JPH06510845A - ショック吸収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ショック吸収装置 発明の技術分野 本発明は、苛重付設装置が固定支持構造体に対し固定された長方形の支持若しく は位置決め部材（例えばワイヤ若しくはロンド状部材）に沿って移動し得る限定 はしないが特に前型付設システムに用いるためのショック吸収装置に関するもの である。

発明の背景 ＧＢ−Ａ−１，５８２，２０１号公報は、この種の荷重付設システムを記載して いる。硬質若しくは軟質とし得る長形部材は一般に支持構造体に対し、その端部 で固定されると共に、構造体に対し中間位置にて位置決めされる。このシステム は、長形部材を各中間位置決め点に位置決めすべく用いられ、或いは長形部材と 係合して長形部材から脱着させる必要なしに中間支持点を横切る能力を伴いなが ら長形部材に沿って移動する荷重移動若しくは横送り装置を備える。

長形部材につき、例えばワイヤ部材を用いる場合、これには一般にタップ加工さ れた端部フェルール若しくはスリーブが設けられ、固定構造体に固定された取付 部を位置決めすべくボルト固定するための一体的カツブリングが設けられる。作 業員の安全面に関する多くの用途においては、例えばＥＰ−Ａ−０，２１２，８ ２６号公報に記載されたようなショック吸収用かつライン緊張用装置がワイヤの 端部フェルールと位置決め取付部との間に介装されて、ワイヤの初期装着緊張を 容易化させると共に使用時にワイヤに加わるショック負荷を吸収する。

従って本発明は、固定構造体に固定された付設手段に加わるピーク負荷を制御す るのに適した改良ショック吸収装置を提供することに関する。

本発明は、長形の支持若しくは位置決め部材と長形部材のための固定支持用支持 体との間で接続するための２個の相対移動し得る部品を備え、前記部品の一方に はチューブ状部材を設けると共に、前記部品の他方にはチューブ状部材を貫通し て延びる負荷部材を設け、この負荷部材には正常荷重の下でチューブ状部材との 接触に対する位置を維持すると共に、著しく増大した負荷の下でチューブ状部材 中に引込まれてチューブ状部材の壁部を半径方向外方に変形させることにより負 荷を吸収するようにした外方向に突出するフランジ手段を設けてなるショック吸 収装置を提供する。

好ましくは、フランジ手段の接触表面およびチューブ状部材の内表面の少なくと も一方には潤滑材が施される。

この種のフランジ部品は、前記負荷部材のセクションに螺着されたナンドにより 形成することができる。ナツトは、外方向に変形する前でさえチューブ状部材の 円滑形状の内側端部表面内で係合する傾斜端部セクションを有することができる 。他の具体例において、フランジ部品はチューブ状部材の端部表面に係合して著 しく増大した負荷条件下で外方向に変形させる少な（とも１個の転勤部材を備え ることができる。

図面の簡単な説明 以下、添付図面を参照して本発明の具体例を実施例により説明する。

第１図は本発明によるショックアブソーバの部分断面平面図、 第２図はショック負荷の下で部分的に拡大した状態を示す第１図のショックアブ ソーバの部分断面平方図、第３図はショック負荷の結果として完全拡大した状態 におけるショックアブソーバを示す第１図および第２図のショックアブソーバの 部分断面平面図、 第４Ａ図および第４Ｂ図は、異なる動的負荷の下における本発明によるショック アブソーバの各荷重／拡張特性を示す特性図、 第５図は第２実施例の負荷部材の側面図、第６図は第５図におけるＡ−Ａ線断面 図、第７図は第５図の負荷部材の端面図、 ′Ｍ８図は装置の負荷状態を示す第２実施例の部分断面側面図、 第９図は未負荷状態における装置を示す第８図と同様な部分断面側面図、 第１０図は他の実施例の端部の詳細断面図、第１１図は更に他の実施例の端部の 詳細断面図である。

発明の詳細な説明 第１図〜第３図は、例えば安全ライン系に配置して使用時に安全ラインに加わる 突然のショック負荷を吸収してラインの固定点に加わる負荷を減少させ得るショ ック吸収装置を示している。この装置は、他の用途にも使用することができる。

これは一般にＥＰ−Ａ−０，２１２，８２６号公報に記載されたショックアブソ ーバと形状が類似し、そこに記載された用途に使用することができる。

ショック吸収装置は細長い一般にＵ字型のフレーム４０を備え、このフレームは 底部４１と一対のアーム４２とを有し、これらアームの自由端部は部分４３で縮 小して一対の隣接フランジ４４を形成し、これらを永久固定の安全構造体におけ る安全ラインの端部に直接に或いは仮装着するため、上記把持装置の接続リンク の端部に固定することができる。可動部材４５はフレームの底部４１を貫通して そのアーム４２の間に延びるねじ付ロッドの形態である。アーム４２の間に位置 する金属スリーブ４６は、その端部の一方にてフレームの底Ｈ４１１，：接触す る。ロッド４５には保持ナツト４７を設けて、固定ナツト４８により所定位置に 固定する。保持ナツト４７は、スリーブ４６の対向端部内で係合する寸法の傾斜 ノーズ部を有し、スリーブ４６は丸味の内側輪郭を有してナツト４７の傾斜ノー ズ部と円滑に連携する。他の可能な具体例においては、六角形ナツト４７の代わ りにスリーブ壁部と接触する保合部を備えた他の種類のねじ材部材、例えばボー ルベアリングにより形成し得るラジアルローブを持ったカラーを用いることもで きる。

ワッシャ４９をロッド４５に対し、そのナツト部５ｏとフレームの底部４１との 間に設ける。ワンシャ４９の目的は、安全ラインへの装着に際し所定の必要な設 定緊張に達した時点を示すことである。この正確な設定は、ワッシャの状態によ り装着の際に示され、このワッシャは最初にナツト５０とフレームとの間に把持 されて自由に移動自在となる。

第１図は、正常負荷条件の下におけるショックアブソーバの初期状態を示す。し かしながら、安全ワイヤにショック荷重が加わると、これはロッド４５をフレー ム４ｏに灯し相対移動させることにより保持ナツト４７をスリーブ部材４６中ヘ スリーブに沿って移動させる。これら部品の寸法の結果、この移動はナツトが強 制的に通過する際にスリーブが永久的に半径方向外方に変形することによっての み達成することができる。ＩＫ２図はナツトの中間位置を示し、第３図は、スリ ーブに設けられた弾性チューブ状末端停止部材５１にナツトが係合した完全拡大 位置を示す。このようにして、装置はショック吸収装置と連携した安全ラインで 使用する際に受けるショック荷重を吸収するよう作用する。

第１図〜第３図に示した実施例においては、乾燥した潤滑剤コーチングをナツト ４７に接触表面およびスリーブ４６の内表面の少なくとも一方に施して、それら の間の低摩擦接触を確保する。これは「扁平反応輪郭（ｆｌａｔ　ｒｅｓｐｏｎ ｓｅｐｒｏｆｉｌｅ）Ｊの荷重Ｆ／拡張Ｘ（または荷重Ｆ／時間ｔ）の特性を第 ４Ａ図および第４Ｂ図に示したように与えることができ、これら図面はエネルギ ーがこの装置により制御された所定の方法で吸収される種々異なる負荷の下での 動的試験結果を示す。次いて、力はスリーブの半径方向強度およびその変形程度 によって予想制御することができる。このような低摩擦接触がないと、瞬間的な 過度に高い摩擦負荷が装置の固定点に加わって、その固定部を破壊することがあ る。

この点に関し、ナンド４７とスリーブ４６との間の円滑な接触表面は、ショック 吸収操作に際し過度に高い摩擦負荷が発生する可能性を低下させる。

スリーブ４６とナツト４７とを金属材料で作成する場合、その接触表面の少なく とも一方（例えばスリーブ４６の内側表面）には乾燥潤滑剤（例えばポリテトラ フルオロエチレン（Ｐ、Ｔ、Ｆ、Ｅ、））の表面コーチングを施す。それ自身が 潤滑材（例えばＰ、Ｔ、Ｆ、Ｅ、）であり、或いはこの種の乾燥潤滑剤を混入し た表面領域が設けられたプラスチック材料からスリーブ４６および／またはナツ トを形成することも可能であろう。他の可能な潤滑剤コーチングはモリブデンお よびグラファイトを包含する。

ナツト４７をチューブ４６との間に潤滑剤を施す可能な方法は次の通りである。

（１）ナツト４７若しくはチューブ４６またはその両者を、例えばＰＴＦＥ、グ ラファイト若しくはモリブデンのような乾燥潤滑剤で被覆する。

（２）チューブ４６若しくはナツト４７に、例えばＰＴＦＨのような成形若しく は押出潤滑材料、または例えばグラファイト充填ナイロンにような潤滑剤含有材 料のスリーブ８０を第１１図に示したように設けると共に、端部キャップ８１を 設けて集成体の端部を包封する。

（３）ナツト４７若しくはチューブ４６を湿潤若しくは乾燥潤滑剤で表面含浸し 、潤滑剤はこの種の含浸に適する焼結材料から製造される。

（４）所定量の油若しくはグリース８２を端部キャップ８１内のナンドおよびチ ューブの集成体に保持して端部キャップをチューブ４６に対し封止し、内側封止 部材８３を第１０図に示したようにチューブ４６内に設ける。

（５）ナツト４７若しくはチューブ４６の何れか一方を、例えばＰＴＦＥまたは グラファイト充填ナイロンのような潤滑材料から作成する。この材料は、強度を 付加するための強化剤、例えばガラス充填ＰＴＦＥを含有することができる。

第５図〜第９図は、スリーブ４６の外方向変形を生ぜしぬる第１実施例における ナツト４７が複数のボール７ｏにより置換された第２実施例を示す。この実施例 において、ロッド４５′はそのねじ付セクション７２に環状の周辺凹部７１を設 けて形成される。環状ケージ７３をロッドセクション７２に対し螺着する。ケー ジ７３は環状シリーズのウィンドー７４を備え、これらウィンドーは内部にボー ル７０を保持する形状を有し、ボールはケージ７３の半径方向外方に突出する。

第９図に見られるように、ボールは最初にスリーブ４６の端部表面に係合する。

過度のションク負荷に際しロッド４５′は更にスリーブ４６中に引込まれ、これ によりボール７０が第８図に示すようにスリーブ４６の端部に圧入される際にス リーブの制御された順次の外方向変形が生ずる。

本発明によるショックアブソーバの利点は、フォールアレスト状態が生じたこと を永久的に肉眼表示する点にある。

これは、一般にはエネルギー吸収手段として弾性手段（例えばばね）を組込んだ 装置では得られない。

Ｆ／（５，７゜ Ｆ／（ｉ　５゜ １）ＣＴ／ＣＢ　９２１０１７４４

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．長形の支持若しくは位置決め部材と、長形部材のための固体支持用支持体と の間で接続するための２個の相対移動し得る部品（４５，４６）を備え、前記部 品の一方はチューブ伏部材（４６）により形成されると共に、前記部品の他方に はチューブ状勢材を貫通して延びる負荷部材（４５）を設け、この負荷部材には 正常負荷の下でチューブ伏部材（４６）との接触に対する位置を維持すると共に 、著しく増大した負荷の下でチューブ状部材（４６）中に引込まれてチューブ状 部材（４６）の壁部を半径方向外方に変形させることにより、負荷を吸収するよ うにした外方向に突出する荷重付加手段（４７）を設けてなるショック吸収装置 において、潤滑材を施して前記負荷手段（４７）とチューブ状部材（４６）との 接触表面を潤滑させたことを特徴とするショック吸収装置。
2. ２．円滑輪郭の接触表面が前記荷重付加手段（４７）とチューブ状部材（４６） の前記端部表面とに設けられた請求の範囲第１項に記載のショック吸収装置。
3. ３．前記荷重付加手段（４７）とチューブ状部材（４６）とにおける接触表面の 少なくとも一方が潤滑材により形成された請求の範囲第１項に記載のショック吸 収装置。
4. ４．潤滑材の貯槽（８０）がチューブ状部材（４６）の端部に設けられ、荷重付 加手段（４７）とチューブ状部材（４６）との接触表面が貯槽（８０）内に配置 されてなる請求の範囲第１項に記載のショック吸収装置。
5. ５．前記荷重付加手段（４７）および前記チューブ状部材（４６）の少なくとも 一方が金属製であって、これに潤滑材の表面層を設けてなる請求の範囲第１項に 記載のショック吸収装置。
6. ６．前記荷重付加手段が、負荷部材のセクションに螺着されたナット（４７）に より形成される請求の範囲第１項に記載のショック吸収装置。
7. ７．前記ナット（４７）が傾斜端部セクションを有して、チューブ状部材（４６ ）における円滑輪郭の内側端部表面内で外方向に変形する前に係合する請求の範 囲第６項に記載のショック吸収装置。
8. ８．長形の支持若しくは位置決め部材と、長形部材のための固体支持用支持体と の間で接続するための２個の相対移動し得る部品（４５，４６）を備え、前記部 品の一方はチューブ状部材（４６）により形成されると共に、前記部品の他方に はチューブ状部材を貫通して延びる荷重部材（４５′）を設け、この負荷部材に は正常負荷を下でチューブ状部材（４６）との接触に対する位置を維持すると共 に、著しく増大した負荷の下でチューブ状部材（４６）中に引込まれてチューブ 状部材（４６）の壁部を半径方向外方変形させることにより負荷を吸収するよう にした外方向に突出する荷重付加手段（７０）を設けてなるショック吸収装置に おいて、前記荷重付加手段は前記チューブ状部材（４６）の前記端部表面に係合 してその壁部を著しく増大した負荷条件下で外方向に変形させる少なくとも１個 の伝動部材（７０）を備えることを特徴とするショック吸収装置。
9. ９．前記荷重付加手段が、前記負荷部材（４５′）に設けた環状シリーズの転動 部材（７０）からなる請求の範囲第８項に記載のショック吸収装置。
10. １０．前記負荷部材のための弾性末端停止部（５１）を前記チューブ状部材（４ ６）内に設けてなる請求の範囲第１項または第８項に記載のショック吸収装置。