JPH0655103B2 - パン生地の製造方法 - Google Patents

パン生地の製造方法

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JPH0655103B2
JPH0655103B2 JP13426689A JP13426689A JPH0655103B2 JP H0655103 B2 JPH0655103 B2 JP H0655103B2 JP 13426689 A JP13426689 A JP 13426689A JP 13426689 A JP13426689 A JP 13426689A JP H0655103 B2 JPH0655103 B2 JP H0655103B2
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JP
Japan
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dough
box
mixer
kneading
kneaded
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JP13426689A
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JPH02312538A (ja
Inventor
惇次 高崎
徹 鎌谷
Original Assignee
株式会社フジサワ
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  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、中種法におけるパン焼成工程を完全自動化
するためのパン生地の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
製パン法の中で中種法はパン生地(以下、単に生地とい
う。)が機械耐性に優れ、不安定な醗酵条件の下でも安
定度の高い優れた製品を得ることができる方法として知
られ、広く採用されている方法の一つである。
この中種法は、原料資材の一部を混合して所定時間醗酵
させるまでの中種段階と、中種段階で作られた中種生地
に原料資材の残部を加えて混ぜてパン生地を作り、一定
の短時間の間に醗酵させて焼成に至るまでの工程を含ん
でいる。
従来、中種法による製パン法においては、原料資材の一
部を前段ミキサーで混練した混練生地を、一旦、運搬用
ボックスの中へ入れてから、このボックスを人手で押し
て醗酵室内へ押して入れ一定時間醗酵させた後、ボック
スの中の中種生地を人手によって小エレベータで後段ミ
キサーの中へ投入し、原料資材の残部と共に混合して分
割して再度醗酵させ、焼成工程へと送る工程を経てい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の方法では、前段ミキサーから運搬用
ボックスに入れる手間、このボックスを醗酵室へ押して
入れる手間、醗酵後においてボックスの中の中種生地を
小エレベータで次の後段ミキサーへ投入する手間など、
すべて人手を要する作業であるという問題点を有してい
る。又、ボックス内の混練生地は醗酵室の床面上を順次
押して移動させながら醗酵させるため、温度及び湿度が
常に床面近傍のものに限定されるので、これを防止する
ために、室内空気攪拌装置などの設備を要するなどの問
題点がある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記問題に鑑みなされたもので、その手段と
するところは、原料資材の一部を混合した混練生地を所
定時間醗酵させる中種段階と、この中種段階で得られた
中種生地に原料資材の残部を混合することによりパン生
地を得る生地段階からなるパン生地の製造法において、
前記中種段階における工程が、原料資材の一部を混練す
る前段ミキサーによって混練された混練生地を、定温定
湿の醗酵室内を少なくとも上下方向に循環移動するドウ
ボックスの中へ自動供給してからこの醗酵室内を2周以
上循環移動した所定時間経過後に、ほぼ前記前段ミキサ
ーによる混練に要する時間間隔でこのドウボックス内の
醗酵した中種生地を醗酵室外の後段ミキサーへ自動投入
して、空になったドウボックス内にオイルを自動噴霧し
てから再び前段ミキサーによって混練された混練生地を
自動供給する工程を繰り返し行うところにある。
〔作用〕
前段ミキサーによって混練された中種生地はコンベアに
よって自動的にドウボックス内に投入される。このドウ
ボックスは定温定湿の醗酵室内を所定温度で循環移動し
て、所定時間経過後に醗酵したドウボックス内の中種生
地を醗酵室外にある後段ミキサー内に自動投入して更に
原料資材の残部を入れて混練して製造する。このとき、
ドウボックスが醗酵室内を少なくとも2周以上循環移動
するようにしたので、室内の上下移動を2回以上繰り返
すことになり、その結果、醗酵室内に温度,湿度差が生
じていても、あまり影響を受けなくなる。又、この循環
移動に要する時間を前記前段ミキサーの生地の混練時間
とリンクさせることで、混練の終った生地をすぐにドウ
ボックス内へ投入して醗酵させることができる。更に、
この投入前にオイルを自動噴霧させることによって、生
地がドウボックスに固着することを防止できる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例によるパン生地の製造方法を図
面を参照して説明する。
まず、この発明を使用した製パン法の概略を第1図に基
づいて説明する。
前段ミキサー1では、ホッパー2から投入された原料資
材(小麦粉などの主資材や砂糖などの副資材)が均一に
混ぜ合わされてその中に気泡が閉じ込められて混涅が行
われる。混涅された団子状の混練生地Aは前段ミキサー
1からコンベア3に移され、醗酵室4に配備されたドウ
ボックス5に投入される。醗酵室4には複数のドウボッ
クス5が配備されており、これらのドウボックス5は、
チェーンコンベア6により上昇・左横行・下降・右横行
の各経路をこの順に経由して定温定湿内の醗酵室4内を
循環移動する一方、下降経路の途中では醗酵室4での醗
酵を終了した中種生地を後段ミキサー7へ反転装置8に
よって中種ホッパー7aに投入する。そして、中種生地
を放出して空になったドウボックス5は再びコンベア3
からの混練生地Aを受入位置まで帰還する。したがっ
て、上述のようにドウボックス5に投入された中種生地
は醗酵後に後段ミキサー7に順次投入される。そして、
ここでは更にホッパー9から原料資材の残部た加えられ
て混練された後、ホッパー10へ投入されそこからドウ
ブレーカ11、パイプ12及びコンベア13を介して分
割機14へ入れられ、分割された生地が、丸目機15を
介して、オーブン16に入れられて焼成される。
前記醗酵室4は、第2図及び第3図に示すように、定温
定湿でチェーンコンベア6によって両端を回転自在に吊
支持されたドウボックス5が循環移動できるようにした
ものである。そして、この醗酵室4には、コンベア3か
ら搬入される混練生地Aの入口4aが一方に設けられ、
他方に中種ホッパー7aに搬出する出口4bが設けられ
ている。チェーンコンベア6に吊支持されるドウボック
ス5の数は特に限定されるものではないが、例えば図示
のように7個のドウボックス5を使用した場合には、入
口4aで混練生地Aが(A)の位置でドウボックス5へ
コンベア3から投入された後、20分毎に(D),
(G),(C),(F),(B)及び最後の(E)の各
位置に達するようにチェーンコンベアの回転速度を制御
する。このようにすると、混練生地Aの入ったドウボッ
クス5は、醗酵室4内を2時間かかって2周半循環移動
した後に出口4bの位置である(E)に達し、ここで反
転装置8によってドウボクッス5が反転されて、中種ホ
ッパー7aを通じて醗酵した中種生地が後段ミキサー7
内に投入される。空になったドウボックス5は、
(F),(G),(A)の位置を経て、20分後に入口
4aに達し再びコンベア3から混練生地Aが投入される
が、入口4aに達する前の(G)と(A)の間において
ドウボックス5内にオイルが噴霧ユニット4Cから噴霧
して塗られる。このように、入口4aの(A)位置には
20分毎に空のドウボックス5が位置して、その間に前
段ミキサー1で混練された混練生地Aがその都度、コン
ベア3を介して投入される。この20分という時間間隔
は、前段ミキサー1における原料資材の混練に要する時
間を基準に定められたものであるので、この時間の長短
により、又、醗酵室4内の醗酵時間の長短によって、ド
ウボックス5を循環移動させるチェーンコンベア6の速
度を適宜変更させてもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、この発明によると、
前段ミキサーで混練された混練生地は、コンベアによっ
て自動的にドウボックス内に投入され、しかもこのドウ
ボックスは醗酵室内を所定時間上下方向に循環移動した
後、後段ミキサーへ自動的に投入するものであるから、
前段ミキサーから後段ミキサーに至る一連の工程がすべ
て自動的に行うことができるので、人手を要することな
く行え、省人化を図ることができる。更に、醗酵室内を
2周以上上下方向に循環移動するので、室内空気攪拌装
置がなくても均一な温度湿度の条件を元に醗酵させるこ
とができる。更に又、ほぼ前段ミキサーによる混練に要
する時間間隔でドウボックス内の醗酵した中種生地を醗
酵室外の後段ミキサーへ自動投入し、空になったドウボ
ックスが入口に達した時に、中種生地を投入するように
したので、混練の終った生地をすぐに醗酵室内へ入れて
循環させることができる。この結果、作業の能率化と生
地の変質を防止できる。又、空になったドウボックス内
にオイルを自動噴霧するので、中種生地がドウボックス
に固着することがなく、作業がスムーズに流れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を使用した製パン法の概略説明図、第
2図はこの発明の実施例の要部説明図、第3図は第2図
の概略右側面説明図を示す。 1…前段ミキサー、 4…醗酵室、 5…ドウボックス、 7…後段ミキサー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料資材の一部を混合した混練生地を所定
    時間醗酵させる中種段階と、この中種段階で得られた中
    種生地に原料資材の残部を混合することによりパン生地
    を得る生地段階からなるパン生地の製造法において、 前記中種段階における工程が、原料資材の一部を混練す
    る前段ミキサーによって混練された混練生地を、定温定
    湿の醗酵室内を少なくとも上下方向に循環移動するドウ
    ボックスの中へ自動供給してからこの醗酵室内を2周以
    上循環移動した所定時間経過後に、ほぼ前記前段ミキサ
    ーによる混練に要する時間間隔でこのドウボックス内の
    醗酵した中種生地を醗酵室外の後段ミキサーへ自動投入
    して、空になったドウボックス内にオイルを自動噴霧し
    てから再び前段ミキサーによって混練された混練生地を
    自動供給する工程を繰り返し行うことを特徴とするパン
    生地の製造法。
JP13426689A 1989-05-25 1989-05-25 パン生地の製造方法 Expired - Lifetime JPH0655103B2 (ja)

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JPH02312538A JPH02312538A (ja) 1990-12-27
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