JPH0652583U - キャスター - Google Patents
キャスターInfo
- Publication number
- JPH0652583U JPH0652583U JP8895992U JP8895992U JPH0652583U JP H0652583 U JPH0652583 U JP H0652583U JP 8895992 U JP8895992 U JP 8895992U JP 8895992 U JP8895992 U JP 8895992U JP H0652583 U JPH0652583 U JP H0652583U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caster
- mounting shaft
- spring
- nut
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Legs For Furniture In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 横軸2によってローラー3を取り付けたキャ
スター本体1に取付軸4の下端部を連結し、取付軸4に
手回しナット5をねじ嵌合させ、取付軸4の前記ナット
5上方部分をテーブル11の床面脚13などの下壁13
cに設けた挿通孔13dに通し、取付軸4にコイルばね
6を遊び嵌めし、取付軸4の上端部にばね抑え9を設
け、前記ばね6のばね力によって、ばね抑え9および取
付軸9を介し、ナット5を上方に付勢して下壁13cの
下面に押し付けた。 【効果】 前述した手順によって、床面脚13などへの
キャスター10の組み付けが短時間で容易にでき、ま
た、ナット5をテーブル11などの外部から手回しする
ことによって、キャスター10の床面から下壁13cま
での高さを容易に調節できる。
スター本体1に取付軸4の下端部を連結し、取付軸4に
手回しナット5をねじ嵌合させ、取付軸4の前記ナット
5上方部分をテーブル11の床面脚13などの下壁13
cに設けた挿通孔13dに通し、取付軸4にコイルばね
6を遊び嵌めし、取付軸4の上端部にばね抑え9を設
け、前記ばね6のばね力によって、ばね抑え9および取
付軸9を介し、ナット5を上方に付勢して下壁13cの
下面に押し付けた。 【効果】 前述した手順によって、床面脚13などへの
キャスター10の組み付けが短時間で容易にでき、ま
た、ナット5をテーブル11などの外部から手回しする
ことによって、キャスター10の床面から下壁13cま
での高さを容易に調節できる。
Description
【0001】
この考案は、事務用,家庭用のテーブル、椅子などの什器の脚部などに組み付 ける、高さ調節可能なキャスターに関するものである。
【0002】
従来、前記のようなキャスターとして、実公平4−2580号公報に示すもの があった。このキャスターは、横軸によってローラーを回動自在に取り付けたキ ャスター本体に、縦軸の取付軸の下端部を軸回りに回動自在に連結し、前記取付 軸の上端部をテーブルなどの什器の脚部に設けた床面脚などのキャスター取付部 材内に突出するようにし、この取付部材内に嵌合したキャスター受に、内端面に 開口する切り離し溝と、この溝に連続する縦孔とを形成し、この縦孔に前記取付 軸の上端部を昇降可能に嵌合させ、前記キャスター受に切り離し溝と直交させて 形成した締付孔に取付部材から締付ねじを締め付けることで、前記縦孔を縮径さ せて取付軸を保持,固定している。
【0003】
しかし、前述した従来のキャスターは、キャスター受けの締付孔に取付部材外 から締付ねじを締め付けているので、組み付けおよびキャスターの高さ調節が面 倒であるという問題点があった。 この考案は、前述した従来のキャスターの問題を解決して、キャスター取付部 材への組み付けおよび高さ調節が容易にでき、さらに構成も比較的簡単で安価な キャスターを提供するこを目的としている。
【0004】
この考案は、キャスター本体に横軸によってローラーを回動自在に取り付け、 前記キャスター本体に取付軸の下端部を軸回りに回動自在に連結したキャスター において、前記取付軸の上部にねじを形成し、このねじにキャスター取付部材の 下面に当接する手回しナットをねじ嵌合させ、前記取付部材に設けた挿通孔など の挿通部を介して前記取付部材上に突出する取付軸の上端部にばね抑えを保持さ せると共に、前記取付部材と前記ばね抑えとの間に介在させて取付軸を上方に付 勢するコイルばねを取付軸に遊び嵌めしたものである。
【0005】
この考案によるキャスターは、キャスター本体に下端部を連結した取付軸の手 回しナット上方部分を、キャスター取付部材であるテーブルの床面脚などの下壁 に設けた挿通孔に通し、取付軸の前記下壁上方部分にコイルばねを遊び嵌めし、 取付軸の上端部にはばね抑えを保持させ、下壁とばね抑えとの間に介在させたコ イルばねのばね力により、ばね抑えおよび取付軸を介し、ナットを上方に付勢し て下壁の下面に押し付けるなどにより、短時間で容易にテーブルの床面脚などの キャスター取付部材にキャスターを組み付けることができる。
【0006】 また、この考案によるキャスターの組み付け後には、テーブルなどの什器外で 、ナットを手回しして昇降させることにより、床面から前記取付部材の下壁まで の高さを容易に調節できる。
【0007】 さらに、この考案によるキャスターは、キャスター本体の取付軸に手回しナッ トをねじ嵌合させ、コイルばねを遊び嵌めし、取付軸の上端部に例えばE型止め 輪と平座金とで構成したばね抑えなど、簡単な構成のばね抑えを取り付けるもの であるから、構成が比較的簡単であると共に、構成部品の製作も高価にならず、 キャスター全体としても安価に提供できる。
【0008】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。 図1,図2および図3において、1はキャスター本体であり、この本体1には 水平な横軸2によって左,右ローラー3が回動自在に装着されていると共に、縦 軸の取付軸4の下端部がこれの軸回りに回動自在に連結され、取付軸4はキャス ター本体1に対し、上下方向移動が拘束されている。
【0009】 取付軸4は、キャスター本体1の上方に垂直に延び、上部にねじ4aが形成さ れ、上端部には環状溝4bが形成され、取付軸4のねじ4aには手回しナット5 がねじ嵌合されている。このナット5は、内周部5aが鋼などの金属、外周部5 bが合成樹脂からなり、これらが円盤状に一体成形され、外周面5cには多数の 滑り止め溝5cが形成されている。
【0010】 また、取付軸4の前記ナット5上方部分にはねじりコイルばね6が遊び嵌めさ れ、環状溝4bにはE型止め輪7が着脱可能に係合され、前記ばね6と前記止め 輪7との間には平座金8が取付軸4が遊び嵌めされ、止め輪7と平座金8とによ ってばね抑え9を構成するようにされている。
【0011】 前述のように構成された実施例のキャスター10は、テーブル11の左,右脚 部12の下端部に設けられて前後方向に延びる左,右床面脚13の前端部13a に装着される。床面脚13の前端部13aの下部には前面に開口する切欠部13 bが形成され、前端部13aの下壁13cには、挿通孔13dが形成されている と共に挿通孔13dの外周側に角形の凹部13eが設けられている。
【0012】 キャスター10のばね6およびばね抑え9が外された取付軸4を、下方から床 面脚13の挿通孔13dに挿通させ、前記ナット5を床面脚13の前端部13a の下壁13c下面に当接させる。取付軸4の下壁13c上に突出した部分に前記 ばね6を遊び嵌めさせ、ばね6の下端部を下壁13cの凹部13eに収容し、上 方から取付軸4に嵌めた平座金8をばね6上に支持させ、取付軸4上端部の環状 溝4bにE型止め輪7を係合させて、ばね抑え9を構成する。
【0013】 この状態では、前記ナット5を取付軸4の下端部に予め位置させておくことで 、ばね6はばね力が働らかないか、あるいは僅かに働くようにしてある。取付軸 4を適宜の手段で回動しないようにし、ナット5を手回しによって回動させ、取 付軸4の上方に移動させると、キャスター本体1のローラー3を支持する床面に 対し、ナット5が上昇するので、床面脚13の前端部13aの下壁13cの切欠 部13bに対応する部分を押し上げて上昇させる。
【0014】 また、床面脚13の下壁13cが押し上げられると、これとばね抑え9との間 隔が狭くなってばね6を圧縮するので、ばね抑え9を介して取付軸4に引き上げ 力が加わり、ナット5を下壁13cに押し付け、取付軸4をがたつくことなく下 壁13cに保持できる。 なお、ナット5を上昇させ過ぎた場合には、これを上昇時とは逆方向に回転さ せることで、ナット5を下降させて、床面に対し床面脚13の前端部13aの下 壁13cを下降させる。
【0015】 前述のようにして、左,右床面脚13の前端部13aにキャスター10をそれ ぞれ装着し、左,右床面脚13の後端部にはロック装置付きなどの後部キャスタ ー14をそれぞれ装着し、左,右床面脚13の前端部13aを左,右脚柱15の 下端部に固定して、脚部12を構成すると共に、脚柱15の上端部に起倒可能に 天板16を枢支する。なお、図1中、17は床面脚13の脚柱15より後部を覆 う脚カバーである。
【0016】 さらに、必要に応じ、床面脚13の切欠部13b外からナット5を手回しする ことで、昇降させ、テーブル11の倒した状態に保持した天板16が、水平にな るように高さ調節する。そこで、テーブル11は、天板16を起こして図1の鎖 線に示すように折り畳み、この状態でキャスター10および後部キャスター14 によって、所要の格納場所に移動させる。なお、ロック装置付き後部キャスター 14は、テーブル11の使用時、格納時などにローラーを回動しないようにロッ クして、テーブル11が移動しないようにする。 この実施例において、床面脚13に取付軸4を保持する時期など、テーブル1 1とくに脚部12の組立順序は適宜変更できる。
【0017】 この考案において、前記実施例では床面脚の下壁に設けた挿通孔にキャスター 本体の取付軸を挿通した後、取付軸にばねを遊び嵌めし、取付軸の上端部にばね 抑えを設けたが床面脚の下壁に、ばねやばね抑えが通過する大径部とばねが支持 される小径部とを連続させただるま型の挿通孔を形成したり、前記下壁に前端ま たは側縁に開口する切欠部を形成して取付軸の挿通部にすれば、ばねやばね抑え を取付軸に取り付けたまま、下壁上方にばねとばね抑えを位置させ、下壁下方に 手回しナットを位置させて、取付軸を床面脚に取り付けることができる。
【0018】 また、この考案において、ばね抑えは、ばね座を取付軸の上端面にビスなどに よって保持させて、ばねの上端を支持するばね抑えを構成してもよい。
【0019】 さらに、この考案は、前述したテーブルの床面脚に限られることなく、テーブ ルや机の天板に固定した脚部、椅子の脚部など、事務用,家庭用の什器の脚部に 広く適用できる。
【0020】
以上説明したとおり、この考案によるキャスターは、キャスター本体に連結し た取付軸の上部にねじを形成し、このねじにキャスター取付部材の下面に当接す る手回しナットをねじ嵌合させ、前記取付部材に設けた挿通孔などの挿通部を介 して前記取付部材上に突出する取付軸の上端部にばね抑えを保持させると共に、 前記取付部材と前記ばね抑えとの間に介在させて取付軸を上方に付勢するコイル ばねを取付軸に遊び嵌めしたので、次の効果が得られる。
【0021】 すなわち、この考案によるキャスターは、キャスター本体に下端部を連結した 取付軸の手回しナット上方部分を、キャスター取付部材であるテーブルの床面脚 などの下壁に設けた挿通孔に通し、取付軸の前記下壁上方部分にコイルばねを遊 び嵌めし、取付軸の上端部にはばね抑えを保持させ、下壁とばね抑えとの間に介 在させたコイルばねのばね力により、ばね抑えおよび取付軸を介し、ナットを上 方に付勢して下壁の下面に押し付けるなどにより、短時間で容易にテーブルの床 面脚などのキャスター取付部材にキャスターを組み付けることができる。
【0022】 また、この考案によるキャスターの組み付け後には、テーブルなどの什器外で 、ナットを手回しして昇降させることにより、床面から前記取付部材の下壁まで の高さを容易に調節できる。
【0023】 さらに、この考案によるキャスターは、キャスター本体の取付軸に手回しナッ トをねじ嵌合させ、コイルばねを遊び嵌めし、取付軸の上端部に例えばE型止め 輪と平座金とで構成したばね抑えなど、簡単な構成のばね抑えを取り付けるもの であるから、構成が比較的簡単であると共に、構成部品の製作も高価にならず、 キャスター全体としても安価に提供できる。
【図1】この考案の一実施例によるキャスターを取り付
けてあるテーブルを示した概略側面図
けてあるテーブルを示した概略側面図
【図2】図1のキャスターを取付部材と共に示した縦断
側面図
側面図
【図3】図1のキャスターを取付部材と共に示した分解
斜視図
斜視図
1 キャスター本体 2 横軸 3 ローラー 4 取付軸 4a ねじ 4b 環状溝 5 手回しナット 6 コイルばね 7 止め輪 8 平座金 9 ばね抑え 10 キャスター 11 テーブル(什器) 12 脚部 13 床面脚(キャスター取付部材) 13a 前端部 13b 切欠部 13c 下壁 13d 挿通孔(挿通部) 15 脚柱
Claims (1)
- 【請求項1】 キャスター本体に横軸によってローラー
を回動自在に取り付け、前記キャスター本体に取付軸の
下端部を軸回りに回動自在に連結したキャスターにおい
て、前記取付軸の上部にねじを形成し、このねじにキャ
スター取付部材の下面に当接する手回しナットをねじ嵌
合させ、前記取付部材に設けた挿通孔などの挿通部を介
して前記取付部材上に突出する取付軸の上端部にばね抑
えを保持させると共に、前記取付部材と前記ばね抑えと
の間に介在させて取付軸を上方に付勢するコイルばねを
取付軸に遊び嵌めしたことを特徴とするキャスター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992088959U JP2543501Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | キャスター取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992088959U JP2543501Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | キャスター取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652583U true JPH0652583U (ja) | 1994-07-19 |
JP2543501Y2 JP2543501Y2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=13957382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992088959U Expired - Lifetime JP2543501Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | キャスター取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543501Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61115705U (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-22 | ||
JPH0286347U (ja) * | 1988-12-23 | 1990-07-09 | ||
JPH02125804U (ja) * | 1989-03-28 | 1990-10-17 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP1992088959U patent/JP2543501Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61115705U (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-22 | ||
JPH0286347U (ja) * | 1988-12-23 | 1990-07-09 | ||
JPH02125804U (ja) * | 1989-03-28 | 1990-10-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2543501Y2 (ja) | 1997-08-06 |
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