JPH06508404A - 改良繊維強化製品の非対称編組形成 - Google Patents

改良繊維強化製品の非対称編組形成

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 改良繊維強化製品の非対称編組形成 発明の技術分野 この発明はとぎれのない強化繊維(トウおよび糸)の配置および向きを定める編 上げ技術を用いた製品の製造に関し、とくにこの種の製品の二軸および三輪非対 象編組形成に関する。
発明の背景 最も厳密な意味で複合体(composites)は最終材料形成のためにいろ いろの割合で組み合わされた2つ以上の固相の混合物から成り、これら固相の特 性の組合せがその混合物に現われる。木や鋼鉄などの複合体は何千年もの間使わ れてきた。高性能構造物においては、とぎれのない繊維で強化した繊維強化複合 体材料が木および金属に代わって多く使われている。すなわち、それら材料が秀 れた強度と、軽減された重量と、個別用途向は特性調整可能性とを備えるからで ある。最近では、「複合体」という用語は、プラスチック(熱硬化性および熱可 塑性の両方)、金属、セラミックスなどの母材を強化繊維あるいはホイスカーで 強化した材料の部類を定義するものとして主に使われている。
この明細書において、「繊維」という用語は、一様なストランド(例えば素線) と撚ったフィラメント(糸)または撚ってないフィラメント(トウ)から成る線 状製品との両特表平6−508404 (3) 方を含めた意味で用いる。母材全体にわたって分散させた短フィラメントでも機 械的特性は改善されるが、改善の度合は限られている。したがって、強度特性を 最大にするにはとぎれのない強化繊維の使用が必要である。そのようなとぎれの ない強化繊維の母材への配置には、未含浸材料の人手による積上げ、ロボットに よるテープの積上げ、フィラメント巻付け、編上げなど種々の方法が用いられて きた。
例えば、航空宇宙およびスポーツ産業用の高性能複合体の製造には、最近まで人 手による積上げ法が優勢であった。
高度に労働集約的ではあるものの、人手による積上げ法は最適機械特性実現のた めの正確な繊維配置を可能にする。
テープ積上げ法はある程度自動化できるが、ロボット式積上げ機は比較的高価で あり、またこの機械に必要となる予め含浸した(「既含浸」)材料も高価である 。フィラメント巻付は法および管状編上げ法は両方とも原料(繊維および合成樹 脂)をそのまま使うことができ、また自動化も容易であり、複合体部品を多量に 費用効率よく製造するのに使われている。
上述の最後の2つの方法のうち、フィラメント巻付は法は繊維体積分率を大きく できる利点があり特性の最適化に適している。しかも、巻き付けられた繊維は互 いに比較的平らに積み重ねられるので、最終製品における繊維係数(modul us)の並進がよくなる。しかし、フィラメント巻付は法には製造の面からみて いくつかの欠点がある。すなわち、巻き付けられる繊維は測地線、すなわち曲面 上の2点を結ぶ最短曲線上に留まる必要があり、そうでない場合は所望の巻付は 方向から横にずれる。繊維をこのように上記測地線上に保つことは巻付けの心棒 が先細状や段付きゃ波状などのものの場合はとくに難しい。さらに、巻付は繊維 プリフォームを樹脂トランスファモールド(rRTM」)法により複合体に変換 する場合は、製造面で別の問題が生ずる。すなわち、巻付は繊維プリフォームの 一体性維持能力は非常に低く、繊維がハンドリング中にまたはモールド工程にお けるプリフォームへの樹脂の注入の際の流れの圧力により簡単にずれてしまいや すい。繊維複合体の強度、剛性、熱的性質、対湿性質は角度変化に弱いのでフィ ラメント巻付は法はRTMプリフォーム形成には通常不向きである。フィラメン ト巻付は法のこれら欠点のために、編上げ法が繊維強化製品製造、とくに複雑な 管状のもの(先細状、段付き、波状など)の製造やRTMモールド工程用のプリ フォーム製造に代替手段として広く使われるようになった。
管状編上げ機2は中央部空間8のまわりで交叉蛇行経路を通る2組の繊維キャリ ア4および6を備える。これら2組のキャリアからの繊維は第7図に示すとおり 2軸編組体を形成するようにキャリアの動きによって織り合わされる。
3軸編組体を形成するように編組体の軸に平行に3つ目の繊維系を導入すること もできる。
編上げによって、先細状、非球面または段付きの心棒にも合致した自己安定性あ る編組体が形成される。編上げ法に特有のこの形状−散性によって、複合体の管 やシャフトと一体のねじ山などの複雑な構造上の特徴を形成できるようになった 。編上げ法による編組体は秀れた一体性維持能力を有するので樹脂トランスファ モールド(RTM)などの方法による複合体に上記編組体を変換する際にも歪み を最小にできる。この相互組合せの繊維構造は巻付は法または積層法による複合 体に比べて高い非平面時強度と秀れた耐衝撃性とを備える。
しかし、これら利点は平面時の剛性および強度を犠牲にして得られたものである 。平面時剛性および強度の低下は編上げ繊維体における繊維の起伏に主として起 因する。とくに3軸編組体においては繊維の起伏が実効繊維体積率を減少させる ので編組織椎体の構造上の効率も低下する。黒鉛などの高係数繊維を使う場合に この問題はさらに太き(なる。編上げ工程における交叉重ね合わせかとくに高モ ジユール繊維に損傷を与える。摩擦による損傷は編上げキャリアの数の増加とと もに増加する。すなわち、編上げ集中点に達する前の交叉重ね合わせの数がそれ だけ増加するからである。したがって、高係数繊維で編上げできる構造体の寸法 には限度がある。この出願の出願人が見出したところによると、ごく高い係数の 黒鉛繊維(HHM、バーキュリーズ)は小型の編上げ機(16個のキャリア付き )ではうまく編上げできるが大型の編上げ機(144個のキャリア付き)では繊 維の損傷が非常に深刻になり使用不可能である。
編上げ工程中の摩耗損傷を抑えるために、繊維に撚りをかけることが多い。撚り をかけると強度は低下し個々の繊維が平らになることが妨げられ、編組体におけ る繊維の起伏が太き(なる。また、良好なずりおよび圧縮特性の実現には繊維束 に樹脂を完全に浸み込ませる必要があるが、上記撚りによってこの樹脂含浸に支 障が生ずる。
このように、編上げ法にもいくつかの不利な点がある。
第1に、繊維係数の並進が編組体の中の繊維の起伏のために最適値からずれる、 −そのために複合体の実現できる強度と剛性が低下する。第2に、編上げ工程中 における交叉重ね合わせにより繊維の損傷がとくに高係数繊維の場合に大きくな る。第3に、繊維の損傷を抑えるために繊維に加えられた撚りが強度を低下させ 個々の繊維束が平らになるのを妨げる、−そのためにほぼ円形の繊維束が起伏の 大きい太い撚りを形成する結果になる。
樹脂モールド繊維型または繊維強化型の複合体構造などの非対称編上げによる製 品をつくるためにいろいろの試みがなされてきた。それらの試みは次の米国特許 に例示される。すなわち、 米国特許第2.494.389号「編上げ製品およびその製造方法」、1950 年1月10日発行、 米国特許第2.608.124号「編上げ製品およびその製造方法J 、195 9年8月26日発行、 米国特許第4.550.639号「成型機械圧縮バッキング」、1985年11 月5日発行、 特表十〇−508404(4) 米国特許第4.672.879号「成型機械圧縮バッキング」、1987年6月 16日発行、 米国特許第4.719.837号「複雑形状編組体構造J 、1988年1月1 9日発行、 米国特許第4.729.277号「成型機械圧縮バッキング」、1988年3月 8日発行、 米国特許第4.754.685号「耐摩耗性編上げスリーブ」、1988年6月 5日発行、および 米国特許第4.836.080号「耐振動摩耗性繊維被覆材」、1989年6月 6日発行。
米国特許第2.494.389号および同第2.608.124号は製品の長さ 方向に変化する直径を有する管状物の長さ一杯にわたる編組を心棒のまわりに施 した編上げにより形成する方法を開示している。この編上げ方法は複数の撚り糸 を使用し、それらのうちの少なくともいくつかは管状の編上げ繊維体を形成する ために複数の互いに別個のストランドで構成し、編上げ加工に入る撚り糸の少な くともいくつかを形成するストランドの数を変化させることによって編上げ体の 直径を変化させる。
米国特許第4.550.639号、同第4.672.879号、および同第4. 729.277号はいずれも概ね方形の断面形状の機械圧縮バッキングの形で製 品を製造する方法に向けられており、複数の軸方向たて糸を所定の非対称形状に 配置し内側角部近傍の角部充填材の量に相対するバッキング材料の外側角部分近 傍に追加の角部充填材が配置されるように製品を形成するものである。この非対 称性によって、回転軸のまわりの漏れの防止にバッキングを用いた場合のバッキ ングの寿命が延びシャフトの摩耗が減少する。
米国特許第4.719.837号は相互組合せ形状を通じた編上げ糸の複数の組 に関して軸方向の糸の互いに異なる数の組を用いた複雑形状の編組体の製造に向 けられており、この製造方法においては編上げ用糸の各々はアレイを通じて編組 体構造の外周に至る斜め方向の経路に延びそののちにそれら編上げ用糸は裏返し 点から他の斜め方向の経路に延びるようになっている。
米国特許第4.754.685号および同4.836.080号は別々の糸の直 径を変えることによって非対称性を与えた非対称管状製品を製造するものであり 、これら特許においては、この編組体スリーブを形成するポリエステル糸よりも 少なくとも2ミルだけ大きい直径をもつナイロン糸が用いである。
発明の概要 この発明は編上げ法の上記欠点すなわち大きい起伏角度および摩耗損傷を非対称 編上げにより実質的に解消できることを発明者らが発見したことに基づいており 、この非対称編上げにおいては、一つの方向に動(キャリアに装着される繊維と 反対方向に動くキャリアに装着される繊維とに互いに大幅に異なる断面形状(使 用材料の種類を変える選択もある)を与えるなどによっている。さらに、発明者 らは編組複合体の諸係数を予測するために開発した分析用モデルを利用した。繊 維起伏による平面時係数の軟化はこれらモデルにより予測できる。装着方向に対 して傾斜している繊維トウ部分の測定手段として「表面うねり率JWRを用いて いる。この表面うねり率は!!+ /i’l +1Mで表わされる。ここで11 はうねりを含むトウの長さ、l、はうねりのないトウの長さをそれぞれ示す。
編組体についてのWR値はNASAにおいて行われた研究から派生した。ジョン  D、ウィトコム(John D。
Whitcomb)著1989年11月発行NASA Technical M emorandum101672 rスリーダイメンショナル・ストレス・アナ リシス・オブ・プレイン・ウィーブ コンボジッッ(ThreeDimensi onal 5tress Analysis of Plain Weave  Composites)Jを参照されたい。
起伏角、α=編組体の面(または編組体装着対象の物体表面の接平面)からの最 大角度。第2図参照。
変数αは強度、係数、靭性などの性能因子の評価に重要な変数である。分析結果 によると、複合体の縦係数E、はうねりの増大とともにほぼ直線状に減少する。
すなわち、並みの表面うねり率について正規化係数E1は次のとおり変化する: 1、 (h (L /l+ +1t ) Exl 2 0.33 0.84 1 3 0.25 0.88 1 4 0.20 0.90 1 5 0.17 0.92 1 10 0.09 0.96 したがって、編上げ工程中には繊維への損傷など他の影響はないので理論上の剛 性値の90%を達成するには表面うねり率は大きくとも0.20でなければなら ない。
従来技術による2軸および3軸編上げは「従来技術」と見出しをつけた第1図〜 第4図に示しである。糸のアスペクト比AR(すなわちA=1=円形、AR>1 は楕円形)により、2軸編上げの表面うねり率はおよそ0.3がら0.4となり 、したがって係数の減少15%〜20%を見込める。
b トウの半分厚み この式は編上げトウを実験的に得られたアスペクト比をもつ楕円形断面のものと してかなり精度高くつくることができることに基づいている。本願出願人の法人 譲受人ニー・ニス コンボジッッ社のコンピュータプログラム「編上げ」にとっ て、上記アスペクト比は重要な変数である。すなわち、このプログラムは2軸お よび3軸編上げの両方について合板形成薄板材の厚み、繊維体積分率、およびこ れと同様の構造上生産性上のデータを予測するものであるか特表平t;−5og 4o4(5) らである。
脆い高係数繊維を用いると摩耗損傷がかなり太き(なり、したがって複合体の機 械的特性がさらに低下する。
上述の3軸編上げにおいては、表面うねり率が0.6〜0.7程度まで増加する 。この増加は、軸方向に走る繊維がほぼ円形断面に巻かれ、2軸繊維の通過路の 下にある大きいリブ類似の束を形成することに起因する。
編上げ法は種々の織物の製造のための繊維工業上の方法として永(使われてきた 。最近では、周知のこの方法、すなわち自動化した繊維配置の利点をもたらし軸 について非対称的な向きをもつ相互組合せトウの継ぎ目なし補強をもたらすこの 方法は複合体構造の製造における繊維の配置のための費用効率のよい方法として 使われるようになった。
種々の断面形状をもつ弯曲形状および弯曲部品を形成するのに編上げ法は使える 。この技術をスキーの製造に用いた例が米国特許第4.690.850号に記載 されている。同特許に言及することによって同特許の開示事項をこの出願の明細 書にとり込む。
この発明においては、発明者らは改変した編上げ法を用い、1方向に動くキャリ アには「主強化繊維」を装着し、反対方向に動くキャリアには断面面積の著しく 小さい、すなわち「主強化繊維」の断面の4分の1以下で望ましくはその10分 の1以下の断面面積の抑止繊維を装着した。これに関連して注意すべきことは、 小さい断面積の抑止繊維は上記反対方向に動くキャリアの各々に装着する必要は なく、多くの場合、それらキャリアのいくつかは繊維装着のないままにしておき 主強化繊維に対する抑止繊維の比を1:2以下にするのが有利であることである 。
この発明の非対称編上げ法が秀れたねじれ特性および疲労特性をもたらし、した がって先細状の筒状スポーツ用品の形成にとくに適していることを発明者らは確 認した。ここに、「筒状スポーツ用品」とは、(a)ゴルフクラブシャフト、す なわち一般に長さが89〜117cm、外径が太い方の端部て1.5〜1.6c m、細い方の端部で0.83〜0.950の先細状のクラブシャフト、および( b)長さと外径が例えば長さ120〜340an、太い端部の外径0.6〜2. 6国というように広い範囲の値をもつ釣竿などである。
この発明の好適な実施例においては、非対称編上げは一方向に動くキャリアに大 きいトウ寸法の「主強化繊維」を装着し反対方向に動くキャリアに小さいトウ寸 法の「抑止繊維」を部分的に装着することによって行う。非対称編上げは次の特 徴と利点とを備える。
(1)主強化繊維は十分な編上げの形成のために撚る必要はない。したがって、 従来の対称編上げに比べて繊維束をより平坦にできる。繊維の起伏は著しく少な (なり、より大きい強度と剛性を実現できる。起伏の減少の程度はもちろん上記 主強化繊維の断面積に対する抑止繊維の断面積の比で定まる−この断面積比は1 :40よりも小さくするのが最も好ましい。
(2)反対方向繊維、すなわち抑止繊維は、従来技術による対称編上げ法におけ るそれと同様の相互組合せ作用を与えることによって自己安定性を維持する。ま た、この抑止繊維によって強化繊維の正確な間隔と並び具合とが保たれる。一様 な間隔の強化繊維を有する複合体は強度と剛性にばらつきが少ない。また、部分 部分にわたる一様性が種々の応用分野において貴重となる。すなわち、設計者は 強度の許容値を算出するのに強度の平均値から3つの標準偏差値を減算する手法 を一般に採るからである。フィラメント巻付は法、とくに先細状または複雑形状 の心棒に施こされる巻付は法では、強化繊維の間のギャップの発生を防ぐことは 難しいので、強度試験結果のばらつきは往々にして大きくなる。さらに、この発 明の非対称編上げは、上述のとおり、編上げに引続く工程、たとえば樹脂トラン スファモールドや圧縮モールドなどの工程の期間中において強化用繊維の安定化 をもたらす。
(3)抑止繊維を主強化繊維とは異なる材料で形成し、混ぜ織りの混成複合体を つくることもできる。特定の性能要求がある場合はこの混成複合体が有利になる 。例えば、主強化繊維がカーボン繊維である場合はKevlarの低デニール( 細い)トウを抑止繊維として使える。Kevlarはき裂の広がりに抵抗を与え るので複合体の衝撃による損傷を抑える。
したがって、この発明の目的は編組体の表面うねり率を従来技術によるこの種の 編組体に比べて大幅に抑えることによって、大きい起伏角や過大な摩耗損傷など の深刻な問題を伴うことなく管状編上げの利点のすべてを達成することである。
上に引用し略述した米国特許に対比して上述の本発明が容易に区別できることが 認められよう。例えば、米国特許第4.754.685号は編上げ用の糸の太さ の範囲について検討してはいるものの、直径o、 o i oインチのポリエス テル弾性モノフィラメントを直径0.015インチのナイロンモノフィラメント に置換することを述べているにすぎない。その結果、面積比は1:2.25であ って、特許請求の範囲記載の比、すなわち1:4が許容する最大比よりもかなり 大きい。また、後述の説明から把握されるとおり、フィラメント装着パターンは 同じではない。本発明は編上げ工程における厳密性を緩和し、また選択的に相互 重ね合わせの数を減らすことによって摩耗損傷を軽減している。米国特許第4. 754.685号においては、上記厳密性は逆に増加し相互重ね合わせの数も減 っていない。
米国特許第4.836.080号については、可撓性編上げ糸に対する(製品使 用中の)摩耗損傷の防止のために金属細線で保護網を形成した混成編上げ体を記 載している。本願発明においては、対照的に、とぎれのない封入体形成用の固体 材料(例えばエポキシ樹脂)を母材として用いている。
強化繊維により強化すると、強度の大きい複合体が形成され母材の存在により個 々の糸の相対的な動きが防止される。
米国特許第4.836.080号においては、これと対照的に上記相対的動きが 可能であるだけでなくむしろその動きが意図されている。
7S表千6−508404 (5) 米国特許第2.494.389号および同第2.608.124号記載の技術は 編組形成部分の長さ方向の互いに異る位置で管状編組パターンに入る糸を含むス トランドの数や種類を変動させている。そのようなパターンを形成するにはスト ランドにとぎれを要するであろう。とぎれによって局部的な応力集中が生じ、そ の編組で形成された複合体の強度と剛性は低下する。すなわち、この技術は、と ぎれのない繊維だけを用い非対称編組パターンによって複合体への変換後の編組 形成部の強度と剛性を増大させている本発明の技術とは正反対である。さらに、 上記特許第2.434.389号および同第2.608.124号においては、 従来の編組形成機械にキャリアあたりのボビン数の増加という変更を加える必要 がある。
本願方法はそのような変更を要しない。
米国特許第4.550.639号、同第4.672.879号、および同第4. 729.277号においては、編組パターン内の互いに異なる位置におけるたて 糸の数を変動させることによって編上げ圧縮バッキングの非対称性を達成してい る。しかしながら、2軸トウの全数を用いており、しかもこれらトウをすべて同 じ寸法にしている。したがって、本願発明が達成した起伏の低減も相互重ね合わ せ数の低減も達成できない。
したがって、これら3件の特許のパターンでも編組つき複合体の強度または剛性 の増大を達成することはできない。
さらに、この発明ではたて糸繊維の有無は問題でなくなる。
すなわち、本発明は2軸の繊維を非対称パターンに配置ししたがってたて糸繊維 を含まない2軸編組にもたて糸繊維を含む3軸編組にも適用できる。
米国特許第4.754.685号および同第4.836.685号は耐摩耗性を 改善した管状編組付きスリーブ、すなわち弾性糸と耐摩耗性糸とを互いに異なる 比で含むスリーブを記載している。このスリーブを形成するには、編上げ機を完 全装着にして時計まわりキャリアと反時計まわりキャリアの装着パターンを対称 的にする必要がある。そうでない場合は、スリーブにねじれと歪みが生じ、ホー スや線材の被覆に不適となる。本発明は非対称装着パターンに向けられており、 時計まわりであれ反時計まわりであれ、1方向に動くキャリアにはひとつの型の 繊維を装着し逆方向に動くキャリアにはそれと異なる型の繊維を装着する。しか も、それらキャリアの全部に繊維を装着する必要はない。さらに、上記米国特許 におけるスリーブに必要な対称的装着パターンでは繊維の起伏は低減されず交叉 重ね合わせも減少しない。
米国特許第4.719.837号は編組形成用の糸を繰返し2段階パターンで動 かし編組体構造で斜め方向に延びる糸の多層アレイを通じた斜め方向の経路を編 組形成用の糸がたどるようにして複合体への変換用の編組体を形成する。三次元 の編組体を作るには特別の機器を必要とする。本発明は発明者らの新規な方法を 用いて従来型の管状編上げ機に形成する単層で二次元の編組体に向けられている 。
図面の簡単な説明 第1図は従来技術による上2本下2本編組複合体の平面図であり、 第2図は第1図の線2−2におけるこの編組複合体の断面図であり、 第3図は従来技術による3軸編組の平面図であり、第4図は第3図の線4−4に おけるこの3軸編組の断面図であり、 第5図はこの発明の好適な実施例を構成する起伏低減非対称編組の平面図であり 、 第6図は第5図の線6−6におけるこの非対称編組の一部分の断面図であり、 第7図は従来技術による編上げ機のキャリア経路の概略図である。
好適な実施例の説明 本発明の非対称編上げ方法は第1−4図に示すような従来技術による編上げ技術 と著しい対照をなしている。すなわち、概括的に参照数字10で示した従来技術 による上2本下2本編組複合体、および第1図、第2図の2軸編組複合体10に おいては、互いに交叉し互いに斜め向きに相対して供給されるトウフィラメント または繊維12.14が表面うねり率を定義し、そのうねり率の式において長さ !。
はうねりを含むトウの長さ、hはうねりのないトウの長さを表わす。従来技術に よる2軸編組複合体では、うねりを含むトウの長さ!、は直線状トウのそれのお よそ1/2である。複合体10においては、フィラメントまたは繊維12.14 の他に剛性ある編組複合体形成のために慣用の方法により硬化する含浸樹脂が含 まれているものとする。
第3図および第4図に移ると、従来の3軸編組複合体が参照数字110で示しで ある。トウ112および114は従来技術による2軸編組複合体と全く同様であ って、第1図および第2図に参照数字12.14で示したものと相等しい。この 3軸編組複合体において、軸方向またはたて糸繊維118は断面楕円形であって も、第4図に示すとおり、はぼ円形の断面に丸まりやすく、うね状の大きい束を 形成しその上を2軸トウ繊維またはフィラメントを通さなければならなくなる。
また、3軸編組複合体110においては、硬化した樹脂116が2軸トウ繊維1 12,114および軸方向たて繊維118に浸み込ませである。
上記2軸編組複合体10および3軸編組複合体110は第5図および第6図に示 した本発明の好適な実施例を形成する起伏低減非対称編組複合体210とは著し い対称を成している。
発明者らによる起伏低減非対称編組形成技術は改良された繊維強化製品を製造す るのに管状編上げの概念を使っている。この技術は強度および剛性がともに高く 破損の際の伸びの小さい炭素繊維、黒鉛繊維、Kevlar、 NICALON (ダウコーニング社)などの改良型繊維にとくに利用価値が高い。
高係数繊維を編上げる能力が改善されているので、確立ずみのまたは新規採用中 の数多くの母材溶浸方法を用いた複合体への変換に非対称編組プリフォームが有 用である。例?S表十6−508404 (7) えば、樹脂トランスファモールド(rRTMJ )を用いた熱硬化樹脂、混合糸 、加圧モールド、粉状スラリー含浸、低分子量前駆物質を用いた熱可塑性樹脂、 化学的蒸着/溶浸(rCVD/CVIJ )法およびゾル・ゲル法を用いたセラ ミック母材、液状金属溶浸、金属噴霧/加圧モールドおよび原位置反作用を用い た金属間母材などの母材溶浸方法が用いられる。
非対称編組は米国特許第4.690.850号記載のもののような管状編上げ機 に繊維を意図的に不均一形状に装着することによって形成される。強化繊維は互 いに同一方向(時計まわりまたは反時計まわり)に動くキャリアに装着される。
反対方向に動くキャリアは異なった装着を施される。このようにして次の方法に より非対称編組が作られる。すなわち、反対方向のキャリアには異なる寸法(異 なる材料も任意選択可)の強化繊維を装着し、それら反対方向のキャリアのいく つかは無装着にするなどの方法である。非対称3軸編組は軸方向繊維(たて糸) を非対称2軸編組に導入することによって作られる。典型的な非対称の下面・背 面2軸編組複合体は第5,6図に示すとおり大きいトウ寸法の強化用繊維212 ,214と反対方向キャリアに部分装着したごく細いトウ寸法の繊維218,2 20とを有する。
表面うねり率の大幅な低減が可能である。第5,6図に示すとおり、編み上げた トウは楕円形の束に形成することができる。第5,6図の2軸編組体については 、繊維束の断面積はA=πabである。互いに異なる断面積のトウ212゜21 8を用いることによって、アスペクト比ARが等しい場合はトウの幅が面積比の 平方根に比例すること、すなわち、 1:10 1:3.15 1:40 1:6.32 になることが明らかである。
面積比1:4のときは、トウ幅の比は1:2となり表面うねり率は約0.2は低 下する。発明者らはこれによって係数効率が90%になることを確認した。した がって比1:4は2軸編組で低減した起伏から大幅な改善効果を得る最小面積比 と見ることができる。
上述のとおり、本発明においては一つの方向に動くキャリアには主強化繊維の断 面積の4分の1以下、望ましくは10分の1以下というように著しく小さい断面 積の抑止繊維を装着して従来の編上げ機を改変している。しかも、小さい断面積 の抑止繊維を上記逆方向に動くキャリアの全部に装着する必要はなく、多くの場 合、主強化繊維212対抑止繊維218の比が2:1以上になるように逆向き駆 動キャリアのいくつかを装着なしにするほうが有利である。
この発明による非対称編上げは、秀れたねじり特性および疲労特性を実現するの で、この発明の方法は先細円筒状のスポーツ器具、たとえば(al長さが一般に 89から117■で太い端部の外径が1.5から16 cmで細い端部の外径か 0.83から0.95anのゴルフクラブシャフトや、(bl長さが120から 340anで太い端部の外径が0.6から2.6anの長さ外径ともに大幅に変 わる釣り竿などの製造に適している。
好適な実施例において、非対称編組体は一方向に動くキャリアに装着される「下 」動用の大断面積の主強化繊維212と、逆方向に動く反対側キャリアに部分的 に装着される細いトウ寸法の抑止繊維218とを備える。これら繊維212,2 18を用いたもう一つの繊維経路によって2重編組体が第5,6図に示すとおり 形成され、この編組体は硬化樹脂216により完成する。
この非対称編組体は次のような特性および利点を備える。
(11主強化繊維は編上げ機への馴染みをよくするためのねじりをほとんど要し ないので従来技術による対称編組よりも繊維束か平らになる。繊維の起伏は著し く低減され、したがってより大きい強度と剛性が得られる。上記起伏の低減の度 合はもちろん補強繊維の断面積に依存する。−すなわち断面積比は1:40以下 がもっとも好ましい。構造効率(すなわち比剛性率および比強度)は平らなトウ がより大きい繊維体積分率を実現するので上記非対称編組の利用により改善でき る。編上げ工程中の摩耗損傷は、糸の相互重ね合わせの数を減らし、太い強化繊 維の間をくぐり抜ける細い抑止繊維の上下動を最小に抑えることによって大幅に 低減できる。米国特許第4.494.436号の樹脂塗布リングの動作は非対称 編上げによって機能強化され、編組形成繊維のねじりの必要を軽減することによ って樹脂含浸が改善される。編み上げられたトウは樹脂塗布リングの表面と接触 を維持する必要があるので、摩耗損傷の問題は自由空間で相互重ね合わせを生ず る乾式編上げの場合よりも深刻になる。したがって、この発明の非対称編上げに よる相互重ね合わせ損傷の軽減は高係数繊維においてとくに有利である。
(2)逆向きあるいは「抑止」繊維は、従来技術の対称編組と同様の相互組合せ 作用により編組の自己安定性を保持する。また、抑止繊維は強化繊維の正確な間 隔と位置合わせとを保持する。強化繊維を一様な間隔で施した複合体においては 、強度と剛性のばらつきが最小になる。複合体の部分部分における一様性が重要 である。すなわち、設計段階において強度の許容値を算出するのに強度平均値か ら三つの標準偏差値を減算する手法をとるからである。フィラメント巻付は法、 とくに先細状または複雑形状の心棒に適用したこの方法は強化繊維相互間の空隙 の発生を避けることは困難であり、強度にそれだけばらつきが生ずる。さらに、 既述のとおり、この発明の非対称編組は編上げ工程後の加工、すなわち樹脂トラ ンスファモールドや加圧モールドなどの加工中に強化繊維の安定化をもたらす。
(3)抑止繊維を主強化繊維とは異なる材料で形成し、混成複合体を作ることも できる。このような混成複合体は特定の性能要求がある場合に有利となる。例え ば、炭素繊維から成る主強化繊維に対して低デニール(細)のKevlar糸特 表十6−508404 (8) を抑止繊維に用いることができる。Kevlarはき裂の広がりに対する抵抗を もたらし、積層体の衝撃損傷を軽減する。
(4)本発明による非対称構造を用いる場合は、編上げ機の繊維通路の各々を2 つの通路で置換する必要がある。しかし、摩耗損傷が軽減されるので編上げ速度 は向上し、追加の加工時間を最短にする。
実例 この発明の適用可能性は次の実施例を参照することによってさらによく把握され よう。
(i)ゴルフクラブシャフトの製造−スポーツ用器具の製作に複合体のもたらす 利点(軽量、優れた減衰など)はよく知られている。したがって、はとんど全て のテニスラケット、釣竿、棒高跳用ポールなどが複合体によって作られる。しか し、10年はど前に製造された複合体ゴルフクラブシャフトは選択可能な材料と してスチールにとって代わることはできなかった。その主たる理由は複合体シャ フトのねじり剛性が劣っており、その結果、クラブヘッドのねじれや不規則なシ ョットパターンが生じたからであった。
今日の技術によれば、スチールシャフトと同程度のねじり剛性をもつ複合体シャ フトの形成が可能である。したがって、複合体ゴルフシャフトは、かなり高価で はあるものの、重要になってきている。複合体シャフトの大部分は現在のところ 人手による積層形成技術により主として黒鉛強化繊維の含浸ずみ層の6層乃至1 4層の重ね合わせを用いて製造されている。含浸ずみ層のこのような重ね合わせ は不均一な断面のシャフトを作り出すことになり、クラブヘッドのフェースに対 するシャフトの向きによって異なるたわみ特性をもつシャフトを作り出すことに なる。
上述のとおり、高いねじり剛性値を達成することが最も重要であるので、人手に よる積層形成技術で製造された最も高価な複合体シャフトにおいては、所要のね じり剛性を実現するためにホウ素が用いられるようになっている。人手によるこ の積層技術の利用に内在する特性の不均一性を克服するために、製造業者らはゴ ルフクラブシャフトの製造のためのフィラメント巻付は法と編上げ法とを開発し ている。編上げ法を用いた複合体ゴルフシャフトの製造においては、軸方向繊維 および螺旋状繊維の両方とも小さい外径の先細状の軸に米国特許第4.690. 850号記載のそれと類似の方法で位置および向きを適宜合わせて配置し、曲げ およびねじり強度および剛性の所要の割合を実現している。このような編上げ法 を用いる場合は、シャフトのねじり特性を左右するのは螺旋状繊維である。螺旋 状に配置され編み上げられたトウの大きい繊維起伏角度はねじり剛性を大幅に低 下させ、一方非対称編上げはそのような起伏を実質的に解消することによってね じり剛性と疲労特性に著しい改善をもたらしたものと推定された。慣用されてい る管状編組に比べて、この発明における平らな幅広の強化繊維は最小の繊維起伏 により最大の編組面を形成する。しかも、形成される編組体は薄いので編上げ密 度は高まりフィラメント巻き付は法による場合と同程度に高い体積分率を実現で きる。
上記推定した改善を実証するために、2本のシャフトを片方は慣用の編上げ法に より他の片方はこの発明の非対称編上げ技術により作成した。これらシャフトは 両方とも3つの基礎層、すなわち螺旋状に巻き付けた(±45°)繊維の内側層 を有する。また、両方とも12に1高係数(58MS I)炭素繊維から成る強 化繊維を含む。上記「慣用」法によるサンプルでは螺旋状繊維は時計まわりおよ び反時計まわりの両方向の各々について12に繊維の8つのスプールをキャリア 16個付きの管状編上げ機に装着することによってシャフトにとりつけた。上記 「非対称」サンプルでは、螺旋状巻付はトウ、すなわち2層の各々における±4 5°薄層は同じくキャリア16個付きの管状編上げ機に一つの回転方向には12 に繊維の8つのスプールを、逆の回転方向にはD450 110ガラス繊維の4 つのスプールをそれぞれ装着して4つの螺旋状繊維薄層(各層につき±45°の 2つの薄層)の各々につき抑止繊維を配置するようにとりつけた。強化繊維と抑 止繊維との断面積比はおよそ100:1てあった。繊維配置の終了ののちこれら のサンプルは型の中に置かれ同一のエポキシ樹脂により同一の樹脂注入圧力およ び硬化工程の下で樹脂トランスファモールドされた。次にこれらサンプルは、当 業界慣用の試験により、(1)ねじり剛性および(2)疲労耐性の両方につき試 験方の端部で固定し、荷重棒をシャフトの細い方の端部から1インチの点にシャ フトと垂直にとり付けた。約1フイートポンドのトルクを与えるようにシャフト の軸から1フイートの距離で上記荷重棒に1ポンドの重りを載せた。このトルク によってシャフトに生じたねじりの度合は角度目盛りで読み取った。すなわち、 ねじり剛性の優れたシャフトは小さいねじれ角を示すようにした。この試験の結 果、「慣用」方法により作成したシャフトはねじれ角3.37゜(4つの読取り 角度の平均値)を示し、「非対称」方法により作成したシャフトはねじれ角2. 96° (4つの読取角度の平均値)を示した。この発明による製品は12パー セントを超えるねじり剛性の改善を示した。
(bl 疲労耐性−これは破壊試験であり、クラブヘッドをとり付けて行う。グ リップ(太い方の端部)を機械にとり付け、この機械によって7.62メ一トル /秒のスイング速度でボールを毎分およそ13回打つように組立てずみのゴルフ クラブを振り上げる。重量1071グラム(通常のゴルフボールの重量40グラ ムと対比)のボールは曲線状の経路を上下に滑動し、最初の位置に戻り試験対象 のクラブに再び打たれる。ボール打ちはシャフトの破損が生ずるか、10.00 0回に達するまで続けられる。代表的な試験結果として、良質の普通の重さのス チイールシャフトでは1,000打で破損、軽量スチールシャフトで300打、 良質の複合体シャフトで5,000から10,000打などの数字が挙げられる 。
特表平6−508404 (9) (ii)油圧ホースの製造−油圧ホースは通常2つの構造のいずれか1つ、すな わちエラストーマ−のライナーの上に編組繊維強化を施したものか、同様のエラ ストーマ−のライナーの上に螺旋状に巻き付けた繊維を備えたものかである。後 者は繊維起伏を最小にでき巻付は密度(繊維体積分率)を最大にできるので理論 的には高い強化効率を有する。しかし、そのような利点があるにも拘らず螺旋状 巻付は構造はホースの変電なる曲げによって強化繊維の巻付部分が分離して弱点 を形成しそこからホースが破裂するので、市場には広く受け入れられていない。
この発明の方法に基づく「非対称」編上げの利用により、繊維起伏の悪影響は最 小となり最適の繊維編上げ密度を達成でき、一方、繰返しかけられる加圧および 曲げの期間における繊維の並び具合の安定性も維持できる。
(i)衝撃不感弾薬の製造 弾薬類は通常の使用条件(圧力、温度など)の下で は所要の強度をもち事故の際にはその強度を失するケースや容器に保管するのが 望ましい。
すなわち、銃弾の衝撃や火災など事故状況に遭遇した際にその方が安全であるか らである。アルミニウムケース入すの慣用の2.75インチ高射砲ロケットを第 3,4図の従来技術による3軸編組で強化したKevlar/エポキシ複合体の ケースで置換した。アルミニウムケースと同等の曲げ剛性を与えるために軸方向 黒鉛繊維/エポキシの層1つを上記構造に含めた。この編組強化複合体ケースは 大ていの面で良好な性能を示したが、衝撃不感弾薬(I M)性能についてはこ のケースの異常に高い靭性特性がむしろ不利な結果をもたらすこととなった。す なわち、20叩弾丸衝撃試験では編組強化を施したケースは原形を保った。その 結果、弾丸がロケット推進薬を発火させ、ロケットが爆発した。
最適の1M性能では、ケースが破壊されて飛散し推進薬のフレア状燃焼を誘発す る。この発明の発明者らの非対称編上げ技術によるとこの「靭性による不利」は 克服できる。
すなわち、この技術においては、通常は靭性を増大させるような構造強化をもた らす相互重ね合わせによる「抑止」繊維がモールド工程中に設計により消失する のである。すなわち、モールド工程の最終段階で強度を著しく失う「抑止繊維」 を利用することによって、1M性能の改良が達成できるのである。たとえば、発 明者らは、アライドスペクトラ■すなわち長尺ポリエチレン繊維が250°Fま で高い強度を示し、樹脂トランスファモールド工程中の繊維薄層の歪みを最小に 抑えるための非対称編上げの抑止繊維として使えることを確認した。また、硬化 性ある樹脂系、すなわち250°F以下の温度で初期ゲル化を達成でき主強化繊 維を正確な並び合わせに安定化させる樹脂系を選んだ。
初期ゲル化ののち樹脂は例えば50°から100°高0温度で後硬化にかけられ 樹脂の性能を全面的に備えるに至る。
この後硬化温度において抑止用スペクトラ繊維は非可逆的に強度を失い、したが ってこれら繊維の相互重ね合わせは例えばロケットケースのような最終製品の靭 性増大をもたらさないのである。したがって、弾丸衝撃を受けた際(こ低破壊靭 性の樹脂そのものはエネルギの吸収ができず、ケースそのものの広範囲にわたる 離層が一挙に生ずるのである。
上述の実例は複合体の形成に樹脂含浸なしの編上げと樹脂トランスファモールド を用いたものとして説明した。しかし、この発明の主な利点の1つ、すなわち、 起伏角の除去または低減は、他の公知の複合体製造方法においても実現できるこ とは理解されよう。例えば、米国特許第4、494.436号記載の樹脂含浸ず みの繊維による編組形成にもこの発明の非対称編上げは適用できる。その場合に は、繊維配置に先立って繊維束全部に樹脂を塗布し、後工程における塗布を不要 にする。樹脂含浸ずみ繊維による編組形成部は、次に、(i)テープで包んで炉 内で直接硬化させるか(現在人手による積層形成複合体ゴルフシャフトの硬化に 使われている方法と類似)、(ii)可撓性ある袋に収め外部から加圧加熱して 樹脂を圧密し固化させる。
この発明を詳細に特定の実施例について上に述べてきたが、この発明の真意と範 囲から逸脱することなく種々の変更と改変が可能であることは当業者には明らか である。
平成5年9月2日

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.実質的にとぎれのない向きの揃った強化繊維により強化された母材から成る 少なくとも1つの複合体層を有する物品の製造方法であって、繊維を互いに斜め に交叉させ起伏ある織合せパターンに編み上げる工程と前記少なくとも1つの複 合体層を形成するように前記繊維に硬化性ある母材を浸み込ませる工程とを含む 前記物品の製造方法において、前記編上げ工程が前記起伏の振幅を実質的に減ら すように互いに異なる断面積を有し互いに斜めに交叉する繊維を非対称的に編み 上げる工程、すなわち一方向に向きの揃った抑止繊維の断面積をこれと斜めに補 完的な主強化繊維の断面積の四分の一以下にしてこれら繊維を編み上げる工程か ら成る改良。
  2. 2.非対称3軸構造を形成するように前記編上げ工程による生成物に軸方向(た て糸)繊維を導入する工程をさらに含む請求項1の方法。
  3. 3.前記繊維への浸み込ませ工程が熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、セラミック母 材材料および金属母材材料から成る群の少なくとも1つの母材による繊維への浸 み込ませ工程である請求項1の方法。
  4. 4.前記抑止繊維の断面積が主強化繊維の断面積の十分の一以下である請求項1 の方法。
  5. 5.前記抑止繊維が前記主強化繊維とは異なる材料から成る請求項4の方法。
  6. 6.前記編上げ工程が前記主強化繊維の引張係数よりも実質的に小さい引張係数 をもつ抑止繊維を編み上げる工程を含む請求項5の方法。
  7. 7.前記編上げ工程が前記主強化繊維および前記母材のうちの一方の劣化温度よ りも実質的に低い温度で著しく劣化する強度特性を有する材料の抑止繊維の編上 げを含む請求項5の方法。
  8. 8.抑止繊維と主強化繊維との比が<1:2である請求項4の方法。
  9. 9.抑止繊維の断面積が斜めに補完的な強化繊維の断面積の四十分の一よりも小 さい請求項4の方法。
  10. 10.実質的にとぎれのない向きの揃った強化繊維により強化された母材から成 る少なくとも1つの複合体層を有する物品の製造方法であって、繊維を互いに斜 めに交叉させ起伏ある織合せパターンに編み上げる工程と、前記少なくとも1つ の複合体層を形成するように前記繊維に硬化性ある母材を浸み込ませる工程とを 含む前記物品の製造方法において、前記編上げ工程が前記起伏の振幅を実質的に 減らすように互いに異なる断面積を有し互いに斜めに交叉する繊維を非対称的に 編み上げる工程、すなわち一方向に向きの揃った抑止繊維の断面積をこれと斜め に補完的な主強化繊維の断面積の四分の一以下にしてこれら繊維を編み上げる工 程と、前記編上げ工程にかける繊維に熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、セラミック 母材材料および金属母材材料から成る群の少なくとも1つの母材材料を浸み込ま せる工程とを含む改良方法によって製造された89cmを超える長さの円筒状の 物品。
  11. 11.実質的にとぎれのない向きの揃った強化繊維により強化された母材から成 る少なくとも1つの複合体層を有する物品の製造方法であって、繊維を互いに斜 めに交叉させ起伏ある織合せパターンに編み上げる工程と前記繊維に硬化性ある 母材を浸み込ませる工程とを含む前記物品の製造方法において、 前記編上げ工程が前記起伏の振幅を実質的に減らすように互いに異なる断面積を 有し互いに斜めに交叉する繊維を非対称的に編み上げる工程、すなわち一方向に 向きの揃った抑止繊維の断面積をこれと斜めに補完的な主強化繊維の断面積の四 十分の一以下にしてこれら繊維を編み上げる工程から成る改良方法 によって製造された89cmを超える長さの円筒状の物品。
  12. 12.少なくとも1つの編上げ繊維層を互いに斜めに交叉する繊維で起伏ある編 組パターンに編み上げる工程と前記繊維に硬化性ある母材材料を浸み込ませる工 程とを含む物品形成方法において、前記斜めに交叉する繊維を編み上げる工程が 、前記起伏の振幅を実質的に減らすように互いに異なる断面積の繊維を非対称的 に編み上げる工程、すなわち一方向に向きの揃った抑止繊維の断面積をこれと斜 めに補完的な主強化繊維の断面積の四分の一以下にしてこれら繊維を編み上げる 工程から成る改良。
  13. 13.前記起伏の振幅を実質的に減らすために互いに異なる断面積の繊維を非対 称的に編み上げる工程が一方向に向きの揃った抑止繊維の断面積をこれと斜めに 補完的な主強化繊維の断面積の十分の一以下にしてこれら繊維の斜め交叉を非対 称的に編み上げる工程から成る請求項12の方法。
  14. 14.互いに斜めに交叉する少なくとも一つの繊維編上げ層を起伏ある互いに異 なる断面積の編上げパターンにその起伏の振幅が実質的に減るように非対称的に 編み上げる工程、すなわち一方向に向きの揃った抑止繊維の断面積をこれと斜め に補完的な強化繊維の断面積の四分の一以下にしてこれら繊維を編み上げる工程 と、これら繊維に硬化性ある母材を浸み込ませる工程とを含む方法により製造さ れた89cmを超える長さの製品。
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