JPH0652100B2 - 車輌用自動変速機におけるロックアップ装置付トルクコンバータの作動油循環回路 - Google Patents

車輌用自動変速機におけるロックアップ装置付トルクコンバータの作動油循環回路

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JPH0652100B2
JPH0652100B2 JP63132222A JP13222288A JPH0652100B2 JP H0652100 B2 JPH0652100 B2 JP H0652100B2 JP 63132222 A JP63132222 A JP 63132222A JP 13222288 A JP13222288 A JP 13222288A JP H0652100 B2 JPH0652100 B2 JP H0652100B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車輌用自動変速機におけるロックアップ装置付
トルクコンバータの作動油循環回路に関するものであ
る。
(従来の技術) トルクコンバータの内圧を利用しない、いわゆる加圧ピ
ストンタイプのロックアップ装置を備えたトルクコンバ
ータにおいては、ロックアップ動作時には所定のロック
アップ圧で直接ロックアップピストンをロックアップク
ラッチ側に押圧する作動油循環回路を採用している。し
かし、トルクコンバータの内部は、キャビテーションを
防止するために内圧が通常1〜3kg/cm2程度に保持さ
れており、この内圧がロックアップピストンをロックア
ップクラッチとは反対側に押し戻すため、ロックアップ
圧を1〜3kg/cm2程度余分に必要としていた。
そこで本発明の出願人は、第2図のように、ロックアッ
プ動作時に、トルクコンバータの内圧を0kg/cm2にす
ることにより、ロックアップ圧を3〜4kg/cm2程度の
低圧に下げ、またライン圧をも3〜4kg/cm2程度の低
圧に下げることのできる作動油循環回路を提案している
(特願昭62-66652号参照)。すなわち第2図において、
タンク31内の作動油はチャージングポンプ32により
吸引されて吐出口から吐出され、この作動油は流路33
を通って調圧弁34に流入する。調圧弁34を介した作
動油は、流路35を通って制御弁36の流入ポート36
aに流入する。制御弁36のスプール37は、ロックア
ップ非動作時には第2図のように左端の位置にあるの
で、流入ポート36aに流入した作動油は、流出ポート
36bから流出し、流路抵抗の小さい作動油供給路38
を通ってトルクコンバータ39の作動油流入口40から
トルクコンバータ39内に流入する。この作動油は、ト
ルクコンバータ39内を通過する間にトルクコンバータ
39を駆動して作動油流出口41から流出し、作動油戻
し路42を通ってオイルクーラー43により冷却された
後、各種の潤滑部に潤滑油として供給され、タンク31
に戻る。作動油戻し路42以後には所定の流路抵抗であ
る逆止弁を兼ねた保圧弁51とオイルクーラー43およ
びそれ以後の潤滑路があるので、トルクコンバータ39
の内圧は1〜3kg/cm2程度に維持される。一方、ロッ
クアップ動作時には、調圧弁34によりライン圧および
調圧弁34から流出するロックアップ圧が3〜4kg/cm
2程度の低圧に下げられると共に、図外の電磁弁の作動
により作動油が流路53を通って制御弁36の制御ポー
ト36cに流入する。これにより制御弁36のスプール
37がリターンスプリング37aの付勢力に抗して第2
図の右方に移動し、流入ポート36aに流入した作動油
は流出ポート36dから流出する。この作動油は流路4
4を通ってトルクコンバータ39の油室45に流入し、
ほぼ円板状のロックアップピストン46を第2図の左方
に押圧する。これにより環状のロックアップクラッチ4
7の外周部が、フロントカバー48の内周に一体に突設
された環状の内向きフランジ49とロックアップピスト
ン46の外周部との間に挟み込まれ、ロックアップ動作
が完了する。このとき、トルクコンバータ39内の作動
油は、作動油流入口40から流出し、流路抵抗の小さな
作動油供給路38を通って制御弁36の流出ポート36
bに流入し、ドレンポート36eから流出してタンク3
1に戻る。したがってトルクコンバータ39の内圧は0
kg/cm2であり、ロックアップ圧が3〜4kg/cm2程度の
低圧であってもロックアップ動作には不都合はない。な
お第2図において、50は潤滑油絞り機構、51は逆止
弁を兼ねた保圧弁、52は安全弁である。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の構成では、ロックアップ動作時に、トルクコ
ンバータ39内を通って作動油が循環しないため、ロッ
クアップ動作中はトルクコンバータ39内の作動油が冷
却されず、ロックアップ動作直前の温度を保つことにな
る。ところが、発進直後等、トルクコンバータ39内の
作動油の温度が一時的に高温になる場合があり、したが
って例えば燃費の向上のために発進直後にロックアップ
動作を実行するような、ロックアップ動作を多用する制
御を行なった場合、トルクコンバータ39内の作動油の
温度が長時間にわたって例えば150℃程度の高温にな
り、作動油が劣化したり、あるいはトルクコンバータ3
9のオイルシールを劣化させる等の不都合を生じる。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、トルクコンバータは加圧ピス
トン型のロックアップ装置を有しており、該トルクコン
バータの作動油循環回路として、トルクコンバータの作
動油流入口に接続する流路抵抗の小さな作動油供給路
と、トルクコンバータの作動油流出口にオイルクーラを
介して接続してタンクに至る作動油戻し路と、トルクコ
ンバータ内にピストン加圧用油室に接続する加圧用流路
と、調節弁を介して作動油供給源に接続する作動油供給
源側流路と、該供給源側流路と作動油供給路及び加圧用
流路との間を切り替える制御弁とを備え、作動油戻し路
の途中には、制御弁に至る逆流用のバイパス路が接続さ
れており、制御弁内には、2つのスプールを並列に備
え、一方のスプールにより、供給源側流路に対して、作
動油供給路と加圧用流路とを切換自在とし、他方のスプ
ールにより、供給源側流路に対して、逆流用バイパス路
を断続自在とし、ロックアップ非動作時には上記一方の
スプールにより、供給源側流路に対して作動油供給路を
連通すると共に、他方のスプールにより供給源側流路に
対して逆流用バイパス路を遮断し、これにより、作動油
が作動油供給路からトルクコンバータ内を所定方向に通
過してトルクコンバータの内圧を所定圧に維持し、ロッ
クアップ動作時には一方のスプールにより、供給源側流
路に対して加圧用流路を連通すると共に、他方のスプー
ルにより供給源側流路に対して逆流用バイパス路を連通
し、これにより、作動油が逆流用バイパス路から作動油
戻し路を介してトルクコンバータ内をロックアップ非動
作時とは逆方向に通過して、トルクコンバータの作動油
流入口から流路抵抗の小さい作動油供給路10を介して
タンク2に戻される構成としたものである。
(作用) ロックアップ動作時には、循環する作動油がトルクコン
バータ内をロックアップ非動作時とは逆方向に通過し
て、トルクコンバータの作動油流入口から流路抵抗の小
さい作動油供給路を介してタンクに戻される。すなわち
ロックアップ動作時に、トルクコンバータ内を通って作
動油が循環し、しかもトルクコンバータの内圧は0kg/
cm2に維持される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例における車輌用自動変速機に
おけるロックアップ装置付トルクコンバータの作動油循
環回路の油圧回路図で、1はチャージングポンプであ
り、このチャージングポンプ1はタンク2内の作動油を
吸引して吐出口から吐出する。3は調圧弁であり、この
調圧弁3は図外の電子制御装置により複数の電磁弁等を
介して制御されてチャージングポンプ1から供給された
作動油の油圧を調整する。4はロックアップ動作を制御
する制御弁であり、この制御弁4は互いに独立に作動す
る2個のスプール5,6を有しており、これらスプール
5,6は、ロックアップ非動作時にはリターンスプリン
グ7,8により付勢されて第1図に示すように左端に位
置している。この制御弁4の流入ポート4a,4b,4
cは、作動油供給源側流路9を介して調圧弁3の流出ポ
ートに連通している。制御弁4の流出ポート4dは、流
路抵抗の小さい作動油供給路10を介してトルクコンバ
ータ11の作動油流入口12に連通しており、流出ポー
ト4eは、逆流用バイパス路13と作動油戻し路14と
を介してトルクコンバータ11の作動油流出口15に連
通している。作動油戻し路14には、バイパス路13と
の接続部と作動油流出口15との接続部との間の位置に
オイルクーラー16が介装されており、作動油戻し路1
4のバイパス路13との接続部よりも下流側は、図外の
各種の潤滑部を通ってタンク2に連通している。制御弁
4の流出ポート4fは、ピストン加圧用流路17を介し
てトルクコンバータ11のピストン加圧用油室18に連
通しており、制御ポート4gにはロックアップ動作時に
図外の電磁弁の作動により流路19を介して作動油が供
給される。制御弁4のドレンポート4hはタンク2に連
通している。トルクコンバータ11のフロントカバー2
0には内周に環状の内向きフランジ21が一体に突設さ
れ、この内向きフランジ21とほぼ円板状のロックアッ
プピストン22との間には環状のロックアップクラッチ
23が配置されており、油室18に流入した作動油はロ
ックアップピストン22を第1図の左方に押圧する。な
お24は作動油戻し路14に介装された安全弁である。
次に作用を説明する。チャージングポンプ1によりタン
ク2から吸引されて吐出口から吐出された作動油は、調
圧弁3により所定のライン圧に調圧され、調圧弁3を介
した作動油は、流路9を通って制御弁4の流入ポート4
a,4b,4cに流入する。ロックアップ非動作時に
は、制御弁4のスプール5,6はリターンスプリング
7,8の付勢力により第1図に示すように左端の位置に
固定されているので、流入ポート4aから流入した作動
油は流出ポート4dから流出し、作動油供給路10を通
って作動油流入口12からトルクコンバータ11内に流
入する。この作動油は、トルクコンバータ11内を通過
する間にトルクコンバータ11を駆動し、作動油流出口
15から流出する。この作動油は、作動油戻し路14を
通ってタンク2に戻されるが、この間にオイルクーラー
16により効率良く冷却され、また各種の潤滑部を潤滑
する。かくして、ロックアップ非動作時には、トルクコ
ンバータ11は通常に作動し、内圧は1〜3kg/cm2
度に維持される。なお、図外の電子制御装置により、複
数の電磁弁等を介して調圧弁3のライン圧および変速機
が制御されるのであるが、本発明の要旨とは直接関係な
いので説明を省略する。
ロックアップ動作時には、まず図外の電子制御装置によ
り電磁弁等を介して調圧弁3が制御され、ライン圧が低
圧に下げられると同時に、図外の電磁弁が作動し、これ
により作動油が流路19を通って制御弁4の制御ポート
4gに流入する。この作動油の油圧により、スプール5
がリターンスプリング7の付勢力に抗して第1図の右方
に移動し、流入ポート4aと流出ポート4dとの連通を
遮断させて流入ポート4aと流出ポート4fとを連通さ
せると同時に、流出ポート4dとドレンポート4hとを
連通させる。これにより流入ポート4aに流入する作動
油は流出ポート4fから流出し、流路17を通って油室
18に流入する。油室18に流入した作動油は、ロック
アップピストン22を第1図の左方に押圧し、これによ
りロックアップクラッチ23の外周部がフロントカバー
20の内向きフランジ21とロックアップピストン22
の外周部との間に強固に挟み込まれ、ロックアップ動作
が完了する。このとき、流出ポート4fから流出して流
路17から油室18に供給される作動油は、ロックアッ
プピストン22を押圧するだけでタンク2に戻されずに
油室18内に溜るので、流路17および流路9の内圧が
次第に上昇する。すなわち流入ポート4bに流入する作
動油の油圧が次第に上昇し、この油圧が3〜4kg/cm2
程度の一定値以上になったとき、スプール6は油圧によ
りリターンスプリング8の付勢力に抗して第1図の右方
に移動する。これにより流入ポート4cと流出ポート4
eとが連通するので、流入ポート4cに流入した作動油
は流出ポート4eから流出し、バイパス路13と作動油
戻し路14とを通って作動油流出口15からトルクコン
バータ11内に流入する。なお、バイパス路13を通る
作動油の一部は、作動油戻し路14を通って各種の潤滑
部を潤滑した後にタンク2に戻る。一方、作動油流出口
15からトルクコンバータ11内に流入した作動油は、
トルクコンバータ11内をロックアップ非動作時とは逆
方向に通過し、作動油流入口12から流出する。この作
動油は、流路抵抗の小さい作動油供給路10を通って制
御弁4の流出ポート4dに流入し、ドレンポート4hか
ら流出してタンク2に戻る。
このように、ロックアップ動作時に、循環する作動油が
トルクコンバータ11内をロックアップ非動作時とは逆
方向に通過して、トルクコンバータ11の作動油流入口
12から流路抵抗の小さい作動油供給路10を介してタ
ンク2に戻されるようにしたので、トルクコンバータ1
1の内圧を0kg/cm2に維持したまま、トルクコンバー
タ11を含む循環回路に沿ってトルクコンバータ11内
の作動油を循環させることができる。したがってロック
アップ圧を3〜4kg/cm2の低圧にできるにもかかわら
ず、トルクコンバータ11内の温度を低下させることが
でき、作動油の劣化やトルクコンバータ11のオイルシ
ールの劣化等を良好に防止できる。また本実施例のよう
に、ロックアップ動作時に、調圧弁3により調圧された
作動油が、制御弁4を介してオイルクーラー16を通っ
てトルクコンバータ11の作動油流出口15に流入する
ようにすれば、トルクコンバータ11内の作動油をオイ
ルクーラー16により急速に冷却できるので、トルクコ
ンバータ11内の温度を速やかに低下させることがで
き、作動油の劣化やトルクコンバータ11のオイルシー
ルの劣化等をさらに確実に防止できる。
(別の実施例) 上記実施例においては、バイパス路13を作動油戻し路
14のオイルクーラー16と潤滑部との間に接続し、ト
ルクコンバータ11を含む循環回路にオイルクーラー1
6を含ましめるように構成した例について説明したが、
本発明はこのような構成に限定されるものではなく、例
えばバイパス路13を作動油戻し路14の作動油流出口
15とオイルクーラー16との間に接続して、トルクコ
ンバータ11を含む循環回路にオイルクーラー16を含
ましめないように構成してもよい。このようにしても、
トルクコンバータ11を含む循環回路を作動油が循環す
ること自体でトルクコンバータ11内の温度はある程度
低下し、しかもトルクコンバータ11を通過する作動油
とオイルクーラー16を通過する作動油とはタンク2で
合流するので、トルクコンバータ11内の温度を実用上
問題ない程度に低下させることができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、トルクコンバータ
は加圧ピストン型のロックアップ装置を有しており、該
トルクコンバータの作動油循環回路として、トルクコン
バータの作動油流入口12に接続する流路抵抗の小さな
作動油供給路10と、トルクコンバータの作動油流出口
15にオイルクーラ16を介して接続してタンク2に至
る作動油戻し路14と、トルクコンバータ内のピストン
加圧用油室18に接続する加圧用流路17と、調節弁3
を介してチャージングポンプ1に接続する作動油供給源
側流路9と、該供給源側流路9と作動油供給路10及び
加圧用流路17との間を切り替える制御弁4とを備え、
作動油戻し路14の途中には、制御弁4に至る逆流用の
バイパス路13が接続されており、制御弁4内には、2
つのスプール5,6を並列に備え、一方のスプール5に
より、供給源側流路9に対して、作動油供給路10と加
圧用流路17とを切換自在とし、他方のスプール6によ
り、供給源側流路9に対して、逆流用バイパス路13を
断続自在とし、ロックアップ非動作時には上記一方のス
プール5により、供給源側流路9に対して作動油供給路
10を連通すると共に、他方のスプール6により供給源
側流路9に対して逆流用バイパス路13を遮断し、これ
により、作動油が作動油供給路10からトルクコンバー
タ内を所定方向に通過してトルクコンバータの内圧を所
定圧に維持し、ロックアップ動作時には一方のスプール
5により、供給源側流路9に対して加圧用流路17を連
通すると共に、他方のスプール6により供給源側流路9
に対して逆流用バイパス路13を連通し、これにより、
作動油が逆流用バイパス路13から作動油戻し路14を
介してトルクコンバータ内をロックアップ非動作時とは
逆方向に通過して、トルクコンバータの作動油流入口1
2から流路抵抗の小さい作動油供給路10を介してタン
ク2に戻されるようにしているので、ロックアップ動作
時に、循環する作動油がトルクコンバータ内をロックア
ップ非動作時とは逆方向に通過して、トルクコンバータ
の作動油流入口から流路抵抗の小さい作動油供給路を介
してタンクに戻されることから、トルクコンバータの内
圧を0kg/cm2に維持したまま、トルクコンバータを含
む循環回路に沿ってトルクコンバータ内の作動油を循環
させることができ、したがってロックアップ圧を3〜4
kg/cm2の低圧にできるにもかかわらず、トルクコンバ
ータ内の温度を低下させることができる結果、作動油の
劣化やトルクコンバータのオイルシールの劣化等を良好
に防止できる。また、ロックアップ動作時に、調圧弁を
介した作動油が、制御弁を介してオイルクーラーを通っ
てトルクコンバータの作動油流出口に流入するように構
成することにより、トルクコンバータ内の作動油をオイ
ルクーラーにより急速に冷却できるので、トルクコンバ
ータ内の温度を速やかに低下させることができ、作動油
の劣化やトルクコンバータのオイルシールの劣化等をさ
らに確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における車輌用自動変速機に
おけるロックアップ装置付トルクコンバータの作動油循
環回路の油圧回路図、第2図は従来の車輌用自動変速機
におけるロックアップ装置付トルクコンバータの作動油
循環回路の油圧回路図である。 2……タンク、3……調圧弁、4……制御弁、5,6…
…スプール、9……作動油供給源側流路、10……作動
油供給路、11……トルクコンバータ、12……作動油
流入口、13……逆流用バイパス路、14……作動油戻
し路、15……作動油流出口、16……オイルクーラ
ー、17……加圧用流路、22……ロックアップピスト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルクコンバータは加圧ピストン型のロッ
    クアップ装置を有しており、該トルクコンバータの作動
    油循環回路として、トルクコンバータの作動油流入口
    (12)に接続する流路抵抗の小さな作動油供給路(1
    0)と、トルクコンバータの作動油流出口(15)にオ
    イルクーラ(16)を介して接続してタンク(2)至る
    作動油戻し路(14)と、トルクコンバータ内のピスト
    ン加圧用油室(18)に接続する加圧用流路(17)
    と、調節弁(3)を介して作動油供給源に接続する作動
    油供給源側流路(9)と、該供給源側流路(9)に接続
    された制御弁(4)とを備え、作動油戻し路(14)の
    途中には、制御弁(4)に至る逆流用のバイパス路(1
    3)が接続されており、制御弁(4)内には、2つのス
    プール(5,6)を並列に備え、一方のスプール(5)
    により、供給源側流路(9)に対して、作動油供給路
    (10)と加圧用流路(17)とを切換自在とし、他方
    のスプール(6)により、供給源側流路(9)に対し
    て、バイパス路(13)を断続自在とし、ロックアップ
    非動作時には上記一方のスプール(5)により、供給源
    側流路(9)に対して作動油供給路(10)を連通する
    と共に、他方のスプール(6)により供給源側流路
    (9)に対して逆流用バイパス路(13)を遮断し、こ
    れにより、作動油が作動油供給路(10)からトルクコ
    ンバータ内を所定方向に通過してトルクコンバータの内
    圧を所定圧に維持し、ロックアップ動作時には一方のス
    プール(5)により、供給源側流路(9)に対して加圧
    用流路(17)を連通すると共に作動油供給路(10)
    をドレンポートに連通し、他方のスプール(6)により
    供給源側流路(9)に対して逆流用バイパス路(13)
    を連通し、これにより、作動油が逆流用バイパス路(1
    3)から作動油戻し路(14)を介してトルクコンバー
    タ内をロックアップ非動作時とは逆方向に通過して、ト
    ルクコンバータの作動油流入口(12)から流路抵抗の
    小さい作動油供給路(10)を介してタンク(2)に戻
    されるようにしていることを特徴とする車輌用自動変速
    機におけるロックアップ装置付トルクコンバータの作動
    油循環回路。
JP63132222A 1988-05-30 1988-05-30 車輌用自動変速機におけるロックアップ装置付トルクコンバータの作動油循環回路 Expired - Lifetime JPH0652100B2 (ja)

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