JPH0651913A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

Info

Publication number
JPH0651913A
JPH0651913A JP4202532A JP20253292A JPH0651913A JP H0651913 A JPH0651913 A JP H0651913A JP 4202532 A JP4202532 A JP 4202532A JP 20253292 A JP20253292 A JP 20253292A JP H0651913 A JPH0651913 A JP H0651913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
magnetic disk
entry
data
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4202532A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Fujimoto
敦 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4202532A priority Critical patent/JPH0651913A/ja
Publication of JPH0651913A publication Critical patent/JPH0651913A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクキャッシュへのライトミスまたはリ
ードミスによって磁気ディスクアレイへのキャッシュエ
ントリの書き戻しが発生した際に、ヘッドの移動量が最
少となるように書き戻しエントリを決定し、高速アクセ
スすることを可能とする磁気ディスク装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 複数の磁気ディスクを配した磁気ディスクア
レイ部103と、各磁気ディスクを制御する磁気ディス
ク制御部104と、各磁気ディスクのデータの一部をコ
ピーして保持するディスクキャッシュ部105と、ライ
トバック方式で該ディスクキャッシュ部105を制御す
るディスクキャッシュ制御部106とを備える一方、前
記ディスクキャッシュ部105から各磁気ディスクへデ
ータを書き戻す際に、ヘッドの移動量が最少になるよう
に書き戻しエントリを決定するヘッド移動量計算部10
7を備えたことを特徴とする磁気ディスク装置102。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクキャッシュ部
を持つ磁気ディスク装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気ディスク装置は、アクセス
速度とデータ転送速度の面で優れ、オンラインのファイ
ル記憶装置として使用される外部記憶装置の中でもその
中核をなしている。また、かかる磁気ディスク装置の入
出力制御部などに別にメモリが用意され、ディスク上の
データの一部をこのメモリに展開するといったことが行
われている。この種のメモリのことをディスクキャッシ
ュという。ディスクキャッシュにアクセス対象となるデ
ータが存在する場合には、DASD(即ち、直接アクセ
ス装置。ここでは、磁気ディスク装置のこと)に直接ア
クセスしないので、入出力動作に要する時間としてはチ
ャンネルの転送時間のみとなり、入出力の効率は大幅に
向上される。近年、ホストマシンからのアクセスを高速
化する目的で、このようなディスクキャッシュを持った
磁気ディスク装置が増えてきている。以下図面を参照し
ながら、この種の磁気ディスク装置の一例について説明
する。
【0003】図7は、ディスクキャッシュ部を持つ磁気
ディスク装置の基本的構成を示すブロック図である。図
7において、701は磁気ディスク装置にデータをリー
ドまたはライトするホストマシン、702は磁気ディス
ク装置(図中、破線で囲む内部の構成をとる)、703
は複数の磁気ディスクを配した磁気ディスクアレイ部、
704は各磁気ディスクを制御する磁気ディスク制御
部、705は磁気ディスクのデータの一部をコピーして
保持し、ホストマシン701からの高速アクセスを可能
とするディスクキャッシュ部、706はライトバック方
式のディスクキャッシュ制御部、707はディスクキャ
ッシュデータ(ディスクキャッシュ部705に保持され
たデータのこと)を磁気ディスクに書き戻す際に、どの
データを書き戻すかを決定するLRU制御部である。
【0004】ここで、ライトバック方式とは、ディスク
キャッシュ部705へのデータの書込みがあった場合
に、すぐには磁気ディスクにそのデータを書き戻さず
に、書き戻すことが必要となった時期に書き戻すという
ライト方式のことである。また、LRU制御とは、ディ
スクキャッシュ部705へ書きこまれたデータの内で、
最も古くアクセスされたデータから順に書き戻してゆく
という制御のことである。
【0005】以上のように構成された磁気ディスク装置
702の動作は、次のとおりである。なお、ここでは、
図8、図9、図10を用い、ホストマシン701からデ
ィスクキャッシュ部705へのライトミス(即ち、ディ
スクキャッシュ部705にアクセスすべきデータが存在
しない状態)が発生した場合における動作について説明
する。
【0006】図8は、図7に示すディスクキャッシュ部
705におけるエントリ構成の例を示す模式図である。
なお、エントリとは、ディスクキャッシュデータを保持
する領域のことである。そして、(a)はディスクキャ
ッシュ部705に対してライトミスが発生する前におけ
るエントリ状態を、(b)はライトミスが発生した後に
おけるエントリ状態を夫々示す。図で示すように、この
ディスクキャッシュ部705は、1〜4の4つのエント
リを持っている。また、各エントリは、磁気ディスクの
データの一部をコピーして保持するデータ部と、該デー
タ部の属性を示すタグ部とから構成されている。更に、
タグ部は、ディスクNOと、トラック位置と、セクタ位
置と、ディスクキャッシュデータ及び磁気ディスクデー
タの一致(ここではCと表示する)、或いは不一致(こ
こではMと表示する)を示すモディファイビットと、各
エントリのデータ部がホストマシン701によってアク
セスされた順序を示すLRUビットとから構成されてい
る。
【0007】図9及び図10は、同じく図7に示す磁気
ディスクアレイ部703における各磁気ディスクの構成
の例を示す模式図であり、詳しくは、図9はディスクキ
ャッシュ部705に対してライトミスが発生する前の状
態における磁気ディスク上のデータ位置及びヘッド位置
を、図10はディスクキャッシュ部705に対してライ
トミスが発生した後の状態における磁気ディスク上のデ
ータ位置及びヘッド位置を夫々示している。図で示すよ
うに、この磁気ディスクアレイ部703はディスク1と
ディスク2の2つのディスクからなり、更に、夫々のデ
ィスク1、2は、共に同心円状に同一幅でもって配され
た5つのトラック0〜4から構成されている。ただし、
ここではトラック0をディスクの最外殻部に配し、順に
内方に向かってトラック1、2、3と配し、最内殻部に
はトラック4を配することとする。また、1つのトラッ
クにつき0〜3の4つのセクタ(2本の半径によって区
切られた扇形領域のこと)が設けられている。更に、各
ディスク1、2に対しては、夫々、データをアクセスす
るためのヘッドが1個設けられている。そして、各ディ
スク1、2が、ディスク中心を回転中心として回転し、
各ヘッドがディスクの半径方向に移動するようになって
いる。
【0008】まず、ライトミス発生前の状態について説
明する。図9で示すように、ディスク1におけるトラッ
ク1、2、3のセクタ1にはデータA、B、Cが、同じ
くトラック1のセクタ3にはデータEが夫々格納されて
いる。また、ディスク2におけるトラック4のセクタ1
にはデータDが格納されている。更に、夫々のヘッドは
各ディスク1、2におけるトラック0のセクタ0上に位
置している。
【0009】一方、図8(a)で示すように、ディスク
キャッシュ部705においては、図9で示したA、B、
C、Dの各データに対応したエントリ1〜4が一旦リー
ドされた後、各データが夫々A’、B’、C’、D’に
書換えられる。この状態では、タグ部におけるモディフ
ァイビットが全てMとなっている。即ち、ディスク上の
データA、B、C、Dとディスクキャッシュ上のこれと
対応するデータA’、B’、C’、D’とが不一致であ
ることを示している。また、LRUビットについては、
エントリ4、エントリ2、エントリ3、エントリ1、の
順でアクセスされたことを示している。即ち、この場
合、エントリ4は現時点において、最も古くアクセスさ
れたエントリーとなっている。
【0010】次に、この状態(ライトミス発生前の状
態)で、ホストマシン701から磁気ディスクアレイ部
703におけるディスク1、トラック1、セクタ3にデ
ータE’をライトしようとすると、ディスクキャッシュ
制御部706はディスクキャッシュ部705のタグ部を
チェックし、ディスクNOと、トラック位置と、セクタ
位置とが一致するエントリを探してそのエントリを書換
えようとするが、この場合、一致するエントリは存在し
ない。つまりライトミスが発生した状態となっている。
そこで、ディスクキャッシュ制御部706は、更にモデ
ィファイビットをチェックして、磁気ディスクデータが
一致しており、しかも磁気ディスクに書き戻す必要のな
いエントリを探すが、モディファイビットは先述したよ
うに全てMであるから、この場合も妥当なエントリは存
在しない。
【0011】そこで、ディスクキャッシュ制御部706
は、存在する4つのエントリ1〜4の中からLRUビッ
トの値が1(即ち、最も古くアクセスされたエントリの
ことである)のエントリ4を選択する。そして、磁気デ
ィスク制御部704により、磁気ディスクアレイ部70
3におけるディスク2、トラック4、セクタ1にディス
クキャッシュデータD’が書き戻される。その結果、エ
ントリ4は空状態となる。この際、ヘッドは、ディスク
2に対して、トラック0の位置から半径方向内方に向か
ってトラック4の位置迄移動する(図10参照)。そし
て、ディスクキャッシュ部705のエントリ4には、デ
ィスク1、トラック1、セクタ3に対応してデータE’
が書き込まれる。そこで、LRU制御部707はLRU
ビットを更新する(図8(b)参照)。その結果、エン
トリ1〜4のアクセス順位としては、エントリ2、エン
トリ3、エントリ1、エントリ4の順位に更新される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の磁
気ディスク構成では、ディスクキャッシュ部705への
ライトミスやリードミスが発生した場合に、ディスクキ
ャッシュ部705から磁気ディスクへ書き戻すデータの
エントリをLRU方式で決めているため、最初のヘッド
位置と、書き戻すために移動した後のヘッド位置との関
係がランダムとなり、ヘッドの移動量を常に最少にする
ことはできない。このため、ディスクキャッシュ部70
5へのライトミスやリードミスが発生した場合において
は、ホストマシン701の磁気ディスクに対するアクセ
ス速度を高速化することができないという問題点があっ
た。
【0013】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたものであり、ディスクキャッシュへのライトミ
スまたはリードミスによって磁気ディスクへのキャッシ
ュエントリの書き戻しが発生した際に、ヘッドの移動量
が最少となるように書き戻しエントリを決定し、高速ア
クセスすることを可能とする磁気ディスク装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明にかかる磁気ディスク装置は、複数の磁気デ
ィスクを配した磁気ディスクアレイ部と、各磁気ディス
クを制御する磁気ディスク制御部と、各磁気ディスクの
データの一部をコピーして保持するディスクキャッシュ
部と、ライトバック方式で該ディスクキャッシュ部を制
御するディスクキャッシュ制御部とを備える一方、前記
ディスクキャッシュ部から各磁気ディスクへデータを書
き戻す際に、ヘッドの移動量が最少になるように書き戻
しエントリを決定するヘッド移動量計算部を備えたこと
を特徴としている。
【0015】
【作用】上記構成によれば、磁気ディスクアレイ部にお
ける各磁気ディスクは、磁気ディスク制御部によって制
御される。また、各磁気ディスクに格納されたデータの
一部は、一旦、ディスクキャッシュ部にコピーされ、そ
こで保持される。かかる制御については、ディスクキャ
ッシュ制御部によって行われる。
【0016】また、ディスクキャッシュ部に対してライ
トミスやリードミスが発生し、ディスクキャッシュ部か
ら各磁気ディスクヘデータを書き戻す際には、ヘッド移
動量計算部が、ヘッドの移動量を計算し、その移動量が
最少となるように書き戻しエントリを決定する。その結
果、書き戻しに要する時間は大幅に短縮される。
【0017】
【実施例】以下、本発明にかかる磁気ディスク装置の一
実施例について、図面を参照しながら具体的に説明す
る。図1は本発明にかかる磁気ディスク装置の構成を示
すブロック図である。図1において、101は磁気ディ
スク装置にデータをリードまたはライトするホストマシ
ン、102は磁気ディスク装置(図中、破線で囲む内部
の構成をとる)、103は複数の磁気ディスクを配した
磁気ディスクアレイ部、104は各磁気ディスクを制御
する磁気ディスク制御部、105は磁気ディスクのデー
タの一部をコピーして保持し、ホストマシン101から
の高速アクセスを可能とするディスクキャッシュ部、1
06はライトバック方式のディスクキャッシュ制御部、
107はディスクキャッシュ部105から磁気ディスク
へデータを書き戻す際に、ヘッドの移動量が最少になる
ように書き戻しエントリを決定するヘッド移動量計算部
である。
【0018】以上のように構成された磁気ディスク装置
の動作は次のとおりである。なお、ここではホストマシ
ン101からディスクキャッシュ部105へのライトミ
スが発生した場合における動作について説明する。図2
は、図1に示すディスクキャッシュ部105におけるエ
ントリ構成の例を示す模式図であり、(a)はライトミ
ス発生前のエントリ状態を、(b)はライトミス発生後
のエントリ状態を夫々示す。図で示すように、このディ
スクキャッシュ部105は、4つのエントリ1〜4を持
っている。また、各エントリ1〜4は、磁気ディスクア
レイ部103からのデータの一部をコピーして保持する
データ部と、該データ部の属性を示すタグ部とから構成
されている。更に、タグ部はディスクNOと、トラック
位置と、セクタ位置と、キャッシュデータ及び磁気ディ
スクデータの一致(ここではCと表示する)、或いは不
一致(ここではMと表示する)を示すモディファイビッ
トとから構成されている。
【0019】図3及び図4は、図1に示す磁気ディスク
アレイ部103における各磁気ディスクの構成の例を示
す模式図であり、詳しくは、図3はディスクキャッシュ
部105に対してライトミスが発生する前の状態におけ
る磁気ディスク上のデータ位置及びヘッド位置を、図4
はディスクキャッシュ部105に対してライトミスが発
生した後の状態における磁気ディスク上のデータ位置及
びヘッド位置を夫々示す。この磁気ディスクアレイ部1
03はディスク1と、ディスク2の2つのディスクから
なり、更に夫々のディスク1、2は共に同心円状に同一
幅でもって配された5つのトラック0〜4から構成され
ている。また、1つのトラックにつき、4つのセクタ0
〜3が設けられている。更に、各ディスク1、2に対し
ては、夫々データをアクセスするためのヘッドが1個設
けられている。
【0020】まず、ライトミス発生前の状態について説
明する。図3で示すように、ディスク1のトラック1、
2、3のセクタ1にはデータA、B、Cが、また、トラ
ック1のセクタ3にはデータEが格納されている。ま
た、ディスク2のトラック4のセクタ1にはデータDが
格納されている。更に、夫々のヘッドは各ディスク1、
2におけるトラック0上に位置している。
【0021】一方、図2(a)で示すように、ディスク
キャッシュ部105においては、図3で示したA、B、
C、Dの各データに対応したエントリ1〜4が一旦リー
ドされた後、各データがそれぞれデータA’、B’、
C’、D’に書換えられる。この状態では、タグ部にお
けるモディファイビットが全てMとなっている。即ち、
磁気ディスク上のデータA、B、C、Dとディスクキャ
ッシュ上のこれと対応するデータA’、B’、C’、
D’とが不一致であることを示している。
【0022】次に、この状態(ライトミス発生前の状
態)で、ホストマシン101から磁気ディスクアレイ部
103におけるディスク1、トラック1、セクタ3にデ
ータE’をライトしようとすると、ディスクキャッシュ
制御部106はディスクキャッシュ部105のタグ部を
チェックし、ディスクNOと、トラック位置と、セクタ
位置とが一致するエントリを探してそのエントリを書換
えようとするが、この場合、一致するエントリは存在し
ない。つまり、ライトミスである。そこで、ディスクキ
ャッシュ制御部106は、更にモディファイビットをチ
ェックして、磁気ディスクデータが一致しており、しか
も磁気ディスクに書き戻す必要のないエントリを探す
が、モディファイビットは先述したようにMであるか
ら、この場合も妥当なエントリは存在しない。
【0023】そこで、ディスクキャッシュ制御部106
は、ヘッド移動量計算部107を用いて存在する4つの
エントリの中からヘッドの移動量が最少になるように、
書き戻しエントリとしてエントリ1を決定する。即ち、
この場合、ヘッドの現在位置(トラック0のセクタ0の
位置)から、その移動方向(半径方向)における最少ヘ
ッド移動量となるトラック1のセクタ0の位置にヘッド
が移動するように、エントリ1が決定される(図4参
照)。
【0024】図5は、ホストマシンから磁気ディスク装
置にデータをライトする手順を示すフローチャートであ
る。即ち、ヘッドの移動量を計算して書き戻しエントリ
を決定した後、決定したエントリにデータをライトする
ための具体的な手順を示している。先ず、磁気ディスク
装置102のディスクキャッシュ部105に、トラック
セクタが同一であるエントリが存在するか否かの検出が
行われ(S1)、存在しない場合(S1においてNoの
場合)には、更に、モディファイビットが一致するエン
トリが存在するか否かの検出が行われる(S2)。そし
て、モディファイビットが一致するエントリが存在しな
い場合(S2においてNoの場合)には、続いてヘッド
移動量の計算が行われる(S3)。
【0025】ヘッド移動量の計算方法は、次のとおりで
ある。即ち、ディスクキャッシュ部105における各エ
ントリが該当しているトラック位置とヘッドの現在のト
ラック位置とから、各エントリをディスクに書き戻した
際の個々のヘッド移動量が求められる。具体的には、図
6で示すように、個々のエントリ1〜4について、夫々
のヘッド移動量が計算されることになる。即ち、図6
は、本実施例における各エントリとヘッドの移動量の関
係を示す表である。また、エントリ番号とトラック位置
とは、1対1に対応しているから(図2参照)、当然
に、ヘッドの移動量についてもエントリ番号と対応して
いることになる。従って、ヘッドの移動量は、トラック
0に対する移動量を0としたとき、各トラック幅は一定
幅となっているから、単純な算術計算により相対的にト
ラック4に対しては4、トラック3に対しては3、トラ
ック2に対しては2、トラック1に対しては1となる。
【0026】次に、求めた各ヘッド移動量の中から最少
の移動量となるエントリが選出される(S4)。この場
合、求めたヘッド移動量のうち、移動量を同じくするエ
ントリが2つ以上あるか否かの検出が行われ(S5)、
2つ以上ある場合(S5においてYesの場合)には、
ディスクNOが最小であり、トラック位置が最小である
エントリが書き戻しエントリとして決定される(S
6)。また、最少の移動量となるエントリが1つだけ存
在する場合(S5においてNoの場合)には、選出した
エントリが書き戻しエントリとして決定される(S
7)。
【0027】そして、決定されたエントリがディスクキ
ャッシュ部105に書き戻される(S8)。そこで、書
き戻されたエントリに対して、データがライトされる
(S9)。即ち、先述したように、本実施例では、ヘッ
ドの現在のトラック位置0に対してヘッド移動量が最少
となるエントリ1が書き戻しエントリとして決定され
る。そして、エントリ1のディスクキャッシュデータ
A’が磁気ディスク制御部104によって磁気ディスク
アレイ部103のディスク1、トラック1、セクタ1に
書き戻される。その結果、エントリ1は空状態となる。
この際、ヘッドは上述したように、トラック1上に移動
する(図4参照)。そしてディスクキャッシュ部105
のエントリ1に、ディスクNO1、トラック位置1、セ
クタ位置3に対応して、データE’が書き込まれる。そ
して、ディスクキャッシュ部105は図2(b)が示す
状態に、磁気ディスクアレイ部103は図4が示す状態
になる。
【0028】
【発明の効果】以上の本発明によれば、ディスクキャッ
シュ部を持つ磁気ディスク装置において、ディスクキャ
ッシュへのライトミスまたはリードミスによって磁気デ
ィスクアレイへのキャッシュエントリの書き戻しが発生
した際に、ヘッド移動量計算部が、ヘッドの移動量が最
少になるように書き戻しエントリを決定するので、書き
戻しに要する時間は大幅に短縮される。従って、ホスト
マシンから磁気ディスク装置へのアクセスを、より一層
高速化することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる磁気ディスク装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示すディスクキャッシュ部におけるエン
トリ構成の例を示す模式図である。
【図3】同じく図1に示すディスクキャッシュ部に対し
てライトミスが発生する前の状態における磁気ディスク
上のデータ位置及びヘッド位置を示す模式図である。
【図4】同じく図1に示すディスクキャッシュ部に対し
てライトミスが発生した後の状態における磁気ディスク
上のデータ位置及びヘッドの位置を示す模式図である。
【図5】ホストマシンから磁気ディスク装置にデータを
ライトする手順を示すフローチャートである。
【図6】本実施例における各エントリとヘッドの移動量
の関係を示す表である。
【図7】ディスクキャッシュ部を持つ磁気ディスク装置
の基本的構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示すディスクキャッシュ部におけるエン
トリ構成の例を示す模式図である。
【図9】同じく図7に示すディスクキャッシュ部に対し
てライトミスが発生する前の状態における磁気ディスク
上のデータ位置及びヘッド位置を示す模式図である。
【図10】同じく図7に示すディスクキャッシュ部に対
してライトミスが発生した後の状態における磁気ディス
ク上のデータ位置及びヘッドの位置を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
101 ホストマシン 102 磁気ディスク装置 103 磁気ディスクアレイ部 104 磁気ディスク制御部 105 ディスクキャッシュ部 106 ディスクキャッシュ制御部 107 ヘッド移動量計算部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の磁気ディスクを配した磁気ディス
    クアレイ部と、各磁気ディスクを制御する磁気ディスク
    制御部と、各磁気ディスクのデータの一部をコピーして
    保持するディスクキャッシュ部と、ライトバック方式で
    該ディスクキャッシュ部を制御するディスクキャッシュ
    制御部とを備える一方、 前記ディスクキャッシュ部から各磁気ディスクへデータ
    を書き戻す際に、ヘッドの移動量が最少になるように書
    き戻しエントリを決定するヘッド移動量計算部を備えた
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
JP4202532A 1992-07-29 1992-07-29 磁気ディスク装置 Pending JPH0651913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4202532A JPH0651913A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 磁気ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4202532A JPH0651913A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 磁気ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0651913A true JPH0651913A (ja) 1994-02-25

Family

ID=16459062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4202532A Pending JPH0651913A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 磁気ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0651913A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5983319A (en) Information recording and reproduction apparatus and a method of data caching including read-ahead capability
JP2635023B2 (ja) フアイルデータ用ラベル書き込み方法
US6606714B1 (en) Disk drive using defect list to perform uninterrupted writing of non-relocated data blocks and caching of relocated data blocks for deferred writing
JP3183993B2 (ja) ディスク制御システム
JP2804115B2 (ja) ディスクファイルシステム
JPH0756688A (ja) データ記憶装置
JPS6238731B2 (ja)
US10152236B2 (en) Hybrid data storage device with partitioned local memory
JPH1063578A (ja) 情報記録再生装置
JPH0317141B2 (ja)
US6070225A (en) Method and apparatus for optimizing access to coded indicia hierarchically stored on at least one surface of a cyclic, multitracked recording device
JPH0651913A (ja) 磁気ディスク装置
JP2012022584A (ja) データコピー装置、データコピー方法およびストレージ装置
JP2782842B2 (ja) ディスクキャッシュ装置
JPH0562360A (ja) 回転型記憶装置の欠陥セクタ処理方式
JPH0528651A (ja) 情報記録再生装置
JPH064225A (ja) 予備セクタを先読みするディスク制御装置
JPH05274779A (ja) 磁気ディスク装置
JPH04111015A (ja) 情報記録装置
JPH0793886A (ja) 情報記憶装置
JPS6149229A (ja) 情報処理装置
JPH06290547A (ja) ディスク装置の高速データ転送方法
JPH07334425A (ja) ディスクキャッシュ制御方式
JPH11232046A (ja) 磁気ディスク装置
JPS61287071A (ja) 磁気デイスク制御装置