JPH0652901U - 薄膜濃縮装置 - Google Patents
薄膜濃縮装置Info
- Publication number
- JPH0652901U JPH0652901U JP3882592U JP3882592U JPH0652901U JP H0652901 U JPH0652901 U JP H0652901U JP 3882592 U JP3882592 U JP 3882592U JP 3882592 U JP3882592 U JP 3882592U JP H0652901 U JPH0652901 U JP H0652901U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- cylinder
- processed
- thin film
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 水分を含んだ被加工液を急速に加熱回転さ
せ、被加工液が短時間で回転加熱され、変質することな
く蒸発缶に送り込まれ、そこで水分の一部を真空蒸発さ
せ、所要の濃度にまで達成させ取り出す。 【構 成】 中央に水平に設置された加熱シリンダー1
と、内部に平行に少し直径の小さめの加熱円筒4とで構
成された薄いフィルム状の円筒の隙間を構成させる。こ
の薄いフィルム状の隙間に被加工液を供給するため、本
体の手前に原液槽19、被加工液を送るための原液ポン
プ20、加熱蒸気供給したり復水したドレーン28を排
水するためのロータリージョイント18等が供給側にあ
り、反対側には真空蒸発に必要な蒸気缶24,真空ポン
プ25で構成されており、これ等の機器は配管により結
合されている。また加熱円筒は変速機17にカップリン
グ16にて結合され回転する。
せ、被加工液が短時間で回転加熱され、変質することな
く蒸発缶に送り込まれ、そこで水分の一部を真空蒸発さ
せ、所要の濃度にまで達成させ取り出す。 【構 成】 中央に水平に設置された加熱シリンダー1
と、内部に平行に少し直径の小さめの加熱円筒4とで構
成された薄いフィルム状の円筒の隙間を構成させる。こ
の薄いフィルム状の隙間に被加工液を供給するため、本
体の手前に原液槽19、被加工液を送るための原液ポン
プ20、加熱蒸気供給したり復水したドレーン28を排
水するためのロータリージョイント18等が供給側にあ
り、反対側には真空蒸発に必要な蒸気缶24,真空ポン
プ25で構成されており、これ等の機器は配管により結
合されている。また加熱円筒は変速機17にカップリン
グ16にて結合され回転する。
Description
【0001】
濃縮装置としては、キャラメル・キャンディー・クリーム・ジャム・シロップ ・甲殻類のエキス・水飴・牛乳・餡・ケチャップ・ドレッシング・グミ・ガム・ ソース・ジュース等の食料品や、ポマード・ゼラチン・洗剤・等の医薬品の製造 工程中に被処理液中に含まれている水分を、必要量だけ蒸発させて被処理液を濃 縮させる技術に関するものである。
【0002】
本装置としては、熱交換機の部類に属するものにして殆どが缶胴内に熱交換に 必要な多数の管が配置されており、(固定式と回転式とがある。)固定式の中に はストレートに入って熱交換する単パス方式、管を仕切って缶胴内を2回〜4回 も回流する回流式熱交換機、更に熱交換を短時間で行われる様にした缶胴内の熱 交換用の管のブロックを、缶胴内を回転させる 回転式や竪型で本考案と同じ薄膜濃縮装置等がある。
【0003】
濃縮装置を使用する被加工液の中には、加熱することにより品質の変化 を伴うものがあり、加熱は短時間で修了するのが望ましい。それと先行し た被加工液と後続被加工品となるべく混合しない方が望ましい。それ故、 残留被加工液の少ない回転薄膜円筒熱型の方が、良質な被加工液を得るこ とが出来る。然しこの機種を竪型として使用すると機長が高くなり、4m 〜5mの長さを必要とする。それを収容する建屋は高さ6m〜7mを必要 となり、建築上で制限を受けることがある。保守点検用の梯子やステージ が必要となる。又シリンダーの内面に被加工液の濃度が高くなる程、壁面 に焼付現象が発生する。斯様な現象を排除するためにはスクレッパーでシ リンダーの壁面を掻取る必要が生じる。
【0004】
濃縮装置としては良質な被加工液を得るためには熱交換を短時間で行う 必要があり、それには被加工液を薄い円筒膜状にして画面から加熱した方 が熱交換を急速に行うことが出来る。現在ある薄膜濃縮装置は被加工液の 濃度が増すに伴い、被加工液がシリンダーの壁面に焼付き、運転が停止す ることがある。それを防止するため加熱円筒にスクレッパーをシリンダー の内壁に接する様に取り付けて回転しながら運転すれば焼付きの防止が出 来る。又壁型の薄膜濃縮装置の加熱缶は、構造上収容出来る建屋の高さが 7m〜8m必要となるため、設計上で制限を受けることがあるが、横型の 方は設置上の制限を受けることが少ない。
【0005】
一般的な参考資料としてキャンディーの製造過程で、原料は水飴・砂糖 ・ビタミンC・酸味料・果汁・香料・カロチノイド色素等を各必要量加水 混合して濃縮装置にかけた結果、在来式の多管式の加熱缶と薄膜式加熱缶 と製品を比較すると後者の薄膜式加熱缶の方が、色彩・香り・味覚等が優 れている。又製餡等は多管式では使用出来ない薄膜式では充分使用が出来 る等の長所がある。
【0006】
実施例で示した如く、被処理品を短時間で加工することが出来るので、 製品として色彩・香り、味覚等が良好であり良品質のものが得られる。
【図1】本薄膜濃縮装置の正面組立断面図である。
【図2】上記正面組立図のA−B断面図である。
1.加熱シリンダー 2.蒸気管 3.破水管 4.加熱円筒 5.スクレッパー 6.Aハウジング 7.Bハウジング 8.駆動軸 9.Aグランド 10.Aベアリング 11.中空軸 12.Bグランド 13.Bボールベアリング 14.復水管 15.ベース 16.カップリング 17.変速機 18.ロータリージ
ョイント 19.原液槽 20.原液ポンプ 21.排水管 22.蒸気管 23.原液輸送管 24.蒸発缶 25.真空ポンプ 26.真空管 27.加熱液管
ョイント 19.原液槽 20.原液ポンプ 21.排水管 22.蒸気管 23.原液輸送管 24.蒸発缶 25.真空ポンプ 26.真空管 27.加熱液管
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱ジャケットを外装して水平に設置さ
れている円筒形のシリンダーに、その内側にシリンダー
の内径より少し小さめの径の加熱円筒をシリンダーに平
行に儲け、隙間を薄いフィルム状の円筒を構成させ、そ
のフィルム状の円筒の中に被加工液を連続して供給し、
その被加工液を加熱円筒の外周に設けられているスクレ
ッパーにより、回転攪拌焼付を防止しながら進行させ、
水分の蒸発に必要な温度に迄上昇させる。温度上昇し被
加工液は反対側から取り出され、蒸発缶に移送され被加
工液中に含まれている水分の一部を蒸発させて濃縮する
ことが出来る。斯様に水平に設置された加熱シリンダー
とスクレッパー付加熱円筒で構成されたフィルム状の円
筒に、被輸送液を回転加熱することを特徴とする、薄膜
濃縮装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3882592U JPH0652901U (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 薄膜濃縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3882592U JPH0652901U (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 薄膜濃縮装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652901U true JPH0652901U (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=12536022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3882592U Pending JPH0652901U (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 薄膜濃縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0652901U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009118814A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-04 | Kaneka Corp | 食品素材の加熱処理方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5966303A (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-14 | Takeshi Sakuma | 連続加熱濃縮機 |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP3882592U patent/JPH0652901U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5966303A (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-14 | Takeshi Sakuma | 連続加熱濃縮機 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009118814A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-04 | Kaneka Corp | 食品素材の加熱処理方法 |
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JPS6226801B2 (ja) |