JPH06511294A - 大きな引張り強さを有する変形可能な繊維マットの流体動力学的な製造方法及びその製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 大きな引張り強さを有する変形可能な繊維マットの流体動力学的な製造方法及び その製造装置 本発明は、接着剤の含浸されたセルロース繊維、及び熱可塑性繊維及び／又は植 物起源の天然繊維を含んだ薄い不織組織より大きな引張り強さを有し変形可能な 繊維マットを流体動力学的に製造する方法に関し、この方法により、シンリンダ −内で不織繊維のケーキが形成されこの混合物から薄い不織組織が形成され、次 いで繊維マットを形成するようにニードル機で統合される。本発明は、前記方法 により製造された繊維マットの使用、及び前記方法を実行する装置にも関する。

上述の方法は、ＡＴ特許３８７７９８号より知られる。この公知の方法の有利な 実施例により、薄い不織組繊はシンリンダ−内で混合され、別の薄い不織組織が 、例えばラップドラムにおいてこの混合物から形成される。これに関して、ドラ ムローラーからラップドラムへの分離された繊維の輸送は組織的には実行されず 、製造された繊維ケーキの幅を横切る単位面積当たり質量の不均一分布のような ラップドラム上での繊維ケーキの不整が生ずることが見いだされた。更に、これ に関して、広げられた薄い不織組織の下側には合成樹脂含浸の木材繊維が横たわ り、この高密度化の結果、広げられた組織の上層には熱可塑性及び／又は植物起 源の非含浸天然繊維が配置されることも示された。この変動する層構造は、繊維 マットの下側は接着剤の多すぎる含有量のため固着し、一方上側は接着剤が実際 上はないので、ｇれら繊維マットの工程を困難にす）。

従って、本発明の基本を形成する目的は、大きな引張り強さを有し変形可能な繊 維マットがその幅を横切って均一な質量分布を有すべきであり、その層構造は全 体に均一に混合された含浸された繊維と非含浸繊維とを備えることである。

この目的は、図面に示された本発明による方法によって満足される。

図において、薄い不織組織のケーキ２．２′がジンリンダ−６，６’内！、：供 給され、ここで不織繊維ケーキは繊維が分離され、こうして作られた繊維構造１ ４．１４′は空気流により完全に混合され、その流量の分布形状は空気ダクト１ ０．１０゛に設けられた制御部材２５．２６の手段により、及び流れの方向で下 流に連結されたベンチュリ管７．７゛の手段により調整され、これにより単位面 積当たり均一な質量分布を有する薄い不織組織１８．１８′を形成し、完全なニ ードルフェルト処理の後、プレス装置２１．２１′に案内され、これにより大き な引張り強さを有し変形可能な繊維マット２３．２３′が作られる。

本発明による方法は、制御手段が、空気ダクト１０の幅を横切って分布された多 数の調整弁２５、及び空気流の方向で凸に曲げられかつその曲率を調整し得る多 数の制御部品２６を備えることを特徴とする。

更に、本発明は図に示されたような本発明により製造された繊維マットの有利な 利用に関し、これは１個又はそれ以上の繊維マット２３．２３′が高圧かつ高温 での圧縮により成型された部品を作るために使用されることを特徴とする。

本発明は、また、接着剤の含浸されたセルロース繊維、及び熱可塑性繊維及び／ 又は−一起源の天然繊維より構成された薄い不織組織から大きな引張り強さを有 し変形可能な繊維マットを流体動力学的に製造するための図示のような有利な装 置に関し、この装置は、材料の流れの方向に並んだフリーソング機１．１対の圧 縮用ローラー３．４．１対の引入れローラー５、シンリング−６、ファンにより 供給されかつ内部に１個又は複数個の調整弁の形式の１個又は複数個の制御部品 ２５が設けられた空気ダクト１０、ベンチュリ管７、ディフーザ−１３、ラップ 置きドラム１５、輸送用ローラー１６．１７、単位面積当たり質量の測定装置１ ９、ニードル機２０、圧縮装置２１、切断機２２、及び積重ね装置２４を備える ことを特徴とする。

更に、本発明は、接着剤の含浸されたセルロース繊維、及び熱可塑性繊維及び／ 又は植物起源の天然繊維より構成された薄い不織組織から大きな引張り強さを有 し変形可能な繊維マットを流体動力学的に製造するための図示のような有利な装 置に関し、この装置は、材料の流れの方向に並んだフリーソング機１゛、１対の 圧縮用ローラー３′、４″、１対の引入れローラー５′、シンリング−６゛、フ ァン１２′により供給されかつ内部に１個又は複数個の制御部材２６が空気流の 方向で凸に曲げられかつその曲率が調整可能であるように設けられた空気ダクト １０′、ベンチュリ管７゛、ディフーザ−１３′、ラップ置きドラム１５°、輸 送用ローラー１６゛、１７′、単位面積当たり質量の測定装置１９゛、ニードル 機２０′、圧縮装置２１′、切断機２２′、及び積重ね装置２４゛を備えること を特徴とする。

図１は、調整弁の形式の制御部品の設けられた装置の手段により、本発明による 方法゛４実行する方法を示す。

図２は、（゛丁゛により変更された対応番号を有しかつ空気流の方向で凸に曲げ られた制御部品の設けられた装置の手段により、本発明による方法に実行される 方法を示す。

図３及び４は、この方法において制御部品として使用されるベンチュリ管の基本 的斜視図であり、空気流の方向を図式的に示している。

フリーソング機（１，１°）で、接着剤、例えばデュロプラスチック、熱可塑性 プラスチック又はエラストマー、あるいはこれらの混合物が含浸され乾燥された セルロース繊維、及び熱可塑性繊維、例えばポリエステル繊維、ポリオレフィン 繊維、ポリアミド繊維、ポリアクリル繊維、エチレン酢酸ビニル繊維及び／又は 亜麻又はジュート繊維、大麻繊維及びセルロース繊維のような天然繊維の混合物 から薄い不織組織のケーキ　。

（２，２′）が形成される。次いで、前記ケーキは圧縮用ローラー（３，３゛、 ４．４°）で圧縮され、次いで１対の引入れローラー（５，５′）によりドラム ローラー（６，６゛）に案内される。このローラーの表面には薄い組織のケーキ （２，２′）の繊維を分離するニードル又は鋸歯が設けられる。同一軸で駆動さ れる多数のファン１２．１２′の手段により空気ダクト１０．１０゛内に空気流 が作られ、この空気流の流量は、空気ダクトの幅を横切って分布された多数の制 御部品２５．２６の手段により調整される（図１．２参照）。図１によれば、制 御部品はロータ、一手段１１．１１′により制御される調整弁の形式である。制 御部品２６（図２参照）は空気流の方向で凸に曲げられ、更にこれに関してその 曲率が調整可能である。

空気流中の繊維の通過混合は流量に依存する。前記混合はベンチュリ管７．７′ の設置により強化され、このベンチュリ管はその中心軸周りで±３０°に亙を回 転により調整回層であり、かつ可変幅のウェブ８．８゛を備える。ウェブ８．８ “間に形成されたスリット９．　９’　（図３及び４参照）内で、スリットの幅 と回転位置とに依存して空気／繊維混合物の流量が増加され、下流ディフーザ− １３，１３゛内の繊維１４．１４′の更なる混合が生ずる。加えて、かかる流量 は、ラップドラム１５．１５゛上の繊維１４．１４゛の均一な載置を許すシャベ ル効果を産む。こうして形成された新たな薄い不織組織１８．１８′は、輸送用 ローラー１６．１６′、及び１７．１７°を経て、単位面当たり質量の測定装置 １９．１９゛に案内される。これらの測定結果は、公知の組織形成方法を使用し たに得られる測定結果よりも均一な単位面積当たり質量分布を示す。単位面積当 たりの質量分布が不満足な場合には、１個又は複数個の制御部品２５．２６の調 整によって流量を変えることにより、この分布を変更することができる。更に、 ベンチュリ管７．７′の調整により流れの状態を最適化する別の手段が設けられ る。

下流のニードル機２０．２０゛において、薄い不織組織１８．１８′は、例えば ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ガラス繊維又はジュートよりなる別の薄い 不織組織２７．２７にニードルフェルトされ、その結果、十分に変形可能な繊維 マット２８．２８°が得られる。しかし、成型用圧縮における続く圧縮中に前記 繊維マットのより高度の変形可能性を確保するために、これは、例えばカレンダ ー又はベルト圧縮機となし得る圧縮装置２１．２１′を通して案内される。繊維 マットは、カレンダーロー・チー間で、２５から１５０℃の温度及び５から５０ 　ｋｇｆ／ｃｍ”の圧力で予備圧縮され、これにより合成樹脂の含浸された木材 繊維は合成繊維に更に確りと尊台される。その結果、繊維マットは、更なる圧縮 中、例えば加圧酸−により大きな引張り力を吸収でき、したがって裂けの形成に 対しても敏感でなくなる。

これらの切断機２２．２２゛の通過に続いて、予備圧縮されたマット２４．２４ ゛は積重ね装置２３．２３′により積み重ねられる。

２．２′　予備的な薄い不織組織 ３．３’　、４．４’　圧縮ローラー ５．５’　１対の引入れローラー ８．８′　ベンチュリ管のウェブ ９．９′　ベンチュリ管の空気スリット１０、　１０’　空気ダクト １５．１５′　ラップ置きドラム １６．１６゛　輸送用ローラー １７．１７’　ｌ／　／／ １８．１８′　薄い不織組織 １９．１９°　単位面積当たり質量測定装置２０．２０′　ニードル機 ２１．２１°　カレンダーローラーの組２２．２２′　切断機 ２３．２３°　繊維マット ２４．２４゛　積重ね装置 ２５　調整弁 ２６　空気流の方向で凸に曲げられた制御部品２７．２７゛　ポリエステル組織 ２８．２８゛　繊維マット

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．接着剤の含浸されたセルロース繊維、及び熱可塑性繊維及び／又は植物起源 の天然繊維を含んだ薄い不織組織から大きな引張り強さを有し変形可能な繊維マ ットを流体動力学的に製造する方法であって、この方法により、不織繊維ケーキ がシンリンダー内で混合されこの混合物から薄い不織組織が形成され、次いで繊 維マットを形成するようにニードル機において統合される方法にして、薄い不織 組織のケーキ２、２′はシリンダー６、６′に案内され、ここで不織繊維のケー キは繊維が分離され、更にこうして作られた繊維組織１４、１４′は空気流によ り完全に混合され、その流量の分布形状は、空気ダクト１０、１０′に設けられ た制御部材２５、２６の手段により、及び流れの方向で下流に連結されたベンチ ュリ管７、７′の手段により調整され、これにより単位面積当たり定まった質量 を有する薄い不織組織１８、１８′を作り、これがニードルフェルト作業の完了 後、圧縮装置２１、２１′に案内され、大きな引張り強さを有する変形可能な繊 維マット２３，２３′を作る方法。
2. ２．制御手段が空気ダクト１０の幅を横切って分布された多数の調整弁２５を備 える請求の範囲１による方法。
3. ３．制御手段が、空気流の方向で凸に曲げられかつその曲率の調整可能な多数の 制御部品２６を備える請求の範囲１による方法。
4. ４．大きな引張り強さを有しかつ請求の範囲１により製造された変形可能な繊維 マの使用法であって、１個又は複数個の繊維マット２３、２３′が高圧かつ高温 で成型された成型部品の製造に使用される使用法。
5. ５．接着剤の含浸されたセルロース繊維、及び熱可塑性繊維及び／又は植物起源 の天然繊維より構成された薄い不織組織から大きな引張り強さを有し変形可能な 繊維マットを流体動力学的に製造する装置であって、材料の流れの方向に並んだ フリーシング機１、１対の圧縮用ローラー３、４、１対の引入れローラー５、シ ンリンダー６、ファンにより供給されかつ内部に１個又は複数個の調整弁の形式 の１個又は複数個の制御部品２５が設けられた空気ダクト１０、ベンチュリ管７ 、ディフーザー１３、ラップ置きドラム１５、輸送用ローラー１６、１７、単位 面積当たり質量の測定装置１９、ニードル機２０、圧縮装置２１、切断機２２、 及び積重ね装置２４を備えた装置。
6. ６．接着剤の含浸されたセルロース繊維、及び熱可塑性繊維及び／又は植物起源 の天然繊維より構成された薄い不織組織から大きな引張り強さを有し変形可能な 繊維マットを流体動力学的に製造する装置であって、材料の流れの方向に並んだ フリーシング機１′、１対の圧縮用ローラー３′、４′、１対の引入れローラー ５′、シンリンダー６′、フアン１２′により供給されかつ内部に１個又は複数 個の制御部材２６が空気流の方向で凸に曲げられかつその曲率が調整可能である ように設けられた空気ダクト１０′、ベンチュリ管７′、ディフーザー１３′、 ラップ置きドラム１５′、輸送用ローラー１６′、１７′、単位面積当たり質量 の測定装置１９′、ニードル桟２０′、プレス装置２１′、切断機２２′及び積 重ね装置２４′を備えた装置。