JPH0651969U - スロットマシン用メダル補給シュートにおける蛇腹管取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 蛇腹管の装着をワンタッチ使用とするスロッ
トマシン用メダル補給シュートにおける蛇腹管取付装置
を提供する。 〔構成〕 スロットマシン本体の背部に取付けるメダル
補給シュートにおいて、メダル補給シュート１の上部開
口５の片側縁に、先端に蛇腹係合用円弧部６を切り欠き
した板バネ製係止板７を横突設してなり、この板バネ製
係止板７の先端部分を蛇腹管８自体で下方へ押し下げる
だけで、前記蛇腹係合用円弧部６とシュート壁部間に蛇
腹管８が落ち込むよう挿入がなされ、円弧部６端が蛇腹
管８の巻線間隙に差し込まれ係止する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は遊技場に配列するスロットマシンにメダルを補給するための搬送レ ールより導く補給用蛇腹管を係止する如くしたスロットマシン用メダル補給シュ ートにおける蛇腹管取付装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、遊技場において配列したスロットマシン群に対するメダルの補給シス テムとしては、ベルトコンベヤにて連続的に供給するコンベヤタイプとハケット にて間歇的に運ぶバケット搬送タイプが知られている。この場合、搬送レールの 所定箇所からスロットマシン本体に背部に取付けたメダル補給シュート間を補給 用蛇腹管で結ぶ構成を採っている。従来、この種の蛇腹管の取付装置としては、 単に蛇腹管の適宜箇所をバンド締めする締付け金具を用い、該締付け金具の一部 を更にメダル補給シュートの開口縁にビス止めをもって固定するものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

即ち、この様に蛇腹管の取付け際しては複数個の取付金具を用いると共に、数 工程の取付けを必要とするため、面倒な作業を強いられる。特に、多数台のスロ ットマシンを配列する遊技場の設置作業時にあって容易ではなかった。

【０００４】 本考案は上記実情に鑑み、蛇腹管の係合を板バネ使用となる片支持固定とする ことで、所謂ワンタッチ取付けを可能とし、上記課題を解決するスロットマシン 用メダル補給シュートにおける蛇腹管取付装置を提供することを目的としたもの である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、スロットマシン本体の背部に取付けるメダル補給シュートにおいて 、垂直筒部と屈曲傾斜筒部とよりなるメダル補給シュート本体の上部開口縁に、 蛇腹管径に対応する径をもつ係合用円弧部を先端に切り欠きした板バネ製係止板 を横突設し、該板バネ製係止板を上方から挿入する蛇腹管にて適宜押し下げ、こ の蛇腹管の巻線間隙に板バネ製係止板の先端円弧部を差し込み係止するものであ る。

【０００６】

【作用】

上記のような構成のため、補給用蛇腹管のメダル補給シュートへの取付けは、 単に上部開口縁に横突設してなる板バネ製係止板の片側に蛇腹管の下端を押し付 け、板バネ製係止板を下向き傾斜とすること、この円弧部とシュート筒壁間に蛇 腹管を挿入しえるようになり、且つこのとき板バネ製係止板の先端円弧部が巻線 間隙に差し込まれ係止する。勿論、この板バネ製係止板の円弧部端は蛇腹管内部 へ突出しない係止板長さとバネ圧を設定しておく。従って、蛇腹管内を通過する メダルに障害とならない。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案を実施例の図面に基づいて説明すれば、次の通りである。

【０００８】 図はスロットマシン本体の背部に直接取付くメダル補給シュートに対する蛇腹 管の取付装置を示し、１はスロットマシン本体２の背部に固定するメダル補給シ ュートで、該メダル補給シュート１は垂直筒部３と屈曲傾斜筒部４をもつメダル 補給シュート本体１′よりなる。このメダル補給シュート１の上部開口５の片側 縁５ａに、蛇腹管径に対応する径をもつ係合用円弧部６を先端に切り欠きした１ 枚の板バネ製係止板７の基端を固定する片支持とし、且つこの板バネ製係止板７ は対向するシュート筒壁１ａに向け横突設すると共に、該板バネ製係止板７の円 弧部６の中心端とシュート筒壁１ａとの距離ａを，非装着時にあって補給用蛇腹 管８の直径より少し狭い間隔を得るよう設定し、これら全体の構成で蛇腹管取付 装置１０とする。

【０００９】 いまこの作用を説明すると、上方に敷設した搬送レール（図示せず）側から導 出したメダル補給用蛇腹管８の下端と、スロットマシン本体２に固定のメダル補 給シュート１の上部開口５への接続（取付け）に当たっては、先ず所定長さをも つ蛇腹管８の下部８ａを握り、その下端縁でメダル補給シュート１の上部開口５ に片側から横突出してなる板バネ製係止板７の先端部分をバネ圧に抗して押し下 げれば、該板バネ製係止板７は下方へ更に傾斜しだすものとなり、この傾斜に伴 なって先端の円弧部６の端と対向のシュート筒壁１ａとの間隔が広くなり、所定 箇所でこの円弧部６とシュート筒壁１ａ間に蛇腹管８が挿入される。

【００１０】 この蛇腹管８が所定長さ分と板バネ製係止板７の円弧部６より下方へ突出した ところで挿入を止めれば、該板バネ製係止板７のバネ圧の戻り作用で先端の円弧 部６が蛇腹管８の巻線間隙８ｂに差し込まれ、蛇腹管８は板バネ製係止板７とシ ュート筒壁１ａ間に挟まれる結果となり取付くものである。

【００１１】 なお、蛇腹管８の取り外し作業としては、前記と逆に蛇腹管８を少し更に押し 下げて板バネ製係止板７とシュート筒壁１ａ間の距離を広げてやれば、蛇腹管８ は簡単に抜け出ることがで、メダル詰まり等のトラブル発生時などの接続離反も 簡単となる。

【００１２】

【考案の効果】

上述の様に、本考案のスロットマシン用メダル補給シュートにおける蛇腹管取 付装置は、補給シュート側に蛇腹係合用円弧部付きの板バネ製係止板を片支持す るだけの簡略機構であり、単に蛇腹管の下端で板バネ製係止板を押し下げるだけ で、板バネのバネ圧の手伝って自動的に先端の円弧部が蛇腹管の巻線間隙に差し 込まれ係止する所謂ワンタッチ取付けができ、且つ蛇腹管の固定位置が任意に設 定し得、蛇腹管の径にかかわらず固定できる。しかも、この係止板は板バネ製の ため、反復使用ができる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示す蛇腹管取付装置の斜視
図である。

【図２】同要部の断面図である。

【図３】平面図である。

【図４】メダル補給シュートの断面図である。

【図５】スロットマシンへの装着状態を示す説明図であ
る。

【符号の説明】

１ 補給シュート ５ 上部開口 ６ 係合用円弧部 ７ 板バネ製係止板 ８ 蛇腹管

フロントページの続き (72)考案者 亀井 雄一郎 神奈川県伊勢原市鈴川７番地 株式会社オ ーイズミ内

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 スロットマシン本体の背部に取付けるメ
   ダル補給シュートにおいて、垂直筒部と屈曲傾斜筒部よ
   りなるメダル補給シュート本体の上部開口縁に、蛇腹管
   径に対応する径をもつ係合用円弧部を先端に切り欠きし
   た板バネ製係止板を横突設し、該板バネ製係止板を上方
   から挿入する蛇腹管にて適宜押し下げ、この蛇腹管の巻
   線間隙に板バネ製係止板の先端円弧部を差し込み係止す
   るスロットマシン用メダル補給シュートにおける蛇腹管
   取付装置。