JPH0653859A - 無線送受信機 - Google Patents

無線送受信機

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JPH0653859A
JPH0653859A JP4245423A JP24542392A JPH0653859A JP H0653859 A JPH0653859 A JP H0653859A JP 4245423 A JP4245423 A JP 4245423A JP 24542392 A JP24542392 A JP 24542392A JP H0653859 A JPH0653859 A JP H0653859A
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JP
Japan
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circuit
duplex
antenna
transmission
reception
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JP4245423A
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Giichi Kato
義一 加藤
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NISSEI DENSHI KOGYO KK
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NISSEI DENSHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】簡単な回路構成でありながら混信が起こりにく
く、しかも、機器の小形化に有効なデュープレックス回
路を備えた無線送受信機を提供する。 【構成】一つのアンテナ1にて同時に送信と受信の通話
を可能とするデュープレックス回路4を備えた無線送受
信機Tにおいて、前記デュープレックス回路は一次側5
に前記アンテナを、二次側6に受信回路2と送信回路3
とを夫々別の端子に接続したトランス結合によって構成
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双方向通話または同時
通話が可能なデュープレックス回路を備えたトランシー
バ等の無線送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、トランシーバのような携
帯用の無線送受信機は、近時、非常に性能が良くなり、
また、小形、軽量化も進んできている。このような状況
の中で、今日、この種の無線機は人々の間で色々な仕事
やレジャーなど使用目的に応じて多方面に使われてきて
おり、更に様々な用途に対応できるような多機能化が望
まれている。
【0003】ところで、トランシーバを機能性という観
点から見た場合、通話を行なう際、送信と受信のいずれ
か片方ごとに切替えて交信を行なう、所謂シンプレック
ス方式が従来一般的であったが、しかし、最近では電話
のように送信と受信の双方同時通話のできる、所謂デュ
ープレックス方式を取り入れたもの、或いは、シンプレ
ックスとデュープレックスの両方式を組み入れたものも
製造されだしてきている。
【0004】このようなデュープレックス方式のトラン
シーバtにおいては、従来、図3に示すように、アンテ
ナaと送信回路b及び受信回路cとの間に設けられるデ
ュープレックス回路dには種々のフィルタが使われてい
る。これによって、異なる周波数の送受信号を弁別し、
双方向同時通話の交信を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フィルタの場
合、送信と受信々号の周波数が接近していると、特性
上、送受両周波数帯域の一部が重なり、この為、混信を
起こしやすいといった難点があった。
【0006】このような課題を解決しようと、市販のユ
ニットを使わずに、フィルタ回路を個々の部品から組み
立てようとすると、回路構成がどうしても大きくなり、
従って、小形の機器には不向きであった。
【0007】なお、図4に示すように、サーキュレータ
方式によってデュープレックス回路eを構成したものも
あるが、この場合、周波数帯域が特定の周波数(例えば
800MHz)に固定化され、送受信々号の選択性に乏
しく、機能上並びに大きさの点からトランシーバなどに
は適用しにくいといった処が難点とされている。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明は、上記の点に鑑みなさ
れたもので、簡単な回路構成でありながら、混信が起こ
りにくく、しかも、機器の小形化に有効なデュープレッ
クス回路を備えた無線送受信機を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、一つのアンテナにて同時に送信と受信の
通話を可能とするデュープレックス回路を備えた無線送
受信機において、前記デュープレックス回路は一次側に
前記アンテナを、二次側に受信回路と送信回路とを夫々
別の端子に接続したトランス結合によって構成してい
る。
【0010】
【作用】上記のように構成することによって、送信と受
信の両方向同時通話の交信を行なう場合、アンテナから
入ってきた受信々号はデュープレックス回路の二次側で
反転し、受信回路に入力され、一方、送信回路からの送
信々号はデュープレックス回路の二次側及び一次側とも
受信々号と逆位相となる。この為、たとえ送信、受信の
各信号周波数が接近している場合でも混信は起こらな
い。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を一般のトランシーバ
に適用させた場合について図面を基に説明する。
【0012】トランシーバTは、図1のブロック図に示
すように、アンテン1と、これに接続される受信回路2
及び送信回路3との間にデュープレックス回路4が設け
られており、各回路の配置的な面は従来のものと同じに
する。
【0013】そして、前記デュープレックス回路4は、
図2に示すように、一次側5及び二次側6に夫々中間端
子7,8を有するトランスを主体として回路構成されて
いる。
【0014】このデュープレックス回路4の一次側5の
一方にはアンテナ1に接続されるアンテナ用端子9を有
し、かつ、他方にはアースに接続されるアース端子10
を有している。また、二次側6の一方には受信回路2に
接続される受信用端子11を有し、かつ、他方には送信
回路3に接続される送信用端子12を有している。一次
側5及び二次側6の中間端子7,8は共通のコンデンサ
13を介してアースに接続されいる。なお、この場合の
一次側5及び二次側6のインダクタンスの大きさは、使
用する送受信々号の周波数に応じ適宜設定する。また、
前記コンデンサ13の容量は1〜10pF程度が最適で
ある。
【0015】このように構成することによって、送信と
受信を同時に通話する場合、デュープレックス回路4に
例えば421MHzの受信々号がアンテナ1から入って
くると、二次側6ではその受信々号が反転して、受信回
路2に受かる。
【0016】そして、同時に441MHzの送信々号が
送信回路3からデュープレックス回路4に送られると、
一次側5では反転し、これがアンテナ1を介して発信す
る。
【0017】このように送信、受信の信号がたとえ接近
している場合であっても、デュープレックス回路4の一
次側5及び二次側6で夫々の信号の位相或いは極性が逆
になるため、混信することなく分離させることができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明の無線送受信機は
デュープレックス回路をコイル主体のトランス結合によ
って構成したものであるから、送信々号と受信々号の位
相がデュープレックス回路の一次側と二次側で互いに反
転して逆になるため、たとえ送受両方の周波数が接近し
ていても混信が生じない。また、フィルタによって構成
される従来のデュープレックス回路に比べ、部品点数が
少なくて済むため、回路構成が簡略化でき、従って、機
器の小形化にも極めて有効であるといった利点を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線送受信機のデュープレックス方式
を主体に示したブロック図。
【図2】同デュープレックス回路の基本構成を示す回路
図。
【図3】無線送受信機の従来のデュープレックス方式を
主体に示したブロック図。
【図4】同じく従来のデュープレックス方式を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1……………アンテナ 2……………受信回路 3……………送信回路 4……………デュープレックス回路 5……………一次側 6……………二次側 7,8………中間端子 9……………アンテナ用端子 10…………アース端子 11…………受信用端子 12…………送信用端子 13…………コンデンサ T……………トランシーバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つのアンテナにて同時に送信と受信の通
    話を可能とするデュープレックス回路を備えた無線送受
    信機において、前記デュープレックス回路は一次側に前
    記アンテナを、二次側に受信回路と送信回路とを夫々別
    の端子に接続したトランス結合によって構成したことを
    特徴とする無線送受信機。
JP24542392A 1992-07-31 1992-07-31 無線送受信機 Expired - Fee Related JP3355410B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007139422A1 (fr) * 2006-05-30 2007-12-06 Federalnoe Gosudarstvennoe Unitarnoe Predpriyatie 'rosysky Federalny Yaderny Tstentr - Vserossysky Nauchno-Issledovatelsky Institut Tekhnicheskoi Fiziki Akademika E.I. Zababakhina' Système destiné à la transmission d'informations en duplex utilisant une ligne de communication à double fil
US11122376B2 (en) * 2019-04-01 2021-09-14 Starkey Laboratories, Inc. Ear-worn electronic device incorporating magnetically coupled feed for an antenna
WO2022009550A1 (ja) * 2020-07-09 2022-01-13 株式会社東伸 ガスケット付きフランジ及びガスケット

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WO2007139422A1 (fr) * 2006-05-30 2007-12-06 Federalnoe Gosudarstvennoe Unitarnoe Predpriyatie 'rosysky Federalny Yaderny Tstentr - Vserossysky Nauchno-Issledovatelsky Institut Tekhnicheskoi Fiziki Akademika E.I. Zababakhina' Système destiné à la transmission d'informations en duplex utilisant une ligne de communication à double fil
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US11671772B2 (en) 2019-04-01 2023-06-06 Starkey Laboratories, Inc. Ear-worn electronic device incorporating magnetically coupled feed for an antenna
WO2022009550A1 (ja) * 2020-07-09 2022-01-13 株式会社東伸 ガスケット付きフランジ及びガスケット

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