JPH0652988U - 水槽用還流殺菌器具 - Google Patents

水槽用還流殺菌器具

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JPH0652988U
JPH0652988U JP8404791U JP8404791U JPH0652988U JP H0652988 U JPH0652988 U JP H0652988U JP 8404791 U JP8404791 U JP 8404791U JP 8404791 U JP8404791 U JP 8404791U JP H0652988 U JPH0652988 U JP H0652988U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の殺菌能力のものを構成でき、しかも、
保守の容易な水槽用還流殺菌器具を提供すること。 【構成】 胴体部2の両端にホルダ3を密封手段15に
よって水密状に接続する。密封手段15は、胴体部2お
よびホルダ3外周の互いに逆ねじの関係となるオスねじ
部19、20と、これらに螺合する締結リング23と、
胴体部2およびホルダ3の内周面に嵌合する接続リング
16と、Oリング18とからなる。また、ホルダ3の支
持部9に、直管形殺菌ランプ10の両端をランプ締結具
27によって水密状に固定する。ランプ締結具27は、
支持部9外周のランプ締結オスねじ28と、これに螺合
するランプ締結ナット29と、Oリング30とからな
る。ホルダ3両端にランプカバー4によって設けられた
2つの小空間12を連通する筒体47を通して配線した
ケーブル13を小空間内で直管形殺菌ランプに接続す
る。外部ホース7に接続する継手8をランプ締結具27
と同様の継手締結具36により通水口に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、観賞魚水槽等に注入されている水を水槽外の還流路において殺菌す る還流殺菌器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水槽等の水を水槽外の還流路において殺菌する従来の還流殺菌器具としては、 例えば、実開昭60−151595号に示されるものがあげられる。この還流殺 菌器具は、注水孔と排水孔とを有する中空の本体内に直管形殺菌ランプを挿入し 、該殺菌ランプの両端に小筒を水密状に接着し、さらに、該小筒と本体との間を 水密状に密封保持して構成されている。直管形殺菌ランプへの電気的接続は、小 筒内部において直管形殺菌ランプ両端の電極ピンに圧着端子等を用いて取付けら れたケーブルを小筒から引出して、該2つの小筒を連通する細筒状のコード配管 内部に通して一纏めにし、コード配管中央部の孔から引出して電源に接続するこ とにより行われていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、観賞魚用の水槽等においては、内部に入れる魚の大きさや数に合わ せて水槽の大きさが決められ、これによって還流路に流す水槽水の流量にも差異 が生ずる。したがって、還流殺菌器具も殺菌能力の異なる複数種類のものを用意 する必要がある。しかしながら、上述した構造の従来の還流殺菌器具は、注水孔 と排水孔を有する中空の本体が1つの部品で形成されているので、複数種類の還 流殺菌器具を製造するためには、その数に応じた複数の金型が必要であり、コス トが高くついていた。
【0004】 また、直管形殺菌ランプ両端の電極ピンには、小筒内部で圧着端子等によって ケーブルが接続されるので、ケーブルを接続してから小筒を接着しなければなら ず、使用時になんらかの原因で接続が外れたような場合には、小筒の接着をはが して、ケーブルを接続し、再度小筒を接着するという作業を行わなければならな かった。したがって、保守作業が容易にできないばかりでなく、小筒が直管形殺 菌ランプに接着されたものを保守品として用意することができないので、接着部 の水密に対する信頼性が低下するという欠点があった。
【0005】 本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ ろは、殺菌能力の異なる器具を構成でき、しかも、保守の容易な水槽用還流殺菌 器具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、水槽に注入された水を直管形殺菌ラン プの周辺に還流させ、紫外線を照射することによって殺菌する還流殺菌器具にお いて、前記直管形殺菌ランプを内部に収納する円筒状の胴体部と、該胴体部と同 径の円筒状部分を有し胴体部の両端に取付けられてタンクを形成するとともに直 管形殺菌ランプの両端部をタンクの外側に露出させた状態で支持する2つのホル ダと、両ホルダに取付けられて直管形殺菌ランプの両側に小空間を設けるランプ カバーと、該小空間において直管形殺菌ランプの電極ピンに接続されるケーブル と、胴体部に沿って配置され前記2つの小空間を連通して内部にケーブルを通す 少なくとも1つの筒体とを備えるとともに、前記ホルダには、前記直管形殺菌ラ ンプの端部に嵌合する円筒状の支持部と、該支持部と直管形殺菌ランプとの間を 密封して固定するランプ締結具と、一方のホルダ側からタンク内に注水し他方の ホルダ側からタンク内の水を排出する円筒状の通水口とが設けられ、該通水口に は、外部ホースに接続する継手が継手締結具によって水密状に取付けられ、前記 胴体部とホルダとの間には、両者を水密状に接続する密封手段が設けられている ことを特徴としている。
【0007】 また、請求項2の考案では、前記ランプ締結具は、前記支持部の外周面に設け られたランプ締結オスねじと、一端の内側に鍔縁部を有し直管形殺菌ランプを内 部に貫通させて前記ランプ締結オスねじに螺合するランプ締結ナットと、該ラン プ締結ナットの鍔縁部と支持部の端面との間に挟まれるOリングとからなり、前 記支持部の内周面端部には、前記Oリングを内側に向って変形させるテーパ面が 設けられ、前記鍔縁部と前記Oリングとの間には、スペーサが設けられ、前記O リングに接触する直管形殺菌ランプの両端部表面には、電極ピンのみを露出させ てゴムカバーが水密状に被覆接着されていることを特徴としている。
【0008】 また、請求項3の考案では、請求項1または請求項2の水槽用還流殺菌器具に おいて、前記継手締結具は、前記通水口の外周面に設けられた継手締結オスねじ と、一端の内側に鍔縁部を有し継手を内部に貫通させて前記継手締結オスねじに 螺合する継手締結ナットと、該継手締結ナットの鍔縁部と通水口の端面との間に 挟まれるOリングとからなり、前記通水口の端面には、前記Oリングを内側に向 って変形させるテーパ面が内周に設けられ、前記鍔縁部とOリングとの間には、 スペーサが設けられ、前記継手には、通水口への挿入時に継手締結ナットに当接 することにより継手の挿入深さを決める突当鍔部が設けられていることを特徴と している。
【0009】 また、請求項4の考案では、請求項1または請求項2または請求項3の水槽用 還流殺菌器具において、前記密封手段は、胴体部およびホルダの内周面に嵌合し 外周面にOリング溝を有する接続リングと、該Oリング溝に収納されるOリング と、胴体部およびホルダの外周面の端部に形成された互いに逆ねじの関係となる オスねじ部と、該オスねじ部の両方に螺合する互いに逆ねじの関係となる2つの メスねじ部を内周面に形成した締結リングとからなり、胴体部およびホルダの内 周面端部には、前記Oリング内側に向って変形させるテーパ面が設けられ、胴体 部およびホルダの内面の端部付近には、少なくとも1つの突起が設けられ、接続 リングの両端には、前記突起に係合する切欠部が設けられ、該接続リングの幅は 、締結リングの幅より大きく形成されていることを特徴としている。
【0010】 また、請求項5の考案では、請求項4の水槽用還流殺菌器具において、前記胴 体部は、両端のオスねじ部が互いに逆ねじの関係に形成された複数の胴体部を前 記密封手段によって連結してなり、ホルダの外周面に設けられたオスねじ部は互 いに逆ねじの関係に形成されていることを特徴としている。
【0011】 また、請求項6の考案では、請求項4または請求項5の水槽用還流殺菌器具に おいて、前記締結リングと前記筒体との間には、両者を接続する固定部材が設け られていることを特徴としている。
【0012】
【作用】
本考案の水槽用還流殺菌器具によれば、円筒状の胴体部の両端に、該胴体部と 同径のホルダの円筒状部分を合せ、両者を密封手段により水密状に接続すること により、タンクが形成される。この状態で、ホルダに設けられた円筒状の支持部 に直管形殺菌ランプの両端部を嵌合し、支持部にランプ締結具により密封固定す ると、直管形殺菌ランプは両端部をタンクの外側に突出させた状態で内側に収納 される。そして、直管形殺菌ランプ両端の電極ピンにケーブルを接続し、ランプ カバーを取付けると、該接続部が小空間に収納され、該小空間を連通する筒体を 通してケーブルが配線される。また、2つのホルダにそれぞれ設けられた通水口 にそれぞれ継手を挿入し、該継手を継手締結具によって水密状に固定して、一方 の通水口から注水することにより、直管形殺菌ランプの周辺に水が流れ、紫外線 が照射されて殺菌された水が、他方の通水口から排水されて水槽に注水される。
【0013】 また、請求項2の考案による水槽用還流殺菌器具において、直管形殺菌ランプ を内側に貫通させたランプ締結ナットをホルダの支持部外周面に設けられたラン プ締結オスねじに螺合すると、ランプ締結ナットの鍔縁部と、支持部の端面との 間に挟まれたOリングが、支持部の端面に設けられたテーパ面によって内側に向 って変形する。そして、該Oリングによって、電極ピンのみを露出させてゴムカ バーを被覆接着された直管形殺菌ランプの両端部が押圧されて、直管形殺菌ラン プが支持部との間を密封されて固定される。
【0014】 また、請求項3の考案による水槽用還流殺菌器具において、継手締結ナットが 通水口の外周面に設けられた継手締結オスねじに螺合すると、継手締結ナットの 鍔縁部と、通水口の端面との間に挟まれたOリングが、通水口の端面に設けられ たテーパ面によって内側に向って変形する。そして、該Oリングによって、通水 口の内側に挿入された継手が押圧されて密封固定される。このとき、継手に設け られた突当鍔部が継手締結ナットに当接し、継手が適当な挿入深さで挿入され締 結されることになる。
【0015】 また、請求項4の考案による水槽用還流殺菌器具において、外周面のOリング 溝にOリングを収納した接続リングを、胴体部およびホルダの内周面に嵌合させ 、締結リングを胴体部とホルダの間に挟むように合わせると、締結リングより大 きな幅の接続リングの両端に設けられた切欠部が胴体部およびホルダの内周面に 設けられた突起に係合されて、胴体部、接続リングおよびホルダの三者の相対的 な回転が係止される。そして、締結リングを一方向に回転すると、締結リングの 内周面に形成された、互いに逆ねじの関係となる2つのメスねじ部が、互いに逆 ねじの関係にある胴体部およびホルダ外周面のオスねじ部の両方に螺合し、胴体 部とホルダとを引き付けて密着させる。そして、胴体部およびホルダの端面に設 けられたテーパ面によって、Oリングが内側のOリング溝に向って変形され、胴 体部とホルダとが水密状に接続されることになる。
【0016】 また、請求項5の考案による水槽用還流殺菌器具では、端外周面に互いに逆ね じの関係となるオスねじ部を有する複数の胴体部を接続する。隣り合う胴体部の 隣り合うオスねじ部は互いに逆ねじの関係とすることができ、前記密封手段で連 結することによって、両端に互いに逆ねじの関係となるオスねじ部を有し長さの 異なる胴体部が形成される。該胴体部の両端に互いに逆ねじの関係となるオスね じ部を有する2つのホルダを接続することにより、全長の異なる殺菌器具が構成 される。
【0017】 また、請求項6の考案による水槽用還流殺菌器具では、胴体部に沿う筒体が固 定部材によって締結リングに接続されることにより、締結リングが緩むのが防止 されるとともに、筒体がたわまないように支持されることになる。
【0018】
【実施例】
本考案の第1の実施例による水槽用還流殺菌器具1を図面を参照して以下に説 明する。
【0019】 本実施例の水槽用還流殺菌器具1は、図1に示すように、円筒状の胴体部2の 両端に同径の円筒状部分3aを有するホルダ3が接続され、該ホルダ3の外側に ホルダ3と同径のランプカバー4が取付ねじ5によって取付けられて、外面的に は1本の円柱状に構成されている。そして、該ランプカバー4の下部には、円筒 状部分4aから箱状に突出した脚部4bが形成されていて、前記円柱状の水槽用 還流殺菌器具1を安定して保持するようになっている。
【0020】 前記胴体部2と前記ホルダ3とは、図2に示すように、内部に空間を有するタ ンク状に接続され、ホルダ3の上部には、筒状の通水口6が設けられていて、該 通水口6には、外部ホース7に接続する継手8が挿入されている。また、ホルダ 3のタンク端面となる一端面3bには、タンク径より細い円筒状の支持部9がタ ンクの外側に突出して設けられ、該支持部9の内部には、直管形殺菌ランプ10 が端面10aに設けられた電極ピン11をタンクの外側に露出した状態で挿入さ れている。そして、ホルダ3と前記ランプカバー4とによって直管形殺菌ランプ 10の両側に小空間12が形成され、該小空間12において、直管形殺菌ランプ 10の電極ピン11にケーブル13がコネクタ13aで接続されるようになって いる。また、ホルダ側面には、タンク内部に貫通した小孔に透明の樹脂等を水密 状に圧入接着した小窓14が設けられ、タンク内部の直管形殺菌ランプの点灯が 確認できるようになっている。
【0021】 前述した胴体部2とホルダ3との接続部は、密封手段15によって水密状に接 続されている。該密封手段15は、胴体部2およびホルダ3の内面2a、3cに 嵌合し外周面16aにOリング溝17を有する接続リング16と、該Oリング溝 17に収納されるOリング18と、胴体部2およびホルダ3の外周面の端部に形 成されたオスねじ部19、20と、該両方のオスねじ部19、20に螺合するメ スねじ部21、22を内面に形成した締結リング23とから構成されている。前 記接続リング16の両端16aには、それぞれ2箇所ずつV形の切欠部24が設 けられ、また、胴体部2およびホルダ3の内面2a、3cには、突起25が設け られている。該突起25は、図6に示す例では、胴体部2およびホルダ3のそれ ぞれの長手方向に沿う突条(以下、突条25とする)が2箇所ずつ設けられてお り、接続リング16が胴体部2およびホルダ3の内面2a、3cに嵌合したとき に、図5に示すように、切欠部24と突条25とが係合されて、接続リング16 が回転しないように保持されるとともに、Oリング18が胴体部2とホルダ3と の接合面に位置するように位置決めされるようになっている。また、胴体部2端 部のオスねじ部19とホルダ3端部のオスねじ部20とは、互いに逆ねじの関係 となっており、これに螺合する締結リング23の2つのメスねじ部21、22も 互いに逆ねじの関係となっていて、締結リング23が一方向に回転されると、胴 体部2およびホルダ3が近づく方向に引かれ、逆方向に回転されると、両者2、 3が分離する方向に移動するようになっている。そして、胴体部2およびホルダ 3の相接合する端面には、内周にテーパ面26が設けられており、締結リング2 3が回転されて、胴体部2およびホルダ3が近づけられると、両者2、3の接合 面に位置するOリング18が2つのテーパ面26によって同時に内側の接続リン グ16の方向に押圧され、これによって両者2、3が水密状に接続されるように なっている。
【0022】 ここで、接続リング16の幅は、締結リング23の幅より大きく形成されてい るので、接続時に胴体部2およびホルダ3の内周面2a、3cに接続リング16 を挿入し、外周のオスねじ部19、20に締結リング23を合せると、まず胴体 部2とホルダ3とが、相対的に回転しないように係合され、この状態で締結リン グ23とオスねじ部19、20との螺合が開始されるようになっている。
【0023】 また、ホルダ3の支持部9に挿入された直管形殺菌ランプ10は、ランプ締結 具27によって密封固定されている。該ランプ締結具27は、図4に示すように 、支持部9外面に設けられたランプ締結オスねじ28と、これに螺合するランプ 締結ナット29と、両者に挟まれるOリング30とから構成されている。ランプ 締結ナット29には、一端29aに直管形殺菌ランプ10を貫通する貫通孔31 と、該貫通孔31を取囲む鍔縁部32が形成されており、また、支持部9端面に は、内周にテーパ面33が設けられており、前記Oリング30は、ランプ締結ナ ット29が締め付けられるとテーパ面33方向に押圧され、該テーパ面33によ って、内側の直管形殺菌ランプ10を押圧するようになっており、これによって 、直管形殺菌ランプ10が支持部9に密封固定されるようになっている。ここで 、Oリング30と鍔縁部32との間には、くの字状の断面を有するスペーサ34 が、凸側面34aを鍔縁部32に接触して挟まれており、ランプ締結ナット29 が回転されることによって回転する鍔縁部32が直接Oリング30に接触するこ とがなく、したがって、Oリング30が破損されないようになっている。また、 直管形殺菌ランプ10の端部の口金部10bには、電極ピン11のみを露出させ 、ガラス管面10cにかかるようにしてゴムカバー35が被覆されており、シリ コンゴム等の接着剤によって水密状に接着されていて、該ゴムカバー35が前記 Oリング30に接触することによって、直管形殺菌ランプ10とホルダ3の支持 部9とは高い水密性を保って固定されるようになっている。
【0024】 また、前記継手8は、前記通水口6に継手締結具36によって、水密状に固定 されている。該継手締結具36は、前記ランプ締結具27と同様の構造となって おり、通水口6外面の継手締結オスねじ37と、該継手締結オスねじ37に螺合 する継手締結ナット38と、該継手締結ナット38に設けられた鍔縁部38aと 通水口6端面のテーパ面39との間にスペーサ40を介して挟まれるOリング4 1とからなり、該Oリング41によって継手8を押圧することにより、継手8を 密封固定するようになっている。また、継手8には、フランジ状の突当鍔部42 が設けられており、該突当鍔部42が継手締結ナット38の上面に当接するまで 挿入された状態で固定されると、継手8の通水口6への嵌合深さが適当になるよ うになっている。また、継手8の外部ホース7に接続される端部は、内部に流す 水の流量によって2種類の外部ホース7に接続することを考慮して、内径および 外径が決められている。すなわち、継手8の内径は、細い方の外部ホース7の外 径に一致しており、接続するときには継手8内面に直接挿入して接着固定する。 また、継手8の外径は太い方の外部ホース7の外径と一致しており、接続すると きには、継手外面にリング状のソケット(図示略)を嵌合させて接着し、該ソケ ットの内面に外部ホース7を嵌合接着することにより対応するようになっている 。
【0025】 ところで、直管形殺菌ランプ10の両端には、ホルダ3とランプカバー4とに よって小空間12が設けられているが、該小空間12は、ランプカバー4の前記 脚部4bによって、図3に示すように、上側が円筒形で下側が箱形の形状になっ ている。そして、ホルダ3には、ランプカバー4の箱形部を塞ぐようにフランジ 部43が突出して設けられており、該フランジ部43には、2つの小孔44が設 けられている。該小孔44には、図2に示すように、貫通孔45aを有するキャ ップ45が小空間12に突出するように嵌合され、これによってフランジ部43 には、小空間12の外側に凹んだ凹部46が形成されている。該凹部46には、 胴体部2に沿うように配置された2本の筒体47が嵌合され、該筒体47によっ て、2つの小空間12が連通され、また、この筒体47の1つを通して直管形殺 菌ランプ10両端面10aの電極ピン11に接続されたケーブル13が配線され ている。このケーブル13は、電源から点灯用安定器48を介して配線された一 纏めのものが、図1に示すように、筒体47の中央付近で筒体47内部に入り、 そこで2方向に分岐して配線されたものである。図において、49は、筒体47 への入口においてケーブル13を保護するゴムブッシュである。
【0026】 また、前記筒体47は、図1に示す帯状の固定部材50によって、胴体部2と ホルダ3とを接続している密封手段15の締結リング23に固定されている。該 固定部材50は、図6に示すように、中央部に筒体47と密着する小内径部50 aを有し、両端に締結リング23と密着する大内径部50bを有した波型に形成 されており、締結リング23との接触部は、接着剤によって接着されている。
【0027】 このように、構成された水槽用還流殺菌器具1の一方の通水口6である注水口 に水槽から汲上げポンプを介して接続された外部ホース7を接続し、他方の通水 口6である排水口に接続した外部ホース7を水槽に戻して還流路を形成すること により、水槽用還流殺菌器具1の内部で殺菌された水が循環され、水槽内の水が 常に殺菌された状態に保たれる。
【0028】 また、本実施例の水槽用還流殺菌器具1は、保守が容易である。すなわち、主 な保守品は、直管形殺菌ランプ10であるが、両端のランプカバー4を外し、ラ ンプ締結ナット29を緩めるだけで、直管形殺菌ランプ10を取外すことができ 、取付けは逆の手順で行えるので非常に容易である。とくに、ケーブル13が電 極ピン11から外れたような場合には、ランプカバー4を取外すだけで、電極ピ ン11を露出させることができるので、容易に接続することができる。そのうえ 、保守時に接着等の作業が含まれず、ランプ締結ナット29を締めるだけで直管 形殺菌ランプ10を確実な水密状態で取付けることができるので、保守によって 信頼性が低下することがない。
【0029】 そして、筒体47と締結リング23とを固定部材50で接続することにより、 締結リング23が緩むことが防止されるとともに、小径の筒体47がたわまない ように支持されるという効果がある。この筒体47は、また、不定形で見栄えが 悪くなりがちなケーブル13を内部に収納して、僅かに点灯用安定器48から続 くケーブル1本のみを露出させることになるので、観賞用水槽の近くに配置され ても美観が損われることがない。
【0030】 次に、本考案の第2の実施例による水槽用還流殺菌器具の胴体部51を図7に 示す。本実施例の水槽用還流殺菌器具では、胴体部52の外周面の両端に設けら れた、オスねじ部53、54が、互いに逆ねじの関係となるように設けられてお り、このような胴体部52を2つ直列に並べて、前述した密封手段15により接 続し、1つの筒状の胴体部51を構成している。このようにして構成された胴体 部51両端のオスねじ部53、54は、やはり逆ねじの関係となっており、した がって、胴体部51の両端に接続する2つのホルダ55のオスねじ部56、57 は、互いに逆ねじの関係とされている。
【0031】 このようにすると、長さの異なる複数の胴体部52を用意するだけで、殺菌能 力の異なる水槽用還流殺菌器具を構成することができる。例えば、長さの短い胴 体部Aを1つだけ使用した場合には、10Wの直管形殺菌ランプ10を収納する 水槽用還流殺菌器具を構成でき、長さの長い胴体部Bを1つだけ使用すると、1 5Wのものを構成できる。さらに、胴体部Bを2つ、4つ使用することにより、 それぞれ20W、30Wの水槽用還流殺菌器具を構成できる。さらに、異なる長 さの直管形殺菌ランプ10を使用する場合でも、胴体部A、Bの組合せにより対 応でき、また、直管形殺菌ランプ10の両端を固定しているランプ締結具27は 、Oリング30により押圧し固定するものであるので、直管形殺菌ランプ10の 締結位置を適宜調整することができる。これにより、別の水槽用還流殺菌器具を 構成するために、胴体部52を製造する金型のみを用意するだけでよく、また、 ホルダ55のオスねじ部56、57のみを合せ型として分離しておけばよい。し たがって、金型にかかるコストを低減することができるという効果がある。
【0032】 このように、胴体部52を接続して長さの長い水槽用還流殺菌器具を構成する 場合には、筒体47の長さも変更しなければならないが、筒体47は、単なる円 管であるので、長い筒体47を用意しておき水槽用還流殺菌器具の長さに合わせ て切断する等して対応することができる。また、このように胴体部51の長い水 槽用還流殺菌器具の場合には、筒体47を締結リング23に接続し、筒体47の 変形を防止する固定部材50の効果がいっそう発揮されることになる。
【0033】 なお、第1の実施例による胴体部2の両端のオスねじ部19は、同方向のねじ (例えば、右ねじ)でよい。この場合には、2つのホルダ3を全く同じ型によっ て成形できるので、オスねじ部20を合せ型にする必要がなく、金型にかかるコ ストをさらに低減することができる。
【0034】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の水槽用還流殺菌器具によると、筒体内部にケー ブルを配線し、ランプカバー内の小空間にて直管形殺菌ランプに接続するので、 ケーブルの露出が最小限に抑えられ、観賞用水槽の近くに配置する水槽用還流殺 菌器具としては、美観がよいという利点がある。また、ランプカバーを外すだけ で、直管形殺菌ランプへのケーブルの接続を点検保守することができるので保守 性がよい。
【0035】 また、請求項2の考案によると、ランプ締結具を回転するだけで直管形殺菌ラ ンプを脱着することができるので保守性がよい。また、両端に被覆接着されたゴ ムカバーにOリングを押圧することによって、直管形殺菌ランプがホルダに密封 固定されるので、保守時に確実に水密性を再現することができ、保守によって信 頼性を低下することがない。
【0036】 また、請求項3の考案によると、継手に設けられた突当鍔部が、継手締結ナッ トに当接して、挿入深さが決められるので、過不足なく適当な挿入深さとするこ とができる。
【0037】 また、請求項4の考案によると、締結リングを回転するだけで、胴体部とホル ダとを水密状に接続することができるので、組付性がよいという利点がある。
【0038】 また、請求項5の考案によると、複数の胴体部を密封手段によって直列に接続 でき、これによって、簡単な形状の胴体部を複数用意するだけで、長さの異なる 水槽用還流殺菌器具を構成することができ、金型にかかるコストを低減できると いう効果がある。
【0039】 また、請求項6の考案によると、締結リングと筒体との間に、両者を接続する 固定部材が設けられ、締結リングが緩むのが防止されるとともに、筒体が変形し ないように支持されるので、特に水槽用還流殺菌器具の全長が長い場合には、筒 体と、胴体部とが一体となることにより、全体的に強度が向上されるという効果 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例による水槽用還流殺菌器
具を示す斜視図である。
【図2】図1の水槽用還流殺菌器具の内部構造を示す縦
断面図である。
【図3】図1の水槽用還流殺菌器具をランプカバー側か
らみた側面図である。
【図4】図1の水槽用還流殺菌器具のランプ締結具部分
を示す縦断面図である。
【図5】図1の水槽用還流殺菌器具の密封手段部分を示
す横断面図である。
【図6】図1の水槽用還流殺菌器具の胴体部とホルダと
の接続部付近で切断した横断面図である。
【図7】本考案の第2の実施例による水槽用還流殺菌器
具の胴体部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 水槽用還流殺菌器具 2、51 胴体部 3、55 ホルダ 4 ランプカバー 6 通水口 7 外部ホース 8 継手 9 支持部 10 直管形殺菌ランプ 11 電極ピン 12 小空間 13 ケーブル 15 密封手段 16 接続リング 17 Oリング溝 18 Oリング 19、20、53、54、56、57 オスねじ部 21、22 メスねじ部 23 締結リング 24 切欠部 25 突起 26 テーパ面 27 ランプ締結具 28 ランプ締結オスねじ 29 ランプ締結ナット 30 Oリング 32 鍔縁部 33 テーパ面 34 スペーサ 35 ゴムカバー 36 継手締結具 37 継手締結オスねじ 38 継手締結ナット 38a 鍔縁部 39 テーパ面 40 スペーサ 41 Oリング 42 突当鍔部 47 筒体 50 固定部材

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽に注入された水を直管形殺菌ランプ
    (10)の周辺に還流させ、紫外線を照射することによ
    って殺菌する還流殺菌器具(1)において、 前記直管形殺菌ランプを内部に収納する円筒状の胴体部
    (2、51)と、該胴体部と同径の円筒状部分を有し胴
    体部の両端に取付けられてタンクを形成するとともに直
    管形殺菌ランプの両端部をタンクの外側に露出させた状
    態で支持する2つのホルダ(3、55)と、両ホルダに
    取付けられて直管形殺菌ランプの両側に小空間(12)
    を設けるランプカバー(4)と、該小空間において直管
    形殺菌ランプの電極ピン(11)に接続されるケーブル
    (13)と、胴体部に沿って配置され前記2つの小空間
    を連通して内部にケーブルを通す少なくとも1つの筒体
    (47)とを備えるとともに、 前記ホルダには、前記直管形殺菌ランプの端部に嵌合す
    る円筒状の支持部(9)と、該支持部と直管形殺菌ラン
    プとの間を密封して固定するランプ締結具(27)と、
    一方のホルダ側からタンク内に注水し他方のホルダ側か
    らタンク内の水を排出する円筒状の通水口(6)とが設
    けられ、 該通水口には、外部ホース(7)に接続する継手(8)
    が継手締結具(36)によって水密状に取付けられ、 前記胴体部とホルダとの間には、両者を水密状に接続す
    る密封手段(15)が設けられていることを特徴とする
    水槽用還流殺菌器具。
  2. 【請求項2】 前記ランプ締結具は、前記支持部の外周
    面に設けられたランプ締結オスねじ(28)と、一端の
    内側に鍔縁部(32)を有し直管形殺菌ランプを内部に
    貫通させて前記ランプ締結オスねじに螺合するランプ締
    結ナット(29)と、該ランプ締結ナットの鍔縁部と支
    持部の端面との間に挟まれるOリング(30)とからな
    り、 前記支持部の内周面端部には、前記Oリングを内側に向
    って変形させるテーパ面(33)が設けられ、 前記鍔縁部と前記Oリングとの間には、スペーサ(3
    4)が設けられ、 前記Oリングに接触する直管形殺菌ランプの両端部表面
    には、電極ピンのみを露出させてゴムカバー(35)が
    水密状に被覆接着されていることを特徴とする請求項1
    記載の水槽用還流殺菌器具。
  3. 【請求項3】 前記継手締結具は、前記通水口の外周面
    に設けられた継手締結オスねじ(37)と、一端の内側
    に鍔縁部(38a)を有し継手を内部に貫通させて前記
    継手締結オスねじに螺合する継手締結ナット(38)
    と、該継手締結ナットの鍔縁部と通水口の端面との間に
    挟まれるOリング(41)とからなり、 前記通水口の内周面端部には、前記Oリングを内側に向
    って変形させるテーパ面(39)が設けられ、 前記鍔縁部とOリングとの間には、スペーサ(40)が
    設けられ、 前記継手には、通水口への挿入時に継手締結ナットに当
    接することにより継手の挿入深さを決める突当鍔部(4
    2)が設けられていることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の水槽用還流殺菌器具。
  4. 【請求項4】 前記密封手段は、胴体部およびホルダの
    内周面に嵌合し外周面にOリング溝(17)を有する接
    続リング(16)と、該Oリング溝に収納されるOリン
    グ(18)と、胴体部およびホルダの外周面の端部に形
    成された互いに逆ねじの関係となるオスねじ部(19、
    20、53、54、56、57)と、該オスねじ部の両
    方に螺合する互いに逆ねじの関係となる2つのメスねじ
    部(21、22)を内周面に形成した締結リング(2
    3)とからなり、 胴体部およびホルダの内周面端部には、前記Oリング内
    側に向って変形させるテーパ面(26)が設けられ、 胴体部およびホルダの内面の端部付近には、少なくとも
    1つの突起(25)が設けられ、 接続リングの両端には、前記突起に係合する切欠部(2
    4)が設けられ、 該接続リングの幅は、締結リングの幅より大きく形成さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2また
    は請求項3記載の水槽用還流殺菌器具。
  5. 【請求項5】 前記胴体部は、両端のオスねじ部が互い
    に逆ねじの関係に形成された複数の胴体部を前記密封手
    段によって連結してなり、 ホルダの外周面に設けられたオスねじ部は互いに逆ねじ
    の関係に形成されていることを特徴とする請求項4記載
    の水槽用還流殺菌器具。
  6. 【請求項6】 前記締結リングと前記筒体との間には、
    両者を接続する固定部材(50)が設けられていること
    を特徴とする請求項4または請求項5記載の水槽用還流
    殺菌器具。
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