JPH0654951B2 - Crtのオートフォーカス回路 - Google Patents
Crtのオートフォーカス回路Info
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- JPH0654951B2 JPH0654951B2 JP16236589A JP16236589A JPH0654951B2 JP H0654951 B2 JPH0654951 B2 JP H0654951B2 JP 16236589 A JP16236589 A JP 16236589A JP 16236589 A JP16236589 A JP 16236589A JP H0654951 B2 JPH0654951 B2 JP H0654951B2
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- voltage
- crt
- spot diameter
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は第1,第2,第3グリッドを備えたCRTに係
わり、特に第1グリッドのグリッド電圧を変化させて輝
度調整した場合にスポット径および焦点位置も自動的に
最適値に補正されるCRTのオートフォーカス回路に関
する。
わり、特に第1グリッドのグリッド電圧を変化させて輝
度調整した場合にスポット径および焦点位置も自動的に
最適値に補正されるCRTのオートフォーカス回路に関
する。
[従来の技術] 一般に、CRT表示装置の要部は第4図のように構成さ
れている。すなわち、CRT1内には、ビデオ信号が印
加されるカソードKが配設されており、カソードKの前
方位置には第1グリッドG1,第2グリッドG2,第3グ
リッドG3が配設され、各グリッド電圧VG1,VG2,V
G3は図示しない高電圧発生回路から供給される。さら
に、この高電圧発生回路からアノード2に対して例えば
25KV等の高電圧VAが供給される。また、CRT1
の外周には水平偏向コイル3および垂直偏向コイル4が
巻装されており、各偏向コイル3,4は水平同期信号お
よび垂直同期信号に同期する図示しない偏向コイル駆動
回路からの励磁電流IH,IVで駆動される。
れている。すなわち、CRT1内には、ビデオ信号が印
加されるカソードKが配設されており、カソードKの前
方位置には第1グリッドG1,第2グリッドG2,第3グ
リッドG3が配設され、各グリッド電圧VG1,VG2,V
G3は図示しない高電圧発生回路から供給される。さら
に、この高電圧発生回路からアノード2に対して例えば
25KV等の高電圧VAが供給される。また、CRT1
の外周には水平偏向コイル3および垂直偏向コイル4が
巻装されており、各偏向コイル3,4は水平同期信号お
よび垂直同期信号に同期する図示しない偏向コイル駆動
回路からの励磁電流IH,IVで駆動される。
このようなCRT1においては、CRT1の大きさにも
よるが、例えば20型程度の大型のカラーCRT1の場
合には、カソードKに印加されるカソード電圧VKは例
えば+70〜+5V程度の値であり、第1グリッドG1のグリ
ッド電圧VG1は-100〜-50V程度の値である。さらに、
第2グリッドG2および第3グリッドG3の各グリッド電
圧VG2,VG3はそれぞれ+800V,+6000V程度の値であ
る。
よるが、例えば20型程度の大型のカラーCRT1の場
合には、カソードKに印加されるカソード電圧VKは例
えば+70〜+5V程度の値であり、第1グリッドG1のグリ
ッド電圧VG1は-100〜-50V程度の値である。さらに、
第2グリッドG2および第3グリッドG3の各グリッド電
圧VG2,VG3はそれぞれ+800V,+6000V程度の値であ
る。
そして、カソードKから出力された電子、すなわち電子
ビーム5は第1グリッドG1で加速され、第2,第3グ
リッドG2,G3を経て水平偏向コイル3および垂直偏向
コイル4で水平方向および垂直方向に偏向された後、表
示画面1aの蛍光面に入射される。しかして、電子ビー
ム5が照射された部分の蛍光素子が発光する。
ビーム5は第1グリッドG1で加速され、第2,第3グ
リッドG2,G3を経て水平偏向コイル3および垂直偏向
コイル4で水平方向および垂直方向に偏向された後、表
示画面1aの蛍光面に入射される。しかして、電子ビー
ム5が照射された部分の蛍光素子が発光する。
表示画面1a上の電子ビーム5の量は基本的に第1グリ
ッドG1とカーソドK間の電圧差(VG1−VK)に対応し
て変化する。したがって、一般に、グリッド電圧VG1を
変化させることによって輝度調整を行う。
ッドG1とカーソドK間の電圧差(VG1−VK)に対応し
て変化する。したがって、一般に、グリッド電圧VG1を
変化させることによって輝度調整を行う。
また、表示画面1a上の電子ビーム5のスポット径dは
第2グリッドG2と第1グリッドG1間の電圧差(VG2−
VG1)に対応して変化する。すなわち、グリッド電圧V
G2を上昇させるとスポット径dが小さくなり、グリッド
電圧VG2を低下させるとスポット径dは大きくなる。
第2グリッドG2と第1グリッドG1間の電圧差(VG2−
VG1)に対応して変化する。すなわち、グリッド電圧V
G2を上昇させるとスポット径dが小さくなり、グリッド
電圧VG2を低下させるとスポット径dは大きくなる。
さらに、電子ビーム5の焦点位置Fは第3グリッドG3
と第2グリッドG2間の電圧差(VG3−VG2)に対応し
て変化する。すなわち、焦点位置Fが表示画面1a上に
存在するときは輝度が高くかつスポット径が小さいが、
グリッド電圧VG3が最適値より高い場合は、焦点位置F
が表示画面1aより内側に入り、表示画面1a上におい
ては、中心部と外郭部とが二重になるハロー現象が生じ
る。一方、グリッド電圧VG3が最適値より低い場合は、
焦点位置Fが表示画面1aより外側に出て、表示画面1
a上においては、スポット径が大きくなり、全体が薄暗
くなるブルーミング現象が生じる。
と第2グリッドG2間の電圧差(VG3−VG2)に対応し
て変化する。すなわち、焦点位置Fが表示画面1a上に
存在するときは輝度が高くかつスポット径が小さいが、
グリッド電圧VG3が最適値より高い場合は、焦点位置F
が表示画面1aより内側に入り、表示画面1a上におい
ては、中心部と外郭部とが二重になるハロー現象が生じ
る。一方、グリッド電圧VG3が最適値より低い場合は、
焦点位置Fが表示画面1aより外側に出て、表示画面1
a上においては、スポット径が大きくなり、全体が薄暗
くなるブルーミング現象が生じる。
一般に家庭用テレビジョンセットを含め殆どのCRTモ
ニタにおいては、第1グリッドG1のグリッド電圧VG1
を調整するための輝度調節つまみが設けられており、操
作者はこのCRTモニタが設置された周囲の明るさに応
じて、最も見易い明るさに輝度調整可能である。
ニタにおいては、第1グリッドG1のグリッド電圧VG1
を調整するための輝度調節つまみが設けられており、操
作者はこのCRTモニタが設置された周囲の明るさに応
じて、最も見易い明るさに輝度調整可能である。
また、第2,第3グリッドG2,G3の各グリッド電圧V
2,VG3は工場出荷時に最適値に予め調整されている。
一般の家庭用テレビジョンセットにおいては、特に高い
品質を必要としないから、各グリッド電圧VG2,VG3を
固定したとしても特に支障はない。
2,VG3は工場出荷時に最適値に予め調整されている。
一般の家庭用テレビジョンセットにおいては、特に高い
品質を必要としないから、各グリッド電圧VG2,VG3を
固定したとしても特に支障はない。
[発明が解決しようとする課題] しかし、例えばコンピュータ端末用等の比較的解像度が
高く、良好な画質が要求されるCRT表示装置に組込ま
れるCRT1においては、輝度調整つまみで表示画面1
a上における輝度を変化させた場合に、第1グリッドG
1のグリッド電圧VG1が変化するので、第2グリッドG2
と第1グリッドG1間の電圧差(VG2−VG1)も変化す
る。したがって、グリッド電圧VG1を変化させるとスポ
ット径dが変化し、常時最良の画質が要求されるCRT
表示装置としては不適当である。
高く、良好な画質が要求されるCRT表示装置に組込ま
れるCRT1においては、輝度調整つまみで表示画面1
a上における輝度を変化させた場合に、第1グリッドG
1のグリッド電圧VG1が変化するので、第2グリッドG2
と第1グリッドG1間の電圧差(VG2−VG1)も変化す
る。したがって、グリッド電圧VG1を変化させるとスポ
ット径dが変化し、常時最良の画質が要求されるCRT
表示装置としては不適当である。
また、原理的には、前述したように、電子ビーム5の焦
点位置Fは第1グリッドG1のグリッド電圧VG1には殆
ど依存しないはずであるが、 電子レンズの直径は無限大でないため、レンズ周辺部
での収差が大きくなる。
点位置Fは第1グリッドG1のグリッド電圧VG1には殆
ど依存しないはずであるが、 電子レンズの直径は無限大でないため、レンズ周辺部
での収差が大きくなる。
電子レンズの直径を大きくするにはCRTのネック径
を大きくする必要があるが、ネック径を大きくすると、
偏向感度が低下し、装置全体の消費電力が増大する。
を大きくする必要があるが、ネック径を大きくすると、
偏向感度が低下し、装置全体の消費電力が増大する。
画面輝度を上昇させると通常のCRTではカソードK
の電子放出面積、すなわち電子ビーム径が大きくなる。
の電子放出面積、すなわち電子ビーム径が大きくなる。
電子銃は十分な寸法精度を得ることが困難であるの
で、電子レンズの位置や光軸が曲がる。
で、電子レンズの位置や光軸が曲がる。
等の非線形問題があり、画面輝度を上昇させると電子ビ
ーム径が大きくなり、解像度が低下する。
ーム径が大きくなり、解像度が低下する。
また、一般のテレビジョンセットにおいては、水平同期
信号および垂直同期信号の各周波数H,Vは、それぞ
れ例えば15.7kHz,60Hzの一定値であるが、前述したC
RT表示装置においては、このCRT表示装置に接続さ
れるコンピュータによっては、各周波数H,Vを可変
できる事が望まれている。
信号および垂直同期信号の各周波数H,Vは、それぞ
れ例えば15.7kHz,60Hzの一定値であるが、前述したC
RT表示装置においては、このCRT表示装置に接続さ
れるコンピュータによっては、各周波数H,Vを可変
できる事が望まれている。
この場合、水平方向の電子ビーム5の走査速度を例えば
倍にすると、CRTのバイアス電圧も走査速度に対応し
て倍にしなければ同一輝度は得られない。その結果、第
1グリッドG1のグリッド電圧VG1も大幅に変化するの
で、スポット径dが大きく変化し、解像度が低下する。
倍にすると、CRTのバイアス電圧も走査速度に対応し
て倍にしなければ同一輝度は得られない。その結果、第
1グリッドG1のグリッド電圧VG1も大幅に変化するの
で、スポット径dが大きく変化し、解像度が低下する。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
第1グリッドのグリッド電圧変化に応動して、第2,第
3グリッドの各グリッド電圧を自動補正することによ
り、たとえ輝度を大幅に変更したとしても、スポット径
が最良の状態に維持され、常時最良の画質が得られるC
RTのオートフォーカス回路を提供することを目的とす
る。
第1グリッドのグリッド電圧変化に応動して、第2,第
3グリッドの各グリッド電圧を自動補正することによ
り、たとえ輝度を大幅に変更したとしても、スポット径
が最良の状態に維持され、常時最良の画質が得られるC
RTのオートフォーカス回路を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解消するために本発明におけるCRTのオー
トフォーカス回路は、ビデオ信号が印加されるカソード
とこのカソードから出力される電子ビームが入射される
表示画面との間に第1,第2,第3グリッドが配設さ
れ、第1グリッドのグリッド電圧でもって表示画面上の
電子ビームの量が変化され、第2グリッドのグリッド電
圧でもって表示画面上の電子ビームのスポット径が変化
され、かつ第3グリッドのグリッド電圧でもって前記電
子ビームの焦点位置が変化されるCRTにおいて、 第1グリッドのグリッド電圧を可変設定する輝度調整手
段と、この輝度調整手段にて可変された第1グリッドの
グリッド電圧の変化量に対応して第2グリッドのグリッ
ド電圧を変化させるスポット径補正回路と、輝度調整手
段にて可変された第1グリッドのグリッド電圧の変化量
に対応して第3グリッドのグリッド電圧を変化させる焦
点位置補正回路とを備えたものである。
トフォーカス回路は、ビデオ信号が印加されるカソード
とこのカソードから出力される電子ビームが入射される
表示画面との間に第1,第2,第3グリッドが配設さ
れ、第1グリッドのグリッド電圧でもって表示画面上の
電子ビームの量が変化され、第2グリッドのグリッド電
圧でもって表示画面上の電子ビームのスポット径が変化
され、かつ第3グリッドのグリッド電圧でもって前記電
子ビームの焦点位置が変化されるCRTにおいて、 第1グリッドのグリッド電圧を可変設定する輝度調整手
段と、この輝度調整手段にて可変された第1グリッドの
グリッド電圧の変化量に対応して第2グリッドのグリッ
ド電圧を変化させるスポット径補正回路と、輝度調整手
段にて可変された第1グリッドのグリッド電圧の変化量
に対応して第3グリッドのグリッド電圧を変化させる焦
点位置補正回路とを備えたものである。
[作用] このように構成されたCRTのオートフォーカス回路に
よれば、例えば輝度調整手段にて輝度を上昇させると、
第1グリッドのグリッド電圧が上昇するが、第1グリッ
ドのグリッド電圧が上昇すると、スポット径補正回路は
第2グリッドのグリッド電圧を上昇させる。しかして、
スポット径は最適値に維持される。
よれば、例えば輝度調整手段にて輝度を上昇させると、
第1グリッドのグリッド電圧が上昇するが、第1グリッ
ドのグリッド電圧が上昇すると、スポット径補正回路は
第2グリッドのグリッド電圧を上昇させる。しかして、
スポット径は最適値に維持される。
また、第1のグリッド電圧が上昇すると、スポット径補
正回路が第2グリッドのグリッド電圧を上昇させるが、
焦点位置補正回路の動作によって、その上昇分と前述し
た非線形要因に対応する電圧分だけ、第3グリッドのグ
リッド電圧が変化する。しかして焦点位置は常時表示画
面上に位置する。
正回路が第2グリッドのグリッド電圧を上昇させるが、
焦点位置補正回路の動作によって、その上昇分と前述し
た非線形要因に対応する電圧分だけ、第3グリッドのグ
リッド電圧が変化する。しかして焦点位置は常時表示画
面上に位置する。
輝度調整手段にて輝度を低下させた場合においても、同
様にスポット径補正回路および焦点位置補正回路が動作
して、第2,第3グリッドの各グリッド電圧が最適値に
補正される。
様にスポット径補正回路および焦点位置補正回路が動作
して、第2,第3グリッドの各グリッド電圧が最適値に
補正される。
[実施例] 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は実施例のCRTのオートフォーカス回路を示す
回路図である。第4図と同一部分には同一符号が付して
ある。
回路図である。第4図と同一部分には同一符号が付して
ある。
CRT1内には、ビデオ増幅器6を介してビデオ信号が
印加されるカソードKが配設されており、カソードKの
前方位置には第1グリッドG1,第2グリッドG2,第3
グリッドG3が配設されている。第1グリッドG1は輝度
調整手段としての可変抵抗7を介して直流電源8に接続
されている。そして、この可変抵抗7はCRT表示装置
の操作パネルに配設された輝度調整つまみにてその抵抗
値が可変される。すなわち輝度調整つまみの操作によっ
て第1グリッドG1に印加されるグリッド電圧VG1が変
化し、表示画面1aに表示された画像の輝度が変化す
る。
印加されるカソードKが配設されており、カソードKの
前方位置には第1グリッドG1,第2グリッドG2,第3
グリッドG3が配設されている。第1グリッドG1は輝度
調整手段としての可変抵抗7を介して直流電源8に接続
されている。そして、この可変抵抗7はCRT表示装置
の操作パネルに配設された輝度調整つまみにてその抵抗
値が可変される。すなわち輝度調整つまみの操作によっ
て第1グリッドG1に印加されるグリッド電圧VG1が変
化し、表示画面1aに表示された画像の輝度が変化す
る。
また、第2グリッドG2と接地間には、前述した800Vよ
り若干低い基準電圧を出力する直流電源9およびスポッ
ト径補正回路10が介挿されている。よって、第2グリ
ッドG2に印加されるグリッド電圧VG2は基準電圧にス
ポット径補正回路10から出力される補正電圧ΔVG2が
加算された電圧値となる。
り若干低い基準電圧を出力する直流電源9およびスポッ
ト径補正回路10が介挿されている。よって、第2グリ
ッドG2に印加されるグリッド電圧VG2は基準電圧にス
ポット径補正回路10から出力される補正電圧ΔVG2が
加算された電圧値となる。
さらに、第3グリッドG3と接地間には、前述した6000
Vより若干低い基準電圧を出力する直流電源11および
焦点位置補正回路12が介挿されている。よって、第3
グリッドG3に印加されるグリッド電圧VG3は基準電圧
に焦点位置補正回路12から出力される補正電圧ΔVG3
が加算された電圧値となる。
Vより若干低い基準電圧を出力する直流電源11および
焦点位置補正回路12が介挿されている。よって、第3
グリッドG3に印加されるグリッド電圧VG3は基準電圧
に焦点位置補正回路12から出力される補正電圧ΔVG3
が加算された電圧値となる。
前記スポット径補正回路10内において、可変抵抗7の
可動端子から出力されるグリッド電圧VG1は抵抗10a
を介して差動増幅器10bの(+)側入力端子に印加さ
れ、(−)側入力端子には電源10cから直流電圧が印
加されている。また、差動増幅器10bの入出力端子間
には帰還抵抗10dが接続されている。そして、差動増
幅器10bの出力端子から補正電圧ΔVG2が送出され
る。
可動端子から出力されるグリッド電圧VG1は抵抗10a
を介して差動増幅器10bの(+)側入力端子に印加さ
れ、(−)側入力端子には電源10cから直流電圧が印
加されている。また、差動増幅器10bの入出力端子間
には帰還抵抗10dが接続されている。そして、差動増
幅器10bの出力端子から補正電圧ΔVG2が送出され
る。
しかして、このスポット径補正回路10において、入力
されるグリッド電圧VG1と出力される補正電圧ΔVG2と
の関係は第2図に示すように、ほぼ直線関係となり、そ
の特性の傾きおよび絶対値は前記帰還抵抗10dの抵抗
値および電源10cの電圧値を調整することによって任
意に設定変更可能である。
されるグリッド電圧VG1と出力される補正電圧ΔVG2と
の関係は第2図に示すように、ほぼ直線関係となり、そ
の特性の傾きおよび絶対値は前記帰還抵抗10dの抵抗
値および電源10cの電圧値を調整することによって任
意に設定変更可能である。
また、前記焦点位置補正回路12内において、可変抵抗
7の可動端子から出力されるグリッド電圧VG1は抵抗1
2aを介して差動増幅器12bの(+)側入力端子に印
加され、(−)側入力端子には電源12cから直流電圧
が印加されている。また、差動増幅器12bの入出力端
子間には帰還抵抗12dが接続されている。そして、差
動増幅器12bの出力端子から補正電圧ΔVG3が送出さ
れる。
7の可動端子から出力されるグリッド電圧VG1は抵抗1
2aを介して差動増幅器12bの(+)側入力端子に印
加され、(−)側入力端子には電源12cから直流電圧
が印加されている。また、差動増幅器12bの入出力端
子間には帰還抵抗12dが接続されている。そして、差
動増幅器12bの出力端子から補正電圧ΔVG3が送出さ
れる。
しかして、この焦点位置補正回路12において、入力さ
れるグリッド電圧VG1と出力される補正電圧ΔVG3との
関係は第3図に示すように、ほぼ直線関係となり、その
特性の傾きおよび絶対値は前記帰還抵抗12dの抵抗値
および電源12cの電圧値を調整することによって任意
に設定変更可能である。
れるグリッド電圧VG1と出力される補正電圧ΔVG3との
関係は第3図に示すように、ほぼ直線関係となり、その
特性の傾きおよび絶対値は前記帰還抵抗12dの抵抗値
および電源12cの電圧値を調整することによって任意
に設定変更可能である。
さらに、高電圧発生回路13からアノード2に対して例
えば25KV等の高電圧VAが供給される。また、CRT
1の外周には水平偏向コイル3および垂直変更コイル4
が巻装されており、各偏向コイル3,4は水平同期信号
および垂直同期信号に同期する偏向コイル駆動回路14
からの励磁電流IH,IVで駆動される。
えば25KV等の高電圧VAが供給される。また、CRT
1の外周には水平偏向コイル3および垂直変更コイル4
が巻装されており、各偏向コイル3,4は水平同期信号
および垂直同期信号に同期する偏向コイル駆動回路14
からの励磁電流IH,IVで駆動される。
そして、カソードKから出力された電子、すなわち電子
ビーム5は第1グリッドG1で制御され、第2,第3グ
リッドG2,G3を経て水平偏向コイル3および垂直偏向
コイル4で水平方向および垂直方向に偏向された後、表
示画面1aの蛍光面に入射される。しかして、電子ビー
ム5が照射された部分の蛍光素子が発光する。
ビーム5は第1グリッドG1で制御され、第2,第3グ
リッドG2,G3を経て水平偏向コイル3および垂直偏向
コイル4で水平方向および垂直方向に偏向された後、表
示画面1aの蛍光面に入射される。しかして、電子ビー
ム5が照射された部分の蛍光素子が発光する。
このように構成されたCRTのオートフオーカス回路の
動作を説明する。まず、工場出荷時の調整作業時に、標
準のビデオ信号を入力した状態において、可変抵抗7に
連動する輝度調整つまみを操作して表示画面1aに表示
された画像の輝度を最も見易い状態に設定する。
動作を説明する。まず、工場出荷時の調整作業時に、標
準のビデオ信号を入力した状態において、可変抵抗7に
連動する輝度調整つまみを操作して表示画面1aに表示
された画像の輝度を最も見易い状態に設定する。
そして、その状態でスポット径dが最良値になるように
スポット径補正回路10の電源10cの直流電圧を調整
する。同時に電子ビーム5の画像にブルーミング現象や
ハロー現象が生じないように焦点位置補正回路12の電
源12cの直流電圧を調整する。
スポット径補正回路10の電源10cの直流電圧を調整
する。同時に電子ビーム5の画像にブルーミング現象や
ハロー現象が生じないように焦点位置補正回路12の電
源12cの直流電圧を調整する。
次に、例えば輝度を故意に大幅に変更する。すると、ス
ポット径dが変化し、解像度低下する。そして、スポッ
ト径dが元のスポット径に戻るようスポット径補正回路
10の帰還抵抗10dの抵抗値を調整する。また、ブル
ーミング現象やハロー現象が解消するように焦点位置補
正回路12の帰還抵抗12dの抵抗値を調整する。
ポット径dが変化し、解像度低下する。そして、スポッ
ト径dが元のスポット径に戻るようスポット径補正回路
10の帰還抵抗10dの抵抗値を調整する。また、ブル
ーミング現象やハロー現象が解消するように焦点位置補
正回路12の帰還抵抗12dの抵抗値を調整する。
以上のように、一旦、各補正回路10,12の電源10
c,12cおよび帰還抵抗10d,12dの値を設定す
ると、このCRT表示装置を実際に使用する時点におい
て、操作者が輝度調整つまみを操作して、輝度を上昇さ
せると、第1グリッドG1のグリッド電圧VG1が上昇す
る。グリッド電圧VG1が上昇すると、表示画面1a上の
画像のスポット径dが大きくなろうとするが、スポット
径補正回路10から出力される補正電圧ΔVG2が第2図
に示す特性にしたがって上昇する。よって、第2グリッ
ドG2のグリッド電圧VG2が大きくなり、スポット径d
は最初の状態を維持する。
c,12cおよび帰還抵抗10d,12dの値を設定す
ると、このCRT表示装置を実際に使用する時点におい
て、操作者が輝度調整つまみを操作して、輝度を上昇さ
せると、第1グリッドG1のグリッド電圧VG1が上昇す
る。グリッド電圧VG1が上昇すると、表示画面1a上の
画像のスポット径dが大きくなろうとするが、スポット
径補正回路10から出力される補正電圧ΔVG2が第2図
に示す特性にしたがって上昇する。よって、第2グリッ
ドG2のグリッド電圧VG2が大きくなり、スポット径d
は最初の状態を維持する。
また、グリッド電圧VG1が上昇すると、表示画面1a上
の画像フォーカスが低下するが、焦点位置補正回路12
から出力される補正電圧ΔVG2が第3図に示す特性にし
たがって上昇する。よって、第3グリッドG3のグリッ
ド電圧VG3が、第2グリッドG2のグリッド電圧VG2の
上昇分に前述したCRT1の形状の非線形要因に起因す
る焦点位置F移動に対応する電圧値を加算した補正電圧
ΔVG3だけ上昇する。よって、電子ビーム5の焦点位置
Fはほとんど移動しないので、フォーカス劣化を防止で
きる。
の画像フォーカスが低下するが、焦点位置補正回路12
から出力される補正電圧ΔVG2が第3図に示す特性にし
たがって上昇する。よって、第3グリッドG3のグリッ
ド電圧VG3が、第2グリッドG2のグリッド電圧VG2の
上昇分に前述したCRT1の形状の非線形要因に起因す
る焦点位置F移動に対応する電圧値を加算した補正電圧
ΔVG3だけ上昇する。よって、電子ビーム5の焦点位置
Fはほとんど移動しないので、フォーカス劣化を防止で
きる。
輝度を低下させた場合も同様にスポット径補正回路10
および焦点位置補正回路12が動作して、スポット径d
の縮小およびフォーカス劣化が防止される。
および焦点位置補正回路12が動作して、スポット径d
の縮小およびフォーカス劣化が防止される。
このように、輝度を変化させてもスポット径の変化およ
びブルーミング現象やハロー現象発生を未然に防止でき
るので、例えば、水平同期信号,垂直同期信号の各周波
数H,Vを変化させた場合には、前述したように一般
に輝度を変化させて観察するが、たとえ輝度を大きく変
化させたとしても常時最良の画像を得ることができる。
びブルーミング現象やハロー現象発生を未然に防止でき
るので、例えば、水平同期信号,垂直同期信号の各周波
数H,Vを変化させた場合には、前述したように一般
に輝度を変化させて観察するが、たとえ輝度を大きく変
化させたとしても常時最良の画像を得ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、輝度調整用の第1
グリッドのグリッド電圧が変化されると、その電圧変化
に応動して、第2,第3グリッドの各グリッド電圧を自
動補正するようにしている。したがって、たとえ輝度を
大幅に変更したとしても、スポット径が最良の状態に維
持され、フォーカス劣化が生じることはない。よって、
常時最良の画質が得られるCRTのオートフォーカス回
路を提供できる。
グリッドのグリッド電圧が変化されると、その電圧変化
に応動して、第2,第3グリッドの各グリッド電圧を自
動補正するようにしている。したがって、たとえ輝度を
大幅に変更したとしても、スポット径が最良の状態に維
持され、フォーカス劣化が生じることはない。よって、
常時最良の画質が得られるCRTのオートフォーカス回
路を提供できる。
第1図は本発明の一実施例に係わるCRTのオートフォ
ーカス回路を示す回路図、第2図は同実施例回路におけ
るスポット径補正回路の動作特性図、第3図は同実施例
回路における焦点位置補正回路の動作特性図、第4図は
一般的なCRTの構造を示す模式図である。 1…CRT、1a…表示画面、3…水平偏向コイル、4
…垂直偏向コイル、5…電子ビーム、7…可変抵抗(輝
度調整手段)、10…スポット径補正回路、12…焦点
位置補正回路。
ーカス回路を示す回路図、第2図は同実施例回路におけ
るスポット径補正回路の動作特性図、第3図は同実施例
回路における焦点位置補正回路の動作特性図、第4図は
一般的なCRTの構造を示す模式図である。 1…CRT、1a…表示画面、3…水平偏向コイル、4
…垂直偏向コイル、5…電子ビーム、7…可変抵抗(輝
度調整手段)、10…スポット径補正回路、12…焦点
位置補正回路。
Claims (1)
- 【請求項1】ビデオ信号が印加されるカソード(K)と
このカソードから出力される電子ビームが入射される表
示画面との間に第1,第2,第3グリッドが配設され、
第1グリッドのグリッド電圧(VG1)でもって前記表示
画面上の電子ビームの量が変化され、第2グリッドのグ
リッド電圧(VG2)でもって前記表示画面上の電子ビー
ムのスポット径が変化され、かつ第3グリッドのグリッ
ド電圧(VG3)でもって前記電子ビームの焦点位置
(F)が変化されるCRT(1)において、 前記第1グリッドのグリッド電圧を可変設定する輝度調
整手段(7)と、この輝度調整手段にて可変された第1
グリッドのグリッド電圧の変化量に対応して前記第2グ
リッドのグリッド電圧を変化させるスポット径補正回路
(10)と、前記輝度調整手段にて可変された第1グリ
ッドのグリッド電圧の変化量に対応して前記第3グリッ
ドのグリッド電圧を変化させる焦点位置補正回路(1
2)とを備えたCRTのオートフォーカス回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16236589A JPH0654951B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | Crtのオートフォーカス回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16236589A JPH0654951B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | Crtのオートフォーカス回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0327677A JPH0327677A (ja) | 1991-02-06 |
JPH0654951B2 true JPH0654951B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=15753181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16236589A Expired - Lifetime JPH0654951B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | Crtのオートフォーカス回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0654951B2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-23 JP JP16236589A patent/JPH0654951B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0327677A (ja) | 1991-02-06 |
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