JPH06509070A - 抗ヒルジンポリクローナル抗体ならびにヒルジンの同定、免疫精製および定量的測定のためのその用途 - Google Patents
抗ヒルジンポリクローナル抗体ならびにヒルジンの同定、免疫精製および定量的測定のためのその用途Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
抗ヒルジンポリクローナル抗体ならびにヒルジンの同定、免疫精製および定量的
測定のためのその用途本発明は、ヒルジンまたはヒルジン様タンパクに特異的な
抗体の製造方法に関する。
ヒルジンは、ヒル(Hirudo medicinalis)のだ液腺から少量
単離され得るポリペプチドである( Markwardt、 F、 :Unte
rsuchungern uber Hirudin、 Naturwisse
nschaften 41:537−538.1955 ) 。
ヒルジンは、強力で特異的なトロンビン阻害剤である(Chang。
J、 Y、 : トロンビン特異的阻害剤ヒルジンの機能的ドメイン、FEBS
Lett、 164 : 307−313.1983)−ヒルジンはトロンビン
に結合し、可溶性フィブリノーゲンの不溶性フィブリンへの転換を阻害し、■因
子、■因子および■因子のトロンビン媒介活性化を防ぐ(Markwardt、
F、:ヒルジンの薬理学:医用ヒル中の抗凝血剤の最初の報告の100年後、
Biased、 Biochem、 Acta 44 : 1007−1013
゜1985) 。
トロンビンは、ヒルジンに対して、血小板トロンビンレセプターに対するよりも
大きいアフィニティを有しくFentonII J、 W、 。
Landis B、 H,、Walz D、 A、、 Bing D、 H,、
Feinman R,D、。
Zabinski M、 P、、 5onder S、 A、、 Berlin
er L、 J、、 and FinlaysonJ、 S、 :ヒトトロンビ
ン:調製的評価、構造的特性および酵素的特異性、D、 H,Bind編[ヒト
血漿の化学と生理学(The Chemistryand Physiolog
y of Human Plasma) J、 Pergamon Press
、 NewYork中、pp、151−182.19791 、そのためヒルジ
ンはトロンビン−血小板レセプター複合体の解離を誘発することができ(TaI
IS、 L。
Fenton J、 L and Detwiler T、 C,:ヒルジンに
よる血小板からのトロンビンの解離:レセプタープロセシングの証拠、J、 B
iol。
Cheffl、、 254 : 8723−8725.1979)、それにより
放出反応および血小板凝集を阻害する(Hoffmann A、 and Ma
rkwardt、 F、:ヒルジンによるトロンビン−血小板反応の阻害、He
mostasis、 14 : 164−169゜1984 ; Re1nho
ld D、 S、 and Gershman H,:ヒルジンはトロンビン刺
激による血小板放出を非感受性にする、Thromb、 Res、、 37 :
513−527.1985)。
同様の機序で、ヒルジンは、内皮細胞および繊維芽細胞上に存在するレセプター
へのトロンビンの結合に干渉する(FentonII J。
L、 Landis B、 H,、Walz D、^、、 Bing D、 H
,、Feinman R,D、。
Zabinski M、 P、、 5onder S、 A、、 Berlin
er L、 J、、 and FinlaysonJ、 S、 :ヒトトロンビ
ン:調製的評価、構造的特性および酵素的特異性、D、 H,Bind編、「ヒ
ト血漿の化学と生理学J 、 PergamonPress、 New Yor
k中、pp、151−182.1979)。
ヒルジンは、トロンビンとトロンボモジュリン(thrombomodulin
)との間の相互作用をも阻害し、それは触媒部位とは異なるトロンビン上の共通
の部位に結合する()Iolfsteenge J、、 Taguechi H
。
and 5tone S、 R,: トロンビンと基質および阻害剤との相互作
用の動態学に対するトロンボモジュリンの効果、Biochem、 J、、 2
37゜243−251.1986)。
ヒルジンは、したがって、■因子および■因子を不活性化し得るセリンプロテア
ーゼで、かつトロンビン自体の生成に必要であるプロティンCが、トロンビンを
活性化する能力を減少させる。
ヒルジンは、ヘパリン−アンチトロンビン■複合体による阻害から保護されてい
るクロット(血餅)結合トロンビンを阻害することもできる(Weitz n、
、 Hudoba M、、 Massel Dl、 Maraganore J
、 andHirsh J、 : クロット結合トロンビンはヘパリン−アンチ
トロンビンtnによる阻害から保護されているがアンチトロンビン■非依存性阻
害剤による不活性化を受け得る、J、 Cl1n、 Invest、、 86
:385−391.1990)。
動物における実験研究では、ヒルジンは、静脈および動脈の血栓症+ Mark
wardt、 F、 :抗血栓症剤としてのヒルジンの開発。
Sem1nars in Thrombosis and Haemostas
is、 15(3) : 269−282゜1989 ; )Ieras M、
、 Chesebro J、 H,、Webster M、、 Mruk J、
S、。
Grill D、 E、、 Penny L J、、 Bowied E、 J
、 VJ、、 Badimon L、 andFuster V、:ブタの動脈
損傷におけるヒルジン、ヘパリンおよびブラセボ、血小板媒介血栓症におけるト
ロンビンのインビボでの役割、C1rculation 82 : 1476−
1484.1990) 、血管シャント閉塞(にeLly A、 R,、Mar
z、ek Ll、 M、、にrupski L、、 Ba5s A、、 Cad
roy Y、。
Hauson S、 R,、and )Iarker L、 A、 :ヒヒにお
けるヘパリン抵抗性動脈血栓形成のヒルジンによる妨害、Blood、 77(
5)・1006−1012゜19911およびトロンビン誘発散在住血管内凝血
fdisseminatedintravascular coagulati
onl(Markwardt F、、Nowak H,andHnffmann
J、 :散在住血管内凝血DICに対する薬物の影響、天然および合成トロン
ビン阻害剤の効果、Thromb、 Res、 11 : 275−283゜1
977)を防ぐのに効果的であることが証明された。
抗血栓症剤としてのヒルジンの臨床応用は数年前に提案されたが、これは、天然
のヒルジンが容易に入手可能ではないために厳しく制限されてきた。今日では、
遺伝子工学の方法学とポリペプチド精製の方法が利用でき、充分な量のヒルジン
を前臨床研究および臨床研究のために製造することが可能である。この事実は、
天然のトロンビン阻害剤への関心を新たにさせた。
ヒルHirudo medicinalisからの異なるヒルジンの精製および
特性付けは詳細に研究され、これらの化合物の一次構造が決定された〔丁rip
ier D、 :イソタンパク(iso−proteins)のファミリー、ヒ
ルジンの単離および新しいヒルジンの配列決定、Folia Hematol。
(Leipz) 115 : 30−35.1988] 、特に、HVIと名付
けられたヒルジンの形態はヒルの全体から抽出され(Boskova 1. P
、。
Cherkesova D、 V、 and Mosolow V、 V、 :
ヒル頭部およびヒル全体からのヒルジンならびにヒル体部からの偽ヒルジン、
Thromb、 Res。
30 : 459−467、1983 ; Dodt J、 P、、 Mull
er H,P、、 See+++uller V。
and Chang J、 Y、 : トロンビン特異的阻害剤ヒルジンの完全
アミノ酸配列、FEBS Lett、 165 : 1110−183.198
4) 、一方、頭部からは少し異なるアミノ酸配列を有する別の形態のものが抽
出され、HV2と名付けられた(Harvey R,P、、 Degryse
E、、 5tefani L、。
Schamber F、、 Cazenave J、 P、、 Courtne
y M、、 Ialstoshev P、 andLecocq J、 P、
:吸血ヒルHirudo Medicinalisからの抗凝血剤ヒルジンをコ
ードするcDNAのクローニングおよび発現、Proc。
Natl、 Acad、 Sci、 USA 83 : 1084−1088.
1986)。HV3と名付けられた第3の変異体が記載された[Harvey
et al、、 Proc、 Natl。
Acad、 Sci、 USA (1986) 1084−1088] 。
HVl、HV2およびHV3のアミノ酸配列は、配列番号(SEQ 10 No
、) 1.2および3である。HVIおよびHV2は65アミノ酸の単一ポリペ
プチド鎖からなり、そのNH,末端の無極コアおよび強酸性C末端テールはトロ
ンビンの無極結合部位および陰イオン結合性部位(exosite)に結合し、
それ故トロンビンを基質(フィブリノーゲン)との相互作用から防ぐ(Ryde
l T、 J、。
Ravichandran K、 G、、 Tulinsky A、、 Bod
e VJ、、 Huber R,、RoitschC,and Fenton
U J、 W、 :組換えヒルジンとヒトα−トロンビンの複合体の構造、5c
ience 249 : 277−280.1990)。さらに、位置63に硫
酸化チロシンが存在する。この翻訳後修飾は、抗トロンビン活性に必須であるよ
うには見えない(Stone S、 R,andHofsteenge J、・
ヒルジンによるトロンビンの阻害の動態学、Biochem、 25 : 46
22−4628.19861゜HV 3は位置1から32までHV 2と同一で
あり、次いで、以下の点においてHVIと異なる二位置33でAspの代わりに
Glu、位135でGluの代わりにLys、位置36でLysの代わりにAs
p、位置53でAspの代わりにGin、位置58でG11]の代わりにPro
、位置62でGluの代わりにAsp、位置63でTyr (SOs H)の代
わりにAla、位置64でLeuの代わりにAsp、そして位置65でGinの
代わりにGlu。
ヒルジンのN末端ドメイン(残基1〜39)は、コンホメーション全体を安定化
する3つのジスルフィド結合によって特徴付けられる(Chang J、 Y、
: ヒルジンアミノ末端コアフラグメントの産生、特性およびトロンビン阻害
機序、J、 Biol、 Chew、、 265 (36) :22159−2
2166、1990)。
最近、ヒルジンはヒルの他の種においても検出されてきた。特に、ヒルジンHV
Iと同様の抗トロンビン特性があり、配列番号4および5に示すアミノ酸配列を
有する2つのポリペプチド(本明細書中において、以下P1およびP2と呼ぶ)
がヒルHirudinariamanillensisから単離され、特性化さ
れ、遺伝子工学によって製造された(ヨーロッパ特許出願筒92301721.
4号)、PlはヒルジンHVIと60%の相同性を示し、硫酸化されたアミノ酸
を有さない。
天然供給源または組換え生物物質からのヒルジンの単離および精製は、一般的に
は、イオン交換クロマトグラフィーと、それに続く逆相カラムおよびイオン交換
カラム上での高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)を通した一連の分離によ
って実施される(Courtney M、、 Loison G、、 Lemo
ine Y、、 Riehl−Bellon N、。
Degryse E、、 Brown S、 L、 Cazenave J、
P、、 Defreyn G、。
Delebassee D、、 Bernat A、、 Maffrand J
、 P、 and Roitschl、 :Sem1nars in Thro
mbosis and Haemostasis、 15 (3) : :)8
g−292゜1989)。
ヒルジンをコードする天然および合成遺伝子は、Escherichia並晶(
大腸菌)および酵母において発現された()Iarvey R,P、。
Degryse E、、 5tefani L、、 Schamber F、、
Cazenave J、 P、。
Courtney M、、 Ialstoshev P、 and Lecoc
q J、 P、 :吸血ヒルHirud。
medicinalisからの抗凝血剤ヒルジンをコードするcDNAのクロー
ニングおよび発現、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA
83 :1084−1088.1986 ; Bergmann C,、Dod
t、、にohler S、、 Fink E、 andCjassen H,J
、 :ヒルHirdo medicinalisからのトロンビン特異的阻害剤
ヒルジンをコードする遺伝子の化学合成および発現、Biol、−Chell、
)!oppe 5eyler、 367 : 731−740.1986 ;
Fortkamp E、。
Rieger M、、 Heisterberg−Moutses G、、 S
chweizer S、 and SonnmerRl: ヒルの血液凝固阻害
剤ヒルジンの合成りNAのクローニング結果として生じる硫酸化されていないタ
ンパク質は、天然のタンパク質と非常に類似の生化学的および生物学的特性を示
す(TalbotM :組換えヒルジンの生物学(CGP39393):血栓症
治療の新しい展望、Sem1nars in Throa+bosis and
Hae+++ostasis。
15 (3) : 293−301.1989 ; Courney M、、
Loison G、、 Lemoine Y、。
Riehl−Bellon N、、 Degryse E、、 Brown S
、 +!、、 Cazenave J、 P、。
Defreyn G、、 Delebassee D、、 Bernat A、
、 Maffrand J、 P、 andRoitschl、: Sem1n
ars in Thrombosis and Haemostasis。
15 (3) + 288−292.1989 ]。
組換えタンパクを用いて、より広範な前臨床研究および臨床研究を実施すること
が可能であり、そのタンパク質の低い毒性および免疫原性が示された。
ヒルジンのインビボ抗凝血効率は、主に血液中での適正レベルの維持および調節
に依存する。そのため、その薬物動態学の知識は、ヒトにおける抗血栓症剤とし
てのその利用のための必須の前提条件である。予備的研究の過程において、Ma
rkwardtらは、凝血試験で評価した抗トロンビン活性のみに基づいて(M
arkwardt F、、 NowakG、、 5turzebecher J
、、 Griessbach V、、 Walsmann P、 and Vo
gel G。
・ヒトにおけるヒルジンの薬物動態学および抗凝血効果、Thro@。
Hemost、 52 : 160−163.1984)、またはトロンビン特
異的色原性基質を用いて(Griessbach V、、 5turzebec
her J、 and MarkwardtF、:色原性トロンビン基質を用い
る血漿中のヒルジンのアッセイ、Thromb、 Res、 37 : 347
−350.1985)、生物学的試料中のヒルジンを測定することができた。
ヒルジンの免疫原性は非常に低いので、実験動物において沈降抗体を産生させる
ことは極めて困難である(Bicher J、、 GermmerliR,an
d Fr1tz H,:ヒトにおける反復静脈注射の後のヒルジンに対する感作
の可能性を明らかにするための研究、Thromb、 Res、 61 :39
−51.1991)。
種々の試みの後、5pinnerら[5pinner S、、 5toffle
r G、 andFink E、 : ヒルジンの定量的酵素免疫アッセイ(E
LISA)、JImmunol、 Methods、 87 : 79−83.
1986 )は、天然のヒルジンを用いて、免疫した11匹のヤギのうちの2匹
において抗体を得ることができた。これらの抗体は、天然および組換えヒルジン
の測定のためのELI SA法の開発を可能にした。
最近、組換えヒルジン(HVI変種)に対する、およびHVIのC末端配列を示
す合成ペプチドに対するモノクローナル抗体が得られた(Schlaeppi
J、 M、、 Vekemans J、、 Rink H,and Chang
J。
Y、: ヒルジンおよびヒルジンペプチドに対するモノクローナル抗体の調製、
Eur、 J、 Biochem、、 188 : 463−470.1990
; Mao S、 J。
T、、 Yates M、 T、、 Owen T、 J、 and Kr5t
enansky J、 L、 :ヒルジンの合成C末端に対する抗体の調製およ
び抗原性部位の同定、J。
Immunol、 Methods 120 : 45−50.1989)。こ
れらの抗体は、トロンビンとの相互作用に関与するヒルジンの領域を同定するた
めに特に用いられた。しかしながら、天然または組換えヒルジンに対するそれら
の、低い、または欠如した反応性は、薬物動態学研究におけるそれらの用途を制
限し得る。
ヒルジンの異なる形態の免疫精製および特性付けは、特異的抗体が充分な量で利
用可能でないために、実施されたことがなかった。
ヒルジンおよびヒルジン様タンパクの同定、精製および定量的測定のための免疫
学的方法の開発は、これらの化合物の極めて低い免疫原性によって今まで妨げら
れてきた。
したがって、本発明は、実験動物においてヒルジンまたはヒルジン様タンパクに
対する抗体を確かに生成させることができる効果的な免疫原を提供することを目
的とする。本発明は、さらに、ヒルジンまたはヒルジン様タンパクに特異的な抗
体を製造する再現性のある方法を提供することを目的とする。
したがって、本発明は、免疫原を製造する方法であって、ヒルジンおよび/また
はヒルジン様タンパクを重合させることを特徴とする方法を提供する。本発明は
また、重合したヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパクを含む免疫原をも提
供する。本発明は、さらに、ヒルジンまたはヒルジン様タンパクに結合すること
ができる抗体を製造する方法であって、そのような免疫原に対する抗体を生成さ
せることを特徴とする方法を提供する。
本明細書中において用いられる用語「ヒルジン」は、HVI、HV2、HV3、
PlまたはP2のような天然ヒルジンイソフオームの配列を有するいかなるタン
パクをも含む。用語「ヒルジン様タンパク」は、例えばアミノ酸の置換、欠失、
挿入、伸長、官能化または化学修飾による、抗トロンビン活性を有するヒルジン
のいかなる誘導体をも含む。用語「ヒルジン様タンパク」は、1つを越えるヒル
ジンのハイブリッドをも含み、それは遺伝子工学によって製造されてもよい。例
えば、WO−A−91/l 7250には、HVIの最初の46残基とそれに続
<HV2のアミノ酸47〜65から構成されるヒルジン様タンパクが記載されて
いる。
ヒルジン様タンパクは、アミノ酸の置換、欠失、挿入、伸長、官能化または化学
修飾によるHVI、HV2、HV3、PlまたはP2の誘導体であって、抗トロ
ンビン活性を有するものであってよい。置換、欠失、挿入または伸長は、1つ以
上のアミノ酸を含んでイテモヨイ。典型的には、HVI、HV2、HV3、Pl
またはP2のアミノ酸配列と、その誘導体のアミノ酸配列との間には、60%以
上の程度の相同性がある。相同性の程度は、75%以上、85%以上、または9
5%以上であってよい。
元来の配列の物理化学的特徴、すなわち電荷の密度、疎水性/親水性、サイズお
よび形状(コンフィギユレーション)に関しては、保存され得る。1文字コード
に基づ(と、可能性のある置換は(Eur、、1. Biochem、138:
9−37. 1984) :GのかわりにA、およびその逆;
A、LまたはGによるA;
Rによるに:
TによるS、およびその逆;
DのかわりにE、およびその逆;そしてNによるQ、およびその逆
である。
伸長に関する限り、50アミノ酸残基までの短い配列が、各末端に、またはその
どちらかに与えられていてもよい。配列は3oまで、例えば20までまたは10
までのアミノ酸残基を有していてもよい。
ヒルジンまたはヒルジン様タンパクは、グリコジル化、硫酸化(sulphat
ion) 、 COOH−アミド化またはアシル化のような1つ以下の化学修飾
(例えば翻訳後修飾によるもの)を受けていてもよい。例えば、位置63のTy
r残基は硫酸化されていてもよい。
組換えヒルジンまたはヒルジン様ポリペプチドは、通常この位置においては硫酸
化されていないであろう。さらに、本発明は、HVI、HV2、HV 3、Pl
またはP 2(7)N末端またはC末端部分を有さない低分子量誘導体に適用し
てもよい。
本発明の免疫原は、ヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパクのポリマーであ
る。したがって、免疫原は、ヒルジンのホモポリマー、ヒルジン様タンパクのホ
モポリマー、またはヒルジンとヒルジン様タンパクのコポリマーであってよい。
免疫原は、lを越えるヒルジンイソフオームまたはlを越えるヒルジン様タンパ
クのコポリマーであってもよい。
ヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパクは、ゲルタールアルデヒドまたはカ
ルボジイミドで好適に重合させられる0モル過剰のゲルタールアルデヒドまたは
カルボジイミドが好適に用いられる。
1.1〜5倍モル過剰を用いることができる。
重合化反応は、水性溶媒の存在下で実施する。好適な溶媒としては、リン酸緩衝
生理食塩水(PBS)が挙げられる。反応の時間は、好適には5時間〜30時間
であり、好ましくは15時間〜20時間である。反応の温度は、好適には15℃
〜35℃であり、例えば周囲温度〜30℃である。簡便性の観点から、周囲温度
が好ましい。
ヒルジンおよび/またはヒルジン様出発物質を得る方法は公知である。これらの
方法としては、ヒルからのヒルジンの抽出、および遺伝子工学による組換えヒル
ジンおよびヒルジン様タンパクの製造が挙げられる。ヒルジンおよびヒルジン様
タンパク、特にHVI、HV 2、HV3およびその誘導体は、WO−A−91
/17250に従って得てもよい。WO−A−91/17250の方法は、ヒル
ジンまたはヒルジン様ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の化学合成、
および組換え生物における該ポリペプチドの発現に基づいている。PlおよびP
2は、WO−A−90105143に従って調製物を得、その調製物を高圧液体
クロマトグラフィーにかけることにより、ヒルHirudo manillen
sisの組織から単離してもよい(ヨーロッパ特許出願第92301721.4
号)。
本発明は、ヒルジンまたはヒルジン様タンパクに結合することができる抗体の製
造方法であって、本発明の免疫原に対する抗体を生成さゼることを特徴とする方
法を提供する。製造される抗体は、モノクローナルまたはポリクローナルであっ
てよい。
モノクローナル抗体およびポリクローナル抗体を製造する方法はよく知られてい
る。ポリクローナル抗体を製造する方法は、好適な宿主動物、例えば実験動物を
本発明の免疫原で免疫し、その血清から免疫グロブリンを単離することを含む。
したがって、動物に免疫原を接挿し、続いてその動物から血液を採ってIgG画
分を精製してもよい。モノク[]−ナル抗体を製造する方法は、望ましい抗体を
産生する細胞を不死化することを含む。ハイブリドーマ細胞を、接種を受けた実
験動物の稗臓細胞と腫瘍細胞を融合させることによって製造してもよい(にoh
ler and Milstein、 Nature 256.495−497
゜19751゜
望ましい抗体を産生ずる不死化した細胞は、従来の手順で選択してもよい。ハイ
ブリドーマは、培養において生育させてもよく、あるいは、腹水を形成させるた
めに腹腔中に、または同種(アロジェニック)宿主もしくは免疫相容性(inu
++unocompron+1sed)宿主の血流中に、注射してもよい。ヒト
抗体は、ヒトリンパ球のインビトロ免疫とそれに続くエプスタイン−バーウィル
スによる該リンパ球の形質転換によ−)で製造し得る。
モノクローナル抗体およびポリクローナル抗体の両方の製造のためには、実験動
物は好適にはヤギ、ウサギ、ラットまたはマウスである。望ましい場合には、本
発明の免疫原は、例えばアミノ酸残基のうちのひとつの側鎖を介して、好適な担
体にカップリングさせたコンジュゲートとして投与してもよい。担体分子は、典
型的には生理学的に許容可能な担体である。得られる抗体は単離してもよく、望
ましい場合には精製してもよい。
本発明は、ヒルジンまたはヒルジン様タンパクの定量的測定、精製または同定の
方法であって、本発明の免疫原に対する抗体を生成させ、それにより得られた抗
体を該定量的測定、精製または同定の方法において用いることを特徴とする方法
を含む。
抗体を用いる試料中の抗原の定置的測定のための従来の方法を用いてもよい。例
えば、本発明に従って製造した抗体を、非競合的ELISA(酵素結合免疫アッ
セイ)のようなELISA法において用いてもよい。
典型的には、ELISA法は以下の工程を含む:(1)本発明に従って製造した
非標識抗体を固体支持体上に固定し、
(ii )測定すべきヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパクを含有する試
料を、該ヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパクが該非標識抗体によって捕
獲されるように添加し、(i)本発明に従って製造した標識抗体を添加し、そし
て(1v)結合した標識抗体の量を測定する。
好適な抗体の標識の例としては、ビオチン(ペルオキシダーゼに結合させたアビ
ジンによって検出され得る)およびアルカリホスファターゼが挙げられる。ヒル
ジンおよび/またはヒルジン様タンパクを含有する試料は、生物学的液体(例え
ばヒル抽出物)、形質転換した、またはしない細胞の培養からの組織培養培地、
または組換えDNA手順により製造した試料であってよい。
抗体を用いる抗原の精製の従来法を用いてもよい。このような方法としては、免
疫沈降およびイムノアフィニティ力うム法が挙げられる。イムノアフィニティカ
ラム法においては、本発明に従って製造した抗体を、カラムの不活性マトリック
スにカップリングさゼ、精製すべきヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパク
を含有する試料を、該ヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパクが保持される
ようにカラムに通す。次いで、ヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパクを溶
出する。
ヒルジンまたはヒルジン様タンパクを含有する試料は、生物学的液体(例えばヒ
ル抽出物)、形質転換した、またはしない細胞の培養からの組織培養培地、また
は組換えDNA手順により製造した試料であってよい。
抗体を用いて抗原を同定する従来の方法を用いてもよい。例えば、ウェスタン・
プロッティング法を用いてもよい。このような方法は以下の工程を含むことがで
きる:
(1)ヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパクを含有する試料をゲル電気泳
動にかけ、
(11)ゲル中の分離したタンパク質を、プロッティングによって同体支持体(
例えば、ニトロセルロース支持体)上に移し、
(―)本発明に従って製造し、標識した抗体を、該ヒルジンおよび/またはヒル
ジン様タンパクに結合させる。
ヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパクを含有する試料は、生物学的液体(
例ぶばヒル抽出物)、形質転換した、またはしない細胞の培養からの組織培養培
地、または組換えDNA手順により製造した試料であってよい。
以下の例は、本発明を説明するものであるが、いかなる方法でもそれを制限する
ものではない。添付した図面において:図1は、HVIとゲルタールアルデヒド
の反応後に得られたヒルジンHV 1ポリマーのドデシル硫酸すトリウムポリア
クリルアミド電気泳動(SDS−PAGE)ゲルを示す。レーンAにはヒルジン
(20ug)をロードし、レーンBにはHV1ポリマー(20μg)をロードし
た。ゲルの左側の数字は分子量(kD)である。
図2は、オフタロニー法による免疫拡散アガロースゲルを示す。
ウェルAは1;16希釈した免疫血清を含有し、ウェルBは緩衝液を含有し、そ
してウェルC,DおよびEはそれぞれ2.5.5および10μgのヒルジンを含
有した。ゲルは、接種を受けたウサギから得た血液中の沈降抗体の存在を明らか
にしている。
図3は、緩衝液(−ロー)、血!!(−◆−)および尿(−一一)中のヒルジン
の濃度(ng/ml) (Y軸)に対するHVIヒルジンの490nmでの吸光
度(X100O)(X軸)に関する標準曲線を示す。曲線上の各点は、490止
での吸光度の5回の測定の平均を表し、バーは標準偏差を表す。
図4は、例2で得られた抗ヒルジン抗体の、天然HVI(−ロー)および組換え
HV2 (−−−○−−−)に対する、しかしPl(−一一一一一一)に対して
はない特異性を表す。X軸はヒルジンの濃度(ng/+l)であり、Y軸は49
0止での吸光度である。
凱1
2、 、−′の 爪
組換えDNA技術によりEscherichia%Ij、において得られたHV
Iヒルジンを、1,25%ゲルタールアルデヒドを含有するp)17.3のPB
S中に、6mg/mlの濃度で溶かし、室温で18時間インキュベートした。0
.9%NaCl2に対して透析した後、ヒルジンポリマーの形成を、15%ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)により検査した。
図1は、反応後に形成されたポリマーを示す。ヒルジンに相当するバンド(A)
は見久なくなるが、一方、始めのヒルジンの分子量の複数倍に相当する分子量を
有する7つの化合物(B)が現れる。
同様の手順を用いて、他の形態のヒルジン、例えばHV2およびPIの免疫原性
ポリマーを製造することが可能である。
耐ス
の舌゛および
5匹のニュージ−ラントポワイド(New Zealand white)の雄
ウサギに、2mlのフロイントの完全アジュバント中に再懸濁させたHVIヒル
ジンポリマー250μgを皮下接種した。フロイントの不完全アジュバントを用
いた追加注射(ブースター)を、4,6.8および10週後に与えた。第12週
に、各動物から30m1の血液を採取し、オフタロニーによるアガロースゲル中
での二重拡散技術により沈降抗体の存在を測定した(Outcherlony
o、 :免疫学的分析のだめのゲル中での拡散法、Progr、 Allerg
y、 5.1.1958)、図2に示すように、0.15MPBS中の1%アガ
ロースゲルから、5つのウェルが得られた。
PBS中、1:16希釈した免疫血清35μlをウェルAにロードし、一方、ウ
ェルB、C,D、Eには、緩衝液、2.5.5および10μgのHVIヒルジン
をそれぞれロードした。
湿潤容器内で、室温で48時間インキュベートした後、通常の生理食塩水および
蒸留水で24時間ゲルを洗浄し、40℃で乾燥して、50%トリクロロ酢酸中の
0.2%クマシーブルーで染色した。
図2は、中央のウェルAと、ヒルジンが置かれたウェルC,D、Eとの間にはっ
きりした沈降バンドを示す。
免疫していないウサギ血清なウェルAに置いた平行実験では、沈降バンドは観察
されなかったが、この実験では、免疫した5匹のウサギのうちの4匹が沈降抗体
の存在を示した。
IgG画分を、プロティンA−セファロースクロマトグラフィーにより調製した
。pH7,4のPBS中、1:2希釈した血清を、PBS、pH7,4で平衡化
したプロティンA−セファロースカラムにかけた。続いて、IgGを0.1Mク
エン酸緩衝液、pi(3で溶出した。同様の手順を用いて、他の形態のヒルジン
、例えばHV2およびPlに対するポリクローナル抗体を製造することが可能で
ある。
阿1
ELISA去を いる 、の 1
例2で単離した抗HVIIgGの一部を、Guesdonらの方法に従ってビオ
チニル化した(Guesdon J、 L、 et al、:酵素免疫技術にお
けるアビジン−ビオチン相互作用の利用、J、 HLstochem。
Cytochem、、 27: 1131−1139.1975) 。
ELISA試験には、以下の概略を用いた。ウサギ抗HVIポリクローナルIg
Gを、固相に固定化して試料中に含まれる抗原(HVI)を捕獲させ、次いでそ
れにビオチニル化したウサギの抗HVIポリクローナルIgGを付着させた。検
出は、ペルオキシダーゼに結合させたアビジンを用いて実施した。より正確には
=0.1M Na−CQs 、pH9,6中、10ul/mlのポリクローナル
IgG 150μlをマイクロプレートのウェルに入れ、4℃で16時間インキ
ュベートした。IgGの濃度は、ELISAを最適化し、高感度および低バツク
グラウンドを得るように選択した。
プレートを洗浄し、残りの結合部位を、3%ウシアルブミンを含有するPBS、
pH7,4を用いて1時間インキュベートすることによりブロッキングした。洗
浄後、プレートを、次第に増加する量の榎準ヒルジンを、または未知濃度で試料
を含有する血漿もしくは尿またはPBS−Tween、pH7,4を用いて、3
7℃で60分間インキュベートした。PBS−Tween、p)17.4で洗浄
した後、プレートを、5μg/mlビオチニル化IgGを用いて37℃で60分
間インキュベートし、再び洗浄し、158 ng/mlアビジン−ペルオキシダ
ーゼを用いて37℃で60分間インキュベートした。
プレートを、次いでPBS−Tween、pH7,4で3回洗浄し、2回蒸留水
で1回洗浄した。ペルオキシダーゼを、室温で15分間、O,1Mクエン酸緩衝
液、pH5中のO,1%0−フェニレンジアミン、0.015%H20,と反応
させた0反応を、4.5MH,SO2を添加することにより停止し、マイクロプ
レートリーダーにより49C1nmの吸光度を測定した。
用量依存性の直線的関係が、0 、61 ng/+mlとLong/■lの間で
得られ、検出限界は0 、3 ng/mlであった(図3)、用量間の変動係数
は、7つの異なる用量に基づいて確立し、3.89%と6.28%の間にわたっ
た。
例2で単離した抗HVI抗体の特異性を、天然HVIヒルジン、組換えHV2ヒ
ルジンおよびPlに対して、ELISAにより試験した(図4)。
これらの抗体は、天然HVIヒルジンおよびHV2変種を認識するが、HVIヒ
ルジンと60%の相同性を示すPlを認識しない。
既に述べたように、ヒルジン類、特にPlを認識することができる抗体は、例2
に記載したのと同様の手順で得ることができ、例えば例3に記載したのと同様の
ELISA法において、ヒルジン類、特にPlの測定のために用ることができる
。
配列表
(2)配列番号(SEQ ID No、 ) 1に関する情報:(i) 配列の
特徴:
(A) 長さ:65アミノ酸
(B) タイプ:アミノ酸
(D)トポロジー:線状
(iil 分子タイプ;ペプチド
(xi) 配列の記載:配列番号1
Val Val Tyr Thr Asp Cys Thr Glu Ser
Gly Gin Asn Leu Cys Leu Cysl 5 10 15
Glu G]、u Ser Asn Val、 Cys Gly Gin Gl
y Asn Lys Cys Ile Leu Gly 5■■
Asp Gly Glu Lys Asn Gin Cys Val Thr
Gly Glu Gly Thr Pro Lys Pr。
Gin Ser His Asn Asp Gly Asp Phe Glu
Glu Ile Pro Glu Glu Tyr Leuin
(2)配列番号2に関する情報:
(1) 配列の特徴:
(Al 長さ:65アミノ酸
CB1 タイプ:アミノ酸
(D)トポロジー:線状
(ii) 分子タイプ:ペプチド
(xi) 配列の記載:配列番号2
11e Thr Tyr Thr Asp Cys Thr Glu Ser
Gly Gln Asn Leu Cys Leu Cysl 5 10 15
Glu Gly Ser Asn Val Cys Glu Lus Gly
Asn Lys Cys lie Leu Gly 5erAsn Gly L
ys Gly Asn Gin (:ys Vat Thr Gly Glu
Gly Thr Pro Asn PrB
Glu Ser His Asn Asn Gly Asp Phe Glu
Glu Ile Pro Glu Glu Tyr Leuln
(2)配列番号3に関する情報:
(i) 配列の特徴:
(A) 長さ=65アミノ酸
fBl タイプ:アミノ酸
(D)トポロジー二線状
(ii) 分子タイプ:ペプチド
(xi) 配列の記載:配列番号3
Val Val Tyr Thr Asp Cys Thr Glu Ser
Gly Gin Asn Leu Cys Leu Cysl 5 10 15
Glu Gly Ser Asn Val Cys Gly Gin Gly
Asn Lys Cys Ile Leu Gly 5erGln Gly L
ys Asp Asn Gin Cys Val Thr Gly Glu G
ly Thr Pro Lys Pr。
Gin Ser His Asn Gin Gly Asp Phe Glu
Pro lie Pro Glu Asp Ala Asplu
(2)配列番号4に関する情報:
(i) 配列の特徴:
(A) 長さ:64アミノ酸
fBl タイプ;アミノ酸
(C) #貴:単一
(D)トポロジー:線状
(it) 分子タイプ:ペプチド
(vil 元の供給源:
(A) 生物: Hirudunaria nmn1llensis(xi)
配列の記載:配列番号4
Ser Gly Asn Gin Cys Val His Gly Glu
Gly Thr Pro Lys Pro Lys 5erVal Ser T
yr Thr Asp Cys Thr Glu Ser Gly Gin A
sn Tyr Cys Leu Cysl 5 10 15
Val Gly Gly Asn Leu Cys Gly Gly Gly
Lys His Cys Glu Met Asp GlySer Gly A
sn Lys Cys Vat Asp Gly Glu Gly Thr P
ro Lys Pro Lys 5erGin Thr Glu Asp Ph
e Glu Glu Ile Pro Asp Glu Asp lie Le
u Asn(2)配列番号5に関する情報:
(i) 配列の特徴:
(A) 長さ=64アミノ酸
CB1 タイプ:アミノ酸
(C) 鎖:単一
(D)トポロジー二線状
(if) 分子タイプ:ペプチド
(vi) 元の供給源:
(A) 生物: )lirudLnaris LkInillensis(xi
) 配列の記載:配列番号5
Val Ser Tyr Thr Asp Cys Thr Glu Ser
Gly Gin Asn Tyr Cys Leu Cysl 5 10 15
Val Gly Ser Asn Val Cys Gly Glu Gly
Lys Asn Cys Gin Leu Ser 5erGln Thr G
lu Gly Asp Phe Glu Glu lie Pro Asp G
lu Asp Ile Leu Asnフロントページの続き
(51) Int、 C1,5識別記号 庁内整理番号GOIN 33153
L 8310−2J// C12N 15/15
(72)発明者 ギョルゲッチ、カルライタリア国、27049 ストラデーラ
(パヴイア)、ヴイア・モンテマルチ一二、4I
(72)発明者 ランセン、ジャクニリンイタリア国、20028 サン・ヴイ
ットーレ・オロナ(ミラノ)、ヴイア・ギ・ウンガレッチ、17
(72)発明者 ロンクッチ、ロメオ
イタリア国、12−20159 ミラノ、ヴイア・ツァオン・ディ・レベル(番
地ない
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.免疫原の製造方法であって、ヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパクを 重合させることを特徴とする方法。 2.ヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパクを、グルタールアルデヒドを用 いて重合させる、請求項1記載の方法。 3.ヒルジンが、HV1(配列番号1)、HV2(配列番号2)、HV3(配列 番号3)、P1(配列番号4)またはP2(配列番号5)である、請求項1また は2記載の方法。 4、ヒルジン様タンパクが、アミノ酸の置換、欠失、挿入、伸長、官能化または 化学修飾による、HV1(配列番号1)、HV2(配列番号2)、HV3(配列 番号3)、P1(配列番号4)またはP2(配列番号5)の誘導体であって、該 誘導体が抗トロンビン活性を有する、請求項1または2記載の方法。 5.重合したヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパクを含む免疫原。 6.ヒルジンが、HV1(配列番号1)、HV2(配列番号2)、HV3(配列 番号3)、P1(配列番号4)またはP2(配列番号5)である、請求項5記載 の免疫原。 7.ヒルジン様タンパクが、アミノ酸の置換、欠失、挿入、伸長、官能化または 化学修飾による、HV1(配列番号1)、HV2(配列番号2)、HV3(配列 番号3)、P1(配列番号4)またはP2(配列番号5)の誘導体であって、該 誘導体が抗トロンビン活性を有する、請求項5記載の免疫原。 8.ヒルジンおよび/またはヒルジン様タンパクを、グルタールアルデヒドを用 いて重合させて得られる、請求項5、6または7のいずれか1項記載の免疫原。 9.ヒルジンまたはヒルジン様タンパクと結合し得る抗体の製造方法であって、 請求項5〜8のいずれか1項記載の免疫原に対する抗体を生成させることを特徴 とする方法。 10.該抗体が、ポリクローナル抗体である請求項9記載の方法。 11.該抗体が、モノクローナル抗体である請求項9記載の方法。 12.ヒルジンまたはヒルジン様タンパクの定量的測定、精製または同定のため の方法であって、請求項5〜8のいずれか1項記載の免疫原に対する抗体を生成 させ、それにより得られた抗体を該定量的測定、精製または同定において用いる ことを特徴とする方法。
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