JPH0654263B2 - 測光装置 - Google Patents

測光装置

Info

Publication number
JPH0654263B2
JPH0654263B2 JP26607086A JP26607086A JPH0654263B2 JP H0654263 B2 JPH0654263 B2 JP H0654263B2 JP 26607086 A JP26607086 A JP 26607086A JP 26607086 A JP26607086 A JP 26607086A JP H0654263 B2 JPH0654263 B2 JP H0654263B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
display
key
memory
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP26607086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62161024A (ja
Inventor
一彦 鳴瀬
良男 湯浅
Original Assignee
ミノルタカメラ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミノルタカメラ株式会社 filed Critical ミノルタカメラ株式会社
Priority to JP26607086A priority Critical patent/JPH0654263B2/ja
Publication of JPS62161024A publication Critical patent/JPS62161024A/ja
Publication of JPH0654263B2 publication Critical patent/JPH0654263B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は測光装置に関し、更に詳しくは、1回の測光に
よる測光結果を表示する単発測定モードと複数回の測光
結果を積算して表示する積算測定モードとを有する測光
装置に関する。
従来の技術 従来、手動操作部材の操作によって測光動作を開始し1
回の測光による測光結果を表示する単発測定モードと、
複数回の測光結果を積算して表示する積算測定モードと
を有するフラッシュ光用の測光装置は知られている。し
かしながら、このような従来装置は、積算測定モードで
はフラッシュ光を受光することによって測光動作を開始
するように構成されており、測光手段を動作状態に設定
するための手動操作部材が上記積算値をリセットして新
たな積算測定を開始状態にする機能も兼用している。従
って、積算測定モードにおいては、手動操作部材の操作
によって積算値がリセットされてしまい、手動操作部材
の操作によって測光動作を繰り返しつつ積算測定を行う
ことはできない。
発明が解決しようとする問題点 そこで、本発明の目的は、積算測定モードの場合に、こ
の手動操作部材の操作によって積算値をリセットするこ
となく測光動作を開始させることができるようにして、
別の手動操作部材を新たに設けて装置の構成を複雑にす
ることなく、より使いやすい測光装置を提供することに
ある。
問題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の測光装置において
は、第1位置と第2位置の間を移動可能であるとともに
上記各位置に停止保持され、かつ、上記第2位置から第
3位置に移動可能であるとともに上記第3位置から上記
第2位置に自動復帰するよう構成された手動操作部材
と、測光動作を行う測光手段と、上記手動操作部材が上
記第1位置に移動操作されたとき、上記測光手段の一回
の測光動作による測光結果を得る第1の測光モードに設
定し、上記手動操作部材が上記第2位置に移動操作され
たとき、上記測光手段の複数回の測光手段による測光結
果を積算して積算値を得る第2の測定モードに設定する
モード選択手段と、上記手動操作部材が上記第3位置に
移動操作されたとき、上記第2の測定モードにおける積
算値をリセットするリセット手段とを備えていることを
特徴とする。
作 用 上記構成によれば、手動操作部材が第1位置に停止保持
されているときには第1測定モードが設定される。一
方、手動操作部材が第2位置に停止保持されているとき
には第2測定モードが選択される。さらに、手動操作部
材を第2位置から第3位置へ移動操作することによって
第2測定モードにおける積算値がリセットされる。リセ
ット後、手動操作部材は第3位置から第2位置へすみや
かに自動復帰され、再び第2測定モードにおける測光動
作が可能な状態になる。
実施例 第1図は、本発明の構成を示したブロック図である。光
電変換回路(C1)は、受光素子と、演算増幅器と、対数
圧縮用ダイオードによって構成されており、受光素子に
入射した光の強さの対数に比例した電気信号を次段の積
分回路(C2)及び光トリガー検出回路(C4)に伝送す
る。上記光トリガー回路(C4)は、パルス的な発光をも
つ光が、上記光電変換回路(C1)の受光素子に入射した
場合に、上記積分回路(C2)に積分開始信号を与えると
ともに、マイクロコンピュータ(CPU)の入力端子(I
NTA)に、上記パルス的な発光をもつ光が入射したこ
との信号を伝える。上記光トリガー検出回路(C4)の上
記積分回路(C2)への積分開始信号の伝達は、本実施例
での露出計の設定モードがノンコードモード(コードを
用いずに閃光発光装置からの光に応答して積分を開始す
るモード)の場合のみ有効であり、それ以外の設定モー
ドでは、上記マイクロコンピュータ(CPU)の出力端子
(PO9)からの信号により禁止される。
上記積分回路(C2)は、上記光トリガー検出回路(C
4)、または上記マイクロコンピュータ(CPU)の出力
端子(PO1)からの信号によって、上記光電変換回路
(C1)からの、入射光に対応した電気信号を、外部から
設定されたゲート時間あるいは、あらかじめ設定された
時間だけ積分を行なう。上記出力端子(PO1)と積分回
路(C2)を接続するラインに/が付記されているのは、
接続ラインが複数であることを示している。以後、ライ
ンに/が付記しているものは複数ラインを示すものとす
る。上記積分回路(C2)で積分された電気信号は、上記
マイクロコンピュータ(CPU)の出力端子(PO2)から
の信号によって、次段のAD変換回路(C3)において、
アナログ−デジタル変換され、AD変換されたデジタル
信号はAD変換終了信号とともに、上記マイクロコンピ
ュータ(CPU)の入力端子(PI1)に伝送される。
AD変換回路(C3)は、二重積分方式、逐次比較方式
等、種々の方式が考えられるが、その詳細は本発明と直
接関係ないため、マイクロコンピュータ(CPU)の入力
端子(PI1)と出力端子(PO2)、およびA/D変換回
路(C3)によって、種々のAD変換に対応できるものと
して、詳細な説明は省く。マイクロコンピュータ(CP
U)は、あらかじめプログラムが格納されているROM
と、データを一時保持しておくためのRAM、各種演算
を行なうアキュームレータ、ほぼ一定時間ごとに信号を
発生するタイマーO、各種デコーダ、出力端子、入力端
子を含んでいる。
上記マイクロコンピュータ(CPU)の入力端子(RES
ET)には、電源が投入された時点でリセット信号発生
器(GE3)よりリセット信号が入力され、マイクロコン
ピュータ(CPU)はROMに格納されているプログラム
の所定の番地より、プログラムの実行を開始する。基準
パルス発生器(GE1)は、マイクロコンピュータ(CP
U)の入力端子(PI2)に発振パルスを入力させ、マイ
クロコンピュータ(CPU)は、上記基準パルス発振器
(GE1)からの発振パルスに従い、プログラムを進行さ
せるとともに、上記基準パルス発振器(GE1)からの発
振パルスを内部のタイマーOによってカウントし、ほぼ
一定時間ごとに、内部の割込みがかかるようになってい
る。このタイマーOによる割込みは、現在市販されてい
るマイクロコンピュータでは、一般的であるのでその詳
細な説明は省く。
上記マイクロコンピュータ(CPU)の出力端子(PO8)
は、本実施例での露出計の設定モードがコード式測定の
場合の測定開始と同時にHigh信号を出し、シンクロ用
ドライバー(DV1)を動作させ、シンクロ端子(T1)を
短絡せしめる。また、出力端子(PO3)は表示ドライバ
ー(DV2)と接続されている。上記表示ドライバー(D
V2)は、表示素子(LCD)を駆動するものであり、内
部に表示素子(LCD)の点灯セグメントに対応したRA
Mを有している。点滅用発振器(GE2)は、上記表示ド
ライバー(DV2)に点滅用パルスを供給するものであ
り、上記表示素子(LCD)中のセグメントで点滅させた
いセグメントを、その点滅用パルスに従って、点滅させ
るものである。
上記マイクロコンピュータ(CPU)の出力端子(PO4)
は、プログラムに従い照明用ドライバー(DV3)に信号
を供給し、上記照明用ドライバー(DV3)は、上記出力
端子(PO4)からのHigh信号により、上記半透過タイ
プの表示素子(LCD)の裏面に置かれた表示用照明部材
(LED1)を点灯状態にせしめる。ISO設定部(SW
1)は、ISO基準によるフィルム感度を外部ダイヤル
によって設定せしめるものであり、上記ISO設定部
(SW1)で設定されたフィルム感度値即ちISO値は、
ISO値に対応したコードによって、上記マイクロコン
ピュータ(CPU)の入力端子(P15)より入力される。
キーマトリクス1(KM1)は、(SW2)から(SW11)
までの常開スイッチの状態を知るためのものであり、上
記マイクロコンピュータ(CPU)の出力端子(PO5)
は、リコールキーに接続された常開スイッチ(以後リコ
ールキーと言う) (SW6)以外の、スイッチ(SW2),
(SW3),(SW4),(SW5),(SW6),(SW7),(SW
8),(SW9),(SW10),(SW11)をストローブする
ための信号を出力し、出力端子(PO6)は上記リコール
キー(SW6)をストローブするための信号を出力する。
入力端子(PI3)は、キーマトリクス(KM1)より、ス
イッチ(SW2)から(SW11)までの状態を示す信号が
入力される端子であり、上記出力端子(PO5)及び(P
O6)より出力されるストローブ信号はHigh信号であ
り、プログラムに従い、時系列的に各スイッチをストロ
ーブし、ストローブされているスイッチがONしている
場合に、上記入力端子(PI3)にHigh信号が入力され
る。
上記入力端子(PI3)に入力される信号は、オアゲート
(OR1)の入力端子に接続されており、上記オアゲート
(OR1)の出力は、上記マイクロコンピュータ(CPU)
の入力端子(INTB)に接続されている。マイクロコン
ピュータ(CPU)のプログラムがHALT状態になって
いる場合、出力端子(PO5)および(PO6)がHigh信
号を出力しておれば、スイッチ(SW2)から(SW11)
のいずれかをONすることにより、上記入力端子(IN
TB)にHigh信号が入力されることになり、この上記入
力端子(INTB)に入力された割込み信号によって、上
記マイクロコンピュータ(CPU)は、HALT状態から
所定のプログラムの番地にジャンプして、プログラムの
実行を再開する。(SW2)は、測定ボタンに接続された
常開スイッチ(以後、測定ボタンと言う)であり、ONす
ることにより、設定モードに従い一連の測定を開始する
か、測定回路(C1),(C2),(C3),(C4)を測定可能
状態(ノンコード式測定のフラッシュ光待機状態)に保持
する動作を行なう。
(SW3)は、アップキーに接続された常開スイッチ(以
後、アップキーと言う)であり、データセレクトスイッ
チ(SW13)に設定されたTIME(シャッター速度)又
はFN0(絞り値)を増加させるものである。(SW4)
は、ダウンキーに接続された常開スイッチ(以後、ダウ
ンキーと言う)であり、上記データセレクトスイッチ(S
W13)に設定されたTIME又はFN0の値を減少させ
るものである。(SW5)は、メモリーキーに接続された
常開スイッチ(以後、メモリーキーと言う)であり、ON
することにより、測定値データを上記マイクロコンピュ
ータ(CPU)内の所定のRAMに格納することで、測定
値データを記憶させる。
(SW6)は、リコールキーであり、上記表示素子(LC
D)が消灯している場合には、上記表示素子(LCD)に
消灯前の表示内容を点灯せしめる。又、上記表示素子
(LCD)が点灯中に上記リコールキー(SW6)をONし
ている間、上記メモリーキー(SW5)によって記憶され
たデータを、上記表示素子(LCD)に表示させる動作を
行なう。
(SW7)は、メモリークリアキーに接続された常開スイ
ッチ(以後、メモリークリアキーと言う)であり、ONす
ることで、上記メモリーキー(SW5)によって記憶され
たデータを消去する動作を行なう。(SW8)は、Hキー
(ハイライト基準露光用演算キー)に接続された常開スイ
ッチ(以後、Hキーと言う)であり、(SW9)は、Sキー
(シャドウ基準露光用演算キー)に接続された常開スイッ
チ(以後、Sキーと言う)であり、(SW10)はFIXキ
ー(測定値固定用演算キー)に接続された常開スイッチ
(以後、FIXキーと言う)である。上記Hキー(SW
8)、Sキー(SW9)、FIXキー(SW10)の各スイ
ッチをONすると、それらのスイッチに対応してあらか
じめプログラムされている露出演算を行ない、その結果
を上記表示素子(LCD)に表示せしめる。(SW11)
は、MULTI RESSETキーに接続された常開ス
イッチ(以後、MULTI RESETキーと言う)であ
り、積算測定を行なう場合に、新たに測定を開始させる
ためのキーである。
キーマトリクス(KM2)は、(SW12),(SW13),
(SW14)の各スタティックススイッチの状態を知るた
めのキーマトリクス回路であり、上記マイクロコンピュ
ータ(CPU)の出力端子(PO7)より、時系列的にスト
ローブ信号を出力し、スイッチ(SW12),(SW13),
(SW14)の状態に従い、上記キーマトリクス(KM2)
は、上記マイクロコンピュータ(CPU)の入力端子(P
14)に、スイッチ(SW12),(SW13),(SW14)
の信号を伝送する。
(SW12)は、AMBI,CORD,NON.Cの3位置
のいずれかに選択的に設定されるスイッチ(以後、設定
モードスイッチと言う)であり、AMBIが選択されて
いる場合には、本発明の露出計は定常光の測定を行な
い、CORDが選択されている場合には、シンクロ用ド
ライバー(DV1)に信号を出力してコード接続されたフ
ラッシュ装置を発光させるとともに、フラッシュ光の測
定を行なう。また、NON.Cが選択されている場合に
は、フラッシュ光が発生することにより、コードレスで
フラッシュ光測定を開始するようにプログラミングされ
ている。
(SW13)は、TIME,FN0の2位置のいずれかに選
択的に設定されるスイッチ(以後、TIME/FN0スイ
ッチと言う)であり、TIMEが選択されている場合の
測定結果は、FN0値が答えとして演算表示されるシャ
ッター速度優先測定を行ない、上記アップキー(SW3)
又はダウンキー(SW4)を操作することで、上記表示素
子(LCD)に表示されているシャッター速度の設定値を
変えることができる。また、上記表示素子(LCD)中の
TIMEマークの周囲の を点灯せしめる。上記TIME/FN0スイッチがFN0
に選択されている場合に、上記アップキー(SW3)又は
ダウンキー(SW4)の操作により、上記表示素子(LC
D)に表示されているFN0値の設定値を変えることがで
きる。また、測定を実行することにより、設定されてい
るFN0値を満足するための答えが、演算表示される、
いわゆる絞り優先測定が行なわれる。このとき、上記表
示素子(LCD)中のFN0マーク(ル)の周囲の が点灯する。
(SW14)は、SINGLE,MULTIの2位置のい
ずれかに選択的に設定されるスイッチ(以後、SING
LE/MULTIスイッチと言う)であり、SINGL
Eが選択されている場合の測定では、単発測定が行なわ
れ、MULTIが選択されている場合の測定では、積算
測定又は積算回数演算測定を行なう。
第2図は、本発明露出計の外観を示した図である。受光
窓(MA)は本体上部に設けられている。第2図におい
て、SINGLE/MULTIスイッチ(SW14)と、
MULTI RESETキー(SW11)の位置関係は、
第2図の側面図のようになっている。MULTI RE
SETキー(SW11)をONする場合は、上記SING
LE/MULTIスイッチ(SW14)がMULTI位置
に選択されているときのみであり、本発明の露出計で
は、上記SINGLE/MULTIスイッチ(SW14)
とMULTI RESETキー(SW11)を一つのスイ
ッチで構成している。つまり、SINGLE/MULT
Iスイッチ(SW14)のMULTI側の外側にMULT
I RESETのポジションが設けられており、MUL
TI位置からスイッチをさらに押し下げることでMUL
TI RESETキーがONしたときの動作が実行され
る。また、上記MULTI RESET位置まで押し下
げられたスイッチは、指を離すと、バネ材の復元力によ
り、自然にMULTI位置に戻るように構成されてい
る。
第3図は、本発明を示す露出計の表示素子(LCD)の全
セグメントを点灯した状態を示した図である。第4図
は、上記表示素子(LCD)を駆動するための表示ドライ
バー(DV3)と、上記マイクロコンピュータ(CPU)の
表示に関する部分を示したブロック図である。
上記表示ドライバー(DV3)は、上記表示素子(LCD)
の各セグメントに個々に対応した出力を行なうスタティ
ックタイプで示されているが、コモン信号によるドライ
ブ方式であるダイナミック方式のものであってもよい。
上記マイクロコンピュータ(CPU)には、上記表示ドラ
イバー(DV3)に表示データを伝送するためのRAM
が、(RAM1)から(RAM16)まで用意されている。
(RAM12)には、上記表示ドライバー(DV3)のIS
Oマーク(ヘ)を点灯するためのアドレス(A1)に点灯信
号を出力するためのデータが格納される。(RAM13)
は、上記表示ドライバー(DV3)のTIMEマーク(ハ)
に対応したアドレス(A2)に点灯又は点滅信号を出力す
るためのRAMである。(RAM14)は、上記表示ドラ
イバー(DV3)のFN0マーク(ル)に対応したアドレス
(A3)に点灯又は点滅信号を出力するためのRAMであ
る。(RAM1)は、上記ISO設定部(SW1)によって
設定されたISO値に対応したSV0が格納されてお
り、ISOデコーダ(DC1)と接続され、上記ISOデ
コーダ(DC1)は、上記(RAM1)のデータを、上記表
示素子(LCD)で点灯できるコードにデコードして、上
記表示ドライバー(DV3)のISO表示アドレス(A4)
に格納する。上記ISO表示アドレス(A4)は上記表示
素子(LCD)のISO表示と接続されており、上記(R
AM1)に格納されたSV0データに対応した値を表示さ
せる。
(RAM2)は、上記アップキー(SW3)又はダウンキー
(SW4)によって設定されたシャッター速度又は演算処
理によって導き出されたシャッター速度に対応したTV
0値が格納されており、TIMEデコーダ(DC2)と接
続され、上記TIMEデコーダ(DC2)は、上記(RA
M2)のデータを上記表示素子(LCD)で点灯できるコ
ードにデコードして上記表示ドライバー(DV3)のTI
ME表示アドレス(A5)に格納する。上記表示ドライバ
ー(DV3)のTIME表示アドレス(A5)は、上記表示
素子(LCD)のTIME表示(ニ)と接続されており、上
記(RAM2)に格納されたTV0データに対応した下値
を表示させる。上記表示素子(LCD)中のTIME表示
(ニ)の「S」は秒を示し、シャッター素度が1秒から59
秒までのとき点灯するように、上記TIMEデコーダ
(DC2)でデコードされ、同様にTIME表示(ニ)の
「m」は分を示し、シャッター速度が1分から59分まで
のとき点灯するように、上記TIMEデコーダ(DC2)
でデコードされる。
(RAM3)は、上記アップキー(SW3)又はダウンキー
(SW4)によって設定されたFN0値又は演算処理によ
って導き出されたFN0値に対応したAV0が格納されて
おり、FN0値デコーダ(DC3)と接続され、上記FN0
値デコーダ(DC3)は、上記(RAM3)のデータを上記
表示素子(LCD)で点灯できるコードにデコードして、
上記表示ドライバー(DV3)のFN0値表示アドレス(A
6)に格納する。上記表示ドライバー(DV3)のFN0
表示アドレス(A6)は、上記表示素子(LCD)のFN0
値表示と接続されており、上記(RAM3)に格納された
AV0データに対応した値を表示させる。(RAM4)
は、SINGLE/MULTIスイッチ(SW14)がM
ULTI側に選択されている場合の積算測定回数又は演
算処理によって導き出された多重露光回路を示すMUL
TI値が格納されており、オアゲート(OR3)を介して
GV,MULTINOデコーダ(DC4)と接続され、上
記GV,MULTINOデコーダ(DC4)は、上記(RA
M4)のデータを上記表示素子(LCD)で点灯できるコ
ードにデコードして、上記表示ドライバー(DV3)のG
V,MULTINO表示アドレスに格納する。
上記表示ドライバー(DV3)のGV,MULTINO表
示アドレス(A7)は、上記表示素子(LCD)のGV,M
ULTINO表示と接続されており、上記(RAM4)に
格納されたMULTINOデータに対応した値を表示さ
せる。また、上記(RAM4)のMULTINOデータの
一部は、上記表示素子(LCD)のMULTI、マーク
(リ)に接続されている上記表示ドライバー(DV3)のM
ULTI マークアドレス(A8)に伝送され、上記表示
ドライバー(DV3)のMULTI マーク(リ)を点灯又
は点滅させる。上記(RAM4)のMULTINOデータ
として、OFF以外のデータが格納されている場合、端
子(T2)よりLOW信号を出力して、アドレス(AND
1)を制御して、GV0データを格納している(RAM5)
からの出力をカットする。
上記SINGLE/MULTIスイッチ(SW14)がS
INGLEを選択されているとき、MULTINOデー
タはOFFとなり、上記(RAM4)から上記オアゲート
(OR3)に入力されるデータは全てLOW信号となり、
一方、上記端子(T2)はHIGH信号を出力し、上記G
V,MULTINOデコーダ(DC4)には、上記(RA
M5)からのデータが、アンドゲート(AND1)、オア
ゲート(OR3)を介して、入力される。このとき、上記
表示ドライバー(DV3)のMULTI、 には、上記表示素子(LCD)の の消灯信号が入力される。
上記GV,MULTINOデコーダー(DC4)に入力さ
れた上記(RAM5)に格納されたGV0データは、上記
GV,MULTINOデコーダー(DC4)において、デ
コードされ、上記表示素子(LCD)のGV,MULTI
NO表示が上記(RAM5)に格納されているGV0デー
タに対応して点灯する。それとともに、上記表示ドライ
バー(DV3)のGVマークアドレスに点灯または点滅信
号を供給し、+−マークアドレス(A10)に+マークあ
るいは−マーク(ト)の点灯信号を供給する。
上記(RAM1),(RAM2),(RAM3),(RAM4),
(RAM5)にはOFFHなるデータを格納すると、各々
のRAMから対応デコーダーへは、反転された信号が伝
送され、各デコーダーは、デコーダーに対した表示アド
レスに消灯信号を伝えるものである。(RAM6)は、T
IME/FN0スイッチ(SW13)の設定情報が格納さ
れており、上記表示素子(LCD)の を点灯させる表示ドライバー(DV3)の に接続されている。上記TIME/FN0スイッチ(SW
13)がTIMEを選択している場合には、上記表示素
子(LCD)のTIMEマーク(ハ)の周囲の が点灯し、FN0が選択されている場合には、FN0マー
ク(ル)の周囲の が点灯するようになっている。(RAM7)は、Hキー
(SW8)、Sキー(SW9)、FIXキー(SW10)のそ
れぞれをONしたときに、決定されるSHFなるデータ
が格納されており、上記(RAM7)のSHFデータは、
その値が0以外の場合、SHFデコーダー(DC5)によ
ってデコードされ、上記表示ドライバー(DV3)のSH
Fマークに接続されたSHFマークアドレス(A12)に
格納され、上記表示素子(LCD)のSマーク(ラ)、Hマ
ーク(ネ)、Fマーク(ケ)のいずれかをSHFデータに従
って点灯する。
(RAM8)は、演算されたデータが本発明の露出計の表
示範囲を超えた場合に発生されるOUFとUDFのフラ
グを格納しており、上記表示素子(LCD)のoverマーク
(ツ)、underマーク(ソ)に接続されているoverunderマー
クアドレス(A13)に、overマーク(ツ)の点滅信号又は
underマーク(ソ)の点滅信号を与える。(RAM9)は上
記設定モードスイッチ(SW12)の状態を格納してお
り、上記(SW12)がAMBIを選択しているときは、
上記表示素子(LCD)のAMBIマーク(ヨ)を点灯させ
る信号を上記表示デコーダー(DV3)のAMBI,CO
RD,NON.Cマークアドレス(A14)に供給し、CO
RDを選択しているときは、CORDマーク(カ)を点灯
させる信号を(A14)に供給する。また、NON.Cが
選択されているときは、NON.Cマーク(ワ)を点灯あ
るいは点滅させる信号を(A14)に供給するものであ
る。
(RAM16)は、上記表示素子(LCD)のメモリーマー
ク1あるいはメモリーマーク2を点滅させるための信号
が格納され、(RAM10)は、記憶した測定値の数を示
すMNが格納されている。上記(RAM10)のMNデー
タはMNデコーダー(DC6)に入力され、MNが0のと
きは、メモリーマーク1および2は消灯、MNが1のと
きは、メモリーマーク1が点灯、MNが2のときはメモ
リーマーク1および2が点灯する信号をオアゲート(O
R2)を介して、上記表示ドライバー(DV3)のメモリ
ーマーク1,2、アドレス(A15)に供給する。上記(R
AM16)は上記リコールキー(SW6)のONによる、
メモリーマーク1(レ)又はメモリーマーク2(タ)の点滅
情報をオアゲート(OR2)を介して、メモリーマーク
1,2、アドレス(A15)に供給する。
(RAM15)は、プログラムの表示プログラムルーチン
を実施することにより、点灯信号が格納され、上記表示
デコーダー(DV3)のアナログ指標アドレス(A16)
は、接続されている上記表示素子(LCD)のアナログ指
標を点灯させる。
(RAM11)は、上記、S,H,Fマーク(ラ),(ナ),(ネ)
が点灯していない場合には、最後に測定した値を基準と
した記憶値との偏差が格納され、S,H,Fマーク(ラ),
(ナ),(ネ)が点灯しているときは、露出演算された値を
基準とした最後の測定値および記憶値との偏差が格納さ
れている。アナログデコーダー(CD7)は上記(RAM
11)の格納データを、基準とした値を上記表示素子(L
CD)のアナログ指標の0の上にあるドットと対応させ
るように、デコードして、上記表示ドライバー(DV3)
のアナログドットアドレス(A17)に伝送する。上記ア
ナログデコーダー(DC7)、アナログドットアドレス
(A17)、上記表示素子(LCD)中のアナログドットに
ついては本発明とは、直接関係ないため詳細は省く。
また、上記表示ドライバー(DV3)の各アドレス(A1
からA17)に点滅信号が入力されると、点滅用発振器
(GE2)の発振パルスに従って、対応セグメントを点滅
させる信号を上記表示素子(LCD)に供給する機能を上
記表示ドライバー(DV3)は有している。ここでの説明
は、上記マイクロコンピュータ(CPU)と表示ドライバ
ー(DV3)の各アドレスは、並列的に接続されている
が、シリアルポートからのシリアル信号として、上記マ
イクロコンピュータ(CPU)から上記表示ドライバー
(DV3)の各アドレスにデータを転送する方式も考えら
れる。又、ここでの表示に体する説明は、上記マイクロ
コンピュータ(CPU)内に構成されたデコーダー等によ
って行なわれるように説明したが、ROM内に格納され
るプログラムとして、デコードを行なってゆく方法も可
能である。
次に、本実施例における露出計の動きを、フローチャー
トに従い説明する。
第1図に示すブロック図の各回路に電源を投入すると、
リセット発生器(GE3)より、マイクロコンピュータ
(CPU)の入力端子(RESET)にリセット信号が供給
され、上記マイクロコンピュータ(CPU)は、所定のR
OMの番地からプログラムの実行を開始する。第5図
は、上記入力端子(RESET)にリセット信号が入力さ
れたときに実行されるプログラムを示すフローチャート
を示している。ステップ1で(CPU)内のスタックポイ
ンターを所定の値に設定し、ステップ2で(CPU)内の
各出力端子を初期状態になるように設定する。ステップ
3で上記ISO設定部(SW1)で設定されているISO
値をコードで入力端子(PI5)より読み取り、そのデー
タを(RAM1)に格納する。4のステップでは、TV0
なる値を格納するRAMにあらかじめ決めている初期シ
ャッター速度値に対応した値を格納する。同様に5のス
テップでAV0なる値を格納するRAMに、あらかじめ
決めている初期FN0に対応した値を格納する。ステッ
プ6では、積算回数あるいは演算で求められる多重露光
回数を示すMULTINOを格納するRAMに0を、ス
テップ7ではフラッシュの光量の増減を指示するGV0
を格納するRAMに0を、ステップ8ではメモリーされ
ている数を示すMNを格納するRAMに0を、ステップ
9では上記リコールキー(SW6)によって呼び出される
メモリーの番号を示すRNを格納するRAMに1をそれ
ぞれ格納する。
10のステップでは、一定の時間を作り出すためのカウ
ンターとして用いるタイマー1及びタイマー2をリセッ
トして、以後一定時間の計測をスタートする。ステップ
11では、上記露出演算を行なうHキー(SW8)、Sキ
ー(SW9)、FIXキー(SW10)のいずれかをONす
ることでセットされるSHFなるフラグを0にリセット
する。12のステップでは、測定後の演算によって導き
出された値が、表示範囲外のときに、overマーク(ツ)又
はunderマーク(ソ)を点灯させるためのフラグOUF,U
DFに0を設定する。ステップ13では、上記(RAM
6)に、TIME/FN0スイッチ(SW13)の設定状態
を格納し、ステップ14では、上記(RAM9)に設定モ
ードスイッチ(SW12)の設定状態を格納する。ステッ
プ15は、上記SINGLE/MULTIスイッチ(S
W14)の設定状態を(RAM20)に格納することを実
行する。ステップ16では、上記SINGLE/MUL
TIスイッチ(SW14)がSINGLEに設定されてい
る場合、ステップ17へジャンプし、MULTIが選択
されている場合には、ステップ18,19で、上記表示
素子(LCD)のGV,MULTINO表示がMULTI
NOに対応したデータを表示するように、(RAM4),
(RAM5)を設定する。ステップ17でTIME/FN
0スイッチ(SW13)がFN0を選択している場合で、上
記設定モードスイッチ(SW12)がCORDあるいばN
ON.Cを選択しているとき、ステップ22,23にジャ
ンプして、上記表示素子(LCD)のGV,MULTIN
O表示にGV0のデータが表示されるように、(RAM
4),(RAM5)が設定される。それ以外は、ステップ2
0,21にジャンプして、上記表示素子(LCD)のGV,
MULTINO表示がブランクするように、(RAM
4),(RAM5)が設定される。それ以後、ステップ24
の表示プログラムに進み、ここで上記(RAM1),(RA
M2),(RAM3),(RAM6),(RAM7),(RAM8),
(RAM9),(RAM16),(RAM12),(RAM13),
(RAM14)にそれぞれ格納されるべきデータが入力さ
れる。これにより、上記表示素子(LCD)に、各スイッ
チに従った表示がなされる。
ステップ25では。上記(SW2)から(SW11)までの
ストローブ信号をHighとする。これ以後、上記(SW
2)から(SW11)までのいずれかのキーがONされる
と、上記マイクロコンピュータ(CPU)の入力端子(I
NTB)にHigh信号が入力することになる。ステップ2
6では、上記入力端子(INTB)にHigh信号が入力さ
れると実行される割込み動作及び、上記マイクロコンピ
ュータ(CPU)内のタイマー0が上記基準パルス発振器
(GE1)からの発振パルスをカウントして、オーバーフ
ローした時点で実行される割込み動作を許可する。ステ
ップ27で、上記マイクロコンピュータ(CPU)の動作
を一時停止する。この停止が解除されるのは、ステップ
26で、許可した2種類の割込みが発生した時点であ
る。
第6−1図,第6−2図,第6−3図,第6−4図,第6−
5図は、上記マイクロコンピュータ(CPU)の入力端子
(INTB)にHigh信号が入力されたときに、割込みと
して実行されるプログラムを示している。ステップ30
で、上記マイクロコンピュータ(CPU)の入力端子(I
NTA),(INTB)にHigh信号が入力されることで発
生する割込み及び内部のタイマーOのオーバーフローに
より発生する割込みを禁止する。ステップ31で、測定
ボタン(SW2)がONされたかどうかを、キーマトリク
ス1(KM1)を介して判断する。上記測定ボタン(SW
2)がOFFの場合はステップAにジャンプし、ONし
ている場合には32のステップを実行する。ステップ3
2では、上記設定モードスイッチ(SW12),TIME
/FN0スイッチ(SW13),SINGLE/MULTI
スイッチ(SW14)の各スイッチの状態の組み合わせに
より、算出されるデータが異なるため、各スイッチの設
定状態を検出して、算出データに対応した上記表示素子
(LCD)の中の表示をブランクするように、(RAM
2),(RAM3),(RAM4),(RAM5)にブランクデー
タを格納する。
表1は、上記設定モードスイッチ(SW12),TIME
/FN0スイッチ(SW13),SINGLE/MULT
Iスイッチ(SW14)の各スイッチの状態の組み合わせ
による、算出データ、表示ドライバー(DV3)のアドレ
ス、表示素子(LCD)の算出データの表示内容を示した
表である。
ステップ32で例を上げて説明すると、上記SINGL
E/MULTIスイッチ(SW14)がSINGLE,T
IME/FN0スイッチ(SW13)がTIME、設定モ
ードスイッチ(SW12)がCORDに各々設定されてい
る場合、算出されるデータはAV0であり、(RAM3)
にOFFHなるデータを格納することで、上記表示素子
(LCD)中のFN0表示はブランクとなる。
また、上記SINGLE/MULTIスイッチ(SW1
4)がSINGLE,TIME/FN0スイッチ(SW1
3)がFN0、設定モードスイッチ(SW12)がCORD
に各々設定されている場合、算出されるデータはGV0
であり、上記(RAM4)にOFFHなるデータを格納
し、(RAM5)には上記表示素子(LCD)のGVマーク
が点灯し、+−マーク及びGV,MULTINO表示が
ブランクになるデータを設定する。これにより、上記表
示素子(LCD)のGV,MULTINO表示(チ)、MU
LTI、 +−マーク(ト)は消灯し、GVマーク(ヌ)のみ点灯す
る。
また、SINGLE/MULTIスイッチ(SW14)が
MULTI,TIME/FN0スイッチ(SW13)がTI
ME、設定モードスイッチ(SW12)がAMBIに各々
設定されている場合、算出されるデータは、MULTI
NOとAV0である。このとき、上記(RAM3)にOF
FHを格納し、フラッシュ光の測定データを格納するR
AM(FLASHAM)には、0を格納する。測定の方法
については、本発明とは直接関係しないため詳細は省く
ものとする。上記ステップ33で設定モードスイッチ
(SW12)がCORDを選択している場合には、ステッ
プ35にジャンプして、上記マイクロコンピュータ(C
PU)の出力端子(PO8)をHighとして、シンクロ用ド
ライバー(DV1)を駆動させ、シンクロ端子(T1)を短
絡させるとともに、ステップ36において、すでに外部
から設定されているシャッター速度に従って、定常光を
含んだフラッシュ光を測定する。この測定終了後、あら
かじめ定められた時間定常光の測定を行ない、上記(A
MBIRAM)にその定常光測定値を格納し、上記定常
光を含んだフラッシュ光の測定値と、上記(AMBIR
AM)に格納されている定常光測定値とから、演算によ
ってフラッシュ光だけの値を計算し、結果を(FLAS
HRAM)に格納する。上記、測定の方法及び演算によ
るフラッシュ光だけの値の算出方法については、すでに
特開昭55−10569号公報において詳しく論じられ
ているので、ここでは詳細な説明は省く。上記ステップ
33で、設定モードスイッチがNON.Cに設定されて
いる場合には、ステップ37にジャンプする。ステップ
37では、上記(RAM9)に、設定モードスイッチ(S
W12)の設定データとともに、NON.Cマーク(ワ)の
点滅のための信号を格納することを行う。これにより、
上記表示素子(LCD)のNON.Cマーク(ワ)が点滅を
始め、本実施例の露出計が、フラッシュ光の発光の測定
が可能状態(以下、光待機状態と言う)であることを示
す。ステップ58では出力端子(PO5),(PO6)にHi
gh信号を出力する。ステップ38で、上記光待機状態で
の時間を計測するためのタイマー1をリセットして、こ
の時間の計測を開始する。ステップ39で、上記マイク
ロコンピュータ(CPU)の入力端子(INTA)および
(INTB)にHigh信号が入力されることによる割込み
動作、および内部タイマー0のオーバーフローにより発
生する割込み動作を許可する。ステップ40で、上記光
待機状態での時間を計測する。このステップ40を繰り
返している間に、上記入力端子(INTA)にHigh信号
が入力したとき、つまりフラッシュ光が発光したことを
上記光トリガー検出回路(C4)が検出したとき、ステッ
プ36にジャンプして、上記CORDに設定された場合
に記述した一連の測定動作を行なう。ステップ40の光
待機状態時に、(SW2)から(SW11)のいずれかのキ
ーがONされた場合、入力端子(INTB)にHigh信号
が入力され、本プログラムはステップ30にジャンプす
る。また、ステップ40の光待機状態のときに、内部タ
イマー0がオーバーフローした場合には、割込み動作に
より定められた番地にジャンプしてプログラムを実行す
るが、そのときタイマー1は1カウントインクリメント
されて戻ってくる。これにより、一定時間、光待機状態
が続くと、ステップ41に進み、入力端子(INTA)お
よび(INTB)にHigh信号が入力されることによる割
込みを禁止し、ステップ42で、それまで点滅していた
NON.Cマークを点灯状態にする信号を上記(RAM
9)に格納する。また、ステップ32で説明したように
算出されるべきデータを判定し、そのデータがフランク
である場合、つまり1回の測定も実施されなかった場
合、そのデータに対応した上記表示素子(LCD)中の表
示が0を表示するためのデータを、上記算出されるべき
データに対応したRAMに格納する。NON.Cマーク
(ワ)が点滅から点灯に変わることで、光待機状態が解除
されたことを認識することができる。ステップ42終了
後、プログラムはステップEにジャンプする。上記設定
モードスイッチ(SW12)の設定モードに従った測定が
終了すると、ステップ43にプログラムは進み、上記T
IME/FN0スイッチ(SW13)がTIMEを選択
し、かつSINGLE/MULT1スイッチ(SW14)
ガMULT1を選択している場合には、ステップ44に
進み次の計算を行なう。
DATA1=2DATA1+2DAMBIRAM……(1) DATA1=log2DATA1 ……(2) WDATA1=DATA 1……(2)′ 2DATA2=2DATA2+2DFLASHRAM……(3) DATA2=log2DATA2 ……(4) WDATA2=DATA2 ……(4)′ (1)式で示されているDATA1は、定常光の測定値の
積算値であり、(3)式のDATA2は、フラッシュ光の
みの測定値の積算値を示している。積算測定を行なう前
にDATA1,DATA2は0が入力されており、(1)
式及び(3)式の計算において、2つの累乗の項で2の指
数が0の場合は、その場合を判断してその項は0とみな
すという特別な計算を行なっている。又、(2)式及び
(4)式で、各式の右辺2の累乗の項が0である場合の、
左辺の値は0になる特別な計算を行なっている。次のス
テップ54で、積算回数MULTINOを1カウントイ
ンクリメントする。上記ステップ44にジャンプしない
場合については、 DATA1=DAMBIRAM ……(5) DATA2=DFIASHRAM……(6) という置換を実行する。式(1)(3)(5)(6)でのDAM
BIRAMはAMBIRAMに格納されているデータを
示し、DFIASHRAMはFLASHRAMに格納さ
れているデータを示している。図中の表示データは、W
DATA1およびWDATA2を示しており、表示デー
タアドレスはWDATA1およびWDATA2のデータ
が格納されるべきRAMを示すものである。以上の計算
が終了後、ステップ46で、露出演算が実施され、次の
47ステップで算出されたデータが上記表示素子(LC
D)に表示される。ステップ32からステップ47の
間、算出されるべきデータに対応した表示がブランク状
態となり、なにが、測定によって算出表示されたのかが
これによって表示よりわかる。ステップ48では、上記
設定モードスイッチ(SW12)が、NON.Cに選択さ
れているかを判定し、NON.Cが選択されている場合
には、ステップ37にジャンプして、再度設定モードが
NON.Cのときの測定ループが送り返され、光待機状
態となる。
上記ステップ48でNON.Cが選択されていない場合
には、ステップ49で測定ボタン(SW2)がOFFされ
ていることを確認された後、ステップ50で全表示がブ
ランクになるまでの時間を計測するタイマー2をリセッ
トして、上記全表示がブランクになるまでの時間計測を
新たに開始する。ステップ51では、出力端子(PO
5),(PO6)をHighにして、上記(SW2)から(SW1
1)のいずれかがONになったときに入力端子(INT
B)にHigh信号が入力するようにしている。ステップ5
2では、入力端子(INTB)での割り込み、内部タイマ
ー0のオーバーフローによる割り込みを許可して、ステ
ップ53で一時プログラムを停止する。
第6−1図のステップ31で、測定ボタン(SW2)がO
Nされていないと判断した場合には、第6−2図のステ
ップAにジャンプして、上記アップキー(SW3)がON
しているかどうか、上記キーマトリクス1(KM1)にス
トローブ信号を供給することで判定する。上記アップキ
ー(SW3)がONしている場合には、ステップ61にジ
ャンプし、上記TIME/FN0スイッチ(SW13)が
TIME,FN0スイッチ(SW13)がTIME,FN0
ずれを選択しているかを判定し、TIMEを選択してい
た場合には、ステップ64に進む。ステップ64におい
て、本実施例の露出計のシャッター速度の表示範囲から
決まるTVMAX値と、設定されているシャッター速度
に対応した値TV0を比べ、等しければなんの動作を実
行せずにステップ72にジャンプする。ステップ64
で、TV0の値とTVMAX値が等しくない場合、この
ときTV値は必ずTVMAX値より小さい値を示してい
ることになる。このとき、ステップ65に進み、TV0
値を1カウントインクリメントする。本実施例での露出
計ではシャッター速度が高速側に1TVシフトすること
を意味する。ここでいう、TV0はシャッター速度の逆
数の、2を底とする対数値を示す。その次にステップ7
2に進む。上記ステップ61でTIME/FN0スイッ
チ(SW13)がFN0を選択している場合には、ステッ
プ62で、本実施例露出計の絞り値の表示範囲から決ま
るAVMAX値と、設定されているFN0値に対応した
値AV0を比べ、等しければ、なんの動作も実行せずに
ステップ72にジャンプする。ステップ62で、AV0
値とAVMAX値が等しくない場合、このときAV値は
必ずAVMAX値より小さい値を示していることにな
る。このときステップ63に進み、AV0値を1カウン
トインクリメントする。本実施例での露出計ではFN0
値が1段絞り込む方向にシフトすることを意味する。そ
の後、ステップ72に進む。ステップ72では、変更さ
れたTV0値又はAV0値における露出演算が実行され、
算出されたデータ、又変更されたTV0値又はAV0値に
対応した表示がステップ73で実行される。ステップ7
4で、上記アップキー(SW3)、ダウンキー(SW4)が
OFFされていることを確認の上、ステップE、つまり
前述しステップ50にジャンプして、後処理動作を実行
後、一時停止する。上記ステップ60で、アップキー
(SW3)がONしていない場合、ステップ66にジャン
プして、上記ステップ60での判定と同じように、ダウ
ンキー(SW4)がONしているかどうかを判定する。上
記ダウンキー(SW4)がONしている場合、ステップ6
7に進み、TIME/FN0スイッチ(SW13)がTI
ME,FN0のどちらを選択しているかを、キーマトリク
ス2(KM2)を介して判定し、TIMEを選択している
場合、ステップ70へジャンプする。ステップ70で
は、本実施例の露出計のシャッター速度の表示範囲から
決まるTVMIN値と、設定されているTV値と比較
し、等しいときはなんの動作をせずにステップ72に進
む。上記ステップ70で、TV値とTVMIN値が等し
くない場合、このときTV値は必ずTVMIN値より大
きな値であり、ステップ71でTV値は1カウントデク
リメントされる。本実施例の露出計では、シャッター速
度が、スローになる方向に1TVシフトすることを意味
する。その後、ステップ72に進む。上記ステップウ6
7で、TIME/FN0スイッチ(SW13)がFN0を選
択している場合には、ステップ68に進み、本実施例の
露出計のFN0値の表示範囲から決まるAVMIN値と
設定されているAV値と比較され、等しい場合、ステッ
プ72に進む。等しくない場合、このときAV値は必ず
AVMIN値より大きい値を示しており、ステップ69
で1カウントデクリメントされる。本実施例の露出計で
は、FN0値が1段開放側にシフトすることを意味す
る。この後、ステップ72に進み、ステップ72以降前
述した動作を実行して、一時停止状態となる。
ステップ66でダウンキー(SW4)がONされていない
場合、第6−3図のステップBにジャンプする。ステッ
プBはステップ80に進み、メモリーキー(SW5)がO
Nされているかどうかの判定を、キーマトリクス1(K
M1)を介して実行される。上記メモリーキー(SW5)
がONされている場合には、ステップ81にジャンプす
る。ステップ81では、メモリーキーされている数を示
すMNの値が2かどうか判定し、MNが2の場合、つま
りすでに2個のデータがメモリーされている場合にはス
テップ82にジャンプする。上記ステップ82では、上
記ステップ32で説明したように、算出されるべきデー
タに対応した上記表示素子(LCD)内の表示がE表示と
なるように、算出されるべきデータに対応した表示用R
AMに、E表示に対応した値を格納する。その後、ステ
ップ92に進む。上記ステップ81で、MNが2でなか
った場合には、ステップ83にジャンプし、MNが1カ
ウントインクリメントされる。次にステップ84で、M
Nが2かどうかを判定し、MNが2であった場合には、
ステップ85に進む。このときは、すでに1つのメモリ
ーがされている状態で2個目のメモリーを行なうために
上記メモリーキー(SW5)がONされたことを示す。ス
テップ85では、測定によって得られたDATA1およ
びDATA2の値を、2番目のメモリーが格納されるべ
きRAMに格納する。ステップ86では、2番目のメモ
リーが実行されたことを示す。メモリーマーク2(レ)を
点灯させるために、表示のための(RAM10)にMNの
データを格納する。これにより、上記表示素子(LCD)
内のメモリーマーク(レ)が点灯する。このときはすでに
1番目のメモリーを実行されているため、このとき、メ
モリーマーク1(タ)およびメモリーマーク2(レ)の両方
が点灯する。上記ステップ84で、MNが2でない場
合、つまり、今まで1個のメモリーもされていない状態
で上記メモリーキー(SW5)がONされている場合に
は、ステップ87に進み、測定によって得られたDAT
A1およびDATA2の値を、1番目のメモリーが格納
されるべきRAMに格納する。ステップ88は、1番目
のメモリーが実行されたことを示すメモリーマーク1
(タ)を点灯させるために、(RAM10)にMNのデータ
を格納させる。ステップ86および88は、ステップ8
9,90に進み、最終測定値に対応した露出演算を行な
い、91のステップで算出された値を表示素子(LCD)
に表示して、ステップ92でメモリーキー(SW5)、リ
コールキー(SW6)がOFFされていることを確認のう
え、ステップEにジャンプして、前述した後処理動作を
実行後、一時停止する。上記ステップ80で、メモリー
キー(SW5)がONされていないときは、ステップ93
にジャンプし、リコールキー(SW6)がONされている
かの判定が、上記キーマトリクス1(KM1)を介して行
なわれ、ONされている場合には、ステップ94にジャ
ンプし、ONされていない場合には、ステップCにジャ
ンプする。ステップ94では、出力端子(PO4)にHig
h信号を出力することで、上記表示素子(LCD)の裏面
に設置された表示用照明部材(LED1)を点灯させる。
ステップ95では、Hキー(SW8),Sキー(SW9),F
IXキー(SW10)をONすることで実行される露出演
算が実行中かどうかを示すフラグSHFが0であるかの
判定を行ない、0でない場合、つまり上記(SW8),(S
W9),(SW10)のいずれかのキーによる露出演出が実
行中の場合、これを解除する意味で、ステップ96で
は、SHFを0にし、ステップ97で上記表示素子(L
CD)中のHマーク(ネ)、Sマーク(ラ)、Fマーク(ナ)
へ消灯させるために、上記(RAM7)にSHFのデータ
を格納する。これにより、上記(SW8),(SW9),(S
W10)による露出演算は解除され、ステップ89にジ
ャンプして、最終測定値に対する露出演算、それの表示
が行なわれる。上記ステップ95でSHFが0の場合、
つまり(SW8),(SW9),(SW10)による露出演算が
行なわれていない場合、ステップ98で、上記表示素子
(LCD)の全セグメントが消灯中かどうかの判定を行な
う。本実施例の露出計は、(SW2)から(SW11)まで
のキーを、ある一定時間、具体的には、例えば4分間操
作しない場合には、自動的に表示が消灯することになっ
ており、この状態での本実施例の露出計の起動は、リコ
ールキー(SW6)をONすることにより実行される。ス
テップ98で、全表示消灯であると判定した場合、ステ
ップ89にジャンプして、最終測定値の露出演算、算出
データおよび設定データの表示を行なうとともに、本実
施例の露出計を起動状態にする。ステップ98で全表示
が消灯状態でない場合には、ステップ99にジャンプし
て、表1で示すような算出されるデータに対応した表示
がEとなっているかどうかを判定する。これは、すでに
2個のメモリーがなされている状態で、メモリーキー
(SW5)をONしたときに実行されるE表示を、解除す
るためである。ステップ99で表示がEであると判定さ
れた場合には、ステップ89にジャンプして最終測定値
の露出演算および表示が実行される。ステップ99で、
E表示でないと判定した場合には、ステップ100で、
呼び出すべきメモリーが1番目のメモリーか2番目のメ
モリーかを判定する。RNは、1のとき1番目のメモリ
ーが呼び出され、2のとき2番目のメモリーが呼び出さ
れるようになっている。ステップ100で、RNが2で
ある場合、ステップ101にジャンプしてRNを1にす
る。これとステップ104の動作により、上記リコール
キー(SW6)のONによるメモリーの呼び出しは、1番
目のメモリーと2番目のメモリーが交互に行なわれるこ
とになる。ステップ102では、呼び出されるメモリー
が2番目のものであるため、表示上のメモリーマーク2
を点滅させるべき信号を上記(RAM16)に格納するこ
とで、上記メモリーマーク2(レ)は点滅を開始する。ス
テップ103および107で、2番目のメモリーに格納
されているデータを露出演算して、算出されたデータを
ステップ108で表示する。
1番目のメモリー、2番目のメモリーにメモリーされた
データが格納されていない場合には、その1番目のメモ
リー又は2番目のメモリーが格納されるRAMには0デ
ータが格納されており、このときの表示としては、0を
表示するようになり、呼び出された1番目又は2番目の
メモリーにデータが格納されていないことが、わかるよ
うになっている。電池投入時、1番目のメモリーおよび
2番目のメモリーを格納するRAMには0が格納される
ようになっている。ステップ109でリコールキー(S
W6)がOFFされるまで、ステップ109を繰り返
し、OFFされて次のステップに移る。本実施例の露出
計のメモリー呼び出し機能は、リコールキー(SW6)を
ONしている間有効であり、OFFすると、最終測定値
に対応した表示になるようになっている。
ステップ110では、点滅していた呼び出されたメモリ
ーに対応したメモリーマークを点灯状態にするためのデ
ータを、上記(RAM16)に格納し、ステップ89,9
0で最終測定値に対する露出演算を行ない、ステップ9
1で表示している。ステップ100でRNが2でない場
合、つまり呼び出されるデータが1番目のメモリーの場
合、104のステップにジャンプして、RNを2とし
て、ステップ105で呼び出される1番目のメモリーに
対応する表示素子(LCD)のメモリーマーク1(タ)が点
滅するための信号を、上記(RAM16)に格納する。こ
れにより、上記メモリーマーク1(タ)が点滅を開始す
る。その後、ステップ106,107で、1番目のメモ
リーに格納されているデータを露出演算して、算出され
たデータをステップ108で表示する。以後の動作は、
すでに述べたステップ109からの動作と同じである。
上記ステップ93で、リコールキー(SW6)がONして
いない場合、第6−4図へのステップCにジャンプす
る。ステップ120で、メモリークリアキー(SW7)が
ONされているかどうかを、上記キーマトリクス1(K
M1)を介して判定する。上記メモリークリアキー(SW
7)がONしている場合、ステップ121にジャンプ
し、ONしていない場合には、ステップ129にジャン
プする。
ステップ121では、メモリーされている数を示すMN
に0とし、ステップ122で1番目のメモリー及び2番
目のメモリーを格納するRAMに、0なるデータを格納
する。ステップ123で、SHFに0をセットし、ステ
ップ124で、上記表示素子(LCD)のメモリーマーク
1(タ)およびメモリーマーク(レ)を消灯するための信号
としてMNデータを(RAM10)に格納し、SHFマー
ク(ラ),(ナ),(ネ)を消灯するための信号としてSHFデ
ータを(RAM7)に格納する。上記メモリークリアキー
(SW7)をONすることで、Hキー(SW8)、Sキー
(SW9)、FIXキー(SW10)による露出演算は解除
される。ステップ125,126で最終測定値のデータ
による露出演算を行ない、ステップ127で表示する。
ステップ128で、メモリークリアキー(SW7)がOF
Fされていることを確認の上、ステップEにジャンプし
て、後処理動作実行後、一時停止する。
ステップ129,130,131で、Hキー(SW8)、S
キー(SW9)、FIXキー(SW10)の各キーがONし
ているかどうかの判定を行ない、Hキー(SW8)がON
していると、ステップ132で、SHFが1に設定さ
れ、ステップ133で(RAM7)にSHFデータを格納
することで表示素子(LCD)中のHマーク(ネ)が点灯す
る。Sキー(SW9)がONしていると、ステップ134
でSHFが2に設定され、ステップ135で(RAM7)
にSHFデータを格納することで、表示素子(LCD)中
のSマーク(ラ)が点灯する。FIXキー(SW10)がO
Nしていると、ステップ136で、SHFが3に設定さ
れ、ステップ137で(RAM7)にSHFデータを格納
することで、表示素子(LCD)中のFマーク(ナ)が点灯
する。ステップ138で測定値データを、FIXキー
(SW10)をONすることで露出値として表示上に固定
し続けるために、FIX用メモリーが格納されるべきR
AMに測定値データを格納する。ステップ139の露出
演算で、(SW8),(SW9),(SW10)がONしたこと
によって実行されるべき演算処理が実施され、算出され
た演算値はステップ140で表示される。ステップ14
1で、Hキー(SW8)、Sキー(SW9)、FIXキー
(SW10)がOFFされること確認して、ステップEに
ジャンプする。これによって後処理動作を実行し、その
後、プログラムは一時停止する。
上記ステップ129,130,131で、Hキー(SW
8)、Sキー(SW9)、FIXキー(SW10)がONし
ていないと判定した場合には、第6−5図のステップD
にジャンプし、ステップ150でMULTI RESE
Tキー(SW11)がONしているかの判定を行なう。O
Nしている場合には、ステップ151に進み、ONして
いない場合には、上記ステップEにジャンプして、なん
の動作も実行せずに、処理後、一時停止のプログラムに
続く。
ステップ151では、SINGLE/MULTIスイッ
チ(SW14)の設定を判定し、MULTIが選択されて
いる場合、ステップ152に進み、SINGLEの場合
はステップEにジャンプする。上記MULTI RES
ETキー(SW11)は、上記SINGLE/MULTI
スイッチ(SW14)がMULTIのときのみ有効な訳で
ある。ステップ152では、積算回数を示すMULTI
NOに0をセットし、ステップ153で積算した測定値
を示すDATA1およびDATA2に0を設定する。ス
テップ154で、GV,MULTINO表示を0、表1
の(SW14)がMULTIを選択した場合の算出され
るべきデータ、この場合、FN0値表示が0となる。こ
れで、積算測定が新たに開始可能であることを表示素子
が示すことになる。
第7図は、マイクロコンピュータ(CPU)の内部のタイ
マー0がオーバーフローすることにより、発生する割込
みによって実行されるプログラムを示したフローチャー
トである。ただし、この割込みが許可されている場合の
み実行されるものである。ステップ200で、割込みの
禁止を行ない、201のステップでタイマー2を1カウ
ントインクリメントし、ステップ208で、タイマー1
を1カウントインクリメントする。タイマー1は、設定
モードスイッチ(SW12)がNON.Cでの測定におけ
る、光待機状態の時間を計測するためのものである。ス
テップ202で、上記ステップ201で計測したタイマ
ー2の値があらかじめ設定されているT2なる値より大
きいかどうか判別する。本実施例の露出計の場合、例え
ば、8秒が経過する時点でタイマー2なるデータがT2
より大きくなるように、T2の値が設定されている。上
記ステップ202で、タイマー2がT2より大きい場
合、出力端子(PO4)にLOW信号を出力して、表示用照
明部材を消灯状態にする。ステップ204で、タイマー
2の値があらかじめ設定されているT3なる値より大き
いかどうか判別する。本実施例の露出計の場合、例え
ば、4分が経過する時点でタイマー2なるデータがT3
より大きくなるように、T3の値が設定されている。タ
イマー2がT3より大きくなった場合、ステップ215
にジャンプし、表示素子(LCD)の全表示が消灯するた
めのデータを(RAM1)から(RAM16)に格納して、
表示素子(LCD)の全表示を消灯せしめる。
ステップ216では、出力端子(PO5)にはLOW信号、
(PO6)にはHigh信号を供給する。ステップ217で
は、入力端子(INTB)にHigh信号が入力することに
より、発生する割込みのみ許可して、ステップ218
で、タイマー2を0として一時プログラムは停止する。
これにより、リコールキー(SW6)にのみストローブ信
号が供給されている状態であるため、この状態でいった
ん停止したプログラムを再開するのは、リコールキー
(SW6)のONしかないようになっている。つまり、他
のキーが不用意にONされても、動作を実行しないよう
になっている。ステップ204で、タイマー2がT3
り小さい場合には、ステップ205で設定モードスイッ
チ(SW12)を判定して、前回の状態と比較して、この
(SW12)の設定に変更があった場合には、ステップ2
06で、(SW12)の設定データを(RAM9)に格納す
ることで、AMBI,CORD,NON.Cマーク(ヨ),
(カ),(ワ)表示の変更を実施する。設定モードスイッチ
(SW12)の設定に変更があった場合は、ステップ20
7で、TIME/FN0スイッチ(SW13)の設定を判
定し、前回の状態と変更があれば、ステップ208にお
いて(RAM6)に上記(SW13)のデータを格納するこ
とで、表示素子(LCD)中の の変更を実施する。
また、上記(SW13)の設定に変更がなかった場合は、
ステップ209で、SINGLE/MULTIスイッチ
(SW14)設定を判定し、前回の状態と変更があれば、
ステップ210で、表示素子(LCD)中のMULTI、 GVマーク(ヌ)、+−マーク(ト)が、所定の正しい表示
を行なうように、(RAM4),(RAM5)にデータを格
納する。
ステップ205,207,209で各スイッチの変更がな
い場合には、ステップ212で、入力端子(INTB)へ
のHigh信号入力による割込み、タイマー0のオーバー
フローによる割込みを許可した上で、本割込み動作に入
る前の番地に戻る。
これまで、割込み動作においてのスタックポインターの
用い方について述べていないが、割込みに対するスタッ
クポインターの使い方は一般的であり、かつ本発明とは
直接関係するものではないので、省いた形で述べてい
る。
上記ステップ205,207,209で(SW12),(SW
13),(SW14)のいずれかの設定が変更された場合
は、各表示に対する動作後、ステップ211に進み、表
1で述べた変更後の(SW12),(SW13),(SW14)
の設定に従った算出されるべきデータに対応した表示
が、0となるようなデータを(RAM1)から(RAM5)
に格納する。その後、プログロムはステップ212に進
む。これにより、スタティックスイッチである(SW1
2),(SW13),(SW14)は、内部タイマー0のオー
バーフローによる割込み時ごとにチェックされることに
なる。
第8−1図及び第8−2図は、第6図で示したINTB
のフローチャート中の露出演算について示したフローチ
ャートである。
ステップ300で(SW8),(SW9),(SW10)のいず
れかがONされることにより、設定されるSHFが0で
あるかの判定が行なわれ、0でない場合、つまり、(S
W8),(SW9),(SW10)のONによる露出演算が実
施されるか、すでにされている場合は、ステップ308
にジャンプし、0の場合はステップ301に進む。ステ
ップ301でTIME/FN0スイッチ(SW13)の判
定が行なわれ、TIMEが選択されている場合は、ステ
ップ304にジャンプし、表示データつまり、WDAT
A1,WDATA2を用いてAV値を計算するAV計算
を行なう。このときのAV計算は以下に示す計算が行な
われる。
AMB1=WDATA1−TV0……(7) FLA1=WDATA2*GV0……(8) 2AV10=2AMB1+2FLA1……(9) AV10=log2AV10……(10) AV0=AV10+SV0……(11) (7)式においてWDATA1は、シャッター速度1秒に
おける定常光のBV値であり、TV0は設定された、あ
るいは算出されたシャッター速度の逆数の2を底とする
対数値である。(8)式のWDATA2は、フラッシュ光
のみのBV値を示している。SV0は外部より設定され
るISO感度のSV値である。これらの計算について
は、すでに特開昭55−10569号公報で詳しく議論
されているので、ここでは詳細については省く。但し、
(8)式でのGV0は、フラッシュ光を何段明かるく又は
暗くするかを示す値であり、通常は0が入力されてい
る。また、(8)式でWDATA2が0を示すとき、つま
りフラッシュ光が存在しない場合には、GV0値がなん
であれ、FLA1は0となるように計算が実行される。
(9)式の計算では、2つの累乗を示す項で、その真数が
0の場合、その項は0となるよう計算が行なわれる。
ステップ304のこのAV計算においてのみ、算出され
たAV0値が、本実施例の露出計のFN0値の表示範囲よ
り大きいときは、FN0マークが点滅する信号を(RAM
14)に与えるとともにOVFをセットする。反対に、
表示範囲より小さいときは、FN0マークが点滅する信
号を(RAM14)に与えるとともにUDFをセットす
る。もちろん表示範囲では、OVF,UDFはリセット
される。ステップ301でFN0が選択されている場合
には、ステップ302でSINGLE/MULTIスイ
ッチ(SW14)の状態を判定して、MULTIに選択さ
れている場合には、ステップ307の露光回数計算が、
すでに設定されているシャッター速度とFN0値を満足
させるのに必要な露光回数を算出する。そのため以下の
計算が行なわれる。
AV10=AV0−SV0 ……(12) AMB1=WDATA1−TV0 ……(13) FLA1=WDATA2 ……(14) MULTINO=INT(MULTINO′) ……(16) MULTINO′≠MULTINOならばMULTINO=MULTINO+1 2AV10=(MULTINO)×(2AMB1+2FLA1)……(17) AV10=log2 2AV10 ……(18) AV0=AV10+SV0 ……(19) (12)式において、AV0は設定されたFN0値に対応した
AV値である。(13)式で設定されたシャッター速度での
定常光の明るさが計算され、(14)式は単なる置換であ
る。(15)式の分母は、設定されたシャッター速度での一
回の露光で得られる定常光とフラッシュ光とを合わせた
光の開かるさのリニア量である。そのため(15)式で設定
されたFN0値で撮影を行なうための露光回数MULT
INO′が算出される。ところがMULTINO′は小
数を含む値であり、露光回数は整数であるため、(16)式
でMULTINO′の整数部のみをMULTINOと定
義する。ここでMULTINO′とMULTINOが比
として場合、つまりMULTINO′の小数部が0の場
合、表示されるべきFN0値は設定されたAV0そのまま
の値に対応したFN0値である。しかしながら、MUL
TINO′とMULTINOが等しくない場合、MUL
TINO回の露光では、AV0に対応するFN0値で撮影
するには露光不足となる。そのためMULTINOを1
回増すことで、(17),(18),(19)式を実行し、MULTI
NO回の露光でのAVを算出して表示するようになって
いる。つまり、設定したFN0値に端数がついた形で表
示されることになる。このとき、MULTINOが1未
満の値のときは、MULTIマークが点滅するための信
号が、MULTINO表示の消灯信号に付加され、(R
AM4)に格納される。それとともに測定光が明るすぎ
るという意味でOVFをセットする。MULTINOが
10以上の値のときは、MULTIマークが点滅するた
めの信号が、MULTINO表示の消灯信号に付加さ
れ、(RAM4)に格納され、測定光が暗すぎるという意
味でUDFがセットされる。もちろん、MULTINO
が1から9であれば、OVF,UDFはリセットされ
る。
ステップ302で、(SW14)がSINGLEに選択さ
れていた場合には、ステップ303に進み、設定モード
スイッチ(SW12)の設定状態を判定する。ここで、A
MBIが選択されていれば、ステップ305へ、それ以
外はステップ306へジャンプする。
305のステップでは、設定されているFN0値を満足
するシャッター速度が算出される。
AV10=AV−SV0 ……(20) TV0=WDATA1−AV10……(21) (20),(21)式は一般的な、アペックス演算である。WD
ATA1は1秒のシャッター速度における定常光の明る
さを示しており、小数部を含んでいる。そのため(21)式
のTV0も小数部を含むが、この小数部は設定したFN0
値の端数として表示されるようになっている。このTV
0が本実施例の露光形のシャッター速度の表示範囲を超
える高速を示す場合、TIMEマークを点滅させる信号
を(RAM13)に設定するとともに、設定光が明るすぎ
るということでOVFをセットする。また反対に表示範
囲以下のスローシャッターを示す場合、TIMEマーク
を点滅させる信号を(RAM13)に設定するとともに、
測定光が暗すぎるということでUDFをセットする。表
示版以内では、OVF,UDFはリセットされる。この
とき、GV,MULTINO表示は消灯するように(RA
M4),(RAM5)は設定される。
ステップ306では、設定されたシャッター速度とFN
0値で適正な露光を得るために必要なフラッシュ光のレ
ベルを測定したフラッシュ光に対して何段増減させたら
よいのかをGVという値で算出し表示する。
AV10=AV0−SV0 ……(20) TV1=WDATA1−AV1 ……(21) TV1≧TV0ならばTV0=TV1+1 ……(23) それ以外TV0=TV0 ……(24) AV20=MDATA1−TV0 ……(25) 2AV30=2AV10−2AV20……(26) AV30=log2AV30……(27) GV0′=AV30−WDATA12……(28) GV0=INT(GV0′ ) ……(29) GV0′≠GV0かつGV0≧0ならばGV0=GV0+1 ……(30) それ以外GV0=GV0 ……(31) AMB1=WDATA1−TV0 ……(32) FLA1=WDATA12+GV0 ……(33) 2AV10=2AMB1+2FLA1……(34) AV10=log 2AV1 ……(35) AV0=AV10+SV0 ……(36) 以上がこのステップの計算内容である。(20),(21)式は
ステップ305で行なわれた計算であり、(23),(24)式
で、設定されたシャッター速度が適切なものかどうかの
判定を行なっている。つまり設定したFN0値と、定常
光の測定値の関係から導き出されたシャッター速度の方
が、設定されたシャッター速度より高速の値を示した場
合、設定したシャッター速度とFN0値の組み合わせ
で、撮影すると、定常光だけでオーバー露光になってし
まう。そのためこのような場合は、(23)式で得られたシ
ャッター速度を、設定シャッター速度に置き換え、最低
フラッシュ光が必要な状況を自動的に作り出している。
(25),(26)式でリニア的に設定した値から定常光の明る
さ分を差し引き、フラッシュ光として必要な光量を算出
し、(27)式でアペックス値に置換している。(28)式を
実行することで測定したフラッシュ光との過不足が計算
される。またGV0′なる値が小数部付で表示されるな
らば、このGV0値を表示すればよいが、本実施例の露
出計ではGV値は1段ピッチの表示のため、(29),(30),
(31)式で補正をかけている。(29)式でGV0′の整数を
GV0とし、GV0′の小数部が0でない場合、式のうえ
では、GV0′≠GV0が成り立つ場合、かつGV0が正
の場合に、GV0の値を1段大きくする。GV0が負の場
合は、GV0′の整数をGV0と定義することで、同じこ
とになるため、改めて1段大きくする必要はない。GV
0′=GV0のときは、GV0′の小数部が0であるた
め、GV0はそのままでよい。
(32),(33),(34),(35),(36)式はステップ304での計算
と同じであり、GV0を計算した後の設定したFN0の端
数を計算するためのものである。このGV0が表示範囲
より大きい場合には、GV,MULTINO表示がブラ
ンクとなり、かつGVマーク(ヌ)が点滅する信号を(R
AM5)に格納するとともに、測定光が暗すぎるという
ことでUDFをセットする。GV0が表示範囲より小さ
い場合には、GV,MULTINO表示(チ)がブランク
となり、かつGVマークが点滅する信号を(RAM5)に
格納するとともに、測定光が明るすぎるということで、
OVFをセットする。表示範囲内であれば、OVF,U
DFはリセットされる。このとき(RAM4)には、MU
LTI、 が消灯し、MULTINOデータが表示されないための
データが格納されている。
OVF,UDFをこのように設定することで、overマー
ク(ツ)の点滅時はアップキー(SW3)をunderマーク
(ソ)滅時はダウンキー(SW4)をONすれば適正な値が
表示されることになる。
ステップ308では、最終測定値に対して、ステップ3
04でのAV計算が行なわれ、ステップ309では、1
番目のメモリーが格納されておれば、1番目のメモリー
に対して、AV計算を行なう。ステップ310では、2
番目のメモリーが格納されておれば、2番目のメモリー
に対してAV計算が行なわれ、ステップ311でFIX
キー(SW10)がONされることによって、FIXメモ
リーにデータが格納されている場合は、FIXメモリー
に対してAV計算される。但し、ステップ308の答え
はAV1、ステップ309の答えはAV2、ステップ3
10の答えはAV3、ステップ311の答えはAV4と
して行なわれる。
次に、第8−2図のステップFに進み、ステップ312
でSHFが0かどうか判定され、0の場合、つまり(S
W8),(SW9),(SW10)のいずれかのキーをONす
ることで実行される演算が行なわれない場合、ステップ
313にジャンプする。313のステップでは、デジタ
ルとして表示されるAV0に対して、最終測定値による
AV1の偏差を算出し、同様にステップ314では、1
番目のメモリーがある場合には、1番目のメモリーによ
るAV2との偏差、ステップ315では2番目のメモリ
ーがある場合には、2番目のメモリーによるAV3との
偏差をそれぞれΔA1,ΔA2,ΔA3として算出してい
る。このΔA1,ΔA2,ΔA3は、アナログドットを表示
させる(RAM11)に格納され、デジタル値から偏差と
してアナログドットが点灯する。
ステップ312で、SHFが0でない場合、ステップ3
16で1かどうか判定し、1である場合には、ステップ
317にジャンプする。ここでメモリー数を示すMNに
よって2個のメモリーがされているかの判定がされ、2
個メモリーされている場合には、2個のメモリーの大小
判別をステップ318で行ない、2番目のメモリーが大
きい場合には、ステップ319で、2番目のメモリーか
らのAV3から、あらかじめ定められたBIASHなる
値を減算する。これで、BIASHだけFN0値として
は、開いた状態を示すことになる。上記ステップ318
で、1番目のメモリーの方が大きい場合には、ステップ
320で、1番目のメモリーからBIASHを減算す
る。ステップ317で、2個のメモリーが入っていない
と判定した場合、ステップ321で、1個のメモリーが
入っているかどうか判定する。1個のメモリーが入って
いる場合、ステップ320の動作を実行し、1個のメモ
リーも入っていない場合は、ステップ322,323で
最終測定値を1番目のメモリーとして格納する。324
のステップではAV2に最終測定値に対するAV1を代入
し、ステップ325では、MNを1とする。その後、3
20のステップの計算を行なう。ステップ316でSH
Fが1でない場合、ステップ326で2かどうか判定
し、そうであれば、ステップ327にジャンプする。ス
テップ327から335までは、ステップ317から3
25までと比べ、ステップ330で2番目のメモリーに
比べ小さい、1番目のメモリーからのAV2にあらかじ
め定められたBIASSなる値を加算し、ステップ32
9で1番目のメモリーに比べ、小さい2番目のメモリー
からのAV3にBIASSを加算する点だけが違う。そ
の他のステップの説明は、ステップ317から325ま
でと同じであるため省く。
上記ステップ326でSHFが2でない場合、SHFは
3であるため、FIXメモリーからのAV4をAV0とし
て、ステップ336で置換している。ステップ316か
ら329を実行することにより、上記Hキー(SW8)を
ONすることにより、メモリーされた値の明かるい方の
値に対して、又は最終測定値に対して一定の値(BIA
SH)だけFN0値を開いた値をFN0値表示(ヲ)に指示
することによって、計算された値をその一定の値分だ
け、オーバー露光する指示値を表示し、固定される。
また、Sキー(SW9)をONすることにより、メモリー
された値の暗い方の値に対して、又は最終測定値に対し
て、一定の値(BIASS)だけFN0値を絞った値をF
0値表示(ヲ)に指示することによって、計算された値
をその一定の値分だけ、アンダー露光する指示値を表示
し、固定する。また、FIXキー(SW10)をONする
ことにより、測定値をデジタル表示、具体的にはFN0
値に固定する。そして、その以後の測定値は、デジタル
表示には表示されず、ステップ313のΔA1としてア
ナログドット上にアナログ指標0からの偏差として表示
する。つまり、アナログ指標0上のアナログドットは、
AV0に対応した値が常にドットとして表現されるよう
に、アナログデコーダー(DC7)は構成されている。ま
た、1番目のメモリー、同様にデジタル表示(FN0値表
示)に対応するAV0からの偏差としてのΔA2で、アナ
ログドット上にアナログ指標0からの偏差としてドット
で表示される。同様に2番目のメモリーはデジタル表示
(FN0値表示)に対応するAV0からの偏差としてのΔ
3で、アナログドット上に、アナログ指標0からの偏
差としてドットで表示される。
上記実施例において、上記Hキー(SW8)、Sキー(S
W9)、FIXキー(SW10)をONすることにより、
演算された値は、デジタル表示上で固定され、以後の測
定値は、上記デジタル表示された値からの偏差としてア
ナログドット上で表示される。これにより、上記Hキー
(SW8)、Sキー(SW9)、FIXキー(SW10)をO
Nすることで演算された値をカメラの露出値として固定
した場合の、被写体中の各ポイントでの測定値が、上記
固定された値に対して、どのような関係にあるか、つま
り固定した値で被写体を撮影した場合に、被写体中の各
ポイントが最終画面上にどのような仕上がりになるか
が、アナログドット上で理解できる。
上記メモリーキー(SW5)をONすることで、測定値が
メモリーされるが、そのメモリーされた数に対応したメ
モリーマークの点灯によって、現在何個のメモリーがさ
れているかを認識することができる。また、リコールキ
ー(SW6)のメモリー値の呼び出しにおいて、呼び出さ
れたメモリーに対応したメモリーマークが点滅すること
によって、現在どのメモリーが呼び出されているかの認
識を行なうことができる。
MULTI RESETキー(SW11)をSINGLE
/MULTIスイッチ(SW14)のMULTI位置の外
側に設けることで、本来2つのスイッチで構成されるべ
きものが、1つのスイッチ部材で構成することが可能と
なる。
上記リコールキー(SW6)のONによって、マイクロコ
ンピュータ(CPU)内に保持されているデータが、破壊
されたり、変更されたりすることがないため、表示素子
(LCD)を照明する表示用照明部材(LED)を点灯させ
るための起動用スイッチとして、上記リコールキー(S
W6)を兼用することができる。
本実施例において、測定が行なわれると、測定値として
表示されるデジタル表示のみが、一瞬ブランクになり、
他の設定されたデータに対応する表示は、測定動作にか
かわらず、表示をし続ける。このような測定時の表示動
作により、測定データの見やすさおよび測定の確認が容
易にできることになる。
本実施例においての、NON.C測定では、1度光待機
状態にすることで、ある一定時間内にフラッシュの発光
が本実施例の露出計に入射されるたびに、測定は更新さ
れ、毎回測定ごとに測定ボタン等によって、光待機状態
にする必要はない。また、表示素子(LED)中のNO
N.Cマークの点滅動作によって、本実施例の露出計が
現在光待機状態であるかを簡単に認識することができ
る。また、本実施例で、シャッター速度とFN0値をあ
らかじめ設定して、この露出の組み合わせで撮影したと
きに、適正な露光が与えられるのに必要な、フラッシュ
光の明るさを算出する演算がプログラムされている。被
写界深度等の関係からFN0値を固定して、フラッシュ
光を利用して撮影する場合などは、今までは、フラッシ
ュの光量を変えながら、測定を繰り返し行なうことで必
要なFN0値になるようにしていたが、本実施例の露出
計では、1度の測定により、フラッシュの光量をどのよ
うしたらよいかを、指示する。
また、本実施例の露出計には、あらかじめ設定したシャ
ッター速度とFN0値で適正な露光を得るために必要な
露光回数を算出する演算がプログラムされている。今ま
では、演算測定を繰り返して、必要なFN0値になる積
算回数つまり露光回数を求めていたが、本実施例では、
1度の測定により、必要な露光回数を算出表示できるよ
うになっている。
上述の実施例において、メモリーマーク1(タ)およびメ
モリーマーク2(レ)をそれぞれ数字「1」、「2」に変更す
るとともに、第6−3図のフローチャートにおけるステ
ップ86で、「メモリーマーク2点灯」とともに「メモ
リーマーク1消灯」を行なわせるようにしても良い。こ
れによって、記憶された測光値の個数を数字で表示させ
ることができる。この場合、第6−3図におけるステッ
プ105または106のように、リコールされた記憶値
に対応するマーク(数字)を点滅させても良いが、リコー
ルされた記憶値に対応する数字のみが連続表示されるよ
うに構成されても良い。さらに、7セグメント表示を用
いて記憶個数を表示するように構成しても良い。また、
記憶個数を、3個以上にしても良い。
発明の効果 以上詳述したように、本発明にかかる測光装置は、通常
は測定モードを選択するために操作される手動操作部材
に第3位置を設け、そこに移動操作されることによって
積算測定モード(第2の測定モード)における積算値の
リセットができるように構成したので、積算値のリセッ
ト専用の手動操作部材を別に設けて部品点数を増やし装
置の構成を複雑にすることもない。
さらに、第3位置へは上記手動操作部材が第2位置にあ
るとき、すなわち、積算測定モードが設定されていると
きに移動可能なように構成されているので、積算測定モ
ードにおけるリセット機能のための位置であることが明
確に分かるとともに、第3位置での保持を解除すれば手
動操作部材は第2位置に自動復帰され、すみやかに次の
測光動作が可能な状態になるので操作性の良い使いやす
い測光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明の実施例を示しており、第1
図は全体構成を示すブロック図、第2図(a)は外観正面
図、第2図(b)は外観側面図、第3図は表示を示す説明
図、第4図は表示部を示すブロック図、第5図乃至第8
図は処理手順を示すフローチャートである。 (SW2);第1の手動操作部材、 (SW14);第2の手動操作部材、 (SW11);リセット手段、 (CPU);測光開始手段、 モード切換手段、 モード選択手段、 (C1);測光手段、 (LCD);表示手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1位置と第2位置の間を移動可能である
    とともに上記各位置に停止保持され、かつ、上記第2位
    置から第3位置に移動可能であるとともに上記第3位置
    から上記第2位置に自動復帰するよう構成された手動操
    作部材と、 測光動作を行う測光手段と、 上記手動操作部材が上記第1位置に移動操作されたと
    き、上記測光手段の一回の測光動作による測光結果を得
    る第1の測光モードに設定し、上記手動操作部材が上記
    第2位置に移動操作されたとき、上記測光手段の複数回
    の測光動作による測光結果を積算して積算値を得る第2
    の測定モードに設定するモード選択手段と、 上記手動操作部材が上記第3位置に移動操作されたと
    き、上記第2の測定モードにおける積算値をリセットす
    るリセット手段とを有することを特徴とする測光装置。
JP26607086A 1986-11-07 1986-11-07 測光装置 Expired - Lifetime JPH0654263B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26607086A JPH0654263B2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07 測光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26607086A JPH0654263B2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07 測光装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60173819A Division JPS6234018A (ja) 1985-08-07 1985-08-07 記憶手段を備えた測光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62161024A JPS62161024A (ja) 1987-07-17
JPH0654263B2 true JPH0654263B2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=17425942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26607086A Expired - Lifetime JPH0654263B2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07 測光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0654263B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62161024A (ja) 1987-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1220660A (en) Exposure and camera control
US4291979A (en) Device for measuring light under ambient light and/or flash light and a method therefor
US4914468A (en) Light measuring device
US4575225A (en) Color enlarger
EP0512518B1 (en) Slit lamp microscope
US4114173A (en) Photographic camera with an operation mode display device
US4460263A (en) Apparatus for calculating and displaying and/or controlling exposure parameters for photographic pictures
US4106033A (en) System for indicating photographing conditions
JP3206269B2 (ja) 光測定装置
JPH0785154B2 (ja) カメラのプログラム露出特性の設定方法および設定装置
JPH0654263B2 (ja) 測光装置
EP0224336A2 (en) Method and system for use with photographic apparatus
US4029421A (en) Digital exposure meter
JPS62161128A (ja) 液晶表示装置
JPS62161023A (ja) フラツシユ光測定装置
JPS62161025A (ja) 測光装置
JPS62161022A (ja) 測光装置
US4345826A (en) Shutter speed setting and display apparatus
US5014081A (en) Metering system
JPS642928B2 (ja)
JPS6345511A (ja) 測光装置
JPH0792585B2 (ja) カメラの表示装置
US4737815A (en) Photometer
JPS6345512A (ja) 偏差表示機能付きの露出計
JP2001147244A (ja) 電圧チェック回路