JPH065096U - 陰極線管の偏向ヨーク - Google Patents

陰極線管の偏向ヨーク

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JPH065096U
JPH065096U JP4293892U JP4293892U JPH065096U JP H065096 U JPH065096 U JP H065096U JP 4293892 U JP4293892 U JP 4293892U JP 4293892 U JP4293892 U JP 4293892U JP H065096 U JPH065096 U JP H065096U
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JP
Japan
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magnetic field
reverse magnetic
insulating frame
deflection yoke
field coil
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不二夫 西川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁枠に直接逆磁界コイルの取り付けを可能
とし部品点数,組立工数の低減をはかる。 【構成】 絶縁枠3a,3bの本体開口部上下に逆磁界コ
イル2a,2bを直接取り付けるための凸部を鍔31a,31b
に設け、逆磁界コイルの取付リブ21a,21bを前記凸部に
固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テレビジョン受信機等に使用される陰極線管の偏向ヨークの構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に上記従来の陰線線管に設置される偏向ヨークにおいては、サドル型に形 成された水平偏向コイルから発生する水平偏向磁界に対して、逆向きに磁界を発 生させて水平偏向磁界の漏洩磁界を打消す逆磁界(VLF)コイルを、絶縁枠の開 口部側に取付る円環型の大カバーに取付け、かつ、上下所定の位置に保持固定す るようにしていた。
【0003】 図5は従来の円環型の大カバー1に逆磁界コイル2a,2bを組込んだ側面図を 示し、円環型の大カバー1は図6の拡大側面図に示すように逆磁界コイル2a, 2bの取付け凸部1a,1bを有し、また、逆磁界コイル2a,2bは図7の拡大側 面図に示すように前記取付け凸部1a,1bと嵌合する逆磁界コイルの取付けリブ 21a,21bを有する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の偏向ヨークの構造においては、図示せざる絶縁を保つための絶縁枠 の開口部に、図5に示す逆磁界コイル2a,2bを組込んだ円環型の大カバー1を 嵌合させ、かつこの開口部との嵌合部に接着済を塗布し、上下所定の位置に固定 する作業工程を必要とし、組立に手間がかかり、そのうえ組立部品が多いという 問題点があった。
【0005】 本考案は上記問題点に鑑み、絶縁枠の開口部への円環型の大カバーの嵌合や、 嵌合部における接着済の塗布作業をなくし、直接に絶縁枠に逆磁界コイルを取付 け可能な陰極線管の偏向ヨークの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、絶縁枠の開口部上下方向に逆磁界コイルを直接に取付ける構造とし 、該絶縁枠の鍔部に形成された逆磁界コイル取付凸部及び前記逆磁界コイルに取 付リブを備え、円環型の大カバーをなくし前記絶縁枠と一体構造としたものであ る。
【0007】
【作用】
本考案によれば、絶縁枠の開口部上下に逆磁界コイルを直接に取付けるため、 従来のような逆磁界コイルを取付るための円環型の大カバーをなくして部品を節 減し、かつ、円環型の大カバーと絶縁枠の開口部への嵌合や接着済の塗布作業を 不要とし組立を早く行うことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図4により説明する。
【0009】 図1は本考案の偏向ヨークにおける絶縁枠の要部外観図を示し、これは、絶縁 枠3a,3bの2つで1組みになる絶縁枠本体の組合せ直前の状態を示す。上記2 個の絶縁枠3a,3bは、夫々円弧状の鍔部31a,31bと、この鍔部に逆磁界コイル 2a(2b)を取付ける取付け凸部32a,32bが定められた角度θで設けられている。 そして、2つの絶縁枠3a,3bを合体させるときに当接する側板33a,33bおよび 絶縁枠3a側に固定リブ34aを有する。また、垂直偏向コイル(図略)の受け部材を 構成するリブ35a,35bを有する。
【0010】 図2は図1の2つの絶縁枠3a,3bが組合され、逆磁界コイル2a(2b)が、直 接、上記絶縁枠に取付けられた状態の要部斜視図を示す。また、図3は図2のA −A′線に沿って切断した断面図を示し、絶縁枠3a(3b)の取付け凸部32a(32b) に逆磁界コイル2a(2b)の取付けリブ21a(21b)が取付けられる。
【0011】 図4は本考案による偏向ヨークの完成品の側面図を示し、絶縁枠3a(3b)の鍔 部31a(31b)に直接に逆磁界コイル2a,2bにより取付けられていることがわかり 、従来の円環型の大カバーは存在しない。また、図中、4aはコアー、5aは垂直 偏向コイルを示し、全体として大カバーのない分だけ小型化、作業工数の低減化 がはかれる。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の陰極線管の偏向ヨークは、従来の偏向ヨークのよ うに絶縁枠開口部側に大カバーの取付けが不用となり、絶縁枠本体に直接保持す るため、絶縁枠と大カバーを固定する接着剤の塗布及び大カバーを無くすことが できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る偏向ヨークの絶縁枠の
要部外観図を示す組合せ直前の状態図である。
【図2】図1の2つの絶縁枠を組合せ逆界磁コイルが絶
縁枠に直接取付けられた状態の要部斜視図である。
【図3】図2のA−A′線に沿って切断した断面図であ
る。
【図4】本考案による偏向ヨークの完成品の側面図であ
る。
【図5】従来の円環型の大カバーに逆磁界コイルを組込
んだ側面図である。
【図6】図5の円環型の大カバーの拡大側面図である。
【図7】図5の逆磁界コイルの拡大側面図である。
【符号の説明】
1…円環型の大カバー、 1a,1b,32a,32b…逆磁界
コイルの取付凸部、2a,2b…逆磁界コイル、 21a,2
1b…逆磁界コイルの取付けリブ、 3a,3b…絶縁枠、
31a,31b…鍔部、 33a,33b…側板、 34a…固定リ
ブ、 35a,35b…垂直偏向コイル受けリブ、 4a…コ
アー、 5a…垂直偏向コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サドル型に形成された水平偏向コイル及
    びサドル型もしくはトロイダル型に形成された垂直偏向
    コイルを保持し、漏洩磁界を除去する逆磁界コイルをス
    クリーン側上下に有する陰極線管の偏向ヨークであっ
    て、絶縁枠の開口部上下方向に前記逆磁界コイルを直接
    に取付けるため、該絶縁枠の鍔部に形成された逆磁界コ
    イル取付凸部及び前記逆磁界コイルに取付リブを備えた
    ことを特徴とする陰極線管の偏向ヨーク。
JP1992042938U 1992-06-22 1992-06-22 陰極線管の偏向ヨーク Expired - Lifetime JP2598640Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57159019U (ja) * 1981-03-31 1982-10-06

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57159019U (ja) * 1981-03-31 1982-10-06
JPS6348805Y2 (ja) * 1981-03-31 1988-12-15

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JP2598640Y2 (ja) 1999-08-16

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