JPH0654851B2 - 合成回路 - Google Patents

合成回路

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JPH0654851B2
JPH0654851B2 JP28197086A JP28197086A JPH0654851B2 JP H0654851 B2 JPH0654851 B2 JP H0654851B2 JP 28197086 A JP28197086 A JP 28197086A JP 28197086 A JP28197086 A JP 28197086A JP H0654851 B2 JPH0654851 B2 JP H0654851B2
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芳明 垂澤
哲夫 廣田
博世 小川
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)
における搬送波と信号波の合成回路及びこの回路を用い
た周波数変換回路(アップコンバータ)に関するものであ
る。
(従来の技術) マイクロオ波帯、あるいはそれ以上の周波数帯の無線装
置には、中間周波数(IF)を無線周波数(RF)に変換す
る周波数変換回路(アップコンバータ)が使用される。ア
ップコンバータの構成法としては、第1図に示すような
バランス形アップコンバータが通常使用される。ポート
45に加えられた搬送波(LO)は、位相反転器48により逆
相に分配され加算器50,51を通って2つの能動素子(ここ
ではFET52,53)に加えられる。さらにポート47に入力
されたIF信号も位相反転器49により逆相に分配され、
前記加算器52,53によりローカル信号と加算されて2つ
の能動素子(FET52,53)に加えられる。素子の出力側
には、この能動素子の非線形によりLO周波数とIF周
波数の和及び差の周波数成分がRF信号として生じる。
バランス形アップコンバータの特徴は、LO成分がRF
出力側に漏れないこと、すなわち良好なアイソレーショ
ンが得られること、及びLOからRF信号への変換特性
が良好なことである。第1図において、破線1はLOと
IF信号の合成回路、破線2は能動素子であるFETと
RF信号の合成回路を示している。このようにバランス
形アップコンバータを構成するためにはLOとIF信号
の合成回路1が不可欠となる。従来のMMIC化アップ
コンバータは第2図に示すようにマイクロストリップ線
路を主体としていた。第2図の左半分は第1図の破線1
に示した合成回路に対応している。つまりこの中には1
個の位相反転器と2つの加算器が含まれる。5は位相反
転形ハイブリッドリングである。LOはポート15から入
力され、逆位相で出力側のストリップ線路に現われる。
なお、この55はハイブリッドリングを構成するため結合
線路であり、その一端は第4図に示すようにバイアホー
ルにより接地しなければならない。また19は終端抵抗で
あり、これも接地のためバイアホールを必要とする。ま
たIC信号はマイクロストリップ線路11から加えられ
る。また11からは、能動素子に供給するゲートバイアス
電圧も加えられる。このため、直流カット様のバイパス
フィルタ6が挿入されている。なお、マイクロストリッ
プ線路11の長さをLO周波数の4分の1波長に選び、か
つ入力端にLO周波数に対して容量が大きく、IF周波
数に対して小容量のキャパシタンスを接続すればLOは
ポート16,17へは伝搬しない。
以上のように合成されたLO及びIF信号は、両FET
のゲート電極7に加えられる。両FETのドレイン電極
9側に生じたRF信号成分は、同相合成され、出力側マ
イクロストリップ線路14から得られる。なおソース電極
の接地はバイアホール10により行なう。
(発明が解決しようとする問題点) このようなマイクロストリップ線路を主体としたLOと
IF信号の合成回路及びこれを使用したアップコンバー
タは、次のような欠点を持つ。(1)位相反転形ハイブリ
ッドリングは1/4波長線路を必要とするため、回路面積
が大きく成る。(2) 接地をするためにバイアホール10を
必要とする。その断面は第3図に示す通りであり、回路
の製造プロセスが複雑となる。(3)接地導体が基板裏面
にあるため、オンウエハでの動作テストが不可能であ
る。(4)位相反転形ハイブリッドリングの周波数特性が
直接アップコンバータのアイソレーション特性に影響を
与えるため、動作帯域幅が狭い。(5)超高周波化を行な
う場合、マイクロストリップ線路の電気長がその線路幅
に比べ短くなるため、位相反転形ハイブリッドリングの
設計性が悪くなる。またバイアホールのインダクタンス
成分が増加し、良好な接地が得られなくなる。
本発明の目的は前項に述べた欠点(1)〜(5)を解決し、小
形で、製造プロセス簡単で、しかも広帯域で、超高周波
が可能な、合成回路及びこれを使用したMMIC化アッ
プコンバータを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の合成回路及びこれを使用したアップコンバータ
は、以下の点を最も主要な特徴とする。LOの逆相分
配は、スロット線路の直列分岐を利用する。IF信号
及び直流バイアスは、コプレーナ線路を前記スロット線
路に並列接続し、このコプレーナ線路より加える。2
つのFETのドレイン側に生じたRF信号成分は、スロ
ット線路とコプレーナ線路を組み合せることにより、同
相合成を行う。
従来の技術とは次の点が異なる。LOの逆相分配成分
に1/4波長線路を使用しないため、大幅に回路面積を小
さくできる。伝送線路にスロット線路コプレーナ線路
を使用するため、同一面上で回路を構成できる。また、
これにより、接地のためのバイアホールを必要としな
い。
(実施例 1) 第5図は、請求の範囲1の実施例である。30はLOの入
力ポート、31と32は逆相のIF信号入力ポート及び直流
バイアス印加用ポート、33と34はRF信号出力ポートで
ある。図中矢印40はLOの電界方向を、41はIFの電界
方向を模式的に表わしている。30から入力されたLO
は、スロット線路24を伝搬し、スロット線路25と26に逆
位相で分配される。このとき、導体22,23と誘電体39か
ら成るオーバレイキャパシタのインピーダンスはLO周
波数に対して十分小さく、IF周波数に対しては十分大
きくなるように誘電体の厚さと導体22,23の面積を設定
する。このため導体22と23はLOに対して同電位とな
り、またスロット線路24のインピーダンスとスロット線
路25及び26のインピーダンスは整合するように選ぶか
ら、スロット線路24のLOは分岐部分で反射することな
く、スロット線路25と26に逆相分配される。一方入力ポ
ート31と32に加えられるIF信号の周波数はLO周波数
に比べ十分低く、オーバーレイキャパシタのインピーダ
スはIF信号に対して十分高くなるように設定されるか
ら、導体22と23の電位は、IF信号に対して異なった電
位とな得る。したがって入力ポート31と32から入力され
た逆相のIF信号は、LOと重畳され出力ポートである
33と34に出力される。また入力ポート31と32に印加され
る直流バイアスについても、導体22と23は直流的に開放
である。なおLOがコプレーナ線路27及び28に漏れない
よう、この線路の特性インピーダンスはLO周波数に対
して十分高く選ばれている。さらにスタブ等の接続、例
えばコプレーナ線路27,28の入力端をLO周波数に対し
てインピーダンスの小さい容量で短絡し、線路長を1/4
波長に選定することにより、スロット線路との接続点か
らコプレーナ線路27,28側を見たインピーダンスを無限
大にでき、ローカルの漏れのない、良好な動作が期待で
きる。
したがって本発明の合成回路は、逆相分配部に1/4波長
線路を使用しないため、回路面積を小形にできる。また
分配時の位相は、周波数帯に無関係に逆位相に保てるた
め、広帯域である。さらに周波数が高くなり、4分の1
波長の寸法が短くなっても、位相反転形ハイブリッドリ
ングのように設計性が低下することがない。
(実施例 2) 第6図に請求の範囲2の実施例を示す。これは、第5図
に示した合成回路に、2つのFETを接続し、さらにR
F信号成分の合成回路を接続して、アップコンバータに
適用したものである。35はゲートフィンガ数が2本のF
ETであり、7はゲート電極、9はドレイン電極であ
る。両FETのゲート電極には、実施例で説明したよう
にLOとIF信号、及びゲート直流バイアス電圧が加え
られる。ドレイン電極に生じたRF信号成分(矢印42は
その電界方向を模式的に表わす)は、スロット線路43,44
を伝搬し、同相合成されて、RF信号出力用のコプレー
ナ線路37に変換され、出力ポート38に出力される。な
お、点線矢印40で示したLOはスロット線路43,44上を
逆位相で伝搬するためコプレーナ線路37の接続点でキャ
ンセルされ、出力ポート38には現われない。
したがって本発明の合成回路を使用したアップコンバー
タは、回路面積を小さくでき、広帯域にわたってLO入
力ポート30とRF出力ポート38の良好なアイソレーショ
ンが得られる。またバイアホールを使用しないため、製
造プロセスが簡略化される。超高周波化についても、バ
イアホールによる寄生インピーダンスの影響がない。さ
らに、すべての導体が同一平面上にあるため、オンウエ
ハのテストが可能であり、製造コストの大幅な低減が可
能である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の合成回路及びこれを使用
したアップコンバータは、回路面積を大幅に縮小でき、
製造プロセスの簡略化,製造コストの低減が可能であ
る。また特性面においても、本発明は、広帯域で良好な
特性を示し、より超高周波領域への適応も可能である。
したがって本発明は、超高周波回路のMMIC化に適し
た回路構造である。
【図面の簡単な説明】
第1図はバランス形アップコンバータのブロック図、第
2図は従来の合成回路、第3図は従来のアップコンバー
タ回路、第4図はバイアホールの説明図、第5図は本発
明の合成回路、第6図は本発明のアップコンバータ回路
である。 1……IFとRFの合成回路、2……FETとRFの合
成回路、3……誘電体基板、4……接地導体、5……位
相反転形ハイブリッドリング、6……バイパスフィル
タ、7……ゲート電極、8……ソース電極、9……ドレ
イン電極、10……バイアホール、11,12,13,14……マイ
クロストリップ線路、15……LO入力ポート、16,17…
…IF入力ポート、18……RF出力ポート、19……終端
抵抗、20,21,22,23……導体、24,25,26……スロット線
路、27,28……コプレーナ線路、29……ブリッジ導体、3
0……LO入力ポート、31,32……IF入力ポート、33,3
4……出力ポート、35……FET、36……導体、37……
コプレーナ線路、38……出力ポート、39……誘電体、4
0,41,42……電界方向、43,44……コプレーナ線路、45…
…LO入力ポート、46……RF出力ポート、47……IF
入力ポート、48,49……移相器、50,51……合成部、52,5
3……FET、54……導体、55……結合線路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に第1,第2,第3,第4の導体を
    形成し、第1及び第2の導体で第1のスロット線路,第
    1及び第3の導体で第2のスロット線路,第2及び第4
    の導体で第3のスロット線路を形成し、上記第1のスロ
    ット線路の一端を入力ポートとし、他端を上記第2及び
    第3のスロット線路の一端に接続し、該第2及び第3の
    スロット線路の他端を第1及び第2の出力ポートとし、
    前記第1及び第2の導体中に当該導体を接地導体とする
    第1及び第2のコプレーナ線路を形成し、該第1及び第
    2のコプレーナ線路の一端の中心導体を上記第3及び第
    4の導体にそれぞれ接続し、他端を第2,第3の入力ポ
    ートとし、さらに上記第3,第4の導体の一部を誘電体
    膜を介して結合させたことを特徴とする合成回路。
  2. 【請求項2】基板上に第1,第2,第3,第4の導体を
    形成し、第1及び第2の導体で第1のスロット線路,第
    1及び第3の導体で第2のスロット線路,第2及び第4
    の導体で第3のスロット線路を形成し、上記第1のスロ
    ット線路の一端を第1の入力ポートとし、他端を上記第
    2及び第3のスロット線路の一端に接続し、該第2及び
    第3のスロット線路の他端を第1及び第2の出力ポート
    とし、前記第1及び第2の導体中に当該導体を接地導体
    とする第1及び第2のコプレーナ線路を形成し、該第1
    及び第2のコプレーナ線路の一端の中心導体を上記第3
    及び第4の導体にそれぞれ接続し、他端を第2,第3の
    入力ポートとし、さらに上記第3,第4の導体の一部を
    誘電体膜を介して結合させ、第1の出力ポートの第1の
    導体を第1のFETのソース電極、また第1の出力ポー
    トの第3の導体を第1のFETのゲート電極にそれぞれ
    接続し、第2の出力ポートの第2の導体を第2のFET
    のソース電極、また第2の出力ポートの第4の導体を第
    2のFETのゲート電極にそれぞれ接続し、さらに新た
    に形成した第5の導体と第1の導体とによって第4のス
    ロット線路を形成し、該第4のスロット線路の一端にお
    いて第5の導体を第1のFETのドレイン電極に接続
    し、第2の導体と前記第5の導体から成る第5のスロッ
    ト線路を形成し、該第5のスロット線路の一端において
    第5の導体を第2のFETのドレイン電極に接続し、さ
    らに上記第4のスロット線路の他端と上記第5のスロッ
    ト線路の他端を第1及び第2の導体を接続することによ
    って接続し、この接続点で第1の導体及び第2の導体を
    接地導体とする第3のコプレーナ線路を形成し、該第3
    のコプレーナ線路の中心導体の一端を第5の導体に接続
    し、他端を出力ポートとして、第1の入力ポートからの
    信号と、第2第3の入力ポートからの信号を混合して周
    波数変換して出力することを特徴とする合成回路。
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