JPH06509567A - 抗生物質飼料組成物および単胃動物における飼料効率増強および成長促進方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 抗生物質飼料組成物および単胃動物における飼料効率増強および成長促進方法発 明の分野 本発明は、飼料効率の増強および成長促進に有用な抗生物質動物飼料組成物に関 する。特に、本発明は、動物飼料における抗生物質の組み合わせに関するもので 、そのいずれかを単独で与えた場合に達成されるよりも、成長および飼料利用効 率が大きく改善される。該組み合わせの添加応答は抗生物質の各々が同様な抗微 生物スペクトルを有するところから、新規であり、意外である。

発明の背景 健康な動物の飼料についてのある種の添加剤が動物の飼料効率を増強し、成長を 促進することが知られている。例えば、ＡＡＤ２１６複合体としても知られるア ルダシン（ａｒｄａｃｉｎ）は米国特許＊４．５４８，９７４号に十分に記載さ れている。

この特許は、該複合体が抗生物質作用と成長促進作用との両方を示すことを開示 している。パージニアマイシン（ｖｉｒｇｉｎｉａ■ｙｃｉｌ）を含有する動物 飼料用の抗生物質組成物が米国特許第３．６２７．８８５号に開示されている。

しかし、アルダシンおよびパージニアマイノンが個々に動物の成長促進作用を有 することが知られているが、意外にも、動物飼料、有利には鶏飼料において、こ れらの抗生物質の組み合わせが、該抗生物質のいずれかを単独で与えた場合に達 成されるよりも、成長および飼料効率を大きく改善することが証明された。

発明の記載 本発明の動物飼料組成物は、アルダシンおよびパージニアマイシンの組み合わせ を動物飼料の約２５〜ａｏｐｐｍの量で含有する。好ましくは、バージニアマイ シンの該糖ペプチド抗生物質誘導体に対する比率は１・１である。これらの飼料 組成物は、反部動物、ブタおよび、有利には、鶏のような、食肉生産動物の成育 用に経口的に与える。商業的には、該活性成分は、それを標準的な動物飼料担体 に均一に分布させたプレミックス処方として使用できる。該プレミックスまたは 濃縮物を、ついで、所望に応じて、動物の通常飼料または特別肥大飼料と混合す る。そのような担体の例は、大豆ミール、コーン油、ひきトウモロコシ、大麦、 小麦、バーミキュライトのようなミネラル混合物、ケイ藻土、コーン・グルテン ・ミール、コーン・ディスティラーズ・ソリュブル（ｃｏｒｎｄｉｓｉｉｌｌｅ ｒｓ　５ｏｌｕｂｌｅｓ）または大豆粉である。

プレミックスは、液体形でも固体形でもよい。プレミックス中の活性成分の組み 合わせの濃度は約５〜７５重量％または完全な飼料組成物中の濃度の１００〜２ ０００倍の濃度とすることができる。ついで、プレミックスを、目的とする動物 に与える全給飼に均一に混合する。かかるプレミックス組成物も、本明細書で用 いる飼料組成物なる語の範−に包含する。

補足動物飼料自体も、セルロース、干し草、藁、トウモロコシ軸茎（ｓｔａｌｋ ）、綿実殻（ｈｕｌｌ）　、オー゛人大麦および穀類、まめ類のようなセルロー ス性の粗い飼料成分、動物脂、魚油および鯨油のような天然油脂、大豆油、オリ ーブ油、ヒマワリ油、落花生油および綿実油のような植物油、抗酸化剤、ミネラ ル類、ビタミン類、抗生物質、駆虫剤および他の適当な薬効成分を含有してよい 。

本発明の飼料を、ブロイラー工業で使用されている家禽飼料の特徴的な標準的処 方から調製した。該処方はナショナル・リサーチ・カランシル（Ｎａｔｉｏｎａ ｌ　Ｒｅ５ｅａｒｃｈ　Ｃｏｕｎｃｉｌ）の規格に合うものである。

以下の処方および方法を用いてブロイラーにおいて、飼料効率および成長促進調 査を行った。

飼料処方 成分　初発　成長　仕上げ イエロー・コーン（ひき）　５５．１９％　７０．４１％　７５．５７％大豆油 ミール（さや無し、　３１．７９　１８．９３　１４．７５４８％） バレー・ブレンド（Ｖａｌｌｅｙ　５．７５　５，７５　５．７５Ｂｌｅｎｄ、 　５１％） 油（鶏油）　５，１５　２．７３　２．１９脱フッ素化ホスフェート０．７６　 ０．８１　０．６５Ｌ−リシン７８．４％　０．００　０．８１　０．１０石灰 （ひき）　０．７６　０，４９　０．４８塩　０．２６　０，３１　０．３２ メチオ＝ン０．１９　０．２１　０．１６：ｌ’Ｊ：／７０　０．０４　０．１ １　０．００ビタミン・プレミックス　０．０６　０．５０　０．０３微量ミネ ラル・プレミックス　０．０５　０．５０　０．０３ひきコーン・ミール中の活 性成分のプレミックスを上記の飼料処方に添加し、均一に混合した。この処理よ り、表■に示す最終混合物が得られた。

粉砕した飼料を０８目から第２１日月まで、すなわち、初発がら成長まで、つい で、ペレット化した飼料を第２２８目から第４９８目まで与えた。

実験方法 １日齢のブロイラー・ニワトリ（Ｐｅｔｅｒｓｏｎ　ｘ　Ａｒｂｏｒ　Ａｃｒｅ ｓ）を各ブＣ１−／りの檻（ｐｅｎ）に入れた。雄３６羽、雌３６羽の７２羽の ニワトリを１２個のフロヮー・ペンの各々に入れた。すべての檻に各薬効剤添加 飼料および水を自由に与えた。

６つの処理をつぎのようにして１２ブロツクの各々の檻にランダムに割り当てた 。

表ニ ブロック 対照　２　７１４１９３０３３３８．４７５４ω６２７２ＶＭ　１０　ｐｐｍ　 ６４−１７２４２６３５４２４５５２５６６３７０ＡＲＤ　５　ｐｐｍ　５１２ １５２２２７３６３７４８５３５９６４６７バーンニアマイシン（ＶＭ）および アルダシン（ＡＲＤ）は最終体重計測臼まで、また、抗コクシジウム剤としてマ ヅラマイシン（＋ｎａｄｕｒａｍｉｃｉｎ）を第４５日まで与えた。初発から成 長へ変わる時点（第２１８目）および調査終了時（第４７日目）に、檻ごとに、 また、性別でニワトリの体重を計測した。毎日、致死率を、死んだニワトリの体 重と共に記録した。試験の最初の７日間で死亡した、または不良としてより分け られたニワトリは、入手した同じ群のホールディング・ペンからの同性のニワト リに代えた。死亡したニワトリの体重は飼料効率の計算に用いた。つぎの結果が 得られた。

表■ 対照　１２　１．３２　１３６　＋、９　４ｊ９　１１５　１．８ＶＭＩＯｐｐ ｍ　１２　１．３９　１．４９　１２　４，７６　２．１６　１１．９ＡＲＤ５ ｐｐｍ　１２　１．４６　１．５０　１．９　４，７７　２．１３　７ｊＡＲＤ １．２５ｐｐｍ＋ＶＭＩＯｐｐｒｎ１２１ｊｌ”ｅｌ、４２拳・ｃ２．４４，８ ６２．０８”ｉｌ、８ＡＲＤ２ｊｐｐｍ＋ＶＭＬ５ｐｐｍ＋２１．４７”１．４ ７１０４．８８＋２−０５”ｂｌｏ、２＋ＩＡＲＤ２ｊｐｐｍ＋ＶＭ５ｐｐｍ　 ＋２　１ｊｏ”ｂ　１．４５＋ｂ　１．９　４．１１４　１０７軸ｂ　ｌｏ、５ ｂアルダンシンＶＭの組み合わせのＶＭｌｏｐｐｍに対する統計的有意性［Ｔ− テスト（ｔｗｏ−ｔａｉｌｅｄｔ−ｔｅｓｔ）］　：＋Ｐ＜Ｑ、１０　＊Ｐ＜０ ．０５　＊＊ｐ＜ｏ、。

アルダシン＋ＶＭの組み合わせのアルダシン５ｐｐｍに対する統計的有意性（Ｔ −テスト）ジＰ＜０．１０　ｂＰ＜鉤０５　’Ｐ＜０．０１＊飼料変換率（ＦＣ Ｒ）：体重１ボンドの増加に必要な飼料量表ＩＩに記載した死亡は処理に関係す るものではなく、養鶏工業に一般的に生ずるものであった。この試験では何ら異 常な死亡は観察されなかった。表ＩＩに示す結果は、明らかに、３つのアルダシ ン／パージニアマイシンの組み合わせのいずれかを与えたブロイラーの平均体重 が、第２１８目および第４７日目後、これらの化合物を単独で与えたブロイラー よりも著しく重いことを示している。さらに、アルダシン／バージニアマイシン の組み合わせで処理したブロイラーの飼料変換も、化合物を単独で与えたブロイ ラーで認められるよりも著しく良好であった。

本発明の方法は、家禽またはブタのような単胃動物に、補足的給飼として、また は通常の計画による種条件下で自由に摂飼させることからなる。補足飼料給飼は 公知の方法で動物に与えられる。檻における自由な摂飼は動物の成長および操作 の飼料効率を増加させるために最も都合がよい。動物には、成長を生じ、飼料効 率を増加させるに十分に有効な、非毒性量の該活性成分を与える。

フロントページの続き （８１）指定回　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、　ＳＥ）、　ＡＵ、 　ＣＡ、ＪＰ、　ＫＲ，ＵＳ（７２）発明者　ヘツデ、リチャード・ディーアメ リカ合衆国ペンシルベニア州１９３８２、ウェスト・チェスター、ローカスト・ グローブ・ロード７９９番

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．有効かつ非毒性量のバージニアマイシンおよび糖ペプチド抗生物質誘導体の 組み合わせを動物に経口投与することからなる動物の飼料効率増強および成長促 進方法。
2. ２．糖ペプチド抗生物質誘導体がアルダシンである請求項１記載の方法。
3. ３．バージニアマイシンとアルダシンとの組み合わせが、動物飼料組成物の約２ ．５〜３０ｐｐｍの量で存在する請求項２記載の方法。
4. ４．動物がブロイラーである請求項１記載の方法。
5. ５．有効かつ非毒性量のバージニアマイシンおよび糖ペプチド抗生物質誘導体の 組み合わせを動物飼料組成物に補足してなる動物の飼料効率の増強および成長促 進用動物飼料組成物。
6. ６．糖ペプチド抗生物質誘導体がアルダシンである請求項５記載の組成物。
7. ７．バージニアマイシンとアルダシンとの組み合わせが、約２．５〜３０ｐｐｍ で存在する請求項６記載の組成物。
8. ８．約５〜７５重量％のバージニアマイシン−アルダシンの組み合わせからなる プレミックス飼料組成物。