種々
の形状をした切り起こし片部が外箱の外周に張り出し、
もってマツチ箱をきわめて立体感に富んだものとするこ
とができるのである。

このため人の注意をひきつけやすく、外箱に広告文を表
示すれば宣伝広告効果は高まり、広告媒体としての機能
を大幅に向上させることができるものである。

また、広告媒体として利用するのみならず、使用者が自
分自身の好みに応じた適宜の彩色を施すことにより立体
マツチ箱としても楽しむことができる等実用に供し碑益
する処多大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は内箱を上方に途中まで引き出した状態の斜視図
、第２図は第１図中Ａ−Ａ線断面図、第３図は本考案の
他の実施例の内箱を省略して示した断面図である。 １・・・・・・外箱、２・・・・・・切り起こし片部、
３・・聞切取線、４・・・・・・切欠部、５・・・・・
・切り起こし片部、６・・・・・・切取線、７・・・・
・・切欠部、８・・・・・・内箱、９・・・・・・摩擦
発火薬。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外箱の所要部位に、少くとも一部を残して所要の輪郭形
   状の切取線を設けて切り起こし片部を形成し、該切り起
   こし片部に対応する外箱の内面又は内箱の外面に摩擦発
   火薬を設けたことを特徴とするマツチ箱。