JPH06509770A - 無人空中飛行体のシュラウド構造 - Google Patents

無人空中飛行体のシュラウド構造

Info

Publication number
JPH06509770A
JPH06509770A JP5504294A JP50429493A JPH06509770A JP H06509770 A JPH06509770 A JP H06509770A JP 5504294 A JP5504294 A JP 5504294A JP 50429493 A JP50429493 A JP 50429493A JP H06509770 A JPH06509770 A JP H06509770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
flight
fuselage
toroidal
uav
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5504294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3343252B2 (ja
Inventor
モフィット,ロバート シー.
オウエン,ステファン ジェイ.
Original Assignee
ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイション filed Critical ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイション
Publication of JPH06509770A publication Critical patent/JPH06509770A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3343252B2 publication Critical patent/JP3343252B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U20/00Constructional aspects of UAVs
    • B64U20/60UAVs characterised by the material
    • B64U20/65Composite materials
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C27/00Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
    • B64C27/20Rotorcraft characterised by having shrouded rotors, e.g. flying platforms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U10/00Type of UAV
    • B64U10/10Rotorcrafts
    • B64U10/13Flying platforms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U20/00Constructional aspects of UAVs
    • B64U20/70Constructional aspects of the UAV body
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U30/00Means for producing lift; Empennages; Arrangements thereof
    • B64U30/20Rotors; Rotor supports
    • B64U30/24Coaxial rotors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U30/00Means for producing lift; Empennages; Arrangements thereof
    • B64U30/20Rotors; Rotor supports
    • B64U30/26Ducted or shrouded rotors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U30/00Means for producing lift; Empennages; Arrangements thereof
    • B64U30/20Rotors; Rotor supports
    • B64U30/29Constructional aspects of rotors or rotor supports; Arrangements thereof
    • B64U30/296Rotors with variable spatial positions relative to the UAV body
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U50/00Propulsion; Power supply
    • B64U50/10Propulsion
    • B64U50/11Propulsion using internal combustion piston engines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 無人空中飛行体のシュラウド構造 関連出願 本発明は、1990年5月18日出願の「トロイダル型シュラウド内に配置され た反転ローターを含み、すべての必要な飛行制御を行なうことのできる無人飛行 体」と題する、同一所有者による同時係属中の米国特許出願第071526,0 92号に関連するものである。
技術分野 本発明は、無人空中飛行体(UAV)に関し、特に、トロイダル型胴体(シュラ ウド)および一対の同軸多翼反転ダクトローターを有するUAVにおいて、並進 飛行(translationalflight)中のUAVの機首上げ(no se−up)ピッチングモーメントを最小限に抑えるように、トロイダル型胴体 の空力的形状を最適化したUAVに関する。
発明の背景 何らかの理由により有人飛行体の使用が適当でないと考えられるさまざまな飛行 任務(mi s s i on)を遂行するための無人空中飛行体(UAV)へ の注目が、最近、復活している。このような飛行任務には、監視、偵察、物標取 得および/または指示、データ収集、通信データリンク、囮、妨害、擾乱、片道 補給飛行などがある。
いくつかの理由から、この注目は、[ローター型J UAVではなく、原型的飛 行機形状、すなわち、胴体と、並進飛行用の水平搭載エンジンを備えた翼と、尾 翼とを有するUAVに専ら集中していた。
第一に、[翼型J UAVの設計・製造・操作は有人飛行体技術の延長に過ぎず 、したがって、比較的直裁に且つ経済的に実現できる。
特に、このようなUAVの空力特性は充分に検証されているので、このような飛 行体の操縦術(飛行操作)は、遠隔通信データリンクおよび/または機上搭載フ ライトコンピュータのソフトウェアプログラムによるにしても、比較的簡単であ る。
さらに、このようなUAVの航続距離および速度は、一般に、ローター型UAV よりも優れている。また、このようなUAVの荷重積載能力は、一般に、ロータ ー型UAVよりも大きく、翼型UAVは飛行任務用搭載荷重(mission  payload)および/または補給燃料をより大量に積載できる。これらの特 徴により、翼型UAVは、ローター型UAVよりも、持続性および遠距離を包含 するような飛行任務形態(mission profile)に適している。し かしながら、翼型UAVは、その利用を厳しく制限することになる1つの明白な 欠陥を有している。
すなわち、翼型UAVは、固定空間位置「滞空」能力を持たない。
たとえば物標指定など、上述した飛行任務形態の多くについて最高性能を極める には、UAVが、長期間にわたって静止地上位置に関して固定空間基準系を維持 する能力を持つことが望ましい。当業者には明らかなことであるが、翼型UAV は、静止地上位置に関して固定空間基準系を維持すること、すなわち、滞空状態 を維持することができないという飛行特性をもつ。したがって、翼型UAVの飛 行任務用機器として、このような飛行任務形態を好適に遂行するための複雑で高 価な移動補償手段を用いざるを得ない。
対照的に、ローター型UAVは、このような滞空型飛行任務形態に空力的に適合 している。このようなUAVのローターサブシステムは、静止地上位置に対する 固定空間基準系において機体をホバリングさせる機能をもつ。しかしながら、従 来設計のダクトローター型UAVには、一般に、並進飛行中に機首上げピッチン グモーメントが生じるという欠陥がある。このような飛行体のいくつかの例が、 1990年5月18日出願の「トロイダル型シュラウド内に配置された反転ロー ターを含み、すべての必要な飛行制御を行なうことのできる無人飛行体」と題す る、同一所有者による同時係属中の米国特許出願第071526,092号に述 べられている。一般に、従来のダクトローター型UAVの多くは、操縦翼面(c ontrolsurface)のあるものもないものも、空力的補助構造をUA Vに組み込んでこのような機首上げピッチングモーメントを相殺していた。これ らの飛行体は、本質的に、翼型UAVおよびローター型UAVの複合体である。
このような空力的補助構造の利用は、機首上げピッチングの問題の1つの解決法 を示すものであるが、その半面、このような解決法はUAVの総合的な性能を損 なうことになる。空力的にみて、このような空力的補助構造は、飛行体の総合抗 力特性を増加させる。さらに、このような空力的補助構造は、飛行体の総構造重 量を増加させる。これらの要因により、より高馬力の動力装置の利用(もしくは 飛行航続距離および/または速度の減少)が必要になる。
別の解決法として、サイクリックピッチを利用することにより、前進並進飛行中 にダクト型UAVに生じる機首上げピッチングモーメントを相殺することができ る。機首上げピッチングモーメントを相殺するためにサイクリックピッチを利用 することは、1990年5月18日出願の「トロイダル型シュラウド内に配置さ れた反転ローターを含み、すべての必要な飛行制御を行なうことのできる無人飛 行体」と題する、同一所有者による同時係属中の米国特許出願節071526. 092号に述べられている。前進並進飛行中にダクト型UAVには、胴体により 発生する機首上げピッチングモーメントが生じるが、この機首上げピッチングモ ーメントをサイクリックピッチを用いて相殺することができる。しかしながら、 揚力損失という形で性能の低下が生じ、ローター機構による揚力を増大するため にエンジンパワー出力の増加が要求される。サイクリックピッチをこのように利 用することの詳細については後述する。
そこで、前進並進飛行中にダクトローター型UAVに生じる、不本意な機首上げ ピッチングモーメントを相殺する手段がめられている。このような手段は、周期 的トリム調整ピッチに対する要求およびローター機構出力に対する要求を最小限 に抑えるとともに優れたホバリング性能を提供するものでなければならない。
発明の概要 本発明の1つの目的は、優れたホバリング性能を提供し、且つ、大揚力が得られ る圧力分布を発生する、最適化した空力形状を有するトロイダル型胴体を含む無 人ローター型空中飛行体(UAV)を提供することである。
本発明の別の目的は、前進並進飛行中にダクトローター型UAVに生じる不本意 な機首上げピッチングモーメントを相殺するために最適化した翼状体(aero foil)形状を有するトロイダル型胴体を含むUAVを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、トリム調整前進並進飛行のための周期的トリム調整 ピッチに対する要求を最小限に抑えるように、最適化した異状体形状を有するU AVを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、トリム調整前進並進飛行のためのローター機構出力 に対する要求を最小限に抑えるように、最適化した翼状体形状を有するUAVを 提供することである。
本発明のもう一つの目的は、高度に反った(c amb e r)空力面を有す る、最適化した翼状体形状を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、逆反り形状(reflex camber)を有す る背面を含む空力面を有する、最適化した翼状体形状を提供することである。
本発明のさらにもう一つの目的は、下垂部をもつ背面を含む空力面を有する、最 適化した翼状体形状を提供することである。
これらのおよびその他の目的は、並進飛行中の機首上げピッチングモーメントを 最小限に抑えるように最適化した翼状体形状をもつトロイダル型胴体すなわちシ ュラウドと、ローター機構と、動力機構と、飛行用/飛行任務用機器(f l  l ght/mL s s i onequipment)とを含む、本発明に よる無人空中飛行体(UAV)という手段により達成される。ローター機構は、 トロイダル型胴体の軸に対して同軸関係に配置された一対の多翼反転ローターを 含み、これらのローターはトロイダル型胴体によって「包囲され」でいる。ロー ター機構は、さらに、サイクリックピッチ人力および/またはコレクティブピッ チ入力を各反転ローターに選択的に機械的に連結するための第1および第2の従 来の斜板(swashpla t e)サブアセンブリと、動力機構により駆動 され各反転ローターに回転運動を与える従来の歯車列とを含む。
動力機構は、空気取入口を有するエンジンハウジングと、エンジンハウジング内 に搭載されたエンジンと、駆動列サブアセンブリと、1つ以上の燃料タンクとを 含む。エンジンハウジングは、トロイダル型胴体の構成部分であり、トロイダル 型胴体の06/360’の方位位置(後尾位置)に配置されている。駆動列サブ アセンブリは、エンジンにより作り出された動力をローター機構の歯車列に伝達 する。
トロイダル型胴体には、複数の支材が一体に形成され、これらの支材は、トロイ ダル型胴体の内周面からローター機構まで半径方向外側に延在してそこに固着さ れ、トロイダル型胴体に対して固定的同軸関係にローター機構を支持する。これ らの支材は、UAVの総重量を軽減するため、中空にされている。最小限の重量 で高強度構造を得るために、トロイダル型胴体および複数の支材を複合材料で製 造することが好ましい。トロイダル型胴体は、最大構造強度を達成するため、閉 塞トロイダル形に構成される。トロイダル型胴体は、部分的に中空で、アクセス 可能な機器収容庫が内部に設けられている。
赤外線やテレビジョンなどの各種の受動センサーおよび/またはレーザー・無線 通信リンク・レーダーなどの能動装置、ならびに、これらに組合せた信号処理装 置からなる飛行任務用機器と同様にして、燃料タンクが適当な機器収容庫内に配 置される。航空電子機器、ナビゲーション機器、フライトコンピューター、通信 設備などのその他の飛行用/飛行任務用機器はさまざまな機器収容庫に分配され る。
本発明のUAVは、内側ダクト流路および外側空力面とを含む、空力的に構成さ れたトロイダル型胴体を有している。本発明の外側空力面は、内側ダクト流路に より得られる機能的性能すなわち優れたホバリング性能を保持するために最適化 されたものである。内側ダクト流路は、弧状入口面および円筒状流通面からなる 。
弧状入口面は、外側空力面の腹面と円筒状流通面の間のスムーズな移行を提供し 、内側ダクト流路への高速の空気流を促進するように、あらかじめ定められた曲 率半径に形成される。弧状入口面を越える空気流は、トロイダル型胴体により発 生される総揚力に寄与する圧力分布を生じさせる。このあらかじめ定められた曲 率半径の値は、弧状入口面の半径と反転ローターの直径との比率を性能係数値に 対比した評価に基づいて選択される。ここで、性能係数値とは、UAVにおける 揚力を得るために必要な理論的出力に対する、実際に必要な出力の割合を示すも のである。基本的に、r / D比が0゜04以上の場合に、許容可能な性能係 数が得られる。
円筒状流通面の長さの値は、円筒状流通面の長さが増加すればするほど、空気流 がローター機構を通過する際およびトロイダル型胴体を越える際にそれぞれ生じ る圧力分布によってほぼ等しい割合で総揚力が与えられる可能性が高くなる、と いう事実に基づいて選択される。ローター機構とトロイダル型胴体がほぼ等しい 揚力を生じるようにすれば、ローターの直径をより小さくでき、したがってUA Vの大きさおよび重量を減少させることができる。
外側空力面は、本発明のUAVのトリム調整並進飛行に必要な負の迎え角におい て大きな揚力を生じる圧力分布が得られるよう、さらに最適化される。ローター 機構による揚力は、前方側の弧状人口面上に吸引力を発生させ、UAVに、不都 合な機首上げピッチングモーメントを与える。トロイダル型胴体の外側空力面に より生じる揚力が大きくなれば、ローター機構に要求される揚力が少なくて済み 、これにより、不本意なピッチングモーメントが減少する。ローターによる揚力 に対する要求度を減少させ、サイクリックピッチ(モーメント・トリム)を重畳 する必要度を減少させることにより、出力の低減が達成される。
外側空力面は、腹面と、側面と、背面とを含む。本発明の空力面は、断面座標( profile coordinate)Y/C−0,0およびX/C−0,0 の前縁、ならびに、X/C−1,0およびY/C−0,02375の後縁(円筒 状流通面30の下端)とを含む。トロイダル型胴体の翼状体形状の翼弦C(すな わち深さ)は、前縁および後縁の平面とのあいだの直交距離である。空力面は高 度に反っている(翼状体の反りについての既知の定義を用いて)。
背面は逆反り形状を有し、前縁および後縁の間を閉じている。腹面および側面は 両方とも、円筒状流通面の後縁に対してわずかに凸状をなしている。前縁に隣接 する背面の部分は、正規化半径(normallzed radius)0.1 75R(Rはローターの直径)により定められる弧状面すなわち下垂部を形成し ている。
図面の簡単な説明 本発明およびその付随的特徴ならびに利点の完璧な理解のために、以下、添付図 面を参照して、本発明の詳細な説明する。
第1図は、無人空中飛行体(UAV)の一実施例の斜視図であり、飛行用/飛行 任務用機器の内部区分配置を説明するために一部破断して示した図である。
第2図は、第1図のUAVの断面図であり、本発明のトロイダル型胴体の空力形 状を示す。
第2A図は、第2図のトロイダル型胴体の拡大断面図であり、トロイダル型胴体 の外側空力面の最適化形状を示す。
第3図は、第2図と同様な部分断面図であり、トロイダル型胴体の空力面の非最 適形状を示す。
第4A図〜第4E図は、トロイダル型胴体を有する無人空中飛行体の空力飛行特 性を示す。
第5図は、周期的入力の選択的印加について、さまざまな方位位置における、ト ロイダル型胴体の空気流の速度変化を示すグラフである。
第6図は、サイクリックピッチの変化によるローターおよびトロイダル型胴体の ピッチングモーメントの変化を示すグラフである。
第7図は、ローターおよびトロイダル型胴体のピッチングモーメントと、与えら れるサイクリックピッチの相互関係を示すグラフである。
第8図は、本発明による最適化された外側空力面の正規化寸法を示すグラフであ る。
第9図は、第2図のトロイダル型胴体の翼状体断面の座標を示す。
第10A図〜第10D図は、第2図のUAVおよび第3図に示したUAVの空力 特性の比較グラフである。
好適な実施例の詳細な説明 さて、いくつかの図を通じて同一要素には同一参照番号を付して示した図面を参 照すると、第1図および第2図には本発明による無人空中飛行体(UAV)10 の一実施例が示されている。UAVIOは、以下に詳述するように、並進飛行中 の機首上げピッチングモーメントを最小限に抑えるべく最適化された空力形状を 有するトロイダル型胴体すなわちシュラウド20と、ローター機構40と、動力 機構60と、飛行用/飛行任務用機器70からなる。参照番号12は、UAVI Oの胴体軸を表わす。
ローター機構40は、ローターハウジング42と、胴体軸12に対して同軸関係 に配置された一対の多翼反転ローター44および46を含む。実質的に、ロータ ー44および46はトロイダル型胴体20により「包囲され」でいる。ローター 機構40の複雑性と重量を軽減するために、ローター44および46は、硬式( rigid)ローター(関節式ローターではなく)であることが好ましい。ロー ター機構40は、さらに、ローターハウジング42内に配置された第1および第 2の従来の斜板サブアセンブリ48および5oと、従来の歯車列52および54 と、電子制御サーボサブシステム56とを含んでいる。
斜板サブアセンブリ48および59には、たとえば、米国特許第3.409,2 49号および第2,957,527号に記載されたタイプのものを用いることが できるが、これらは、サイクリックピッチ入力および/またはコレクティブピッ チ入力を各反転ローター44および46に選択的に機械的に連結するものである 。電子制御サーボサブシステム56には、たとえば、ここに参照として取り上げ る1989年12月21日出願の「同軸回転翼航空機のためのサーボ制御システ ム」と題する、同一所有者による同時係属中の米国特許出願節07/454,4 88号に記載されたタイプのものを用いることができるが、これは、UAVIO の飛行コンピューターからの入力を斜板サブアセンブリ48および50に連結す ることにより、斜板サブアセンブリ48および50の機能を制御するものである 。従来の歯車列52および54は、以下に説明する動力機構60により駆動され 、各反転ローター44および46に回転運動を与える。
動力機構60は、空気取入口63を有するエンジンハウジング62と、エンジン 64と、駆動列サブアセンブリ66と、1つ以上の燃料タンク68とを含む。エ ンジンハウジング62は、トロイダル型胴体20の構成部分であるが、第1図に 示すように、トロイダル型胴体20の0’ /360″の方位位置(後尾位置) に配置されている。エンジン64はエンジンハウジング62内に搭載されている 。
エンジン64を後尾位置に配置したのは、以下にさらに詳述するように、トロイ ダル型胴体20の前方位置に配置された飛行用/飛行任務用機器70の重量との 均衡を保つためである。前方に面した空気取入口63を介して空気がエンジンハ ウジング62に入り、エンジン64に燃焼に必要な酸素を供給する。
駆動列サブアセンブリ66は、エンジン64により発生した動力をローター機構 40の歯車列52および54に伝達する。従来の駆動列サブアセンブリ66は、 クラッチ(図示せず)と、歯車列(図示せず)と、駆動軸67とからなる。
トロイダル型胴体20には、複数個の支材22が一体に形成され、トロイダル型 胴体20の内周面からローターハウジング42まで半径方向外側に延在している 。支材22は、周知の従来方法によりローターハウジング42に固着されており 、ローター機構40をトロイダル型胴体20に対して固定的同軸関係に支持する 。すなわち、ローター機構40の回転軸が胴体軸12に一致する。支材22は、 UAVIOの総重量を抑え、且つ、UAVIOの動作要素を相互接続するための 導管を提供するために中空に形成されている。たとえば、第2図に示すように、 駆動軸67は支材22のうちの1つを通っている。さらに、電子制御サーボサブ システム56用の電気的インターフェース配線は別の支材22中を通っている。
好ましくは、トロイダル型胴体20および複数個の支材22は、最小の重量で高 強度構造を提供するために、複合材料から構成される。航空宇宙用複合構造の形 成に用いられる高引張強度を持つ各種の繊維材料や樹脂が、当業者に知られてい る。トロイダル型胴体20は、最大構造強度を提供するために閉塞トロイダル形 に形成される。トロイダル型胴体20は、部分的に中空であり、アクセス可能な 機器収容庫24が設けられている。
UAVIOの燃料タンク68は、適当な機器収容庫24内に配置されている。重 量および均衡を考慮し、燃料タンク68を、90゜および270°の方位位置( 側方位置)の相対向する機器収容庫24内に配置することが好ましい。前方に配 置された機器収容庫24は、次に記載するとおり、飛行用/飛行任務用機器70 を収容するために用いられる。
飛行任務用搭載荷重機器72は、好ましくは、180@の方位位置(前方位置) にある機器収容庫24内に配置される。一般に、飛行任務用搭載荷重は、赤外線 ・テレビジョンなどの各種の受動センサーおよび/またはレーザー・無線通信リ ンク・レーダーなどの能動装置、ならびに、これらに連結された信号処理装置か らなる。そして、前方の機器収容庫24は、このような搭載荷重機器72にとっ て最良の視界を提供する。航空電子機器74、ナビゲーシ日ン装置76、飛行コ ンピューター78、通信設備80(実時間センサーデータを中継しコマンド信号 入力を受信するための)、アンテナなどのその他の飛行用/飛行任務用機器70 は、前方位置に隣接する前方寄りの各機器収容庫24に分配されている。各機器 収容庫24に種々の飛行用/飛行任務用機器70と燃料タンク68を分配するに 際しては、動力機構60との関係において、UAVIOの重心が胴体軸12に一 致するよう、重量およびバランスを最適化する。
所望に応じ、ローター機構40をFODから守るために、第1図に部分的に示し たような入口スクリーン16を本発明のUAVIOに設けることができる。さら に、ローター機構40を守るために、出口スクリーン(図示せず)をUAVIQ に設けてもよい。
トロイダル型胴体20の空力形状は、第2図に概略的に示され、第2A図に詳細 に示されているが、内側ダクト流路26および外側空力面32を含む。内側ダク ト流路26は、弧状入口面28および円筒状流通面30からなる。外側空力面3 2は、腹面34と、側面36と、背面38からなる。
本発明のUAVIOの空力特性、特に、本発明の空力面32により得られる空力 効果のより完璧な理解の助けとして、第4A図〜第4E図、第5図、第6図を参 照する。これらの図は、第3図に示したものと同様な空力断面形状をもつ無人空 中飛行体について、空力的空気流パターンと、圧力分布(吸気圧であられした) と、ピッチングモーメントを示す。この形状は、ここに参照として取り入れた、 1990年5月18日出願の[トロイダル型シュラウド内に配置された反転ロー ターを含み、すべての必要な飛行制御を行なうことのできる無人飛行体」と題す る、同一所有者による同時係属中の米国特許出願節071526.092号に記 載され特許請求されているものと同様の形状である。
第4A図〜第4E図、第5図、第6図に関する説明における方位方向についての 言及は、UAVの重心に対するものであり、上記の説明に一致している。すなわ ち、180’の方位方向はUAVの前方位置であり、O’/360’の方位方向 はUAVの後尾位置である。なお、第4A図〜第4E図に示したトロイダル型胴 体の断面形状は、単に説明のための概略図にすぎない。そして、ここでは単一の 多翼ローターRに関して説明するが、以下に述べる空力特性および効果は、一対 の多翼反転ローター44および46を備えた本発明のUAVIOにもあてはまる ことは言うまでもない。
第4A図は、ホバリング飛行におけるUAVの空力特性を示す。
すなわち、UAVは、地面に対して予め定められた距離だけ上方に静止している 。UAVにおいてホバリング飛行を実行するためには、ローターRにコレクティ ブピッチのみを与える。すなわち、すべてのブレードのピッチ角は、個々のブレ ードの方位方向にかかわらず、同一である。ローターRの回転により、ローター ブレードによる空気流が起こり、これにより、図示のような、ブレードの翼長を 横切る圧力分布PDRが生じる。コレクティブピッチの印加により、各ローター ブレードは、その方位方向にかかわらず等しい圧力分布PDRのみを持ち、ロー ターを横切る圧力分布は、重心に対して対称である。
ローターRによる空気流により、空気は、トロイダル型胴体Fの腹面とダクト入 口面を越えて吸引され、ローターRのRPM (エンジン出力設定)と、入口面 の弧状形と、ダクト流通面の直径により、一定の高速度でダクト流通面を通過し て流れる。第3A図に示すように、この空気流の結果として、トロイダル型胴体 Fの腹面および入口面上に、すべての方位方向について同一の圧力分布PDFが 得られる。すなわち、トロイダル型胴体の圧力分布PDFは、胴体軸に関して対 称である。
ローターおよび胴体の圧力分布PDRおよびPDFにより、それぞれ、ローター Rおよびトロイダル型胴体Fに揚力が生じる。この揚力により、UAVは、地上 面に対して固定空間点に且つ予め定められた距離だけ上方において、ホバリング 状態に保たれる。第4A図から明らかなように、ホバリング飛行においてUAV のローターRおよびトロイダル型胴体Fにより生じる揚力は加算される。また、 ローターRにコレクティブピッチのみを加えた場合には、上述したようにロータ ーおよび胴体の空気圧分布PDRおよびPDFが対称であることから、UAVに 不均衡なピッチングモーメントが作用することはない。
ホバリング飛行においてUAVにサイクリックピッチを加えることによる空力効 果は、第4B図、第5図、第6図に示されている。
すなわち、UAVのローターは、同時に、コレクティブピッチおよびサイクリッ クピッチを与えられる。この飛行モードにおいて、個々のローターブレードのピ ッチ角は、ブレードの方位方向および与えられるサイクリックピッチ(前方、側 方、後尾、またはこれらの組み合わせ)に応じて異なる。コレクティブピッチお よびサイクリックピッチ双方の影響下でローターRが回転することにより発生す るローターブレードによる空気流は、与えられる周期的入力の方向に応じた非対 称的な圧力分布をローターに生せしめる。たとえば、前進方向の周期的入力が与 えられると、第4B図に示すような非対称的圧力分布がローターに生じる。ここ で、PDRFWDは、180°の方位方向におけるローターブレードの圧力分布 をあられし、PDRAFTは、O’/360’の方位方向におけるローターブレ ードの圧力分布を示す。
第4B図かられかるように、生じる圧力分布の大きさは、与えられる周期的入力 の方向と反対の方位方向に沿って最大、与えられる周期的入力の方向と同じ方位 方向に沿って最小である。すなわち、PDRAFTはPDRFWDよりも大きい 。したがって、サイクリックピッチにより、重心に対して非対称的な圧力分布が ローターに生じ、その結果、与えられる周期的入力の方向における純ピッチング モーメントMRがローターに発生する。第4B図および前段落において説明した 例に関して、ローターの純ピッチングモーメントMRは、前進方向において反時 計回りのモーメントである(180’の方位方向)。
上述した例のローターRによる空気流は、トロイダル型胴体Fの腹面および弧状 入口面を越える空気流を起こし、これにより、第5図に示すような非対称的空気 流速度分布が生じる。この非対称的空気流速度分布により、トロイダル型胴体に は、第4B図に示す非対称的圧力分布が生じる。ここで、PDFFWDは、18 0°の方位方向における、トロイダル型胴体の腹面および弧状入口面を横切る圧 力分布をあられす。PDFAFTは、O’ /360°の方位方向における、ト ロイダル型胴体の腹面および弧状入口面を横切る圧力分布をあられす。
したがって、サイクリックピッチにより、重心に対して非対称的な圧力分布がト ロイダル型胴体に生じ、その結果、与えられる周期的人力の方向(第4B図の反 時計回り)における純ピッチングモーメントMFがトロイダル型胴体に発生する 。すなわち、PDFAFTはPDFFWDよりも大きい。与えられる周期的入力 の方向を変えることにより、任意の方位方向におけるトロイダル型胴体の腹面お よび弧状入口面を越える空気流速度を最大または最小とすることができる。
ローターRおよびトロイダル型胴体Fにより生じる非対称的圧力分布により、ロ ーターRおよびトロイダル型胴体Fに揚力が生じる。
これらの揚力は加算される。しかしながら、この飛行モードにおいては、ロータ ーおよびトロイダル型胴体の純ピッチングモーメントMRおよびMFが存在して 共同作用しくこれらモーメントは加算される) 、UAVに作用するシステムモ ーメントMSを生じる。
第6図に、ローターおよびトロイダル型胴体の純ピッチングモーメントMRおよ びMFのシステムモーメントMSに対する相対的貢献度を示す。第6図を参照す ると、システムモーメントMSのがなりの部分は、トロイダル型胴体の純ピッチ ングモーメントMFによるものであることがわかる(約90%)。さらに、第6 図は、サイクリックピンチの比較的小さな変化により、トロイダル型胴体の純ピ ッチングモーメントMFはがなり大きく変化するのに比べ、ローターの純ピッチ ングモーメントMRの変化はごくわずかであるという特徴をグラフ上で示してい る。この特徴の意味は、サイクリックピッチを利用して並進飛行におけるUAV の機首上げピッチングの不安定性を改善することを考慮する際に重要である。
第4C図〜第4E図は、並進運動においてUAVに作用する空力効果を示す。す なわち、UAVが地上面に対して並進運動を行なっている間、UAVのローター には、コレクティブピッチおよびサイクリックピッチが同時に与えられる。ここ で、与えられる周期的入力は、前進方向の並進運動、つまり、180”の方位方 向すなわち第4C図の左向きの速度ベクトルを生じるものとする。この飛行モー ドにおいて、個々のローターブレードのピッチ角は、ブレードの方位方向および 与えられる周期的入力の方向(前方、側方、後尾、それらの組み合わせ)に応じ て異なる。第4E図に示すように、コレクティブピッチおよびサイクリックピッ チ双方の影響下でローターRが回転することにより発生するローターブレードに よる空気流は、与えられる周期的入力の方向に応じた非対称的な圧力分布をロー ターに生じさせる。第4E図かられかるように、生じる圧力分布の大きさは、与 えられる周期的入力の方向と反対の方位方向(0″/360”)において最大、 与えられる周期的入力の方向と同一の方位方向(180°)において最小である 。すなわち、PDRAFTはPDRFWDよりも大きい。したがって、サイクリ ックピッチにより、重心に対して非対称的なローター圧力分布が生じ、その結果 、与えられる周期的入力の方向における純ピッチングモーメントMRがローター に発生する。第4E図に関して、ローターの純ピッチングモーメントMRは、前 進方向において反時計回りのモーメントである(180’の方位方向)。
ローターRを介する空気流により、トロイダル型胴体Fの腹面および弧状入口面 を越える空気流が発生する。しがしながら、UAVが並進飛行中の場合に、18 0’およびO’ /360’の方位方向において生じる腹面と弧状入口面を越え る空気流の速度(それぞれV’ INFWDおよびV’ INAFT)は、UA V(7)並進運動がら生じるフリースドリーム速度■0により影響を受ける。フ リースドリーム速度VOは、180°の方位方向における腹面および弧状入口面 を越える空気流(ローターRの動作による)の速度VINFWDに対しては加算 され、θ°/360’の方位方向における腹面および弧状入口面を越える空気流 (ローターRの動作による)の速度VINAFTi:対しテハ減算される。18 o6およびO’ /360°の方位方向において腹面および弧状入口面を越える 空気流の速度差は、それぞれ、第4D図に示す圧力分布PDFFWDおよびPD FAFTを生じる。
PDFFWDはPDFAFTよりも大きいため、上述したトロイダル型胴体の腹 面および弧状入口面を越える空気流により発生する圧力分布の結果として、第4 E図に示すように、トロイダル型胴体の純ピッチングモーメントMP(時計回り )が重心のまわりに生じる。トロイダル型胴体の純ピッチングモーメントMFは 、ローターの純ピッチングモーメントMRよりも大きい。したがって、システム モーメントMSは、トロイダル型胴体の純ピッチングモーメントMFと回転方向 が同じであり、コレクティブピッチおよびサイクリックピッチの双方を与えられ ている前進並進飛行中のUAVには、機首上げピッチングモーメントMS (第 4E図における時計回り)が生じる。
コレクティブピッチおよびサイクリックピッチを与えられている前進並進飛行中 のUAVに生じる機首上げピッチングモーメントMSを相殺するために空力的補 助構造を用いることに代わる提案が、1990年5月18日出願の「トロイダル 型シュラウド内に配置された反転ローターを含み、すべての必要な飛行制御を行 なうことのできる無人飛行体」と題する、同一所有者による同時係属中の米国特 許出願第071526.092号に開示されている。この提案は、悪影響を受け ているUAVにサイクリックピッチを与えて、トロイダル型胴体の純ピッチング モーメントMFをローターの純ピッチングモーメントMRにより効果的に打ち消 すようにしたものである。
この解決法は、上述したように、サイクリックピッチの比較的小さな変化により 、トロイダル型胴体の純ピッチングモーメントMFがかなり大きく変化するのに 比べ、ローターの純ピッチングモーメントMRの変化はごくわずかであるという 特徴に基づくものである。
すなわち、周期的人力を漸増的に変化させた場合、ローターの純ピッチングモー メントMRの変化率は、トロイダル型胴体の純ピッチングモーメントMFの変化 率に比べて極めて少ない。
上記の特許出願に開示されているように、前進並進飛行中にUAVに作用するシ ステムピッチングモーメントMSは、機首上げピッチングモーメントであるトロ イダル型胴体の純ピッチングモーメン)MFから、一般に機首下げピッチングモ ーメントであるローターの純ピッチングモーメントMRを引いたものである。数 学的には、これは次のように表される。
MS −MF −MR 前進並進飛行中には次式が成立する。
MF−MF F −MCS ここで、MFFは、前進並進飛行中に通常生じるトロイダル型胴体のピッチング モーメントであり、MCSは、ローター機構に対するサイクリックピッチの変化 に応じて生じるトロイダル型胴体のピッチングモーメントである。したがって、 前進並進飛行中のUAVに対するシステムモーメントMSは次のように表される 。
MS−(MFF−MC3)−MR この等式は第7図にグラフとして示されている。第7図の曲線は、前進並進速度 70ノツト、迎え角−5°、推力300ボンドを発生するローター機構の場合の 、第3図の形状を有するUAVの風洞試験に基づいている。第7図かられかるよ うに、Mcsを増加させるようにサイクリックピッチを与えると、その結果、純 機首上げピッチングモーメント(MF F −MCS)は約−1ピのサイクリッ クピッチにおける機首下げピッチングモーメントMRにより相殺される。したが って、約−11のサイクリックピッチを与えると、UAVは前進並進飛行につい てトリム調整される。
上記出願に開示された解決法によれば、前進並進飛行中のUAVにおいて、胴体 により生じる機首上げピッチングモーメントを相殺することができるけれども、 本発明者らは、サイクリックピッチをこのように与えることは性能上の不利益を もたらすことになると判断した。すなわち、胴体により生じる機首上げピッチン グモーメントを補償するためにサイクリックピッチを利用すると、前進並進飛行 におけるUAVの出力要求が不必要に増大する。すでに説明したように周期的変 化を実施すると、その結果、揚力損失が生じ、ローター機構に対する出力を増加 させることによりこれを補償しなければならなくなる。すなわち、ローター機構 の動作により生じる揚力を増大させなければならない。
本発明者らは、第3図に示す従来のUAVのトロイダル型胴体の空力形状は、前 進並進飛行中のトロイダル型胴体の空力面上に生じる揚力を利用するために最適 化されたものではなかったと判断した。
このような従来のUAVは、並進中のダクトローター機構の弧状入口面上に発生 する不可避的な機首上げピッチングモーメントを相殺するために、空力的補助構 造とサイクリックピッチの変化に頼っていた。
すでに簡単に説明したとおり、本発明のUAVIOは、第2A図、第8図、第9 図に示すように、内側ダクト流路26および外側空力面32を含む、空力的に構 成されたトロイダル型胴体20を有している。本発明の外側空力面32は、内側 ダクト流路26により提供される機能的性能すなわち優れたホバリング性能を保 持するために最適化されたものである。第2A図に示すように、内側ダクト流路 26は、弧状入口面28および円筒状流通面30からなる。
弧状入口面28は、外側空力面32の腹面34と円筒状流通面30の間のスムー ズな移行を提供し、内側ダクト流路26への高速の空気流を促進するように、あ らかじめ定められた曲率半径(r)(第8図参照)に形成される。弧状入口面2 8を越える空気流は、トロイダル型胴体20により発生される総揚力に寄与する 圧力分布を生み出す。このあらかじめ定められた曲率半径の値は、弧状入口面2 8の半径(r)と反転ローター44および46の直径との比率を性能係数値に対 比した評価に基いて選択される。ここで、性能係数値とは、UAVにおける揚力 を得るために必要な理論的出力に対する、実際に必要な出力の割合を示すもので ある。より詳しくは、1990年5月18日出願の「トロイダル型シュラウド内 に配置された反転ローターを含み、すべての必要な飛行制御を行なうことのでき る無人飛行体」と題する、同一所有者による同時係属中の米国特許出願節071 526,092号を参照されたい。基本的に、r/D比が0.04以上の場合に 、許容可能な性能係数が得られる。
円筒状流通面30の長さくL)の値の選択についても、上記の特許出願中により 詳細に述べられている。円筒状流通面30の長さくL)が増加すればするほど( 第8図参照)、空気流がローター機構40を通過する際およびトロイダル型胴体 20を越える際にそれぞれ生じる圧力分布によってほぼ等しい割合で総揚力が与 えられる可能性が高くなる。ローター機構40とトロイダル型胴体20がほぼ等 しい揚力を生じるようにすれば、ローター44および46の直径をより小さくで き、したがってUAVIOの大きさおよび重量を減少させることができる。
外側空力面32は、本発明のUAVIOのトリム調整並進飛行に必要な負の迎え 角において大きな揚力を発生する圧力分布が得られるよう、さらに最適化される 。翼板による揚力は、前方側の弧状入口面28上に吸引力を発生させ、UAVI Oに不都合な機首上げピッチングモーメントを生じさせる。トロイダル型胴体2 0の外側空力面32により生じる揚力が大きくなれば、ローター機構40に要求 される揚力が少なくて済み、これにより、不本意なピッチングモーメントが減少 する。ローター揚力に対する要求度を減少させ、すさせることにより、出力の低 減が達成される。
第2A図、第8図、第9図を参照すると、本発明による、トロイダル型胴体20 の最適化された外側空力面32が示されている。外側空力面32は、腹面34と 、側面36と、背面38とを含む。これらの面は、空力面32の形状の説明の便 宜上、任意に定めたものであり、限定の意図はない。
本発明の外側空力面32は、前縁35 (Y/C−0,0、X/C−0,0)お よび後縁29 (X/C−1,0、Y/C−0,02375における円筒状流通 面30の下端)とを含む。第9図に示すように、トロイダル型胴体の翼状体の翼 弦C(すなわち深さ)は、前縁35および後縁29の平面とのあいだの直交距離 である。空力面32は高度に反っている(翼状体の反りについての既知の定義を 用いて)。背面38は逆反り形状を有し、前縁35および後縁29の間を閉じて いる。腹面34および側面36は両方とも、円筒状流通面30の後縁29に対し てわずかに凸状をなしている。第9図に示すように、前縁35に隣接する背面3 8の部分は、正規化半径0゜175R(Rはローター44および46の直径)に より定められる弧状面すなわち下垂部38′を形成している。下垂部38′の下 垂部および背面38の逆反り度は、適当な許容範囲内で変化させることができる 。たとえば、表1に、X/CおよびY/C座標であられした背面38の許容範囲 を示す。
表■ X/CY/C+/−0,010 o、oooooo o、ooooo。
0.002555 −0.0519500.034532 −0.098670 0.090428 −0.1320800.160558 −0.146410 0.232822 −0.1391700.358652 −0.106940 0.484917 −0.0755400.611730 −0.045310 0.739342 −0.16860 0.868303 0.008340 1.000000 0.023750 本発明によるトロイダル型胴体20の好ましい翼状体形状を表■■に示す(第9 図に関して)。
1.00000 0.06364 1.00000 0.93031 0.99696 0.96503 0.98794 0.99870 0.97321 1.03029 0.95322 1.05885 0.92858 1.08350 0.90002 1.10350 0.86843 1.11823 0、 83477 1. 12726 0、 80004 1. 13031 0.73153 1,12345 0.66537 1,10444 0.60275 1.0?577 0.54410 1.03963 0.48942 0.99772 0.43850 0.95130 0.39108 0.90130 0.34692 0.84840 0.30579 0.79310 0.26749 0.73581 0、 23186 0. 67682 0.19875 0.61638 0.16806 0.55467 0.13971 0.49186 0.11360 0.42807 0、 08971 0. 36343 0.06799 0.29802 0.04841 0.23192 0.03099 0.16526 0.01573 0.09806 0.00266 0.03039 o、ooooo o、oooo。
0.00266 −0.03039 0.01055 −0.05985 0.02345 −0.08750 0.04094 −0.11249 0.06251 −0.13406 0.08750 −0.15155 0.11515 −0.16445 0.14461 −0.17234 0.17500 −0.17500 0.20539 −0.17234 0.23485 −0.16445 0.29273 −0.14349 0.35069 −0.12275 0.40873 −0.10225 0.46687 −0.08203 0.52510 −0.06214 0.58351 −0.04262 0.64205 −0.02358 0.70077 −0.00512 0.75972 0.01259 0.81897 0.02928 0.87862 0.04446 0、 93887 0. 05706 1.00000 0.06.364 第10A図〜第10D図には、本発明のUAVIOの種々の空力特性(このよう な特性は、外側空力面32の最適化形状に直接的に起因するものと考えられる) がしデモ・シュラウド」として、第3図に示すUAVと比較して示されている。
比較のため、第3図のUAVの非最適化空力面(半円筒形状)の特性を、第2A 図の本発明の最適化空力面32のものとともに示す。第10A図および第10B 図からそれぞれわかるように、本発明のUAVIOは、第3図のtJAVに比べ て機首上げピッチモーメントが小さく、また、より大きい揚力を発生する。
上記の説明に鑑みて本発明をさまざまに修正し変形することができる。したがっ て、添付の請求範囲の趣旨を逸脱することなく、本発明を上記の具体的説明とは 別の態様で実施できることはいうまでもない。
後尾 機首 後尾 比辿 冒巴弄;弄≠匪酊 速麿 ノット 應l広 旦α■川 速麿 ノット 国際調査報告

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.無人空中飛行体において、 同軸の胴体軸を有するトロイダル型胴体と、コレクティブピッチおよびサイクリ ックピッチを与えて上記無人空中飛行体の飛行動作を制御し、上記胴体軸と同軸 の回転軸を有する一対の多翼反転ローターを含むローター機構手段とを有し、上 記トロイダル型胴体の空力形状を最適化することにより、高いホバリング性能を 提供し、大きな揚力が得られる圧力分布を発生し、上記ローター機構手段に要求 される揚力を減少させて上記ローター機構手段の揚力に起因する不本意な機首上 げピッチングモーメントを抑え、トリム調整前進並進飛行のためにサイクリック ピッチを重畳する必要度を減少するように構成したことを特徴とする無人空中飛 行体。
  2. 2.上記トロイダル型胴体の上記空力形状は、高度に反った翼状体形状であるこ とを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の無人空中飛行体。
JP50429493A 1991-08-13 1992-07-14 無人空中飛行体のシュラウド構造 Expired - Fee Related JP3343252B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US744,560 1991-08-13
US07/744,560 US5150857A (en) 1991-08-13 1991-08-13 Shroud geometry for unmanned aerial vehicles
PCT/US1992/005898 WO1993003961A1 (en) 1991-08-13 1992-07-14 Shroud geometry for unmanned aerial vehicles

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06509770A true JPH06509770A (ja) 1994-11-02
JP3343252B2 JP3343252B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=24993159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50429493A Expired - Fee Related JP3343252B2 (ja) 1991-08-13 1992-07-14 無人空中飛行体のシュラウド構造

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5150857A (ja)
EP (1) EP0597913B1 (ja)
JP (1) JP3343252B2 (ja)
AU (1) AU654386B2 (ja)
CA (1) CA2114121C (ja)
DE (1) DE69211557T2 (ja)
IL (1) IL102653A (ja)
WO (1) WO1993003961A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07508244A (ja) * 1992-06-22 1995-09-14 ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイション ダクト付同軸二重反転ロータを有する無人航空機
JP2010023825A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Honeywell Internatl Inc ダクテッドファンuavの機器の冷却システムおよび冷却方法
JP2011521833A (ja) * 2008-05-30 2011-07-28 ジロ インダストリーズ リミテッド 対の二重反転垂直軸プロペラを備えるフライングマシン

Families Citing this family (78)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5277380A (en) * 1992-06-22 1994-01-11 United Technologies Corporation Toroidal fuselage structure for unmanned aerial vehicles having ducted, coaxial, counter-rotating rotors
US5419513A (en) * 1993-05-11 1995-05-30 United Technologies Corporation Ancillary aerodynamic structures for an unmanned aerial vehicle having ducted, coaxial counter-rotating rotors
US5421538A (en) * 1993-09-29 1995-06-06 Vassa (Suratano Thienphropa); John VTOL aircraft
US5575438A (en) * 1994-05-09 1996-11-19 United Technologies Corporation Unmanned VTOL ground surveillance vehicle
US5620153A (en) * 1995-03-20 1997-04-15 Ginsberg; Harold M. Light aircraft with inflatable parachute wing propelled by a ducted propeller
US5676334A (en) * 1995-12-21 1997-10-14 Sikorsky Aircraft Corporation Cyclic minimizer through alignment of the center of gravity and direction of flight vectors
US5746390A (en) * 1996-03-20 1998-05-05 Fran Rich Chi Associates, Inc. Air-land vehicle with ducted fan vanes providing improved performance
US6059226A (en) 1998-04-29 2000-05-09 Sikorsky Aircraft Corporation Navigation of helicopter with limited polar groundspeed commands
US6092007A (en) * 1998-04-29 2000-07-18 Sikorsky Aircraft Corporation Aircraft course correction for wind and fuzzy logic course intercept profile based upon accuracy and efficiency
DE19847729C2 (de) * 1998-10-16 2001-07-19 Georg Triebel Transportfahrzeug, insbesondere Luftkissenfahrzeug und Verfahren zur Steuerung eines Luftkissenfahrzeuges
US6170778B1 (en) 1999-04-22 2001-01-09 Sikorsky Aircraft Corporation Method of reducing a nose-up pitching moment on a ducted unmanned aerial vehicle
US6270038B1 (en) 1999-04-22 2001-08-07 Sikorsky Aircraft Corporation Unmanned aerial vehicle with counter-rotating ducted rotors and shrouded pusher-prop
US6848649B2 (en) 2000-10-03 2005-02-01 Charles Gilpin Churchman V/STOL biplane aircraft
WO2003004353A2 (en) * 2001-07-06 2003-01-16 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Vertical takeoff and landing aerial vehicle
ITTO20020667A1 (it) * 2002-07-26 2004-01-26 Fiat Ricerche Microvelivolo vtol
WO2004101357A2 (en) 2002-08-30 2004-11-25 Qaxu Technology Inc. Homeostatic flying hovercraft
FR2856378B1 (fr) * 2003-06-18 2006-03-17 Gaudeffroy Charles Mic Guilhot Gyroptere a securite renforcee
AT500009A1 (de) * 2003-10-03 2005-10-15 Franz Autherith Flugkörper
US20050230525A1 (en) * 2004-03-30 2005-10-20 Paterro Von F C Craft with magnetically curved space
US20060167596A1 (en) * 2005-01-24 2006-07-27 Bodin William K Depicting the flight of a formation of UAVs
US7658346B2 (en) * 2005-02-25 2010-02-09 Honeywell International Inc. Double ducted hovering air-vehicle
US7516689B2 (en) * 2005-05-26 2009-04-14 Lockheed Martin Corporation Optimized weapons release management system
US7600976B2 (en) * 2005-05-31 2009-10-13 Sikorsky Aircraft Corporation Rotor blade twist distribution for a high speed rotary-wing aircraft
US7712701B1 (en) 2006-02-10 2010-05-11 Lockheed Martin Corporation Unmanned aerial vehicle with electrically powered, counterrotating ducted rotors
US8087315B2 (en) * 2006-10-10 2012-01-03 Honeywell International Inc. Methods and systems for attaching and detaching a payload device to and from, respectively, a gimbal system without requiring use of a mechanical tool
US7681832B2 (en) 2007-05-02 2010-03-23 Honeywell International Inc. Ducted fan air vehicle with deployable wings
US8251307B2 (en) * 2007-06-11 2012-08-28 Honeywell International Inc. Airborne manipulator system
US8256704B2 (en) * 2007-08-14 2012-09-04 Lapcad Engineering, Inc. Vertical/short take-off and landing aircraft
FR2923456B1 (fr) * 2007-11-08 2009-12-18 Eurocopter France Aeronef muni d'un rotor carene silencieux
US8109711B2 (en) * 2008-07-18 2012-02-07 Honeywell International Inc. Tethered autonomous air vehicle with wind turbines
US8387911B2 (en) * 2008-07-25 2013-03-05 Honeywell International Inc. Ducted fan core for use with an unmanned aerial vehicle
US8070103B2 (en) * 2008-07-31 2011-12-06 Honeywell International Inc. Fuel line air trap for an unmanned aerial vehicle
US8240597B2 (en) 2008-08-06 2012-08-14 Honeywell International Inc. UAV ducted fan lip shaping
US8123169B2 (en) * 2008-11-12 2012-02-28 Honeywell International Inc. Vertical non-bladdered fuel tank for a ducted fan vehicle
US8225822B2 (en) * 2008-11-14 2012-07-24 Honeywell International Inc. Electric fueling system for a vehicle that requires a metered amount of fuel
US20110001017A1 (en) * 2008-12-08 2011-01-06 Honeywell International Inc. Uav ducted fan swept and lean stator design
US8328130B2 (en) * 2008-12-08 2012-12-11 Honeywell International Inc. Vertical take off and landing unmanned aerial vehicle airframe structure
US8375837B2 (en) * 2009-01-19 2013-02-19 Honeywell International Inc. Catch and snare system for an unmanned aerial vehicle
US8348190B2 (en) 2009-01-26 2013-01-08 Honeywell International Inc. Ducted fan UAV control alternatives
US8205820B2 (en) * 2009-02-03 2012-06-26 Honeywell International Inc. Transforming unmanned aerial-to-ground vehicle
US20100215212A1 (en) * 2009-02-26 2010-08-26 Honeywell International Inc. System and Method for the Inspection of Structures
US20100228406A1 (en) * 2009-03-03 2010-09-09 Honeywell International Inc. UAV Flight Control Method And System
US20110180667A1 (en) * 2009-03-10 2011-07-28 Honeywell International Inc. Tether energy supply system
US8821123B2 (en) * 2010-03-08 2014-09-02 The Penn State Research Foundation Double-ducted fan
US10112694B2 (en) 2010-07-23 2018-10-30 Gaofei Yan Self-righting aeronautical vehicle and method of use
US9004393B2 (en) 2010-10-24 2015-04-14 University Of Kansas Supersonic hovering air vehicle
US9004973B2 (en) 2012-10-05 2015-04-14 Qfo Labs, Inc. Remote-control flying copter and method
EP2738091B1 (en) * 2012-11-30 2015-07-22 AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH Vertical take-off and landing (VTOL) aerial vehicle and method of operating such a VTOL aerial vehicle
SG2013004940A (en) * 2013-01-21 2014-08-28 Singapore Tech Aerospace Ltd Method for improving crosswind stability of a propeller duct and a corresponding apparatus, system and computer readable medium
FR3009711A1 (fr) 2013-08-14 2015-02-20 Workfly Enveloppe de securite pour aeronef a voilure tournantes contrarotatives axiales
US10107196B2 (en) 2014-08-08 2018-10-23 Thomas International, Inc. Adjustable size inlet system
USD756842S1 (en) 2014-08-21 2016-05-24 Javad Gnss, Inc. Unmanned aerial drone
CN104743109B (zh) * 2015-04-17 2018-03-27 珠海磐磊智能科技有限公司 动力系统及飞行器
AU2016267963B2 (en) 2015-05-25 2020-08-13 Dotterel Technologies Limited A shroud for an aircraft
US9815552B1 (en) 2015-09-21 2017-11-14 Amazon Technologies, Inc. Unmanned aerial vehicle with center mounted fuselage and closed wing
ITUB20153894A1 (it) * 2015-09-25 2017-03-25 Skybox Eng S R L Struttura di drone ad elevata efficienza aerodinamica
US10258888B2 (en) 2015-11-23 2019-04-16 Qfo Labs, Inc. Method and system for integrated real and virtual game play for multiple remotely-controlled aircraft
USD834996S1 (en) * 2016-02-26 2018-12-04 Powervision Robot Inc. Unmanned aerial vehicle
USD817252S1 (en) * 2016-04-19 2018-05-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Drone
USD815580S1 (en) * 2016-04-19 2018-04-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Drone
USD817251S1 (en) * 2016-04-19 2018-05-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Drone
USD796414S1 (en) * 2016-05-13 2017-09-05 Bell Helicopter Textron Inc. Sinusoidal circular wing and spokes for a closed wing aircraft
US10556680B2 (en) 2016-05-13 2020-02-11 Bell Helicopter Textron Inc. Distributed propulsion system
USD798794S1 (en) * 2016-05-13 2017-10-03 Bell Helicopter Textron Inc. Closed wing aircraft
USD798795S1 (en) * 2016-05-13 2017-10-03 Bell Helicopter Textron Inc. Ring wing and spokes for a closed wing aircraft
USD830228S1 (en) * 2016-07-21 2018-10-09 Adrian A. Grassi Unmanned aerial vehicle
WO2018027315A1 (en) 2016-08-08 2018-02-15 Cleo Robotics Inc. An unmanned aerial vehicle and a system for controlling an unmanned aerial vehicle
EP3354559B1 (en) 2017-01-26 2019-04-03 AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH A thrust producing unit with at least two rotor assemblies and a shrouding
EP3366586B1 (en) 2017-02-27 2020-08-19 AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH A thrust producing unit with at least two rotor assemblies and a shrouding
CN110997486A (zh) 2017-07-24 2020-04-10 多特瑞尔技术有限公司 护罩
US10423831B2 (en) 2017-09-15 2019-09-24 Honeywell International Inc. Unmanned aerial vehicle based expansion joint failure detection system
USD830897S1 (en) * 2017-09-19 2018-10-16 Hyunhwan CHOI Unmanned aerial vehicle
US11712637B1 (en) 2018-03-23 2023-08-01 Steven M. Hoffberg Steerable disk or ball
WO2019221613A1 (en) 2018-05-16 2019-11-21 Dotterel Technologies Limited Systems and methods for audio capture
EP3953252A1 (fr) * 2019-04-09 2022-02-16 Conseil et Technique Voilure tournante dans le domaine des aeronefs
FR3094954A1 (fr) * 2019-04-09 2020-10-16 Conseil Et Technique Voilure tournante dans le domaine des aéronefs
US11649047B2 (en) 2020-04-09 2023-05-16 Kaylee Stukas Vertical take-off or landing (VTOL) aerial device
US11827344B2 (en) * 2020-12-09 2023-11-28 Textron Innovations Inc. Low noise ducted fan

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3477168A (en) * 1967-03-20 1969-11-11 James E Trodglen Jr Internal combustion engine powered flying toys
JPS63227497A (ja) * 1986-10-06 1988-09-21 与那覇 照義 同芯反転ロータを用いた乗り物
JPH0367799A (ja) * 1989-04-19 1991-03-22 Franz Bucher 反対方向に回転する一対のロータを有する飛行機
JPH04231290A (ja) * 1990-05-18 1992-08-20 United Technol Corp <Utc> トロイダル型胴体内に位置する反転ロータを含みすべての飛行制御を行う無人航空機

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2935275A (en) * 1955-10-20 1960-05-03 Leonard W Grayson Disc shaped aircraft
US3002709A (en) * 1955-12-19 1961-10-03 C L Cochran And Associates Aircraft adapted for vertical ascent and descent
US3103327A (en) * 1956-04-12 1963-09-10 Charles B Bolton Helicopter control system
FR1186372A (fr) * 1957-10-08 1959-08-21 R L Cie De Rech S Et D Etudes Perfectionnements aux engins de navigation aérienne
US2966318A (en) * 1959-05-12 1960-12-27 Chodan Ivan Variable pitch means for vertically rising plane
FR75976E (fr) * 1959-07-01 1961-09-01 R L Cie De Rech S Et D Etudes Perfectionnements aux engins de navigation aérienne
US3395876A (en) * 1966-05-05 1968-08-06 Jacob B. Green Aircraft with housed counter rotating propellors
GB1523714A (en) * 1971-12-13 1978-09-06 Westland Aircraft Ltd Helicopters
DE2718178A1 (de) * 1977-04-23 1978-11-02 Mueller Mahn Werner Mantelfluegel-senkrechtstarter
US4196877A (en) * 1977-06-15 1980-04-08 Mutrux Jean L Aircraft
US5035377A (en) * 1985-02-28 1991-07-30 Technolizenz Establishment Free standing or aircraft lift generator

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3477168A (en) * 1967-03-20 1969-11-11 James E Trodglen Jr Internal combustion engine powered flying toys
JPS63227497A (ja) * 1986-10-06 1988-09-21 与那覇 照義 同芯反転ロータを用いた乗り物
JPH0367799A (ja) * 1989-04-19 1991-03-22 Franz Bucher 反対方向に回転する一対のロータを有する飛行機
JPH04231290A (ja) * 1990-05-18 1992-08-20 United Technol Corp <Utc> トロイダル型胴体内に位置する反転ロータを含みすべての飛行制御を行う無人航空機
JP2911643B2 (ja) * 1990-05-18 1999-06-23 ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイション トロイダル型胴体内に位置する反転ロータを含みすべての飛行制御を行う無人航空機

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07508244A (ja) * 1992-06-22 1995-09-14 ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイション ダクト付同軸二重反転ロータを有する無人航空機
JP2001018895A (ja) * 1992-06-22 2001-01-23 United Technol Corp <Utc> ロータブレードサブアセンブリ
JP2001026299A (ja) * 1992-06-22 2001-01-30 United Technol Corp <Utc> 無人航空機用スナッバアセンブリ
JP2001026298A (ja) * 1992-06-22 2001-01-30 United Technol Corp <Utc> 無人航空機のロータアセンブリ用同軸トランスミッション/センタハブサブアセンブリ
JP2001026297A (ja) * 1992-06-22 2001-01-30 United Technol Corp <Utc> 無人航空機用ドライブトレインアセンブリ
JP2001026296A (ja) * 1992-06-22 2001-01-30 United Technol Corp <Utc> 無人航空機用の一体型スプライン/円錐座サブアセンブリ
JP2011521833A (ja) * 2008-05-30 2011-07-28 ジロ インダストリーズ リミテッド 対の二重反転垂直軸プロペラを備えるフライングマシン
US8727266B2 (en) 2008-05-30 2014-05-20 Gilo Industries Limited Flying machine comprising twin contra-rotating vertical axis propellers
JP2010023825A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Honeywell Internatl Inc ダクテッドファンuavの機器の冷却システムおよび冷却方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69211557D1 (de) 1996-07-18
EP0597913B1 (en) 1996-06-12
US5150857A (en) 1992-09-29
AU654386B2 (en) 1994-11-03
JP3343252B2 (ja) 2002-11-11
EP0597913A1 (en) 1994-05-25
CA2114121A1 (en) 1993-03-04
IL102653A0 (en) 1993-02-21
AU2348292A (en) 1993-03-16
DE69211557T2 (de) 1997-02-06
IL102653A (en) 1998-12-27
WO1993003961A1 (en) 1993-03-04
CA2114121C (en) 2003-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06509770A (ja) 無人空中飛行体のシュラウド構造
US5419513A (en) Ancillary aerodynamic structures for an unmanned aerial vehicle having ducted, coaxial counter-rotating rotors
US10370100B2 (en) Aerodynamically actuated thrust vectoring devices
US9862486B2 (en) Vertical takeoff and landing aircraft
US5152478A (en) Unmanned flight vehicle including counter rotating rotors positioned within a toroidal shroud and operable to provide all required vehicle flight controls
US8561937B2 (en) Unmanned aerial vehicle
JP2002542116A (ja) 反転ダクトロータとシュラウド付き推進プロペラを有する無人航空機
JP2002542115A (ja) ダクトロータ型無人航空機の機首上げピッチングモーメントを低減する方法
US20160368601A1 (en) Ducted oblique-rotor vtol vehicle
WO2010036419A2 (en) Vtol aerial vehicle
CN112955378A (zh) 立式垂直起降飞行器
US5405104A (en) Stopped rotor aircraft utilizing a flipped airfoil X-wing
US20210403161A1 (en) Aeronautical Apparatus
CN113753229A (zh) 一种可折叠式固定翼四旋翼复合无人机及其控制方法
CN117355464A (zh) 具有牵引器倾转旋翼和推进器倾转旋翼的运载工具
CN114026023B (zh) 垂直起降式飞行器和相关控制方法
CN110065629B (zh) 一种多功能倾转涵道无人飞行器
CN110562448A (zh) 尾座式无人机
US20200393851A1 (en) Multi-rotor high performance descent method and system
JP2021529695A (ja) テールシッター
US20240002076A1 (en) Ultra-quiet drone
US20230382521A1 (en) Structural features of vertical take-off and landing (vtol) aerial vehicle
Hrishikeshavan et al. High-Speed Quad-Rotor Biplane Micro Air Vehicle for Multiple-Role Missions

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees