JP2021529695A - テールシッター - Google Patents

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    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
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Abstract

本発明は、閉じた前方セクション(C)を具備する翼(4)と、機体(2)であって、翼(4)が機体(2)から延在しており、機体(2)が第1の軸線(Y)に対して平行に延在している、機体(2)と、を備えているテールシッター型航空機(1′,1′′)であって、翼(4)が、自由端を有しない閉じた翼であると共に非平坦な翼とされ、前方セクション(C)が、第1の軸線(Y)に対して直角な平面における翼(4)の突出によって定義されている、テールシッター型航空機(1′,1′′)において、翼(4)が、機体(2)から突出している第1の部分(5)と、第1の部分(5)から離隔配置されている第2の部分(6)と、第1の部分(5)の端部(8)と第2の部分(6)の端部(9)との間に挿置されている第1の接続セクション(7)及び第2の接続セクションと、を備えており、第1の部分(5)と第2の部分(6)とが、互いに対して平行とされ、第1の軸線(Y)に対して直角な第2の軸線(X)に対して平行に延在しており、第1の軸線(Y)が、利用時に、離陸姿勢/着陸姿勢において垂直に配置されており、巡航姿勢において垂直方向に対して傾斜しており、第1の接続セクション(7)と第2の接続セクションとが、第2の軸線(X)及び第1の軸線(Y)に対して直角な第3の軸線(Z)に対して平行に延在しており、閉じた前方セクション(C)を具備する翼(4)が、第1の部分(5)の第2の部分(6)に対して反対側に配置されている第3の部分(30)であって、第3の軸線(Z)に対して平行に延在している第1のセクション(31)を介して、自身の第1の端部及び第3の端部(32,8)それぞれにおいて第1の部分(5)に接続されている第3の部分(30)を備えていることを特徴とするテールシッター型航空機に関する。

Description

[関連出願の相互参照]
本発明は、欧州特許出願第18180581.3号明細書に基づく優先権を主張するものである。当該明細書の全内容が、参照により本願に組み込まれている。
本発明は、テールシッターに関する。
20世紀中盤以降、航空機産業において、中長距離路線を迅速にカバーするのに十分に高い巡航速度を有している垂直離着陸可能な航空機に対するニーズが存在することが知られている。
このようなニーズは、ヘリコプター及び転換式航空機によって部分的な解決されているが、ヘリコプター及び転換式航空機には、欠点が無い訳ではない。
ヘリコプターは、実際に約350km/hの最大速度を有している。転換式航空機は、ヘリコプター構成と航空機構成との間で、ロータを備えるナセルを回転させる必要があるので、構造上の見地から特に複雑である。
このようなニーズを満足させるために提案されたさらなる解決手段は、VTOL(垂直離着陸)航空機である。VTOL航空機は、機体を水平にした状態の離着陸構成を有しており、VTOL航空機では、エンジンは、離着陸の際に垂直方向に又は水平並進飛行の際に水平方向にスラストを方向づけることができる。
VTOL航空機の広範囲に亘る利用及び効率にも関わらず、VTOL航空機の構造上の構成は特に複雑である。このことは、航空機の離陸構成/着陸構成/飛行構成に従って、エンジンのスラストの向きを選択的に方向づけることが必要とされることに起因する。
上述のニーズを満たすために提案されたさらなる解決手段が、20世紀の40年代から50年代にかけて発展されてきた。
これら航空機は、基本的に、胴体と一組の片翼と、胴体に通常装着された1つ以上の駆動部材と、航空機を制御するための可動式表面に装着された垂直安定板とを備えている。
テールシッターの飛行プロファイルは、航空機の胴体垂直に位置決めした状態の離陸と、航空機が巡行姿勢をとるために90°回転した状態の第1の移行段階と、航空機が着陸するために胴体を垂直に位置決めするように戻った状態の第2の移行段階とを有している。
離着陸の際に、テールシッターは、一般に航空機の垂直安定板に装着されている車輪を介して、地面に載置されている。
その後に、モータの推進力が、離着陸状態においてテールシッターの重量を相殺し、飛行状態において空気の空気力学的抵抗を相殺する。
これら解決手段の試作機としては、ロッキード社のXFV−1、コンベア社のXFY−1ポゴ、及びライアン社のX13バーティジェットが挙げられる。
既知のテールシッターの解決手段は、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、及び特許文献6に開示されている。
テールシッターは、航空機の構成に実質的に類似する構成を有しているので、特に転換式航空機及びVTOL航空機の構成と比較した場合に組み立て容易となる点において、特に優位である。
さらに、ヘリコプターとは異なり、テールシッターは、最大巡航速度に関して特定の制限を有しておらず、その最大巡航速度は、従来技術に基づく航空機の巡航速度に匹敵する。
それにも関わらず、テールシッターの垂直離陸姿勢/着陸姿勢は、特にテールシッターの重量が特定の閾値を超えた場合に、片翼の形状について幾何学的制約及び動作上の制約を課している。例えば、離着陸の際における突風に対する感度を最小にするために、風に曝される片翼の表面を最小にする必要がある。
結果として、巡行姿勢におけるテールシッターの性能が、片翼の構成によって損なわれる。
このことは、テールシッターの効果的な利用を実質的に阻害している。実際に、上述の試作機の大部分は、実際に配備された航空機までには至っていない。結果として、主にVTOL航空機が支持され、テールシッターの利用は、最近50年間に亘って実質的に放棄されている。
当該産業界においては、従来の航空機の性能に匹敵する従来のトリムの性能を有しているテールシッターを製造することについてのニーズが知られている。
当該産業界においては、テールシッターの離陸姿勢/着陸姿勢を一層快適にすることについてのニーズが知られている。
最後に、テールシッターの小型化を従来のトリムの上述の改善された飛行性能と組み合わせることについてのニーズが知られている。
特許文献7は、請求項1のおいて書きに基づくテールシッターを開示している。
特許文献8は、航空機のための分散型推進システムを開示している。分散型推進システムは、フレームと分散された構成で当該フレームの内部に配置されているか又は当該フレームに取り付けられている複数の液圧式モータ又は電気モータと、液圧式モータ又は電気モータそれぞれに機能的に接続されているプロペラと、フレームの内部に配置されているか又はフレームに取り付けられており且つフレームの内部に配置されているか又はフレームに取り付けられている液圧式モータ又は電気モータそれぞれに結合されている液圧式モータ又は電気モータの電源であって、航空機が当該航空機の動作を獲得及び維持するのに十分なエネルギ密度を提供する電源と、液圧式モータ又は電気モータそれぞれに結合されている制御装置と、複数の液圧式モータ又は電気モータの動作及び速度を制御する制御装置それぞれに通信可能に結合されている1つ以上のプロセッサとを備えている。
特許文献9は、機体と、機体に取り付けられている推進システムと、推進システムと動作可能に配設されている操縦システム(flight control system)と、を含んでいる航空機であって、機体が、垂直離着陸モードと前方飛行モードとを有している、航空機を開示している。ポッド組立体は、機体がポッド組立体を中心として回転可能とされるように機体に選択的に取付可能とされ、ポッド組立体は、垂直離着陸、前方飛行、及び垂直離着陸と前方飛行との移行の際に略水平姿勢を維持する。
特許文献10は、航空機本体と、航空機翼と、姿勢制御装置と、電源デバイスとして熱機関を利用する主推進装置と、を備えているテールシッター型航空機であって、航空機翼が、左側片翼と右側片翼とを備えており、姿勢制御装置が、ロール姿勢調整装置とピッチ姿勢調整装置と操縦システムとを備えている、テールシッター型航空機を開示している。
米国特許出願公開第2017/0297699号明細書 カナダ国特許出願公開第106938701号明細書 米国特許出願公開第2017/0166305号明細書 国際公開第2016/209350号パンフレット 米国特許出願公開第2016/0311553号明細書 米国特許第5,114,096号明細書 国際公開第2016/209350号パンフレット 欧州特許出願公開第3243750号明細書 欧州特許出願公開第3263445号明細書 国際公開第2016/058502号パンフレット
本発明の目的は、単純且つ安価な方法で上述のニーズのうち少なくとも1つのニーズを満足させることができるテールシッターを提供することである。
上述の目的は、本発明が請求項1に記載のテールシッターに関連する限り、本発明によって達成される。
本発明を一層良好に理解するために、2つの好ましい実施例について、添付図面を純粋に非限定的な例示として、添付図面を参照しつつ以下に説明する。
一の実施例における例示的なテールシッターの、離陸姿勢/着陸姿勢における斜視図である。 図1に表わすテールシッターの、巡航姿勢における斜視図である。 第1の機動飛行の実行の際における、図1及び図2に表わす離陸姿勢/着陸姿勢のテールシッターの斜視図である。 第1の機動飛行の実行の際における、図1及び図2に表わす巡航姿勢のテールシッターの斜視図である。 第2の機動飛行の実行の際における、図1及び図2に表わす離陸姿勢/着陸姿勢のテールシッターの斜視図である。 第2の機動飛行の実行の際における、図1及び図2に表わす巡航姿勢のテールシッターの斜視図である。 第3の機動飛行の実行の際における、図1及び図2に表わす離陸姿勢/着陸姿勢のテールシッターの斜視図である。 第3の機動飛行の実行の際における、図1及び図2に表わす巡航姿勢のテールシッターの斜視図である。 本発明の原理を具体化した第1の実施例におけるテールシッターの、巡行姿勢における斜視図である。 本発明の原理を具体化した第1の実施例におけるテールシッターの、離陸姿勢/着陸姿勢における斜視図である。 図10に表わすテールシッターの、巡行姿勢における斜視図である。 第1の機動飛行の実行の際における、図10及び図11に表わす離陸姿勢/着陸姿勢のテールシッターの斜視図である。 第1の機動飛行の実行の際における、図10及び図11に表わす巡航姿勢のテールシッターの斜視図である。 第2の機動飛行の実行の際における、図10及び図11に表わす離陸姿勢/着陸姿勢のテールシッターの斜視図である。 第2の機動飛行の実行の際における、図10及び図11に表わす巡航姿勢のテールシッターの斜視図である。 第3の機動飛行の実行の際における、図10及び図11に表わす離陸姿勢/着陸姿勢のテールシッターの斜視図である。 第3の機動飛行の実行の際における、図10及び図11に表わす巡航姿勢のテールシッターの斜視図である。 第4の機動飛行の実行の際における、図10及び図11に表わす離陸姿勢/着陸姿勢のテールシッターの斜視図である。 第4の機動飛行の実行の際における、図10及び図11に表わす巡航姿勢のテールシッターの斜視図である。 本発明の原理を具体化した第2の実施例におけるテールシッターの斜視図である。
図1及び図2において、参照符号1は、本発明におけるテールシッターを示す。
航空機1は、機体2を備えている。
航空機1と一体的な座標系であって、
− 機体2の延在方向に対して平行とされるY軸;
− Y軸に対して垂直とされるX軸;及び
− X軸及びY軸に対して垂直とされるZ軸
の3つの軸によって形成された、航空機1の重心を原点とする座標系を特定することができる。
航空機1は、既知の態様である巡行姿勢(図2に表わす)をとることができる。この巡行姿勢では、Y軸は、垂直方向に対して傾斜している。特に一定高度において前方飛行をする場合に、Y軸は水平に配置されている。
本明細書では、“巡行姿勢(cruising position)”との表現は、航空機1が少なくとも水平飛行成分を有する速度で進行する飛行構成を示すために利用される。
航空機1の巡行姿勢において、X軸、Y軸、及びZ軸を中心とする航空機1の回転は、以下の機動飛行(manoeuvre)に関連する:
− ロール、すなわちY軸を中心とする回転(図6参照);
− ピッチ、すなわちX軸を中心とする回転(図4参照);及び
− ヨー、すなわちZ軸を中心とする回転(図8参照)。
また、航空機1は、Y軸が垂直に配置されている図1に表わすように、離陸姿勢/着陸姿勢をとることができる。
このような離陸姿勢/着陸姿勢において、X軸、Y軸、及びZ軸を中心とする航空機1の回転は、以下の機動飛行に関連する:
− ロール、すなわちZ軸を中心とする回転(図5参照);
− ピッチ、すなわちX軸を中心とする回転(図7参照);及び
− ヨー、すなわちY軸を中心とする回転(図3参照)。
航空機1の飛行プロファイルは、離陸姿勢から巡行姿勢に至る第1の移行、巡行姿勢の維持、及び巡行姿勢から着陸姿勢に至る第2の移行を提供する。
優位には、航空機1は、閉じた前方セクションCを具備する翼4を備えており、翼4は、機体2から延在している。
本明細書では、“閉じた前方セクションを具備する翼(wing with a closed front section)”との用語は、自由端を有しない閉じた、非平坦な翼を意味する。
前方セクションCは、Y軸に対して直角な平面上の翼4の突出によって形成されている。
より具体的には、翼4は、基本的に、
− 機体2の互いに対して反対側に位置する側面それぞれから片持ち式で突出している一組の片翼5と、
− 航空機1の巡行姿勢において片翼5の上方に配置されている部分6と、
− 片翼5の自由端8それぞれと部分6の自由端9それぞれとの間に延在している一組の接続セクション7と、
を備えている。
図示の場合には、部分6と片翼5とが、互いに対して平行とされる。
片翼5と部分6とが、X軸に沿って延在している。
図示の場合には、X軸に沿った片翼5の長さ全体が、X軸に沿った部分6の長さと等しい。
図示の場合には、片翼5と部分6とが、直線状に形成されていると共に一定の翼弦を有しており、その主翼後退角(wing sweep)及び反角(dihedral angle)は零である。
接続セクション7は、互いに対して平行とされ、X軸及びY軸に対して直角なZ軸に沿って延在している。
また、航空機1は、機体2と部分6の中央セクション18との間に延在しているさらなる接続セクション14を備えている。
特に、さらなる接続セクション14は、接続セクション7に対して平行に且つZ方向に沿って延在しており、接続セクション7同士の間の中央に配置されている。
図示の場合には、航空機1の巡行姿勢に関して、部分6は片翼5の上方に配置されている。
また、機体2は、
− 機体2の尾部12に配置されている一組の着陸部材11と、
− 機体2の尾部12の反対側に位置する機体2の機首10の近傍に配置されている一組の先尾翼13と、
を備えている。
また、翼4は、
− 翼4に装着されている一組のエンジン15a,15bと、
− 航空機1が離陸姿勢/着陸姿勢にある場合に地面に載置されている複数の着陸部材20と、
を支持している。
特に、エンジン15a,15bそれぞれが、
− Y軸に対して平行とされる軸線Aそれぞれを中心として回転するハブ16であって、図示しない駆動部材によって回転駆動されるハブ16と、
− 軸線Bそれぞれに沿ってハブ16から片持ち式で突出している複数のブレード17と、
を備えている。
特に、ブレード17は、軸線Aそれぞれを中心として、ハブ16と一体的に回転する。
エンジン15a,15bのハブ16の軸線Aは、翼4の前方セクションCに付随するものである。
言い換えると、軸線Aは、翼4の前方セクションCに沿って配置されている。
エンジン15a,15bのハブ16の軸線Aは、片翼5が接続セクション7と合流する配置された前方セクションCに付随するものである。
また、エンジン15a,15bのハブ16の軸線Aは、Y軸及びZ軸に対して平行で且つX軸に対して直角とされる機体2の中央平面に対して反対側に位置する機体2の側面それぞれに配置されている。
エンジン15a,15bそれぞれのブレード17の周方向ピッチは一定である。
図示の場合には、航空機1は、回転軸線Aそれぞれを中心とするエンジン15a,15bの角速度と空気流に対するブレード17の共通するピッチ角とを互いから独立して制御するようにプログラムされている制御ユニット19(図2、図4、図6、及び図8にのみ概略的に表わす)を備えている。
このようにして、制御ユニット19は、エンジン15a,15bそれぞれによって発生される推進力を制御するようにプログラムされている。
ブレード17は、機体2の機首10に向いている面において、翼4から片持ち式で突出している。
より具体的には、着陸部材20は、片翼5と接続セクション7とが交差する角部に、及び接続セクション7と部分6とが交差する角部に位置決めされている。
着陸部材20は、機体2の尾部12に向いている面において、翼4から突出している。
図示の場合には、4つの着陸部材20が設けられている。
また、航空機1の飛行状態に関して、片翼5は、エンジン15a,15bそれぞれの下流に配置されている複数の補助翼21を備えている。
従って、エンジン15a,15bによって発生する空気流が、補助翼21に衝突する。
図4及び図5に表わす中立位置から理解されるように、補助翼21は、
− 対称に、すなわち同一の方向に且つ翼4に対して同一の角度で傾斜されるように(図7及び図8参照)、又は
− 非対称に、すなわち反対の方向に且つ翼4に対して同一の角度で傾斜されるように(図6及び図3参照)、
制御ユニット19によって制御可能とされる。
図3〜図8を参照すると、“+”の符号は、補助翼21が関連する片翼5に対して上昇していることを示し、“−”の符号は、補助翼21が関連する片翼5に対して下降していることを示す。
航空機1は、垂直安定板(tail fin)又は翼4以外のさらなる可動式翼構造体を有していない。
言い換えると、航空機1のピッチ運動及びヨー運動は、エンジン15a,15bの推進力と補助翼21の動作とを調整することによって、排他的に制御される。
代替的には、巡行姿勢における航空機1のロール運動は、先尾翼13の可動面によって制御される。
航空機1は、適切な機器を機体2に具備したドローンとされる場合がある。
代替的には、機体2は、乗組員を収容することができる。
図示しないさらなる実施例では、航空機1は、機体2を備えておらず、翼4のみによって、及び、必要に応じて翼4に配置された、例えばアンテナや荷重計のようなセンサによって形成されている。
航空機1の動作について、機体2のY軸が垂直に配置されており且つ車輪11,20が航空機1を地面に支持する離陸姿勢/着陸姿勢(図1参照)に基づいて説明する。
エンジン15a,15bを動作させることによって、航空機1は離陸する。この段階において、エンジン15a,15bが、航空機1の重量の影響を相殺し解消させることによって、地面から離陸することができる。
その後に、航空機1は第1の移行を実行し、第1の移行の終わりに、航空機1は、機体2のY軸が垂直方向に対して傾斜している巡行姿勢(図2参照)となり、一定の高度を飛行する場合に略水平となる。
この段階では、エンジン15a,15bは空気抵抗を相殺し、翼4は、航空機1の飛行状態を維持するために必要な揚力を発生させる。
その後に、航空機1は第2の移行を実行し、第2の移行の終わりに、航空機1は、離陸姿勢に全体的に類似する着陸姿勢をとる。このような着陸姿勢では、機体2のY軸は垂直方向に対して平行とされ、エンジン15a,15bは、航空機1の重量の影響を相殺することによって、地面に徐々に接近することができる。
航空機1の高度は、着陸部材20が地面に載置されるまで徐々に低下する。これにより、着陸機動飛行(landing manoeuvre)が完了する。
上述の飛行段階の際に、航空機1は以下のように制御される。
Z軸周りにおける航空機1の傾斜が実現され、補助翼21を中立位置に保持し、推進値S1をエンジン15aに設定すると共に推進値S2をエンジン15bに設定することによって制御される。これにより、Z軸周りのトルクが航空機1に作用する。推進値S1と推進値S2とが互いに相違することが肝心であることに留意すべきである(図4及び図5参照)。
Z軸周りの航空機1の傾斜は、航空機1が離陸状態/着陸状態(図5参照)にある場合におけるロール機動飛行と、航空機1が巡行姿勢(図4参照)にある場合におけるヨー機動飛行とに対応する。
Z軸周りの航空機1の傾斜は、航空機1のX軸周りのトルクを得るように(図7及び図8参照)、補助翼21を対称に制御することによって、すなわち補助翼21を上下に傾斜させることによって実現及び制御される。代替的には、このような傾斜は、先尾翼13に装着された可動面に作用させることによって実現される。
X軸周りの航空機1の傾斜は、航空機1が離陸状態/着陸状態にある場合(図7参照)と航空機1が巡行姿勢にある場合(図8参照)との両方の場合におけるピッチ機動飛行に対応している。
Y軸周りの航空機1の傾斜は、補助翼21を非対称に傾斜させることによって、すなわち一方の補助翼を上方に傾斜させると共に他方の補助翼を下方に傾斜させることによって実現及び制御される(図3及び図6参照)。
Y軸周りの航空機1の傾斜は、航空機1が離陸状態/着陸状態にある場合(図3参照)におけるヨー機動飛行と航空機1が巡行姿勢にある場合(図6参照)におけるロール機動飛行とに対応している。
図9を参照すると、参照符号1′は、本発明の第1の実施例におけるテールシッターを示している。
航空機1′は、航空機1に類似しているので、相違点に関してのみ以下に説明する。可能に限り、航空機1′と航空機1との同一の部分及び対応する部分については、同一の参照符号が付されている。
特に、航空機1の巡行姿勢を参照すると、航空機1′は、翼4が片翼5の下方に配置されているさらなる部分30を備えている点において、航空機1と相違する。
部分30と片翼5とが、自由端32,8それぞれにおいて、第1のセクション31を介して接続されている。さらに、部分30の中央セクションは、セクション31同士の間に挿置されているセクション33によって、機体2に接続されている。セクション31,33は、Z軸に対して平行に延在している。
部分30は、さらなる着陸部材20を備えている。
航空機1′の動作は、航空機1の動作に類似しているので、詳細には説明しない。
図10及び図11を参照すると、参照符号1′′は、さらなる実施例におけるテールシッターを示している。
航空機1′′は、航空機1に類似しているので、相違点に関してのみ以下に説明する。可能な限り、航空機1′′と航空機1との同一の部分及び対応する部分には、同一の参照符号が付されている。
特に、航空機1′′は、
− 片翼5と接続セクション7とが交差する角部に及び接続セクション7と部分6とが交差する角部に配置されている4つのエンジン15a,15b,15c,15dを備えている点、
− 補助翼21を備えていない点、及び
− 先尾翼13を備えていない点、
において航空機1と相違する。
特に、エンジン15a,15b,15c,15dのハブ16の軸線Aは、翼4の前方セクションC、片翼5と接続セクション7とが交差する角部、及び接続セクション7と部分6とが交差する角部に付随するものである。
言い換えると、軸線Aは、翼4の前方セクションCに沿って配置されている。
エンジン15a,15bのハブ16の軸線Aは、片翼5の端部8それぞれにおいて、前方セクションCに付随するものである。
エンジン15c,15dのハブ16の軸線Aは、翼4の端部9において、前方セクションCに付随するものである。
特に、エンジン15a,15bのハブ16の軸線Aは、片翼5と接続セクション7とが交差する角部に、すなわち片翼5それぞれの端部8に配置されている。
エンジン15c,15dのハブ16の軸線Aは、接続セクション7と部分6とが交差する角部に、すなわち部分6の端部9に配置されている。
エンジン15a,15b(15c,15d)のハブ16の軸線Aは、機体2を貫通する平面であって、X軸及びZ軸に対して平行な且つY軸に対して直角な平面に関して、互いに対して反対側に配置された側面それぞれに配置されている。
航空機1の巡行状態に関して(図11参照)、エンジン15cは、エンジン15aの上方に配置されており、エンジン15dは、エンジン15bの上方に配置されている。
エンジン15a,15b,15c,15dのハブ16は、互いに異なる回転方向において自身の軸線Aを中心として回転する。
特に、エンジン15a,15dは、第1の回転方向に、例えば時計回り方向(反時計回り方向)に回転可能とされる。エンジン15b,15cは、第2の回転方向に、例えば反時計回り方向(時計回り方向)に回転可能とされる。
テールシッター1′′の動作は、トルクをY軸に対して平行に航空機1′′に作用させるように(図15及び図16参照)、Y軸周りの傾斜が第1の推進値S1をエンジン15a,15dに設定すると共に第1の推進値S1とは相違する第2の推進値S2をエンジン15b,15cに設定することによって、実現及び制御される。
ロータ15a,15dの推進値S1が増大した場合に、エンジン15b,15cの推進値S2が同じ数値で減少することが肝心であることに留意すべきである。このようにして、Y軸周りのトルクが発生することによって航空機1′′がY軸を中心として回転される状態であっても、航空機1′′に作用する最終的な推進力全体が変化しない。
さらに、Z軸周りの傾斜が、トルクをZ軸に対して平行に航空機1′′に作用させるように(図14及び図17参照)、第1の推進値S3をエンジン15a,15cに設定すると共に第1の推進値S3とは相違する第2の推進値S4をエンジン15b,15dに設定することによって、実現及び制御される。
X軸周りの航空機1′′の傾斜は、トルクをX軸に対して平行に航空機1′′に作用させるように(図12及び図13参照)、第1の推進値S5をエンジン15a,15dに設定すると共に第1の推進値S5とは相違する第2の推進値S6をエンジン15b.15cに設定することによって、実現及び制御される。
図18及び図19を参照すると、参照符号1′′′は、さらなる実施例におけるテールシッターを示している。
航空機1′′′は、航空機1′′に類似しているので、相違点に関してのみ以下に説明する。可能であれば、航空機1′′′と航空機1′′との同一の部分及び対応する部分には、同一の参照符号が付されている。
特に、航空機1′′′は、
− 接続セクション7と部分6とが交差する角部に配置されている2つのエンジン15a,15bを備えている点、及び
− 機体2の機首10に配置されているさらなるエンジン15′′を備えている点、
において相違する。
図20を参照すると、参照符号1′′′′は、本発明の一の実施例におけるテールシッターを示している。
航空機1′′′′は、航空機1′′に類似しているので、相違点に関してのみ以下に説明する。可能であれば、航空機1′′′′と航空機1′′との同一の部分及び対応する部分には、同一の参照符号が付されている。
特に、航空機1の巡行姿勢に関して、航空機1′′′′は、翼4が片翼5の下方に配置されているさらなる部分30を備えている点において、航空機1′′に相違する。
部分30と片翼5とは、第1のセクション31によって、自由端32,8において接続されている。さらに、部分30の中央セクションは、X軸に沿ってセクション31同士の間に挿置されているセクション33によって、機体2に接続されている。セクション31,33は、Z軸に対して平行に延在している。
部分30は、さらなる車輪20を備えている。
航空機1′′′′の動作については、航空機1′′の動作に類似しているので、詳細には説明しない。
本発明におけるテールシッター1′,1′′′′の特性試験から、当該テールシッターによって得られる利点は明白となる。
特に、翼4は、閉じた前方セクションCを有している。
このことは、巡行姿勢における航空機1′,1′′′′の効率を高めると共に、テールシッター1′,1′′′′の適用から排他的に得られる以下の利点:
− 航空機1′,1′′′′が離陸姿勢/着陸姿勢にある場合に風に曝される表面を最小にし、これにより離陸段階/着陸段階の際における突風に対する感度を最小にすることができる点;及び
− 離陸段階/着陸段階にX軸に対して平行な限定された大きさの翼4を有する必要があることに起因する、外形の制約条件を満足することができる点;
を享受することができることを意味する。
さらに、航空機1′,1′′′′は、長手方向における安定性を確保するために、垂直安定板を設ける必要が無い。実際に、航空機1′′′′は、先尾翼13又は補助翼21を対称に設ける必要が無い。これにより片翼5及び部分6の相対的位置及び翼断面によって、長手方向における安定性を確保することができる。これにより、航空機1′,1′′′′の複雑さ及び重量をさらに低減させることができる。
航空機1′を参照すると、補助翼21は、エンジン15a,15b直近の下流に配置されている。このようにして、航空機1′が巡行姿勢にある場合に、エンジン15a,15bそれぞれの後流が補助翼21に衝突する。
このことに起因して、エンジン15a,15bの推進値S1,S2を差動方式で単純に制御することによって、及び/又は、翼4に関して同一の方向又は反対の方向に補助翼21を回転させることによって、X軸、Y軸、及びZ軸を中心とする航空機1′の回転を制御することができる。
結果として、航空機1′をさらに単純化すると共に重量削減させることができる。
航空機1′′′′を参照すると、巡行姿勢及び離陸姿勢/着陸姿勢におけるX軸、Y軸、及びZ軸を中心とする回転の制御は、エンジン15a,15b,15c,15dの推進値S1,S2,S3,S4,S5,S6を差動方式で単純に制御することによって実現される。
従って、航空機1′′′′は、航空機1よりは複雑ではない。
エンジン15a,15b、着陸部材20、及び補助翼21は、翼4に装着されている。このことは、航空機1′,1′′′′が無人である場合に、機体2の重量を最小限まで減らすことができること、又は機体2を取り除くことができることを意味する。これにより、複雑さが低減された軽量な航空機1′,1′′′′を実現することができる。
最後に、航空機1′,1′′′′が無人である場合に、当該航空機は、機体2さえ備えていない。このような状況では、航空機1′,1′′′′は、翼4によって、及び例えば翼4に内蔵されたアンテナやセンサのような任意の機器によって実質的に形成されている。
航空機1′′′′のエンジン15a,15b,15c,15dはすべて、翼4に装着されている。結論として、機体2は、機体2に直接取り付けられたさらなるエンジンによって発生される振動によって、直接影響を受けない。
機体2が乗組員を収容している場合には、これにより、乗組員の快適性が向上する。逆に、機体2がセンサ又は機器のみを収容している場合には、これにより、センサ及び機器の位置を長期に亘り一層安定させることができる。
上述の説明の結果として、航空機1′,1′′′′は、−離陸姿勢/着陸姿勢と巡行姿勢との移行を実行するためにエンジン又はロータの回転を必要とせずに−テールシッターの構造を単純化することと、航空機に匹敵する巡航速度及び性能を実現することとを組み合わせることができる。
言い換えると、航空機1′,1′′′′は、テールシッターの設計解を利用可能にすることができるので、発展の妨げになる数々の欠点を解消させることができる。
このことは、航空機1′,1′′′′が無人である場合に、さらに一層優位である。実際に、このような状況では、航空機1′,1′′′′は、離陸機動飛行/着陸機動飛行の際に特に不快な乗組員の姿勢を要求するテールシッターの不可避の欠点さえも有していない。
最後に、本出願で説明及び図解したテールシッター1′,1′′′′に関して、特許請求の範囲に定義される技術的範囲をから逸脱しない限り、変形及び変化させることができることは明らかである。
特に、翼4は、リング状、ダイヤモンド状、又は多角形状に形成されている場合がある。
1 航空機(テールシッター)
1′ 航空機
2 機体
4 翼
5 片翼
6 部分
7 接続セクション
8 (片翼5の)自由端
9 (部分6の)自由端
10 (機体2の)機首
11 着陸部材
12 (機体2の)尾部
13 先尾翼
14 接続セクション
18 中央セクション
19 制御ユニット
20 着陸部材
21 補助翼
30 部分
31 セクション
32 自由端
C (翼4の)前方セクション

Claims (14)

  1. 閉じた前方セクション(C)を具備する翼(4)と、
    機体(2)であって、前記翼(4)が前記機体(2)から延在しており、前記機体(2)が第1の軸線(Y)に対して平行に延在している、前記機体(2)と、
    を備えているテールシッター型航空機(1′,1′′′′)であって、
    前記翼(4)が、自由端を有しない閉じた翼であると共に非平坦な翼とされ、前記前方セクション(C)が、前記第1の軸線(Y)に対して直角な平面上の前記翼(4)の突出によって定義されている、前記テールシッター型航空機(1′,1′′′′)において、
    前記翼(4)が、
    前記機体(2)から突出している第1の部分(5)と、
    前記第1の部分(5)から離隔配置されている第2の部分(6)と、
    前記第1の部分(5)の端部(8)と前記第2の部分(6)の端部(9)との間に挿置されている第1の接続セクション(7)及び第2の接続セクションと、
    を備えており、
    前記第1の部分(5)と前記第2の部分(6)とが、互いに対して平行とされ、前記第1の軸線(Y)に対して直角な第2の軸線(X)に対して平行に延在しており、
    前記第1の軸線(Y)が、利用時に、離陸姿勢/着陸姿勢において垂直に配置されており、巡航姿勢において垂直方向に対して傾斜しており、
    前記第1の接続セクション(7)と前記第2の接続セクションとが、前記第2の軸線(X)及び前記第1の軸線(Y)に対して直角な第3の軸線(Z)に対して平行に延在しており、
    閉じた前方セクション(C)を具備する前記翼(4)が、前記第2の部分(6)に関して前記第1の部分(5)の反対側に配置されている第3の部分(30)であって、前記第3の軸線(Z)に対して平行に延在している第1のセクション(31)を介して、自身の第1の端部及び第3の端部(32,8)それぞれにおいて前記第1の部分(5)に接続されている前記第3の部分(30)を備えていることを特徴とするテールシッター型航空機。
  2. 前記第3の部分(30)が、着陸部材(20)を備えていることを特徴とする請求項1に記載のテールシッター型航空機。
  3. 前記第3の部分(30)の中央セクションが、前記第2の軸線(X)に沿って前記第1のセクション(31)同士の間に挿置されている第2のセクション(33)を介して前記機体(2)に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のテールシッター型航空機。
  4. 前記第2のセクション(33)が、前記第3の軸線(Z)に対して平行に延在していることを特徴とする請求項3に記載のテールシッター型航空機。
  5. 前記テールシッター型航空機が、前記機体(2)と前記第2の部分(6)との間に挿置されている第3の接続セクション(14)を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のテールシッター型航空機。
  6. 前記第2の部分(6)が、前記テールシッター型航空機(1′′′′)の水平並進飛行状態と前記機体(2)の延在方向に対して平行とされる前記第1の軸線(Y)が利用時に水平に配置されている一定高度前方飛行とに関して、前記第1の部分(5)の上方に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のテールシッター型航空機。
  7. 前記テールシッター型航空機が、前記翼(4)に装着されている1つ以上のさらなる着陸部材(20)を備えており、
    前記着陸部材(20)が、前記テールシッター型航空機(1′′′′)の離陸前及び着陸後において地面に載置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のテールシッター型航空機。
  8. 少なくとも1つの第1のさらなる着陸部材(20)が、前記翼(4)の前記第1の部分(5)に装着されており、
    少なくとも1つの第2のさらなる着陸部材(20)が、前記翼(4)の前記第2の部分(6)に装着されていることを特徴とする請求項7に記載のテールシッター型航空機。
  9. 前記テールシッター型航空機が、前記翼(4)に装着されている第1の駆動部材及び第2の駆動部材(15a,15b;15a,15b,15c,15d)を少なくとも備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のテールシッター型航空機。
  10. 前記第1の駆動部材及び前記第2の駆動部材(15a,15b;15a,15b,15c,15d)が、前記第1の部分(5)及び前記第2の部分(6)のうち一方の端部(8,9)それぞれに配置されていることを特徴とする請求項9に記載のテールシッター型航空機。
  11. 前記第1の駆動部材及び前記第2の駆動部材(15a,15b;15a,15b,15c,15d)がそれぞれ、
    第4の軸線(A)を中心として回転するハブ(16)と、
    第5の軸線(B)を中心として前記ハブ(16)と一体となって回転する複数のブレード(17)であって、前記ブレードそれぞれのピッチ角を同一の値に選択的に調整することができるように前記ハブ(16)に連結されている複数の前記ブレード(17)と、
    を備えており、
    前記ハブ(16)の角速度と前記ブレード(17)それぞれのピッチ角とが、互いから独立して調整可能とされることを特徴とする請求項9又は10に記載のテールシッター型航空機。
  12. 前記テールシッター型航空機が、前記テールシッター型航空機の並進飛行状態に関して、前記第1の駆動部材(15a)及び前記第2の駆動部材(15b)それぞれの下流に配置されている第1の補助翼及び第2の補助翼(21)を備えており、
    前記第1の補助翼及び前記第2の補助翼(21)が、利用時に前記第1の駆動部材(15a)及び前記第2の駆動部材(15b)それぞれが発生させる第1の空気流及び第2の空気流が前記第1の補助翼及び前記第2の補助翼(21)に衝突する位置に配置されており、
    前記第1の補助翼及び前記第2の補助翼(21)が、同一の方向又は互いに対して反対の方向において前記翼(4)に対して傾斜可能とされることを特徴とする請求項10又は11に記載のテールシッター型航空機。
  13. 前記テールシッター型航空機が、垂直安定板を備えていないことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のテールシッター型航空機。
  14. 前記テールシッター型航空機が、ドローンとされるか、又は
    前記機体(2)が、乗組員を収容するように構成されていることを特徴とする請求項12又は13に記載のテールシッター型航空機。
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