JPH0654948A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0654948A
JPH0654948A JP23268892A JP23268892A JPH0654948A JP H0654948 A JPH0654948 A JP H0654948A JP 23268892 A JP23268892 A JP 23268892A JP 23268892 A JP23268892 A JP 23268892A JP H0654948 A JPH0654948 A JP H0654948A
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JP
Japan
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ball
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JP23268892A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技内容が分かり易く、特別装置の作動が得
られた場合には遊技者が経験の有無に関わりなく平等に
獲得球の獲得が可能な遊技機を提供する。 【構成】 遊技部5を有する遊技盤3と、遊技部5に設
けられた特別入賞球検出器104 を遊技球が通過したこと
に基づき遊技部5に設けられた変動入賞装置8の作動を
所定回数有効化し所定要件下でその作動を停止する特別
装置とを備えた遊技機1において、この特別装置の作動
中は特定条件の場合を除きこの特別装置の作動停止機能
を不能動化する第1遊技禁止手段等を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特別位置を遊技球が通
過したことに基づき変動入賞装置を所定回数変換する権
利が得られる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】所謂第3種の遊技機においては、遊技機
の遊技部に設けられた特別装置作動領域等の特別位置を
遊技球が通過することにより、特別装置が作動し、変動
入賞装置(大入賞口等)を所定回数変換する権利が発生
するが、この特別装置の作動中(権利の発生中)に再度
遊技球がこの特別位置を通過すると、特別装置の作動が
停止し、発生した権利は消滅してしまう。そこで、遊技
盤面の右と左とで障害釘の釘調整を変えたり、障害釘や
入賞口の配置を変え、遊技者が特別装置の作動により左
右に打ちわけて遊技を行うことにより、特別装置の作動
(発生した権利の持続)が途中で停止(権利消滅)する
ことなくその期間いっぱい作動(権利持続)するように
遊技が行われている。また、特定入賞口の上部に変動入
賞装置(大入賞口)を設け、変動入賞装置の作動中は特
定入賞口へ入賞しないように配置構成をする等の処置も
行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊技盤
面の左右に遊技球を打ち分けるタイミング等、遊技者に
とって非常に分かり難い遊技内容であるため、このタイ
プの遊技機に精通した特定の遊技者であれば多くの獲得
球を得られるが、このタイプの遊技機での経験が少ない
遊技者の場合は、同一の特別装置作動(権利発生)があ
っても多くの獲得球が得られないうちに作動(権利)が
終了してしまうことが多かった。そして、この特別装置
作動中にその作動を停止させないように遊技球の発射を
調整したり途中で発射を停止するなど高度なテクニック
が必要なため、特別装置作動中でも所定回数(例えば1
6回)の特別遊技を堪能できず所定回数未満の回数の特
別遊技終了により特別装置の作動が停止してしまう遊技
者が少なくなかった。このような事情から、この種の遊
技機は遊技者に敬遠されがちで、遊技店における稼働率
も低下ぎみであり、上記の点を改善した遊技機の開発が
望まれていた。本発明は、上記の問題点を解決するため
になされたものであり、遊技内容が分かり易く、特別装
置の作動が得られた場合には遊技者が経験の有無に関わ
りなく平等に獲得球の獲得が可能な遊技機を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る遊技機は、遊技部を有する遊技盤と、
当該遊技部に設けられた特別位置を遊技球が通過したこ
とに基づき当該遊技部に設けられた変動入賞装置の作動
を所定回数有効化し所定要件下で当該作動を停止する特
別装置とを備えた遊技機において、当該特別装置の作動
中は特定条件の場合を除き当該特別装置の作動停止機能
を不能動化する特別装置作動停止機能不能動化手段を備
えて構成される。
【0005】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、遊技部の特
別位置を遊技球が通過して特別装置が作動している期間
中(権利の発生中)は、たとえ特別装置の作動停止の要
件が生じても、特別装置作動停止機能不能動化手段が、
特別装置の作動停止機能を不能動化するので、特別装置
の作動停止(発生した権利の消滅)が防止できる。した
がって、この種の遊技機に不慣れな遊技者にも遊技が分
かり易く、獲得球の獲得においても不平等が無くなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。遊技機1は、図1に示すように、額縁状の前面
枠2の窓部を裏側から塞ぐようにして遊技盤3を設け、
該遊技盤3の表面にガイドレール4で囲んだ遊技部5を
形成してあり、遊技部5内には種々の入賞領域、障害釘
や風車等を設けてある。また、遊技部5内の略々中央上
部に可変表示装置6を設け、該可変表示装置6は左右1
対の第1可変表示器7a,第2可変表示器7bを備え、
上記可変表示装置6の適宜右下方には第2変動入賞装置
たる変動入賞装置8を配設し、上記可変表示装置6の適
宜下方には入賞球分別手段たる分別装置9と第1変動入
賞装置たる補助変動入賞装置10とを一体的に設けてあ
る。
【0007】また、この遊技機1の側方には、この遊技
機1に対して球貸しが可能なカード式球貸機26が並設
されており、遊技者が球貸用カードを挿入するカード挿
入孔28が設けられている。そして、遊技機1には、上
記のカード挿入孔28に球貸用カードが挿入された場合
にその残存度数を表示するカード度数表示器213と、
1回のボタン操作により所定数の球貸を行わせる球貸制
御信号を上記カード式球貸機26に発するための球貸操
作ボタン214と、球貸しにより球排出装置30(図
3)から排出された遊技球あるいは賞球を受けるための
上皿22および下皿20と、この上皿22上の遊技球を
上記遊技部5に向け1個宛発射可能な打球発射装置18
(図2)と、遊技者がこの打球発射装置18を操作する
ための操作ハンドル19と、が設けられている。
【0008】さらに、遊技盤3の遊技部5内に設けた各
種の入賞領域を説明する。上記可変表示装置6の左下方
に第1特定入所領域としての通過ゲート11を形成し、
該通過ゲート11へ通過入賞した球は、第1特定入賞信
号発生手段としてのゲート通過球検出器12によって検
出されるものとしてある。また、分別装置9の右側方に
は第2特定入賞領域としての特定入賞口13を形成し、
該特定入賞口13に入賞した球は、第2特定入賞信号発
生手段としての特定入賞球検出器14によって検出され
るものとしてある。なお、これらの入賞領域のほかに、
一般の入賞領域としての第1一般入賞口15a、第2一
般入賞口15b、第3一般入賞口15cを適宜に設けて
あり、各一般入賞口15a〜15cに入賞した球は、第
1入賞球検出器16a、第2入賞球検出器16b、第3
入賞球検出器16cによって検出されるものとしてあ
る。
【0009】何れの入賞領域にも入賞せず、入賞球とし
て処理されなかった打球は、遊技部5の下部に開設した
アウト口から回収されて、アウト球検出器(図示省略)
によって1個宛て検出されるようにしてある。また、入
賞球として処理された遊技球は、各入賞口等に設けた検
出器によって検出された後に導かれる入賞球回収樋等に
おいて、セーフ球検出器によって一括して検出されるよ
うにしてもよい。
【0010】また、前面枠2の裏側下方に打球発射装置
18を設け、該打球発射装置18の操作ハンドル19を
前面枠2の下部前面に突設し、該操作ハンドル19の横
に下皿20を設け、下皿20の上方の開閉パネル21に
は球供給皿22を設けてある。この開閉パネル21の裏
面側には、発射レール23の発射位置に載せられた遊技
球を弾発可能な打球発射装置18の発射ソレノイド24
を配設してあり、該発射ソレノイド24のプランジャ先
端に設けた弾発部25が往復直線運動することによって
弾発された遊技球は、上記発射レール23を介してガイ
ドレール4へ到達し、ガイドレールに沿って遊技部5へ
至るのである。
【0011】なお、打球発射装置18は、発射レール2
3の傾斜下端に形成した発射位置に供給された遊技球を
発射する機能を備えていればどのような形式のものでも
よい。例えば、先端に弾発部を有する発射杆をモータや
ロータリーソレノイドの駆動により回動するものでもよ
い。
【0012】図2に示す実施例においては、遊技部5へ
到達できずにガイドレールに沿って落下してきたファー
ル球を回収するために、発射レール23とガイドレール
4との間に開口するファール球回収路27を設けてあ
る。ファール球は、ファール球回収路27から下皿20
等へ導かれる。
【0013】また、図3に示すように、遊技盤3の裏側
に配設した裏機構盤29には球排出装置30や該球排出
装置30が流下した球を球供給皿22に案内する球排出
樋31などの裏機構を設けてある。なお、本実施例で
は、打球がいずれの入賞口(第1〜第3一般入賞口15
a〜15cや、特定入賞口13等)、即ち入賞領域に入
賞しても賞球排出数は7個に設定してある。また、上記
球排出装置30は、賞球排出動作のみでなく、遊技者に
遊技球を貸し出す場合の貸球排出動作も兼ねて行えるも
のとしてあり、これら球排出動作に関連した制御を統括
して行うための排出制御装置32を電気的制御装置33
とは別途に設けてある。また、打球発射装置18におい
ても、弾発用の球供給や発射タイミング等を総括的に行
うための打球発射制御装置34も電気的制御装置33と
は独立させて設けてある。
【0014】更に、前面枠2の裏側下方には、可変表示
装置6に賞態様が形成される確率たる権利発生率を設定
したり、可変表示確率を設定するための設定操作部35
等を設けてある。また、これらの設定を営業中は変更で
きないようにするため、および特定の管理者以外の者が
不正に操作できないようにするために鍵36a,36b
を設けてある。そして、設定権利発生率や設定可変表示
確率を表示するために、設定権利発生率表示器37,3
7,37及び設定確率表示器38,38,38を設けて
ある。
【0015】次に、遊技盤3の遊技部5に設けた各種遊
技装置について説明する。
【0016】可変表示装置6は、その本体を成す表示装
置本体部39と配電盤40とから構成してあり、該配電
盤40は、後に詳述する電気的制御装置33と各種制御
信号の授受を行うための各種信号ラインを接続する信号
ターミナル部として機能するのである。
【0017】上記表示装置本体部39は、図7に示すよ
うに、可変表示装置6の主要な外形を構成する表示装置
前枠部41と、該表示装置前枠部41の後部に設けた可
変表示部42と、該可変表示部42の下方に取り付ける
遊技球落下部43とから構成してある。なお、遊技球落
下部43は、可変表示装置6の上部左側に設けた第5一
般入賞口15eに入賞して落下する遊技球を受けて、当
該遊技球を検出するための第5入賞球検出器16eへ導
くためのものである。
【0018】前記表示装置前枠部41には、可変表示装
置6を遊技盤3の前面へ密着状に取り付けるための表示
装置構成基枠44を設けてあり、該表示装置構成基枠4
4の前面上部には第5一般入賞口15eが形成される鎧
部45を取り付けると共に、該表示装置構成基枠44の
前面中部には第5一般入賞口15eに入賞した球を上記
遊技球落下部43へ導く通路となる庇部45を形成して
ある。また、表示装置構成基枠44の前面下部には、通
過ゲート11を通過した遊技球の通過入賞数を記憶表示
するための入賞個数記憶表示ランプ45,45,45,
45を有するランプ基板46を収容するための入賞記憶
表示収容部47を設けてある。さらに、表示装置構成基
枠44には、上記可変表示部42及び遊技球落下部43
を臨ましめるための開口部48を開設してあると共に、
該表示装置構成基枠44の裏面側には、上記遊技球落下
部43における遊技球の動きを遊技者に見せるための表
示用空間部を生ぜしめる包囲枠49を突設してある。
【0019】また、可変表示装置6の可変表示部42に
は、第1可変表示器7a及び第2可変表示器7bを収容
可能な可変表示器収容ケース50と、該可変表示器収容
ケース50の収容ケース蓋部材51とから構成してあ
る。そして、この可変表示部42の可変表示器収容ケー
ス50内に第1可変表示器7a(図中は図示せず)と第
2可変表示器7bとを収容し、上記収容ケース蓋部材5
1に設けた取付部51a,51bに夫々開設した止着孔
に、包囲枠49後部の枠上の止着用突起52a,52b
を夫々嵌入することで、包囲枠49の枠内に可変表示器
収容ケース50を臨ませた状態で止着してある。なお、
収容ケース蓋部材51には第1可変表示器7aのコネク
タケーブル(図示せず)を挿通させるための第1挿通孔
53と、第2可変表示器7bのコネクタケーブル54を
挿通させるための第2挿通孔55とを開設してあり、該
第1,第2挿通孔53,55を介してコネクタケーブル
54等を上記配電盤40へ導出するものとしてある。
【0020】遊技球落下部43には、庇部45と包囲枠
49とによって形成された通路より流入する遊技球が集
まる円形状の球集結部56を設けてあり、該球集結部5
6の円周上にはガイド部57を形成することで、遊技球
が球集結部56からこぼれ落ちることを防止できるよう
にしてある。この円形状の球集結部56の中心には、前
記第5一般入賞口15eに入賞した球を第5一般入賞球
検出器16eへ向かって流出させる入賞球流出口58を
設け、該入賞球流出口58に流入した遊技球は前記包囲
枠49の下方に取り付けた流出球受樋59を介して第5
一般入賞球検出器16eへ導かれ、該第5入賞球検出器
16eによって検出された後、図示を省略した入賞球回
収樋へ至り、図示を省略した入賞球処理機構において適
宜に処理される。
【0021】なお、上記遊技球落下部43のガイド部5
7に設けた止着片60aを包囲枠49の止着部60b
に、遊技球落下部43の後部に設けた止着片61aを包
囲枠49の止着部61bに、夫々ネジ等を用いて固着す
ると共に、遊技球落下部43の先端隅部62aは、表示
装置構成基枠44の裏面に突設した取付部62bに挿置
することで、包囲枠49の下方に取り付けるものとして
ある。
【0022】上記入賞記憶表示収容部47には、入賞個
数記憶表示ランプ45…をランプ孔に臨ませて取付け、
遊技状態を表示する遊技状態表示ランプ64,64を有
するランプ基板65は、包囲枠49の裏面側から遊技機
1の前面へ臨むように取付け、さらに特定入賞口入賞球
数表示器65は、表示装置構成基枠44の表示器取付孔
66から鎧部45の開口部67へ臨むように取り付けて
ある。また、上記配電盤40は、その適所に設けた止着
片68aを、包囲枠49の背面側適所に突設したスタッ
ド68bにネジ等を介して取り付けるものとしてある。
なお、この配電盤40の背面側には、各種のコネクタ6
9…を設けてある。
【0023】次に、補助変動入賞装置10と分別装置9
とを一体的に組んで構成した権利発生装置70について
説明する。
【0024】権利発生装置70は、補助可変表示ゲーム
において「当たり」が生じた段階から権利発生状態へ至
るまでの間のゲームを行う装置であり、この補助可変表
示ゲームにおいて当たりが生じた場合に、補助変動入賞
装置10を遊技者にとって有利な第2状態(球を入賞さ
せ易い状態)に変換させ、該補助変動入賞装置10に入
賞して流下してきた遊技球を一般入賞球出口71もしく
は特別入賞球出口72の何れかへ分別し、特別遊技の権
利発生状態を生じさせるか否かを決定する分別装置9と
から構成してある。
【0025】先ず、補助変動入賞装置10は、遊技球が
入賞し難い閉状態(第1状態)から入賞し易い開状態
(第2状態)に変換される可動部73と、該可動部73
を駆動させるための駆動装置74と、補助変動入賞装置
10へ入賞した球を計数するための補助変動入賞装置用
カウントスイッチ75とから構成してある。
【0026】上記可動部73は左右一対の球誘導片7
6,76からなり、各球誘導片76,76が回動する際
の支点となる支軸77を各球誘導片76,76の後端部
より突設してある。そして、この支軸77,77の夫々
の後端部にはクランク部材78,78を取り付け、該ク
ランク部材78の一方端部より後方に延出させたクラン
クピン79を、後述する駆動装置74のピン受孔80に
夫々挿通するものとしてある。斯くすることによって、
球誘導片76,76を駆動装置74によって開閉動作さ
せるためのクランク機構を構成するのである。
【0027】上記駆動装置74の駆動源たる補助変動入
賞装置用ソレノイド81は、補助可変表示ゲームで当り
が発生した場合に、電気的制御装置33の制御によって
励磁状態にされると共に、この励磁状態にされた後、補
助変動入賞装置10への入賞個数が所定数(例えば1
個)に達するか、所定時間(例えば1.5秒)が経過す
るか、何れか最先の条件が満たされた時点で、電気的制
御装置33によって励磁状態が解かれる。すなわち、補
助可変表示ゲームで当りが生ずると、一定条件が満たさ
れるまで、補助変動入賞装置10が第2状態に変換され
るのである。なお、補助変動入賞装置10へ入賞途中で
あった球を球誘導片76,76によって噛み込んでしま
ったような場合に対処すべく、上記終了条件が満たされ
た後にも、極短時間(例えば0.012秒)だけ球誘導
片76,76を変換動作させるようにしてもよい。
【0028】上記補助変動入賞装置用ソレノイド81が
励磁状態になったときには、補助変動入賞装置用ソレノ
イド81に取り付けてある作動ロッド82が上昇し、該
作動ロッド82の上端に取り付けられた作動部材80が
押し上げられることに伴って、作動部材80に当接して
いるピン受孔80を開設してあるピン受孔部材84が押
し上げられることとなる。その結果、ピン受孔部材84
がガイド部85に沿って上昇し、ピン受孔80に挿置さ
れたクランクピン79が回動させられることとなり、そ
の回動力が上記クランク部材78を介して支軸77に夫
々伝達されることで、各球誘導片76,76が左右方向
に回動させられるのである。
【0029】一方、上記分別装置9は、回転体86を組
み込んだ構成基枠87を備え、該構成基枠87の前面側
には、上記補助変動入賞装置10の可動部73が開状態
(第2状態)の時に流入してきた遊技球を回転体86へ
導く回転体誘導部88を設けてある。
【0030】上記構成基枠87の後方には、回転体誘導
部88を介して回転体86の何れかの入賞受口に入賞し
た球を遊技盤3の裏面側へ導くための分別装置裏側誘導
部89と、該分別装置裏側誘導部89に至った遊技球の
流路を形成する流路形成部90とを設けてある。また、
流路形成部90の後方には、前記回転体86に回転力を
与えるためのモータを駆動基板92を介して取り付けて
ある。
【0031】上記回転体誘導部88は、中空のドーナツ
状に形成してあり、該回転体誘導部88の内面側によっ
て、補助変動入賞装置10内へ入賞した球を回転体86
へ導きいれるようにしてあり、この回転体誘導部88の
上部と、補助変動入賞装置10の可動部73とを遊技球
流入口93によって連通するものとしてある。なお、回
転体誘導部88の下部には平坦な遊技球待機部88aを
形成してあり、上記遊技球流入口93より遊技球待機部
88aに到達した入賞球は、回転体86の回転に伴って
入賞受口が受け入れ可能な位置に来るまでここで待機す
るのである。また、この遊技球流入口93の直下位置に
補助変動入賞装置用カウントスイッチ75を配設し、こ
こで補助変動入賞装置10への入賞個数(分別装置9へ
の球流入数)を計数するものとしてある。
【0032】また、構成基枠87の裏面には、前記回転
体86を収容するための回転体収容枠94を突設してあ
り、該回転体収容枠94には、上記補助変動入賞装置用
カウントスイッチ75を挿通させるためのカウントスイ
ッチ挿通孔95を開設し、このカウントスイッチ挿通孔
95より遊技球流入口93の直下位置へ補助変動入賞装
置用カウントスイッチ75を挿通し、上記回転体誘導部
88の上部に取り付けるものとしてある。なお、この構
成基枠87の裏面には、球誘導片76,76の支軸7
7,77を回動可能に支持するための誘導片用軸受筒9
6,96を夫々突設してある。
【0033】上記した回転体誘導部88によって導かれ
た流入球を受け入れる回転体86は、円柱の周方向に略
々120度の等間隔で切欠部を形成した外観で、各切欠
部は1個の遊技球のみを受け入れ得るようにしてある。
この3つの切欠部のうち2つは、第1一般入賞受口9
7、第2一般入賞受口98であり、他の1つが特別入賞
受口99となるようにしてあり、この特別入賞受口99
のみが、他の第1,第2一般入賞受口97,98よりも
軸心側へ深く欠き切った形状となるようにしてある。
【0034】そして、第1,第2一般入賞受口97,9
8に受け入れられた球は、分別装置裏側誘導部89に設
けた一般入賞球出口71のみへ排出され、特別入賞受口
99に受け入れられた球は、分別装置裏側誘導部89に
設けた特別入賞球出口72のみへ排出されるようにして
ある。また、回転体86の裏面側には、モータ91の回
転軸91aに固着するための回転体用支軸100を突設
してあり、該回転体用支軸100が出力軸接続部材10
1を介してモータ91の出力軸たる回転軸91aと接続
されることにより、モータ91の回転力が回転体86に
伝達され、回転体86は時計回りの方向(図13〜図1
5中、A方向)に回転するのである。
【0035】上記分別装置裏側誘導部89の一般入賞球
出口71へ至った球は、該一般入賞球出口71の直下位
置に突設した一般入賞球通路102から、遊技盤3裏面
の入賞球集合樋等へ排出される。また、特別入賞球出口
72へ至った球は、該特別入賞球出口72の直下位置に
突設した特別入賞球通路103から、遊技盤3裏面の入
賞球集合樋等へ排出される。そして、この特別入賞球通
路103の適所に特別入賞球検出器104を位置させる
ために、該特別入賞球検出器104を支持するための取
付部105を設けてある。
【0036】なお、分別装置裏側誘導部89の裏面に
は、上記回転体86の回転体用支軸100を回転可能に
支持するための軸受部106を突設してあると共に、該
分別装置裏側誘導部89の上部を切り欠いて、可動部7
3の支軸77を逃がすための支軸逃がし部107を形成
してある。
【0037】上記流路形成部90はスタッド108,1
08,108を介して分別装置裏側誘導部89の裏側に
取り付けるものとし、分別装置裏側誘導部89に取り付
けられた状態の流路形成部90の前面側は、一般入賞球
通路102および特別入賞球通路103の側部(背面
側)に当接することとなり、上記一般入賞球出口71お
よび特別入賞球出口72から流入した球を入賞球集合樋
等へ流下させるための流路を形成させるものとしてあ
る。
【0038】また、この流路形成部90の裏面側には、
当該遊技機1の遊技状態を表示するための表示ランプを
取り付けたランプ基板110を取り付けてある。そし
て、ランプ基板110の中央部および流路形成部90の
中央部には夫々軸受筒孔111を開設してあると共に、
流路形成部90の上部には球誘導片76,76の支軸7
7,77を挿通させるための挿通孔112を夫々開設し
てある。
【0039】さらに、ランプ基板110の裏面側には、
断面コ字状の回転体位置検出器113を取り付けてあ
り、モータ91の回転軸91aと回転体86の支軸77
とを連結する出力軸接続部材101に設けた回転体位置
検出片114が、上記回転体位置検出器113の検出凹
部を通過する際に、該回転位置検出器が回転体86基準
位置検出信号を出力する。この回転体86基準位置検出
信号が入力されることに伴って、電気的制御装置33は
回転体86が基準位置にあることを検出できるのであ
る。すなわち、本実施例においては、回転体位置検出器
113と、回転体86の回転に伴って回転してゆく出力
軸接続部材101の回転体位置検出片114とから回転
体位置検出手段を構成するものとしてある。
【0040】なお、回転体位置検出手段は上記実施例に
限定されるものではなく、回転体86における第1一般
入賞球受口97,第2一般入賞球受口98,特別入賞球
受口99と回転体収容枠94(或いは回転体誘導部8
8)との相対的な位置を検出可能なものであれば何でも
良い。例えば、回転体86の位置を検出するための検出
器を複数箇所に設けておき、回転体86が1回転する間
に各検出器によって複数箇所で検出されるようにした
り、回転軸91aの回転角を一定角度毎に検出可能なエ
ンコーダ等を用いて、回転体86の位置検出を細かく行
うように構成しても良い。
【0041】上記の如く、回転体誘導部88、構成基枠
87、分別装置裏側誘導部89、流路形成部90、駆動
基板92等の各構成要素を組み付けてなる権利発生装置
70は、遊技盤3へ構成基枠87を介して取り付けてあ
る。
【0042】上記のように構成した権利発生装置70の
補助変動入賞装置10が第2状態に変換されることによ
って、該補助変動入賞装置10内に球が入賞し、該入賞
球は遊技球流入口93を介して分別装置9へ到達する。
ここで、当該入賞球が分別装置9によって分別される過
程を図13〜図15に基づいて説明する。
【0043】先ず、第1一般入賞受口97が遊技球待機
部88aを通過した後、特別入賞受口99が遊技球待機
部88aへ到達する前における第1状態(図13参照)
中に、入賞球が分別装置9内へ至ると、該入賞球は遊技
球待機部88aで待機し、特別入賞受口99へ受け入れ
られる。また、この分別装置9の第1状態中に2個以上
の入賞球が発生した場合には、最先の入賞球が特別入賞
受口99へ、後続の入賞球が第2一般入賞受口98、第
1一般入賞受口97へ夫々受け入れられる。なお、入賞
球数が4個以上であった場合には、各入賞受口97〜9
9を一巡して再び特別入賞受口99に受け入れられる。
【0044】斯くして、特別入賞受口99に受け入れら
れた入賞球は、一般入賞球出口71の開設位置よりも軸
心側にずらされた状態で、特別入賞受口99内に受け入
れられているので、一般入賞球出口71からは排出され
ず、特別入賞受口99内に位置したまま更に移動して特
別入賞球出口72へ到達する。そして、この入賞球は特
別入賞受口99に対応するように開設した特別入賞球出
口72から排出され、特別入賞球検出器104によって
検出されることで、特別入賞球として処理されるのであ
る。
【0045】一方、第1,第2一般入賞受口97,98
へ受け入れられた球は、一般入賞球出口71から排出さ
れ、一般入賞球として処理される。なお、,第2一般入
賞受口97,98に受け入れられているにも拘らず、一
般入賞球出口71から排出されないような事態が生じ
て、そのまま特別入賞球出口72へ到達したとしても、
第1,第2一般入賞受口97,98に受け入れられた状
態では、特別入賞球出口72からは排出されず、特別入
賞球として処理されることはない。
【0046】また、第2一般入賞受口98が遊技球待機
部88aを通過した後、第1一般入賞受口97が遊技球
待機部88aへ到達する前における第2状態(図14参
照)中に、入賞球が分別装置9内へ至ると、該入賞球は
遊技球待機部88aで待機し、第1一般入賞受口97へ
受け入れられる。また、この分別装置9の第1状態中に
2個以上の入賞球が発生した場合には、最先の入賞球が
第1一般入賞受口97へ、後続の入賞球が特別入賞受口
99、第2一般入賞受口98へ夫々受け入れられる。す
なわち、分別装置9の第2状態中においては、少なくと
も2個の入賞球が補助変動入賞装置10より供給されな
ければ、特別入賞球は発生しないのである。
【0047】同様に、特別入賞受口99が遊技球待機部
88aを通過した後、第2一般入賞受口98が遊技球待
機部88aへ到達する前における第3状態(図15参
照)中に、入賞球が分別装置9内へ至ると、該入賞球は
遊技球待機部88aで待機し、第2一般入賞受口98へ
受け入れられる。また、この分別装置9の第1状態中に
2個以上の入賞球が発生した場合には、最先の入賞球が
第2一般入賞受口98へ、後続の入賞球が第1一般入賞
受口97、特別入賞受口99へ夫々受け入れられる。す
なわち、分別装置9の第3状態中においては、少なくと
も3個の入賞球が補助変動入賞装置10より供給されな
ければ、特別入賞球は発生しないのである。
【0048】上記したことから、分別装置9が第1状態
の時には、補助変動入賞装置10より1個の入賞球が供
給されることで、確実に特別入賞を生ぜしめることが可
能となり、分別装置9が第2状態の時には、補助変動入
賞装置10より2個の入賞球が供給されることで、確実
に特別入賞を生ぜしめることが可能となり、分別装置9
が第3状態の時には、補助変動入賞装置10より3個の
入賞球が供給されることで、確実に特別入賞を生ぜしめ
ることが可能となるのである。従って、分別装置9にお
ける回転体86と遊技球待機部88aとの相対的位置関
係を掌握し、これに基づく分別装置9の状態(第1〜第
3状態)に応じた補助変動入賞装置10への許容入賞球
数を可変設定する(本実施例の如く入賞許容数を1個に
限定した場合には、補助変動入賞装置10を第2状態に
変換させる時期を第2状態もしくは第3状態に限定す
る)ことで、特別入賞の発生確率を意図的に調整するこ
とが可能となるのである。
【0049】なお、補助変動入賞装置10より遊技球流
入口93を介して分別装置9内へ入賞球が到達する際
に、その落下勢で回転体誘導部88内を不規則に転動す
ることに起因して、例えば第3状態における分別装置9
に供給された1個の入賞球が偶然に特別入賞受口99に
受け入れられてしまうような事態も想定される。しかし
ながら、斯かる意図しない特別入賞の発生は、極めて希
なケースであり、長時間に亙る遊技制御においては、殆
ど無視できる程度のものである。また、このような意図
しない特別入賞の発生後には、特別入賞の発生を抑制す
る遊技制御を行うことで、全体的な特別入賞の発生確率
を調整することも可能である。
【0050】上記した権利発生装置70において特別入
賞が発生することで権利発生状態となることに基づい
て、当該権利発生中に能動化される特定入賞口13は、
特定入賞装置115に設けてあり、該特定入賞装置11
5の外観は、中空函枠状の特定入賞基盤116の前面開
成部を前面カバー117によって閉塞したもので、その
上面に特定入賞口13が形成される。また、特定入賞基
盤116の内部には、周面適所に球を受け入れ可能な入
賞球受部118aを有する回転体118を設けてあり、
該回転体118の入賞球受部118aに、特定入賞口1
3より入賞した入賞球が受け入れられた状態で、この回
転体118が180度回転すると、当該入賞球は特定入
賞基盤116に設けた特定入賞球受容部119へ至り、
該特定入賞球受容部119の背面側に開設した特定入賞
球出口120より遊技盤3の裏面側へ排出される際に、
特定入賞球検出器14によって検出されるのである。さ
らに、該特定入賞球検出器14によって検出された後、
入賞球集合樋等を経て入賞球処理機構部(図示省略)へ
至り、適宜に入賞球として処理される。
【0051】また、特定入賞基盤116の背面側には軸
挿通孔121を開設してあり、回転体118の軸心部に
接続した出力軸接続部材122を上記軸挿通孔121よ
り裏面側へ延出させ、この出力軸接続部材122にモー
タ123の出力軸123aを接続することにより、モー
タ123の回転駆動力を118へ伝達するものとしてあ
る。なお、このモータ123は取付基板124に固定
し、該取付基板124を介して特定入賞基盤116に取
り付ける。また、当該遊技機1において権利が発生した
状態を示すための権利発生表示ランプ125を有するラ
ンプ基板126も、特定入賞基盤116の裏面側より取
り付けるものとしてある。さらに、特定入賞球検出器1
4は、検出器取付部材127によって特定入賞球出口1
20の近傍に配設されるものとしてある。
【0052】上記のように構成した特定入賞装置115
によれば、回転体118の入賞球受部118aが特定入
賞口13の直下方に位置していなければ、特定入賞口1
3に遊技球が到達していても特定入賞装置115には入
賞できない。したがって、権利発生状態に至るまでの間
には、入賞球受部118aを特定入賞口13の直下方に
位置させないことで、特定入賞口13へ球が入賞するこ
とを防止できる。また、回転体118の入賞球受部11
8aを特定入賞口13の直下方に位置させていた場合で
あっても、回転体118が180度回転しなければ、入
賞球受部118aに受け入れられた球が特定入賞球とし
て処理されることはない。
【0053】しかも、特定入賞口13に入賞した球が入
賞球受部118aに受け入れられてから特定入賞球受容
部119へ到達し、さらに特定入賞球検出器14によっ
て検出されるまでに時間差が生ずるので、権利発生中に
遊技者が著しい不利益を蒙ることを防止できる。すなわ
ち、権利発生状態中に特定入賞口13へ受入可能な特定
入賞球数は所定数(例えば16個)に限定されているの
に対して、後述する変動入賞装置8が第2状態変換中に
特定入賞口13へ入賞した球数は記憶保持されないの
で、変動入賞装置8の第2状態変換中に特定入賞球検出
器14に検出された特定入賞球数は、権利発生状態の終
了条件判定にのみ用いられることとなり、権利発生状態
になったにも拘らず、十分な賞球を獲得できないままに
権利発生状態が終了してしまうといった、遊技者が受け
る不利益を小ならしめることができるのである。
【0054】なお、特定入賞装置115は、上記構成に
限定されるものではなく、例えば上記した補助変動入賞
装置10や後述する変動入賞装置8と同様な構成で、遊
技球を受け入れない第1状態と、遊技球を受け入れ可能
な第2状態とに変換可能な入賞装置で構成しても、他の
一般入賞口と同様に入賞口を開設したのみの構成にして
も良い。そして、権利発生中以外に特定入賞口13へ入
賞した場合には、当該入賞球を無効としたり、一般の入
賞球と同様に扱ったりといった処理を電気的制御装置3
3が行うようにすれば、何等不都合は生じない。
【0055】第2変動入賞装置として機能する変動入賞
装置8は、電気的駆動源の駆動により、遊技者にとって
不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変
換可能であればどのような構成でもよいが、図18及び
図19に示すものは、取付基板128の開口部129の
両側に開閉翼130,130を軸着し、開口部129に
は球受部131を形成してある。
【0056】各開閉翼130の回動軸132は、取付基
板128を貫通して延在しており、その後端には開閉翼
130,130を左右に開閉動作させるためのピン13
3を植設した操作レバー134が固定してある。そし
て、この操作レバー134のピン133は、電気的駆動
源であるソレノイド135のプランジャ下端に設けた操
作部材136の係合孔137内に緩く挿入されている。
このため、左右の開閉翼130,130は、プランジャ
の自重及び復帰ばねの作用により、通常は開閉翼13
0,130の上端間隔を球が1個通過し得る程度の間隔
に閉じた状態(図5)、即ち遊技者にとって不利な第1
状態を維持している。
【0057】ソレノイド135は、駆動基板138の裏
面に突設したボスに取付けられているが、操作部材13
6及びその係合孔137が左右2つの操作レバー13
4,134のピン133,133に対して共通に形成さ
れている。ソレノイド135を励磁して、操作部材13
6を開閉翼130,130の外開き方向の回動習性に抗
して引き上げると、操作部材136及びピン133が上
方向に移動し、各操作レバー134が回動軸132を中
心にして外開きに回動して開閉翼130,130が開
き、球を受け入れ易い状態、即ち遊技者にとって有利な
第2状態に変換する。
【0058】第2状態に変換して開かれた開閉翼13
0,130に入賞した球は、球受部131に拾われて開
口部129を抜けて取付基板128の裏側を下方に流下
し、取付基板128裏側に設けてあるフォトセンサタイ
プの計数用検出器139によって検出される。計数用検
出器139は、球を検出すると、後に詳述する電気的制
御装置33に信号を送る。この変動入賞装置8も入賞領
域として機能し、該変動入賞装置8に打球が入賞し、こ
れを計数用検出器139によって検出することに基づい
て賞球が排出されるのである。
【0059】なお、この変動入賞装置8は、横長な扉を
ソレノイドの駆動により開閉することによって球を受け
入れない第1状態と球を受け入れ易い第2状態に変換す
る所謂アタッカー式入賞装置でもよい。
【0060】次に、上記した構成からなる遊技機1にお
ける遊技について説明する。
【0061】遊技者が操作ハンドル19を操作すること
により発射された球が遊技盤3の遊技部5内に入ると、
障害釘に当って流下方向を変更しながら流下する。そし
て、この球が第1特定入賞領域としての通過ゲート11
へ通過入賞すると、ゲート通過球検出器12がこの球を
検出して電気的制御装置33に信号を送る。電気的制御
装置33は、ゲート通過球検出器12からの信号を受け
ると、可変表示装置6を作動させて、遊技者が識別でき
ない速さで数字を可変表示させる。すなわち、上記ゲー
ト通過球検出器12は、可変表示装置6を作動させるた
めの第1特定入賞信号発生手段として機能するのであ
る。
【0062】そして、電気的制御装置33は、この信号
を受けると、可変表示装置6の第1,第2可変表示器7
a,7bを作動させて遊技者が認識できない速さで数字
を変換表示する。そして、電気的制御装置33のタイマ
に予め設定してある所定時間が経過するか、或は遊技者
がストップスイッチ(図示せず)を操作すると、可変表
示装置6の可変表示が停止し、2桁の数字が停止表示さ
れる。この停止図柄が予め設定してある賞態様を形成し
た場合(例えば「1」と「1」、「3」と「3」、
「5」と「5」、「7」と「7」、「9」と「9」が表
示された場合)には、権利発生装置70における補助変
動入賞装置10の補助変動入賞装置用ソレノイド81を
所定時間(例えば1.5秒間)もしくは電気的制御装置
33で定めた所定数(例えば1個)の入賞球を補助変動
入賞装置用カウントスイッチ75が計数するまで励磁す
る。したがって、補助変動入賞装置10は、可変表示装
置6により賞態様を形成すると、所定時間経過もしくは
所定数の入賞の何れか最先の条件が満たされるまで開閉
翼55,55を開いて打球を受け入れ易い第2状態に変
換する。なお、上記何れかの条件が満たされると、補助
変動入賞装置用ソレノイド81が消磁するので、補助変
動入賞装置10は、開閉翼55,55を閉じた第1状態
に復帰することとなる。
【0063】上記の如く第2状態に変換させられた補助
変動入賞装置10に打球が入賞すると、該入賞球は遊技
球流入口93を介して、分別装置9へ到達する。そし
て、回転体86の第1,第2一般入賞球受口97,98
に受け入れられた場合には、一般入賞球出口71から排
出され、一般入賞球通路102に落下して一般入賞球と
して処理され、特別遊技の権利は発生せず、通常の遊技
状態に復帰する。なお、補助変動入賞装置10の第2状
態変換動作後に、ゲート通過球検出器12の検出信号に
基づく記憶があった場合には、再び可変表示装置6の変
換表示を開始し、上記と同様な動作が繰り返される。
【0064】しかして、特別入賞受口99に入賞球が受
け入れられた場合には、一般入賞球出口71を通過して
特別入賞球出口72から排出され、特別入賞球通路10
3に落下し、特別入賞球検出器104により検出され
る。そして、特別入賞球検出器104は特別入賞球を検
出すると、電気的制御装置33に特別入賞球検出信号を
送出し、該信号の入力によって、電気的制御装置33は
権利発生状態としての特別遊技を開始する。なお、上記
分別装置9によって補助変動入賞装置10への入賞球を
特別入賞球に分別する確率は、後述する電気的制御装置
33の制御に基づいて適宜に調整するものとしてある。
また、分別装置9における回転体86の回転動作は、一
定方向(図13〜図15においてはA方向)に常時等速
度で回転するものに限らず、微妙に回転速度を増減させ
たり、回転体86の各入賞受口97〜99が遊技球待機
部88aに近接した時点で、回転体86の回転動作を一
旦停止させるようにしても良い。
【0065】斯くして、この特別遊技の権利が発生した
後(特定の遊技状態中)に遊技部5内を流下してきた球
が特定入賞口13に入賞すると、特定入賞球検出器14
がこの球を検出して電気的制御装置33に信号を送り、
電気的制御装置33はこの信号に基づいて変動入賞装置
8のソレノイド135を所定期間だけ、例えばタイマに
設定した所定時間(例えば10秒間)が経過するまでの
期間、或は変動入賞装置8に所定数(例えば10個)の
球が入賞するまでの期間だけ励磁する。すなわち、変動
入賞装置8は、上記条件が満たされるまでの所定期間の
間だけ球を受け入れ易い第2状態に変換されるのであ
る。
【0066】第2状態に変換中の変動入賞装置8に打球
が入賞すると、計数用検出器139がこの球を1個宛検
出して電気的制御装置33に検出信号を送り、電気的制
御装置33はこの信号に基づいて、第2状態変換中にお
ける変動入賞装置8への入賞球数を計数し、所定数に達
するとソレノイド135を消磁して変動入賞装置8を第
1状態に復帰させる。なお、入賞球数が所定数に達しな
くても、所定時間が経過すると、電気的制御装置33は
ソレノイド135を消磁して変動入賞装置8を第1状態
に復帰させる。
【0067】この様に、所定時間の経過すること、また
は入賞球数が所定数に達することのいずれかの条件が成
立すると変動入賞装置8は第1状態に復帰するが、この
条件が成立するまでを1サイクルとし、上記条件が成立
した後に特定入賞13への入賞に基づいて特定入賞球検
出器14が特定入賞球を検出する毎に、サイクルの更新
が行われ、特別遊技を所定の回数(例えば16サイクル
目)まで継続することができる。即ち、変動入賞装置8
が第1状態に復帰した後に球が特定入賞口13に入賞す
ると、特定入賞球検出器14がこの球を検出して電気的
制御装置33に信号を送り、この信号に基づいて電気的
制御装置33が変動入賞装置8のソレノイド135を励
磁し、2サイクル目に更新されて特別遊技を継続する。
【0068】更に、この2サイクル目の特別遊技におい
て、変動入賞装置8への入賞球数が所定数(10個)に
達するか、または所定時間(10秒間)が経過すると、
ソレノイド135が消磁して2サイクル目を終了した
後、球が特定入賞口13に入賞すると、同様にして3サ
イクル目に更新されて特別遊技が継続される。このよう
にして、球が特定入賞口13に入ることを条件としてサ
イクルの更新が行われる。但し、最終の16サイクル目
が終了すると、特別遊技の権利が消滅して、その後で球
が特定入賞口13に入賞してもサイクルの更新は行われ
ない。また、上述した如く、変動入賞装置8の第2状態
変換中に特定入賞口13に入賞した球は記憶されないた
めに、更新可能なサイクル数は減ぜられる。
【0069】この様に、本実施例の遊技機1では、球が
通過ゲート11を通過することを条件として可変表示装
置6が作動し、この可変表示装置6により所定の賞態様
が形成されると、権利発生装置70の補助変動入賞装置
10が第2状態に変換され、該補助変動入賞装置10内
に入賞することで分別装置9へ到達した球が、一般入賞
球出口71もしくは特別入賞球出口72に分別され、特
別入賞球出口72に分別された特別入賞球が特別入賞球
検出器104に作用し、これにより特別遊技の権利が発
生し、この権利が発生している状態で球が特定入賞口1
3に入賞することを条件に変動入賞装置8が所定期間第
2状態に変換し、変動入賞装置8が第1状態に復帰して
から球が特定入賞口13に入賞することを条件としてサ
イクルの更新が行われて特別遊技が継続される。そし
て、最終のサイクルにおいて所定時間が経過、または入
賞球数が所定数に達すると、この時点で特別遊技の権利
が消滅して、特定の遊技状態たる特別遊技が終了する。
【0070】なお、上記した特別遊技中に、ゲート通過
球検出器12がゲート通過球を検出することに基づいて
発するゲート通過球検出信号によって可変表示装置6が
作動し、これにより賞態様が形成され、第2状態に変換
された補助変動入賞装置10に入賞した球が特別入賞球
に分別され、該特別入賞球を検出することに基づいて特
別入賞球検出器104より特別入賞球検出信号が出力さ
れると、特別遊技の権利が消滅し、特別遊技はその時点
で終了(所謂パンク状態)となる。
【0071】次に、上記した各種遊技装置の動作制御を
行う電気的制御装置33の遊技制御に関連した構成につ
いて図20に基づいて説明する。この電気的制御装置3
3は、通常の遊技制御および補助遊技(特別遊技へ移行
するための遊技)を司る第1遊技制御手段140と、特
定の遊技状態たる特別遊技を司る第2遊技制御手段14
1とから構成してある。
【0072】上記第1遊技制御手段140には、ゲート
通過球検出器12よりゲート通過球検出信号がゲート通
過球検出信号線L1を介して、補助変動入賞装置用カウ
ントスイッチ75より補助変動入賞装置入賞信号が補助
変動入賞装置入賞信号線L4を介して、可変表示確率設
定スイッチ142より可変表示確率選択信号が可変表示
確率選択信号線L5を介して、第1キー挿入検出器14
3より第1キー挿入検出信号が第1キー挿入検出信号線
L6を介して、権利発生率設定スイッチ144より権利
発生率選択信号が権利発生率選択信号線L7を介して、
第2キー挿入検出器145より第2キー挿入検出信号が
第2キー挿入検出信号線L8を介して、回転体位置検出
器113より回転体位置検出信号が回転体位置検出信号
線L9を介して、夫々入力されるものとしてある。
【0073】また、この第1遊技制御手段140から
は、入賞個数記憶表示信号線L10を介して入賞個数記
憶表示指令信号が入賞個数記憶表示ランプ45へ、変換
指令信号線L11を介して変換指令信号が可変表示装置
6へ、補助変動入賞装置駆動信号線L12を介して補助
変動入賞装置駆動信号が補助変動入賞装置10の補助変
動入賞装置用ソレノイド81へ、設定確率表示信号線L
13を介して設定確率表示信号が設定確率表示器38
へ、設定権利発生率表示信号線L14を介して設定権利
発生率表示信号が設定権利発生率表示器37へ、信号線
(符号表示せず)を介して確率変動報知信号が確率変動
報知手段へ、夫々出力されるものとしてある。
【0074】一方、第2遊技制御手段141には、特別
入賞球検出器104より特別入賞球検出信号が特別入賞
球検出信号線L15を介して、特定入賞球検出器14よ
り特定入賞球検出信号が特定入賞球検出信号線L16を
介して、計数用検出器139より大入賞口入賞球検出信
号が大入賞口入賞球検出信号線L17を介して、夫々入
力されるようにしてある。
【0075】また、上記第2遊技制御手段141から
は、音声出力信号線L18を介して音声出力信号がスピ
ーカ146へ、権利発生状態表示信号線L19を介して
権利発生状態表示信号が権利発生表示ランプ125へ、
特定入賞口入賞数表示信号線L20を介して特定入賞口
入賞数表示信号が特定入賞口入賞数表示器65へ、特別
装置駆動信号線L21を介して特別装置駆動信号が変動
入賞装置8のソレノイド135へ、大入賞口入賞数表示
信号線L22を介して大入賞口入賞数表示信号が遊技機
1の適所に設けた大入賞口入賞数表示装置147へ、夫
々出力するものとしてある。
【0076】なお、第1遊技制御手段140と第2遊技
制御手段141との間においても、各制御に必要な情報
として信号の授受が行われる。例えば、第2遊技制御手
段141より第1遊技制御手段140へ、変換指令信号
線L11′を介して変換指令信号が、補助変動入賞装置
駆動信号線L12′を介して補助変動入賞装置駆動指令
信号が、当り判定信号線L23′を介して当り判定信号
が、入賞個数記憶信号線L24′を介して入賞個数記憶
信号線が夫々供給されると共に、第1遊技制御手段14
0より第2遊技制御手段141へ権利発生中信号線L2
5′を介して権利発生中信号が供給されるものとしてあ
る。
【0077】先ず、第1遊技制御手段140の具体的構
成と制御の流れを図21に基づいて説明する。
【0078】ゲート通過球検出器12より第1遊技制御
手段140へ入力されたゲート通過球検出信号は可変表
示制御手段148へ供給され、該信号の入力に基づい
て、可変表示制御手段148は可変表示装置6へ変換指
令信号を出力し、可変表示制御手段148が出力する変
換指令に応じた表示図柄が可変表示装置6に順次変換表
示される。この可変表示制御手段148より出力される
変換指令信号は補助変動入賞装置制御手段149へも入
力されるものとしてあり、補助変動入賞装置制御手段1
49においても当該変換指令に基づく表示図柄を常時知
得可能なようにしてある。そして、可変表示制御手段1
48が可変表示装置6の変換表示を停止させる際には、
可変表示制御手段148より補助変動入賞装置制御手段
149へ図柄停止信号線L26を介して図柄停止信号が
供給されるものとしてあり、この図柄停止信号の入力タ
イミングに基づいて、補助変動入賞装置制御手段149
は可変表示装置6の停止図柄が当りか否かを判定するの
である。なお、補助変動入賞装置制御手段149が停止
図柄を“当り”と判定した場合には、当り判定信号を第
2遊技制御手段142へ出力するものとしてある(図2
1中、)。
【0079】上記補助変動入賞装置制御手段149が可
変表示装置6の停止図柄を判定した結果、賞態様を形成
していた場合(例えば2つの停止図柄が「7」,「7」
等の場合)には、補助変動入賞装置制御手段149が補
助変動入賞装置10の補助変動入賞装置用ソレノイド8
1へ補助変動入賞装置駆動信号を出力し、補助変動入賞
装置10を遊技者にとって有利な第2状態に変換させる
のである。一方、可変表示装置6の停止図柄が“外れ”
と判定された場合には、そのまま通常の遊技状態に復帰
する。なお、可変表示制御手段148より可変表示装置
6へ出力される変換指令信号および補助変動入賞装置制
御手段149より補助変動入賞装置用ソレノイド81へ
出力される補助変動入賞装置駆動信号は、夫々変換指令
信号線L11′および補助変動入賞装置駆動信号線L1
2′を介して第2遊技制御手段141へ供給されるもの
としてある(図21中、および)。
【0080】また、可変表示制御手段148はゲート通
過球検出器12よりのゲート通過球検出信号を所定数
(本実施例においては4個)まで記憶するものとしてあ
り、この記憶数に応じた始動記憶数表示信号を入賞個数
記憶表示ランプ45へ出力する。そして、一の始動記憶
に基づく可変表示装置6の変換表示が終了(或いは、補
助変動入賞装置制御手段149の“当り判定”に基づい
て行われる補助変動入賞装置10の変換動作が終了)し
た後に、始動記憶数が“0”になっていなければ(記憶
数が1以上であれば)、この始動記憶に基づいて、新た
に可変表示装置6の変換表示が開始されるのである。さ
らに、この始動記憶に基づく入賞個数記憶表示が為され
ている場合には、可変表示制御手段148より入賞個数
記憶信号線L24を介して入賞個数記憶信号が第2遊技
制御手段141へ供給されるものとしてある(図21
中、)。
【0081】また、補助変動入賞装置制御手段149に
よる補助変動入賞装置10の第2状態変換中は、補助変
動入賞装置制御手段149より補助変動入賞装置動作中
信号線L27を介して補助変動入賞装置動作中信号が可
変表示制御手段148へ供給されるものとしてあり、該
信号入力中においては、新たな始動記憶に基づく補助遊
技の開始が規制されるようにしてある。なお、この始動
記憶は、可変表示装置6の変換表示による補助遊技が行
われる毎に減数される。
【0082】ここで、本実施例においては、上記したゲ
ート通過球検出器12への通過入賞に基づく可変表示装
置6の変換表示制御に介入等することにより、可変表示
装置6の可変表示確率を外部制御可能で、かつ、上記の
所謂「パンク状態」を防止することができるように構成
してあり、以下にこの制御動作に関連した構成および制
御内容を説明する。
【0083】管理者が可変表示確率を設定するために
は、先ず設定操作部35に設けた鍵36aに第1キーを
挿入する。このようにするのは、可変表示確率の変更が
正当な管理者でない者によって行われることを防ぐため
のセキュリティー機能を付加するためで、キーの他、暗
証番号操作やIDカード等を適宜に用いてよい。そし
て、適正な第1キーが用いられた場合には、第1キー挿
入検出器143より第1キー挿入検出信号が可変表示確
率設定制御手段150へ入力されることで可変表示確率
設定制御手段150が能動化され、可変表示確率設定制
御手段150が能動化されることに基づいて、可変表示
確率設定スイッチ142よりの可変表示確率選択信号が
有効に入力されるようになるのである。しかして、可変
表示確率選択信号が入力された可変表示確率設定制御手
段150は、該選択信号に応じた可変表示確率を選択
し、該選択した可変表示確率を“設定確率”とする。
【0084】すなわち、可変表示確率設定スイッチ14
2、第1キー挿入検出器143、可変表示確率設定制御
手段150が相互に機能することで、可変表示装置6へ
の可変表示確率を設定するための可変表示確率設定手段
を構成するのである。なお、可変表示確率設定制御手段
150は当該設定確率に応じた設定確率表示信号を設定
確率表示器38へ出力することで、設定確率表示器38
に設定確率が表示され、管理者は選択した可変表示確率
が適正なものか否かの確認を行うことができるのであ
る。
【0085】上記のようにして設定された設定確率を可
変表示確率設定制御手段150は記憶保持し、電源が切
れるまで、もしくは新たな可変表示確率が設定されるま
で、当該設定確率を可変表示制御手段148へ供給し続
けるのである。
【0086】また、上記の可変表示確率は、可変表示装
置6の停止図柄が特別な停止図柄(例えば「7,7」の
ゾロ目など)の場合には、通常の確率からさらに高い確
率に変動させられる。図21における確率変動報知手段
は、可変表示制御手段148からの確率変動報知信号を
受けて、その高確率状態を遊技者に音声手段や視覚手段
により報知するとともに、管理装置へ変動状態信号を出
力するものである。
【0087】次に、図21における第1遊技禁止手段の
動作について説明する。第1遊技禁止手段は、後述する
第2遊技制御手段141(図30)から権利発生中信号
線L25′により供給される権利発生中信号(図21
中、)を受ける。この権利の発生中は、変動入賞装置
8(大入賞口)を所定回数(例えば16回など)有効化
する特別装置が作動する。
【0088】本実施例においては、上記の特別装置の作
動中は、この特別装置の作動停止機能(例えば、上記権
利を消滅させる機能など)を特定条件(例えば、所定回
数16回の変換が終了した場合など)の場合を除いて不
能動化することにより、所謂「パンク状態」を防止する
ように構成してある。以下、その具体例について説明を
行う。
【0089】まず、上記の不能動化の第1の態様として
は、普通電動役物等の補助変動入賞装置10のソレノイ
ド81を、補助変動入賞装置制御手段149を介して制
御する方法が挙げられる。補助変動入賞装置10は、こ
の遊技機1の遊技部5に設けられており、特別位置(特
別装置作動領域)である特別入賞球検出器104の位置
への遊技球の通過を可能とする状態と、通過が不可能若
しくは通過し難い状態に変更可能であり、遊技球が上記
特別位置を通過すると上記権利が発生し、当該権利発生
中に遊技球が再度上記特別位置を通過した場合には上記
権利を消滅させるものである。この第1の不能動化の態
様では、上記の第1遊技禁止手段が補助変動入賞装置制
御手段149に作動禁止信号を与え、補助変動入賞装置
用ソレノイド81に対しその作動を禁止し、遊技球通過
が不可能な状態を保持させるよう制御する。具体的に
は、図23に示すように、第1遊技禁止手段から、補助
変動入賞装置制御手段149内の駆動制御手段181へ
ソレノイド駆動禁止信号を発して信号線L12により補
助変動入賞装置用ソレノイド81に供給し、遊技球通過
が不可能な状態を保持させるよう、例えば球誘導片7
6,76を閉じた状態に制御するのである。
【0090】上記の不能動化の第2の態様としては、同
じく補助変動入賞装置10のソレノイド81を、補助変
動入賞装置制御手段149を介して制御する方法が挙げ
られる。第2の不能動化の態様では、上記の第1遊技禁
止手段が補助変動入賞装置制御手段149に作動タイミ
ング制御信号を与え、補助変動入賞装置用ソレノイド8
1に対しその作動を短縮させ、遊技球通過が通過し難い
状態を保持させるよう制御する。具体的には、図23に
示すように、第1遊技禁止手段から、補助変動入賞装置
制御手段149内のタイマ手段182へタイマ制御信号
を発し、タイマ手段182から駆動制御手段181へ作
動タイミング短縮制御信号を発して信号線L12により
補助変動入賞装置用ソレノイド81に供給し、遊技球通
過が通過し難い状態を保持させるよう、例えば球誘導片
76,76の開放時間が短時間になるよう制御するので
ある。
【0091】そして、上記の不能動化の第3の態様とし
ては、普通図柄表示装置等の可変表示装置6を、可変表
示制御手段148を介して制御する方法が挙げられる。
可変表示装置6は、この遊技機1の遊技部5に設けられ
ており、特定の停止態様(例えば、停止時の図柄が
「1,1」とか「7,7」等のゾロ目の「当り図柄」の
場合)に基づき、上記の補助変動入賞装置10を作動さ
せるものである。この第3の不能動化の態様では、上記
の第1遊技禁止手段が可変表示制御手段148に作動禁
止信号を与え、可変表示装置6に対しその可変表示動作
を禁止し、結果的に補助変動入賞装置10の作動を行わ
せないように制御する。具体的には、図22に示すよう
に、第1遊技禁止手段から、可変表示制御手段148内
の通過検出記憶手段161へ変換動作禁止信号を発し、
この変換動作禁止信号が発せられている期間中は、たと
えゲート通過球検出器12からゲート通過球検出信号が
送られてきても、通過検出記憶手段161からは信号線
L36を介して動作タイミング制御手段163へ変動動
作指令信号を出力させないように制御するのである。こ
のことにより、結果的に、可変表示装置6の可変表示動
作は開始されないことになる。
【0092】さらに、上記の不能動化の第4の態様とし
ては、普通図柄表示装置等の可変表示装置6を、可変表
示制御手段148を介して制御する方法が挙げられる。
この第4の不能動化の態様では、上記の第1遊技禁止手
段が可変表示制御手段148に変換指令信号を継続して
与え、可変表示装置6に対しその停止動作を遅延させ、
結果的に補助変動入賞装置10の作動を遅延させるよう
に制御する。具体的には、図22に示すように、第1遊
技禁止手段から、可変表示制御手段148内の動作タイ
ミング制御手段163へ停止動作遅延信号を発し、この
停止動作遅延信号が発せられている期間中は、たとえゲ
ート通過球検出器12からゲート通過球検出信号が送ら
れて可変表示装置6の変動表示動作が開始され、タイマ
手段165において予め設定された所定時間(例えば
5.5秒)が経過していても、動作タイミング制御手段
163からは信号線L37を介して変換動作を行わせる
変換指令信号の出力を継続させ、結果的に可変表示装置
6の停止を遅延させるように制御するのである。
【0093】また、上記の不能動化の第5の態様として
は、普通図柄表示装置等の可変表示装置6を、可変表示
制御手段148を介して制御する方法が挙げられる。こ
の第5の不能動化の態様では、上記の第1遊技禁止手段
が可変表示制御手段148に停止図柄制御信号を与え、
可変表示装置6に対し特定外(例えば、ハズレ図柄)の
停止態様に強制的に停止させ、結果的に補助変動入賞装
置10の作動を行わせないように制御する。具体的に
は、図22、図25に示すように、第1遊技禁止手段か
ら、可変表示制御手段148内の乱数判定手段(符号表
示せず)の強制ハズレ判定制御手段に強制ハズレ判定制
御信号を送り、停止図柄選択手段177に対し、強制的
にハズレ図柄を選択させるように制御するのである。
【0094】そして、上記の特別装置の作動停止機能の
不能動化は、上記の第1遊技禁止手段以外の構成によっ
ても実現可能である。この不能動化の第6の態様として
は、図30に示すように、第2遊技制御手段141内の
特別装置作動制御手段201の入力側に信号入力許可手
段(符号表示せず)を設ける方法が挙げられる。すなわ
ち、権利発生装置70内の特別入賞球検出器104によ
り特別入賞球が検出された場合であっても、既にその直
前に特別入賞球が検出されており、特別装置作動制御手
段201から権利発生を示す権利発生中信号が信号線L
25を介して出力されている場合には、その権利発生中
信号は、上記の信号入力許可手段にフィードバックされ
る。そして、この権利発生中信号がフィードバックされ
ている期間中は、たとえ新たな特別入賞球検出があって
も、その特別入賞球検出信号は特別装置作動制御手段2
01には送られず、無効にされてしまう。換言すれば、
権利発生中は特別位置の遊技球検出が禁止されることに
なるのである。この権利発生中における特別位置の遊技
球検出を禁止する方法としては、さらに第7の態様が考
えられる。すなわち、上記の権利発生装置7内におい
て、機械的に特別入賞球検出器104の通過を禁止する
ように構成してもよいのである。例えば、権利発生装置
70内に遊技球が入っても、権利発生中は、一時、滞留
スペース等に滞留させておくとか、強制的に一般入賞球
受口97または98へ導く等である。
【0095】さらに、第8の態様として、上記権利発生
中は、特別位置への遊技球の分別を行う分別装置9の回
転体86の状態(角度位置)に基づいて補助入賞装置1
0の開放作動を行ってもよい。すなわち、そのままの状
態で補助入賞装置10を開放させると特別入賞球受口9
9に拾われる可能性が高い場合には、一時その開放を見
合わせ、一般入賞球受口97または98に拾われる可能
性が高くなった位置で補助入賞装置10を開放させるよ
うに制御するのである。そのほか、第9の態様として、
上記権利発生中は、上記分別装置9自体を制御してもよ
い。すなわち、図11において、特別入賞球受口99が
最下部付近にくる場合には、回転体86の速度を早めて
球を拾い難くし、一方、一般入賞球受口97または98
が最下部付近にくる場合には、回転体86の速度を遅く
して球を拾い易くするように制御するなどである。以上
説明した所謂「パンク状態防止対策」は、本実施例のよ
うな補助変動入賞装置(例えば、普通電動役物等)を作
動させる可変表示装置(例えば、普通図柄表示装置等)
に対する作動禁止、停止遅延、強制的なハズレ図柄表
示、等の制御のみならず、可変表示の停止態様に基づき
特別装置を作動させることとなる可変表示装置(例え
ば、特別図柄表示装置等)に対しても全く同様の制御を
行うことにより同様の効果(パンク防止効果)が得られ
る。
【0096】続いて、上記の如く可変表示装置6におけ
る図柄停止タイミングを調整し、該停止図柄が“当り”
であった場合に補助変動入賞装置10が第2状態に変換
されるタイミングを調整制御し、特別遊技たる権利発生
状態へ移行する確率の調整とを同時に制御するための構
成に付き説明する。
【0097】先ず、権利発生装置70の分別装置9にお
ける回転体の位置情報(回転体誘導部88aと各入賞受
口97〜99との相対的な位置関係)を取得するため
の、回転体位置検出器113より回転体位置検出信号が
回転体位置検出手段156へ入力され、該回転体位置検
出信号および計時手段157より供給される基本クロッ
クとに基づいて、回転体位置検出手段156は回転体8
6が現在第1〜第3状態の何れに該当するかを判定す
る。そして、回転体86が第1状態であった場合には第
1状態中信号線L28を介して第1状態中信号を、回転
体86が第2状態であった場合には第2状態中信号線L
29を介して第2状態中信号を、回転体86が第3状態
であった場合には第3状態中信号線L30を介して第3
状態中信号を夫々停止タイミング信号発生手段158へ
出力する。
【0098】一方、可変表示制御手段148は、可変表
示装置6の変換動作開始から所定時間が経過することに
基づいて、停止タイミング抽出指令信号線L31を介し
て可変表示停止タイミング抽出手段159へ停止タイミ
ング抽出指令信号を出力し、該停止タイミング抽出指令
信号を受けた可変表示停止タイミング抽出手段159
は、権利発生率設定手制御段160より供給される権利
発生確率調整用の乱数(後に詳述)に基づいて、第1状
態選択信号、第2状態選択信号、第3状態選択信号の何
れかを選択し、第1状態選択信号線L32、第2状態選
択信号線L33、第3状態選択信号線L34を介して停
止タイミング信号発生手段158へ何れかの選択信号を
出力する。
【0099】上記のようにして供給された第1〜第3選
択信号に基づいて、停止タイミング信号発生手段158
は回転体位置検出手段156よりの第1〜第3状態中信
号の入力タイミングに応じて、図柄停止タイミング信号
を可変表示制御手段148へ図柄停止タイミング信号線
L35を介して出力する。すなわち、可変表示停止タイ
ミング抽出手段159より第1状態選択信号が入力され
た場合には第1状態中信号が入力されたタイミング(第
1状態中信号の入力中に第1状態選択信号を受けた場合
には、第1状態選択信号の入力タイミング)で図柄停止
タイミング信号を、可変表示停止タイミング抽出手段1
59より第2状態選択信号が入力された場合には第2状
態中信号が入力されたタイミング(第2状態中信号の入
力中に第2状態選択信号を受けた場合には、第2状態選
択信号の入力タイミング)で図柄停止タイミング信号
を、可変表示停止タイミング抽出手段159より第3状
態選択信号が入力された場合には第3状態中信号が入力
されたタイミング(第3状態中信号の入力中に第3状態
選択信号を受けた場合には、第3状態選択信号の入力タ
イミング)で図柄停止タイミング信号を夫々出力するの
である。
【0100】斯くすることによって、可変表示装置6に
表示された停止図柄が賞態様を形成していた場合には、
所望のタイミング(分別装置9の第1〜第3状態)で権
利発生装置70の補助変動入賞装置10が第2状態に変
換できるので、当該補助変動入賞装置10への入賞に基
づく賞球排出が行われると共に、該入賞球を第1,第2
一般入賞受口97,98もしくは特別入賞受口99の何
れかへ意図的に分別することが可能になるのである。
【0101】また、可変表示装置9に賞態様が形成さ
れ、補助変動入賞装置10が第2状態に変換される場合
には、上記停止タイミング信号発生手段158よりの図
柄停止タイミング信号が入力されるタイミングで、可変
表示制御手段148が可変表示装置6の可変表示を停止
させるので、分別装置9の第1〜第3状態の何れか所望
の状態となったタイミングで、補助変動入賞装置10を
第2状態に変換することが可能となる。すなわち、分別
装置9が第1状態のときに補助変動入賞装置10を第2
状態に変換させると極めて高い確率で特別遊技の権利が
発生し、分別装置9が第2状態のときに補助変動入賞装
置10を第2状態に変換させると特別遊技の権利が発生
する確率が低くなり、分別装置9が第3状態のときに補
助変動入賞装置10を第2状態に変換させると特別遊技
の権利は殆ど発生しない。したがって、可変表示停止タ
イミング抽出手段159が停止タイミング発生手段15
8へ出力する第1〜第3状態選択信号の選択確率を調整
することで、特別遊技の権利発生率を随意に調整できる
のである。
【0102】上記のように、所望の権利発生率を管理者
が設定するためには、先ず設定操作部35に設けた鍵3
6bに第2キーを挿入する。そして、適正な第2キーが
用いられた場合には、第2キー挿入検出器145より第
2キー挿入検出信号が権利発生率設定制御手段160へ
入力されることで権利発生率設定制御手段160が能動
化され、権利発生率設定制御手段160が能動化される
ことに基づいて、権利発生率値設定スイッチ144より
の権利発生率選択信号が有効に入力されるようになるの
である。しかして、権利発生率選択信号が入力された権
利発生率設定制御手段160は、該選択信号に応じた権
利発生率を実現するための使用乱数を選択し、該選択し
た乱数を“選択乱数”とする。
【0103】そして、この選択乱数は権利発生率設定制
御手段160から可変表示停止タイミング抽出手段15
9へ供給され、可変表示停止タイミング抽出手段159
は上記設定乱数に基づいて、停止タイミング信号発生手
段158へ出力する選択信号をランダムに選択するので
ある。すなわち、比較的高い確率で特別遊技の権利が発
生するように設定した場合には、比較的確率の高い乱数
が権利発生率設定制御手段160より可変表示停止タイ
ミング抽出手段159へ供給され、該乱数に基づいて可
変表示停止タイミング抽出手段159は高確率で第1状
態選択信号を選択する。また、比較的低い確率で特別遊
技の権利が発生するように設定した場合には、比較的確
率の低い乱数が権利発生率設定制御手段160より可変
表示停止タイミング抽出手段159へ供給され、該乱数
に基づいて可変表示停止タイミング抽出手段159は低
確率で第1状態選択信号を選択(換言すれば、高確率で
第3状態選択信号を選択)する。なお、権利発生率設定
制御手段160は当該選択乱数に応じた設定権利発生率
表示信号を設定権利発生率表示器37へ出力すること
で、設定権利発生率表示器37に設定権利発生率が表示
され、管理者は選択した使用乱数が適正なものか否かの
確認を行うことができるのである。
【0104】次に、上記した可変表示制御手段148の
一具体例を図22に基づき説明する。
【0105】ゲート通過球検出器12よりのゲート通過
球検出信号は、通過検出記憶手段161へ入力され、該
通過入賞に基づく始動記憶値に“1”を加算する。該始
動記憶値がセットされることにより、通過検出記憶手段
161は、表示制御手段162へ入賞個数記憶信号を出
力すると共に、動作タイミング制御手段163へ変換動
作指令信号線L36を介して変換動作指令信号を出力す
る。斯くして、表示制御手段162より入賞個数記憶表
示ランプ45へ入賞個数記憶表示信号が出力されて、通
過ゲート11への通過入賞個数が記憶表示されると共
に、動作タイミング制御手段163より変換指令信号線
L37を介して変換指令信号が表示可変制御手段164
へ出力される。なお、通過検出記憶手段161より出力
される入賞個数記憶信号は入賞個数記憶信号線L24′
を介して第2遊技制御手段142へも供給されるものと
してある(図22中、)。そして、この通過検出記憶
手段161には、図22左端の第1遊技禁止手段から変
換動作禁止信号を発せられ、この変換動作禁止信号が発
せられている期間中は、たとえゲート通過球検出器12
からゲート通過球検出信号が送られてきても、通過検出
記憶手段161からは信号線L36を介して動作タイミ
ング制御手段163へ変動動作指令信号を出力させない
ように制御される。このことにより、結果的に、可変表
示装置6の可変表示動作は開始されないことになる。
【0106】なお、ゲート通過球検出器12より入力さ
れるゲート通過球検出信号に基づく入賞個数記憶のう
ち、可変表示装置6の変換動作に使用されているものは
記憶として表示せず、可変表示装置6の変換動作中に入
力された検出信号分のみを入賞個数記憶として表示させ
るようにしても良い。例えば、通過検出記憶手段161
より表示制御手段162に入力された入賞個数記憶が
「1」であった場合には、入賞個数記憶表示を“0”と
看做して入賞個数記憶表示ランプ45を点灯させず、入
賞個数記憶が「2」であった場合には、入賞個数記憶表
示ランプ45に記憶数“1”の表示を行わせるように、
予め表示制御手段162を構成しておいたり、最先に入
力されたゲート通過球検出信号に基づいて変換動作指令
信号を出力した場合には、当該検出信号を通過検出記憶
手段161が入賞個数として記憶させないものとし、そ
の後に入力された検出信号を入賞個数記憶として保持す
るように構成しても良い。
【0107】上記通過検出記憶手段161より変換動作
指令信号を受けた動作タイミング制御手段163は、上
記表示可変制御手段164へ変換指令信号を出力すると
共に、タイマ手段165へ計時開始指令信号を出力し、
この計時開始指令信号の入力に基づいてタイマ手段16
5は、予め設定された所定時間(例えば5.5秒)の計
時を開始するのである。
【0108】また、上記動作タイミング制御手段163
より変換指令信号が入力された表示可変制御手段164
は、表示更新パルス発生手段166より更新パルスが入
力される毎に表示図柄を生成し、該表示図柄に応じた表
示図柄信号を表示制御手段167へ表示図柄信号線L3
9を介して供給し、この入力された表示図柄信号に応じ
た変換指令信号を表示制御手段167が可変表示装置1
1へ出力することで、表示図柄の変換動作が行われるの
である。なお、表示制御手段167より出力される変換
指令信号は、補助変動入賞装置制御手段149へも供給
され、可変表示装置6に表示されている表示図柄を補助
変動入賞装置制御手段149において知得可能なように
してある。
【0109】上記の如く、可変表示装置6の変換表示が
開始された後に、タイマ手段165が所定時間を計時す
ると、該タイマ手段165よりタイムアップ信号線L4
0を介して動作タイミング制御手段163へタイムアッ
プ信号が出力され、タイムアップ信号の入力に伴って動
作タイミング制御手段163は停止タイミング抽出指令
信号を出力する。この停止タイミング抽出指令信号は、
可変表示停止タイミング抽出手段159および可変表示
制御手段148内の乱数抽出手段へ供給されるものとし
てある。この場合、図22に示すように、第1遊技禁止
手段から、可変表示制御手段148内の動作タイミング
制御手段163へ停止動作遅延信号を発し、この停止動
作遅延信号が発せられている期間中は、たとえゲート通
過球検出器12からゲート通過球検出信号が送られて可
変表示装置6の変動表示動作が開始され、タイマ手段1
65において予め設定された所定時間(例えば5.5
秒)が経過していても、動作タイミング制御手段163
からは信号線L37を介して変換動作を行わせる変換指
令信号の出力を継続させ、結果的に可変表示装置6の停
止を遅延させるように制御するよう構成されている。
【0110】上記乱数抽出手段には、図22中央部に示
すように、乱数生成手段が接続されており、常時乱数を
生成している。乱数抽出手段は、生成された乱数を抽出
し、乱数判定手段に出力する。乱数判定手段は、図25
に示すような構成を有しており、入力側に設けられた3
つのアンド回路及び3つのナンド回路と、この3つのナ
ンド回路の内の第1のナンド回路の出力側に設けられる
第1当り判定乱数値記憶手段と、この3つのアンド回路
の内の第1のアンド回路の出力側に設けられる第2当り
判定乱数値記憶手段と、この3つのナンド回路の内の第
2のナンド回路の出力側に設けられる第3当り判定乱数
値記憶手段と、この3つのアンド回路の内の第2のアン
ド回路の出力側に設けられる第4当り判定乱数値記憶手
段と、この3つのナンド回路の内の第3のナンド回路の
出力側に設けられる第5当り判定乱数値記憶手段と、こ
の3つのアンド回路の内の第3のアンド回路の出力側に
設けられる第6当り判定乱数値記憶手段と、上記各当り
判定乱数値記憶手段の出力側に設けられる抽出乱数比較
判定手段と、この抽出乱数比較判定手段の出力側に設け
られる強制ハズレ判定制御手段とを備えている。
【0111】そして、上記の各アンド回路の2つの入力
端のうちの一方、及びナンド回路の2つの入力端のうち
の正転入力端には、可変表示確率設定制御手段150か
らの制御信号が供給され、上記の各アンド回路の2つの
入力端のうちの他方、及びナンド回路の2つの入力端の
うちの反転入力端には、確率変動制御手段からの制御信
号が供給される。確率変動制御手段には、の権利発生
中信号と、乱数判定手段から出力信号と、特定停止図柄
判定手段からの出力信号が供給される。また、上記の抽
出乱数比較判定手段には、乱数抽出手段からの出力信号
が供給される。また、強制ハズレ判定制御手段には、第
1遊技禁止手段からの出力信号が供給される。そして、
この強制ハズレ判定制御手段の出力は、停止図柄選択手
段177に送られる。停止図柄選択手段177には、停
止図柄生成手段が接続されており、可変表示装置6に停
止表示させる停止図柄が生成される。停止図柄選択手段
177は、乱数判定手段から供給された当りかあるいは
外れの乱数信号に該当する図柄を停止図柄生成手段から
選択し、この図柄に応じた停止図柄信号を停止図柄信号
線L44を介して表示図柄置換手段178へ供給するの
である。そして、この停止図柄信号は、また、特定停止
図柄判定手段に供給される。また、この特定停止図柄判
定手段の出力は、上記の確率変動制御手段に供給され
る。このように構成されることにより、停止図柄が特別
の図柄(例えば、「7,7」のゾロ目など)の場合は、
特定停止図柄判定手段はこれを判定し、可変表示装置6
の確率通常よりも高い確率に変動させる制御信号を確率
変動制御手段に送る。確率変動制御手段は、この制御信
号を受けて乱数判定手段に高確率化する信号を供給す
る。この高確率化信号は、として、図30に示す効果
音発生手段にも供給され、効果音を発生させる。さら
に、この高確率化信号は、確率変動報知手段にも出力さ
れて高確率状態であることが遊技者に報知される。そし
て、上記のように構成することにより、第1遊技禁止手
段から、乱数判定手段内の強制ハズレ判定制御手段に強
制ハズレ判定制御信号を送り、停止図柄選択手段177
に対し、強制的にハズレ図柄を選択させるように制御す
るのである。
【0112】一方、タイマ手段165がタイムアップす
ることに基づいて動作タイミング制御手段163より出
力される停止タイミング抽出指令信号は、2入力の第4
アンド回路179の一方の入力端へも供給される(信号
レベルが“L”から“H”に反転される)ものとしてあ
り、該第4アンド回路の他方の入力端には停止タイミン
グ信号発生手段158よりの図柄停止タイミング信号が
供給されるものとしてある。したがって、上記した所定
の停止タイミング(分別装置9が第1〜第3状態の何れ
か)に応じて図柄停止タイミング信号が入力(信号レベ
ルが“L”から“H”に反転)された際に、このアンド
ゲートが開き、図柄停止信号が第4アンド回路179よ
り出力されるのである。
【0113】そして、該図柄停止信号を受けた表示図柄
置換手段178は、停止図柄選択手段177より供給さ
れている停止図柄信号に応じた停止図柄とするために、
停止図柄置換信号を停止図柄置換信号線L45を介して
表示制御手段167へ出力し、表示制御手段167より
可変表示装置6へ出力される変換指令信号の内容(表示
図柄)を、表示可変制御手段164より供給されている
図柄信号に優先させて、停止図柄選択手段179の選択
した停止図柄に置き換えさせ、可変表示装置6に停止図
柄選択手段177により選択された停止図柄が表示され
るようにするのである。
【0114】また、第4アンド回路179よりの図柄停
止信号は動作タイミング制御手段163へも入力される
ものとし、該信号の入力に基づいて動作タイミング制御
手段163は表示可変制御手段164への変換指令信号
出力を停止し、該表示可変制御手段164より表示制御
手段167へ表示図柄信号が供給されなくなる。したが
って、表示制御手段167から可変表示装置6へは、停
止図柄選択手段177が選択した停止図柄が継続して表
示されることとなる。なお、図柄停止信号の入力に基づ
いて、動作タイミング制御手段163は通過検出記憶手
段161へ減数信号線L46を介して減数信号を出力す
るものとしてあり、該信号の入力によって、通過検出記
憶手段161の入賞個数記憶から“1”減ぜられる。
【0115】上記したような流れで、通過ゲート12に
遊技球が通過入賞することに基づいて可変表示装置6を
変換させる別遊技が進行し、当該遊技が終了した後にお
いても、通過検出記憶手段161に入賞記憶が存した場
合には、当該入賞記憶に基づく別遊技が同様にして再開
されるのである。なお、図22に示す可変表示制御手段
148のブロック図においては説明を簡略化するため
に、便宜上、単一の可変表示器の変換制御および停止制
御のみを示したが、可変表示装置6を第1可変表示器7
aと第2可変表示器7bとから構成してある場合には、
両可変表示器7a,7bの停止タイミングを適宜に遅延
させることが好ましいので、これらを考慮した構成に置
き換えれば良い。例えば、第1可変表示器7aと第2可
変表示器7bとの停止時間差を見越した上で、上記第1
〜第3状態になるよりも若干早く図柄停止指令信号を出
力するようにしたり、第1可変表示器7aが停止した時
点で改めて第2可変表示器7b停止用の停止タイミング
抽出指令を発するように構成することで対処できる。
【0116】上記のようにして、可変表示制御手段14
8による可変表示装置6の変換表示制御が行われた後
に、可変表示装置6の表示図柄に応じて補助変動入賞装
置10を第2状態に変換する動作制御を行う補助変動入
賞装置制御手段149は、可変表示制御手段148より
供給される変換指令信号と、図柄停止信号とに基づい
て、可変表示装置6における停止図柄を判定する。
【0117】上記可変表示制御手段148よりの変換指
令信号および図柄停止信号は補助変動入賞装置制御手段
149内の停止図柄判定手段180(図23)へ供給さ
れ、該停止図柄判定手段180は図柄停止信号が入力
(信号レベルが“L”)された時点における表示図柄
と、予め定められた賞態様の図柄とを比較判定し、賞態
様に該当した場合にのみ、当り判定信号を当り判定信号
線L23を介して、補助変動入賞装置制御手段149内
の駆動制御手段181、タイマ手段182、入賞球計数
手段183へ夫々供給する。なお、この信号は第2遊技
制御手段141へも供給されるものとしてある(図23
中、)。
【0118】先ず、駆動制御手段181は当り判定信号
が入力されることに伴って、補助変動入賞装置10の補
助変動入賞装置用ソレノイド81へ補助変動入賞装置駆
動信号を出力し、補助変動入賞装置10を遊技者にとっ
て有利な第2状態に変換させる。また、駆動制御手段1
81はこの補助変動入賞装置10の変換動作を行ってい
る間には、補助変動入賞装置動作中信号を可変表示制御
手段148へ出力するものとしてあり、上記したよう
に、該信号が可変表示制御手段148のゲート通過制御
手段138へ入力されている間は、ゲート通過球検出信
号の入力に基づく可変表示装置6の可変表示動作が規制
されるのである。この場合、図23に示すように、第1
遊技禁止手段から、補助変動入賞装置制御手段149内
の駆動制御手段181へソレノイド駆動禁止信号を発し
て信号線L12により補助変動入賞装置用ソレノイド8
1に供給し、遊技球通過が不可能な状態を保持させるよ
う、例えば球誘導片76,76を閉じた状態に制御す
る。このように構成することにより、特別装置の作動中
は、この特別装置の作動停止機能(例えば、上記権利を
消滅させる機能など)を特定条件(例えば、所定回数1
6回の変換が終了した場合など)の場合を除いて不能動
化することにより、所謂「パンク状態」を防止すること
ができる。すなわち、補助変動入賞装置用ソレノイド8
1に対しその作動を禁止し、遊技球通過が不可能な状態
を保持させるよう制御するのである。
【0119】一方、当り判定信号の入力に伴って、タイ
マ手段182は予め定められた所定時間(例えば1.5
秒)の計時を開始し、入賞球計数手段183は補助変動
入賞装置用カウントスイッチ75よりの補助変動入賞装
置入賞信号を計数する。そして、タイマ手段182は所
定時間が経過することに伴って、タイムアップ信号を駆
動制御手段181へタイムアップ信号線L47を介して
出力し、入賞球計数手段183は予め定められた所定数
の補助変動入賞装置入賞球数を計数することに伴って、
所定入賞球計数信号を駆動制御手段181へ所定入賞球
計数信号線L48を介して出力する。
【0120】この場合、上記の不能動化の他の態様とし
て、同じく補助変動入賞装置10のソレノイド81を、
補助変動入賞装置制御手段149を介して制御する方法
が挙げられる。この不能動化の態様では、上記の第1遊
技禁止手段が補助変動入賞装置制御手段149に作動タ
イミング制御信号を与え、補助変動入賞装置用ソレノイ
ド81に対しその作動を短縮させ、遊技球通過が通過し
難い状態を保持させるよう制御する。具体的には、図2
3に示すように、第1遊技禁止手段から、補助変動入賞
装置制御手段149内のタイマ手段182へタイマ制御
信号を発し、タイマ手段182から駆動制御手段181
へ作動タイミング短縮制御信号を発して信号線L12に
より補助変動入賞装置用ソレノイド81に供給し、遊技
球通過が通過し難い状態を保持させるよう、例えば球誘
導片76,76の開放時間が短時間になるよう制御する
のである。
【0121】なお、本実施例においては、入賞球計数手
段183が計数する所定数を「1」に設定し、上記した
権利発生装置70の分別装置9による特別入賞球の発生
確率を調整し易くしてある。すなわち、分別装置9が第
1状態の時に補助変動入賞装置10に入賞した球のみを
特別入賞球として、第2,第3状態中に入賞した球を一
般入賞球として、夫々略々確実に処理することが可能と
なり、権利発生率の調整制御をより適切に行うことがで
きるのである。
【0122】上記の如くして、補助変動入賞装置10の
開放終了条件が満たされる(本実施例においては、タイ
マ手段182よりのタイムアップ信号もしくは入賞球計
数手段183よりの所定入賞球計数信号のうち、何れか
最先の信号が入力される)と、駆動制御手段181は補
助変動入賞装置用ソレノイド81への補助変動入賞装置
駆動信号出力を停止し、補助変動入賞装置10を遊技者
にとって不利な第1状態に再変換させる。また、駆動制
御手段181は、補助変動入賞装置用ソレノイド81へ
の補助変動入賞装置駆動信号出力を停止すると同時に、
可変表示制御手段148への補助変動入賞装置動作中信
号出力も停止し、可変表示制御手段148による可変表
示装置6の可変表示が可能な状態に復帰する。
【0123】次に、可変表示装置6の可変表示確率を設
定制御する可変表示確率設定制御手段150について、
図24に基づき説明する。先ず、この可変表示確率設定
制御手段150を能動化するために、第1キーを用いて
第1キー挿入検出器143より第1キー挿入検出信号を
出力させる。この信号が可変表示確率選択手段および設
定確率表示制御手段へ入力されることに伴って、これら
が能動化され、設定が可能な状態となるのである。
【0124】可変表示確率選択手段が能動化されると、
可変表示確率設定スイッチ142よりの可変表示確率選
択信号を有効に受け入れ得る状態となり、管理者が可変
表示確率設定スイッチ142を選択操作することによっ
て、可変表示確率設定スイッチ142より可変表示確率
選択手段へ可変表示確率選択信号が入力される。そし
て、可変表示確率選択手段は、該選択信号に応じた可変
表示確率を、予め可変表示確率設定制御手段150内に
設けてある可変表示確率1,可変表示確率2,可変表示
確率3の何れかを選択して、該可変表示確率を設定確表
示制御手段及び可変表示制御手段148へ供給する。
【0125】設定確率表示制御手段は、この選択された
可変表示確率に応じた数値等を設定確率表示器38によ
って可視表示させるべく、設定確率表示信号を設定可変
表示確率表示器38へ出力する。上記のようにして設定
した可変表示確率が適正な値であると確認し、管理者が
第1キーを引き抜くと、第1キー挿入検出器143より
の第1キー挿入検出信号が入力されなくなることによっ
て、可変表示確率選択手段、設定確率表示制御手段は再
び非能動化され、当該設定確率に固定される。また、設
定確率が固定されることに伴って、設定確率表示器38
の表示が消されるものとし、この設定操作を行った管理
者以外の者に設定確率の内容を知られることを防止でき
るのである。
【0126】なお、このようにして設定された設定確率
は、当該遊技機1の電源が断たれた後も、新たな可変表
示確率が選択されるまで、有効な設定可変表示確率とし
て記憶保持させるように、バックアップ機能等を付加し
ても良い。また、本実施例においては、予め可変表示確
率設定制御手段150内に設定してある可変表示確率の
中から設定可変表示確率を選択するものとしたが、任意
の可変表示確率を外部から(可変表示確率設定スイッチ
142や当該遊技店の管理装置等から)入力すること
で、設定できるように構成しても良い。
【0127】次に、特定の遊技状態となる確率たる権利
発生率を設定するための権利発生率設定制御手段160
について、図26に基づき説明する。先ず、この権利発
生率設定制御手段160を能動化するために、第2キー
を用いて第2キー挿入検出器145より第2キー挿入検
出信号を出力させる。この信号が使用乱数選択手段18
7、選択乱数記憶手段188、設定権利発生率表示制御
手段189へ入力されることに伴って、これらが能動化
され、設定が可能な状態となるのである。
【0128】使用乱数選択手段187が能動化される
と、権利発生率設定スイッチ144よりの権利発生率選
択信号を有効に受け入れ得る状態となり、管理者が権利
発生率設定スイッチ144を選択操作することによっ
て、権利発生率設定スイッチ144より使用乱数選択手
段187へ権利発生率選択信号が入力される。そして、
使用乱数選択手段187は、該選択信号に応じた権利発
生率としての乱数を、予め可変表示確率設定制御手段1
50内に設けてある乱数1,乱数2,乱数3,…,乱数
nの何れかより選択して、この選択した乱数を選択乱数
記憶手段188及び設定権利発生率表示制御手段189
へ夫々供給する。
【0129】選択乱数記憶手段188は、この選択され
た乱数を選択乱数として記憶保持し、該選択乱数を可変
表示停止タイミング抽出手段159へ供給するのであ
る。また、設定権利発生率表示制御手段189は、上記
選択乱数記憶手段188用に選択された乱数を設定権利
発生率表示器37によって可視表示させるべく、設定権
利発生率表示信号を設定権利発生率表示器37へ出力す
る。上記のようにして設定した権利発生率が適正な値で
あると確認し、管理者が第2キーを引き抜くと、第2キ
ー挿入検出器145よりの第2キー挿入検出信号が入力
されなくなることによって、使用乱数選択手段187、
選択乱数記憶手段188、設定権利発生率表示制御手段
189は再び非能動化され、当該権利発生率(選択乱
数)に固定される。また、件入り発生率が固定されるこ
とに伴って、権利発生率表示器37の表示が消されるも
のとし、この設定操作を行った管理者以外の者に権利発
生率の内容を知られることを防止できるのである。
【0130】なお、このようにして設定された権利発生
率は、当該遊技機1の電源が断たれた後も、新たな権利
発生率が選択されるまで、有効な権利発生率として記憶
保持させるように、バックアップ機能等を付加しても良
い。また、本実施例においては、権利発生率選択信号に
応じて、使用乱数選択手段187が予め権利発生率設定
制御手段160内に設定してある乱数群の中から2種類
の乱数を選択するものとしたが、2種類の乱数を外部か
ら(権利発生率設定スイッチ144等から)特定して、
設定できるように構成しても良い。
【0131】斯くして、権利発生率設定制御手段160
より供給される選択乱数は可変表示停止タイミング抽出
手段159へ供給され、該可変表示停止タイミング抽出
手段159において分別装置9の第1〜第3状態の何れ
かが選択されて、該選択信号が停止タイミング信号発生
手段158へ供給され、回転体位置検出手段156より
入力される分別装置9の第1〜第3状態が、上記可変表
示停止タイミング抽出手段159よりの選択信号に適合
した状態となることに基づいて、停止タイミング信号発
生手段158より図柄停止タイミング信号が可変表示制
御手段128へ送られ、可変表示装置6の制御に供され
るのである。これら一連の動作を相互にに関連性をもっ
て行う可変表示停止タイミング抽出手段159、停止タ
イミング信号発生手段158、回転体位置検出手段15
6に付いて、図27に基づき説明する。
【0132】上記した権利発生率設定制御手段160よ
り供給される選択乱数は、可変表示停止タイミング抽出
手段159の乱数抽出手段190へ供給され、可変表示
制御手段148より停止タイミング抽出指令信号が入力
されることに伴って、該乱数抽出手段190は供給され
た使用乱数から任意の数を抽出する。この抽出された数
は停止タイミング選択手段191へ供給され、該停止タ
イミング選択手段191によって、第1〜第3状態の夫
々に応じた第1停止タイミング、第2停止タイミング、
第3停止タイミングの何れかを選択する。そして、第1
停止タイミングを選択した場合には、第1停止タイミン
グ信号線L49を介して第1停止タイミング信号を、第
2停止タイミングを選択した場合には、第2停止タイミ
ング信号線L50を介して第2停止タイミング信号を、
第3停止タイミングを選択した場合には、第3停止タイ
ミング信号線L51を介して第3停止タイミング信号
を、夫々停止タイミング強制設定手段192へ供給す
る。
【0133】この停止タイミング強制設定手段192
は、停止タイミング選択手段191よりの第1〜第3停
止タイミング信号に応じて、第1〜第3選択信号を停止
タイミング信号発生手段158へ出力する。しかし、第
2遊技制御手段141より権利発生中信号が入力されて
いる間においては、停止タイミング選択手段191より
の停止タイミング信号に優先させて、第3選択信号を出
力するように構成してある。斯くすることで、特別遊技
の権利発生中に特別入賞球が発生することを防ぎ、特別
遊技の権利が途中で消滅(所謂パンク)することを可及
的小ならしめるのである。
【0134】一方、回転体位置検出器113よりの回転
体位置検出信号が入力される回転体位置検出手段156
は、回転体位置検出信号が入力された時刻点を基準とし
て、該入力時からの時間経過を回転体86の回転量と擬
制することで、遊技球待機部88aと各入賞球受部97
〜99との相対的位置関係に基づく第1〜第3状態を判
別するのである。この回転体86の位置判別は、デマル
チプレクサ等より構成した回転体位置判別手段193に
よって行うものとしてあり、回転体位置検出器113よ
り回転体位置検出信号がリセット端子に入力された後、
計時手段157より基本クロックが入力される毎に、回
転体位置判別手段193は複数の出力端子へ一定順序で
信号出力してゆく。したがって、どの信号端子に対して
信号出力が為されたかを知り得れば、リセット後(回転
体位置検出信号の入力後)の経過時間(回転体86の回
転量)を判別することができるのである。
【0135】例えば、回転体86が1回転するのに9秒
を要し、計時手段157より1秒間隔で基本クロックが
出力されるものとすると、回転体位置検出器113より
回転体位置検出信号が入力された後に回転体位置判別手
段193へ計時手段157より“3クロック”供給され
る間が第1状態に相当し、その後、更に“3クロック”
供給される間が第2状態に相当し、それ以後は第3状態
に相当する。そして、第3状態となってから更に“3ク
ロック”供給された後、“1クロック”が入力されるに
略々等しい時間が経過するか、もしくは該クロック入力
と同期して回転体位置検出信号が回転体位置判別手段1
93に入力されてリセットされ、回転体86が丁度1回
転したこととなる。
【0136】上記のように構成した回転体位置判別手段
193に対して、リセット後の3クロック入力に基づく
3つの出力信号線を第3オア回路194へ、リセット後
の4〜6クロック入力に基づく3つの出力信号線を第4
オア回路195へ、夫々接続してある。斯くすることに
よって、第2オア回路194からは分別装置9が第1状
態であることを意味する第1状態中信号が、第3オア回
路195からは分別装置9が第2状態であることを意味
する第2状態中信号が出力されるのである。また、第1
状態中信号と第2状態中信号とが反転入力される第5ア
ンド回路196からは、第1状態中信号と第2状態中信
号が共にオフ状態(信号レベルが“L”)のとき、すな
わち、回転体86が第3状態の時にのみ出力される第3
状態中信号となるのである。
【0137】なお、本実施例における回転体位置検出片
114は、回転体86に対して図28及び図29に示す
ように取り付けてあり、第2一般入賞受口97が遊技球
待機部88aを通過した後に、回転体位置検出片114
が回転体位置検出器113に検出されるように構成して
ある(図28参照)。斯くすることによって、回転体位
置検出片114が回転体位置検出信号を出力した後に、
可変表示装置6の第1,第2可変表示器7a,7bに賞
態様が形成されることに基づく補助変動入賞装置10の
第2状態変換変換動作が行われ、該補助変動入賞装置1
0より遊技球流入口93を介して分別装置9へ入賞球が
到達した際には、分別装置9は第1状態となっており、
当該入賞球を特別入賞球受部99に受け入れるのである
(図29参照)。
【0138】上記のようにして停止タイミング信号発生
手段158へ供給される第1状態中信号は2入力の第6
アンド回路197の一方の入力端へ、第2状態中信号は
2入力の第7アンド回路98の一方の入力端へ、第3状
態中信号は2入力の第8アンド回路99の一方の入力端
へ夫々供給されるものとしてある。また、第6アンド回
路197の他方の入力端には可変表示停止タイミング抽
出手段159よりの第1状態選択信号が、第7アンド回
路198の他方の入力端には第2状態選択信号が、第8
アンド回路199の他方の入力端には第3状態選択信号
が、夫々入力されるものとしてあり、上記停止タイミン
グ強制設定手段192より出力された第1〜第3状態選
択信号の何れかが入力されている第6〜第8アンド回路
197〜199に対して、上記回転体位置検出手段15
6よりの第1〜第3状態中信号が入力されることに基づ
き、何れかのアンドゲートが開き、この出力信号が第4
オア回路200を介して図柄停止タイミング信号として
出力されるのである。
【0139】かくして、可変表示停止タイミング抽出手
段159によって選択された第1〜第3状態に応じ、分
別装置9が当該選択された状態になった時点で、停止タ
イミング信号発生手段158より図柄停止タイミング信
号が出力されることとなり、該図柄停止タイミング信号
が入力されることに基づいて、可変表示制御手段148
が可変表示装置6の図柄を停止させるのである。そし
て、この停止図柄が賞態様を形成していた場合には、分
別装置9が可変表示停止タイミング抽出手段159によ
って選択された状態にある間に、補助変動入賞装置10
が第2状態に変換されることとなり、該補助変動入賞装
置10へ入賞して分別装置9へ供給された入賞球は、予
め設定された権利発生率に近付くような確率で、一般入
賞球出口71もしくは特別入賞球出口72へ分別される
のである。
【0140】なお、図27に示す実施例において、可変
表示停止タイミング抽出手段159より出力される第1
〜第3状態選択信号は、新たな状態選択が為されるまで
継続的に出力されるものとし、分別装置9が可変表示停
止タイミング抽出手段159によって選択された状態と
なる毎に、停止タイミング信号発生手段158より図柄
停止タイミング信号が出力されることとなる。しかしな
がら、図柄停止タイミング信号が可変表示制御手段14
8へ入力されることに基づいて出力される図柄停止信号
は、可変表示制御手段148内の動作タイミング制御手
段163より停止タイミング抽出指令信号が出力されて
いなければ、第4アンド回路179より出力されないの
で、構成上なんら問題は生じない。
【0141】しかしながら、停止タイミング抽出指令信
号が第4アンド回路179に入力された際に、停止タイ
ミング信号発生手段158より図柄停止タイミング信号
が第4アンド回路179に入力されていた場合、可変表
示停止タイミング抽出手段159において新たな状態選
択が為される前に、可変表示装置6の停止動作が行わ
れ、該停止図柄が賞態様を形成していた場合には、本来
の確率調整とは異なる分別動作が行われてしまう。斯か
る事態が生ずるのは極めて希なケースであり、長時間に
亙る遊技制御においては、無視できる程度のものである
が、特別遊技の権利発生率制御を一層確実ならしめるた
めには、例えば分別装置9の回転体86が1回転するに
略々等しい時間だけ停止タイミング強制設定手段192
が第1〜第3状態選択信号を継続的に出力させるように
したり、或いは図柄停止タイミング信号を受けた可変表
示148からリセット信号が入力されることに基づい
て、信号出力の停止が行われるようにすればよい。
【0142】また、図27に示す実施例においては、回
転体位置判別手段193より一定時間(例えば1秒)毎
に信号出力させることで、回転体の位置を判別させるも
のとしたために、第1状態が選択されたことに基づく図
柄停止タイミング信号が、第3状態に近い第1状態時に
出力される場合や、第2状態に近い第1状態時に出力さ
れる場合も想定される。斯かるタイミングで図柄停止タ
イミング信号が出力された場合には、変則的に他の入賞
受口へ入賞してしまう確率が高くなり、極端な場合に
は、特別遊技の権利発生率制御に支障を来すことも有り
得る。そこで、補助変動入賞装置10が第2状態に変換
された際に、回転体86の意図する入賞受口へ最も受け
入れられる確率の高い状態となるタイミングで、分別装
置9の回転体86が1回転する間に第1〜第3状態中信
号を1回宛て出力するように回転体位置検出手段156
を構成しても良い。
【0143】次に、変動入賞装置8などを上記したよう
に作動して特別遊技を制御する第2遊技制御手段141
について図30に基づき説明する。
【0144】権利発生装置70の特別入賞球検出器10
4よりの特別入賞球検出信号は、信号入力許可手段を介
して、特別装置たる変動入賞装置8の作動を促すための
特別装置作動指令として特別装置作動制御手段201に
入力される。そして、該特別入賞球検出信号を受信した
特別装置作動制御手段201は、効果音発生手段202
に権利発生中信号を送信する。これに応じて、効果音発
生手段202は音声出力信号を発し、スピーカ146か
ら特別遊技の権利が発生した旨の効果音を発生させる。
また、第1表示制御手段203はランプ等からなる権利
発生表示ランプ125へ権利発生状態表示信号を出力
し、該権利発生表示ランプ125によって特別遊技の権
利が発生したことを遊技者に知らせる。
【0145】さらに、この権利発生中信号は、上記の信
号入力許可手段にフィードバックされるほか、後述する
特定入賞制御手段204、特定入賞球計数手段205に
も供給されるものとしてあり、特定入賞制御手段20
4、特定入賞球計数手段205を夫々能動化する。ま
た、この権利発生中信号は第1遊技制御手段140の第
1遊技禁止手段、可変表示停止タイミング抽出手段15
9にも供給するものとしてある(図30中、)。ま
た、上記のように構成されることにより、権利発生装置
70内の特別入賞球検出器104により特別入賞球が検
出された場合であっても、既にその直前に特別入賞球が
検出されており、特別装置作動制御手段201から権利
発生を示す権利発生中信号が信号線L25を介して出力
されている場合には、その権利発生中信号は、上記の信
号入力許可手段にフィードバックされる。そして、この
権利発生中信号がフィードバックされている期間中は、
たとえ新たな特別入賞球検出があっても、その特別入賞
球検出信号は特別装置作動制御手段201には送られ
ず、無効にされてしまう。換言すれば、権利発生中は特
別位置の遊技球検出が禁止されることになるのである。
【0146】特定入賞口13へ打球が入賞して、特定入
賞球検出器14が打球を検出すると、特定入賞球検出信
号を特定入賞制御手段204に送信する。この特定入賞
球検出信号を受信した特定入賞制御手段204は、特定
入賞個数計数信号を特定入賞個数計数信号線L52を介
して特定入賞球計数手段205へ送信し、この特定入賞
個数計数信号を受信した特定入賞球計数手段205は、
特定入賞口13への入賞個数を計数して、入賞個数が1
6個となると、権利終了信号(特定遊技状態の終了を意
味する信号)を権利終了信号線L53を介して特別装置
作動制御手段201へ出力し、該特別装置作動制御手段
201をリセットする。
【0147】また、上記した特定入賞制御手段204は
特定入賞球検出器14より、信号入力許可手段を介して
特定入賞球検出信号を受けることに基づいて、大入賞口
作動開始信号を大入賞口作動開始信号線L54を介して
変動入賞装置駆動制御手段206へ供給し、該大入賞口
作動開始信号が入力されることに伴って変動入賞装置駆
動制御手段206は、変動入賞装置8のソレノイド13
5に特別装置駆動信号を出力して、変動入賞装置駆動制
御手段206に内蔵されたタイマ207で定めた一定時
間、或いは後述する入賞数計数手段208から大入賞口
作動終了信号線L55を介して大入賞口作動終了信号を
受信するまで、変動入賞装置8を遊技者にとって不利な
第1状態から有利な第2状態に変換する。また、変動入
賞装置駆動制御手段206からの駆動制御信号は、信号
線L21から分岐して上記の信号入力許可手段にもフィ
ードバックされる。このように構成されることにより、
特定入賞球検出器14により特定入賞球が検出された場
合であっても、既にその直前に変動入賞装置駆動制御手
段206から信号線L21を介して大入賞口の開放駆動
信号が出力されている場合には、その駆動信号は、上記
の信号入力許可手段にフィードバックされる。そして、
この大入賞口の駆動信号がフィードバックされている期
間中は、たとえ特定入賞口(第3種始動口)に新たな遊
技球が入賞し新たな特定入賞球検出があっても、その特
定入賞球検出信号は特定入賞制御手段204には送られ
ず、無効にされてしまう。換言すれば、大入賞口開放中
は特定遊技球検出が禁止されることになるのである。こ
のことにより、所定回数(例えば16回)以下の回数で
特別装置が作動を停止することを防止し、確実に所定回
数(例えば16回)の大入賞口開放を実現できるのであ
る。また、本実施例では、特定入賞口(第3種始動口)
に回転体86が設けられており、特定入賞球検出器14
により入賞が検出され変動入賞装置(大入賞口)の作動
中は、次の入賞球が特定入賞球検出器14により検出さ
れないように構成されているので、この点でも、上記と
同様の効果を有している。さらに、図13において、分
別装置9の回転体86の回転速度(1回転当りの時間)
を、大入賞口の開放時間以上になるようにタイマ等を構
成しておけば、大入賞口開放中に特定入賞口に入賞する
ことを防止することができ、上記と同様の効果をもたせ
ることができる。
【0148】なお、この特別装置駆動信号は入賞数計数
手段208及び特定入賞制御手段204へも供給される
ものとしてあり、該信号の入力に伴って入賞数計数手段
208が能動化されると共に、特定入賞制御手段204
は当該特別装置駆動信号の入力中においては、新たな特
定入賞球検出信号の入力に基づく大入賞口作動開始信号
の出力が規制されるのである。さらに、この特別装置駆
動信号は、効果音発生手段202にも送信され(図30
中、)、該効果音発生手段202よりスピーカ146
へ適宜な音声出力信号が発されることで、変動入賞装置
8が作動中であることを遊技者に認識させる。
【0149】また、この効果音発生手段202は、上記
第1遊技制御手段140の可変表示制御手段148より
変換指令信号線L11′(図30中)および入賞個数
記憶信号線L24′(図30中)を介して供給される
変換指令信号および入賞個数記憶信号、補助変動入賞装
置制御手段149より補助変動入賞装置駆動信号線L1
2′(図30中)および当り判定信号線L23′(図
30中)を介して夫々供給される補助変動入賞装置駆
動信号および当り判定信号に応じた適宜な音声を出力さ
せるものとしてある。また、このこの効果音発生手段2
02には、上記図22に示す確率変動制御手段からの高
確率状態を示す高確率化信号が信号線(図30中)を
介して供給され、この高確率化状態に応じた適宜な音声
を出力させるものとしてある。
【0150】一方、特別装置作動制御手段201よりの
特定入賞個数計数信号を受けて能動化された特定入賞数
計数手段205は、特定入賞数信号線L56を介して特
定入賞数信号を第2表示制御手段209へ出力し、該特
定入賞数信号を受けた第2表示制御手段209が7セグ
メント式可変表示器よりなる特定入賞口入賞数表示器6
5へ特定入賞口入所賞数表示信号を出力する。斯くし
て、当該権利発生時における特定入賞口13への入賞個
数(特定入賞口入賞数)が、特定入賞口入賞数表示器6
5に可視表示されるのである。
【0151】また、入賞数計数手段208は、上記した
ように大賞口作動中信号により能動化され、能動化状態
において、変動入賞装置8に打球が入賞することに基づ
いて計数用検出器139から発される大入賞口入賞球検
出信号を計数することにより、タイマ207の駆動制御
に基づいて第2状態に変換された変動入賞装置8への全
入賞球数を計数する。そして、その計数値たるカウント
信号をカウント信号線L57を介して第3表示制御手段
210へ出力し、該第3表示制御手段210が大入賞口
入賞数表示装置147へ大入賞口入賞数表示信号を出力
することで、変動入賞装置8への入賞個数を大入賞口入
賞数表示装置147に表示させるのである。また、上記
したように入賞数計数手段208において一定数、例え
ば入賞球が10個に達する毎に変動入賞装置駆動制御手
段206に大入賞口作動終了信号を送信し、変動入賞装
置8を第2状態に変換して行う特別遊技の1サイクルを
終了させる。
【0152】なお、本発明において、可変表示装置6の
確率を設定したり基準可変表示確率を設定するための設
定操作部35は、前記した実施例に限定されるものでは
ない。例えば、可変表示確率を権利発生率との組み合わ
せを予め設定しておき、この組み合わせを選択モードと
し、これらのモードから適宜な選択を行うようにすれ
ば、可変表示確率と権利発生率との設定を一括して行う
ことが可能となる。また、遊技店における各種遊技機1
…を総括的に管理する管理装置からこれらの設定を行え
るようにしても良い。
【0153】また、上記実施例においては、遊技球の分
別が回転体86により行われるように構成される例につ
いて説明したが、これは他の種類の構造を有していても
かまわない。そして、上記実施例では、特定入賞球検出
器14は、特定入賞口13に設けられているが、これ
は、通過ゲート11に設けてもかまわない。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遊技部の特別位置を遊技球が通過して特別装置が作動し
ている期間中(権利の発生中)は、たとえ特別装置の作
動停止の要件が生じても、特別装置作動停止機能不能動
化手段が、特別装置の作動停止機能を不能動化するの
で、特別装置の作動停止(発生した権利の消滅)が防止
できる。したがって、この種の遊技機に不慣れな遊技者
にも遊技が分かり易く、獲得球の獲得においても不平等
が無くなる、という利点を有する。また、遊技者は、特
別装置の作動停止を心配することなく所定回数いっぱい
までの特別遊技を堪能できる、という利点をも有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である遊技機の全体構成を示
す正面図である。
【図2】図1に示す遊技機における打球発射装置の概略
を示す正面図である。
【図3】図1に示す遊技機の背面図である。
【図4】図1に示す遊技部の概略正面図である。
【図5】図1に示す遊技盤の背面図である。
【図6】図1に示す可変表示装置の斜視図である。
【図7】図1に示す可変表示装置の分解斜視図である。
【図8】図1に示す可変表示装置の正面図である。
【図9】図1に示す権利発生装置の斜視図である。
【図10】図1に示す権利発生装置の分解斜視図であ
る。
【図11】権利発生装置の補助変動入賞装置から分別装
置へ至る遊技球の流路の説明図である。
【図12】権利発生装置の分別装置の回転体から各入賞
球出口へ至る遊技球の流路の説明図である。
【図13】分別装置が第1状態の場合における権利発生
装置の正面図である。
【図14】分別装置が第2状態の場合における権利発生
装置の正面図である。
【図15】分別装置が第3状態の場合における権利発生
装置の正面図である。
【図16】図1に示す特定入賞装置の斜視図である。
【図17】図1に示す特定入賞装置の分解斜視図であ
る。
【図18】図1に示す変動入賞装置の一部欠截斜視図で
ある。
【図19】図1に示す変動入賞装置の分解斜視図であ
る。
【図20】電気的制御装置の概略ブロック図である。
【図21】電気的制御装置における第1遊技制御手段の
概略ブロック図である。
【図22】可変表示制御手段の概略ブロック図である。
【図23】補助変動入賞装置制御手段の概略ブロック図
である。
【図24】可変表示確率設定制御手段の概略ブロック図
である。
【図25】乱数判定手段の概略ブロック図である。
【図26】権利発生率設定制御手段の概略ブロック図で
ある。
【図27】回転体位置検出手段と停止タイミング信号発
生手段と可変表示停止タイミング抽出手段の概略ブロッ
ク図である。
【図28】回転体位置検出器が回転体位置検出片を検出
する直前における権利発生装置の正面図である。
【図29】回転体位置検出器が回転体位置検出片を検出
した直後における権利発生装置の正面図である。
【図30】第2遊技制御手段の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 遊技機 3 遊技盤 5 遊技部 6 可変表示装置 8 変動入賞装置 9 分別装置 10 補助変動入賞装置 11 通過ゲート 12 ゲート通過球検出器 13 特定入賞口 14 特定入賞球検出器 71 一般入賞球出口 72 特別入賞球出口 75 補助変動入賞装置用カウントスイッチ 104 特別入賞球検出器 149 補助変動入賞装置制御手段 150 可変表示確率設定制御手段 160 権利発生率設定制御手段 204 特定入賞制御手段 206 変動入賞装置駆動制御手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技部を有する遊技盤と、 当該遊技部に設けられた特別位置を遊技球が通過したこ
    とに基づき当該遊技部に設けられた変動入賞装置の作動
    を所定回数有効化し所定要件下で当該作動を停止する特
    別装置とを備えた遊技機において、 当該特別装置の作動中は特定条件の場合を除き当該特別
    装置の作動停止機能を不能動化する特別装置作動停止機
    能不能動化手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記特別装置作動停止不能動化手段は、 遊技球が前記特別位置を通過し易い状態若しくは通過可
    能な状態若しくは通過し難い状態又は通過不可能な状態
    に変更可能な補助変動入賞装置の作動を禁止することを
    特徴とする請求項1に記載した遊技機。
  3. 【請求項3】 前記特別装置作動停止機能不能動化手段
    は、 遊技球が前記特別位置を通過し易い状態若しくは通過可
    能な状態若しくは通過し難い状態又は通過不可能な状態
    に変更可能な補助変動入賞装置の作動時間を短縮するこ
    とを特徴とする請求項1に記載した遊技機。
  4. 【請求項4】 前記特別装置作動停止不能動化手段は、 特定の停止態様に基づき前記補助変動入賞装置を作動さ
    せる可変表示装置の作動を禁止することを特徴とする請
    求項1に記載した遊技機。
  5. 【請求項5】 前記特別装置作動停止不能動化手段は、 特定の停止態様に基づき前記補助変動入賞装置を作動さ
    せる可変表示装置の停止を遅延させることを特徴とする
    請求項1に記載した遊技機。
  6. 【請求項6】 前記特別装置作動停止不能動化手段は、 特定の停止態様に基づき前記補助変動入賞装置を作動さ
    せる可変表示装置の停止態様を当該特定の停止態様以外
    の停止態様に強制的に停止させることを特徴とする請求
    項1に記載した遊技機。
  7. 【請求項7】 前記特別装置作動停止不能動化手段は、 遊技球が前記特別位置を通過することを禁止することを
    特徴とする請求項1に記載した遊技機。
  8. 【請求項8】 前記特別装置作動停止不能動化手段は、 遊技球が前記特別位置を通過した場合であってもその通
    過検出を禁止することを特徴とする請求項1に記載した
    遊技機。
  9. 【請求項9】 前記特別装置作動停止不能動化手段は、 前記特別位置への遊技球の分別を行う分別装置の状態に
    応じて前記補助変動入賞装置の作動を行わせるすること
    を特徴とする請求項1に記載した遊技機。
  10. 【請求項10】 前記特別装置作動停止不能動化手段
    は、 前記特別位置への遊技球の分別を行う分別装置の作動を
    制御することを特徴とする請求項1に記載した遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008212181A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2008220596A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2008220595A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Sankyo Co Ltd 遊技機

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