JPH06511413A - 診断および処置のためのカテーテルトラックとカテーテル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 診断および処置のためのカテーテルトラックとカテーテル導入部 技術分野 本発明はカテーテルの分野に関する。

背景 カテーテルは広範囲の用途に広く使用される。カテーテルは血管形成術、対比媒 体の導入、生検組織検査等に広く必要とされてきた。

血液、リンパ液および尿等の流体の移送に使用される身体内の管、ｌに管、また は数々の機能を育するファロピアン（ｆａｌｌｏｐｉａｎ）管等の管路、膀胱に 連結されている管路等はしばしば特定部位で検査または処置を必要とする。カテ ーテルは、長いチューブの上記管状管への移動を可能にしてチューブの端部によ る種々の手技を可能にする制御機構と共に発展してきた。例えば、血管形成術の 場合に膨張させることのできるバルーンを人が装着していてよい。また、腫瘍を 検査または処理するために管状導管、光ファイバ、レーザ等を使用して腫瘍部位 に治療薬を導入する場合もある。他の用途として商魂の検出および／または溶解 、特定部位での診断または治療薬の注入、特定部位からの組織の除去等がある。

カテーテルの作動端部位置を検出できる限りにおいて、カテーテルは広範囲の物 質を特定部位へ運搬しまたは特定部位を処置しまたは特定部位からサンプルを除 去できる可能性を有する。光ファイバはチューブ端部の特定環境を検出すること ができるが、特定部位を解剖学的構造の他の部分と関係させるには充分でない。

更に、血液流は光ファイバが導入されている環境を観察する能力を侵害してかか る領域での観察を実質的に妨害する。

更に、カテーテルが血管を移動するときに引き起こす損傷に実質的に関係する。

はとんどの場合、カテーテルの外部は丸（かつ血管を移動するときに血管の壁と 実質的に接触する。この結果、相当重大な擦過傷が生じる。かかる状況は特にカ テーテルがＹ路の１ブランチを通過してコーナーを回る所で深刻であり、また折 れて血管の壁を押圧することになる。

カテーテルの端部および／または身体を通過する工程を特に関係部位との関係で 精確に検出でき、かつ血管壁との損傷を伴う相互作用を最小限にできる、改良さ れたカテーテルの開発に実質的関心がある。

関連文献 ＵＳ特許第４．２６５．２５１号、同第４．４４２．８４３号、同第４．４６６ 、４４２号、同第４．５７２．２０３号、および同第４．７１８．４３３号は超 音波映像を可能にする泡を形成するための種々の方法を記載している。

種々のカテーテルおよびその案内機構に関するＵＳ特許として（ＪＳ特許第５． ０４０．５４８号、同第４．７４８．９８２号、同第４．６１９．２７４号およ び同第４．４１１．０５５号がある。

発明の概要 改変カテーテルおよびカテーテルトラックを提供する。ここで、本発明のカテー テルは、カテーテルが前進する血管等との接触を最小限にすることができかつエ コー源性徴泡の通路として作用する翼を有する。トラックはカテーテルを案内す ると共にエコー源性徴泡を収容する。トラックは翼を設置しかつ案内することの できる溝を育する。

図面の簡単な説明 図１は血管内のカテーテルとトラックの概略斜視図である。

図２はカテーテルの断面図である。

図３はトラックの断面図である。

図４はカテーテルトラック内のカテーテルの断面図である。

特定態様の説明 本発明によれば、新規なカテーテルの構造は血管等の管壁との相互作用を軽減し かつカテーテルの位置、特にカテーテルの端部の位置の検出を可能にする。本発 明の装置はカテーテルのコアへ少なくとも２つの翼状ダクトまたはチャネルを取 り付けることによりこれを達成する。翼状ダクトまたはチャネルはエコー源性徴 泡を含む。

上記翼はカテーテルコアと血管壁との間の接触を最小限にする。上記翼は、また 、エコー源であってその血管内の存在を超音波検出することのできる微泡を収容 する。更に、カテーテルの補助としてカテーテルトラックが設けられている。こ のトラックは血管へ容易に導入でき、かつ上記真のガイドとして働き、上記翼は トラック内の溝へ嵌め込まれる。上記トラックはエコー源性徴泡のハウジングと して働くので、カテーテルおよびトラックはいずれか一方によるよりも相当に大 きな超音波信号の発生を可能にする。

カテーテルは広範囲の目的を有する。カテーテルのコアは１以上の可撓性の細長 いチューブ、ロッド、パイプ、薬剤配送系およびステント、光ファイバ、例えば 、ガイドワイヤと言ったワイヤ等を含み、それらの１以上がカテーテルが特定部 位へ案内された後にコアへ導入される。特に、細長い可撓性外チューブが設けら れ、そのチューブの孔は診断または治療に使用される種々要素の通路として働く 。カテーテルの先端部、血管へ最初に侵入する端部は種々の目的を達成する広範 囲の要素を含む。上記先端部はバルーンを必要により膨張または収縮させること のできる血管形成術用の収縮バルーンを含んでいてよい。上記先端部はチューブ のオリフィスから成り、チューブの終端部で薬の導入を可能にする。上記先端部 は照射または照明を可能にする光ファイバの端部を有していてよく、これは光フ ァイバ端の回りの領域の透視を可能にする。他の用途のために、超音波変換器、 発光ダイオード等か使用できる。

カテーテルの使用により、カテーテルコアは約０．０２から０．２５インチ（０ ，０５〜０．６４ｃｍ）の外径、より実用的には約０．０２５から０．１５イン チ（０，０６〜０．３８ｃｍ）の外径を有する。翼状アタッチメントを含む全径 は概ね約０．０３〜０．３インチ（０，０８〜０．７６Ｃ（Ｄ）　、更に一般的 には０．０５〜から０．２インチ（０，１３〜０．５１ｃｍ）であってよく、上 記翼は概ねカテーテルの全径の約５から５０％である。

通常、翼は少なくとも２つであって約４個以下であり、更に一般的には約３個以 下である。翼の各々は同一または異なっていてよく、エコー源性徴泡を含む少な くとも１個の翼が設けられる。この翼は、通常、カテーテルの実質的全長に沿っ て連続的に延在するが、断続的であってよく、間隔を置いていてよく、またカテ ーテルの先端からカテーテルの長手の一部へのみ延びる１以上の翼であってもよ く、エコー源性徴泡を含む。カテーテルの残部はロッドまたは延長リブであって 、平滑の丸い縁部を有し、カテーテルコアと血管壁との間の接触を防止するため にのみ作用する翼を有していてよい。

一般的に、例えば上記翼が連続的管状面を提供するように連結されている場合に は上記翼は表面領域の約７５％未満、通常は約５０％未満であり、更に一般的に はコアの中心から翼の外周までの半径を有するチューブの表面領域の少なくとも 約２５％である。

材料として、ポリエチレン、ナイロン、テフロン（登録商標）または他のフルオ ロカーボンポリマー、それらの組合せ等が含まれる。

望ましくは、カテーテルの長さ１インチ（２，５４ｃｍ）に含まれる量は約０． １４立方インチから約０．１立方インチ（０，３６〜０．２５ｃｍりの範囲であ り、各翼の断面領域は０．１４から０．１インチ（０，３６〜０．２５ｃｍ）で ある。

翼の機能により、上記翼は様々の形状であってよい。上記翼の機能の他に製造、 費用、安定性、金属ガイドワイヤとの対比でプラスチックガイドとしての使用の 容易性が考慮されるであろう。上記翼の他の役割は様々であり、種々の解決を必 要とする。超音波信号を最大にするために、上記翼の体積を最大にすることが望 まれるであろう。しかし、翼と血管壁との間の接触を最小限にすることが同時に 望まれる。台形等の様々な断面形状が採用でき、その短辺を中央コアもしくは血 管壁に隣接させてよい。血管壁に隣接する短辺は接触または摩擦による外傷を最 小限にするため丸くするのが好ましく、半円球が至便である。カテーテルの屈折 面はカテーテルの円柱体に対して直角に設置された翼により強化される。

上記翼がエコー源性徴泡を含む必要がない所では、翼を種々の形状にでき、特に ロッド、フィン等の形状にでき、血管壁に隣接する縁部は丸くしてよい。

微泡はいずれの適宜手段により調製されてよく、注射器または他の移送手段を使 用して翼のチャネルへ導入するか、または引き抜く前にポリマーと混合する。カ テーテルの微泡は適宜に翼の内側て予備調製または調製できる。微泡はＵＳ特許 第４．２７６、８８５号、同第４、５７２．２０３号、同第４．７１８．４３３ 号または同第４．４４２．８４３号に記載されたように、または本明細書に記載 の方法により適宜調製できる。

微泡は二酸化炭素等のガスを砂糖の結晶化温度を越える温度て粘稠砂糖溶液中へ 導入し、続いて冷却し、砂糖結晶中へガスを閉じ込めることにより得られる。微 泡は、また、界面活性剤、粘性液体および気体泡またはガス形成成分、例えば、 炭酸塩を微泡が発生する状態で混合することにより生成できる。

上記翼およびトラックにおける媒体は通常は生理学的に適応する媒体であり、水 性媒体、ゲル、流体媒体中の粒子であってよく、粒子は気泡等を含む。微泡形成 の特定方法はカテーテルの用途、利用できる設備、至便性、必要とされる泡安定 性、微泡の寸法等に依存する。上記翼は、微泡含有媒体の導入のためにカテーテ ルガイドまッションとして働く。

上記トラックは略半球または半楕円形であってよく、その円または楕円の円周の 約２５から６０％から成る。上記トラックは溝を有し、上記翼はそこへ嵌入され かつそのトラックを円滑に移動できる。従って、先ず、トラックを所望部位へ案 内してトラックの位置を確立することにより、次に、カテーテルが移動するルー トと関係なく、カテーテルをトラックへ移動させることができる。また、カテー テルを超音波映像によりトラックから追跡してカテーテル端部をトラックに沿っ て種々の部位で作動させることができる。このようにして、バルーンを膨張また は収縮させ、その通路に沿って化合物等を解放する。

上記トラックは約０．５から０．１４インチ（１，２７〜０．３６ｃｍ）の断面 領域を一般的に有する。上記真の場合と同様に、生理学的に適応しかつ適宜特性 を育するいずれの適宜材料も使用できる。上述のプラスチック材が使用できる。

上記壁の厚みは材料の性質、トラックを加圧できる程度、加工等の容易性等によ り可変である。トラックは中空であり、トラックに異なる程度の剛性を付与する 液体または半固体媒体を充填できる。この媒体はトラックの位置を超音波映像に よりモニタできるように微泡を含む。

上記トラックはトラックを血管へ案内する１から２のガイドワイヤを有する。カ テーテルに使用できるガイド系はトラックに適合するものであればよい。従って 、このガイドワイヤはトラックの孔内に存在してよく、トラックの底または溝へ トラックの上総部に沿って、または特定利用のためにトラックを案内できる適宜 部位で結合されてよい。ガイドワイヤは約０．００８から０．０２インチ（０， ００２〜０．０５ｃ＋ｎ）径のステンレス鋼で形成されてよく、必要により適宜 材料が塗布されてよい。ガイドワイヤは従来カテーテルに使用されているいずれ の従来ガイド系にも使用できる。

本発明のカテーテルは多目的に使用できる。■特定使用例として、例えば、血管 内の癌等の新増殖組織の処置がある。この態様において、疾患組織の部位へ誘導 できるレーザワンド（ｌａｓｅｒ　ｗαめか使用できる。このレーザワンドと共 に、染料を血管内の部位へ配送するポンプへ取り付けた配送チューブがカテーテ ル内に担持される。この染料は血管に塗布するために選択され、合理的時間存在 する。従って、先ず最初に染料を導入し、配送チューブを除去し、そこで血管ヘ レーザを導入する。微泡の存在は血管内の種々の器具の精確な設置を可能にする 。

本発明の一層の理解のために、次に図面を参照して説明する。図１において血管 ＩＯが示され、カテーテル１２が血管ｌＯの孔１４へ挿入されている。カテーテ ル１２は中心チューブ２０のまわりに軸対称に配置された３個の翼１６を有し、 翼１６はカテーテル１２の長手に延在する。

翼１６は中空であり、チャネル２２を形成している。チャネル２２の各々には微 泡から成る媒体が存在する。翼１６の１個は溝２６を有するトラック２４へ嵌入 し、翼１６はその中を移動できる。トラック２４には微泡から成る媒体か充填さ れる。

図２において、粘性媒体３６内に微泡３４を含存する翼３２を有するカテーテル ３０が示されている。このカテーテル３０は脈管または他の管路の孔へ粘性物質 を導入するために使用できる。翼３２は環状部材４０へ取り付けられ、カテーテ ルの作動部のハウジングとして働く。内環状部材４２は外環状部材４０の端部か ら突出する膨張自在管である。

内環状部材４２内には外管状部材４４および流体通路５０を形成する内管状部材 ４６が同軸に設置されている。管状部材４４と４６の外路端部は共に結合されて 流体密シールを形成していて、流体通路５０は膨張自在の内環状部材４２の内部 と連通し、そこでは膨張自在の上記内環状部材は外管状部材４４の膨張部となる 。可撓性管状部材５２は空気を膨張自在の外環状部材４２から追い出す働きをし て、通気を可能にする。

詳細な説明はＵＳ特許第４．４１１．０５５号を参照されたい。

図３において、上記トラックの断面図が示されている。トラック６０は粘性媒体 ６６中に泡６４を含む孔６２を有する。このトラックはカテーテルの翼を収容か つ案内する溝７０を有する。トラック６０は２つのガイドワイヤ７２と７４を有 し、これらのガイドワイヤは図示されていない従来操縦機構に連結される。トラ ック６０は患者の心臓血管系の適宜管、例えば、対画静脈へ導入され、かつ所望 部位へ案内され、超音波診断器によりモニタされる。カテーテル翼はそこでトラ ックの溝へ嵌入されてカテーテルは所望部位へ誘導される。そこでカテーテルの 運動に追従して翼内のエコー源性泡に基づく超音波信号が増大する。

図４にはカテーテルトラック組合体８０が示されており、ここで（ま翼８２はト ラック８６の溝８４へ嵌入されている。トラ・ツク８６（よ溝８４の床の働きを する壁９２の下に単一のガイドワイヤ９０を有する。第２翼９４はカテーテル９ ６と患者の血管壁との接触を減少させる働きをする。

カテーテル９６は外環状部材１００から成る。翼８２と９４（ま環状部材１００ の外面の対向側上に配置されている。環状部材１００の孔１０２（こ（よガイド ワイヤ１０４がある。このガイドワイヤの１側上（こ（ま同軸の内チューブ１０ ６と外チューブ１０８かあり、それぞれは内通路１１０と外通路１１２を有する 。外チューブ１０８は図示されてし＼なｐｓ拡張自在または膨張自在の環状セグ メントへ取り付けられる。内通路１１０ｔ！膨張自在の環状セグメントを膨張さ せるために膨張自在の環状セグメントと流体により連絡する。ガイドワイヤ１０ ４の他側上（＝１よギヤ１ノア導管１１４があり、これは生検組織検査用の格納 自在の外科ナイフを有し、染料を部位へ投与してレーザビームまたは光ファイノ く等の通過を可能にする等地の目的に使用できる。通常、血管形成用装置＋！、 特にカテーテルの寸法がカテーテルの通過する血管の寸法（こより厳しく制約さ れる場合には、他目的の要素とは結合されなし）。

作用において、本発明のカテーテルは身体の種々脈管、血管および管路へ挿入す るカテーテルの運動を制御するためＣニガイドワイヤを使用して従来カテーテル と同様に使用できる。ただし、本発明では、超音波音の採用により、患者の身体 内のカテーテルを観察するために種々の血管を移動するカテーテルの運動を追跡 でき、他の器官と同様に血管とカテーテル端部との関係を画定でき、力）つ所望 部位へ特定処置を施すことができる。従って、本発明のカテーテル（よ、トラッ クと組み合わせて使用する場合には、特に、カテーテル端部く通過する血管への 損傷を実質的に軽減させ、かつ危険な照射また（ま他の望ましくない処置を必要 とすることな（カテーテルの運動を追跡できる。

本明細書に引用した特許および特許出願は記載した範囲で本発明において参考に されている。

本発明は理解を容易にするために例示として若干詳細に説明されているが、当業 者には本発明の開示に照らして変更および改変が添付の請求の範囲および精神か ら逸脱することなく可能であることは明らかであろう。

ＦＩＧ、−４

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．（イ）カテーテル、および（ロ）トラックから成り、上記カテーテルは（ｉ ）患者の血管へ導入するための第１端部を有する細長い可撓性チューブ、および （ｉｉ）上記可撓性チューブの外面へ固定されかつ第１孔を有する少なくとも２ つの隔離した翼、上記翼は上記第１端部から実質的に始まる上記可撓性チューブ の長手に沿って実質的部に延在する、から成り、上記トラックは（ｉ）そのトラ ックの長手にわたって実質的に中央に配置された溝を有する翼弦を形成する１側 を有しかつ上記翼の１つを受けることのできる形態の部分的に丸い導管、および （ｉｉ）上記導管内の第２孔から成る、ことを特徴とする患者の診断および治療 のためのカテーテル装置。
2. ２．上記第１および第２孔はエコー源性徴泡含有液体から成る、請求項１のカテ ーテル装置。
3. ３．上記カテーテルは３個の対称に配置された翼を有する、請求項１のカテーテ ル装置。
4. ４．上記翼および溝は台形断面を有する、請求項１のカテーテル装置。
5. ５．上記カテーテルは血管内の部位へ染料を投与するための手段および上記染料 を照射するための手段を有する、請求項１のカテーテル装置。
6. ６．（ｉ）患者の血管へ導入するため第１端部を有する細長い可撓性チューブ、 および （ｉｉ）上記撓性チューブの外面へ固定されかつ第１孔を有する少なくとも２つ の隔離した翼、上記翼は上記第１端部から実質的に始まる上記可撓性チューブの 長手に沿って実質的部に延在する、から成る、ことを特徴とするカテーテル。
7. ７．上記カテーテルは３個の対称的に配置された翼を有する、請求項６のカテー テル。
8. ８．上記翼および溝は台形断面を有する、請求項６のカテーテル。
9. ９．上記カテーテルは血管内の部位へ染料を投与するための手段、および上記染 料を照射するための手段を有する、請求項６のカテーテル。
10. １０．細長い可撓性チューブおよびそのチューブの長手に実質的に延在する翼か ら成るトラックであって、上記トラックは（ｉ）そのトラックの長手にわたって 実質的に中央に配置された溝を具備する翼弦を形成する１側を有し、かつ上記翼 の１つを受けることのできる形態の部分的に丸い導管、（ｉｉ）上記導管内の第 ２孔、および （ｉｉｉ）上記孔内のエコー源性微泡含有液体から成る、ことを特徴とするトラ ック。