JPH0653181U

JPH0653181U - アルバムシート

Info

Publication number: JPH0653181U
Application number: JP4172592U
Authority: JP
Inventors: 秀人藤本
Original assignee: チャンドラー株式会社
Priority date: 1992-05-06
Filing date: 1992-05-06
Publication date: 1994-07-19

Abstract

(57)【要約】【構成】表面シート２と裏面シート３が重ね合わされ
四周４を互いに密封された１枚の中空シートとして形成
し、前記表面シートと裏面シートを密着する分割線６に
よりネガフィルムを収容する大きさのネガ収容部として
の区画と、プリント写真を収容する大きさの複数のプリ
ント収容部としての区画を有する複数の区画７に分割
し、表面シートに挿入長穴８、９を形成する【効果】１枚のフィルムシートにネガフィルムとプリ
ント写真とを同時に収容保管することが可能でるある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本発明は、ネガフィルム、プリント写真等のシート状材料を収容可能であり、然もファイル等に綴じ込み可能なアルバムシートに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、写真保存用にはアルバムが広く使用され、最近ではアルバムシートを多数綴じ込み可能にし、追加写真の保存を容易にしたアルバムが利用されている。しかし、従来のアルバムはプリント写真は保存できるが、ネガフィルムは別に保存しなければならないため、ネガフィルムとプリント写真の管理がばらばらになり、プリント写真を見て追加プリントしようといてもネガフィルムを探すのに手間がかかるという問題があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記の問題点を解消し、常にネガフィルムとプリント写真とを同時に収容保存可能であり、しかも綴じ込み枚数の増減を容易に可能にしてファイル等により保存可能にしたアルバムシートを提供することを課題としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記の課題を、複数の綴じ込み穴とプリント写真収容部とを有しファイルに綴じ込み可能なアルバムシートにおいて、表面シートと裏面シートが重ね合わされ四周を互いに密封された１枚の中空シートよりなり、該中空シートは前記表面シートと裏面シートを密着する分割線により複数の区画に分割され、該区画はネガフィルムを収容する大きさのネガ収容部と、プリント写真を収容する大きさの複数のプリント収容部とよりなり、各区画には表面シートに挿入長穴が形成されることを特徴とするアルバムシートにより解決した。

【０００５】

【作用】本考案により、１枚のアルバムシートは複数の中空区画を有し、その１つのネガ収容部を形成する区画には長穴においてネガフィルムが収容保存され、他のプリント収容部を形成する区画には１枚又は複数枚のプリント写真が長穴より差し込まれて収容保存され、必要によっては付加的に設けた予備区画にはフィルム収納箱のフィルム種類や感度等を記録した紙片を長穴において差し込み格納することができる。

【０００６】本考案により、１枚のアルバムシートに同時にネガフィルムとプリント写真が収納保存でき、フィルムとプリント写真がばらばらになることが回避された。

【０００７】

【実施例】

本考案の詳細を図に示す実施例に基づいて説明する。

【０００８】図１〜図３において、アルバムシート１は表面シート２と裏面シート３とを重ね合わせ、四周４を接着、溶着等により密封されて中空シートとして形成される。四周のうち片側の側縁には綴じ込み用の複数の穴５が形成され、アルバムファイル等に着脱可能に綴じ込まれるようにする。本明細書では表面シート、裏面シートという表現は区別を容易にするために便宜的に使用するものであり、どちらを表面とし、裏面とするかは、適宜決めることができる。

【０００９】中空シート１は適当位置において、表面シート２と裏面シート３とを密着する分割線６を形成して複数の区画７に分割される。

【００１０】区画７の内１つの第１区画７ａはネガフィルムを収容可能な大きさの細長い四角状に形成され、ネガフィルム収容部を形成する。少なくとも１つ、図では２つの第２区画７ｂはプリント写真を１枚又は複数枚重ねて収容可能な大きさの四角状に形成され、プリント収容部を形成する。

【００１１】上記のフィルム収容部７ａとプリント収容部７ｂの他に必要によっては第３区画７ｃを予備区画として設けることができる。予備区画７ｃは例えばフィルムを収容し販売する箱の一部のフィルムの種類やフィルム感度を記録した部片を挿入可能な大きさに形成すると好都合である。勿論他の紙片を収容する大きさとすることもできる

【００１２】表面シート２のフィルム収容部を形成する第１区画７ａとプリント収容部を形成する第２区画７ｂには夫々１つの長穴８が、ネガフィルム又はプリント写真を夫々挿入可能に形成され、ネガフィルム又はプリント写真はその長穴８を通して表面シート２と裏面シート３との間の中空部に収納保管されることができる。

【００１３】長穴８は図に示すように曲線状に形成されると、収容時ネガフィルム又はプリント写真の一部が外部に露出した状態になるので、出し入れ操作が容易になる。曲線の一例として円弧状に形成することもできる。

【００１４】第３区画７ｃの表面シート２に直線状長穴９が形成され、紙片の挿入を可能にする。この長穴９も必要によっては曲線状に形成することもできる。

【００１５】図４、図５に示すように、中空シート１の裏面シート３に、つまりネガフィルム及びプリント写真が露出しない側に付加シート１０が重ねられ、三方を図１の周４の位置で裏面シート３に接着、溶着等により密着され、一方が開放した袋部分１１が形成されることができる。この袋部分１１には適当するサイズの用紙を挿入可能である。袋部分１１に挿入する用紙にはタイトルや撮影場所、その他の条件等の必要なデータを記録を可能にすると好都合である。袋部分１１の大きさは裏面シート３のサイズにほぼ一致させ、例えばＡ４判、Ｂ５判等の用紙を挿入可能にすることが一般的であるが、部分的な大きさの袋を形成するだけで十分の場合もある。その場合には付加シート１０はサイズの小さなシートを使用する。

【００１６】表面シート２と裏面シート３と付加シート１０の内いずれか又は全部を透明材料よりなるシートとして形成すると、中が見えるので好都合である。

【００１７】

【考案の効果】

本考案により、１枚のアルバムシートの片面にネガフィルムとプリント写真、並びに必要によっては、簡単な記録紙片を挿入保管することが可能になり、ネガフィルムとプリント写真を常に対応して調査することができ、プリント写真を見て必要なネガフィルムを必要によって簡単に取り出すことが可能になった。従って簡単で確実な写真保管管理が可能になった。

【００１８】本考案は、写真を管理する者でけでなく、ＤＰＥの業者が客に対する受渡し管理をするためにも便利である。然もコンパクトに纏めることができるので、収納スペースを小さくすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るアルバムシートの平面図である。

【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。

【図３】図１のＢ−Ｂ断面図である。

【図４】本考案に係る別の実施例の平面図である。

【図５】図４のＣ−Ｃ断面図である。

【符号の説明】

１アルバムシート２表面シート３裏面シート４四周５綴じ込み穴６分割線７区画８長穴９長穴１０付加シート１１袋部分

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】複数の綴じ込み穴とプリント写真収容部
とを有しファイルに綴じ込み可能なアルバムシートにお
いて、表面シートと裏面シートが重ね合わされ四周を互
いに密封された１枚の中空シートよりなり、該中空シー
トは前記表面シートと裏面シートを密着する分割線によ
り複数の区画に分割され、該区画はネガフィルムを収容
する大きさのネガ収容部と、プリント写真を収容する大
きさの複数のプリント収容部とよりなり、各区画には表
面シートに挿入長穴が形成されることを特徴とするアル
バムシート。
【請求項２】前記区画が前記ネガ収容部と前記プリン
ト収容部の他に少なく共１つの予備区画を含むことを特
徴とする請求項１に記載のアルバムシート。
【請求項３】前記予備区画はフィルムの種類等を記録
する紙片を収容する大きさに形成されることを特徴とす
る請求項２に記載のアルバムシート。
【請求項４】各区画の表面シートの挿入長穴が円弧等
の曲線状穴として形成されていることを特徴とする請求
項１〜３の何れか１つに記載のアルバムシート。
【請求項５】少なくとも前記表面シートが透明材料に
より形成されていること特徴とする請求項１〜４の何れ
か１つに記載のアルバムシート。
【請求項６】前記中空シートの裏面に透明材料よりな
る付加シートが三方を密着され所定の大きさの用紙を挿
入可能な袋を付加的に形成してあることを特徴とする請
求項１〜５の何れか１つに記載のアルバムシート。