JPH0655374U - 鳥類忌避具 - Google Patents

鳥類忌避具

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JPH0655374U JP9389792U JP9389792U JPH0655374U JP H0655374 U JPH0655374 U JP H0655374U JP 9389792 U JP9389792 U JP 9389792U JP 9389792 U JP9389792 U JP 9389792U JP H0655374 U JPH0655374 U JP H0655374U
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忠夫 大庭
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大庭ビルメインテナンス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 支柱3と支柱3との間にワイヤ5を張設し、
そのワイヤ5上に所定間隔毎に磁気体6を設ける。また
磁気体6またはワイヤ5上に磁気を帯びた針7を設け
る。更にワイヤ5上に回動自在なヒュ−ム管8を設け、
そのヒュ−ム管8上に風車体11を設け、該風車体11
の各羽根12に磁気体6を嵌入する。 【効果】 磁気が鳥の生まれながら持っている生物磁気
に影響して近づくことがなく、このため糞で汚されるこ
とがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鳩、カラス、スズメ、ムクドリ等の鳥類がマンションやビルのベラ ンダ、バルコニ−、手摺等に止まって糞で汚すのを避けるため、手すり等の上面 に取り付ける鳥類忌避具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、犬、猫、ネズミ、モグラ等の動物やゴキブリ、シロアリ、ダニ、カ 、ハエ等の虫等の有害、不快動物の忌避剤として例えばテルベノイド化合物モノ マ−等の物質が知られている(例えば実開平3−271203号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしこの忌避剤は地上を這う動物には有効であるが、例えば鳩、カラス、ス ズメ、ムクドリ等の鳥類には必ずしも効果がなく、しかも粘着剤を鳥が止まる可 能性のあるところにすべて塗布することは面倒である、粘着剤の表面が乾いて粘 性が小さくなると効果が少なくなるため頻繁に接着剤を塗布しなければならない 等の欠点があった。また長期間効果を得ようと毒性の強い化学剤を用いると、飼 っているペットや人体(特に老人、赤子)に影響を及ぼすおそれがあった。 一方、地球上の多くの生物(虫、魚、鳥、動物)は磁気を感じ、また地磁気を 利用して行動していることが明らかになっている。特に鳥類は頭部に強力な生物 磁気を持っていて、微妙に変化する地磁気を読み取り、飛行方向を判断したり帰 巣性の道しるべとなっていることが知られるようになった。 そこで本考案はその鳥類の特性を生かし、磁気を用いることにより優れた忌避 効果を有すると共に、その効力の持続時間が長く、他の動物には安全性の高い鳥 類忌避具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案における鳥類忌避具は支柱と支柱との間 にワイヤを張設し、そのワイヤ上に所定間隔毎に磁気体を設けたものである。 磁気体は球体、棒体、矩形その他形状は問わない。磁力としては鳥が感じて頭 部の生物磁気に影響する程度で実験によれば1500ガウス以上である。 またその磁気体には磁気を帯びた針を1乃至数本設ける。この針は鳥が止まろ うとすることを防止するために設けるため、できるだけ磁気体の上方に設けるこ とが望ましい。また磁気体だけではなく、有刺鉄線のようにワイヤ上にも針を設 けてもよい。 更にワイヤ上に回動自在のヒュ−ム管を設けてもよいし、そのヒュ−ム管上に 自然風または鳥の羽根の羽ばたきにより生じる風力により回転する風車体を設け 、その風車体の各羽根に磁気体を嵌め入れてもよい。
【0005】
【作用】
本案の鳥類忌避具をマンション、住宅、ビルディング、工場、倉庫、学校、病 院、ホテル、神社仏閣、商店街、ア−ケ−ド、各種市場、交通施設、駅舎、ホ− ム、スポ−ツ遊園施設、ネオン広告塔、動物飼育場、海上施設、橋架道路施設、 電気通信施設、各種プラント施設、出荷配送施設等の各施設のベランダ、バルコ ニ−の手摺や階段、パラペットや窓部、屋上PH、屋根や庇、軒下、梁上、鉄骨 構造(H鋼、L形鋼、トラス構造)、電気照明器、各種配管パイプ類、その他建 築、設備構造物等、鳥が止まって糞で汚されては困る場所に設置する。
【0006】 そして設置後に忌避具のワイヤ上に止まろうとした鳥または磁気が及ぶ範囲内 を飛んでいる鳥は、磁気を感じてショックを受けたように驚き急反転して飛び去 る。この磁気は鳥の生来持っている生物磁気に影響するものであるから慣れはな く長期間効果があり、特に永久磁石を用いればより一層長い持続時間が得られる 。 また万一磁気に鈍い鳥がいて止まろうとしても磁気体またはワイヤ上の針がじ ゃまをして止まることができない。
【0007】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は鳥が止まって糞をされては困る場所、例えば住宅用マンションのベラン ダの手摺1上に本案の鳥類忌避具2を取り付けた例で、支柱としての複数のボル ト3を接着剤4またはねじ等で手摺1に固定し、そのボルト3とボルト3との間 にワイヤ5を張設してそのワイヤ5上に所望の数の磁気球6を設けたものである 。 このボルト3の高さは鳥の種類により異なり、例えば鳩の場合には10cmぐら いで、カラス等では20cmぐらいが好ましい。尚単に高さを変えるだけではなく 、本案の忌避具2を二〜三段にして用いてもよい。 この磁気球は図2のように上端に1本の磁気針7を備えて鳥の飛来を防止して いるが、この磁気針7は1本に限らず磁気球6の全周(特に上方)に設けてもよ いし、更に有刺鉄線のようにワイヤ5上に設けてもよい。
【0008】 8はワイヤ5上に隙間なく回動自在に遊嵌させたヒュ−ム管で、鳥がワイヤ5 上で止まろうとしてこのヒュ−ム管8を足でつかもうとしたとき、このヒュ−ム 管8が回転して止まれないようにしたものである。 この鳥類忌避具2の取り付け方法としては、まず設置場所(例えば手摺1)の 表面上の埃や油気、鳥の糞等をきれいに清掃し、次に所定の間隔毎にボルト3の ベ−ス9を接着剤4またはねじ等で手摺1に固定する。そしてボルト上端のナッ ト10を外して予め所定間隔毎に磁気球6を取り付けたワイヤ5をボルト頭部に 一度巻き付け、その後ナット10で緊締しながらピ−ンと張っていくもので、余 ったワイヤ5は最端側のボルトに巻くか切断する。また磁気球6の取り付け間隔 は磁気体の磁力によるが、実験デ−タによれば3000ガウスの磁力のときは2 0〜30cmぐらいが好ましい結果が得られた。
【0009】 図3(A)(B)は忌避具の他の実施例で、前記ヒュ−ム管8上に風車体11 を設け、その風車体11の各羽根12に磁気球6を嵌入したものである。 この風車体11の羽根12に自然風または鳥の羽根の羽ばたきにより生じる風 が当たって回転し、磁気が周囲に飛ぶことにより同じ磁力でも広範囲に影響する ことが可能となるものである。実験では風力によっては10〜100倍程度(前 記20〜30cm間隔毎に設置した場合には、2.5〜25m)まで影響すること が確認できた。この風車体11により磁気球6の数を減らすことができ、また自 然の風を利用するので駆動の費用がかからない利点がある。 図4は本考案の忌避具2を瓦屋根13に取り付けたときの使用状態を示すもの で、屋根の幅全体に1本のワイヤ5を張設した忌避具2を更に50〜100cm間 隔で平行に屋根全体に取り付けた例である。このように取り付ければ屋根全体に 磁気が影響し、鳥が全く近づかず、糞で汚される心配がない。尚この屋根にも前 記風車体を取り付けて、忌避具2の数を減らすようにできることは勿論である。
【0010】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、本案の磁気が鳥が生まれながら持っている生物 磁気に影響し、しかも鳥はその磁気を嫌い磁気が及ぶ範囲内に近づかないため、 確実に忌避できる。このため鳥の糞で汚される心配がない。薬剤等を全く使用し ていないので安全で、老人、赤子、ペットがいても安心して利用できる。磁気な ので効力持続時間が長く、特に永久磁石を用いれば長期間有効で、塗布剤のよう に定期的に何度も塗り直す手間がいらずメインテナンスがいらない。ボルトを固 定し、そのボルト間にワイヤを張設するだけなのでどのような場所にも取り付け られ、取り付けも簡単で、製造コストも安価である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の鳥類忌避具をベランダに取り付
けた使用状態を示す斜視図である。
【図2】図2は本考案の要部の拡大斜視図である。
【図3】図3(A)(B)は本考案の他の実施例の要部
の拡大斜視図である。
【図4】図4は本考案の鳥類忌避具を瓦屋根に取り付け
た使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 手摺 2 鳥類忌避具 3 支柱(ボルト) 5 ワイヤ 6 磁気球 7 磁気針 8 ヒュ−ム管 11 風車体 12 羽根

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱と支柱との間にワイヤを張設し、その
    ワイヤ上に所定間隔毎に磁気体を設けたことを特徴とす
    る鳥類忌避具。
  2. 【請求項2】前記磁気体の周囲に磁気を帯びた針を設け
    た請求項1記載の鳥類忌避具。
  3. 【請求項3】前記ワイヤ上に磁気を帯びた針を設けた請
    求項1記載の鳥類忌避具。
  4. 【請求項4】前記磁気体と磁気体との間のワイヤ上に回
    動自在なヒュ−ム管を設けた請求項1記載の鳥類忌避
    具。
  5. 【請求項5】前記ヒュ−ム管上に風車体を設け、該風車
    体の各羽根に磁気体を嵌入した請求項4記載の鳥類忌避
    具。
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JPH10206558A (ja) * 1997-01-17 1998-08-07 Omron Corp 透過型光電センサ

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JPH10206558A (ja) * 1997-01-17 1998-08-07 Omron Corp 透過型光電センサ

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