JPH065350A - 避雷素子劣化表示装置 - Google Patents

避雷素子劣化表示装置

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JPH065350A
JPH065350A JP16123892A JP16123892A JPH065350A JP H065350 A JPH065350 A JP H065350A JP 16123892 A JP16123892 A JP 16123892A JP 16123892 A JP16123892 A JP 16123892A JP H065350 A JPH065350 A JP H065350A
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JP
Japan
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lightning
current
deterioration
voltage
lightning arrester
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Pending
Application number
JP16123892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Watanabe
渡辺  弘
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Energy Support Corp
Original Assignee
Energy Support Corp
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Publication date
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Publication of JPH065350A publication Critical patent/JPH065350A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】避雷素子が開閉サージあるいは雷インパルス電
流が通過しても電気回路が保護され、又、避雷素子の劣
化表示を確実に行うことができる。 【構成】 接地線1に漏洩電流が流れ、コンデンサCの
電圧がトリガ電圧を越えるとダイアックDIACは導通
し、サイリスタSCRがON動作し、表示部8が劣化表
示を行う。雷インパルス通過時は非直線抵抗素子3が放
電し、ツェナーダイオードZD1が動作する。開閉サー
ジ電流通過時は非直線抵抗素子3は放電しないが、ツェ
ナーダイオードZD1の両端に整定電圧以上の電圧が印
加されるため、ツェナーダイオードZD1が動作する。
なお、両サージ電流通過の場合は、コンデンサCの両端
電圧はトリガ電圧以上にならず、ダイアックDIACは
導通しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は避雷器の劣化を表示する
ことができる避雷素子劣化表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から避雷器が劣化したときに劣化表
示を行って外部から視認可能にする装置として事故表示
器(例えば特開昭60−190114号)が提案されて
いる。この事故表示器は避雷器が内蔵している酸化亜鉛
が劣化して、商用周波の漏洩電流が流れたときその漏洩
電流を検出することにより劣化表示を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の事故表
示器は過大な開閉サージあるいは雷インパルス電流が通
過すると、誤動作もしくはこれらに起因して事故表示器
の電気回路が破壊され、使用不能になってしまう問題が
あった。
【0004】この発明は避雷素子が過大な開閉サージあ
るいは雷インパルス電流が通過しても誤動作せず、電気
回路が保護され、又、避雷素子の劣化表示を確実に行う
ことができる避雷素子劣化表示装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、接地線に設けられた避雷素子の劣
化時に流れる漏洩電流を検知し、避雷素子の劣化を表示
する避雷素子劣化表示装置において、前記接地線に接続
された変成器の一次側に設けられ、過大な雷インパルス
が流れたときに変成器の一次側を短絡放電する放電素子
と、前記変成器の二次側に設けられた整流器の二次側に
接続され、雷インパルス、開閉サージ等のサージ電流に
起因する電流を短絡する保護素子と、整流器の二次側に
設けられ、所定値以上の商用周波の漏洩電流が流れたと
きに避雷素子が劣化したことを検出する避雷素子劣化電
流検出回路と、前記避雷素子劣化電流検出回路の検出結
果に基づいて表示部を劣化表示駆動する表示駆動回路と
を備えたこと要旨としている。
【0006】
【作用】避雷素子が劣化して漏洩電流が接地線に流れて
いる場合、避雷素子劣化電流検出回路は所定値以上の商
用周波の漏洩電流が流れると、検出動作し、表示駆動回
路は前記避雷素子劣化電流検出回路の検出結果に基づい
て表示部を劣化表示駆動する。
【0007】又、雷インパルスに起因する電流が接地線
に流れたときは変成器の一次側に設けた放電素子が短絡
放電し、劣化表示駆動回路等の後段の回路を保護、及び
誤表示を防止する。さらに、接地線に雷インパルス、開
閉サージ等のサージ電流に起因する電流が流れたときは
保護素子がその開閉サージに起因する電流を短絡し、劣
化表示駆動回路等の後段の回路を保護、及び誤表示を防
止する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の避雷素子劣化表示装置を具体
化した一実施例を図1に従って説明する。
【0009】電力ケーブル又は配電機器に設けられた避
雷素子としての避雷器(図示しない)は接地線1を介し
て接地されている。なお、前記避雷器は酸化亜鉛が内蔵
されている。その接地線1には電流変成器2の一次巻線
が直列に接続されている。前記一次巻線には放電ギャッ
プを備えた放電素子としての保護用の非直線抵抗素子3
が並列に接続されている。前記非直線抵抗素子は前記避
雷器と同様に酸化亜鉛を内蔵している。電流変成器2の
二次巻線の両端子には全波整流器4が接続されている。
全波整流器4のプラス端子とマイナス端子間には保護回
路5、避雷素子劣化電流検出回路6、表示駆動回路7及
び表示部8が接続されている。
【0010】保護回路5は全波整流器4のプラス端子と
マイナス端子間に接続された保護素子としてのツェナー
ダイオードZD1から構成されている。このツェナーダ
イオードZD1は整定電圧V1以上の電圧が印加したと
きに動作するようになっている。例えば、商用周波の漏
洩電流のうち比較的大電流が流れた場合や、雷インパル
ス電流、開閉サージであるサージ電流が通過したときに
動作するようになっている。
【0011】避雷素子劣化電流検出回路6は全波整流器
4のプラス端子に接続された抵抗R1と、同抵抗R1の
マイナス端子と全波整流器4のマイナス端子に接続され
た電荷蓄積用のコンデンサCと、前記コンデンサCに対
して並列に接続された微調整用の可変抵抗R2とにより
構成されている。表示駆動回路7は表示部8にアノード
が接続され、カソードが全波整流器4に接続されたサイ
リスタSCRと、同サイリスタSCRのゲートとコンデ
ンサCのプラス端子間に直列回路を構成するダイアック
DIAC、抵抗R3と、サイリスタSCRのゲート・カ
ソード間に接続された保護用のツェナーダイオードZD
2とにより構成されている。なお、前記ダイアックDI
ACのトリガ電圧は前記ツェナーダイオードZD1の整
定電圧よりも低く設定されている。
【0012】表示部8について説明すると、この表示部
8は公知の磁気反転表示器であって、ステータに巻装さ
れた表示駆動コイル(ともに図示しない)が励磁される
と、図示しないディスクがステータの極性変化に応動し
て反転回動するようになっている。なお、この公知の磁
気反転表示器の説明は本願発明の主旨ではなく、例えば
実公平3−37018号に記載されているため、詳細な
説明は省略する。
【0013】さて、上記避雷素子劣化表示装置の作用を
説明する。図示しない避雷素子が劣化して接地線1に漏
洩電流(地絡電流)が流れると、電流変成器2により変
成電流が出力され、その変成電流は全波整流器4により
整流された後、コンデンサCを充電する。
【0014】コンデンサCが充電されてコンデンサCの
両端電圧が上昇しても、ダイアックDIACのトリガ電
圧V2以下の場合にはダイアックDIACは導通せず、
従って、表示駆動回路7は不動作のままである。
【0015】漏洩電流がこの避雷素子劣化表示装置の最
小動作電流値を越え、かつツェナーダイオードZD1の
両端電圧がツェナーダイオードZD1の制定電圧V1を
越えない場合には、ツェナーダイオードZD1は動作し
ない。一方、コンデンサCは抵抗R1を介して流れる電
流により充電されてコンデンサCの両端電圧が上昇し、
その電圧がダイアックDIACのトリガ電圧V2を越え
るとダイアックDIACは導通する。このダイアックD
IACの導通によりサイリスタSCRがON動作し、表
示部8の駆動コイルが励磁動作し、劣化表示を行う。
【0016】又、漏洩電流が前記最小動作電流値を越
え、かつツェナーダイオードZD1の両端電圧が制定電
圧V1を越えると、ツェナーダイオードZD1が動作す
る。このツェナーダイオードZD1にて電圧がクリップ
された状態でコンデンサCが充電されてコンデンサCの
両端電圧が上昇すると、ダイアックDIACのトリガ電
圧V2を越えるため、ダイアックDIACは導通する。
このダイアックDIACの導通によりサイリスタSCR
がON動作し、表示部8の駆動コイルが励磁動作し、劣
化表示を行う。このように漏洩電流の電流値が大きい場
合には、ツェナーダイオードZD1が動作するため、保
護回路であるツェナーダイオードZD1以降の回路が保
護される。
【0017】接地線1に雷インパルス電流が流れた場合
には、非直線抵抗素子3の両端には電流変化分に比例す
る例えば千ボルト以上の高電圧が印加されるため、非直
線抵抗素子3が導通し放電する。又、電流変成器2の一
次側には前記非直線抵抗素子3の制限電圧分の電流が流
れるため、二次側には雷インパルス電流に起因する変成
電流が出力され、その変成電流は全波整流器4により整
流される。そして、ツェナーダイオードZD1の両端に
整定電圧以上の電圧が印加される。そのため、ツェナー
ダイオードZD1が動作する。しかし、雷インパルスは
高電圧ではあるが、流れる時間はμs単位の短時間であ
り、コンデンサCに充電される電荷は少ないため、コン
デンサCの両端電圧はダイアックDIACのトリガ電圧
V2以上にならず、従って、ダイアックDIACは導通
せず、表示駆動回路7は不動作のままである。
【0018】接地線1に過大な開閉サージ等のサージ電
流が流れた場合には、非直線抵抗素子3の両端には電圧
が印加されるが、その電圧は電流変化分が小さく雷イン
パルスとは異なり電圧は低いため、非直線抵抗素子3は
放電しない。一方、電流変成器2には開閉サージ電流に
起因する変成電流が出力され、その変成電流は全波整流
器4により整流される。そして、ツェナーダイオードZ
D1の両端に整定電圧以上の電圧が印加される。そのた
め、ツェナーダイオードZD1が動作する。しかし、サ
ージ電流が流れる時間はms単位の短時間であり、コン
デンサCに充電される電荷は少ないため、コンデンサC
の両端電圧はダイアックDIACのトリガ電圧V2以上
にならず、従って、ダイアックDIACは導通せず、表
示駆動回路7は不動作のままである。
【0019】以上のようにこの実施例では保護素子とし
てツェナーダイオードZD1の制定電圧以上の電圧が印
加された場合には、動作するため、雷インパルス、開閉
サージ、或いは漏洩電流の大きな電流が接地線に流れた
場合でもツェナーダイオードZD1が動作するため、ツ
ェナーダイオードZD1以後の回路を保護、及び誤動作
を防止することができる。
【0020】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、前記保護回路5のツェナーダイオードZ
D1をサージアブソーバに代える等、この発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は避雷素
子が開閉サージあるいは雷インパルス電流が通過しても
電気回路が保護、及び誤動作が防止され、又、避雷素子
の劣化表示を確実に行うことができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の電気ブロック回
路図である。
【符号の説明】 1…接地線、 2…電流変成器、 3…非直線抵抗素
子、4…全波整流器、5…保護回路、6…避雷素子劣化
電流検出回路、7…表示駆動回路、8…表示部、ZD1
…ツェナーダイオード、ZD2…ツェナーダイオード、
R1…抵抗、R2…可変抵抗、R3…抵抗、C…コンデ
ンサ、SCR…サイリスタ、DIAC…ダイアック。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地線に設けられた避雷素子の劣化時に
    流れる漏洩電流を検知し、避雷素子の劣化を表示する避
    雷素子劣化表示装置において、 前記接地線に接続された変成器の一次側に設けられ、過
    大な雷インパルスが流れたときに変成器の一次側を短絡
    放電する放電素子と、 前記変成器の二次側に設けられた整流器の二次側に接続
    され、雷インパルス、開閉サージ等のサージ電流に起因
    する電流を短絡する保護素子と、 整流器の二次側に設けられ、所定値以上の商用周波の漏
    洩電流が流れたときに避雷素子が劣化したことを検出す
    る避雷素子劣化電流検出回路と、 前記避雷素子劣化電流検出回路の検出結果に基づいて表
    示部を劣化表示駆動する表示駆動回路とを備えたことを
    特徴とする避雷素子劣化表示装置。
  2. 【請求項2】前記避雷素子電流検出回路は整流器のプラ
    ス端子に接続された抵抗と、その抵抗のマイナス端子に
    接続され、整流器のマイナス端子に接続されるコンデン
    サとから構成されていることを特徴とする避雷素子劣化
    表示装置。
JP16123892A 1992-06-19 1992-06-19 避雷素子劣化表示装置 Pending JPH065350A (ja)

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ID=15731273

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7302140B2 (en) 2004-08-20 2007-11-27 Keio University Optical switch and matrix optical switch

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7302140B2 (en) 2004-08-20 2007-11-27 Keio University Optical switch and matrix optical switch

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