JPH0650957A - ハロゲン化物測定用の改良された固体試験具および方法 - Google Patents

ハロゲン化物測定用の改良された固体試験具および方法

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 多孔質マトリックス中に重クロム酸銀試薬を
含有してなるハロゲン化物イオン測定用試験具におい
て、該マトリックス中に、更に陽イオン性物質を包含し
てなることを特徴とする試験具、および陽イオン性物質
の存在下で行うことを特徴とする重クロム酸銀試薬を用
いるハロゲン化物イオンの比色測定法。 【効果】 重クロム酸銀試薬系において、ハロゲン化物
と重クロム酸銀との反応による色変化に干渉する物質に
よる測定の妨害を軽減もしくは除去して、ハロゲン化物
の有無および量をより正確に測定するための試験具およ
び試験方法が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、混成的な試験流体中の
ハロゲン化物イオンの存在および量を測定するための、
重クロム酸銀試薬系を使用する改良された固体試験具お
よび方法に関する。より具体的には、本発明は、重クロ
ム酸銀固体試験系を使用して湿潤コンクリートなどの強
アルカリ性流体中のハロゲン化物、例えば塩素イオンを
測定する場合に、干渉物質の影響を低減または除去する
ための手段に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】分析
化学、特に、分析化学の原理を使用する使い易い固体試
験具の技術は、過去10年ほどの間にめざましい進歩を
遂げた。かつて、そのような試験具は、例えば流体が酸
性か塩基性かを判定するために使用されるリトマス紙な
ど、物質の存在または分析対象の流体の大まかな状態を
単に指示するにすぎなかった。今や、このような試験具
は、実験室の手法および条件を使用して得られるものと
同じくらい精確で特異的で高感度の回答を示すことがで
きる。そのうえ、これらの試験具は、多くの場合、付随
的な機器を伴わずに使用することができ、そのことがこ
れらの試験具を屋外または「現場」で即答を得るために
使用することを可能にする。これは、明らかに、試料の
完全性を保つ必要を除き、記録管理を簡略化し、ユーザ
ーが正しい測定値を速やかに得られるようにする。
【0003】現在の使い易い固体試験具は、普通、
(1)紙マトリックスパッドに、そのパッド全体が溶液
に浸漬されたとき、または溶液中の被検体と接触したと
きに発色する試薬を含浸したもの、または(2)試薬で
含浸した吸水性もしくは多孔質のマトリックスを、試験
対象の流体の流れをその鞘の定められた開口、通常は端
部のみに制限する、流体不浸透性の鞘もしくは覆いに収
容したもの、のいずれかの形態である。使用に際して、
この後者の型の試験具は、その開口を試験対象の流体に
対して露出させるようにして流体と接触させる。流体
は、毛管作用により、吸収性マトリックス中を伝って上
り(あるいは、加圧または減圧などの力が加わることに
より、多孔質マトリックス中を引き上げられるか押し上
げられ)、そこで、流体がマトリックス中を移動すると
き、流体中の被検体またはその転換物がマトリックス中
の試薬と反応して局所的に反応生成物を形成し、視覚的
な応答を発する。
【0004】パッド型の試薬ストリップ具は、通常、試
験対象の流体中の被検体の量に比例的に応答する色原体
(クロモゲン)を反応混合物中に使用することにより、
定量的または半定量的なものになる。この応答は、発色
チャートと視覚的に比較するか、形成した色の量を電子
的に読み取り、それを定量値として解釈する反射率光度
計にパッドを挿入するかのいずれかにより、読み取るこ
とができる。光度計がより高い分析精度および分析感度
を与えることは明らかである。
【0005】鞘収容試薬含浸マトリックス(SERI
M)型の試験具は、流体がマトリックス中を移動すると
きの、被検体と試薬との反応を測定することにより解釈
する。これは、中を伝って上る流体の先頭(フロント)
部分から被検体が消耗し尽くすまで、そのような反応に
よってマトリックス中に局所的な視覚的変化を生じさせ
ることによって達成される。マトリックスを収容する鞘
は、通常、化学反応の程度を測定するための、離間した
印線および数値目盛りなどの手段を有している。そこ
で、視覚的変化に相当する数値を校正チャートと比較し
て定量的な結果を出す。しかし、試験具を一貫的に製造
することができるならば、試験具上の数字を、試験対象
の流体中の被検体の濃度を表す実際値にすることもでき
る。
【0006】多孔質マトリックスに組み込まれた重クロ
ム酸銀試薬系は、多様な健康関連の物質ならびに商業的
に重要な物質、例えば体液、食物・飲料、産業処理流体
および建築資材の中の塩素イオンなどのハロゲン化物の
存在を試験するための優れた試験具であるということが
長らく公知である。基本的には、これらの試験具を試験
対象の流体と接触させ、試験試薬マトリックスにおける
赤褐色の変色を利用して、流体中に存在するハロゲン化
物の存在および量を判定(測定)する。
【0007】しかし、混成的なアルカリ性流体、例えば
湿潤したコンクリートやモルタルは、試薬系と反応して
マトリックスに暗色化効果を引き起こし、変色の容易な
読取りを妨げる干渉物質を含有するということが最近わ
かった。とりわけ、比較的高濃度のヒドロキシルイオン
を含有するアルカリ性流体は、そのようなヒドロキシル
イオンが重クロム酸銀と反応して黒褐色の水酸化銀を形
成し、この水酸化銀が、最終的には黒色の酸化物を形成
し、ひいては、重クロム酸銀試薬系に変色を引き起こす
白色のハロゲン化銀の検出および測定を妨げたり不明瞭
にしたりするという欠点を有することが判明した。
【0008】以下の特許および参照文献が本発明に関連
した試験具および方法の背景を提供する。本発明に直接
関連する公知の先行技術はない。
【0009】重クロム酸銀含浸試験紙の基本構造は、1
964年8月1日発行のNew York State Journal of Me
dicine、1988および1989頁の、Hoffman, I.ら
による「 尿中塩化物測定のための新しい迅速ペーパース
トリップ法(New Rapid PaperStrip Method for Determi
ning Urine Chloride)」に記載されている。
【0010】米国特許第3,447,904号は、試験
流体中の塩化物を検出するための、錯銀塩もしくは錯水
銀塩および色原体試薬系を含有する基本的な試験ストリ
ップを開示している。
【0011】米国特許第3,620,677号は、種々
の試薬を多孔質のマトリックスに組み込み、そのマトリ
ックスを流体不浸透性の鞘に収容することを含む基本的
なSERIM型試験具を開示している。このような試験
具は、米国インディアナ州エルクハート市のEnvironmen
tal Test Systems, Inc.によって製造され、QUANTABの
登録商標のもとで販売されている。
【0012】米国特許第3,811,840号は、分析
対象の流体が、試薬を中に固定化したマトリックスの隙
間を流れるように強制され、さらなる流体を隙間に通す
ためにこの第一のマトリックスが第二のマトリックスに
よって補強されている試験具を開示している。これらの
パッド型試験具に伴う反応はすべて比色または発色の変
化によるものであり、隙間または試験具の開口において
読み取られる。
【0013】米国特許第4,650,768号は、塩化
物を検出するための試験ストリップ/SERIM複合試
験具であって、流体不浸透性塗膜が試薬ストリップ試験
具のマトリックスの上面に塗布されており、ストリップ
を試験対象の流体に接触させると、その流体がマトリッ
クスの側部に押し込まれるようにした試験具を記載して
いる。試験対象の流体中の塩化物の濃度に依存して、明
確な反応模様がマトリックスに生じる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハロゲン化物
と重クロム酸銀試薬系との反応に伴う変色の読取り性ま
たは測定に対して干渉物質が及ぼす影響を除去または軽
減するための手段に関する。この手段は、基本的に、1
種以上の干渉軽減物質を試薬系と組み合わせて使用し
て、ユニット型の試験具を形成するか、またはそのよう
な物質によって試料を前処理するかして、重クロム酸銀
とハロゲン化物との接触に伴う変色を検出および測定す
ることができるようにすることを含む。
【0015】すなわち、本発明は、多孔質マトリックス
中に重クロム酸銀試薬を含有してなる流体中のハロゲン
化物イオン測定用試験具において、該マトリックス中
に、更に、1種以上の干渉軽減物質を包含してなること
を特徴とする試験具、および干渉軽減物質の存在下で行
うことを特徴とする重クロム酸銀試薬を用いるハロゲン
化物イオンの比色測定法である。
【0016】本発明の一態様は、アルカリ性ヒドロキシ
ルイオンを含有する液体をハロゲン化物イオンの有無お
よび量に関して試験するための、ハロゲン化物の存在に
対して測定可能な比色応答を与える有効量の重クロム酸
銀試薬を包含する多孔質マトリックスを用いる試験具に
おいて、該マトリックス中に、水酸化銀およびその他の
酸化物の生成を実質的に防ぎ、重クロム酸銀試薬系にお
ける比色変化の測定に干渉し得る比色応答をハロゲン化
物の存在に対して示さない有効量の陽イオン性物質を含
有することを特徴とする試験具である。
【0017】また本発明の別の態様は、湿潤モルタルか
らの液体を塩素イオンの有無および量に関して試験する
ための、ハロゲン化物イオンの存在に対して測定可能な
比色応答を与える有効量の重クロム酸銀試薬系を用いる
方法において、該試薬中に、水酸化銀およびその他の酸
化物の生成を実質的に防ぎ、重クロム酸銀試薬系におけ
る比色変化の測定に干渉し得る比色応答をハロゲン化物
イオンの存在に対して示さない有効量の陽イオン性物質
を含有することを特徴とする方法である。
【0018】本明細書においては、次の定義を適用す
る。被検体とは、検出対象の化学物質であり;試験試薬
とは、被検体(ハロゲン化物)と反応して視覚的に感知
しうる応答を発する重クロム酸銀成分であり;試験流体
とは、被検体を含有する液状環境であり;マトリックス
とは、試験試薬のための吸収性または多孔質の不活性支
持体であり;鞘とは、マトリックスを密に覆い囲む、試
験流体を浸透させない透明または半透明な(光透過性)
部材であり;変色とは、被検体と接触したときの試薬系
の色における実際の変化、または、試験流体がマトリッ
クス中を伝って上るならば、マトリックスの長手方向に
沿う色の変化の程度であり;マトリックス局在化反応生
成物とは、被検体と試験試薬との反応によって形成され
る視覚的に感知しうる物質が、マトリックスのうち反応
が起こるところの場所に保持されていることであり;試
薬ストリップ具とは、試験流体によって再び水和する
と、被検体と反応して検出可能な色の応答を発する試薬
系の乾燥固形物を含有するマトリックスを用いる試験具
であり;SERIMとは、本明細書に開示の鞘収容試薬
含浸マトリックス型試験具の略語であり;基本的なSE
RIM試験具とは、試験流体を進入させるように制御さ
れた開口を有する鞘に収容されたマトリックスおよび主
試薬を含む試験手段である。
【0019】本発明の干渉軽減物質は、基本的に、水溶
性の陽イオン性物質、すなわち陽イオン性部分を有する
物質からなる化合物であって、その陰イオン性部分が重
クロム酸銀試験試薬に干渉しない一群の化合物を含む。
より詳細には、そのような化合物は、水酸化銀よりも試
験対象の流体に溶けにくい水酸化物を形成する、好まし
くは多価の、いかなる非ハロゲン化陽イオン性化合物で
あってもよい。特に有用な陽イオン性物質としては、亜
鉛、マグネシウム、鉛、アルミニウム、マンガン、銅、
スズ、セリウム、ビスマス、ランタンおよび鉄などの
塩、例えば酢酸塩、硝酸塩および硫酸塩などが挙げら
れ、本発明に使用することができる。白色または非色原
性の水酸化物を形成する陽イオン性物質は、マトリック
ス型試験具に直接組み込むことによって有利に使用する
ことができるため、本発明において特に重要である。酢
酸亜鉛が本発明の組成物および試験具に使用するに好ま
しい干渉軽減物質であることがわかった。
【0020】本発明の陽イオン性の干渉軽減物質は、単
独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。その
ような物質の必要とされる濃度は、通常、使用の形態お
よび試験対象の物質のアルカリ度に依存する。基本的
に、使用量は、色反応の性能または試験具中を通過する
流体流に影響を与えることなく、黒色化を防ぐか大幅に
軽減するのに必要な量である。有効使用量は、約20mM
〜200mM、好ましくは約50mM〜100mMであること
ができる。
【0021】重クロム酸銀試薬系を製造するためには種
々の方法を用いることができる。好ましい方法は、二重
含浸技術を使用することである。基本的に、まず、ハロ
ゲン化物を含まない細長いろ紙を硝酸銀の0.8%溶液
に通し、乾燥させ、さらに、重クロム酸カリウムの0.
4%〜0.8%溶液に通し、再び乾燥させる。得られる
試薬紙は赤褐色を示しているが、ハロゲン化物イオンと
接触すると明白色になる。これは、ハロゲン化物イオン
と重クロム酸銀とが反応して、ハロゲン化銀の不溶性白
色沈殿物を形成することによって生じる。
【0022】本発明の好ましい試験具フォーマットは、
プラスチック膜の板材の間に収容または積層された平坦
な紙または紙状のマトリックスを使用することを含むS
ERIM型試験具である。マトリックスは、普通、重ク
ロム酸銀試薬で含浸された紙の細長いストリップであ
る。プラスチック膜の端部を切り落とし、マトリックス
を周囲の環境にさらす。下側の開口端は試験対象の流体
と接触し、上端は試験具から空気を逃がす。
【0023】もう一つのSERIM型試験具の構造は、
円筒形フィルターチップ型マトリックスの使用を含む。
このマトリックスにおいては、試薬はフィルターチップ
材料に含有され、鞘はマトリックスを包囲する材料の継
ぎ目のない管である。得られる円筒形試験具は、平坦な
試験具と同様に使用されるが、容量が増している利点を
有し、上側の開口にかかる陰圧によって流体をカラムに
引き込む場合に抵抗がより少ない。
【0024】本試験組成物とともに使用することができ
る第三の試験具の構造は、マトリックスをプラスチック
のストリップに取り付けており、そのプラスチックスト
リップが試験具の取っ手を形成し、マトリックスの表面
を流体不浸透性の膜によって覆ったものである試薬スト
リップ状の構造体を含む。試験具に接触する流体はすべ
てマトリックスの側縁に入り、中心にむかって伝って上
ることになる。その結果、マトリックスの表面にX形の
模様が形成される。このとき、そのXのマトリックス上
の位置づけは、試験対象の流体中のハロゲン化物の濃度
に依存する。
【0025】最後に、試験対象の流体に浸漬するだけの
標準的な試薬ストリップ試験具を使用して、ハロゲン化
物に対する色応答を色チャートに照らして測定してもよ
い。色チャートは、普通、試験対象の流体中のハロゲン
化物の濃度を示すように目盛りが定められている。
【0026】次に各図面を参照すると、図1および図2
は、それぞれSERIM試験具10の正面図および側断
面図を示す。この試験具においては、マトリックスを形
成する試薬含浸紙のストリップ13を2枚の透明なプラ
スチック板11および12の間に積層し、前側の板12
の表面部に印線16および数値目盛り17をプリントし
て反応の程度を読み取り易くしている。マトリックス1
3の上端は信号ストリング14によって覆われ、この信
号ストリングも同様に、プラスチック板11および12
の間に積層されているが、開口19において大気にさら
されている。試験具の下端には開口15が設けられ、流
体をマトリックス13に進入させるようになっている。
前側の板12は光透過性でなければならないが、後側の
板11は、マトリックス13中の反応の程度の読取り性
を高めるために不透明であってもよい。
【0027】図3は、図1の線3−3から見た試験具1
0の断面図であり、プラスチック板11および12の間
に積層されたマトリックス13を示している。
【0028】図4は、円筒形のフィルターチップ型SE
RIM試験具40の正面側を斜め上から見た図である。
この試験具においては、マトリックス43を管状のプラ
スチックフィルムの鞘41に収容しており、この鞘41
は、離間した印線、例えば46および線の位置を表す数
値示度、例えば47を含む。試験具40の端部は、上端
49および下端48において開口している。使用に際し
ては、下端の開口48を流体中に、試験具を満たすに十
分ではあるが、流体が上端の開口49から入り込むほど
ではない深さだけ入れる。
【0029】図5は、試験具40の下端を図4の線5−
5から見た断面図である。
【0030】平坦な紙型マトリックスを使用する基本的
なSERIM型試験具は、次のように製造される。1.
検出対象の被検体と特異的に反応して視覚的な応答を発
する試薬によって多孔質または吸収性の紙を含浸する
か、そのような試薬をそのような紙に組み込み;2.必
要ならば、その紙を乾燥させ、細長いストリップに裁断
し(長さおよび幅は所望の伝わり作用による);3.次
いで、そのようなストリップを透明なプラスチック材料
の板の間に積層して、プラスチック材料が試薬紙と密に
接触し、プラスチックのうち試薬を包囲するその縁部が
封止されるようにし;4.そして、端部を開放して紙を
露出させる。
【0031】使用の際には、得られたSERIM試験具
の一端部を試験対象の流体に浸漬すると、この流体が試
験具のマトリックスの中を移動する。被検体がマトリッ
クス中の試薬と反応し、最後に被検体が消耗し尽くす
と、マトリックス上のその場所で反応が停止する。流体
から被検体を除いたものがマトリックス中を動き続け、
最後にマトリックスの頂部に達し、そのときに反応の程
度を読み取る。そして、マトリックスの長手方向に沿う
反応の程度を測定し、校正チャートと比較して定量的な
結果を出す。
【0032】基本的な円筒型SERIM試験具は、次の
ように製造される。1.継ぎ目のないフィラメント材
料、例えば酢酸セルロースまたはポリエステルを織り、
円筒形の棒状体に成形し;2.この多孔質材料を試薬で
含浸し、乾燥させ;3.次いで、含浸した棒状体を、堅
くはまる透明なプラスチック鞘に収容し、適当な長さに
切断し;4.プラスチック鞘には、段階的な印を最初に
設けておくか、または後でプリントする。
【0033】試薬ストリップ試験具は、通常、吸収性の
紙を含むマトリックスを必要な試薬で含浸し、そのよう
な紙の小片をプラスチックの取っ手に取り付けて紙を扱
い易くすることによって製造する。商業的な過程では、
そのような試験具を製造する自動化された方法を使用し
てもよいことは明らかである。使用に際しては、試薬を
包含する紙マトリックスを単に試験対象の流体に浸漬
し、回収して、その色を色チャートと比較するか、光度
計によって読み取る。
【0034】本発明の試験具の製造に使用される原材料
は数多く、多岐にわたる。しかし、基本的には、マトリ
ックス材料は試験対象の流体に対して多孔質でなければ
ならず、SERIM試験具を製造する場合には、鞘また
は積層材料は、流体の流れを試験具の中に向けて通すた
めに、そのような流体に対して不浸透性でなければなら
ない。そのうえ、マトリックスは試薬および被検体のい
ずれに対しても不活性でなければならない。しかし、マ
トリックスは、試薬を含有することができなければなら
ず、必要ならば、試験具を試験流体に浸漬したとき、あ
るいは試験流体がマトリックス中を流れるとき、試薬を
所定の場所に保持することができなければならない。
【0035】一般的なマトリックス物質は、セルロース
系材料、例えばろ紙、ガラス繊維、多孔質ポリマー材料
およびそのような材料を組み合わせたものである。その
ような材料の例には、セルロースまたはセルロースの誘
導体、例えば広い種類の置換されたイオン交換セルロー
ス、継ぎ目のないフィラメント合成酢酸セルロースまた
はポリエステルフィルター材料、イオン交換樹脂付加材
料、そして、さらには、広い種類の吸着剤、例えばシリ
カゲル、活性アルミナ、ケイ藻土、シリカおよびそれら
の誘導体ならびに活性炭がある。一般的な鞘材料には、
Mylar (商標)フィルム、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステルおよびその他の、透明膜もしくは半透
明(光透過性)膜形成性または熱収縮性の材料がある。
鞘材料の選択は、試験具の型、試験対象の流体および積
層もしくは収容の方法に依存する。
【0036】本発明の特に有利な応用は、塩素イオンま
たは塩に関してコンクリートを試験する場合に見ること
ができる。先に記したように、塩化物の試験のための一
般的なSERIM試験具は、重クロム酸銀で含浸したマ
トリックスを利用する。重クロム酸銀は、塩素イオンと
接触すると、塩化銀の不溶性白色沈殿物を形成する。し
たがって、マトリックスまたはカラムの中に形成される
白色沈殿物の長さが、試験流体中に存在する塩素イオン
の量に比例する。しかし、各種物質のきわめて複雑な混
合物であり、強アルカリ性である湿潤したモルタルまた
はコンクリートの試験にこの試験具を使用するとき、試
験具に進入する流体が黒褐色の沈殿物または着色を形成
させ、それが、低めの濃度値の塩化銀白色沈殿物を視認
しにくくし、そのような濃度値での試験の信頼性を損な
わせる。
【0037】この問題は、試薬組成物そのものの必須構
成部分として、あるいは流体が試薬含浸芯体に進入する
前に接触する前処理部分として、本発明の干渉軽減物質
を、SERIM試験具とともに使用することにより、軽
減あるいは除去することができる。陽イオン性物質をS
ERIM試験具に進入する流体の前処理として使用する
場合、この物質を多孔質マトリックスに組み込み、その
マトリックスを芯体の下端(または長手方向全体)に接
続又は重層し、前処理区域および芯体を鞘に収容しても
よい。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、
本明細書に記載の陽イオン性物質を多数の異なる方法で
使用しうることは明らかである。
【0038】
【実施例】以下の例によって本発明をさらに説明する。
【0039】注記 以下の例1および5〜14においては、市販のSERI
M試験具、すなわちQUANTAB 塩化物測定具、製品番号1
175、管理コード0023086を使用した。この製
品は、基本的には、重クロム酸銀で含浸した紙のストリ
ップを2枚の薄いプラスチックフィルムの間に積層した
ものであり、その上側のフィルムが透明であり、塩化物
と紙中の重クロム酸塩試薬との反応の程度を測定するた
めの印もしくは目盛り線を有するものである。この試験
具は、底部が開口しており、フィルム間に積層された信
号ストリングが含浸紙の上部と接している。この信号ス
トリングは、試験手順の終了を印すように働く水性流体
に応答する色素で含浸されているとともに、流体を吸い
上げる機構のための通路を提供している。
【0040】SERIM試験具を、列挙した陽イオン性
物質とともに使用した例2〜4においては、先述の材料
および試薬濃度を使用して試薬紙を製造し、ポリエステ
ル、ポリエチレンフィルムの間に積層した。
【0041】例1 標準的なSERIM試験具を使用しての、モルタル中の
塩化物に関する試験3個のSERIM標準試験具の下端
を、約100ppm の濃度の塩化ナトリウムを有する新鮮
なモルタル中に約2cm浸漬した。約6〜7分のうちに、
モルタルからの流体が試験具中を伝って上った。試薬マ
トリックス中の反応の程度は黒褐色の着色の形成によっ
て不明瞭になり、試験具が使用不能になった。
【0042】例2〜4 以下の例においては、以下に掲載の物質をSERIM試
験具に使用して、例1に記載のモルタル中の塩化物につ
いて試験した。例1において観察された黒色化する着色
は、すべての場合において大幅に軽減された。
【0043】 陽イオン性物質(塩) 濃度 2 酢酸亜鉛 0.1M 3 硝酸アルミニウム 1.0M 4 硝酸マグネシウム 2.0M
【0044】例5〜14 以下の例においては、以下に掲載の陽イオン性物質を、
例1に述べたモルタルに対し、モルタル100gmあたり
0.1gmの濃度で添加し、標準的なSERIM試験具を
使用した。すべての場合において、モルタルの黒色化効
果が大幅に軽減され、試験具を容易に読み取ることがで
きた。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】細長い平坦な多孔質マトリックスを、両端が開
口した継ぎ目のない鞘に収容した本発明の試験具の正面
図である。
【図2】図1の試験具を線2−2から見た縦断面図であ
る。
【図3】図1の試験具を線3−3から見た横断面図であ
る。
【図4】多孔質マトリックスを管状の鞘に収容した円筒
形試験具の正面側を斜め上から見た図である。
【図5】図4に示す試験具を線5−5から見た縦断面図
である。
【符号の説明】
10 SERIM試験具 11 プラスチック板 12 プラスチック板 13 マトリックス 15 開口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質マトリックス中に重クロム酸銀試
    薬を含有してなる流体中のハロゲン化物イオン測定用試
    験具において、該マトリックス中に、更に、陽イオン性
    物質を包含してなることを特徴とする試験具。
  2. 【請求項2】 陽イオン性物質が、水酸化銀よりも溶解
    性が低い非色原性の水酸化物を形成する物質である、請
    求項1記載の試験具。
  3. 【請求項3】 陽イオン性物質が、亜鉛、アルミニウ
    ム、マグネシウム、鉛、マンガン、セリウム、銅、ビス
    マス、鉄およびモリブデンの非ハロゲン水溶性塩よりな
    る群から選択される、請求項2記載の試験具。
  4. 【請求項4】 陽イオン性物質が、酢酸亜鉛である請求
    項3記載の試験具。
  5. 【請求項5】 重クロム酸銀試薬を用いるハロゲン化物
    イオンの比色測定法であって、該方法を、陽イオン性物
    質の存在下で行うことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 陽イオン性物質が、水酸化銀よりも溶解
    性が低い非色原性の水酸化物を形成する物質である、請
    求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 陽イオン性物質が、亜鉛、アルミニウ
    ム、マグネシウム、鉛、マンガン、セリウム、銅、ビス
    マス、鉄およびモリブデンの非ハロゲン水溶性塩よりな
    る群から選択される、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 陽イオン性物質が、酢酸亜鉛である請求
    項7記載の方法。
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